JPH08253485A - ペンタフルオロフエニル化合物の製造 - Google Patents

ペンタフルオロフエニル化合物の製造

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JPH08253485A
JPH08253485A JP8052615A JP5261596A JPH08253485A JP H08253485 A JPH08253485 A JP H08253485A JP 8052615 A JP8052615 A JP 8052615A JP 5261596 A JP5261596 A JP 5261596A JP H08253485 A JPH08253485 A JP H08253485A
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JP
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halide
reacting
pentafluorophenyl
compound
pentafluorophenylmagnesium
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JP8052615A
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Niomi L Krzystowczyk
ニオミ・ロマンジノ・クルジストウチク
Steven P Diefenbach
スチーブン・ピー・デイーフエンバツク
Wendy L Lemoine
ウエンデイ・リン・レモイン
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Original Assignee
Albemarle Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F3/00Compounds containing elements of Groups 2 or 12 of the Periodic Table
    • C07F3/02Magnesium compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F5/00Compounds containing elements of Groups 3 or 13 of the Periodic Table
    • C07F5/02Boron compounds
    • C07F5/027Organoboranes and organoborohydrides

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペンタフルオロフェニル金属又はメタロイド
誘導体は、ペンタフルオロブロモベンゼンを交換反応に
よってハロゲン化アルキル金属又はメタロイドと反応さ
せることによって製造されてきた。ペンタフルオロブロ
モベンゼンは製造するのが高価である。安価な原材料を
使用して前記誘導体を製造する方法を提供することが本
発明の目的である。 【解決手段】 ハロゲン化ペンタフルオロフェニルマグ
ネシウムを、ハロゲン化ヒドロカルビルマグネシウムと
ペンタフルオロクロロベンゼンとのグリニャール交換反
応によって製造する。ハロゲン化ペンタフルオロフェニ
ルマグネシウムを、それらを金属又はメタロイドハロゲ
ン化物例えばBF3と反応させることによってペンタフ
ルオロフェニル金属又はメタロイド誘導体に転換させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、全体としてペンタフルオロフェ
ニル誘導体の製造に関し、そして更に詳細にはクロロペ
ンタフルオロベンゼンからのペンタフルオロフェニルマ
グネシウム化合物の製造、並びに更なるペンタフルオロ
フェニル誘導体例えばトリス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボラン及びテトラキス(ペンタフルオロフェニル)
ボレートの製造におけるこのようなマグネシウム化合物
の使用に関する。
【0002】ペンタフルオロフェニル化合物例えばトリ
ス(ペンタフルオロフェニル)ボラン及びテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレートは、メタロセンと
共にオレフィン重合触媒錯体を生成させる際に有用であ
る。ペンタフルオロフェニルマグネシウム誘導体をハロ
ゲン化ホウ素と反応させることによってこれらの化合物
を製造することは知られている。ペンタフルオロフェニ
ルマグネシウム中間体は、ペンタフルオロブロモベンゼ
ンを交換反応によってハロゲン化アルキルマグネシウム
と反応させることによって製造されてきた。ペンタフル
オロブロモベンゼンは製造するのが高価である。ペンタ
フルオロクロロベンゼンはもっと低いコストで入手でき
るが、交換反応における臭化物に対する塩化物の一般に
知られた乏しい反応性のために、それは、ハロゲン化ペ
ンタフルオロフェニルマグネシウムを生成させるための
有用な原材料であるとは予期されないであろう。驚くべ
きことに、ペンタフルオロクロロベンゼンとアルキルマ
グネシウム化合物との間の直接交換によって、ハロゲン
化ペンタフルオロフェニルマグネシウムを95〜99%
の高い転化率で製造することができることが見い出され
た。
【0003】本発明によれば、一般式C65MgX[式
中、Xはハロゲンである]を有するペンタフルオロフェ
ニル化合物を製造するための方法であって、C65Mg
Xを生成させる条件下でペンタフルオロクロロベンゼン
をハロゲン化ヒドロカルビルマグネシウムと反応させる
ことを含んで成る方法が提供される。
【0004】一般式(C65nY[式中、Yは炭素以
外の周期表の4〜14族の遷移又は主族元素であり、そ
してnはYの原子価と等しい]を有するペンタフルオロ
フェニル化合物を製造するための方法であって、(a)
ペンタフルオロクロロベンゼンをハロゲン化ヒドロカル
ビルマグネシウムと、ハロゲン化ペンタフルオロフェニ
ルマグネシウムを生成させるような条件下で反応させる
ステップ、(b)前記ハロゲン化ペンタフルオロフェニ
ルマグネシウムをYのハロゲン化物と、(0.8〜1.
