JPH06328770A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06328770A
JPH06328770A JP12385993A JP12385993A JPH06328770A JP H06328770 A JPH06328770 A JP H06328770A JP 12385993 A JP12385993 A JP 12385993A JP 12385993 A JP12385993 A JP 12385993A JP H06328770 A JPH06328770 A JP H06328770A
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JP
Japan
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toner
image forming
carrying roller
potential
roller
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Application number
JP12385993A
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English (en)
Inventor
Masaichi Tanabe
政一 田辺
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な構成で必要な画像濃度、コントラスト
および印字速度を得ることが可能な、トナー供給効率が
高いトナー供給手段を備えた画像形成装置を提供するこ
と。 【構成】 本画像形成装置は、表面が誘電体からなる樹
脂層15で覆われたトナーローラ13の導電部である金
属芯棒14に対して、担持ローラ表面電位制御手段30
により、樹脂層15の表面電位に応じて、適当な電位を
与えることにより、表面電位の影響で形成される電界に
よりトナーとの間に生じる引力、または斥力を小さくす
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、プ
ロッタ、ファクシミリなどに利用し得る画像形成装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置の1つとして、複数
の開口部(以下、アパチャと称する)が形成された電極
を用いて、その電極に対して画像データに基いて電圧を
印加し、トナー粒子が前記アパチャを通過し得るよう制
御して、通過したトナー粒子により支持体上に画像を形
成するものが、米国特許第3689935号の明細書に
おいて開示されている。
【0003】この画像形成装置は、絶縁体よりなる平板
と、この平板の一方の面に形成される連続した基準電極
と、他方の面に形成される互いに絶縁された複数の制御
電極とからなり、前記各制御電極毎に前記3者を貫いて
少なくも1列のアパチャが形成されたアパチャ電極体
と、前記基準電極と制御電極との間に選択的に電位を与
える手段と、印加された電位によってアパチャを通過す
るトナー粒子の流れが変調されるよう帯電したトナー粒
子を供給するトナー供給手段と、支持体とアパチャ電極
体が相対的に移動し得るよう支持体を粒子流路中に位置
決めする手段とから構成されている。
【0004】また、例えば米国特許第4743926
号、同4755837号、同4780733号、および
同4814796号の明細書には、アパチャ電極体が支
持体側に制御電極、トナー供給側に基準電極を向けて配
設された画像形成装置が開示されている。
【0005】これに対して、米国特許第4912489
号の明細書には、アパチャ電極体を支持体側に基準電
極、トナー供給側に制御電極を向けて配設することによ
り、オフ時に制御電極に対して印加される電圧を、上記
米国特許に開示される画像形成装置に比べて1/4程度
に抑えることができることが記載されている。
【0006】ここにおいて、前記オフ時とは、支持体上
にトナー粒子を付着させない時、すなわち画像の空白部
分を形成する時点を意味するものであり、逆にオン時と
言えば、支持体上にトナー像を形成する時点を意味する
ものである。
【0007】また、上述したような従来の画像形成装置
において、トナー粒子を供給する手段としては、表面が
平滑、或いは適当な粗さをもった平面状、またはブラシ
状で、前記開口部付近まで搬送される途中の帯電したト
ナーを一時的に担持するトナー担持体を備え、適当なト
ナー帯電手段によって帯電されたトナーをこのトナー担
持体上に担持し、このトナーを機械的、または電磁気的
