JPH08256198A - 壁面取付型電子機器の筐体構造 - Google Patents

壁面取付型電子機器の筐体構造

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JPH08256198A
JPH08256198A JP5788395A JP5788395A JPH08256198A JP H08256198 A JPH08256198 A JP H08256198A JP 5788395 A JP5788395 A JP 5788395A JP 5788395 A JP5788395 A JP 5788395A JP H08256198 A JPH08256198 A JP H08256198A
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JP
Japan
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mounting
wall surface
wall
screw
housing
Prior art date
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JP5788395A
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English (en)
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Yoshimasa Araki
義雅 荒木
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子機器を壁面に取り付ける際に、壁面に設
けられた取付器具と電子機器筐体の背面に設けられた取
付部とを容易に係合させ得る電子機器の筐体構造を提供
する。 【構成】 携帯用電話機の親機110の筐体の外周部の
上面と両側面には、壁面取付時の目印となる複数の突起
部111が形成されている。取付位置指示用紙101に
は、ビス取付位置指示線106、指示用孔、指示用長孔
が設けられている。取付位置指示用紙101を所望の壁
面102に当着し、ビス取付位置指示線106、指示用
孔、指示用長孔に基づいて段ビス107を螺挿し、携帯
用電話機の親機110の筐体の外周の複数の突起部11
1を、取付位置指示用紙101上の複数のビス取付位置
指示線106に合わせながら、親機110を取付位置指
示用紙101に当接させると、段ビス107の頭部が親
機110の筐体の背面に設けたビス係止用フック109
の開口部109aに挿入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、壁面に取り付けて使用
される電子機器の筐体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子機器、例えば携帯用電話機の
親機の壁面への取付について、図12、図13(a)、
図13(b)、図14(a)、図14(b)、図15
(a)、図15(b)、図16(a)、図16(b)を
参照して説明する。
【0003】図12は、取付位置指示用紙を壁面に当着
したときの正面図、図13(a)は、取付位置指示用紙
を取付部の壁面に当着し、指示された壁面の段ビスの螺
挿位置にきりによって目印がつけられたときの正面図、
図13(b)は、図13(a)のK−K断面の断面図、
図14(a)は、段ビスが壁面に螺挿されたときの正面
図、図14(b)は、図14(a)のL−L断面の断面
図、図15(a)は、壁面に取付けられた段ビスが、親
機背面部のビス係止用フックの開口部に挿入されたとき
の正面図、図15(b)は、図15(a)のM−M断面
の断面図、図16(a)は、壁面に取付けられた段ビス
が、親機背面部のビス係止用フックの係止部に係止した
ときの正面図、図16(b)は、図16(a)のN−N
断面の断面図である。
【0004】401は取付位置指示用紙、402は壁
面、406はビス取付位置指示線、407は段ビス、4
07aは段ビスの台座部、407bは段ビスの頭部、4
09はビス係止用フック、409aはビス係止用フック
の開口部、409bはビス係止用フックの溝部、410
は親機、416はビス取付位置指示点、417はきりで
ある。
【0005】携帯用電話機の親機410の筐体の背面に
は、壁面に設けられた取付器具である段ビス407の頭
