JPH06328767A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
- Publication number
- JPH06328767A JPH06328767A JP12258093A JP12258093A JPH06328767A JP H06328767 A JPH06328767 A JP H06328767A JP 12258093 A JP12258093 A JP 12258093A JP 12258093 A JP12258093 A JP 12258093A JP H06328767 A JPH06328767 A JP H06328767A
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- Japan
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- toner
- aperture
- image forming
- carrying roller
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡易な構成で、必要な画像濃度、コントラス
トおよび印字速度を得ることが可能な、トナー供給効率
が高いトナー供給手段を備えた画像形成装置を提供する
こと。 【構成】 本画像形成装置は、表面が樹脂層15で被覆
され、アパチャ電極体1に対してトナー16を供給する
トナー担持ローラ13と、前記樹脂層15のトナー担持
面を除電する除電器35と、除電された後のトナー担持
面上に担持されるトナー16を帯電させる帯電器39と
を備えている。
トおよび印字速度を得ることが可能な、トナー供給効率
が高いトナー供給手段を備えた画像形成装置を提供する
こと。 【構成】 本画像形成装置は、表面が樹脂層15で被覆
され、アパチャ電極体1に対してトナー16を供給する
トナー担持ローラ13と、前記樹脂層15のトナー担持
面を除電する除電器35と、除電された後のトナー担持
面上に担持されるトナー16を帯電させる帯電器39と
を備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、プ
ロッタ、ファクシミリなどに利用し得る画像形成装置に
関するものである。
ロッタ、ファクシミリなどに利用し得る画像形成装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置の1つとして、複数
の開口部(以下、アパチャと称する)が形成された電極
を用いて、その電極に対して画像データに基いて電圧を
印加し、トナー粒子が前記アパチャを通過し得るよう制
御して、通過したトナー粒子により支持体上に画像を形
成するものが、米国特許第3689935号の明細書に
おいて開示されている。
の開口部(以下、アパチャと称する)が形成された電極
を用いて、その電極に対して画像データに基いて電圧を
印加し、トナー粒子が前記アパチャを通過し得るよう制
御して、通過したトナー粒子により支持体上に画像を形
成するものが、米国特許第3689935号の明細書に
おいて開示されている。
【0003】この画像形成装置は、絶縁体よりなる平板
と、この平板の一方の面に形成される連続した基準電極
と、他方の面に形成される互いに絶縁された複数の制御
電極とからなり、前記各制御電極毎に前記3者を貫いて
少なくも1列のアパチャが形成されたアパチャ電極体
と、前記基準電極と制御電極との間に選択的に電位を与
える手段と、印加された電位によってアパチャを通過す
るトナー粒子の流れが変調されるよう帯電したトナー粒
子を供給するトナー供給手段と、支持体とアパチャ電極
体が相対的に移動し得るよう支持体を粒子流路中に位置
決めする手段とから構成されている。
と、この平板の一方の面に形成される連続した基準電極
と、他方の面に形成される互いに絶縁された複数の制御
電極とからなり、前記各制御電極毎に前記3者を貫いて
少なくも1列のアパチャが形成されたアパチャ電極体
と、前記基準電極と制御電極との間に選択的に電位を与
える手段と、印加された電位によってアパチャを通過す
