JPH079692A - 記録用電極 - Google Patents
記録用電極Info
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- JPH079692A JPH079692A JP14747993A JP14747993A JPH079692A JP H079692 A JPH079692 A JP H079692A JP 14747993 A JP14747993 A JP 14747993A JP 14747993 A JP14747993 A JP 14747993A JP H079692 A JPH079692 A JP H079692A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 製造し易く且つ優れた記録特性を発揮できる
記録用電極を提供することを目的とする。 【構成】 アパチャ電極体1の基板は、アパチャ6が形
成された絶縁シート2と、それに接合された絶縁性の保
持部材7とから構成されている。これによりアパチャ電
極体の基板は剛性を増し、工程の精度向上と歩留まりの
改善がはかれる。剛性の上がったアパチャ電極体1は、
搭載時に安定するため、記録特性も向上する。
記録用電極を提供することを目的とする。 【構成】 アパチャ電極体1の基板は、アパチャ6が形
成された絶縁シート2と、それに接合された絶縁性の保
持部材7とから構成されている。これによりアパチャ電
極体の基板は剛性を増し、工程の精度向上と歩留まりの
改善がはかれる。剛性の上がったアパチャ電極体1は、
搭載時に安定するため、記録特性も向上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、プ
ロッタ、ファクシミリなどに利用し得る画像形成装置に
用いられる記録用電極に関するものである。
ロッタ、ファクシミリなどに利用し得る画像形成装置に
用いられる記録用電極に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置の1つとして、複数
の開口部(以下、アパチャと称する)が形成された電極
を用いて、その電極に対して画像データに基いて電圧を
印加し、トナー粒子が前記アパチャを通過し得るよう制
御して、通過したトナー粒子により支持体上に画像を形
成するものが、米国特許第3689935号の明細書に
おいて開示されている。
の開口部(以下、アパチャと称する)が形成された電極
を用いて、その電極に対して画像データに基いて電圧を
印加し、トナー粒子が前記アパチャを通過し得るよう制
御して、通過したトナー粒子により支持体上に画像を形
成するものが、米国特許第3689935号の明細書に
おいて開示されている。
【0003】この画像形成装置は、絶縁体よりなる平板
と、この平板の一方の面に形成される連続した基準電極
と、他方の面に形成される互いに絶縁された複数の制御
電極とからなり、前記各制御電極毎に前記3者を貫いて
少なくも1列のアパチャが形成されたアパチャ電極体
と、前記基準電極と制御電極との間に選択的に電位を与
える手段と、印加された電位によってアパチャを通過す
るトナー粒子の流れが変調されるよう帯電したトナー粒
子を供給する手段と、支持体とアパチャ電極体とを相対
的に移動させて支持体を粒子流路中に位置決めする手段
とから構成されている。
と、この平板の一方の面に形成される連続した基準電極
と、他方の面に形成される互いに絶縁された複数の制御
電極とからなり、前記各制御電極毎に前記3者を貫いて
少なくも1列のアパチャが形成されたアパチャ電極体
と、前記基準電極と制御電極との間に選択的に電位を与
える手段と、印加された電位によってアパチャを通過す
るトナー粒子の流れが変調されるよう帯電したトナー粒
子を供給する手段と、支持体とアパチャ電極体とを相対
的に移動させて支持体を粒子流路中に位置決めする手段
とから構成されている。
【0004】また、例えば米国特許第4743926
号、同4755837号、同4780733号、および
同4814796号の明細書には、アパチャ電極体が支
持体側に制御電極、トナー供給側に基準電極を向けて配
設された画像形成装置が開示されている。
号、同4755837号、同4780733号、および
同4814796号の明細書には、アパチャ電極体が支