部407bと係合する取付部であるビス係止用フック4
09が設けられている。
【0006】段ビス407にはねじ部と連接し、連接部
分が壁面と当接する円筒形の台座部407aと、台座部
の他の一面に連接し台座部より直径の大きい円筒形の頭
部407bとが形成されており、ビス係止用フック40
9には段ビスの頭部407bを収納する空間の取付壁に
面した壁面に、段ビスの台座部407aと頭部407b
を保持するための幅が台座部407aの外径より大きく
頭部407bの外径より小さい溝部409bと、溝部4
09bに連続して段ビスの頭部が容易に挿入できる内寸
の開口部409aとが形成されている。
【0007】携帯用電話機の親機410を壁面402へ
取付ける場合、まず図12に示すように、取付位置指示
用紙401を壁面402に当着し、次に図13(a)、
図13(b)に示すように、ビス取付位置指示線406
を参考にしながらビス取付位置指示点416の中心にき
り417を刺し、壁面にきり穴で印をつける。
【0008】そして、取付位置指示用紙401を壁面4
02から除去し、図14(a)、図14(b)に示すよ
うに、段ビス407を前記印の箇所へ螺挿する。
【0009】その後、図15(a)、図15(b)に示
すように、段ビス407の頭部407bを、親機410
の背面に設けたビス係止用フック409の開口部409
aに挿入し、図15(a)に示すPの方向へ親機410
を移動し、図16(a)、図16(b)に示すように、
段ビス407をビス係止用フック409の溝部409b
に係止させることにより、親機410を壁面402に係
着する。
【0010】このように従来例では取付指示用紙401
は親機410の取付前に壁面402から除去され、親機
410の取付位置を指示する目印はなく、親機410に
も壁面402への取付位置の目印は設けられていない。
【0011】
【発明が解決しようとしている課題】上述した携帯用電
話機の親機の例に見られるごとく、従来の電子機器の筐
体構造では、電子機器を壁面に取付ける場合、壁面に取
付けられた電子機器取付用の段ビスが電子機器の筐体の
背面に隠れて、段ビスが見えない状態で段ビスを筐体背
面に設けたビス係止用フックに取付けねばならず、かつ
段ビスの頭部の外径とビス係止用フックの開口部の内径
とが近似しているので、位置決めが難しく、取付が容易
でないという問題点が存在した。
【0012】本発明の目的は、電子機器を壁面に取り付
ける際に、壁面に設けられた取付器具と電子機器筐体の
背面に設けられた取付部とを容易に係合させ得る電子機
器の筐体構造を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の壁面取付型電子
機器の筐体構造は、壁面に固着されて壁面に当着する台
座部と該台座部より大きな筒型の頭部とを備える取付器
具と係合可能な取付部が筐体背面に配設され、前記取付
部には前記取付器具の前記頭部を収納するための空間を
有するとともに該空間の取付壁に面した壁面には前記台
座部より大きく前記頭部より小さな幅の溝部と該溝部に
連続して前記取付器具の頭部が挿入できる開口部とが形
成された壁面取付型電子機器の筐体構造にあって、取付
器具の壁面への取付位置を指示する指示用紙に設けられ
た複数の指示線に整合させることによって、取付器具の
頭部と取付部の開口部の位置を略一致させることが可能
な複数の目印が、筐体の外面に配設されている。
【0014】取付器具の壁面への取付位置を指示する指
示用紙に設けられた1本の指示線と1個の整合点とに整
合点と指示方向を整合させることによって、取付器具の
頭部と取付部の開口部の位置を略一致させることが可能
な1本の指示線と1個の整合点が、筐体の外面に配設さ
れていてもよい。
【0015】また、前記の壁面取付型電子機器の筐体構
造において、開口部の溝部と直角方向の幅が取付器具の
頭部の外寸の略2倍以上でかつ筐体の幅を超えず、溝部
方向の長さが頭部の外寸の略1.5倍以上でかつ略3倍
以下で形成されていてもよい。
【0016】さらに、前記の壁面取付型電子機器の筐体
構造において、開口部の外周壁面が内部より取付壁に面
する外面に向けて拡大方向に傾斜していてもよい。
【0017】
【作用】壁面取付型電子機器の筐体の外周部に設けられ
た複数の目印を、取付位置指示用紙上に印刷された取付
位置指示線に合わせながら、壁面取付型電子機器を取付
位置指示用紙に当接させると、取付器具の頭部が壁面取
