JPH08256017A - オーディオ用増幅回路 - Google Patents
オーディオ用増幅回路Info
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- JPH08256017A JPH08256017A JP7057389A JP5738995A JPH08256017A JP H08256017 A JPH08256017 A JP H08256017A JP 7057389 A JP7057389 A JP 7057389A JP 5738995 A JP5738995 A JP 5738995A JP H08256017 A JPH08256017 A JP H08256017A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電源オンのミューティング解除時のショック
音の発生を防止する。 【構成】 ステレオL信号及びステレオR信号を増幅
し、コンデンサー12を介して接地される負荷10及び
11に出力信号を印加する増幅器8及び9にミューティ
ングを行わせる間、ミューティング信号発生回路17か
らミューティング信号が発生し、前記ミューティング信
号に応じてスイッチ15及び16がオフすることによっ
て、前記増幅器8及び9のミューティングが行われる。
前記ミューティング信号発生期間中、充電回路18が動
作し、前記コンデンサー12はその端子電圧が増幅器8
及び9の出力中点電圧に略等しくなるように充電回路1
8の出力信号に応じて充電される。その為、ミューティ
ングが解除された時、前記コンデンサーの急激な充電を
防止できる。
音の発生を防止する。 【構成】 ステレオL信号及びステレオR信号を増幅
し、コンデンサー12を介して接地される負荷10及び
11に出力信号を印加する増幅器8及び9にミューティ
ングを行わせる間、ミューティング信号発生回路17か
らミューティング信号が発生し、前記ミューティング信
号に応じてスイッチ15及び16がオフすることによっ
て、前記増幅器8及び9のミューティングが行われる。
前記ミューティング信号発生期間中、充電回路18が動
作し、前記コンデンサー12はその端子電圧が増幅器8
及び9の出力中点電圧に略等しくなるように充電回路1
8の出力信号に応じて充電される。その為、ミューティ
ングが解除された時、前記コンデンサーの急激な充電を
防止できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ショック音の発生を防
止したオーディオ用増幅回路に関する。
止したオーディオ用増幅回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ステレオL信号及びステレオR信
号を増幅するオーディオ用増幅回路が知られている。図
2は、その様なオーディオ用増幅回路を示すもので、ス
テレオL信号を増幅する増幅器(1)と、ステレオR信
号を増幅する増幅器(2)と、により構成される。図2
において、増幅器(1)及び(2)で増幅されたステレ
オL信号及びステレオR信号は、ヘッドホン(3)及び
(4)にそれぞれ印加され、ヘッドホン(3)及び
(4)を駆動する。また、ヘッドホン(3)及び(4)
の接続点にはコンデンサー(5)が接続されるので、定
常動作中コンデンサー(5)の充電作用により前記接続
点の直流電圧は増幅器(1)及び(2)の出力直流電圧
と同一になる。その為、ヘッドホン(3)及び(4)に
直流電流が流れず、増幅器(1)の出力端とヘッドホン
(3)との間、及び増幅器(2)の出力端とヘッドホン
(4)との間に接続されていた出力コンデンサー(図示
せず)を不要とすることができる。
号を増幅するオーディオ用増幅回路が知られている。図
2は、その様なオーディオ用増幅回路を示すもので、ス
テレオL信号を増幅する増幅器(1)と、ステレオR信
号を増幅する増幅器(2)と、により構成される。図2
において、増幅器(1)及び(2)で増幅されたステレ
オL信号及びステレオR信号は、ヘッドホン(3)及び
(4)にそれぞれ印加され、ヘッドホン(3)及び
(4)を駆動する。また、ヘッドホン(3)及び(4)
の接続点にはコンデンサー(5)が接続されるので、定
常動作中コンデンサー(5)の充電作用により前記接続
点の直流電圧は増幅器(1)及び(2)の出力直流電圧
と同一になる。その為、ヘッドホン(3)及び(4)に
直流電流が流れず、増幅器(1)の出力端とヘッドホン
(3)との間、及び増幅器(2)の出力端とヘッドホン
(4)との間に接続されていた出力コンデンサー(図示
せず)を不要とすることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図2の増幅