持体側に制御電極、トナー供給側に基準電極を向けて配
設された画像形成装置が開示されている。
【0005】これに対して、特開平2−226261号
公報には、アパチャ電極体を支持体側に基準電極、トナ
ー供給側に制御電極を向けて配設することにより、オフ
時に制御電極に対して印加される電圧を、上記米国特許
に開示される画像形成装置に比べて1/4程度に抑える
ことができることが記載されている。
公報には、アパチャ電極体を支持体側に基準電極、トナ
ー供給側に制御電極を向けて配設することにより、オフ
時に制御電極に対して印加される電圧を、上記米国特許
に開示される画像形成装置に比べて1/4程度に抑える
ことができることが記載されている。
【0006】ここにおいて、前記オフ時とは、支持体上
にトナー粒子を付着させない時、すなわち画像の空白部
分を形成する時点を意味するものであり、逆にオン時と
言えば、支持体上にトナー像を形成する時点を意味する
ものである。
にトナー粒子を付着させない時、すなわち画像の空白部
分を形成する時点を意味するものであり、逆にオン時と
言えば、支持体上にトナー像を形成する時点を意味する
ものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の画像形成装置は、画像記録に対し次のよ
うな問題を抱えていた。すなわち、そのアパチャ電極体
が厚さ25μm以下の極薄のポリイミドフィルム等の絶
縁部材で構成されていたので、このようなフィルムをエ
ッチング等で導線部をパターニングする場合、しわが発
生したりカールしたりして製作上多大な困難を生じてい
た。さらにこのような絶縁部材が十分均質にしわ無くテ
ンションが加えられていないと、記録の際、オフ時にト
ナーが吐出してしまい、支持体上にいわゆるかぶりが発
生したり、飛散が生じることが生じたりしていた。
たような従来の画像形成装置は、画像記録に対し次のよ
うな問題を抱えていた。すなわち、そのアパチャ電極体
が厚さ25μm以下の極薄のポリイミドフィルム等の絶
縁部材で構成されていたので、このようなフィルムをエ
ッチング等で導線部をパターニングする場合、しわが発
生したりカールしたりして製作上多大な困難を生じてい
た。さらにこのような絶縁部材が十分均質にしわ無くテ
ンションが加えられていないと、記録の際、オフ時にト
ナーが吐出してしまい、支持体上にいわゆるかぶりが発
生したり、飛散が生じることが生じたりしていた。
【0008】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、良好な印字が可能で且つ製造が
容易な画像形成装置のための記録用電極を提供すること
を目的としている。
になされたものであり、良好な印字が可能で且つ製造が
容易な画像形成装置のための記録用電極を提供すること
を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の記録用電極は、担持体から供給される荷電粒
子の流れを、電界により直接制御して受像体上に画像を
形成するように構成された画像形成装置のための記録用
電極であって、前記記録用電極の基板が、少なくとも開
口部を有する絶縁部材と、前記絶縁部材に密着して配置
された保持部材とにより構成されていることを特徴とす
る。
に本発明の記録用電極は、担持体から供給される荷電粒
子の流れを、電界により直接制御して受像体上に画像を
形成するように構成された画像形成装置のための記録用
電極であって、前記記録用電極の基板が、少なくとも開
口部を有する絶縁部材と、前記絶縁部材に密着して配置
された保持部材とにより構成されていることを特徴とす
る。
【0010】
【作用】上記の構成を有する本発明の記録用電極によれ
ば、絶縁部材に密着して配置された保持部材により、パ
ターン作製時にも障害が発生せず、製造は極めて容易に
なる。さらに画像形成装置に搭載時には、しわやたるみ
が生じることなく配置することができ、その結果、記録
電極の特性が安定し、良好な記録品質が得られる。
ば、絶縁部材に密着して配置された保持部材により、パ
ターン作製時にも障害が発生せず、製造は極めて容易に
なる。さらに画像形成装置に搭載時には、しわやたるみ
が生じることなく配置することができ、その結果、記録