な力によって開口部近傍まで供給するような構成のもの
が一般的に用いられていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の画像形成装置に於いては、トナー担持体
の表面と帯電したトナーとの間に強固な静電引力が生じ
るため、トナー供給効率が悪くなり、必要な画像濃度や
コントラスト・印字速度を得るためには、前記アパチャ
電極体を駆動する電圧を高くしなければならず、したが
って装置全体がコスト高となっていた。
【0009】この静電引力は、トナー担持体表面の材質
によって強度や性質が大きく異なる。トナー担持体表面
が樹脂等の誘電体である場合、トナー自身の帯電電荷に
よる鏡像力は、トナー担持体が金属等の導体である場合
と比べると、樹脂の比誘電率をεrとしたときに(εr-
1)/(εr+1)倍となり、例えばεr=3.0の樹脂を
用いると鏡像力は金属の2分の1になるので、樹脂等の
誘電体を用いた方がトナーの供給効率が良くなると推定
される。
【0010】しかしながら、誘電体をトナー担持体表面
に用いた場合、他の部材との接触や摩擦によって帯電し
やすいため、この帯電電荷とトナーの帯電電荷が非常に
大きな相互作用を示し、両者の極性が異なる場合は強い
吸引力となり非常に大きな駆動電圧が必要となってしま
い、極性が同じ場合には強い反発力のためにトナーがト
ナー担持体表面に担持されなくなり、トナー担持体とし
ての用を為さなくなってしまった。
【0011】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、簡易な構成で必要な画像濃度、
コントラストおよび印字速度を得ることが可能な、トナ
ー供給効率が高いトナー供給手段を備えた画像形成装置
を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の画像形成装置は、帯電したトナーの流れを制
御するトナー流制御手段と、前記トナーを担持し、その
トナーを前記トナー流制御手段に対して供給するトナー
供給手段とを備えるものであり、更には、前記トナー供
給手段は導電部を有し、表面が誘電体層で覆われたトナ
ー担持体と、そのトナー担持体の誘電体層の表面電位に
応じて、導電部に電位を印加する担持体電位制御手段と
を備えている。
【0013】
【作用】上記の構成を有する本発明の画像形成装置にお
けるトナー供給手段は、トナー担持体表面の誘電体層が
トナー担持の過程で帯電しても、担持体電位制御手段よ
りこの表面電位に応じてトナー担持体の導電部に適当な
電位を与えることによって、この表面電位の影響で形成
される電界によりトナーとの間に生じる引力、または斥
力を小さくすることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照しながら説明する。
【0015】図1は、本発明の画像形成装置の概要を示
す図であり、トナー流制御手段としてのアパチャ電極体
1の上側には、1mmの間隙を有して、円柱状の背面電
極ローラ22がシャーシ(図示せず)に回動可能に配設
されており、前記間隙に挿入される支持体20を搬送し
得るように構成されている。また、前記アパチャ電極体
1の下側には、そのアパチャ電極体1の長手方向に沿っ
て、トナー供給装置10が配設されており、更には、前
記背面電極ローラ22によって搬送される支持体20の
進行先には定着装置26が配設されている。
【0016】次に、上記各構成要素の詳細を説明する
と、前記トナー供給装置10は、装置全体のハウジング
を兼ねるトナーケース11と、そのトナーケース11内
に収納されるトナー16と、供給ローラ12と、トナー
担持ローラ13と、トナー層規制ブレード18とから構
成されている。ここにおいて、前記トナー担持ローラ1
3はトナー16を担持し、アパチャ電極体1に向かって
搬送するものであり、前記供給ローラ12は、トナー担
持ローラ13に対してトナー16を供給するものであ
る。
【0017】そして、前記供給ローラ12とトナー担持
ローラ13は、トナーケース11に図示する矢印方向に
回転可能に支持されており、両者は接した状態で平行に
配設されている。また、前記トナー層規制ブレード18
は、トナー担持ローラ13に担持されるトナー16の量
がローラ面上で均一になるよう調整するとともに、その
トナー16を均一に帯電させるためのものであり、トナ
ー担持ローラ13に圧接されている。更に、トナー担持
ローラ13は、金属芯棒14の表面に、樹脂層15を被
覆するようにして構成されている。
【0018】前記アパチャ電極体1は、図2に示すよう
に厚さ25μmのポリイミド製の絶縁シート2に直径1
00μmの複数のアパチャ6が1列に形成され、且つ上