器には、電源オン時、前段回路の過渡動作によるノイズ
がヘッドホン(3)及び(4)に伝送されるのを防止す
るため、電源オン時から所定期間だけ増幅器(1)及び
(2)にミューティングを行わせるミューティング機能
が付加されている。即ち、図2において、ミューティン
グ信号発生回路(6)から発生するミューティング信号
に応じて、スイッチ(7)及び(7’)をオフすること
によって、増幅器(1)及び(2)をオフにさせ、ミュ
ーティングを行っていた。
器には、電源オン時、前段回路の過渡動作によるノイズ
がヘッドホン(3)及び(4)に伝送されるのを防止す
るため、電源オン時から所定期間だけ増幅器(1)及び
(2)にミューティングを行わせるミューティング機能
が付加されている。即ち、図2において、ミューティン
グ信号発生回路(6)から発生するミューティング信号
に応じて、スイッチ(7)及び(7’)をオフすること
によって、増幅器(1)及び(2)をオフにさせ、ミュ
ーティングを行っていた。
【0004】しかしながら、バイアス電圧は電源電圧の
リップル成分を除去するCR並列回路(図示せず)を利
用して生成されているので、端子(A)のバイアス電圧
は電源オン時から図3(イ)の(a)の如く徐々に増加
する。また、ヘッドホン(3)及び(4)の接続点
(B)の電圧は、コンデンサー(5)の作用により、図
3(イ)の(b)の如く前記バイアス電圧の上昇よりも
更に緩やかに上昇する。尚、図2中の接続点(C)の電
圧は、ヘッドホン(3)及び(4)の抵抗値が小なの
で、接続点(B)の電圧と略等しい。ミューティングが
オフされると、増幅器(1)及び(2)は動作を開始
し、その出力直流電圧はバイアス電圧に等しくなる。ま
た、図3(イ)より、ミューティングのオフ時には図3
(イ)より基準電圧と接続点(B)の電圧との間に電圧
差が生じている。その為、コンデンサー(5)が動作を
開始した増幅器(1)及び(2)の出力により急激に充
電され、ショック音が発生するという問題が生じてい
た。
リップル成分を除去するCR並列回路(図示せず)を利
用して生成されているので、端子(A)のバイアス電圧
は電源オン時から図3(イ)の(a)の如く徐々に増加
する。また、ヘッドホン(3)及び(4)の接続点
(B)の電圧は、コンデンサー(5)の作用により、図
3(イ)の(b)の如く前記バイアス電圧の上昇よりも
更に緩やかに上昇する。尚、図2中の接続点(C)の電
圧は、ヘッドホン(3)及び(4)の抵抗値が小なの
で、接続点(B)の電圧と略等しい。ミューティングが
オフされると、増幅器(1)及び(2)は動作を開始
し、その出力直流電圧はバイアス電圧に等しくなる。ま
た、図3(イ)より、ミューティングのオフ時には図3
(イ)より基準電圧と接続点(B)の電圧との間に電圧
差が生じている。その為、コンデンサー(5)が動作を
開始した増幅器(1)及び(2)の出力により急激に充
電され、ショック音が発生するという問題が生じてい
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の点に鑑み
成されたものであり、入力信号を増幅し、他端がコンデ
ンサーを介して接地される負荷の一端に出力信号を印加
するようにした増幅器と、ミューティング信号を発生す
るミューティング信号発生回路と、前記ミューティング
信号に応じて、前記増幅回路にミューティングを行うミ
ューティング回路と、前記コンデンサーの端子電圧が前
記増幅器の出力中点電圧になるように充電する充電回路
とを備えたことを特徴とする。
成されたものであり、入力信号を増幅し、他端がコンデ
ンサーを介して接地される負荷の一端に出力信号を印加
するようにした増幅器と、ミューティング信号を発生す
るミューティング信号発生回路と、前記ミューティング
信号に応じて、前記増幅回路にミューティングを行うミ
ューティング回路と、前記コンデンサーの端子電圧が前
記増幅器の出力中点電圧になるように充電する充電回路
とを備えたことを特徴とする。
【0006】また、前記入力信号と異なる他の入力信号
を増幅し、他端が前記コンデンサーを介して接地される
他の負荷の一端に出力信号を印加するようにした他の増
幅器とを備えたことを特徴とする。
を増幅し、他端が前記コンデンサーを介して接地される
他の負荷の一端に出力信号を印加するようにした他の増
幅器とを備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、入力信号を増幅し、他端がコ
ンデンサーを介して接地される負荷の一端に出力信号を
印加する増幅器にミューティングを行わせる間、ミュー
ティング信号発生回路からミューティング信号が発生
し、前記ミューティング信号に応じてミューティング回
