JPH08250255A - ツィストペア線の撚り戻し装置、ツィストペア線の撚り戻し方法、配線材整列装置、配線材整列方法及び配線材処理装置 - Google Patents
ツィストペア線の撚り戻し装置、ツィストペア線の撚り戻し方法、配線材整列装置、配線材整列方法及び配線材処理装置Info
- Publication number
- JPH08250255A JPH08250255A JP33464695A JP33464695A JPH08250255A JP H08250255 A JPH08250255 A JP H08250255A JP 33464695 A JP33464695 A JP 33464695A JP 33464695 A JP33464695 A JP 33464695A JP H08250255 A JPH08250255 A JP H08250255A
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- magazine
- wiring material
- wiring
- twisted pair
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- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 丸形多芯ケーブルを構成するツイストペア線
の撚りを戻してそれぞれ2本の配線材に分離する装置に
関し、被覆に与えるダメージが少なく配線材を効率的に
順次整列できるツイストペア線の撚り戻し装置の提供を
目的とする。 【解決手段】 予め供給マガジン6のスリット61に嵌挿
されているツイストペア線13を、モータ41の回転軸42に
装着されたクリップ43が一対ずつ把持して供給マガジン
6のスリット61から取り出し、モータ41を回転させるこ
とでツイストペア線13の撚りを戻す撚り戻し部4と、ロ
ータ51の端面に固定された第1のフック機構52と第2の
フック機構53とが、ロータ51の回転に伴ってそれぞれ分
離された配線材14を引っ掛けて移送し、整列マガジン板
71の半円形切り欠き72に順次嵌挿する整列部5とを具え
て構成する。
の撚りを戻してそれぞれ2本の配線材に分離する装置に
関し、被覆に与えるダメージが少なく配線材を効率的に
順次整列できるツイストペア線の撚り戻し装置の提供を
目的とする。 【解決手段】 予め供給マガジン6のスリット61に嵌挿
されているツイストペア線13を、モータ41の回転軸42に
装着されたクリップ43が一対ずつ把持して供給マガジン
6のスリット61から取り出し、モータ41を回転させるこ
とでツイストペア線13の撚りを戻す撚り戻し部4と、ロ
ータ51の端面に固定された第1のフック機構52と第2の
フック機構53とが、ロータ51の回転に伴ってそれぞれ分
離された配線材14を引っ掛けて移送し、整列マガジン板
71の半円形切り欠き72に順次嵌挿する整列部5とを具え
て構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は丸形の多芯ケーブル
を構成する配線材としてのツイストペア線を撚り戻して
それぞれ2本の配線材に分離した後に分離された該各配
線材をコネクタの所要端子位置に配置せしめる配線材整
列装置に係り、特に被覆にダメージを与えることなく撚
りを戻すと共に撚り戻された該各配線材を絡ませること
なくまた効率よくコネクタの所要端子位置に配置せしめ
て配線材のコネクタへの確実な接続の容易化を実現して
生産性の向上を図ったツィストペア線の撚り戻し装置と
ツィストペア線の撚り戻し方法と配線材整列装置と配線
材整列方法及び配線材処理装置に関する。
を構成する配線材としてのツイストペア線を撚り戻して
それぞれ2本の配線材に分離した後に分離された該各配
線材をコネクタの所要端子位置に配置せしめる配線材整
列装置に係り、特に被覆にダメージを与えることなく撚
りを戻すと共に撚り戻された該各配線材を絡ませること
なくまた効率よくコネクタの所要端子位置に配置せしめ
て配線材のコネクタへの確実な接続の容易化を実現して
生産性の向上を図ったツィストペア線の撚り戻し装置と
ツィストペア線の撚り戻し方法と配線材整列装置と配線
材整列方法及び配線材処理装置に関する。
【0002】近年、電子機器接続用のケーブルとしてフ
ラットケーブルに代えて丸形の多芯ケーブルが広く利用
されるようになり、外部被覆を除去する装置やツイスト
ペア線の撚り戻し装置、配線材整列装置など関連装置の
開発が重要視されるようになってきている。
ラットケーブルに代えて丸形の多芯ケーブルが広く利用
されるようになり、外部被覆を除去する装置やツイスト
ペア線の撚り戻し装置、配線材整列装置など関連装置の
開発が重要視されるようになってきている。
【0003】例えばツイストペア線を撚り戻して2本の
配線材に分離する作業では、手作業により行うと多大な
作業時間が必要となり、また作業時間短縮のため簡易治
具を使用すると配線材の被覆にダメージを与え特性劣化
や断線等を招く原因になる。
配線材に分離する作業では、手作業により行うと多大な
作業時間が必要となり、また作業時間短縮のため簡易治
具を使用すると配線材の被覆にダメージを与え特性劣化
や断線等を招く原因になる。
【0004】しかも複数のツイストペア線を撚り戻して
しまうと、それまでペア関係にあった配線材の対応が極
めて困難になる。そこで被覆に与えるダメージが少なく
配線材を順次整列できるツイストペア線の撚り戻し装置
やその方法の開発が強く望まれている。
しまうと、それまでペア関係にあった配線材の対応が極
めて困難になる。そこで被覆に与えるダメージが少なく
配線材を順次整列できるツイストペア線の撚り戻し装置
やその方法の開発が強く望まれている。
【0005】また撚り戻された2本の配線材をコネクタ
絶縁体の所要端子位置に配置する作業では、ケーブルか
ら出てくる上記各配線材をランダムにピックアップして
コネクタ絶縁体の上記所要端子位置に配置すると、各配
線材同士が該ケーブルの出口近傍で団子状に絡まること
が多く、結果的に接続後のカバー装着に支障を来すこと
から上記絡まりを抑制する整列装置やその方法の開発が
強く望まれている。
絶縁体の所要端子位置に配置する作業では、ケーブルか
ら出てくる上記各配線材をランダムにピックアップして
コネクタ絶縁体の上記所要端子位置に配置すると、各配