面に厚さ1μmの制御電極4が各アパチャ6毎に形成さ
れたものである。そして、前記アパチャ電極体1は、図
1に示すように支持体20側に制御電極4を対向させた
状態で、絶縁シート2のアパチャ位置でトナー担持ロー
ラ13に対して圧接されている。
【0019】また、前記制御電極4とトナー担持ローラ
13の間には、制御電圧印加回路8が接続されている。
この制御電圧印加回路8は、画像信号に基いて制御電極
4に対して0V、もしくは+35Vの電圧を印加するよ
うに構成されている。
【0020】更には、前記背面電極ローラ22とトナー
担持ローラ13との間には直流電源24が接続されてお
り、この直流電源は前記背面電極ローラ22に対して+
1kVの電圧を印加し得るようになっている。
【0021】また、担持ローラ表面電位制御手段30
は、トナー担持ローラ13の表面電位を測定する表面電
位計32と、前記金属芯棒14と電気的に接続されたバ
イアス電源34と、表面電位計32からの情報をもとに
バイアス電源34を制御するためのバイアス制御手段3
6とを備えている。
【0022】次に、上述のように構成される画像形成装
置の動作を説明する。
【0023】まず始めに、トナー担持ローラ13と供給
ローラ12の図1に示す矢印方向の回転により、供給ロ
ーラ12から送られてくるトナー16はトナー担持ロー
ラ13に擦りつけられ、マイナスに帯電させられてトナ
ー担持ローラ13上に担持される。担持されたトナー1
6は、トナー層規制ブレード18によって薄層化される
とともに帯電される。
【0024】このとき、トナー担持ローラ13の表面に
は、供給ローラ12及びトナー16との摩擦によって表
面電荷が誘起され、トナー16の持つ電荷との間に静電
気的な相互作用を生ずる。
【0025】例えば、この表面電荷がトナー16の電荷
と逆極性の場合には、強力な吸引力になるので、トナー
担持ローラ13表面上へトナー16が強固に付着する。
この場合、十分な密度のトナー16がトナー担持ローラ
13上に担持されるが、トナー16のトナー担持ローラ
13への付着が強固すぎるため、アパチャ6で印字時に
制御電極4とトナー担持ローラ13間の電界によってト
ナー16を支持体20に向かって飛翔させることができ
ない。
【0026】逆に、表面電荷がトナー16の電荷と同極
性の場合には、斥力が生じるので、トナー担持ローラ1
3上にはほとんどトナー16が担持されず、印字を行う
ことができない。
【0027】そこで、常にトナー担持ローラ13の表面
電位が0V近辺になるよう、担持ローラ表面電位制御手
段30によって制御する。この担持ローラ表面電位制御
手段30は、表面電位計32でトナー担持ローラ13の
表面電位を測定し、この電位を0にするようバイアス電
源34を制御して前記金属芯棒14に電圧を印加する。
これによって、トナー担持ローラ13の表面上には適正
な量のトナー16が担持され、また、トナー16とトナ
ー担持ローラ13との間の付着力が小さくできるため、
アパチャ6直下に於いて制御電極4とトナー担持ローラ
13間の電界で容易にトナー16を支持体20に向かっ
て飛翔させることができる。
【0028】そして、トナー担持ローラ13上のトナー
はアパチャ電極体1の絶縁シート2に擦られつつアパチ
ャ6の下に供給される。
【0029】ここで、画像信号に応じて、その画像部分
に対応する制御電極4には、制御電圧印加回路8から+
35Vの電圧が印加される。その結果、画像部分に対応
するアパチャ6の近傍には、制御電極4とトナー担持ロ
ーラ13の間の電位差により、制御電極4よりトナー担
持ローラ13に向かう電気力線が形成される。それによ
り、マイナスに帯電されたトナーは電位の高い方向に静
電力を受け、トナー担持ローラ13上からアパチャ6を
通過して制御電極4側に引き出される。引き出されたト
ナー16は、更に、背面電極22に印加されている電圧
によって支持体20とアパチャ電極体1との間に形成さ
れる電界により、支持体20に向かって飛翔し、支持体
20上に堆積して画素を形成する。
【0030】また、非画像部分に対応する制御電極4に
は、制御電圧印加回路8から0Vの電圧が印加される。
その結果、トナー担持ローラ13と制御電極4との間に
は電界が形成されないことにより、トナー担持ローラ1
3上のトナー16は静電力を受けないためアパチャ6を
通過しない。
【0031】更には、支持体20は、その面上にトナー
16により1列の画素が形成される間に、アパチャ列と
垂直の方向に1画素分送られる。そして、上記のプロセ
スを繰り返すことにより支持体20の全面にトナー像が
形成される。その後、形成されたトナー像は、定着装置
26によって支持体20上に定着される。
【0032】上記のように構成される画像形成装置にお
