JPH0825109B2 - エンジン組立治具 - Google Patents

エンジン組立治具

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JPH0825109B2
JPH0825109B2 JP61165900A JP16590086A JPH0825109B2 JP H0825109 B2 JPH0825109 B2 JP H0825109B2 JP 61165900 A JP61165900 A JP 61165900A JP 16590086 A JP16590086 A JP 16590086A JP H0825109 B2 JPH0825109 B2 JP H0825109B2
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JP
Japan
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pin
jig
work
engine
holder
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時寛 甘利
康則 西尾
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Suzuki Co Ltd
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Suzuki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本発明は多種類のエンジンの組立に共用できるエンジ
ン組立用治具に関する。
b.従来の技術 自動二輪車では一般に多機種少量生産がおこなわれて
おり、エンジン部においても多様な仕様のものが生産さ
れている。そのためエンジン仕様別の組立専用治具も膨
大な数量となり、治具費用の上昇はもとより、治具の交
換や段取り作業が多くなり、生産効率の低下は避けられ
ないのが実情である。
これを改善するため、エンジン組立用のコンベアに工
夫を施した治具を取付け、多機種のエンジンを1つのコ
ンベアラインで組立てるようにしたエンジン組立用治具
(特開昭56−525号)が知られている。
そのほか、共用化のためのマニアルライン用治具が用
られている。
c.発明が解決しようとする問題点 以上のように、エンジン仕様別の組立専用治具を用い
ることは、その治具の数量が膨大となり、設備費並びに
管理のための費用がかかり、生産能率が悪いという問題
点がある。
また、前記特開昭56−525号によるエンジン組立用治
具においては、エンジンを水平状態にセットし、半分組
立をおこなった後、ワークを一旦吊り上げ、これを上下
に反転してから再び治具にセットし残り半分の組立を行
うため、面倒な反転作業が必要であること、反転時に治
具を調整する必要があること、また自動組立時に作業面
として最も有利な上面が2面しか取れないという問題点
がある。
また、マニアルライン用治具は左右割ケース機種での
共用化は高いが位置決め精度上、自動組立用治具として
は採用できず、手間もかかるという問題点がある。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、前記従来
技術の問題点を解消し、特に自動二輪車用エンジン組立
治具の幅広い共用化を図り、自動組立ラインの多機種少
量生産システムを可能としたエンジン組立用治具を提供
しようとするものである。
d.問題点を解決するための手段 本発明は前記問題点を解決するため、左右割りにエン
ジンケースを両側より挟持して一体的に回動させる治具
において、エンジンケースの前後両側の懸架穴を係合す
る係合ピンを相対して設けるとともに、この相対する係
合ピンの相対距離をエンジンケースの回動軸芯に対して
直角方向に変位できるようにしたアセンブリをそれぞれ
前後に設け、このアセンブリ間をジョイントプレートで
連結して一体に回動可能に軸支するとともに、回動軸芯
に沿った両アセンブリ間の相対距離と、両アセンブリの
回動角度との調整機構とを設けるようにしたものであ
る。
以下、本発明について図面を参照しながら詳細に説明
する。第1図および第2図は本発明に係る組立治具の基
本的な概念に説明するもので、R,Lはワークである二つ
の割りのエンジンの右側ケースと左側ケースを概念的に
示したもの、101は右側ケースRのリヤ側の懸架穴111に
係合するピン、102は同じく右側ケースRのフロント側
の懸架穴112に係合するピン、103は左側ケースLのリヤ
側の懸架穴113に係合するピン、104は同じく左側ケース
Lのフロント側の懸架穴114に係合するピンであり、こ
れらピン101,102,103,104は、それぞれハンガー101a,10
2a,103a,104aによって保持されている。
ピン101とピン103は図上のX方向に共に移動できるよ
うに同一アセンブリ106上に保持されるとともに、ピン1
03がY方向に変位できるように構成してある。
また、ピン102とピン104も同様に同一アセンブリ107
上に保持され、共にY方向に変位できるように構成して
ある。
ワークは次の要領でセットする。まず、リヤ側のピン
101側にケースRの基準面Sを設け、ピン101の基準位置
を設定する。次にこの基準面Sからフロント側の面、す
なわちピン102が係合する面までのY方向の距離、すな
わち寸法Aの位置にアセンブリ107をY方向に移動させ
ピン102の位置をセットする。
次にアセンブリ106をX方向に移動調整することによ