線材同士が該ケーブルの出口近傍で団子状に絡まること
が多く、結果的に接続後のカバー装着に支障を来すこと
から上記絡まりを抑制する整列装置やその方法の開発が
強く望まれている。
【0006】
【従来の技術】図20は丸形多芯ケーブルの構成を示す斜
視図、図21は従来のツイストペア線の撚り戻し方法を示
す斜視図である。
視図、図21は従来のツイストペア線の撚り戻し方法を示
す斜視図である。
【0007】また図22は従来の配線材とコネクタとの接
続状態を例示する図である。丸形多芯ケーブル(以下単
にケーブルとする)1は例えば図20に示す如く外部被覆
11とシールド材12とで覆われた複数のツイストペア線13
を有し、ツイストペア線13はそれぞれ所定の方向に等ピ
ッチで撚り合わせたペア関係にある2本の配線材14で構
成されている。
続状態を例示する図である。丸形多芯ケーブル(以下単
にケーブルとする)1は例えば図20に示す如く外部被覆
11とシールド材12とで覆われた複数のツイストペア線13
を有し、ツイストペア線13はそれぞれ所定の方向に等ピ
ッチで撚り合わせたペア関係にある2本の配線材14で構
成されている。
【0008】かかるケーブル1の端末をコネクタ等の電
極に接続する場合は図示の如く複数のツイストペア線13
を露出させた後、ツイストペア線13の撚りを戻して2本
の配線材14に分離しペア関係を崩さないで所定の電極に
接続する必要がある。
極に接続する場合は図示の如く複数のツイストペア線13
を露出させた後、ツイストペア線13の撚りを戻して2本
の配線材14に分離しペア関係を崩さないで所定の電極に
接続する必要がある。
【0009】ツイストペア線13の撚り戻し作業は機械化
が困難なことから一般にケーブルの接続に際し手作業で
行われているが、ツイストペア線の撚りを戻して2本の
配線材に分離する作業を手作業で行うと多大な作業時間
を必要とする。
が困難なことから一般にケーブルの接続に際し手作業で
行われているが、ツイストペア線の撚りを戻して2本の
配線材に分離する作業を手作業で行うと多大な作業時間
を必要とする。
【0010】そこでケーブルのツイストペア線を一括し
て効率良く撚りを戻す手段として図21に示す撚り戻し治
具2が用いられているが、該撚り戻し治具2は側面にツ
イストペア線13を介して対抗する円弧面を有する固定部
21と可動部22とで構成されている。
て効率良く撚りを戻す手段として図21に示す撚り戻し治
具2が用いられているが、該撚り戻し治具2は側面にツ
イストペア線13を介して対抗する円弧面を有する固定部
21と可動部22とで構成されている。
【0011】撚り戻しに際して可動部22を上昇させた状
態で対象とする複数のツイストペア線13を一括して固定
部21上に載置した後、可動部22を降下させてツイストペ
ア線13を固定部21との間に挟むと共にケーブル1を矢印
A1 方向に移動させる。
態で対象とする複数のツイストペア線13を一括して固定
部21上に載置した後、可動部22を降下させてツイストペ
ア線13を固定部21との間に挟むと共にケーブル1を矢印
A1 方向に移動させる。
【0012】ツイストペア線13が撚り戻し治具2から抜
け落ちる前に可動部22を上昇させてケーブル1を矢印A
2 方向に移動し、再び可動部22を降下させてツイストペ
ア線13を固定部21との間に挟んでケーブル1を矢印A1
方向に移動させる。
け落ちる前に可動部22を上昇させてケーブル1を矢印A
2 方向に移動し、再び可動部22を降下させてツイストペ
ア線13を固定部21との間に挟んでケーブル1を矢印A1
方向に移動させる。
【0013】このようにツイストペア線13を固定部21と
可動部22との間に挟みケーブル1を矢印A1 方向に移動
させることで、全てのツイストペア線13は対抗させた固
定部21の円弧面と可動部22の円弧面によって扱かれ撚り
が戻る方向に回転する。
可動部22との間に挟みケーブル1を矢印A1 方向に移動
させることで、全てのツイストペア線13は対抗させた固
定部21の円弧面と可動部22の円弧面によって扱かれ撚り
が戻る方向に回転する。
【0014】すなわち、ツイストペア線13を固定部21と
可動部22との間に挟みケーブル1を移動させる作業を複
数回繰り返すことで、ケーブル1を構成する複数のツイ
ストペア線13の撚りを一括して戻し作業時間を大幅に短
縮することが可能になる。
可動部22との間に挟みケーブル1を移動させる作業を複
数回繰り返すことで、ケーブル1を構成する複数のツイ
ストペア線13の撚りを一括して戻し作業時間を大幅に短
縮することが可能になる。
【0015】一方従来の配線材とコネクタとの接続状態
を例示する図22で、(22-1)は接続状態を接続部近傍のコ
ネクタ構成と共に示し、(22-2)はケーブル内の配線材位
置と接続場所との関係を示した図である。
を例示する図22で、(22-1)は接続状態を接続部近傍のコ
ネクタ構成と共に示し、(22-2)はケーブル内の配線材位
置と接続場所との関係を示した図である。
【0016】図の(22-1)で、14は図21による手段で撚り
戻された配線材である。また該配線材14に繋がるコネク
タ16は、コネクタ絶縁体17と一端が外部接続用のターミ
ナル18a で他端がV溝のコンタクト18b に形成された端
子18を所定ピッチに植設したコネクタ本体19とからな
る。
戻された配線材である。また該配線材14に繋がるコネク
タ16は、コネクタ絶縁体17と一端が外部接続用のターミ
ナル18a で他端がV溝のコンタクト18b に形成された端
子18を所定ピッチに植設したコネクタ本体19とからな
る。
【0017】そしてコネクタ絶縁体17の裏面(図では上
面)には、上記配線材14が圧入し得る電線挿入溝17a が
形成され更に該各電線挿入溝17a の長さ方向中間部の所
定位置には該溝底から更に掘り下げられた凹部17b が形
成されている。
面)には、上記配線材14が圧入し得る電線挿入溝17a が
形成され更に該各電線挿入溝17a の長さ方向中間部の所
定位置には該溝底から更に掘り下げられた凹部17b が形
成されている。
【0018】なお上記端子18は、該コネクタ絶縁体17と
コネクタ本体19を嵌合一体化させたときの上記凹部17b
と対応する位置に上記V溝が上記電線挿入溝17a と直交
する方向に向くように植設されている。
コネクタ本体19を嵌合一体化させたときの上記凹部17b
と対応する位置に上記V溝が上記電線挿入溝17a と直交