るトナー粒子の流れが変調されるよう帯電したトナー粒
子を供給するトナー供給手段と、支持体とアパチャ電極
体が相対的に移動し得るよう支持体を粒子流路中に位置
決めする手段とから構成されている。
【0004】また、例えば米国特許第4743926
号、同4755837号、同4780733号、および
同4814796号の明細書には、アパチャ電極体が支
持体側に制御電極、トナー供給側に基準電極を向けて配
設された画像形成装置が開示されている。
号、同4755837号、同4780733号、および
同4814796号の明細書には、アパチャ電極体が支
持体側に制御電極、トナー供給側に基準電極を向けて配
設された画像形成装置が開示されている。
【0005】これに対して、米国特許第4912489
号の明細書には、アパチャ電極体を支持体側に基準電
極、トナー供給側に制御電極を向けて配設することによ
り、オフ時に制御電極に対して印加される電圧を、上記
米国特許に開示される画像形成装置に比べて1/4程度
に抑えることができることが記載されている。
号の明細書には、アパチャ電極体を支持体側に基準電
極、トナー供給側に制御電極を向けて配設することによ
り、オフ時に制御電極に対して印加される電圧を、上記
米国特許に開示される画像形成装置に比べて1/4程度
に抑えることができることが記載されている。
【0006】ここにおいて、前記オフ時とは、支持体上
にトナー粒子を付着させない時、すなわち画像の空白部
分を形成する時点を意味するものであり、逆にオン時と
言えば、支持体上にトナー像を形成する時点を意味する
ものである。
にトナー粒子を付着させない時、すなわち画像の空白部
分を形成する時点を意味するものであり、逆にオン時と
言えば、支持体上にトナー像を形成する時点を意味する
ものである。
【0007】また、上述したような従来の画像形成装置
において、トナー供給手段としては、表面が平滑、或い
は適当な粗さをもった平面状、またはブラシ状で、前記
開口部付近まで搬送される途中の帯電したトナーを一時
的に担持するトナー担持体を備え、適当なトナー帯電手
段によって帯電されたトナーをこのトナー担持体上に担
持し、このトナーを機械的、または電磁気的な力によっ
て開口部近傍まで供給するような構成のものが一般的に
用いられていた。
において、トナー供給手段としては、表面が平滑、或い
は適当な粗さをもった平面状、またはブラシ状で、前記
開口部付近まで搬送される途中の帯電したトナーを一時
的に担持するトナー担持体を備え、適当なトナー帯電手
段によって帯電されたトナーをこのトナー担持体上に担
持し、このトナーを機械的、または電磁気的な力によっ
て開口部近傍まで供給するような構成のものが一般的に
用いられていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の画像形成装置に於いては、トナー供給手
段として用いられるトナー担持体の表面と、帯電したト
ナーとの間に強固な静電引力が生じ、その結果、アパチ
ャ電極体に対するトナー供給効率が悪くなり、必要な画
像濃度やコントラスト・印字速度を得るためには、前記
アパチャ電極体を駆動する電圧を高くしなければなら
ず、したがって装置全体がコスト高となっていた。
たような従来の画像形成装置に於いては、トナー供給手
段として用いられるトナー担持体の表面と、帯電したト
ナーとの間に強固な静電引力が生じ、その結果、アパチ
ャ電極体に対するトナー供給効率が悪くなり、必要な画
像濃度やコントラスト・印字速度を得るためには、前記
アパチャ電極体を駆動する電圧を高くしなければなら
ず、したがって装置全体がコスト高となっていた。
【0009】この静電引力は、トナー担持体表面の材質
によって強度や性質が大きく異なる。トナー担持体表面
が樹脂等の誘電体である場合、トナー自身の帯電電荷に
よる鏡像力は、トナー担持体が金属等の導体である場合
と比べると、樹脂の比誘電率をεrとしたときに(εr-
1)/(εr+1)倍となり、例えばεr=3.0の樹脂を
用いると鏡像力は金属の2分の1になるので、樹脂等の
誘電体を用いた方がトナーの供給効率が良くなると推定
される。
によって強度や性質が大きく異なる。トナー担持体表面