付型電子機器の筐体の背面に設けた取付部の開口部に挿
入される。
【0018】1本の指示線と1個の整合点が、筐体の外
面に配設されている壁面取付型電子機器においては、指
示用紙に設けられた1本の指示線と1個の整合点とに整
合点と指示方向を整合させることによって、取付器具の
頭部と取付部の開口部の位置を略一致させることが可能
となる。
【0019】また、開口部の溝部と直角方向の幅が取付
器具の頭部の外寸の略2倍以上でかつ筐体の幅を超え
ず、溝部方向の長さが頭部の外寸の略1.5倍以上でか
つ略3倍以下で形成されている壁面取付型電子機器にお
いては、壁面取付型電子機器の筐体の表面に設けた目印
線と、取付位置指示用紙上に設けた電子機器取付位置指
示線の角度に小さな誤差が生じた場合でも、壁面取付型
電子機器の筐体の背面に設けた取付部の開口部に、壁面
に取付けた取付器具の頭部を容易に挿入できる。さら
に、取付部の開口部の外周壁面が内部より取付壁に面す
る外面に向けて拡大方向に傾斜している壁面取付型電子
機器では、取付部の開口部に、壁面に取付けた取付器具
の頭部が一層容易に挿入できる。
【0020】
【実施例】本発明の第1の実施例を、図1、図2
(a)、図2(b)、図3(a)、図3(b)、図4
(a)、図4(b)を用いて説明する。
【0021】図1は、本発明の第1の実施例で使用され
ている取付指示用紙を壁面に当着したときの正面図、図
2(a)は、本発明の第1の実施例で使用されている取
付位置指示用紙を壁面に当着し段ビスを壁面に螺挿した
ときの正面図、図2(b)は図2(a)のA−A断面の
断面図、図3(a)は、本発明の第1の実施例で壁面に
取付けられた段ビスを、親機背面部のビス係止用フック
の開口部に挿入したときの正面図、図3(b)は図3
(a)のB−B断面の断面図、図4(a)は、本発明の
第1の実施例で壁面に取付けられた段ビスを、親機背面
部のビス係止用フックの溝部に係止したときの正面図、
図4(b)は図4(a)のC−C断面の断面図である。
【0022】101は取付位置指示用紙、102は壁
面、103はビス取付位置指示用孔、104はビス取付
位置指示用長孔、106はビス取付位置指示線、107
は段ビス、107aは段ビスの台座部、107bは段ビ
スの頭部、109はビス係止用フック、109aはビス
係止用フックの開口部、109bはビス係止用フックの
溝部、110は携帯用電話機の親機、111は親機筐体
の突起部である。
【0023】携帯用電話機の親機110の筐体の背面に
は、壁面に設けられた取付器具である段ビス107の頭
部と係合する取付部であるビス係止用フック109が設
けられており、筐体の外周部の上面と両側面には、壁面
取付時の目印となる複数の突起部111が形成されてい
る。
【0024】段ビス107にはねじ部と連接し、連接部
分が壁面と当接する円筒形の台座部107aと、台座部
の他の一面に連接し台座部より大きい円筒形の頭部10
7bとが形成されており、ビス係止用フック109には
段ビスの頭部107bを収納する空間が設けられ、その
取付壁に面した壁面に、段ビスの台座部107aと頭部
107bを保持するための幅が台座部107aより大き
く頭部107bより小さい溝部109bと、溝部109
bに連続して段ビスの頭部が挿入できる開口部109a
とが形成されている。
【0025】まず、図1に示すように壁面102に取付
位置指示用紙101を当接し、次に図2a、図2(b)
に示すように、ビス取付位置指示線106を参考にしな
がらビス取付位置指示用孔103、取付位置指示用長孔
104の中心に段ビス107を螺挿する。このときビス
取付位置指示用孔103、ビス取付位置指示用長孔10
4の大きさは、段ビス107の台座部107aより大で
あるため、段ビス107の台座部107aは壁面102
に直接当接する。
【0026】そして、図3(a)、図3(b)に示すよ
うに、携帯用電話機の親機110の筐体の外周部に設け
られた突起部111を、取付位置指示用紙101上に印
刷されたビス取付位置指示線106に合わせながら、親
機110を取付位置指示用紙101に当接させると、段
ビス107の頭部107bが親機110の筐体の背面に
設けたビス係止用フック109の開口部109aに挿入
される。
【0027】上記親機110の外周部に設けられた突起
部111は、親機110の筐体の取付面と反対側の表の
面に設けてもよく、また親機110の筐体の外周部や表
の面に突起部111の代用として凹部を形成したり線、