する方向に向くように植設されている。
【0019】そこで上記配線材14の一本ずつを矢印Bの
ように上記電線挿入溝17a に圧入固定して破線Cで示す
状態にした後、該コネクタ絶縁体17の側面から突出する
図示Cの領域を切断除去し、更に上記コネクタ本体19を
矢印Dのように降下させて上記V溝を該配線材14に食い
込ませることで、該配線材14の被覆が破られて上記端子
18との接続を実現することができる。
ように上記電線挿入溝17a に圧入固定して破線Cで示す
状態にした後、該コネクタ絶縁体17の側面から突出する
図示Cの領域を切断除去し、更に上記コネクタ本体19を
矢印Dのように降下させて上記V溝を該配線材14に食い
込ませることで、該配線材14の被覆が破られて上記端子
18との接続を実現することができる。
【0020】この場合、ケーブル1内の各配線材14は図
(22-2)に示す如く該ケーブル内にほぼ均等配置されてい
るので、各配線材14をランダムにピックアップして上記
コネクタ絶縁体17の電線挿入溝17a に圧入固定すると、
ケーブル出口近傍で相互に絡まって団子状に塊まり易
い。
(22-2)に示す如く該ケーブル内にほぼ均等配置されてい
るので、各配線材14をランダムにピックアップして上記
コネクタ絶縁体17の電線挿入溝17a に圧入固定すると、
ケーブル出口近傍で相互に絡まって団子状に塊まり易
い。
【0021】そこで、例えばドット領域E1に位置する配
線材14を可能な限り纏めてグルーピングされた電線挿入
溝17a に圧入固定し、また×領域E2に位置する配線材14
を他のグルーピングされた電線挿入溝17a に圧入固定
し、更に○領域E3に位置する配線材14を纏めて別のグル
ーピングされた電線挿入溝17a に圧入固定する等の手段
を採ることで上述した配線材同士の絡まりによる団子状
塊の発生をできるだけ抑制するようにしている。
線材14を可能な限り纏めてグルーピングされた電線挿入
溝17a に圧入固定し、また×領域E2に位置する配線材14
を他のグルーピングされた電線挿入溝17a に圧入固定
し、更に○領域E3に位置する配線材14を纏めて別のグル
ーピングされた電線挿入溝17a に圧入固定する等の手段
を採ることで上述した配線材同士の絡まりによる団子状
塊の発生をできるだけ抑制するようにしている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図21で説明し
た撚り戻し治具を用いた従来の撚り戻し方法ではツイス
トペア線をしごくことになるので配線材の被覆にダメー
ジを与え、配線材としての電気的特性や機械的特性を劣
化させ特にダメージが大きい場合は被覆に亀裂が発生し
て断線等を招く原因になる。
た撚り戻し治具を用いた従来の撚り戻し方法ではツイス
トペア線をしごくことになるので配線材の被覆にダメー
ジを与え、配線材としての電気的特性や機械的特性を劣
化させ特にダメージが大きい場合は被覆に亀裂が発生し
て断線等を招く原因になる。
【0023】またツイストペア線を構成する配線材には
被覆にそれぞれ異なる色や模様からなる識別記号がマー
キングされており、識別記号を利用して多芯ケーブルの
両端に露出させた配線材の照合やペア関係にある配線材
の照合が可能であるが、多芯ケーブルを構成するツイス
トペア線が増加すると類似した識別記号が増え識別記号
の判別が困難になる。
被覆にそれぞれ異なる色や模様からなる識別記号がマー
キングされており、識別記号を利用して多芯ケーブルの
両端に露出させた配線材の照合やペア関係にある配線材
の照合が可能であるが、多芯ケーブルを構成するツイス
トペア線が増加すると類似した識別記号が増え識別記号
の判別が困難になる。
【0024】その結果、ツイストペア線の撚りを一括し
て戻すと配線材のペア関係の照合が極めて困難になると
いう問題があった。また図22で説明したコネクタとの接
続作業では、ケーブル1としての配線材数が数10本程度
と少ないときには配線材同士の絡まりをなくすことが容
易であると共に該絡まりによる団子状塊も小さいので特
に問題になることも少ないが、配線材数が多くなるにつ
れて絡まりをなくすことが難しくなると共に該絡まりに
よる団子状塊が大きくなり、結果的にカバーの装着が出
来なくなることがあると言う問題があった。
て戻すと配線材のペア関係の照合が極めて困難になると
いう問題があった。また図22で説明したコネクタとの接
続作業では、ケーブル1としての配線材数が数10本程度
と少ないときには配線材同士の絡まりをなくすことが容
易であると共に該絡まりによる団子状塊も小さいので特
に問題になることも少ないが、配線材数が多くなるにつ
れて絡まりをなくすことが難しくなると共に該絡まりに
よる団子状塊が大きくなり、結果的にカバーの装着が出
来なくなることがあると言う問題があった。
【0025】
【課題を解決するための手段】上述した配線材のしごき
に起因する線材としての電気的特性や機械的特性の劣化
は、予め設定されたタイミングに合わせて駆動される少
なくともマガジン移送部と撚り戻し部と整列部とを備
え、該マガジン移送部が、等ピッチで形成された複数の
スリットを有する短冊状の供給マガジンと、等ピッチで
形成された複数の半円形切欠きを有する短冊状の整列マ
ガジン板を上記スリットと該切欠きとを対応させ平行に
支持する移動基板と、該整列マガジン板の上方に位置し
該切欠きに嵌挿された絶縁電線からなる配線材を押さえ
る脱落防止カバーと、該移動基板を該供給マガジンと該
整列マガジン板の長さ方向に移動させるマガジン駆動部
とを有し、上記撚り戻し部が、ツイストペア線を1対ず
つ抜き取って撚りを戻し2本の配線材に分離可能なよう
にモータの回転軸に装着され上記スリットに嵌挿された
ツイストペア線を1対ずつ把持可能なクリップと、該モ
ータを支承し該回転軸の端面を上記スリットの深さ方向
に移動可能なクリップ移動機構とを有し、該整列部が、
該移動基板の該整列マガジン板を支持する腕がその内側
を貫通し、該供給マガジンを支持する腕がその外側に位
置するよう支承された円環状のロータと、該ロータの円
周方向に所定の間隔で交互に配置され、それぞれ該ロー
タの端面に固定された第1のフック機構および第2のフ
ック機構と、該ロータの外周または内周に沿って配設さ
れ該ロータを回転させるロータ駆動機構とを有し、該撚
り戻し部において撚りを戻され分離した2本の配線材
が、該ロータの回転に伴って該第1のフック機構と該第
2のフック機構により1本ずつ引っ掛けて移送され、該