が樹脂等の誘電体である場合、トナー自身の帯電電荷に
よる鏡像力は、トナー担持体が金属等の導体である場合
と比べると、樹脂の比誘電率をεrとしたときに(εr-
1)/(εr+1)倍となり、例えばεr=3.0の樹脂を
用いると鏡像力は金属の2分の1になるので、樹脂等の
誘電体を用いた方がトナーの供給効率が良くなると推定
される。
【0010】しかしながら、誘電体をトナー担持体表面
に用いた場合、他の部材との接触や摩擦によって帯電し
やすいため、この帯電電荷とトナーの帯電電荷が非常に
大きな相互作用を示し、両者の極性が異なる場合は強い
吸引力となり非常に大きな駆動電圧が必要となってしま
い、極性が同じ場合には強い反発力のためにトナーがト
ナー担持体表面に担持されなくなり、トナー担持体とし
ての用を為さなくなってしまった。
に用いた場合、他の部材との接触や摩擦によって帯電し
やすいため、この帯電電荷とトナーの帯電電荷が非常に
大きな相互作用を示し、両者の極性が異なる場合は強い
吸引力となり非常に大きな駆動電圧が必要となってしま
い、極性が同じ場合には強い反発力のためにトナーがト
ナー担持体表面に担持されなくなり、トナー担持体とし
ての用を為さなくなってしまった。
【0011】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、簡易な構成で必要な画像濃度、
コントラストおよび印字速度を得ることが可能な、トナ
ー供給効率が高いトナー供給手段を備えた画像形成装置
を提供することを目的としている。
になされたものであり、簡易な構成で必要な画像濃度、
コントラストおよび印字速度を得ることが可能な、トナ
ー供給効率が高いトナー供給手段を備えた画像形成装置
を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の画像形成装置は、帯電したトナーの流れを制
御するトナー流制御手段と、そのトナー流制御手段に対
して前記帯電したトナーを供給するトナー供給手段とを
備えるものであり、前記トナー供給手段は、前記帯電し
たトナーを担持すべく表面が誘電体層で構成されたトナ
ー担持体と、そのトナー担持体に担持される前記帯電し
たトナーに対して、更に一様に帯電を施す帯電手段とを
備えている。
に本発明の画像形成装置は、帯電したトナーの流れを制
御するトナー流制御手段と、そのトナー流制御手段に対
して前記帯電したトナーを供給するトナー供給手段とを
備えるものであり、前記トナー供給手段は、前記帯電し
たトナーを担持すべく表面が誘電体層で構成されたトナ
ー担持体と、そのトナー担持体に担持される前記帯電し
たトナーに対して、更に一様に帯電を施す帯電手段とを
備えている。
【0013】また、前記画像形成装置は、前記帯電手段
よりもトナー担持体のトナー搬送方向の上流側に位置
し、前記トナー担持体表面の除電を行う除電手段を備え
ていても良い。
よりもトナー担持体のトナー搬送方向の上流側に位置
し、前記トナー担持体表面の除電を行う除電手段を備え
ていても良い。
【0014】
【作用】上記の構成を有する本発明の画像形成装置にお
ける帯電手段は、トナー担持体に担持されるトナーに対
して、更に一様に帯電を施す。また、除電手段はトナー
担持体表面の除電を行う。
ける帯電手段は、トナー担持体に担持されるトナーに対
して、更に一様に帯電を施す。また、除電手段はトナー
担持体表面の除電を行う。
【0015】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照しながら説明する。
参照しながら説明する。
【0016】図1は、本発明の画像形成装置の概要を示
す図であり、トナー流制御手段としてのアパチャ電極体
1の上側には、1mmの間隙を有して、円柱状の背面電
極ローラ22がシャーシ(図示せず)に回動可能に配設
されており、前記間隙に挿入される支持体20を搬送し
得るように構成されている。また、前記アパチャ電極体
1の下側には、そのアパチャ電極体1の長手方向に沿っ
て、トナー供給装置10が配設されており、更には、前
記背面電極ローラ22によって搬送される支持体20の
進行先には定着装置26が配設されている。