点、記号を印刷で形成してもよい。
【0028】つぎに図3(a)に示したPの方向へ親機
110を移動させ、図4(a)、図4(b)に示したよ
うに、段ビス107の頭部107bをビス係止用フック
109の溝部109bに係止させることにより、親機1
10が壁面102に係着される。
【0029】親機110を壁面102に係着した後、取
付位置指示用紙101の端部を、壁面102に沿って引
張ることによって取付位置指示用紙101を破り、壁面
102と親機110の間より取付位置指示用紙101を
取り除く。
【0030】上記のごとき構造の電子機器の筐体を用い
ることにより、壁面102に取付けられた段ビス107
が筐体の背面に隠れていても、段ビス107を筐体の背
面に設けたビス係止用フック109へ取付けることが容
易になるという効果がある。本発明の第2の実施例を、
図1、図2(a)、図2(b)、図5(a)、図5
(b)、図6(a)、図6(b)を用いて説明する。
【0031】図5(a)は、本発明の第2の実施例で使
用される取付位置指示用紙の正面図、図5(b)は、本
発明の第2の実施例の親機の正面図、図6(a)は、本
発明の第2の実施例の壁面に取付けられた段ビスを、親
機背面部のビス係止用フックの開口部に挿入したときの
正面図、図6(b)は図6(a)のD−D断面の断面図
である。
【0032】201は取付位置指示用紙、202は壁
面、203はビス取付位置指示用孔、204はビス取付
位置指示用長孔、205は電子機器取付位置指示線、2
06はビス取付位置指示線、207は段ビス、207a
は段ビスの台座部、207bは段ビスの頭部、209は
ビス係止用フック、209aはビス係止用フックの開口
部、209bはビス係止用フックの溝部、210は携帯
用電話機の親機、212は電子機器取付位置指示線20
5の端点、213は筐体に設けられた目印線、214は
目印線213の端点である。
【0033】携帯用電話機の親機210の筐体の背面に
は、壁面に設けられた取付器具である段ビス207の頭
部と係合する取付部であるビス係止用フック209が設
けられており、筐体の表面には、壁面取付時の目印とな
る1本の目印線213と目印線213の端部214を示
す突起が形成されている。
【0034】段ビス207とビス係止用フック209の
構造については第1の実施例と同じなので説明を省略す
る。
【0035】本実施例は、図5(a)に示したように、
電子機器の取付け位置を示す目印である電子機器取付位
置指示線205及び端点212を取付位置指示用紙20
1に1ヶ所のみ設け、かつ、図5(b)に示したよう
に、親機210の筐体の表面上に目印線213および端
点214を1ヶ所のみ設けたものである。
【0036】まず、第1の実施例において、図1、図2
(a)、図2(b)を用いて説明した手順と同様の手順
で、図5(a)で示した取付位置指示用紙201をビス
207により壁面202に取付け、その後、図6(a)
に示したように、親機210の筐体の表面上に設けた目
印線213の角度および端点214を、取付位置指示用
紙201上に設けた電子機器取付位置指示線205の角
度及び端点212に合わせながら、親機210を取付位
置指示用紙201に当接させると、図6(b)に示した
ように、段ビス207の頭部207bが親機210の筐
体の背面に設けたビス係止用フック209の開口部20
9aに挿入される。
【0037】ここで、図6(a)に示したPの方向へ親
機210を移動させることにより、段ビス207の頭部
207bをビス係止用フック209の溝部209bに係
止させ、親機210を壁面202に係着する。その後、
取付位置指示用紙201の端部を、壁面202に沿って
引張り、取付位置指示用紙201を破り、壁面202と
親機210の間より取付位置指示用紙201を取り除
く。
【0038】上記の取付位置指示用紙201の電子機器
取付位置指示線205及び端点212は、孔により形成
してもよい。また、親機210に設けた目印線213お
よび端点214を示す突起は、筐体に設けた凹部、また
は筐体への印刷によって形成してもよい。
【0039】上記のごとき構造の電子機器の筐体を用い
ることにより、取付位置指示用紙201に1ヶ所の目
印、電子機器の筐体に1ヶ所の目印を設けるだけで、壁
面202に取付けられた段ビス207が筐体の背面に隠
れていても、段ビス207を筐体の背面に設けたビス係
止用フック209へ取付けることが容易になるという効
果がある。