整列マガジン板の切欠きに順次嵌挿されるように構成さ
れているツィストペア線の撚り戻し装置によって解決さ
れる。
に起因する線材としての電気的特性や機械的特性の劣化
は、予め設定されたタイミングに合わせて駆動される少
なくともマガジン移送部と撚り戻し部と整列部とを備
え、該マガジン移送部が、等ピッチで形成された複数の
スリットを有する短冊状の供給マガジンと、等ピッチで
形成された複数の半円形切欠きを有する短冊状の整列マ
ガジン板を上記スリットと該切欠きとを対応させ平行に
支持する移動基板と、該整列マガジン板の上方に位置し
該切欠きに嵌挿された絶縁電線からなる配線材を押さえ
る脱落防止カバーと、該移動基板を該供給マガジンと該
整列マガジン板の長さ方向に移動させるマガジン駆動部
とを有し、上記撚り戻し部が、ツイストペア線を1対ず
つ抜き取って撚りを戻し2本の配線材に分離可能なよう
にモータの回転軸に装着され上記スリットに嵌挿された
ツイストペア線を1対ずつ把持可能なクリップと、該モ
ータを支承し該回転軸の端面を上記スリットの深さ方向
に移動可能なクリップ移動機構とを有し、該整列部が、
該移動基板の該整列マガジン板を支持する腕がその内側
を貫通し、該供給マガジンを支持する腕がその外側に位
置するよう支承された円環状のロータと、該ロータの円
周方向に所定の間隔で交互に配置され、それぞれ該ロー
タの端面に固定された第1のフック機構および第2のフ
ック機構と、該ロータの外周または内周に沿って配設さ
れ該ロータを回転させるロータ駆動機構とを有し、該撚
り戻し部において撚りを戻され分離した2本の配線材
が、該ロータの回転に伴って該第1のフック機構と該第
2のフック機構により1本ずつ引っ掛けて移送され、該
整列マガジン板の切欠きに順次嵌挿されるように構成さ
れているツィストペア線の撚り戻し装置によって解決さ
れる。
【0026】また上述したコネクタ接続時の配線材同士
の絡まりに起因する団子状塊の発生は、多芯ケーブルの
端部でほぐされた複数の配線材をコネクタ絶縁体の所定
端子位置に整列させる配線材整列装置が、多芯ケーブル
端末間の電気的照合に基づいて識別された前記各配線材
が一列に嵌挿されているマガジンを多芯ケーブル側が下
になるようにほぼ水平に載置固定したまま該マガジン長
手方向に移動可能なマガジン位置決め搭載部と、該マガ
ジン位置決め搭載部の長手方向両サイド近傍の上記マガ
ジンより低い位置に該マガジン位置決め搭載部と平行し
て配置され、該マガジン位置決め搭載部と一体化して移
動し得るコネクタ絶縁体搭載用のコネクタ搭載部と、該
各コネクタ搭載部両サイド外側の上記マガジン下面近傍
と対応する位置で、尖端を該コネクタ搭載部側に向けた
まま前後進し且つ上記マガジン位置決め搭載部の配線材
整列位置を越える最前進位置で長手方向中心軸を中心と
して所要角度範囲で回動し得る板針状で、上記尖端部近
傍に根元側を開口とする溝フックが形成された配線材ピ
ックアップピンと、該配線材ピックアップピンの移動線
と上記コネクタ搭載部に搭載されたコネクタ絶縁体との
交点近傍の上方に上下動可能に配設した配線材押し込み
切断部とを含んでなり、上記マガジンに嵌挿された識別
済配線材が、該各配線材をコネクタに接続したときの配
線材同士の絡まりを最少にするようにコンピュータで演
算せしめたときの配線材順に、上記配線材ピックアップ
ピンでピックアップされた後上記コネクタ絶縁体の所要
の電線挿入溝に導かれ、該電線挿入溝に押し込まれた後
の該配線材の自由端側余長域が切除し得るように構成さ
れている配線材整列装置によって解決される。
の絡まりに起因する団子状塊の発生は、多芯ケーブルの
端部でほぐされた複数の配線材をコネクタ絶縁体の所定
端子位置に整列させる配線材整列装置が、多芯ケーブル
端末間の電気的照合に基づいて識別された前記各配線材
が一列に嵌挿されているマガジンを多芯ケーブル側が下
になるようにほぼ水平に載置固定したまま該マガジン長
手方向に移動可能なマガジン位置決め搭載部と、該マガ
ジン位置決め搭載部の長手方向両サイド近傍の上記マガ
ジンより低い位置に該マガジン位置決め搭載部と平行し
て配置され、該マガジン位置決め搭載部と一体化して移
動し得るコネクタ絶縁体搭載用のコネクタ搭載部と、該
各コネクタ搭載部両サイド外側の上記マガジン下面近傍
と対応する位置で、尖端を該コネクタ搭載部側に向けた
まま前後進し且つ上記マガジン位置決め搭載部の配線材
整列位置を越える最前進位置で長手方向中心軸を中心と
して所要角度範囲で回動し得る板針状で、上記尖端部近
傍に根元側を開口とする溝フックが形成された配線材ピ
ックアップピンと、該配線材ピックアップピンの移動線
と上記コネクタ搭載部に搭載されたコネクタ絶縁体との
交点近傍の上方に上下動可能に配設した配線材押し込み
切断部とを含んでなり、上記マガジンに嵌挿された識別
済配線材が、該各配線材をコネクタに接続したときの配
線材同士の絡まりを最少にするようにコンピュータで演
算せしめたときの配線材順に、上記配線材ピックアップ
ピンでピックアップされた後上記コネクタ絶縁体の所要
の電線挿入溝に導かれ、該電線挿入溝に押し込まれた後
の該配線材の自由端側余長域が切除し得るように構成さ
れている配線材整列装置によって解決される。
【0027】更に、多芯ケーブル内の複数のツィストペ
ア線からなる各配線材を配線材同士の絡まりに起因する
団子状塊の発生をなくしてコネクタに接続せしめるに
は、多芯ケーブル内で複数のツイストペア線を形成する
各配線材をコネクタ絶縁体の所定端子位置に整列させる
配線材処理装置が、上記のツィストペア線の撚り戻し装
置と、該ツィストペア線の撚り戻し装置で各配線材を識
別して整列せしめた該ツィストペア線の撚り戻し装置の
整列マガジン板に、該各配線材が嵌挿するように電線抑
え板を装着して構成したマガジンと、該マガジンが所定
位置に搭載し得る上記の配線材整列装置とで構成されて
いる配線材処理装置によって解決される。
ア線からなる各配線材を配線材同士の絡まりに起因する
団子状塊の発生をなくしてコネクタに接続せしめるに
は、多芯ケーブル内で複数のツイストペア線を形成する
各配線材をコネクタ絶縁体の所定端子位置に整列させる
配線材処理装置が、上記のツィストペア線の撚り戻し装
置と、該ツィストペア線の撚り戻し装置で各配線材を識
別して整列せしめた該ツィストペア線の撚り戻し装置の
整列マガジン板に、該各配線材が嵌挿するように電線抑