路が動作することによって、前記増幅器のミューティン
グが行われる。前記ミューティング信号発生期間中、充
電回路が動作し、前記コンデンサーはその端子電圧が前
記増幅器の出力中点電圧に等しくなるように充電回路の
出力信号に応じて充電される。その為、ミューティング
が解除された時、前記増幅器の出力信号による前記コン
デンサーの急激な充電を防止でき、ショック音の発生を
防止することができる。
ンデンサーを介して接地される負荷の一端に出力信号を
印加する増幅器にミューティングを行わせる間、ミュー
ティング信号発生回路からミューティング信号が発生
し、前記ミューティング信号に応じてミューティング回
路が動作することによって、前記増幅器のミューティン
グが行われる。前記ミューティング信号発生期間中、充
電回路が動作し、前記コンデンサーはその端子電圧が前
記増幅器の出力中点電圧に等しくなるように充電回路の
出力信号に応じて充電される。その為、ミューティング
が解除された時、前記増幅器の出力信号による前記コン
デンサーの急激な充電を防止でき、ショック音の発生を
防止することができる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す図であり、
(8)はステレオL信号を増幅する増幅器、(9)はス
テレオR信号を増幅する増幅器、(10)は増幅器
(8)の出力信号が供給されるステレオL信号用のヘッ
ドホン、(11)は増幅器(9)の出力信号が供給され
るステレオR信号用のヘッドホン、(12)はヘッドホ
ン(10)及び(11)の接続点とアースと間に接続さ
れるコンデンサー、(13)及び(14)は増幅器
(8)及び(9)の動作電流をそれぞれ発生する定電流
源、(15)及び(16)はミューティング信号に応じ
て動作するスイッチ、(17)は前記ミューティング信
号を発生するミューティング信号発生回路、(18)は
ミューティング信号発生回路(17)の出力信号に応じ
て充電動作を行う充電回路、(19)は増幅器(8)及
び(9)のバイアス電圧となる基準電圧を発生する基準
電圧発生回路である。
(8)はステレオL信号を増幅する増幅器、(9)はス
テレオR信号を増幅する増幅器、(10)は増幅器
(8)の出力信号が供給されるステレオL信号用のヘッ
ドホン、(11)は増幅器(9)の出力信号が供給され
るステレオR信号用のヘッドホン、(12)はヘッドホ
ン(10)及び(11)の接続点とアースと間に接続さ
れるコンデンサー、(13)及び(14)は増幅器
(8)及び(9)の動作電流をそれぞれ発生する定電流
源、(15)及び(16)はミューティング信号に応じ
て動作するスイッチ、(17)は前記ミューティング信
号を発生するミューティング信号発生回路、(18)は
ミューティング信号発生回路(17)の出力信号に応じ
て充電動作を行う充電回路、(19)は増幅器(8)及
び(9)のバイアス電圧となる基準電圧を発生する基準
電圧発生回路である。
【0009】図1において、定常動作中、ミューティン
グ信号はミューティング信号発生回路(17)から発生
しないので、スイッチ(15)及び(16)はオンし、
定電流源(13)及び(14)の動作電流に応じて、増
幅器(13)及び(14)が増幅動作を行う。また、充
電回路(18)は出力信号を発生していないので、コン
デンサー(12)は充電回路(18)によって充電され
ない。このような状態において、ステレオL信号及びス
テレオR信号は基準電圧発生回路(19)から発生する
基準電圧に重畳された後、増幅器(8)及び(9)にそ
れぞれ印加される。増幅器(8)及び(9)で増幅され
たステレオL信号及びステレオR信号は、ヘッドホン
(10)及び(11)に印加される。また、コンデンサ
ー(12)はその端子電圧、即ち、接続点(A)の電圧
が増幅器(8)及び(9)の出力直流電圧と等しくなる
ように充電されている。これにより、ヘッドホン(1
0)及び(11)の両端直流電圧は等しくなるので、ヘ
ッドホン(10)及び(11)に直流電流が流れず、ヘ
ッドホン(10)及び(11)の破壊が防止される。
グ信号はミューティング信号発生回路(17)から発生
しないので、スイッチ(15)及び(16)はオンし、
定電流源(13)及び(14)の動作電流に応じて、増
幅器(13)及び(14)が増幅動作を行う。また、充
電回路(18)は出力信号を発生していないので、コン
デンサー(12)は充電回路(18)によって充電され
ない。このような状態において、ステレオL信号及びス
テレオR信号は基準電圧発生回路(19)から発生する
基準電圧に重畳された後、増幅器(8)及び(9)にそ
れぞれ印加される。増幅器(8)及び(9)で増幅され
たステレオL信号及びステレオR信号は、ヘッドホン
(10)及び(11)に印加される。また、コンデンサ