電極の特性が安定し、良好な記録品質が得られる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照しながら説明する。
参照しながら説明する。
【0012】図1は、本発明の記録用電極を適用した画
像形成装置の概要を示す図であり、記録用電極としての
アパチャ電極体1の上側には、1mmの間隙を有して、
円柱状の背面電極ローラ22がシャーシ(図示せず)に
回動可能に配設されており、前記間隙に挿入される支持
体20を搬送し得るように構成されている。また、前記
アパチャ電極体1の下側には、そのアパチャ電極体1の
長手方向に沿って、トナー供給装置10が配設されてお
り、更には、前記背面電極ローラ22によって搬送され
る支持体20の進行先には、定着装置26が配設されて
いる。
像形成装置の概要を示す図であり、記録用電極としての
アパチャ電極体1の上側には、1mmの間隙を有して、
円柱状の背面電極ローラ22がシャーシ(図示せず)に
回動可能に配設されており、前記間隙に挿入される支持
体20を搬送し得るように構成されている。また、前記
アパチャ電極体1の下側には、そのアパチャ電極体1の
長手方向に沿って、トナー供給装置10が配設されてお
り、更には、前記背面電極ローラ22によって搬送され
る支持体20の進行先には、定着装置26が配設されて
いる。
【0013】次に、上記各構成要素の詳細を説明する
と、前記トナー供給装置10は、装置全体のハウジング
を兼ねるトナーケース11と、そのトナーケース11内
に収納されるトナー16と、供給ローラ12と、トナー
担持ローラ14と、トナー層規制ブレード18とから構
成されている。ここにおいて、前記トナー担持ローラ1
4はトナー16を担持し、アパチャ電極体1に向かって
搬送するものであり、前記供給ローラ12は、トナー担
持ローラ14に対してトナー16を供給するものであ
る。
と、前記トナー供給装置10は、装置全体のハウジング
を兼ねるトナーケース11と、そのトナーケース11内
に収納されるトナー16と、供給ローラ12と、トナー
担持ローラ14と、トナー層規制ブレード18とから構
成されている。ここにおいて、前記トナー担持ローラ1
4はトナー16を担持し、アパチャ電極体1に向かって
搬送するものであり、前記供給ローラ12は、トナー担
持ローラ14に対してトナー16を供給するものであ
る。
【0014】そして、前記供給ローラ12とトナー担持
ローラ14は、トナーケース11に図示する矢印方向に
回転可能に支持されており、両者は接した状態で平行に
配設されている。また、前記トナー層規制ブレード18
は、トナー担持ローラ14に担持されるトナー16の量
がローラ面上で均一になるよう調整するとともに、その
トナー16を均一に帯電させるためのものであり、トナ
ー担持ローラ14に圧接されている。
ローラ14は、トナーケース11に図示する矢印方向に
回転可能に支持されており、両者は接した状態で平行に
配設されている。また、前記トナー層規制ブレード18
は、トナー担持ローラ14に担持されるトナー16の量
がローラ面上で均一になるよう調整するとともに、その
トナー16を均一に帯電させるためのものであり、トナ
ー担持ローラ14に圧接されている。
【0015】次に前記アパチャ電極体1について図2を
使用して詳細に説明する。図2は、アパチャ電極体の全
体の斜視図である。アパチャ電極体1は、図2に示すよ
うに厚さ25μmのポリイミド製の絶縁シート2に直径
100μmの複数のアパチャ6が1列に形成され、且つ
絶縁シート2の上面における各アパチャ6の開口周縁に
制御電極4が厚さ1μmで形成されたものである。更に
その上部にはポリイミドやポリエステル等の絶縁フィル
ムでなる保持部材7が密着配置されている。
使用して詳細に説明する。図2は、アパチャ電極体の全
体の斜視図である。アパチャ電極体1は、図2に示すよ
うに厚さ25μmのポリイミド製の絶縁シート2に直径
100μmの複数のアパチャ6が1列に形成され、且つ
絶縁シート2の上面における各アパチャ6の開口周縁に
制御電極4が厚さ1μmで形成されたものである。更に
その上部にはポリイミドやポリエステル等の絶縁フィル
ムでなる保持部材7が密着配置されている。
【0016】前記保持部材7は、機械的強度を上げるた
めに、できる限り厚い方が好ましく、例えば厚さ50μ