いて、絶縁性トナーを用いれば、トナー担持ローラ13
と制御電極4の間の絶縁性が保たれ、アパチャ6が絶縁
破壊することがない。
【0033】ここで、比較例として、本実施例の担持ロ
ーラー13の代わりに、金属製ローラーを用いると、ト
ナー16の電荷による鏡像力によりトナー16を吸着す
る力は本実施例の場合に比べてはるかに大きくなるの
で、この吸引力に打ち勝ってトナー16を支持体20に
向かって飛翔させるためには、制御電圧印加回路8から
制御電極4に印加されるべき電圧が非常に高くなってし
まい、ドライバコストの上昇を招いていた。
【0034】尚、本発明は、以上詳述した実施例に限定
されるものではなく、その主旨を逸脱しない範囲におい
て、種々の変更を加えることが可能である。
【0035】例えば、上記実施例では非画像部分に対応
するアパチャの制御電圧を0Vとしたが、これは負の電
圧であっても良い。この場合、よりかぶりの少ない画像
を得ることができる。また、上記実施例においては、ト
ナー流制御手段としてアパチャ電極体を用いたが、例え
ば、米国特許第5036341号の明細書に記載される
ような編目状の電極体を用いることも可能である。
【0036】また、上記実施例では、つねにトナー担持
体表面の電位が0Vになるよう制御したが、表面電位計
により測定したトナー担持体の表面電位と同電位をトナ
ー担持体の金属心棒に印加し、制御電極、背面電極には
通常の印加電圧にこの電位を重畳するよう制御してもよ
い。
【0037】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の画像形成装置によれば、トナー供給手段における
トナー担持体表面の誘電体層がトナー担持の過程で帯電
しても、担持体電位制御手段よりこの表面電位に応じて
トナー担持体の導電部に適当な電位を与えることによっ
て、この表面電位の影響で形成される電界によりトナー
との間に生じる引力、または斥力を小さくすることがで
きることにより、トナー供給効率が極めて良いため、必
要な画像濃度、コントラストおよび印字速度を容易に得
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の構成を具体化した一実
施例を示す断面図である。
【図2】本発明の画像形成装置に用いられるアパチャ電
極体の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 アパチャ電極体 2 絶縁性シート 4 制御電極 6 アパチャ 8 制御電圧印加回路 13 トナー担持ローラ 14 金属芯棒 15 樹脂層 22 背面電極ローラ 24 直流電源 30 担持ローラー表面電位制御手段 32 表面電位計 34 バイアス電源 36 バイアス制御手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電したトナーの流れを制御するトナー
    流制御手段と、 前記トナーを担持し、そのトナーを前記トナー流制御手
    段に対して供給するトナー供給手段とを備える画像形成
    装置において、 前記トナー供給手段は導電部を有し、表面が誘電体層で
    覆われたトナー担持体と、 そのトナー担持体の誘電体層の表面電位に応じて、導電
    部に電位を印加する担持体電位制御手段とを備えたこと
    を特徴とする画像形成装置。
JP12385993A 1993-05-26 1993-05-26 画像形成装置 Pending JPH06328770A (ja)

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JP12385993A JPH06328770A (ja) 1993-05-26 1993-05-26 画像形成装置

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JP12385993A JPH06328770A (ja) 1993-05-26 1993-05-26 画像形成装置

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JPH06328770A true JPH06328770A (ja) 1994-11-29

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JP12385993A Pending JPH06328770A (ja) 1993-05-26 1993-05-26 画像形成装置

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