ー(12)はその端子電圧、即ち、接続点(A)の電圧
が増幅器(8)及び(9)の出力直流電圧と等しくなる
ように充電されている。これにより、ヘッドホン(1
0)及び(11)の両端直流電圧は等しくなるので、ヘ
ッドホン(10)及び(11)に直流電流が流れず、ヘ
ッドホン(10)及び(11)の破壊が防止される。
【0010】次に、電源オン時の動作について説明す
る。電源オン前、コンデンサー(12)は完全放電さ
れ、接続点(A)の電圧は0Vとなっている。電源がオ
ンされると、電源オンが検出されたことによって発生す
る制御信号がミューティング発生回路(17)に印加さ
れる。そして、ミューティング信号発生回路(17)か
らミューティング信号が発生し、スイッチ(15)及び
(16)はオフとなる。その為、動作電流が増幅器
(8)及び(9)に供給されなくなり、増幅器(8)及
び(9)は増幅動作を行わない。これによって、増幅器
(8)及び(9)は増幅されたステレオL信号及びR信
号を発生しなくなるとともに、増幅器(8)及び(9)
の出力インピーダンスが高くなり、ミューティング状態
が達成される。
る。電源オン前、コンデンサー(12)は完全放電さ
れ、接続点(A)の電圧は0Vとなっている。電源がオ
ンされると、電源オンが検出されたことによって発生す
る制御信号がミューティング発生回路(17)に印加さ
れる。そして、ミューティング信号発生回路(17)か
らミューティング信号が発生し、スイッチ(15)及び
(16)はオフとなる。その為、動作電流が増幅器
(8)及び(9)に供給されなくなり、増幅器(8)及
び(9)は増幅動作を行わない。これによって、増幅器
(8)及び(9)は増幅されたステレオL信号及びR信
号を発生しなくなるとともに、増幅器(8)及び(9)
の出力インピーダンスが高くなり、ミューティング状態
が達成される。
【0011】ここで、増幅器(8)及び(9)がミュー
ティング状態にある間、即ち、ミューティング信号が発
生している間、充電回路(18)を動作させるためのミ
ューティング信号発生回路(17)の他の出力信号が発
生する。ミューティング信号発生回路(17)の前記他
の出力信号に応じて充電回路(18)が動作し、その端
子電圧が基準電圧発生回路(19)から発生する基準電
圧と略等しい電圧となるように、コンデンサー(12)
は充電回路(18)の充電電流によって充電される。ま
た、基準電圧発生回路(19)は電源のリップル成分を
除去するためのCR並列回路を利用したものであるの
で、基準電圧は電源オン時から図3(ロ)の如く徐々に
上昇する。充電回路(18)の充電動作により、コンデ
ンサー(12)はその端子電圧が基準電圧と略等しくな
るように充電されるので、接続点(A)の電圧も電源オ
ン時から図3(ロ)の如く上昇する。よって、ミューテ
ィングが解除された時、増幅器(8)及び(9)の出力
直流電圧は基準電圧となり、それは接続点(A)の電圧
に略等しいので、コンデンサー(12)の急激な充電は
無くなり、増幅器(8)及び(9)の出力によるショッ
ク音の発生が防止される。尚、増幅器(8)及び(9)
の出力インピーダンスは高いので、前記充電電流はヘッ
ドホン(4)及び(4’)を介してコンデンサー(5)
に供給され、コンデンサー(5)の急速充電が可能とな
る。
ティング状態にある間、即ち、ミューティング信号が発
生している間、充電回路(18)を動作させるためのミ
ューティング信号発生回路(17)の他の出力信号が発
生する。ミューティング信号発生回路(17)の前記他
の出力信号に応じて充電回路(18)が動作し、その端
子電圧が基準電圧発生回路(19)から発生する基準電
圧と略等しい電圧となるように、コンデンサー(12)
は充電回路(18)の充電電流によって充電される。ま
た、基準電圧発生回路(19)は電源のリップル成分を
除去するためのCR並列回路を利用したものであるの
で、基準電圧は電源オン時から図3(ロ)の如く徐々に
上昇する。充電回路(18)の充電動作により、コンデ
ンサー(12)はその端子電圧が基準電圧と略等しくな
るように充電されるので、接続点(A)の電圧も電源オ
ン時から図3(ロ)の如く上昇する。よって、ミューテ
ィングが解除された時、増幅器(8)及び(9)の出力
直流電圧は基準電圧となり、それは接続点(A)の電圧
に略等しいので、コンデンサー(12)の急激な充電は
無くなり、増幅器(8)及び(9)の出力によるショッ
ク音の発生が防止される。尚、増幅器(8)及び(9)
の出力インピーダンスは高いので、前記充電電流はヘッ
ドホン(4)及び(4’)を介してコンデンサー(5)
に供給され、コンデンサー(5)の急速充電が可能とな
る。
【0012】その後、ミューティング信号の発生が終了
すると、再びスイッチ(15)及び(16)はオンし、