m以上がよい。この保持部材7と絶縁シート2とは、接
着固定してあってもよいし、剥離可能な程度に密着して
いる程度でもよく、両者は、絶縁シート2上面に制御電
極4の導電パターンが形成された後、接合され、また、
この保持部材7と絶縁シート2とにより、本発明の基板
が構成される。
めに、できる限り厚い方が好ましく、例えば厚さ50μ
m以上がよい。この保持部材7と絶縁シート2とは、接
着固定してあってもよいし、剥離可能な程度に密着して
いる程度でもよく、両者は、絶縁シート2上面に制御電
極4の導電パターンが形成された後、接合され、また、
この保持部材7と絶縁シート2とにより、本発明の基板
が構成される。
【0017】前記アパチャ6は、少なくとも絶縁シート
2と同程度の大きさで保持部材7部分も貫通している。
2と同程度の大きさで保持部材7部分も貫通している。
【0018】このようなアパチャ電極体1の製造時にお
いては、保持部材7と絶縁シート2とは接合されて剛性
があるため、アパチャ6の穿孔等の工程を行なう時、そ
れらがカールしたり、折れたりして作業が煩雑になるこ
とがなく、歩留まり向上のみならず加工精度等の上昇も
大いに見込まれる。
いては、保持部材7と絶縁シート2とは接合されて剛性
があるため、アパチャ6の穿孔等の工程を行なう時、そ
れらがカールしたり、折れたりして作業が煩雑になるこ
とがなく、歩留まり向上のみならず加工精度等の上昇も
大いに見込まれる。
【0019】また、前記アパチャ電極体は、支持体20
側に制御電極4を対向させ、絶縁シート2がアパチャ位
置でトナー担持ローラ14上のトナー16と接するよう
に配設されている。この時に本実施例では、アパチャ電
極体1の絶縁シート2に保持部材7が設けられているた
め、極めて剛性が高く、反りやしわをはじめとするヘッ
ド搭載時の歪みや、記録時の不要振動等非安定性が極力
排除できる。それにより、常にアパチャ電極体には、良
好なテンションをかけることができ、記録そのものに大
きな影響を与えるトナー層との接触状態を安定させるこ
とができる。
側に制御電極4を対向させ、絶縁シート2がアパチャ位
置でトナー担持ローラ14上のトナー16と接するよう
に配設されている。この時に本実施例では、アパチャ電
極体1の絶縁シート2に保持部材7が設けられているた
め、極めて剛性が高く、反りやしわをはじめとするヘッ
ド搭載時の歪みや、記録時の不要振動等非安定性が極力
排除できる。それにより、常にアパチャ電極体には、良
好なテンションをかけることができ、記録そのものに大
きな影響を与えるトナー層との接触状態を安定させるこ
とができる。
【0020】また、前記制御電極4とトナー担持ローラ
14の間には、制御電圧印加回路8が接続されている。
この制御電圧印加回路8は、画像信号に基いて制御電極
4に対して0V、もしくは+50Vの電圧を印加するよ
うに構成されている。
14の間には、制御電圧印加回路8が接続されている。
この制御電圧印加回路8は、画像信号に基いて制御電極
4に対して0V、もしくは+50Vの電圧を印加するよ
うに構成されている。
【0021】更には、前記背面電極ローラ22とトナー
担持ローラ14との間には、直流電源24が接続されて
おり、この直流電源は前記背面電極ローラ22に対して
+1kVの電圧を印加し得るようになっている。
担持ローラ14との間には、直流電源24が接続されて
おり、この直流電源は前記背面電極ローラ22に対して
+1kVの電圧を印加し得るようになっている。
【0022】次に、上述のように構成される画像形成装
置の動作を説明する。
置の動作を説明する。
【0023】まず始めに、トナー担持ローラ14と供給
ローラ12の図1に示す矢印方向の回転により、供給ロ
ーラ12から送られてくるトナー16はトナー担持ロー
ラ14に擦りつけられ、マイナスに帯電させられてトナ
ー担持ローラ14上に担持される。担持されたトナー1
6は、層規制ブレード18によって薄層化されるととも
に帯電された後、トナー担持ローラ14の回転によって
アパチャ電極体1に向かって搬送される。そして、トナ
ー担持ローラ14上のトナーは、アパチャ6の下に供給
される。
ローラ12の図1に示す矢印方向の回転により、供給ロ
ーラ12から送られてくるトナー16はトナー担持ロー
ラ14に擦りつけられ、マイナスに帯電させられてトナ