【0040】本発明の第3の実施例を図7(a)、図7
(b)、図8(a)、図8(b)、図9(a)、図9
(b)、図10(a)、図10(b)、図11を用いて
説明する。
【0041】図7(a)は、本発明の第3の実施例の親
機の背面図、図7(b)は、図7(a)のE−E断面の
断面図、図8(a)は、本発明の第3の実施例の壁面に
取り付けられた段ビスを、親機背面部のビス係止用フッ
クの開口部に挿入したときの正面図、図8(b)は、図
8(a)のF−F断面の断面図、図9(a)は、本発明
の第3の実施例の壁面に取り付けられた段ビスを、親機
背面部のビス係止用フックの溝部に係止したときの正面
図、図9(b)は、図9(a)のG−G断面の断面図、
図10(a)は、本発明の第3の実施例の親機の背面
図、図10(b)は、図10(a)のH−H断面の断面
図、図11は、図10(a)のI−I断面、J−J断面
の断面図である。
【0042】301は取付位置指示用紙、302は壁
面、305は電子機器取付位置指示線、307は段ビ
ス、307aは段ビスの台座部、307bは段ビスの頭
部、309はビス係止用フック、309aはビス係止用
フックの開口部、309bはビス係止用フックの溝部、
310は携帯用電話機の親機、312は電子機器取付位
置指示線305の端点、313は筐体に設けられた目印
線、314は目印線313の端点、309cはビス係止
用フック309のビス案内面である。
【0043】携帯用電話機の親機310の筐体の背面に
は、壁面に設けられた取付器具である段ビス307の頭
部と係合する取付部であるビス係止用フック309が設
けられており、筐体の表面には、壁面取付時の目印とな
る1本の目印線313と目印線313の端部314を示
す突起が形成されている。
【0044】段ビス307にはねじ部と連接し、連接部
分が壁面と当接する円筒形の台座部307aと、台座部
の他の一面に連接し台座部より直径の大きい円筒形の頭
部307bとが形成されており、ビス係止用フック30
9には段ビスの頭部307bを収納する空間の取付壁に
面した壁面に、段ビスの台座部307aと頭部307b
を保持するための幅が台座部307aの外径より大きく
頭部307bの外径より小さい溝部309bと、溝部3
09bに連続して溝部309bと直角方向の幅が段ビス
の頭部307bの外径の略2倍以上で筐体の幅を超え
ず、溝部309b方向の長さが段ビスの頭部307bの
外径の略1.5倍以上で3倍以下の開口部309aとが
形成されている。
【0045】本実施例は、第2の実施例の図6(a)に
おいて親機210の表面に設けた目印線214と、取付
位置指示用紙201上に設けた電子機器取付位置指示線
205の角度に小さな誤差が生じた場合に、親機210
の背面に設けられたビス係止用フック209にビス20
7を挿入しずらくなる、またはできない、という問題点
を改善するために、目印線214と電子機器取付位置指
示線215の角度に多少の誤差が生じた場合でも、ビス
207にビス係止用フック209を挿入しやすくするた
め、図7(a)、図7(b)に示したように親機310
の筐体の背面に設けたビス係止用フック309の形状を
変更したものである。その他の構成は、第2の実施例と
同一であるので、その部分の説明は省略する。
【0046】ビス係止用フック309の形状を変更した
ことにより、親機310の表面に設けた目印線313
と、取付位置指示用紙301上に設けた電子機器取付位
置指示線305の角度に小さな誤差が生じた場合でも、
図8(a)、図8(b)に示すように、ビス係止用フッ
ク309の開口部309aに段ビス307の頭部307
bを容易に挿入することが可能となる。
【0047】つぎに、図8(a)に示したPの方向へ親
機310を移動させ、図9(a)、図9(b)に示すよ
うに、段ビス307の頭部307bをビス係止用フック
309の溝部309bに係止させることにより、親機3
10を壁面302に係着する。その後、取付位置指示用
紙301の端部を、壁面302に沿って引張り、取付位
置指示用紙301を破り、壁面302と親機310の間
より取付位置指示用紙301を取り除く。
【0048】また、上記ビス係止用フック309にビス
307を挿入しやすくするため、図10(a)、図10
(b)、図11に示すように、ビス係止用フック309
の開口部309aの周囲に、内部より取付壁に面する外
面に向けて拡大方向に傾斜しているビス案内面309c
を設けてもよい。
【0049】上記のごとき構造の電子機器の筐体を用い