2)n対1のモル比で、エーテル溶媒中で前記ペンタフ
ルオロフェニル化合物のエーテル錯体の溶液を生成させ
るような条件下で反応させるステップ、並びに(c)前
記ペンタフルオロフェニル化合物を溶媒交換によって前
記錯体から必要に応じて回収するステップを含んで成る
方法もまた提供される。一般式(C65n+1YMgX
[式中、Yは炭素以外の周期表の4〜14族の遷移又は
主族元素であり、そしてnはYの原子価である]を有す
るペンタフルオロフェニル化合物を製造するための方法
であって、(a)ペンタフルオロクロロベンゼンをハロ
ゲン化ヒドロカルビルマグネシウムと、ハロゲン化ペン
タフルオロフェニルマグネシウムを生成させるような条
件下で反応させるステップ、並びに(b)前記ハロゲン
化ペンタフルオロフェニルマグネシウムをYのハロゲン
化物と、少なくとも1.25n対1のモル比で、(C6
5n+1YMgXを生成させるような条件下で反応させ
るステップを含んで成る方法もまた提供される。
【0005】ハロゲン化ペンタフルオロフェニルマグネ
シウムを製造するためには、ペンタフルオロクロロベン
ゼンを、一般式RMgX[式中、Xはハロゲン、そして
好ましくは臭素又はヨウ素であり、そしてRはC1〜C
20−そして好ましくはC2〜C10−ヒドロカルビル基、
例えばエチル、プロピル、プロペニル、ブチル、ペンチ
ル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、
並びにそれらの分岐鎖異性体、例えばイソプロピル、イ
ソプロペニル、sec.−ブチル、tert.−ブチ
ル、イソブチル、イソペンチル、並びに環状アルキル、
例えばシクロヘキシルである]によって表されるハロゲ
ン化ヒドロカルビルマグネシウムと反応させる。イソプ
ロピルが最も好ましい。
【0006】使用する反応物の量は化学量論的な量から
変えることができる。好ましくは、ペンタフルオロクロ
ロベンゼン対ハロゲン化ヒドロカルビルマグネシウムの
モル比は、ハロゲン化ヒドロカルビルマグネシウムの転
化率を最大にしそして副反応例えばフェニル環上のアル
キル基の置換を最小にするためには、1:1〜10:1
そして最も好ましくは1:1〜2:1の範囲である。
【0007】前記反応はエーテル溶媒中で実施する。適
切なエーテルの非限定的な例は、ジエチルエーテル、ジ
プロピルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチル
エーテル、エチレングリコール、ジメチルエーテル、2
−メトキシエチルエーテル及びテトラヒドロフランを含
む。ジエチルエーテルが好ましい。
【0008】前記反応は、バッチプロセスで又は一つの
試薬を残りの一つの中にゆっくりと供給することによっ
て−40〜100℃の温度で実施することができ、そし
て次に混合物を20〜250℃の温度で反応させる。反
応は大気圧で行うこともできるが、好ましくは溶媒の損
失を回避するために密封された反応器中で実施する。こ
の場合には、溶媒蒸気及びガス状副生成物の密封された
反応器中への放出が圧力を上昇せしめるであろう。0.