す図であり、トナー流制御手段としてのアパチャ電極体
1の上側には、1mmの間隙を有して、円柱状の背面電
極ローラ22がシャーシ(図示せず)に回動可能に配設
されており、前記間隙に挿入される支持体20を搬送し
得るように構成されている。また、前記アパチャ電極体
1の下側には、そのアパチャ電極体1の長手方向に沿っ
て、トナー供給装置10が配設されており、更には、前
記背面電極ローラ22によって搬送される支持体20の
進行先には定着装置26が配設されている。
【0017】次に、上記各構成要素の詳細を説明する
と、前記トナー供給装置10は、装置全体のハウジング
を兼ねるトナーケース11と、そのトナーケース11内
に収納されるトナー16と、供給ローラ12と、トナー
担持ローラ13と、トナー層規制ブレード18とから構
成されている。ここにおいて、前記トナー担持ローラ1
3はトナー16を担持し、アパチャ電極体1に向かって
搬送するものであり、前記供給ローラ12は、トナー担
持ローラ13に対してトナー16を供給するものであ
る。
と、前記トナー供給装置10は、装置全体のハウジング
を兼ねるトナーケース11と、そのトナーケース11内
に収納されるトナー16と、供給ローラ12と、トナー
担持ローラ13と、トナー層規制ブレード18とから構
成されている。ここにおいて、前記トナー担持ローラ1
3はトナー16を担持し、アパチャ電極体1に向かって
搬送するものであり、前記供給ローラ12は、トナー担
持ローラ13に対してトナー16を供給するものであ
る。
【0018】そして、前記供給ローラ12とトナー担持
ローラ13は、トナーケース11に図示する矢印方向に
回転可能に支持されており、両者は接した状態で平行に
配設されている。また、前記トナー層規制ブレード18
は、トナー担持ローラ13に担持されるトナー16の量
がローラ面上で均一になるよう調整するとともに、その
トナー16を均一に帯電させるためのものであり、トナ
ー担持ローラ13に圧接されている。
ローラ13は、トナーケース11に図示する矢印方向に
回転可能に支持されており、両者は接した状態で平行に
配設されている。また、前記トナー層規制ブレード18
は、トナー担持ローラ13に担持されるトナー16の量
がローラ面上で均一になるよう調整するとともに、その
トナー16を均一に帯電させるためのものであり、トナ
ー担持ローラ13に圧接されている。
【0019】更に、トナー担持ローラ13は、金属芯棒
14の表面に、樹脂層15を被覆するように構成されて
いる。この樹脂層15は、通常はトナー16の帯電電荷
と逆極性に帯電しやすい材質が選択され、例えば、トナ
ー16がマイナス帯電の場合、ポリアミド樹脂等を用い
ることができ、その厚さは数μm〜数mmの間で選択で
きる。
14の表面に、樹脂層15を被覆するように構成されて
いる。この樹脂層15は、通常はトナー16の帯電電荷
と逆極性に帯電しやすい材質が選択され、例えば、トナ
ー16がマイナス帯電の場合、ポリアミド樹脂等を用い
ることができ、その厚さは数μm〜数mmの間で選択で
きる。
【0020】なお、図1には示していないが、トナーケ
ース11及び金属芯棒14は浮動電位を持たないようア
ースに接続されている。
ース11及び金属芯棒14は浮動電位を持たないようア
ースに接続されている。
【0021】前記アパチャ電極体1は、図2に示すよう
に厚さ25μmのポリイミド製の絶縁シート2に直径1
00μmの複数のアパチャ6が1列に形成され、且つ上
面に厚さ1μmの制御電極4が各アパチャ6毎に形成さ
れたものである。そして、前記アパチャ電極体1は、図
1に示すように支持体20側に制御電極4を対向させた
状態で、絶縁シート2のアパチャ位置でトナー担持ロー
ラ13に対して圧接されている。
に厚さ25μmのポリイミド製の絶縁シート2に直径1
00μmの複数のアパチャ6が1列に形成され、且つ上
面に厚さ1μmの制御電極4が各アパチャ6毎に形成さ
れたものである。そして、前記アパチャ電極体1は、図
1に示すように支持体20側に制御電極4を対向させた
状態で、絶縁シート2のアパチャ位置でトナー担持ロー
ラ13に対して圧接されている。
【0022】ここにおいて、前記アパチャ電極体1のア