ってピン101とピン102との距離、すなわち寸法Dをセッ
トする。このようにしてワークをピン101とピン102にセ
ットしたあと、ピン103をピン101の方向(即ちY方向)
に、同じくピン104をピン102の方向に移動させてそれぞ
れ寸法B,寸法Cまで締付け、ワークの治具へのセットを
完了する。
この状態で必要な部品の組立作業をおこなう。そし
て、組付作業中に反転、すなわち作業面の変位を必要と
する場合は、前記アセンブリ106とアセンブリ107とを一
体に連結してなる旋回装置(後述)によってワークを適
宜の角度に回動し、最も作業のし易い位置にワークを移
動すればよい。
次に本発明の前記基本的な概念を具体的に実施した実
施例について説明する。
第3図〜第7図において1a,1bは相対するハウジン
グ、2はハウジング1a,1bを固定したベース、3a,3bは、
それぞれハウジング1a,1bに接して設けられたブラケッ
トで、これらブラケット3a,3bはハウジング1a,1bの軸受
部4a,4bに軸部を挿入して回転可能に軸支されている。
5はブラケット3a,3bを一体に連結するU字状のジョ
イントプレート、6はジョイントプレート5の一端部と
ブラケット3aとの間に介設したスライド部である。スラ
イド部6は第6図から明らかなようにスライドホルダー
7とスライダー8とスライド押え9とからなり、スライ
ダー8はハンドル11を下方に延設し、該ハンドル11を操
作することによってスライドホルダー7とスライド押え
9との間を滑動できるように構成してある。
21はホルダーで、前記スライド部6の上部に配置し、
スライダー8の上部に当接してネジ22によってスライダ
ー8と一体に固定してある。23はスプラインシャフト、
24は第4図に示すようにスプラインシャフト23を軸方向
に貫通してこれを保持するスクリューで、スクリュー24
の端部は前記ホルダー21に螺合して保持され、同時にス
プラインシャフト23が軸方向のみに水平移動できるよう
にスプライン嵌合構造によってホルダ21に係合してあ
る。
31はワークを懸架するためのピンで、前記ホルダー21
の端部に固定されたハンガー31aに突設されている。33
は同じくワークを懸架するための他のピンで、前記スプ
ラインシャフト23の末端に固定したハンガー33aにあっ
て前記ピン31に対向して突設されている。
一方、フロント側においても、ほぼ同じように構成し
てあり、41はハウジング1b側にあってブラケット3b付近
に設けられた他のホルダー、43はスプラインシャフト、
44はスプラインシャフト43を軸方向に貫通してこれを保
持するスクリューで、該スクリュー44の端部はホルダー
41の端部に螺合し保持されている。52,54はワークをそ
れぞれ懸架するための互に対向して設けられたピン、52
a,54aはこれらピンを保持するハンガーで、ハンガー52a
はホルダー41の端部に固定され、ハンガー54aは前記ス
プラインシャフト43の端部に固定されている。スプライ
ンシャフト43は軸方向のみに水平移動できるようにホル
ダー41に係合している。
75はジョイントプレート5の側部に設けられたスライ
ドプレート、76はホルダー41より突設されるとともに、
スライドプレート75の間に介設された一対のナットホル
ダー、77はこのナットホルダー76の間に配置されたスラ
イドナット、78はフィードスクリューである。
このフィードスクリュー78はナットホルダー76とスラ
イドナット77を貫通し、スライドプレート75とスライド
ナット77とに螺合している。そしてスライドナット77は
ナットホルダ76で回り止めされる。スライドプレート75
とホルダー41とは互に摺動可能に係合しており、フィー
ドスクリュー78の端部に固定されたナット79でフィード
スクリュー78を回動することによってスライドナット77
が移動し、従ってナットホルダー76を介してホルダー41
がスライドプレート75に対して摺動するようになってい
る。
60は半月状の位置決めプレートで、周辺上に適当間隔
を置いて複数個の嵌合孔61を固設し、半月状に形成した
ブラケット3aの取付部に一体に固定してある。65は前記
位置決めプレート60の嵌合孔61にその先端を係合、離脱
せしめるセンターピン、66はハウジング1aに固定された
ブッシュで、センターピン65を摺動可能に保持してい
る。67は一端をセンターピン65に係合せしめたシフトレ
バーで、ハウジング1aに回動可能に保持されたシャフト
68によってこのシフトレバー67を回動可能に保持すると
ともに、他端を、圧縮バネ69に当接させ、圧縮バネ67の
復元力によってセンターピン65を常時位置決めプレート
60の嵌合孔61へ押圧するように構成してある。70,71は
前記シャフト68の両端にそれぞれ固定されたレバーで、
レバー70は自動操作(制御)用、レバー71は手動操作用
である。
80は前記ブラケット3aの側部に、一体に設けられた割
出し用の歯車で図示を省略した他の制御用の駆動歯車に
よって駆動され、ブラケット3aを回動せしめるようにな
っている。
85は反転用取手で、ジョイントプレート5の一部に固
定してあり、組付けたエンジンケースをジョイントプレ
ート5とともに回転する場合に用いる。
e.作用 次に本発明に係るエンジン組立治具の使用方法につい
て説明する。
まず、作業に先立って、組付をおこなう機種の寸法A,
寸法Dを把握しておく,ケースRにおいて、そのリヤ側
の懸架穴に係合するピン31を基準とし、基準線Lを設定
する。次にこのピン31に対しフロント側の懸架穴までの
Y方向の距離、すなわち寸法Aを設定する。そのため
に、ブラケット3b側に設けたホルダー41に係合するスラ