5〜50時間の反応時間を、反応を完結させるために使
用する。
【0009】本発明の方法に従って製造されるペンタフ
ルオロフェニル誘導体は、一般式(C65nY(I)
及び(C65n+1YMgX(II)[式中、nはYの
原子価であり、Xはハロゲンであり、そしてYは新しい
IUPAC表示による周期表の4〜14族の遷移又は主
族元素である]によって表すことができる。これらの元
素の非限定的な例は、チタン、ジルコニウム、ハフニウ
ム、バナジウム、クロム、マグネシウム、鉄、ルテニウ
ム、亜鉛、銅、アルミニウム、ホウ素、ケイ素を含む。
これらの元素のハロゲン化物(YXn)例えば塩化アル
ミニウム及び三フッ化ホウ素及び類似物を、ハロゲン化
ペンタフルオロフェニルマグネシウムと、選択的に式
I、(C65nY又は式II、(C65n+1YMgX
のどちらかの化合物を主に生成させるようなモル割合で
反応させる。非選択の化合物は、通常は、副生成物とし
て少なくとも小量で生成される。式(I)の化合物は、
(0.8〜1.2)n対1のハロゲン化ペンタフルオロ
フェニルマグネシウム対YXn化合物のモル比を選択す
ることによって優先的に製造され、そして式IIの化合
物は、少なくとも1.25n対1そして好ましくは
(1.25〜1.5)n対1のモル比を選択することに
よって優先的に製造される。
【0010】前記反応はエーテル溶媒中で実施し、そし
てハロゲン化ペンタフルオロフェニルマグネシウムを生
成させる反応において使用したのと同じエーテルが適切
である。事実、ハロゲン化物反応物を、−40〜200
℃の温度で、好ましくはそのエーテル錯体として、ハロ
ゲン化ペンタフルオロフェニルマグネシウム反応混合物
に好都合に添加することができ、そして次に反応を、2
0〜250℃の温度で、高められた温度での0.5〜5
0時間から周囲温度での数週間までの範囲の時間で完結
させる。
【0011】生成物は溶媒交換技術によって回収するこ
とができる。例えば、より高い沸点を有する炭化水素溶
媒を反応混合物に添加し、そして共沸蒸留によってエー
テルを除去して式Iの生成物の炭化水素溶液並びにハロ
ゲン化マグネシウム塩及び式IIの共生成物の沈殿を後
に残す。上で議論したように、得られる各々の生成物の
相対的割合は、反応物のモル比に依存するであろう。次
に、式Iの生成物の溶液を沈殿から分離し、そして式I
Iの共生成物を溶媒抽出、例えばジエチルエーテルによ
る抽出によって無機マグネシウム塩から分離することが
できる。重い沈殿は、溶媒交換ステップの間に撹拌機を
傷める可能性がある。それ故、生成物及び塩のエーテル
錯体を効果的に分解し、そしてそれによって大部分の塩
を沈殿させ、その結果溶媒交換ステップに先立って、生
成物を溶液中に残しながら80〜90%の塩を例えば濾
過によって除去することができるようにする沈殿剤を反
応混合物に添加することができる。好ましい沈殿剤は、
4〜20個の炭素原子を有するエーテルである。適切な
エーテルの非限定的な例は、アルキル及びアリールモノ
エーテル例えばジイソプロピルエーテル、ジ−n−ブチ
ルエーテル、メチルtert.−ブチルエーテル、ジフ
ェニルエーテル、ジエーテル例えばジメトキシエタン、
及び環状エーテル例えば1,4−ジオキサン、1,3−
ジオキソラン、2−メチル−1,3−ジオキソラン、N
−メチルモルホリン、及びトリエーテル例えば1,3,
5−トリオキサンを含む。テトラヒドロフランは、塩を
沈殿させるのに効果的ではない。沈殿剤は、沈殿剤が全
く式Iの生成物とキレート化されないように1モルのマ
グネシウムあたり0.1〜1モルの量で添加する。
【0012】その代わりに、1,4−ジオキサンのよう
なエーテルを、ジエチルエーテル溶液中のハロゲン化物
反応物例えばBF3エテラートに添加することができ
る。次に、この溶液を、通常のやり方でハロゲン化ペン
タフルオロフェニルマグネシウムのジエチルエーテル溶
液に添加する。これは(C653Bエテラートの生成
を導き、そしてハロゲン化マグネシウム塩はそれらが生
成される時にジオキサン錯体として沈殿するであろう。