ることにより、親機310の筐体の表面に設けた目印線
313と、取付位置指示用紙301上に設けた電子機器
取付位置指示線305の角度に小さな誤差が生じた場合
でも、段ビス307の頭部307bを案内面309cに
沿って滑らせることにより、親機310の背面に設けた
ビス係止用フック309の開口部309aに挿入させる
ことが一層容易となるという効果がある。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、壁面に取付けられた段ビスが電子機器の筐体の
背面に隠れていても、段ビスを電子機器の筐体の背面に
設けたビス係止用フックへ取付けることが容易になると
いう効果がある。
【0051】請求項2の発明によれば、取付位置指示用
紙に1ヶ所の目印、電子機器に1ヶ所の目印を設けるだ
けで、壁面に取付けられた段ビスが、電子機器の筐体の
背面に隠れていても、段ビスを電子機器の筐体の背面に
設けたビス係止用フックへ容易に取付けることが可能と
なるという効果がある。
【0052】また、請求項3の発明によれば、電子機器
の筐体の壁面への取付時の最初の当接位置に多少の誤差
があっても容易に取付が可能となるという効果がある。
【0053】さらに、請求項4の発明によれば、電子機
器の筐体の壁面への取付時の最初の当接位置に多少の誤
差があっても一層容易に取付が可能となるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例で使用されている取付位
置指示用紙を壁面に当着したときの正面図である。
【図2】本発明の第1の実施例で使用されている取付位
置指示用紙を壁面に当着し段ビスを壁面に螺挿したとき
の説明図である。(a)は正面図である。(b)は
(a)のA−A断面の断面図である。
【図3】本発明の第1の実施例で壁面に取付けられた段
ビスを、親機背面部のビス係止用フックの開口部に挿入
したときの説明図である。(a)は正面図である。
(b)は(a)のB−B断面の断面図である。
【図4】本発明の第1の実施例で壁面に取付けられた段
ビスを、親機背面部のビス係止用フックの溝部に係止し
たときの説明図である。(a)は正面図である。(b)
は(a)のC−C断面の断面図である。
【図5】(a)は本発明の第2の実施例で使用される取
付位置指示用紙の正面図である。(b)は本発明の第2
の実施例の親機の正面図である。
【図6】本発明の第2の実施例の壁面に取付けられた段
ビスを、親機背面部のビス係止用フックの開口部に挿入
したときの説明図である。(a)は正面図である。
(b)は(a)のD−D断面の断面図である。
【図7】本発明の第3の実施例の親機の説明図である。
(a)は背面図である。(b)は(a)のE−E断面の
断面図である。
【図8】本発明の第3の実施例の壁面に取り付けられた
段ビスを、親機背面部のビス係止用フックの開口部に挿
入したときの説明図である。(a)は正面図である。
(b)は(a)のF−F断面の断面図である。
【図9】本発明の第3の実施例の壁面に取り付けられた
段ビスを、親機背面部のビス係止用フックの溝部に係止
したときの説明図である。(a)は正面図である。
(b)は(a)のG−G断面の断面図である。
【図10】本発明の第3の実施例の親機の説明図であ
る。(a)は背面図である。(b)は(a)のH−H断
面の断面図である。
【図11】図10(a)のI−I断面、J−J断面の断
面図である。
【図12】従来例の取付位置指示用紙を、壁面に当着し
たときの正面図である。
【図13】従来例の取付位置指示用紙を取付部の壁面に
当着し、指示された壁面の段ビスの螺挿位置にきりによ
って目印がつけられたときの説明図である。(a)は正
面図である。(b)は(a)のK−K断面の断面図であ
る。
【図14】従来例の段ビスが壁面に螺挿されたときの説
明図である。(a)は正面図である。(b)は(a)の
L−L断面の断面図である。
【図15】従来例の壁面に取付けられた段ビスが、親機
背面部のビス係止用フックの開口部に挿入されたときの
説明図である。(a)は正面図である。(b)は(a)
のM−M断面の断面図である。
【図16】従来例の壁面に取付けられた段ビスが、親機
背面部のビス係止用フックの溝部に係止したときの説明
図である。(a)は正面図である。(b)は(a)のN
−N断面の断面図である。
【符号の説明】