イドプレート75において、そのナット79を回動してホル
ダ41全体をY方向に移動させて寸法Aを設定する(第7
図参照)。
次にハンドル11によってピン31とピン33を保持するホ
ルダー21をスライド部6において移動し、ピン31とピン
52との距離、すなわち寸法Dを設定する。
以上の状態でケースRとケースLとをセットし、スク
リュー24,44を締めつけて、所定のB寸法とC寸法にピ
ン33とピン54とを移動し固定する。以上によってケース
RとケースLとの組立品が治具にセットされる。
なお、各寸法の異なる多種類のワークに適用でき、採
用する全機種に支障のないように図上のE寸法、F寸法
の範囲までピン33とピン54が移動できるように構成して
ある。
次にワークに対する作業面を切換えるにはレバー71を
矢印方向(第3図参照)に引いて位置決めプレート60に
嵌合しているセンターピン65を外したあと、図示を省略
した駆動手段によって所定の角度だけ歯車80を回動す
る。よってブラケット3aが回動し、同時にジョイントプ
レート5とともに一体となっているブラケット3bも共に
回動し、治具に保持されているワークは所定角度だけ回
動する。所定位置でレバー71を離すと、センターピン65
は圧縮バネ69の復元力によって位置決めプレート60上の
他の嵌合孔61に嵌着し、位置が固定される。
なお、第3図および第4図に鎖線で示した一対のピン
の支持装置98,99は特殊の異形エンジンケース用に必要
に応じて設けることができるもので前記各ピンの支持構
造とほぼ同じように構成してある。
本発明に係る前記治具は、別途設けた自動段取装置に
よって下記の要領で自動組立をすることができる。たと
えば、予め登録された機種のA寸法に対し、ホルダー41
の側面の、たとえばG点(第3図参照)を計測し、これ
によってフィードスクリュー78の頭部に固定したナット
79の必要回転数を設定して自動操作によって回転させ、
所定位置にホルダー41を移動させる。
また、その機種のD寸法に対し、レバー11を自動操作
し、所定位置に移動させる。そしてワークを治具にセッ
トしたあと、スクリュー24,44を自動操作によって予め
設定された位置まで回転し、規定トルクによって締付け
る。
さらにレバー70を自動操作してセンターピン65を外
し、一方、歯車80を駆動制御して位置決めプレート60を
所定位置に回動し、再びセンターピン65をセットしてワ
ークの作業面の自動切換えをおこなえばよい。
f.発明の効果 以上のように本発明に係るエンジン組立治具によれ
ば、左右割りエンジンケースの懸架穴のうち、使用する
穴を特定し、その機種のA寸法、D寸法などの穴間寸法
を設定することにより、手動操作はもとより別途設けた
自動段取装置によって多種のワークのセットが自動的に
できる。
また、ワークを自動旋回させてワークの作業位置も最
も有利な位置、すなわち多面に確保することができ、組
立作業の能率向上ができる。
したがって本発明に係るエンジン組立治具によれば、
多種少量生産形態において同一コンベア上でエンジンの
自動組立が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明に係るエンジン組立治具の
基本的な概念を説明するもので、第1図は平面説明図、
第2図はその側面説明図、第3図〜第7図は本発明は係
るエンジン組立治具の一実施例を示し、第3図は側面説
明図、第4図はその平面説明図、第5図は第3図の左側
面説明図、第6図は第3図のH−H線矢視説明図、第7
図は第3図のK矢視図である。 31・33・52・54・101・102・103・104…ピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右割りにエンジンケースを両側より挾持
    して一体的に回動させる治具において、エンジンケース
    の前後両側の懸架穴に係合する係合ピンを相対して設け
    るとともに、この相対する係合ピンの相対距離をエンジ
    ンケースの回動軸芯に対して直角方向に変位できるよう
    にしたアセンブリをそれぞれ前後に設け、このアセンブ
    リ間をジョイントプレートで連結して一体に回動可能に
    軸支するとともに、回動軸芯に沿った両アセンブリ間の
    相対距離と、両アセンブリの回動角度との調整機構とを
    設けるようにしたことを特徴とするエンジン組付治具。
JP61165900A 1986-07-15 1986-07-15 エンジン組立治具 Expired - Lifetime JPH0825109B2 (ja)

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JPS6322233A JPS6322233A (ja) 1988-01-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56525A (en) * 1979-02-10 1981-01-07 Sanyo Kiko Kk Jig for assembling engine
JPS56107852A (en) * 1980-01-22 1981-08-27 Toyota Motor Corp Assembly jig for conveyor

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JPS6322233A (ja) 1988-01-29

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