【0013】溶媒交換のための適切な炭化水素溶媒は、
エーテル溶媒の沸点以上で沸騰する溶媒を使用して、そ
の結果エーテルが共沸混合物として除去されて炭化水素
溶媒中の式Iの生成物の溶液並びに残りのマグネシウム
塩及び式IIの生成物の沈殿を後に残すように選ばれ
る。後者の生成物は、沈殿を生成物溶液から例えば熱い
炭化水素溶媒溶液の濾過によって分離した後でエーテル
抽出によって塩から分離することができる。65〜20
0℃の沸点を有する適切な炭化水素溶媒の非限定的な例
は、ヘキサン、ヘプタン、Isopar E、オクタ
ン、ノナン、デカン、ヘキサデカン、ベンゼン、トルエ
ン及びキシレン、並びに混合物を含む。炭化水素溶媒
は、生成物溶液の全容量の50〜99容量%の割合で使
用する。
【0014】本発明を以下の実施例によって更に説明す
るが、本発明をこれらに限定することを意図しない。
【0015】
【実施例】実施例1 ドライボックス中で、31.45gのクロロペンタフル
オロベンゼン(C65Cl)(0.155モル)及び臭
化イソプロピルマグネシウム(iPrMgBr)の2モ
ル濃度エーテル溶液の64.42g(0.141モル)
を、Fisher Porter反応器に仕込み、そし
て60℃に4.5時間加熱した。サンプルは、NMRに
よって臭化ペンタフルオロフェニルマグネシウム(C6
5MgBr)への99.06%転化率を示した。1.
55対1及び2対1のC65Cl対iPrMgBrのモ
ル比を使用して製造を繰り返すと、それぞれ98%及び
93〜95%のiPrMgBrからC65MgBrへの
転化率が得られた。
【0016】実施例2 131ミリモルの上記C65MgBr溶液を、四つ口丸
底フラスコに仕込んだ。この溶液に5.84g(41.
4ミリモル)のBF3:エテラートを0℃で仕込んだ。
次に、この溶液を室温に加温せしめそして一晩撹拌し
た。この反応はエーテル中の(C653Bの81%収
率を示した。
【0017】実施例3 エーテル中の40ミリモルのC65MgBr溶液を、室
温で10ミリモルのBF3:エテラートと反応させた。
反応物を撹拌せしめたが、最後の転化率は約63.1%
の(C653BMgBrとしての生成物及び43.6
%の(C653Bとしての生成物にて79%であるこ
とが見い出された。反応時間は3週間であった(反応混
合物を加温する場合には短縮することができるであろ
う)。
【0018】本発明の主なる特徴及び態様は以下の通り
である。
【0019】1. 一般式C65MgX[式中、Xはハ
ロゲンである]を有するペンタフルオロフェニル化合物
を製造するための方法であって、C65MgXを生成さ
せる条件下でペンタフルオロクロロベンゼンをハロゲン
化C3〜C20−ヒドロカルビルマグネシウムと反応させ
ることを含んで成る方法。
【0020】2. 反応をエーテル溶媒中で実施する、
上記1記載の方法。
【0021】3. ペンタフルオロクロロベンゼン対ハ
ロゲン化ヒドロカルビルマグネシウムのモル比が1:1
〜10:1の範囲にある、上記1記載の方法。
【0022】4. ハロゲン化ヒドロカルビルマグネシ
ウムがハロゲン化プロピルマグネシウムである、上記1
記載の方法。
【0023】5. ペンタフルオロクロロベンゼンを臭
化イソプロピルマグネシウムと1:1〜2:1の範囲の
モル比でエーテル溶媒中で反応させて臭化ペンタフルオ
ロフェニルマグネシウムを生成させる、上記1記載の方
法。
【0024】6. 一般式(C65nY[式中、Yは
炭素以外の周期表の4〜14族の遷移又は主族元素であ
り、そしてnはYの原子価と等しい]を有するペンタフ
ルオロフェニル化合物を製造するための方法であって、
(a)ペンタフルオロクロロベンゼンをハロゲン化ヒド
ロカルビルマグネシウムと、ハロゲン化ペンタフルオロ
フェニルマグネシウムを生成させるような条件下で反応
させるステップ、(b)前記ハロゲン化ペンタフルオロ
フェニルマグネシウムをYのハロゲン化物と、(0.8
〜1.2)n対1のモル比で、エーテル溶媒中で前記ペ
ンタフルオロフェニル化合物のエーテル錯体の溶液を生