101、201、301、401 取付位置指示用紙 102、202、302、402 壁面 103、203 ビス取付位置指示用孔 104、204 ビス取付位置指示用長孔 106、206、406 ビス取付位置指示線 107、207、307、407 段ビス 107a、207a、307a、407a 段ビスの
台座部 107b、207b、307b、407b 段ビスの
頭部 109、209、309、409 ビス係止用フック 109a、209a、309a、409a ビス係止
用フックの開口部 109b、209b、309b、409b ビス係止
用フックの溝部 110、210、310、410 携帯用電話機の親
機 111 親機筐体の突起部 205、305 電子機器取付位置指示線 212、312 電子機器取付位置指示線の端点 213、313 筐体に設けられた目印線 214、314 目印線の端点 309c ビス係止用フックのビス案内面 416 ビス取付位置指示点 417 きり

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面に固着されて壁面に当着する台座部
    と該台座部より大きな筒型の頭部とを備える取付器具と
    係合可能な取付部が筐体背面に配設され、前記取付部に
    は前記取付器具の前記頭部を収納するための空間を有す
    るとともに該空間の取付壁に面した壁面には前記台座部
    より大きく前記頭部より小さな幅の溝部と該溝部に連続
    して前記取付器具の頭部が挿入できる開口部とが形成さ
    れた壁面取付型電子機器の筐体構造にあって、 前記取付器具の壁面への取付位置を指示する指示用紙に
    設けられた複数の指示線に整合させることによって、前
    記取付器具の頭部と前記取付部の開口部の位置を略一致
    させることが可能な複数の目印が、前記筐体の外面に配
    設されていることを特徴とする壁面取付型電子機器の筐
    体構造。
  2. 【請求項2】 壁面に固着されて壁面に当着する台座部
    と該台座部より大きな筒型の頭部とを備える取付器具と
    係合可能な取付部が筐体背面に配設され、前記取付部に
    は前記取付器具の前記頭部を収納するための空間を有す
    るとともに該空間の取付壁に面した壁面には前記台座部
    より大きく前記頭部より小さな幅の溝部と該溝部に連続
    して前記取付器具の頭部が挿入できる開口部とが形成さ
    れた壁面取付型電子機器の筐体構造にあって、 前記取付器具の壁面への取付位置を指示する指示用紙に
    設けられた1本の指示線と1個の整合点とに整合点と指
    示方向を整合させることによって、前記取付器具の頭部
    と前記取付部の開口部の位置を略一致させることが可能
    な1本の指示線と1個の整合点が、前記筐体の外面に配
    設されていることを特徴とする壁面取付型電子機器の筐
    体構造。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の壁面取付型電子機器の筐
    体構造にあって、 前記開口部の前記溝部と直角方向の幅が取付器具の前記
    頭部の外寸の略2倍以上でかつ筐体の幅を超えず、前記
    溝部方向の長さが前記頭部の外寸の略1.5倍以上でか
    つ略3倍以下で形成されていることを特徴とする壁面取
    付型電子機器の筐体構造。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の壁面取付型電子機器の筐
    体構造にあって、 前記開口部の外周壁面が内部より取付壁に面する外面に
    向けて拡大方向に傾斜していることを特徴とする壁面取
    付型電子機器の筐体構造。
JP5788395A 1995-03-17 1995-03-17 壁面取付型電子機器の筐体構造 Pending JPH08256198A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002111266A (ja) * 2000-10-04 2002-04-12 Yamaha Corp 電子装置の換気装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002111266A (ja) * 2000-10-04 2002-04-12 Yamaha Corp 電子装置の換気装置

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