ー担持ローラ14上に担持される。担持されたトナー1
6は、層規制ブレード18によって薄層化されるととも
に帯電された後、トナー担持ローラ14の回転によって
アパチャ電極体1に向かって搬送される。そして、トナ
ー担持ローラ14上のトナーは、アパチャ6の下に供給
される。
【0024】ここで、画像信号に応じて、その画像部分
に対応する制御電極4には、制御電圧印加回路8から+
50Vの電圧が印加される。その結果、画像部分に対応
するアパチャ6の近傍には、制御電極4とトナー担持ロ
ーラ14の間の電位差により、制御電極4よりトナー担
持ローラ14に向かう電気力線が形成される。それによ
り、マイナスに帯電されたトナーは電位の高い方向に静
電力を受け、トナー担持ローラ14上からアパチャ6を
通過して制御電極4側に引き出される。引き出されたト
ナー16は、更に、背面電極22に印加されている電圧
によって支持体20とアパチャ電極体1との間に形成さ
れる電界により、支持体20に向かって飛翔し、支持体
20上に堆積して画素を形成する。
に対応する制御電極4には、制御電圧印加回路8から+
50Vの電圧が印加される。その結果、画像部分に対応
するアパチャ6の近傍には、制御電極4とトナー担持ロ
ーラ14の間の電位差により、制御電極4よりトナー担
持ローラ14に向かう電気力線が形成される。それによ
り、マイナスに帯電されたトナーは電位の高い方向に静
電力を受け、トナー担持ローラ14上からアパチャ6を
通過して制御電極4側に引き出される。引き出されたト
ナー16は、更に、背面電極22に印加されている電圧
によって支持体20とアパチャ電極体1との間に形成さ
れる電界により、支持体20に向かって飛翔し、支持体
20上に堆積して画素を形成する。
【0025】また、非画像部分に対応する制御電極4に
は、制御電圧印加回路8から0Vの電圧が印加される。
その結果、トナー担持ローラ14と制御電極4との間に
は電界が形成されないことにより、トナー担持ローラ1
4上のトナー16は静電力を受けないため、アパチャ6
を通過しない。
は、制御電圧印加回路8から0Vの電圧が印加される。
その結果、トナー担持ローラ14と制御電極4との間に
は電界が形成されないことにより、トナー担持ローラ1
4上のトナー16は静電力を受けないため、アパチャ6
を通過しない。
【0026】この時アパチャ6に到達するまで、トナー
層は良好な供給状態にされる。即ちアパチャ電極体1の
絶縁シート2は、保持部材7が設けられているため、極
めて剛性が高くなる。すなわち、反りやしわをはじめと
するヘッド搭載時の歪みや、記録時の不要振動等非安定
性が極力排除できる。それにより、常にアパチャ電極体
には、良好なテンションをかけられるため、記録そのも
のに大きな影響を与えるトナー層との接触状態が安定し
ているため、記録特性が極めて向上する。
層は良好な供給状態にされる。即ちアパチャ電極体1の
絶縁シート2は、保持部材7が設けられているため、極
めて剛性が高くなる。すなわち、反りやしわをはじめと
するヘッド搭載時の歪みや、記録時の不要振動等非安定
性が極力排除できる。それにより、常にアパチャ電極体
には、良好なテンションをかけられるため、記録そのも
のに大きな影響を与えるトナー層との接触状態が安定し
ているため、記録特性が極めて向上する。
【0027】更には、支持体20は、その面上にトナー
16により1列の画素が形成される間に、アパチャ列と
垂直の方向に1画素分送られる。そして、上記のプロセ
スを繰り返すことにより支持体20の全面にトナー像が
形成される。その後、形成されたトナー像は、定着装置
26によって支持体20上に定着される。
16により1列の画素が形成される間に、アパチャ列と
垂直の方向に1画素分送られる。そして、上記のプロセ
スを繰り返すことにより支持体20の全面にトナー像が
形成される。その後、形成されたトナー像は、定着装置
26によって支持体20上に定着される。
【0028】次に、本発明の他の実施例について図3を
参照して説明する。図3は、本発明の他の実施例を示す
アパチャ電極体の断面図である。なお説明中、前述の実
施例と同じものには、同じ符号を付して説明する。
参照して説明する。図3は、本発明の他の実施例を示す
アパチャ電極体の断面図である。なお説明中、前述の実
施例と同じものには、同じ符号を付して説明する。