成させるような条件下で反応させるステップ、並びに
(c)前記ペンタフルオロフェニル化合物を溶媒交換に
よって前記錯体から必要に応じて回収するステップを含
んで成る方法。
【0025】7. ハロゲン化ペンタフルオロフェニル
マグネシウムをBF3と反応させる、そしてペンタフル
オロフェニル化合物が(C653Bである上記6記載
の方法。
【0026】8. 一般式(C65n+1YMgX[式
中、Yは炭素以外の周期表の4〜14族の遷移又は主族
元素であり、そしてnはYの原子価である]を有するペ
ンタフルオロフェニル化合物を製造するための方法であ
って、(a)ペンタフルオロクロロベンゼンをハロゲン
化ヒドロカルビルマグネシウムと、ハロゲン化ペンタフ
ルオロフェニルマグネシウムを生成させるような条件下
で反応させるステップ、並びに(b)前記ハロゲン化ペ
ンタフルオロフェニルマグネシウムをYのハロゲン化物
と、少なくとも1.25n対1のモル比で、(C65
n+1YMgXを生成させるような条件下で反応させるス
テップを含んで成る方法。
【0027】9. 臭化ペンタフルオロフェニルマグネ
シウムをBF3と反応させる、そしてペンタフルオロフ
ェニル化合物が(C654BMgBrである上記8記
載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウエンデイ・リン・レモイン アメリカ合衆国ルイジアナ州70739グリー ンウエルスプリングス・チノンコート 16015

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式C65MgX[式中、Xはハロゲ
    ンである]を有するペンタフルオロフェニル化合物を製
    造するための方法であって、C65MgXを生成させる
    条件下でペンタフルオロクロロベンゼンをハロゲン化C
    3〜C20−ヒドロカルビルマグネシウムと反応させるこ
    とを含んで成る方法。
  2. 【請求項2】 一般式(C65nY[式中、Yは炭素
    以外の周期表の4〜14族の遷移又は主族元素であり、
    そしてnはYの原子価と等しい]を有するペンタフルオ
    ロフェニル化合物を製造するための方法であって、
    (a)ペンタフルオロクロロベンゼンをハロゲン化ヒド
    ロカルビルマグネシウムと、ハロゲン化ペンタフルオロ
    フェニルマグネシウムを生成させるような条件下で反応
    させるステップ、(b)前記ハロゲン化ペンタフルオロ
    フェニルマグネシウムをYのハロゲン化物と、(0.8
    〜1.2)n対1のモル比で、エーテル溶媒中で前記ペ
    ンタフルオロフェニル化合物のエーテル錯体の溶液を生
    成させるような条件下で反応させるステップ、並びに
    (c)前記ペンタフルオロフェニル化合物を溶媒交換に
    よって前記錯体から必要に応じて回収するステップを含
    んで成る方法。
  3. 【請求項3】 一般式(C65n+1YMgX[式中、
    Yは炭素以外の周期表の4〜14族の遷移又は主族元素
    であり、そしてnはYの原子価である]を有するペンタ
    フルオロフェニル化合物を製造するための方法であっ
    て、(a)ペンタフルオロクロロベンゼンをハロゲン化
    ヒドロカルビルマグネシウムと、ハロゲン化ペンタフル
    オロフェニルマグネシウムを生成させるような条件下で
    反応させるステップ、並びに(b)前記ハロゲン化ペン
    タフルオロフェニルマグネシウムをYのハロゲン化物
    と、少なくとも1.25n対1のモル比で、(C65
    n+1YMgXを生成させるような条件下で反応させるス
    テップを含んで成る方法。
JP8052615A 1995-02-21 1996-02-16 ペンタフルオロフエニル化合物の製造 Withdrawn JPH08253485A (ja)

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