え板を装着して構成したマガジンと、該マガジンが所定
位置に搭載し得る上記の配線材整列装置とで構成されて
いる配線材処理装置によって解決される。
【0028】一般に上述したツィストペア線のしごきに
よる撚り戻しをツィストペア線先端での撚り方向に逆す
る回転での撚り戻しに代えると、該しごきに起因する線
材の電気的特性や機械的特性の劣化を防ぐことができ
る。
よる撚り戻しをツィストペア線先端での撚り方向に逆す
る回転での撚り戻しに代えると、該しごきに起因する線
材の電気的特性や機械的特性の劣化を防ぐことができ
る。
【0029】また撚り戻された後の配線材の識別を電気
的に確認しながら整列させると、各配線材の整列位置と
識別記号との合致を得ることができる。そこで本願発明
では、ツィストペア線先端での撚り方向に逆する回転機
構と、撚り戻された直後の配線材の識別を電気的に確認
しながら整列させる機構を備えてツィストペア線の撚り
戻し装置を構成するようにしている。
的に確認しながら整列させると、各配線材の整列位置と
識別記号との合致を得ることができる。そこで本願発明
では、ツィストペア線先端での撚り方向に逆する回転機
構と、撚り戻された直後の配線材の識別を電気的に確認
しながら整列させる機構を備えてツィストペア線の撚り
戻し装置を構成するようにしている。
【0030】一方コネクタ接続時の上述した配線材同士
の絡みは、整列した配線材のピックアップ順序を図12の
各領域E1〜E3における配置位置を考慮して予め設定する
ことで抑制することができる。
の絡みは、整列した配線材のピックアップ順序を図12の
各領域E1〜E3における配置位置を考慮して予め設定する
ことで抑制することができる。
【0031】そこで本願発明では、整列した配線材をマ
イコン等で予め設定した識別記号順にピックアップし、
そのままコネクタ絶縁体に圧入固定し得る機構を備えて
配線材整線装置を構成するようにしている。
イコン等で予め設定した識別記号順にピックアップし、
そのままコネクタ絶縁体に圧入固定し得る機構を備えて
配線材整線装置を構成するようにしている。
【0032】更に上記ツィストペア線の撚り戻し装置と
該配線材整線装置とを、配線材整列位置と該各整列位置
での識別記号とが合致したマガジンを介する受け渡し手
段で繋げることで配線材処理装置を構成するようにして
いる。
該配線材整線装置とを、配線材整列位置と該各整列位置
での識別記号とが合致したマガジンを介する受け渡し手
段で繋げることで配線材処理装置を構成するようにして
いる。
【0033】従って、しごきに起因する電気的特性や機
械的特性の劣化がない配線材を、配線材同士の絡みによ
る団子状塊を発生させることなく、効率よくコネクタ絶
縁体に圧入固定することができて、結果的にカバー装着
の確実化を実現することができる。
械的特性の劣化がない配線材を、配線材同士の絡みによ
る団子状塊を発生させることなく、効率よくコネクタ絶
縁体に圧入固定することができて、結果的にカバー装着
の確実化を実現することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】図1は本発明になるツィストペア
線の撚り戻し装置の概略的な構成を示す斜視図であり、
図2はマガジン移送部の一実施例を示す斜視図、図3は
撚り戻し部の一実施例を示す斜視図、図4はクリップの
一実施例を示す斜視図、図5は整列部の一実施例を示す
斜視図、図6はフック機構の一実施例を示す斜視図、図
7は位置決め機構の一実施例を示す斜視図、図8はガイ
ド部と導通センサの一実施例を示す斜視図、図9は縒り
戻し装置のタイミングチャート図、図10は整列マガジン
板に整列した配線材の撚り戻し装置からの取外し手段を
説明する図である。
線の撚り戻し装置の概略的な構成を示す斜視図であり、
図2はマガジン移送部の一実施例を示す斜視図、図3は
撚り戻し部の一実施例を示す斜視図、図4はクリップの
一実施例を示す斜視図、図5は整列部の一実施例を示す
斜視図、図6はフック機構の一実施例を示す斜視図、図
7は位置決め機構の一実施例を示す斜視図、図8はガイ
ド部と導通センサの一実施例を示す斜視図、図9は縒り
戻し装置のタイミングチャート図、図10は整列マガジン
板に整列した配線材の撚り戻し装置からの取外し手段を
説明する図である。
【0035】また図11は本発明になる配線材整列装置の
構成原理を示す斜視図であり、図12は配線材としての絡
みをなくすための方式の一例を説明する図、図13は配線
材整線装置を所要目的に駆動させる制御回路ブロック
図、図14はマガジン位置決め搭載部110 を説明する図、
図15はコネクタ搭載部を説明する図、図16は配線材ピッ
クアップ部を説明する図、図17は配線材ピックアップ部
の動作を説明する図、図18は配線材押し込み切断部を説
明する図、図19は本発明になる配線材処理装置を説明す
る図である。
構成原理を示す斜視図であり、図12は配線材としての絡
みをなくすための方式の一例を説明する図、図13は配線
材整線装置を所要目的に駆動させる制御回路ブロック
図、図14はマガジン位置決め搭載部110 を説明する図、
図15はコネクタ搭載部を説明する図、図16は配線材ピッ
クアップ部を説明する図、図17は配線材ピックアップ部
の動作を説明する図、図18は配線材押し込み切断部を説
明する図、図19は本発明になる配線材処理装置を説明す
る図である。
【0036】図1において本発明のツィストペア線の撚
り戻し装置10は、予め設定されたタイミングに合わせて
一方向に駆動されるマガジン移送部3と撚り戻し部4と
整列部5を備えてなるものである。
り戻し装置10は、予め設定されたタイミングに合わせて
一方向に駆動されるマガジン移送部3と撚り戻し部4と
整列部5を備えてなるものである。
【0037】そしてマガジン移送部3は長縁に等ピッチ
で形成された複数のスリット61を有する短冊状の供給マ
ガジン6、および長縁に等ピッチで形成された複数の半
円形切欠き72を有する短冊状の整列マガジン板71を上記
スリット61と該半円形切欠き72とを対応させ平行に支持
するコ字形の移動基板31と、整列マガジン板71の上方に
位置し該半円形切欠き72に嵌挿された配線材を押さえる
脱落防止カバー32と、移動基板31を供給マガジン6と整
列マガジン板71の長さ方向に移動させるマガジン駆動部
33とを有する。
で形成された複数のスリット61を有する短冊状の供給マ
ガジン6、および長縁に等ピッチで形成された複数の半