【0029】本実施例の場合、アパチャ電極体31の保
持部材37の下面に、制御電極4の導電パターンを形成
した後、絶縁膜32を形成することを特徴とする。
持部材37の下面に、制御電極4の導電パターンを形成
した後、絶縁膜32を形成することを特徴とする。
【0030】即ち、前記保持部材37は、約50μmの
厚みを持ち、その下面には、制御電極4が配置されてい
ると共に、更にその下方には絶縁層32が設けられてい
る。前記保持部材37は、剛性のある絶縁材料であれば
よく、例えばアルミナ、ジルコニア、ガラス、炭化珪
素、窒化珪素等のセラミック材料や、ガラエポ、ベーク
ライト等の樹脂ベースの絶縁材料等が使用できる。ま
た、前記絶縁層32は、数μmから数十μmの厚みを持
つ絶縁性材料で構成されていればよく、ポリイミド、ア
クリル、ポリアミド、ポリエステル等の有機絶縁膜、酸
化珪素、窒化珪素、炭化珪素、窒化タンタル等の無機系
絶縁膜等各種の膜が利用できる。これらの絶縁膜は、蒸
着法、スパッタ法、イオンプレーティング法、CVD
法、ゾル−ゲル法、スクリーン印刷法等種々の方法で形
成できる。
厚みを持ち、その下面には、制御電極4が配置されてい
ると共に、更にその下方には絶縁層32が設けられてい
る。前記保持部材37は、剛性のある絶縁材料であれば
よく、例えばアルミナ、ジルコニア、ガラス、炭化珪
素、窒化珪素等のセラミック材料や、ガラエポ、ベーク
ライト等の樹脂ベースの絶縁材料等が使用できる。ま
た、前記絶縁層32は、数μmから数十μmの厚みを持
つ絶縁性材料で構成されていればよく、ポリイミド、ア
クリル、ポリアミド、ポリエステル等の有機絶縁膜、酸
化珪素、窒化珪素、炭化珪素、窒化タンタル等の無機系
絶縁膜等各種の膜が利用できる。これらの絶縁膜は、蒸
着法、スパッタ法、イオンプレーティング法、CVD
法、ゾル−ゲル法、スクリーン印刷法等種々の方法で形
成できる。
【0031】また、このようなアパチャ電極体31の製
造時においても、剛性のある保持部材37の下面に制御
電極4が設けられているため、導線パターンニングのエ
ッチング等の工程を行なう時、保持部材37がカールし
たり、折れたりして作業が煩雑になることがなく、歩留
まり向上のみならずパターン精度等の上昇も大いに見込
まれる。
造時においても、剛性のある保持部材37の下面に制御
電極4が設けられているため、導線パターンニングのエ
ッチング等の工程を行なう時、保持部材37がカールし
たり、折れたりして作業が煩雑になることがなく、歩留
まり向上のみならずパターン精度等の上昇も大いに見込
まれる。
【0032】尚、本発明は、以上詳述した実施例に限定
されるものではなく、その主旨を逸脱しない範囲におい
て、種々の変更を加えることが可能である。例えば、上
記実施例では非画像部分に対応するアパチャの制御電圧
を0Vとしたが、これは負の電圧であっても良い。この
場合、よりかぶりの少ない画像を得ることができる。ま
た、上記実施例においては、トナー流制御手段としてア
パチャ電極体を用いたが、例えば、特表平1ー5032
21号公報に記載されるような編目状の電極体を用いる
ことも可能である。
されるものではなく、その主旨を逸脱しない範囲におい
て、種々の変更を加えることが可能である。例えば、上
記実施例では非画像部分に対応するアパチャの制御電圧
を0Vとしたが、これは負の電圧であっても良い。この
場合、よりかぶりの少ない画像を得ることができる。ま
た、上記実施例においては、トナー流制御手段としてア
パチャ電極体を用いたが、例えば、特表平1ー5032
21号公報に記載されるような編目状の電極体を用いる
ことも可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の記録用電極によれば、製造時の歩留まりが向上す
ると共に高精度化でき、またこの記録用電極を用いた画
像形成装置によれば、安定で良好な記録特性を得ること
が可能になる。
発明の記録用電極によれば、製造時の歩留まりが向上す
ると共に高精度化でき、またこの記録用電極を用いた画
像形成装置によれば、安定で良好な記録特性を得ること
が可能になる。
【図1】本発明の記録用電極を適用した画像形成装置の
構成を示す断面図である。
構成を示す断面図である。
【図2】本発明を適用したアパチャ電極体を示す斜視図
である。
である。