パチャ6とトナー担持ローラ13との位置関係の詳細を
説明すると、図3に示すように、各アパチャ6は各々の
中心線30がトナー担持ローラ13の周面の最上部分
と、トナー担持ローラ13の中心軸32とを通過するよ
うに配置されている。これによれば、各アパチャ6は、
トナー担持ローラ13の周面の最上部分を基準として、
左右に均等に配置されることにより、各アパチャ6を通
過するトナー16の分布をアパチャ内の全域で均一にす
ることができる。また、アパチャ6の壁面とトナー16
の飛翔方向とが平行であるため、安定してトナーを飛翔
させることができる。
パチャ6とトナー担持ローラ13との位置関係の詳細を
説明すると、図3に示すように、各アパチャ6は各々の
中心線30がトナー担持ローラ13の周面の最上部分
と、トナー担持ローラ13の中心軸32とを通過するよ
うに配置されている。これによれば、各アパチャ6は、
トナー担持ローラ13の周面の最上部分を基準として、
左右に均等に配置されることにより、各アパチャ6を通
過するトナー16の分布をアパチャ内の全域で均一にす
ることができる。また、アパチャ6の壁面とトナー16
の飛翔方向とが平行であるため、安定してトナーを飛翔
させることができる。
【0023】更には、アパチャ電極体1自体は、図3に
示すようにトナー担持ローラ13に対して、アパチャ6
を中心として左右に同じ角度だけたわむように圧接され
ている。これにより、アパチャ電極体1とトナー担持ロ
ーラ13との接触面積を大きくすることができるととも
に、アパチャ6の下部周辺を左右均一に圧接することが
できるため、トナーの濃度むらが発生することを極力抑
えることができる。
示すようにトナー担持ローラ13に対して、アパチャ6
を中心として左右に同じ角度だけたわむように圧接され
ている。これにより、アパチャ電極体1とトナー担持ロ
ーラ13との接触面積を大きくすることができるととも
に、アパチャ6の下部周辺を左右均一に圧接することが
できるため、トナーの濃度むらが発生することを極力抑
えることができる。
【0024】また、前記制御電極4とトナー担持ローラ
13の間には、制御電圧印加回路8が接続されている。
この制御電圧印加回路8は、画像信号に基いて制御電極
4に対して0V、もしくは+35Vの電圧を印加するよ
うに構成されている。
13の間には、制御電圧印加回路8が接続されている。
この制御電圧印加回路8は、画像信号に基いて制御電極
4に対して0V、もしくは+35Vの電圧を印加するよ
うに構成されている。
【0025】更には、前記背面電極ローラ22とトナー
担持ローラ13との間には直流電源24が接続されてお
り、この直流電源は前記背面電極ローラ22に対して+
1kVの電圧を印加し得るようになっている。
担持ローラ13との間には直流電源24が接続されてお
り、この直流電源は前記背面電極ローラ22に対して+
1kVの電圧を印加し得るようになっている。
【0026】また、トナー担持ローラ13の右方には、
それと対向するように除電器35が設置されており、こ
の除電器35よりもトナー搬送方向(トナー担持ローラ
13の回転方向)の下流側には、帯電器39が設置され
ている。
それと対向するように除電器35が設置されており、こ
の除電器35よりもトナー搬送方向(トナー担持ローラ
13の回転方向)の下流側には、帯電器39が設置され
ている。
【0027】前記除電器35としては、通常コロナ帯電
器が用いられ、1つのコロトロンをACで駆動したり、
または2つのコロトロンを用いて、それらの一方を直流
で駆動して一様な極性に帯電し、他方でこれを除電する
ように用いたりすることができる。
器が用いられ、1つのコロトロンをACで駆動したり、
または2つのコロトロンを用いて、それらの一方を直流
で駆動して一様な極性に帯電し、他方でこれを除電する
ように用いたりすることができる。
【0028】また、帯電器39は、金属や導電性樹脂製
のブラシ、ブレード、またはコロナ帯電器などを用いる
ことができる。除電器35及び帯電器39はそれぞれ、
除電器駆動電源37及び帯電器駆動電源41によって駆
動されている。
のブラシ、ブレード、またはコロナ帯電器などを用いる
ことができる。除電器35及び帯電器39はそれぞれ、