円形切欠き72を有する短冊状の整列マガジン板71を上記
スリット61と該半円形切欠き72とを対応させ平行に支持
するコ字形の移動基板31と、整列マガジン板71の上方に
位置し該半円形切欠き72に嵌挿された配線材を押さえる
脱落防止カバー32と、移動基板31を供給マガジン6と整
列マガジン板71の長さ方向に移動させるマガジン駆動部
33とを有する。
【0038】撚り戻し部4はモータ41の回転軸42に装着
され、スリット61に嵌挿されたツイストペア線13を1対
ずつ把持するクリップ43と、モータ41を支承し回転軸42
の端面をスリット61の深さ方向に移動可能なクリップ移
動機構44を有する。
され、スリット61に嵌挿されたツイストペア線13を1対
ずつ把持するクリップ43と、モータ41を支承し回転軸42
の端面をスリット61の深さ方向に移動可能なクリップ移
動機構44を有する。
【0039】供給マガジン6のスリット61にツイストペ
ア線13を1対ずつ装着した後、多芯ケーブル1と供給マ
ガジン6とをマガジン移送部3に装着し撚り戻し装置を
始動することによって、モータ41の回転軸42に装着され
たクリップ43がスリット61の深さ方向に移動し、クリッ
プ43が降下時にツイストペア線13を1対ずつ把持して上
昇時にツイストペア線13をスリット61から抜き取り、ク
リップ43の上死点近傍においてモータ41が回転してツイ
ストペア線13の撚りを戻す。
ア線13を1対ずつ装着した後、多芯ケーブル1と供給マ
ガジン6とをマガジン移送部3に装着し撚り戻し装置を
始動することによって、モータ41の回転軸42に装着され
たクリップ43がスリット61の深さ方向に移動し、クリッ
プ43が降下時にツイストペア線13を1対ずつ把持して上
昇時にツイストペア線13をスリット61から抜き取り、ク
リップ43の上死点近傍においてモータ41が回転してツイ
ストペア線13の撚りを戻す。
【0040】このようにツイストペア線13を1対ずつ把
持したクリップ43が回転し撚りを戻すことによって、配
線材の被覆にダメージを与えることなく撚りを戻すこと
が可能になる。
持したクリップ43が回転し撚りを戻すことによって、配
線材の被覆にダメージを与えることなく撚りを戻すこと
が可能になる。
【0041】しかも、供給マガジン6のスリット61に装
着された全てのツイストペア線13の撚りを戻すまで、自
動的に作業を遂行させることが可能であり撚り戻し作業
の効率を大幅に高めることができる。
着された全てのツイストペア線13の撚りを戻すまで、自
動的に作業を遂行させることが可能であり撚り戻し作業
の効率を大幅に高めることができる。
【0042】また、整列部5は移動基板31の整列マガジ
ン板71を支持する腕が内側を貫通し、供給マガジン6を
支持する腕が外側に位置するよう支承された円環状のロ
ータ51と、ロータ51の円周方向に所定の間隔で交互に配
列され、それぞれロータ51の端面に固定された第1のフ
ック機構52および第2のフック機構53と、ロータ51の外
周または内周に沿って配設されロータ51を回転させるロ
ータ駆動機構54とを有し、撚り戻し部4において撚りを
戻され分離した2本の絶縁電線を、ロータ51の回転に伴
って第1のフック機構52と第2のフック機構53が1本ず
つ引っ掛けて移送し、整列マガジン板71の半円形切欠き
72に順次嵌挿するよう構成されている。
ン板71を支持する腕が内側を貫通し、供給マガジン6を
支持する腕が外側に位置するよう支承された円環状のロ
ータ51と、ロータ51の円周方向に所定の間隔で交互に配
列され、それぞれロータ51の端面に固定された第1のフ
ック機構52および第2のフック機構53と、ロータ51の外
周または内周に沿って配設されロータ51を回転させるロ
ータ駆動機構54とを有し、撚り戻し部4において撚りを
戻され分離した2本の絶縁電線を、ロータ51の回転に伴
って第1のフック機構52と第2のフック機構53が1本ず
つ引っ掛けて移送し、整列マガジン板71の半円形切欠き
72に順次嵌挿するよう構成されている。
【0043】このように撚り戻し部4において分離した
配線材を、ロータ51の回転に伴って第1のフック機構52
と第2のフック機構53が1本ずつ引っ掛けて移送し、整
列マガジン板71の半円形切欠き72に順次嵌挿すると共に
マガジン移送部3を移動させることによって、ペア関係
にある配線材が常に隣接する位置に整列されペア関係を
極めて容易に照合することができる。
配線材を、ロータ51の回転に伴って第1のフック機構52
と第2のフック機構53が1本ずつ引っ掛けて移送し、整
列マガジン板71の半円形切欠き72に順次嵌挿すると共に
マガジン移送部3を移動させることによって、ペア関係
にある配線材が常に隣接する位置に整列されペア関係を
極めて容易に照合することができる。
【0044】即ち、被覆に与えるダメージが少なく、配
線材を効率的に順次整列できるツイストペア線の撚り戻
し装置を実現することができる。以下図2乃至図9によ
ってツイストペア線の撚り戻し装置の各構成要素と動作
をそれぞれ実施例に基づいて詳細に説明する。
線材を効率的に順次整列できるツイストペア線の撚り戻
し装置を実現することができる。以下図2乃至図9によ
ってツイストペア線の撚り戻し装置の各構成要素と動作
をそれぞれ実施例に基づいて詳細に説明する。
【0045】マガジン移送部3は図2(a) に示す如く装
置基台34に載置され装置基台34の上面沿いに移動するコ
字形の移動基板31と、装置基台34に装着されたモータ35
とボールネジ36を具え移動基板31を駆動するマガジン駆
動部33とで構成されている。
置基台34に載置され装置基台34の上面沿いに移動するコ
字形の移動基板31と、装置基台34に装着されたモータ35
とボールネジ36を具え移動基板31を駆動するマガジン駆
動部33とで構成されている。
【0046】移動基板31の平行な2本の腕37はそれぞれ
供給マガジン6と整列マガジン板71を着脱可能に装着す
る機構を具えており、供給マガジン装着用の腕37は整列
部5が有するロータ51の外に位置し整列マガジン装着用
の腕37はロータ51を貫通するようになっている。
供給マガジン6と整列マガジン板71を着脱可能に装着す
る機構を具えており、供給マガジン装着用の腕37は整列
部5が有するロータ51の外に位置し整列マガジン装着用
の腕37はロータ51を貫通するようになっている。
【0047】なお上述した整列マガジン板71は、図2
