JPH0825281A - 建築用ボード類の無粉塵切断方法及び装置 - Google Patents

建築用ボード類の無粉塵切断方法及び装置

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JPH0825281A
JPH0825281A JP19003694A JP19003694A JPH0825281A JP H0825281 A JPH0825281 A JP H0825281A JP 19003694 A JP19003694 A JP 19003694A JP 19003694 A JP19003694 A JP 19003694A JP H0825281 A JPH0825281 A JP H0825281A
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JP
Japan
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cutting
dust
cut
blade
board
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Pending
Application number
JP19003694A
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English (en)
Inventor
Naritomo Matsumoto
成朋 松本
Tomokoshi Nagao
共興 長尾
Masaru Matsumoto
勝 松本
Takaaki Matsumoto
譽明 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MEISHIN KENSETSU KK
NISSHO KIKO KK
Okabe Co Ltd
Original Assignee
MEISHIN KENSETSU KK
NISSHO KIKO KK
Okabe Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】石膏ボード等の建築用ボード類を粉塵を発生し
ないで切断できる切断技術を開発し、これにより建築現
場の作業環境の改善を図る。 【構成】石膏ボード2等の建築用ボード類を、回転自在
に支持された上下の円板刃33,39の円周部に形成さ
れた切断刃部によって押切ることにより無粉塵状態で切
断することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石膏ボード等の比較的
もろい性質を有する建築用ボード類を粉塵の発生しない
無粉塵状態において切断しうる建築用ボード類の無粉塵
切断技術に関し、建築現場等における切断作業の作業環
境を改善するためのものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建築現場において、寸法合わせな
どの必要から、この種の石膏ボードなどを切断する場合
には、作業性がよいことなどから回転鋸刃による切断が
広く一般的に行われている。しかしながら、この回転鋸
刃を用いた切断方法は、作業性はよいものの、その切断
作業に伴い、切り粉として多量の粉塵が発生するため、
作業者に対する作業環境上の問題や、粉塵が種々の機器
類に堆積してトラブルを招来する原因になりやすいとい
った問題があった。このため、従来においては、防塵マ
スクを装着して作業をしたり、回転鋸刃の部分に吸引式
の集塵機を接続したりすることにより対応してきた。し
かしながら、防塵マスクを装着した作業は息苦しく不快
であるため、装着しないで作業を行うものも散見され
る。また、集塵機を接続した回転鋸刃による切断作業
は、その集塵率自体が完全でなく、一部の粉塵は回収で
きないで外へもれてしまうばかりでなく、接続用のホー
スにより作業の自由度が大幅に制約されるため、実際に
は、集塵機を利用しない場合も少なくなかった。このよ
うなことから、実際の建築現場では、かなりの粉塵の発
生を伴いながら切断作業が行われているのが実状であっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な従来の建築現場の実状に鑑みてなされたもので、石膏
ボード等の建築用ボード類を無粉塵状態で切断できる切
断方法及び装置を提供し、これにより建築現場の作業環
境の向上を図ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本出願人は、前記課題を
解決すべく研究を重ねた結果、石膏ボード等の硬度は高
いが比較的もろい性質を有する建築用ボード類は、円板
刃による押切り作用によって無粉塵状態での切断が可能
であること確認した。本発明は、この研究結果に基づい
てなされたもので、石膏ボード等の建築用ボード類を、
回転自在に支持された円板刃の円周部に形成された切断
刃部によって押切ることにより無粉塵状態で切断するこ
とを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明によれば、従来のような強制的に高速回
転される鋸刃による切断作用と異なり、円板刃の円周部
に形成された切断刃部による、いわば静的な押切り作用
によって切断するため、切り粉、すなわち粉塵を発生し
ない無粉塵状態での切断作業が可能になった。
【0006】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例に関して
説明する。図1は本発明の一実施例の要部を示した概略
平面図で、ボード類を縦方向に切断する状態を示したも
のである。図2はその縦方向に切断している場合の切断