除電器駆動電源37及び帯電器駆動電源41によって駆
動されている。
【0029】次に、上述のように構成される画像形成装
置の動作を説明する。
置の動作を説明する。
【0030】まず始めに、トナー担持ローラ13と供給
ローラ12の図1に示す矢印方向の回転により、供給ロ
ーラ12から送られてくるトナー16はトナー担持ロー
ラ13に擦りつけられ、マイナスに帯電させられてトナ
ー担持ローラ13上に担持される。担持されたトナー1
6は、トナー層規制ブレード18によって薄層化される
とともに帯電された後、トナー担持ローラ13の回転に
よってアパチャ電極体1に向かって搬送される。
ローラ12の図1に示す矢印方向の回転により、供給ロ
ーラ12から送られてくるトナー16はトナー担持ロー
ラ13に擦りつけられ、マイナスに帯電させられてトナ
ー担持ローラ13上に担持される。担持されたトナー1
6は、トナー層規制ブレード18によって薄層化される
とともに帯電された後、トナー担持ローラ13の回転に
よってアパチャ電極体1に向かって搬送される。
【0031】ここで、トナー担持ローラ13の表面を構
成する樹脂層15は、供給ローラ12及びトナー16と
の摩擦によってプラスに帯電しており、マイナスに帯電
しているトナー16との間には強固な静電引力が生じて
いる。ここで除電器35によって、樹脂層15表面及び
トナー16の双方を除電し、次に帯電器39によって、
トナー16のみを帯電する。
成する樹脂層15は、供給ローラ12及びトナー16と
の摩擦によってプラスに帯電しており、マイナスに帯電
しているトナー16との間には強固な静電引力が生じて
いる。ここで除電器35によって、樹脂層15表面及び
トナー16の双方を除電し、次に帯電器39によって、
トナー16のみを帯電する。
【0032】上記の方法により、トナー16と樹脂層1
5との間の引力は、ファンデルワールス力と、(導体壁
と比較して)弱い鏡像力だけとなり、後述するような、
制御電極4とトナー担持ローラ13との間に生じる電界
によって、トナー16を樹脂層15表面から離脱・飛翔
させることができる。
5との間の引力は、ファンデルワールス力と、(導体壁
と比較して)弱い鏡像力だけとなり、後述するような、
制御電極4とトナー担持ローラ13との間に生じる電界
によって、トナー16を樹脂層15表面から離脱・飛翔
させることができる。
【0033】そして、トナー担持ローラ13上のトナー
はアパチャ電極体1の絶縁シート2に擦られつつアパチ
ャ6の下に供給される。
はアパチャ電極体1の絶縁シート2に擦られつつアパチ
ャ6の下に供給される。
【0034】ここで、画像信号に応じて、その画像部分
に対応する制御電極4には、制御電圧印加回路8から+
35Vの電圧が印加される。その結果、画像部分に対応
するアパチャ6の近傍には、制御電極4とトナー担持ロ
ーラ13の間の電位差により、制御電極4よりトナー担
持ローラ13に向かう電気力線が形成される。それによ
り、マイナスに帯電されたトナーは電位の高い方向に静
電力を受け、トナー担持ローラ13上からアパチャ6を
通過して制御電極4側に引き出される。引き出されたト
ナー16は、更に、背面電極22に印加されている電圧
によって支持体20とアパチャ電極体1との間に形成さ
れる電界により、支持体20に向かって飛翔し、支持体
20上に堆積して画素を形成する。
に対応する制御電極4には、制御電圧印加回路8から+
35Vの電圧が印加される。その結果、画像部分に対応
するアパチャ6の近傍には、制御電極4とトナー担持ロ
ーラ13の間の電位差により、制御電極4よりトナー担
持ローラ13に向かう電気力線が形成される。それによ
り、マイナスに帯電されたトナーは電位の高い方向に静
電力を受け、トナー担持ローラ13上からアパチャ6を
通過して制御電極4側に引き出される。引き出されたト
ナー16は、更に、背面電極22に印加されている電圧
によって支持体20とアパチャ電極体1との間に形成さ
れる電界により、支持体20に向かって飛翔し、支持体
20上に堆積して画素を形成する。
【0035】また、非画像部分に対応する制御電極4に
は、制御電圧印加回路8から0Vの電圧が印加される。