【図3】アパチャ電極体の他の構成を示す断面図であ
る。
る。
1 アパチャ電極体 2 絶縁性シート 4 制御電極 6 アパチャ 7 保持部材 8 制御電圧印加回路 14 トナー担持ローラ
Claims (1)
- 【請求項1】 担持体から供給される荷電粒子の流れ
を、電界により直接制御して受像体上に画像を形成する
ように構成された画像形成装置のための記録用電極にお
いて、 前記記録用電極の基板が、少なくとも開口部を有する絶
縁部材と、前記絶縁部材に密着して配置された保持部材
とにより構成されていることを特徴とする記録用電極。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14747993A JPH079692A (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 記録用電極 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14747993A JPH079692A (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 記録用電極 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH079692A true JPH079692A (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=15431330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14747993A Pending JPH079692A (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 記録用電極 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH079692A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5905516A (en) * | 1995-04-25 | 1999-05-18 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus having at least one reinforcing member |
US6042938A (en) * | 1996-12-18 | 2000-03-28 | Tdk Corporation | Magnetic recording medium |
US6196666B1 (en) | 1997-06-04 | 2001-03-06 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Electrode assembly, and method for producing, used in recording process |
-
1993
- 1993-06-18 JP JP14747993A patent/JPH079692A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5905516A (en) * | 1995-04-25 | 1999-05-18 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus having at least one reinforcing member |
US6042938A (en) * | 1996-12-18 | 2000-03-28 | Tdk Corporation | Magnetic recording medium |
US6196666B1 (en) | 1997-06-04 | 2001-03-06 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Electrode assembly, and method for producing, used in recording process |
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