JPH09213423A - コネクタ用スナップリング - Google Patents
コネクタ用スナップリングInfo
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- JPH09213423A JPH09213423A JP8020055A JP2005596A JPH09213423A JP H09213423 A JPH09213423 A JP H09213423A JP 8020055 A JP8020055 A JP 8020055A JP 2005596 A JP2005596 A JP 2005596A JP H09213423 A JPH09213423 A JP H09213423A
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- connector
- snap ring
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- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
ネクタを円滑なフローティング状態にすることが可能な
コネクタ用スナップリングを提供すること。 【解決手段】 このコネクタ用スナップリング1は、筒
部1aと、筒部1aに連設された片持ち梁部1bとを有
し、筒部1aは、プリント配線板6に取り付けられたハ
ウジング4の凹部4a内に移動自在に配置され、片持ち
梁部1aは、弾性を有し、ハウジング4内に挿入された
ケーブルコネクタ2の突起部分2aと係合してこれを係
止する。
Description
プリングに関し、特に、プリント配線板などに取り付け
たハウジング内にコネクタを固定する際に使用されるコ
ネクタ用スナップリングに関するものである。
線板などの板状部材に固定する場合においては、このケ
ーブルコネクタをプリント配線板の一面に取り付けたハ
ウジング内に固定する構造が採られることがある。そし
て、このような構造を採る場合には、ハウジング内にコ
ネクタ用スナップリングと称される固定具を設け、この
コネクタ用スナップリングをハウジング内に挿入された
コネクタの外周に装着することで、ハウジング内にケー
ブルコネクタを係止するようにしている。このようなコ
ネクタ用スナップリングとして、従来では、例えば図
4、5に示したもの(従来例1)がある。
は、リングの一部に切込み11aを有する略C字形状の
ものであり、径方向に変形することでバネ性が得られ
る。このコネクタ用スナップリング11は、プリント配
線板6上にプレート5を介して取り付けられたハウジン
グ4の内側に形成された凹部4a内に配置される。
コネクタ2をハウジング4内に挿入した場合において、
コネクタ用スナップリング11が径方向に変形し、この
変形により生じたバネ性によって、スナップリング11
はケーブルコネクタ2の外周面に装着され、このスナッ
プリング11がハウジング4などに係合することによ
り、ケーブルコネクタ2は、ハウジング4内に固定(ス
ナップイン固定)される。
リング12(従来例2)の例である。この従来例2のコ
ネクタ用スナップリング12は、プリント配線板6上に
配置されるプレート部12aと、プレート部12aに一
体に形成された一対のランス部12bとから構成され
る。また、ランス部12bはハウジング4の内側の凹部
4a内に配置される。そして、ハウジング4内にケーブ
ルコネクタ2が挿入された際において、これらランス部
12bが所謂片持ち梁の構造で外側に変位することで、
ケーブルコネクタ2を弾性的に保持するためのバネ性が
得られる。なお、このコネクタ用スナップリング12
は、ハウジング4に対してリジットに固定されている。
ナップリングを用いてハウジングに固定されるコネクタ
は、相手側コネクタとの位置を合わせてこの相手側コネ
クタとの嵌合を容易にするために、ハウジング内で嵌合
方向と直角な方向にある程度移動できるように成ってい
る。すなわち、この種のコネクタは、フローティング状
態で、ハウジングに取り付けられている。
グは、それ自体がリング状であることから、コネクタを
ハウジング内でフローティング状態にすることは、容易
である。ところが、従来例1のコネクタ用スナップリン
グは、切込みを有し、略C字形状であり、切込みの反対
側部分が変形することにより弾性を生じさせているの
で、変形の際に応力が一箇所に集中し易く、従って、弾
性変形によりスナップリングが劣化し易いと言った問題
があり、このため、コネクタのハウジングに対する挿抜
を繰り返すと、スナップリングが破損する虞があった。
また、このスナップリングは、その大きさ(リングの内
径、外径、厚さなど)を適当な寸法に選定することで必
要なバネ性を設定しなければならないが、この場合にお
いて、他の部品との組み合わせの兼ね合いもあってその
大きさを自由に選ぶことが困難であり、任意のバネ性の
設定が困難であった。
グの場合、片持ち梁構造のランス部によりバネ性を得る
構造であることから、応力が一箇所に集中することがな
く、従って、このスナップリングは、コネクタをハウジ
ングに対して繰り返し挿抜しても劣化し難い。ところ
が、従来例2のコネクタ用スナップリングは、そのプレ
ート部がプリント配線板上に固定される構造であり、コ
ネクタのフローティング状態は、ランス部により得られ
る構成であるので、相手側コネクタが接続された状態に
おいて、ランス部が変形したままの状態になることが多
く、この変形によりランス部が劣化する問題があった。
また、このスナップリングは、ランス部によりコネクタ
を弾性支持するように成っているので、コネクタを円滑
なフローティング状態にすることが困難であった。
対しても劣化し難く、しかもコネクタを円滑なフローテ
ィング状態にすることが可能なコネクタ用スナップリン
グを提供することにある。
れば、コネクタの外周に装着され、該コネクタを板状部
材の一面に取り付けられたハウジング内に固定するため
のコネクタ用スナップリングであって、前記ハウジング
に形成された凹部内に、前記一面と平行な方向に所定の
範囲で移動自在に保持される筒部と、該筒部に複数連設
され、弾性を有し、前記コネクタの一部分と係合して該
コネクタを係止する片持ち梁部とを有していることを特
徴とするコネクタ用スナップリングが得られる。
タを前記筒部に挿通する際に、該コネクタを誘い込むた
めのテーパー面が前記筒部に形成されていることを特徴
とする請求項1記載のコネクタ用スナップリングが得ら
れる。
タを前記片持ち梁部に挿通する際に、該コネクタを誘い
込むためのテーパー面が前記片持ち梁部に形成されてい
ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコネク
タ用スナップリングが得られる。
るコネクタ用スナップリングを、図1乃至図3を参照し
つつ説明する。このコネクタ用スナップリング1は、筒
部1aと、筒部1aの片面(図3において上面)から一
体に立設された一対の片持ち梁部1bとから構成されて
いる。コネクタ用スナップリング1は、例えば、合成樹
脂の一体成形により構成される。
状であり、また、ハウジング4に形成された凹部4a内
に、プリント配線板6の一面と平行な方向に所定の範囲
で移動自在に保持される。さらに、筒部1aには、この
筒部1aにケーブルコネクタ2を挿通する際に、ケーブ
ルコネクタ2を誘い込むためのテーパー面1cが形成さ
れている。
1aに複数連設されている。そして、コネクタ2の一端
に形成された輪状の突起部2aと係合してコネクタ2を
係止する。また、片持ち梁部1bの先端部内側には、こ
の片持ち梁部1bにケーブルコネクタ2を挿通する際
に、ケーブルコネクタ2の突起部2aを誘い込むための
テーパー面1dが形成されている。
板に対する取付手順について説明する。まず、ハウジン
グ4内に本実施形態のコネクタ用スナップリング1を配
置する。この際に、ハウジング4の凹部4a内にスナッ
プリング1の筒部1aが配置されるようにする。次い
で、ハウジング4内に配置されたスナップリング1の脱
落防止のためのプレート5を、ハウジング4の端面に取
り付けると共に、このようにして得られたハウジング組
立体をプリント配線板6の実装面上に取り付ける。この
場合、図1において、プレート5の右側面がハウジング
4の左側面に接着などにより固着される。また、プレー
ト5の左側面がプリント配線板6の実装面に接着などに
より固着される。
る。図2を参照して、図中左側よりケーブルコネクタ2
をプリント配線板6に開けられた穴6aを通過させて上
述のハウジング組立体内に挿入する。ケーブルコネクタ
2の挿入により、ケーブルコネクタ2の外周の突起部分
2aに押圧されてコネクタ用スナップリング1の片持ち
梁部1aがバネ性をもって外周方向に弾性変形する。
れて所定の固定位置になると、梁部1aがその弾性によ
り元に戻り、またその先端がケーブルコネクタ2の突起
部2aを係止し、これにより、図1に示したように、ケ
ーブルコネクタ2がハウジング組立体内で固定(スナッ
プイン固定)された状態となる。なお、この状態におい
て、コネクタ用スナップリング1は、ハウジング4の内
で、その筒部1aの部分がプリント基板6の実装面と平
行な方向にある範囲だけ移動可能であり、これにより、
ケーブルコネクタ2がフローティング状態で取り付けら
れる。
4とコネクタ用スナップリング1とからなるハウジング
組立体をプレート5を介してプリント配線板6に取り付
ける構成について説明したが、その他、プレート5を介
さずに、ハウジングを直接プリント配線板に取り付ける
構成であっても良い。すなわち、この場合、ハウジング
の一端面がプリント配線板に接着などにより直接に固定
される。
ップリングによれば、コネクタを係止するばね部分を片
持ち梁部で構成したので、任意のバネ性が得られ、また
バネの劣化も防止できる。また、ハウジング内において
リング状の筒部が移動可能であるので、コネクタを自由
で円滑なフローティング状態で固定できる。
リングを使用してコネクタをスナップインして固定した
状態の説明図である。
状態の説明図である。
ップリングの斜視図である。
タを固定した状態の説明図である。
グの斜視図である。
ネクタを固定した状態の説明図である。
リングの斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 コネクタの外周に装着され、該コネクタ
を板状部材の一面に取り付けられたハウジング内に固定
するためのコネクタ用スナップリングであって、前記ハ
ウジングに形成された凹部内に、前記一面と平行な方向
に所定の範囲で移動自在に保持される筒部と、該筒部に
複数連設され、弾性を有し、前記コネクタの一部分と係
合して該コネクタを係止する片持ち梁部とを有している
ことを特徴とするコネクタ用スナップリング。 - 【請求項2】 前記コネクタを前記筒部に挿通する際
に、該コネクタを誘い込むためのテーパー面が前記筒部
に形成されていることを特徴とする請求項1記載のコネ
クタ用スナップリング。 - 【請求項3】 前記コネクタを前記片持ち梁部に挿通す
る際に、該コネクタを誘い込むためのテーパー面が前記
片持ち梁部に形成されていることを特徴とする請求項1
又は請求項2記載のコネクタ用スナップリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8020055A JP3049383B2 (ja) | 1996-02-06 | 1996-02-06 | コネクタ用スナップリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8020055A JP3049383B2 (ja) | 1996-02-06 | 1996-02-06 | コネクタ用スナップリング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09213423A true JPH09213423A (ja) | 1997-08-15 |
JP3049383B2 JP3049383B2 (ja) | 2000-06-05 |
Family
ID=12016397
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8020055A Expired - Fee Related JP3049383B2 (ja) | 1996-02-06 | 1996-02-06 | コネクタ用スナップリング |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3049383B2 (ja) |
Cited By (6)
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-
1996
- 1996-02-06 JP JP8020055A patent/JP3049383B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP3049383B2 (ja) | 2000-06-05 |
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