増幅器(8)及び(9)は増幅動作するとともに、充電
回路(18)の動作は停止し、図1の増幅回路は定常の
増幅動作を行う。尚、コンデンサー(12)のインピー
ダンスは交流に対しては小になるので、充電回路(1
8)を定常動作中も、常に動作させておいてもよい。但
し、ミューティング動作時だけ充電回路(18)を動作
させた場合、無駄に消費電流は増大せず、省電力化を計
ることができる。
すると、再びスイッチ(15)及び(16)はオンし、
増幅器(8)及び(9)は増幅動作するとともに、充電
回路(18)の動作は停止し、図1の増幅回路は定常の
増幅動作を行う。尚、コンデンサー(12)のインピー
ダンスは交流に対しては小になるので、充電回路(1
8)を定常動作中も、常に動作させておいてもよい。但
し、ミューティング動作時だけ充電回路(18)を動作
させた場合、無駄に消費電流は増大せず、省電力化を計
ることができる。
【0013】図4は、図1の回路の要部の具体回路例を
示す図であり、充電回路(18)は、エミッタが共通接
続されるトランジスタ(22a)及び(22b)から成
る差動部(22)と、差動部(22)の動作電流を発生
する定電流源(23)と、図1のミューティング信号発
生回路(17)の出力信号に応じてオンオフされるスイ
ッチ(24)と、ベースがトランジスタ(22a)のコ
レクタに接続される出力段トランジスタ(25)とから
成る。
示す図であり、充電回路(18)は、エミッタが共通接
続されるトランジスタ(22a)及び(22b)から成
る差動部(22)と、差動部(22)の動作電流を発生
する定電流源(23)と、図1のミューティング信号発
生回路(17)の出力信号に応じてオンオフされるスイ
ッチ(24)と、ベースがトランジスタ(22a)のコ
レクタに接続される出力段トランジスタ(25)とから
成る。
【0014】図4において、電源オンに応じて基準電圧
発生回路(19)から発生する基準電圧は、トランジス
タ(22a)のベースに印加されるとともに、図1の増
幅器(8)及び(9)に印加される。また、電源オンと
ともに発生するミューティング信号発生回路(17)の
出力信号に応じてスイッチ(24)がオンし、定電流源
(23)の動作電流が差動部(22)に流れ、差動部
(22)が動作開始する。トランジスタ(22a)のベ
ースに印加される前記基準電圧は、トランジスタ(22
b)のベース電圧と比較される。トランジスタ(22
a)のベース電圧がトランジスタ(22b)のベース電
圧より高くなると、トランジスタ(22a)がオンし、
さらに出力段トランジスタ(25)がオンする。その
為、電流源トランジスタ(25)のコレクタ電流が接続
点(A)に接続されたコンデンサー(12)に供給さ
れ、コンデンサー(12)が充電される。また、トラン
ジスタ(22b)のベース電圧がトランジスタ(22
a)のベース電圧より高いと、トランジスタ(22b)
がオンし、トランジスタ(22a)はオフするので、出
力段トランジスタ(25)はオフする。その為、コンデ
ンサー(12)の充電は行われない。電源オン時、コン
デンサー(12)は完全放電されているので、差動部
(22)及び出力段トランジスタ(25)の動作によ
り、コンデンサー(12)の端子電圧は基準電圧に略等
しくなるように追従する。
発生回路(19)から発生する基準電圧は、トランジス
タ(22a)のベースに印加されるとともに、図1の増
幅器(8)及び(9)に印加される。また、電源オンと
ともに発生するミューティング信号発生回路(17)の
出力信号に応じてスイッチ(24)がオンし、定電流源
(23)の動作電流が差動部(22)に流れ、差動部
(22)が動作開始する。トランジスタ(22a)のベ
ースに印加される前記基準電圧は、トランジスタ(22
b)のベース電圧と比較される。トランジスタ(22
a)のベース電圧がトランジスタ(22b)のベース電
圧より高くなると、トランジスタ(22a)がオンし、
さらに出力段トランジスタ(25)がオンする。その
為、電流源トランジスタ(25)のコレクタ電流が接続
点(A)に接続されたコンデンサー(12)に供給さ
れ、コンデンサー(12)が充電される。また、トラン
ジスタ(22b)のベース電圧がトランジスタ(22
a)のベース電圧より高いと、トランジスタ(22b)
がオンし、トランジスタ(22a)はオフするので、出
力段トランジスタ(25)はオフする。その為、コンデ
ンサー(12)の充電は行われない。電源オン時、コン
デンサー(12)は完全放電されているので、差動部
(22)及び出力段トランジスタ(25)の動作によ
り、コンデンサー(12)の端子電圧は基準電圧に略等
しくなるように追従する。
【0015】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、他端