(c) に示す如く、長手方向片側の端辺には長手方向に溝
73が形成され、また他端辺には上記半円形切欠き形成辺
側を切り欠け側とするフック74が形成されている。
(c) に示す如く、長手方向片側の端辺には長手方向に溝
73が形成され、また他端辺には上記半円形切欠き形成辺
側を切り欠け側とするフック74が形成されている。
【0048】供給マガジン6は図2(b) に示す如く短冊
状板からなり長縁側に等ピッチで形成された複数のスリ
ット61を有し、整列マガジン板71は図2(c) に示す如く
短冊状板からなり長縁側に等ピッチで形成された複数の
半円形切欠き72を有する。
状板からなり長縁側に等ピッチで形成された複数のスリ
ット61を有し、整列マガジン板71は図2(c) に示す如く
短冊状板からなり長縁側に等ピッチで形成された複数の
半円形切欠き72を有する。
【0049】上記の供給マガジン6と整列マガジン板71
はそれぞれ移動基板31の腕37に装着することにより平行
に支持されると共に、供給マガジン6が有する複数のス
リット61と整列マガジン板71の複数の半円形切欠き72と
がそれぞれ対応する。
はそれぞれ移動基板31の腕37に装着することにより平行
に支持されると共に、供給マガジン6が有する複数のス
リット61と整列マガジン板71の複数の半円形切欠き72と
がそれぞれ対応する。
【0050】なお、整列マガジン装着用の腕37はロータ
51を貫通し他方の腕37と高さが異なるため直接装置基台
34に載置できない。そこで移動基板31はロータ51の外に
設けた補助腕38が装置基台34上に載置されて整列マガジ
ン装着用の腕37を支承する。
51を貫通し他方の腕37と高さが異なるため直接装置基台
34に載置できない。そこで移動基板31はロータ51の外に
設けた補助腕38が装置基台34上に載置されて整列マガジ
ン装着用の腕37を支承する。
【0051】図示省略されているが移動基板31は供給マ
ガジン6と整列マガジン板71の間に多芯ケーブル1を固
定する機構を有し、撚り戻しに際して多芯ケーブル1を
移動基板31に固定すると共にツイストペア線13を1対ず
つスリット61に嵌挿する。
ガジン6と整列マガジン板71の間に多芯ケーブル1を固
定する機構を有し、撚り戻しに際して多芯ケーブル1を
移動基板31に固定すると共にツイストペア線13を1対ず
つスリット61に嵌挿する。
【0052】かかるマガジン移送部3においてマガジン
駆動部33のモータ35を回転させるとボールネジ36がモー
タ35と共に回転し、更に装置基台34に載置された移動基
板31は装置基台34の上面沿いに供給マガジン6と整列マ
ガジン板71の長さ方向に移動する。
駆動部33のモータ35を回転させるとボールネジ36がモー
タ35と共に回転し、更に装置基台34に載置された移動基
板31は装置基台34の上面沿いに供給マガジン6と整列マ
ガジン板71の長さ方向に移動する。
【0053】供給マガジン6のスリット61はそこに嵌挿
されるツイストペア線13を構成する配線材14の線径に合
致しており、モータ35が回転し移動基板31が移動しても
スリット61に嵌挿されたツイストペア線13が振動によっ
て脱落することはない。
されるツイストペア線13を構成する配線材14の線径に合
致しており、モータ35が回転し移動基板31が移動しても
スリット61に嵌挿されたツイストペア線13が振動によっ
て脱落することはない。
【0054】しかし、整列マガジン板71の半円形切欠き
72に嵌挿された配線材14は例えば移動基板31が移動する
と振動で脱落する。そこで整列マガジン板71の上方に位
置する各半円形切欠き72に配設され配線材14を上から押
さえる脱落防止カバー32が装置基台34に固定されてい
る。
72に嵌挿された配線材14は例えば移動基板31が移動する
と振動で脱落する。そこで整列マガジン板71の上方に位
置する各半円形切欠き72に配設され配線材14を上から押
さえる脱落防止カバー32が装置基台34に固定されてい
る。
【0055】また、撚り戻し部4は図3に示す如くモー
タ41の回転軸42に装着されたクリップ43とクリップ移動
機構44を具えており、クリップ移動機構44は軸45を介し
一端が装置基台34に回動自在に軸止されカム機構により
揺動する揺動腕46を有する。
タ41の回転軸42に装着されたクリップ43とクリップ移動
機構44を具えており、クリップ移動機構44は軸45を介し
一端が装置基台34に回動自在に軸止されカム機構により
揺動する揺動腕46を有する。
【0056】揺動腕46の自由端に搭載されたモータ41は
回転軸42の端面が隙間を介して供給マガジン6のスリッ
ト61と対抗しており、例えば、自在継手47を介して揺動
腕46を駆動することによって回転軸42の端面はスリット
61の深さ方向に移動する。
回転軸42の端面が隙間を介して供給マガジン6のスリッ
ト61と対抗しており、例えば、自在継手47を介して揺動
腕46を駆動することによって回転軸42の端面はスリット
61の深さ方向に移動する。
【0057】クリップ43は図4に示す如く回転軸42に装
着される胴体部25と軸26を介して回動自在に装着された
可動腕27とを有し、胴体部25の先端と可動腕27の先端に
はツイストペア線13を把持可能な固定爪28と可動爪29と
がそれぞれ形成されている。
着される胴体部25と軸26を介して回動自在に装着された
可動腕27とを有し、胴体部25の先端と可動腕27の先端に
はツイストペア線13を把持可能な固定爪28と可動爪29と
がそれぞれ形成されている。
【0058】可動腕27は胴体部25に装着された図示省略
されてなるスプリングにより常に可動爪29が閉じる方向
に付勢されており、ツイストペア線13に当接すると可動
爪29が開き固定爪28と可動爪29が切欠き部30においてツ
イストペア線13を把持する。
されてなるスプリングにより常に可動爪29が閉じる方向
に付勢されており、ツイストペア線13に当接すると可動
爪29が開き固定爪28と可動爪29が切欠き部30においてツ
イストペア線13を把持する。
【0059】自在継手47を介して揺動腕46を駆動するこ
とにより回転軸42に装着されたクリップ43がスリット61
の深さ方向に移動し、降下する時にはツイストペア線13
を1対ずつ把持し上昇時には把持したツイストペア線13
をスリット61から抜き取る。
とにより回転軸42に装着されたクリップ43がスリット61
の深さ方向に移動し、降下する時にはツイストペア線13