その結果、トナー担持ローラ13と制御電極4との間に
は電界が形成されないことにより、トナー担持ローラ1
3上のトナー16は静電力を受けないためアパチャ6を
通過しない。
は、制御電圧印加回路8から0Vの電圧が印加される。
その結果、トナー担持ローラ13と制御電極4との間に
は電界が形成されないことにより、トナー担持ローラ1
3上のトナー16は静電力を受けないためアパチャ6を
通過しない。
【0036】更には、支持体20は、その面上にトナー
16により1列の画素が形成される間に、アパチャ列と
垂直の方向に1画素分送られる。そして、上記のプロセ
スを繰り返すことにより支持体20の全面にトナー像が
形成される。その後、形成されたトナー像は、定着装置
26によって支持体20上に定着される。
16により1列の画素が形成される間に、アパチャ列と
垂直の方向に1画素分送られる。そして、上記のプロセ
スを繰り返すことにより支持体20の全面にトナー像が
形成される。その後、形成されたトナー像は、定着装置
26によって支持体20上に定着される。
【0037】上記のように構成される画像形成装置にお
いて、絶縁性トナーを用いれば、トナー担持ローラ13
と制御電極4の間の絶縁性が保たれ、アパチャ6が絶縁
破壊することがない。
いて、絶縁性トナーを用いれば、トナー担持ローラ13
と制御電極4の間の絶縁性が保たれ、アパチャ6が絶縁
破壊することがない。
【0038】上記のプロセスにおいて、制御電極4によ
る制御電界は、制御電極4とアパチャ6の内部、および
そのアパチャ6と対向するトナー担持ローラ13のトナ
ー担持面との間に形成されるので、担持されるトナー1
6に直接、制御電界を印加できるため、制御効率がよ
い。
る制御電界は、制御電極4とアパチャ6の内部、および
そのアパチャ6と対向するトナー担持ローラ13のトナ
ー担持面との間に形成されるので、担持されるトナー1
6に直接、制御電界を印加できるため、制御効率がよ
い。
【0039】また、供給されるトナー16の一部が、ア
パチャ電極体1との摺動で機械的な力等を受け、非画像
部に対応するアパチャ6内に進入しても、アパチャ6内
部の電界でアパチャ6を通過しないよう制御できるた
め、トナーの制御性が良い。
パチャ電極体1との摺動で機械的な力等を受け、非画像
部に対応するアパチャ6内に進入しても、アパチャ6内
部の電界でアパチャ6を通過しないよう制御できるた
め、トナーの制御性が良い。
【0040】更には、トナー担持ローラ13とアパチャ
電極体1はトナー層を挟んで対向しているので、比較的
近距離に配置することができることにより、制御電圧を
低くでき、安価な駆動素子を使用することができる。
電極体1はトナー層を挟んで対向しているので、比較的
近距離に配置することができることにより、制御電圧を
低くでき、安価な駆動素子を使用することができる。
【0041】また、アパチャ電極体1の絶縁性シート2
はトナー担持ローラ13側に向けられているので、トナ
ー供給系の不具合でトナー担持ローラ13上にトナー1
6が存在しない場合でも、制御電極4とトナー担持ロー
ラ13が接触して電気的に短絡し、駆動素子を壊すこと
はない。
はトナー担持ローラ13側に向けられているので、トナ
ー供給系の不具合でトナー担持ローラ13上にトナー1
6が存在しない場合でも、制御電極4とトナー担持ロー
ラ13が接触して電気的に短絡し、駆動素子を壊すこと
はない。
【0042】また、アパチャ電極体1とトナー担持ロー
ラ13上のトナー16とは、アパチャ6の入口部分で接
触していることにより、アパチャ6の入口部分に堆積す
るトナー16は、トナー担持ローラ13により順次供給
されるトナーにより押し流されるため、トナー16が堆
積、架橋してアパチャ6を塞ぐことが無い。
ラ13上のトナー16とは、アパチャ6の入口部分で接
触していることにより、アパチャ6の入口部分に堆積す
るトナー16は、トナー担持ローラ13により順次供給
されるトナーにより押し流されるため、トナー16が堆
積、架橋してアパチャ6を塞ぐことが無い。
【0043】尚、本発明は、以上詳述した実施例に限定
されるものではなく、その主旨を逸脱しない範囲におい
て、種々の変更を加えることが可能である。