部分を示した部分拡大図である。同様に、図3は円板刃
を90度回転してボード類を横方向に切断する状態を示
した概略平面図、図4はその切断部分を示した部分拡大
図である。図中、1は装置本体で、後述の円板刃を備え
た刃物台部分が摺動自在に配設されている。この装置本
体1の両側には、被切断物である石膏ボード2の支持機
構を構成する適宜数の支持枠3が配置されている。支持
枠3は、形鋼等によって形成され、両端部の脚部4,5
と、その脚部4,5の上端部間に横架された横材6から
構成される。横材6の上面には、石膏ボード2の両サイ
ドを支持案内するベアリング等を備えたガイド部材7,
8が固着されている。このガイド部材7,8は、石膏ボ
ード2の幅に合わせて間隔を調整し得るように横材6上
に固定されている。横材6の上面には、さらに石膏ボー
ド2の下面を支持するためのベアリング等を備えたガイ
ド部材9,10が前記ガイド部材7,8に平行に固着さ
れている。なお、これらの石膏ボード2の支持機構を構
成する支持枠3の数や、ガイド部材7,8間の間隔、ガ
イド部材7〜10の長さ等は、石膏ボード2の大きさに
応じて調整されることになる。図中、11は石膏ボード
2の送り機構を構成するケーブルで、一端が連結具12
を介して石膏ボード2の送り方向からみた後端部に接続
され、途中、支持機構の他端部に配設された中間滑車1
3を経て、他端が支持機構の下部に配設された図示しな
い巻取り用ウインチ等に接続されている。しかして、図
示しない巻取り用ウインチを作動して一定速度で巻取り
を開始すると、ケーブル11が矢印の方向に移動し、石
膏ボード2を矢印の方向へ送ることになる。
【0007】つぎに、図2に基づいて切断部分に関して
説明する。図中、14,15は前記装置本体1の長手方
向に沿って上下に固定された支持フレームである。支持
フレーム14,15には、それぞれ固定板16,17を
介して凸側のガイドレール18〜21が設置されてい
る。これらの凸側のガイドレール18〜21には、それ
ぞれ凹側のガイドレール22〜25が嵌合しており、可
動板26,27を横方向に摺動可能に支持している。図
中、28,29は可動板26,27を移動するための公
知のネジ送り機構等の適宜の送り機構で、それぞれのネ
ジ軸を別々の駆動機構により駆動するようにしてもよ
く、あるいはネジ軸間をギヤやタイミングベルト等によ
り連係することにより上下の送り機構28,29が同期
して駆動されるように構成してもよい。
【0008】上方の可動板26の下方には、パンタグラ
フ形のリンク機構等を利用した上下調整機構30が配設
され、その下方に更に適宜の回動支持機構を31を介し
て支持板32が回動自在に支持されており、この支持板
32に円板刃33が自転可能に支持されている。すなわ
ち、円板刃33は、前記ガイドレール18,19,2
2,23を介して横方向に対して摺動自在に支持され、
前記上下調整機構30を介して上下位置を調整可能に支
持され、回動支持機構31を介して刃先の方向、すなわ
ち切断方向を変更可能に支持されている。なお、円板刃
33は、本実施例においては、図4に示すように、前記
支持板32に形成された軸受部34,35に回転自在に
支持された回転軸36に装着され、切断時の送りに伴っ
てフリーに自転し得るように構成されている。
【0009】他方、下方の可動板27の上方には、直ち
に回動支持機構37を介して支持板38が回動自在に支
持されており、この支持板38に円板刃39が自転可能
に支持されている。すなわち、円板刃39は、上下方向
に関しては固定された状態において、前記ガイドレール
20,21,24,25を介して横方向に対して摺動自
在に支持され、回動支持機構37を介して刃先の方向を
変更可能に支持されている。なお、円板刃39は、本実
施例においては、図4に示すように、前記支持板38に
形成された軸受部40,41に回転自在に支持された回
転軸42に装着され、切断時の送りに伴ってフリーに自
転し得るように構成されている。
【0010】しかして、図1において、前述のように、
図示しない巻取り用ウインチを作動して一定速度で巻取
りを開始すると、ケーブル11が矢印の方向に移動し、
石膏ボード2が矢印の方向へ送られる。すなわち、図2
に示すように、石膏ボード2が矢印方向に送られる。こ
れにより、石膏ボード2は、上下の円板刃33,39間
で押切られることになる。したがって、従来のように多
数の鋸刃により次々に切削するようなことはないので粉
塵は発生しない。この場合、円板刃33,39は、送り
動作に伴う石膏ボード2との摩擦抵抗により自転する。
なお、一例として、高速度鋼から形成された直径100
mm、厚さ1.5mm、刃先角度約10度、刃先幅10
mmの円板刃33,39を使用し、両円板刃33,39
間に若干の隙間を設けて、厚さが20mm程度の石膏ボ
ード2を切断した場合に良好な押切り作用が得られてい
る。
【0011】つぎに、石膏ボード2を横方向に切断する
場合に関して説明する。図3及び図4は、前記支持板3
2,38を回動支持機構31,37を介して90度回動
することにより、円板刃33,39を石膏ボード2の長
手方向に対して直交する方向に変更した状態を示したも
のである。この場合には、石膏ボード2側は固定し、円
板刃33,39側を送ることにより切断する点で、前述
の縦方向に切断する場合と相違する。しかして、切断作
業を行う場合には、以上のように、円板刃33,39の
方向を変更セットした後、図示しない電動モータ等の駆
動機を駆動して送り機構28,29を介して図3の矢印
方向に一定速度で送り動作を開始する。これにより、石
膏ボード2との摩擦抵抗による円板刃33,39の自転
を伴いながら、石膏ボード2が上下の円板刃33,39
間で押切られることになる。したがって、粉塵の発生し