がコンデンサーを介して接地される負荷の一端に出力増
幅信号を発生する増幅器において、ミューティング期間
中コンデンサーをその端子電圧を増幅器の出力中点電圧
に略等しくなるように充電しておくことによって、ミュ
ーティング解除時の増幅器の出力によるコンデンサーの
急激な充電を防止でき、その為、ショック音の発生を防
止できる。
がコンデンサーを介して接地される負荷の一端に出力増
幅信号を発生する増幅器において、ミューティング期間
中コンデンサーをその端子電圧を増幅器の出力中点電圧
に略等しくなるように充電しておくことによって、ミュ
ーティング解除時の増幅器の出力によるコンデンサーの
急激な充電を防止でき、その為、ショック音の発生を防
止できる。
【図1】本発明の一実施例を示す図である。
【図2】従来例を示す図である。
【図3】図1及び図2の動作を説明するための特性図で
ある。
ある。
【図4】図1の要部を示す回路図である。
8、9 増幅器 10、11 ヘッドホン 12 コンデンサー 13、14 定電流源 15、16 スイッチ 17 ミューティング信号発生回路 18 充電回路 19 基準電圧発生回路
Claims (2)
- 【請求項1】入力信号を増幅し、他端がコンデンサーを
介して接地される負荷の一端に出力信号を印加するよう
にした増幅器と、 ミューティング信号を発生するミューティング信号発生
回路と、 前記ミューティング信号に応じて、前記増幅回路のミュ
ーティングを行うミューティング回路と、 前記コンデンサーの端子電圧が前記増幅器の出力中点電
圧になるように充電する充電回路とを備えたことを特徴
とするオーディオ用増幅回路。 - 【請求項2】前記入力信号と異なる他の入力信号を増幅
し、他端が前記コンデンサーを介して接地される他の負
荷の一端に出力信号を印加するようにした他の増幅器と
を備えたことを特徴とする請求項1記載のオーディオ用
増幅回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05738995A JP3148551B2 (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | オーディオ用増幅回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05738995A JP3148551B2 (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | オーディオ用増幅回路 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08256017A true JPH08256017A (ja) | 1996-10-01 |
JP3148551B2 JP3148551B2 (ja) | 2001-03-19 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05738995A Expired - Fee Related JP3148551B2 (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | オーディオ用増幅回路 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3148551B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015149624A (ja) * | 2014-02-06 | 2015-08-20 | アイコム株式会社 | 無線機用のパワーセーブ回路、及びパワーセーブ回路を備えた無線機 |
-
1995
- 1995-03-16 JP JP05738995A patent/JP3148551B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015149624A (ja) * | 2014-02-06 | 2015-08-20 | アイコム株式会社 | 無線機用のパワーセーブ回路、及びパワーセーブ回路を備えた無線機 |
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Publication number | Publication date |
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JP3148551B2 (ja) | 2001-03-19 |
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