されるものではなく、その主旨を逸脱しない範囲におい
て、種々の変更を加えることが可能である。
【0044】例えば、上記実施例では非画像部分に対応
するアパチャの制御電圧を0Vとしたが、これは負の電
圧であっても良い。この場合、よりかぶりの少ない画像
を得ることができる。また、上記実施例においては、ト
ナー流制御手段としてアパチャ電極体を用いたが、例え
ば、米国特許第5036341号の明細書に記載される
ような編目状の電極体を用いることも可能である。
するアパチャの制御電圧を0Vとしたが、これは負の電
圧であっても良い。この場合、よりかぶりの少ない画像
を得ることができる。また、上記実施例においては、ト
ナー流制御手段としてアパチャ電極体を用いたが、例え
ば、米国特許第5036341号の明細書に記載される
ような編目状の電極体を用いることも可能である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の画像形成装置によれば、帯電手段は、トナー担持
体に担持されるトナーに対して、更に一様に帯電を施
し、また、除電手段はトナー担持体表面の除電を行うこ
とにより、トナー供給効率が極めて良いため、必要な画
像濃度、コントラストおよび印字速度を容易に得ること
が可能となる。
発明の画像形成装置によれば、帯電手段は、トナー担持
体に担持されるトナーに対して、更に一様に帯電を施
し、また、除電手段はトナー担持体表面の除電を行うこ
とにより、トナー供給効率が極めて良いため、必要な画
像濃度、コントラストおよび印字速度を容易に得ること
が可能となる。
【図1】本発明の画像形成装置の構成を具体化した一実
施例を示す図である。
施例を示す図である。
【図2】本発明の画像形成装置に用いられるアパチャ電
極体の構成を示す斜視図である。
極体の構成を示す斜視図である。
【図3】本発明の画像形成装置に用いられるアパチャ電
極体とトナー担持ローラとの構成を模式的に表す図であ
る。
極体とトナー担持ローラとの構成を模式的に表す図であ
る。
1 アパチャ電極体 13 トナー担持ローラ 15 樹脂層 35 除電器 39 帯電器
Claims (2)
- 【請求項1】 帯電したトナーの流れを制御するトナー
流制御手段と、 そのトナー流制御手段に対して前記帯電したトナーを供
給するトナー供給手段とを備える画像形成装置におい
て、 前記トナー供給手段は、前記帯電したトナーを担持すべ
く表面が誘電体層で構成されたトナー担持体と、 そのトナー担持体に担持される前記帯電したトナーに対
して、更に一様に帯電を施す帯電手段とを備えたことを
特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記帯電手段よりもトナー担持体のトナ
ー搬送方向の上流側に位置し、前記トナー担持体表面の
除電を行う除電手段を備えたことを特徴とする請求項1
記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12258093A JPH06328767A (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12258093A JPH06328767A (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06328767A true JPH06328767A (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=14839436
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12258093A Pending JPH06328767A (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06328767A (ja) |
-
1993
- 1993-05-25 JP JP12258093A patent/JPH06328767A/ja active Pending
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