ない無粉塵状態での切断作用が得られることは、前述の
縦方向の切断の場合と同様である。
【0012】なお、以上の実施例の説明においては、上
下に対向して円板刃を配設した場合に関して説明した
が、この形式は、特に石膏ボード等の建築用ボード類の
両面が表紙により被覆されている場合に有効である。こ
の場合、両円板刃の刃先間の相対的な位置関係は設計事
項であり、刃先どうしを接触させたり一部重複するよう
に設定することも可能であるが、前述のように、両刃先
間に間隙を形成した場合は、上下両面の切断は円板刃の
切断刃部により正確に行われるので、実用上支障がない
だけでなく、刃先間の干渉が少ないため、刃の寿命のた
めにはむしろ具合がよい。さらに、建築用ボード類の厚
さが比較的薄い場合や表紙のない場合には、一方の円板
刃だけの切断構成も可能である。また、前記実施例にお
いては、円板刃の支持はフリー状態で回転自在に支持
し、切断時におけるボード類との間の摩擦抵抗により自
転するように構成したが、この自転による回転数とほぼ
同程度の低速回転を積極的に付与するように構成しても
よい。この場合には、上下の円板刃の駆動軸間をギヤや
タイミングベルト等により連係することにより同期させ
ると更によい。また、さらに建築用ボード類の送り機構
ないし円板刃自体の送り機構の送り動作と連係して低速
回転するように構成することもできる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果を得ることが
できる。 (1)建設現場等における建築用ボード類の切断作業か
ら従来の切断作業に伴った粉塵を排除できるので、その
作業環境を大幅に改善できる。 (2)2枚の円板刃をそれぞれ対向して配設し、建築用
ボード類を両面から押切るように構成すれば、両面が表
紙等により被覆されている場合にも良好な切断作用が得
られる。 (3)また、それぞれの刃先間に適当な間隔を設けた場
合には、上下両面においては切断刃部による正確な切断
寸法が得られ、しかもそれらの刃先間の間隔部分は破砕
作用が自然に進行するので実用上支障がないばかりでな
く、刃先どうしが干渉することが少ないため、両刃先間
の微妙な調整作業から解放されるとともに刃先の寿命の
点からも有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の縦方向切断時における要部
の状態を示した概略平面図である。
【図2】 同縦方向切断時における切断部分を示した部
分拡大図である。
【図3】 本発明の実施例の横方向切断時における要部
の状態を示した概略平面図である。
【図4】 同横方向切断時における切断部分を示した部
分拡大図である。
【符号の説明】
1…装置本体、2…石膏ボード、7〜10…ガイド部
材、14,15…支持フレーム、18〜25…ガイドレ
ール、30…上下調整機構、31…回動支持機構、32
…支持板、33…円板刃、34,35…軸受部、36…
回転軸、37…回動支持機構、38…支持板、39…円
板刃、40,41…軸受部、42…回転軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長尾 共興 千葉県八千代市米本2−171 (72)発明者 松本 勝 東京都墨田区亀沢4丁目15番4号 有限会 社日商機工内 (72)発明者 松本 譽明 東京都墨田区横川3丁目7番2号 明信建 設株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石膏ボード等の建築用ボード類を、回転
    自在に支持された円板刃の円周部に形成された切断刃部
    によって押切ることにより、無粉塵状態で切断すること
    を特徴とする建築用ボード類の無粉塵切断方法。
  2. 【請求項2】 回転自在に支持された回転軸に装着され
    た円板刃と、石膏ボード等の建築用ボード類を支持する
    支持機構と、前記円板刃あるいは建築用ボード類を移動
    する送り機構とを備え、前記円板刃の円周部に形成され
    た切断刃部によってボード類を押切ることにより、無粉
    塵状態で切断することを特徴とする建築用ボード類の無
    粉塵切断装置。
  3. 【請求項3】 円板刃が装着された前記回転軸に対して
    低速回転を付与しながらボード類を押切ることを特徴と
    する請求項2記載の建築用ボード類の無粉塵切断装置。
  4. 【請求項4】 2枚の円板刃をそれぞれ対向して配設
    し、前記建築用ボード類を両面から押切ることを特徴と
    する請求項2又は3記載の建築用ボード類の無粉塵切断
    装置。
JP19003694A 1994-07-20 1994-07-20 建築用ボード類の無粉塵切断方法及び装置 Pending JPH0825281A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6220692B1 (en) 1998-07-15 2001-04-24 Seiko Epson Corporation Ink jet recording apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6220692B1 (en) 1998-07-15 2001-04-24 Seiko Epson Corporation Ink jet recording apparatus
US6554393B2 (en) 1998-07-15 2003-04-29 Seiko Epson Corporation Ink jet recording apparatus

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