を1対ずつ把持し上昇時には把持したツイストペア線13
をスリット61から抜き取る。
【0060】ツイストペア線13は回転軸42の延長線上に
設けられた切欠き部30において固定爪28と可動爪29によ
り把持されており、揺動腕46の上死点近傍においてモー
タ41を所定の方向に回転させることでツイストペア線13
の撚りを戻すことができる。
設けられた切欠き部30において固定爪28と可動爪29によ
り把持されており、揺動腕46の上死点近傍においてモー
タ41を所定の方向に回転させることでツイストペア線13
の撚りを戻すことができる。
【0061】なお、可動腕27を付勢しているスプリング
のばね圧が強すぎるとツイストペア線13に当接しても可
動爪29が開かず、ばね圧が弱いとモータ41が回転したと
き遠心力で固定爪28と可動爪29の間が開いて把持したツ
イストペア線13が脱落する。
のばね圧が強すぎるとツイストペア線13に当接しても可
動爪29が開かず、ばね圧が弱いとモータ41が回転したと
き遠心力で固定爪28と可動爪29の間が開いて把持したツ
イストペア線13が脱落する。
【0062】かかる場合は固定爪28と可動爪29がツイス
トペア線13を把持しているときにのみ有効なロック機構
を胴体部25に設け、可動腕27を胴体部25に固定すること
によってモータ41が回転したときに固定爪28と可動爪29
の間が開くのを防止できる。
トペア線13を把持しているときにのみ有効なロック機構
を胴体部25に設け、可動腕27を胴体部25に固定すること
によってモータ41が回転したときに固定爪28と可動爪29
の間が開くのを防止できる。
【0063】更に、整列部5は図2に示す如く供給マガ
ジン6および整列マガジン板71の長さ方向と直角に配置
されたロータ51を有し、ロータ51は外周に当接する図示
省略された機構を介し円周方向に回動自在に装置基台34
により支承されている。
ジン6および整列マガジン板71の長さ方向と直角に配置
されたロータ51を有し、ロータ51は外周に当接する図示
省略された機構を介し円周方向に回動自在に装置基台34
により支承されている。
【0064】前述の如くマガジン移送部3の装置基台34
は装置基台34の上面に沿って移動可能なよう装置基台34
に載置されており、移動基板31の供給マガジン装着用の
腕37がロータ51の外に位置し整列マガジン装着用の腕37
がロータ51を貫通している。
は装置基台34の上面に沿って移動可能なよう装置基台34
に載置されており、移動基板31の供給マガジン装着用の
腕37がロータ51の外に位置し整列マガジン装着用の腕37
がロータ51を貫通している。
【0065】図5に示す如くロータ51の端面に円周方向
に交互に配列された第1のフック機構52と第2のフック
機構53とが固定され、同一駆動源により同一方向に回転
する複数のロータ駆動機構54がロータ51の外周または内
周に沿って配設されている。
に交互に配列された第1のフック機構52と第2のフック
機構53とが固定され、同一駆動源により同一方向に回転
する複数のロータ駆動機構54がロータ51の外周または内
周に沿って配設されている。
【0066】なお、ロータ51は前述の如く外周に当接す
る図示省略された機構を介し装置基台34によって回動自
在に支承してもよく、図5に示す如くロータ51の外周ま
たは内周に沿って配設されている複数のロータ駆動機構
54によって支承してもよい。
る図示省略された機構を介し装置基台34によって回動自
在に支承してもよく、図5に示す如くロータ51の外周ま
たは内周に沿って配設されている複数のロータ駆動機構
54によって支承してもよい。
【0067】第1のフック機構52と第2のフック機構53
は図6に示す如くロータ51に固定される胴体部55と可動
部56とで構成され、胴体部55の先端には配線材14を引っ
掛け取り込む固定爪57が形成され可動部56の先端には可
動爪58が形成されている。
は図6に示す如くロータ51に固定される胴体部55と可動
部56とで構成され、胴体部55の先端には配線材14を引っ
掛け取り込む固定爪57が形成され可動部56の先端には可
動爪58が形成されている。
【0068】可動部56は胴体部55が有する固定爪57と可
動爪58とが対抗するよう軸59を介し胴体部55に回動自在
に装着されており、胴体部55に装着されてなる図示省略
されたスプリングにより固定爪57と可動爪58との間が閉
じる方向に付勢されている。
動爪58とが対抗するよう軸59を介し胴体部55に回動自在
に装着されており、胴体部55に装着されてなる図示省略
されたスプリングにより固定爪57と可動爪58との間が閉
じる方向に付勢されている。
【0069】しかし、第1のフック機構52と第2のフッ
ク機構53とは胴体部55の先端に形成された固定爪57の形
状が異なっており、第1のフック機構52が有する固定爪
57は図6(a) に示す如く2本の配線材14の間に割り込み
可能な形状になっている。
ク機構53とは胴体部55の先端に形成された固定爪57の形
状が異なっており、第1のフック機構52が有する固定爪
57は図6(a) に示す如く2本の配線材14の間に割り込み
可能な形状になっている。
【0070】一方、第2のフック機構53が有する固定爪
57は図6(b) に示す如く残された絶縁電線14を引っ掛け
可能な形状を有し、固定爪57が配線材14を引っ掛けると
可動爪58が開き固定爪57と可動爪58が切欠き部60におい
て配線材14を把持する。
57は図6(b) に示す如く残された絶縁電線14を引っ掛け
可能な形状を有し、固定爪57が配線材14を引っ掛けると
可動爪58が開き固定爪57と可動爪58が切欠き部60におい
て配線材14を把持する。
【0071】ロータ51の回転に伴って第1のフック機構
52が片側の配線材14を引っ掛け整列マガジン板71に向か
って移送する間に、第2のフック機構53が残された配線
材14を引っ掛けて整列マガジン板71の半円形切欠き71に
順次嵌挿される。
52が片側の配線材14を引っ掛け整列マガジン板71に向か
って移送する間に、第2のフック機構53が残された配線
材14を引っ掛けて整列マガジン板71の半円形切欠き71に
順次嵌挿される。
【0072】このように第1のフック機構52の固定爪57
が2本の配線材14の間に割り込み片側の配線材14を引っ
掛ける構造は、撚り戻し部4がツイストペア線13の撚り
を戻し停止したときの配線材14の位置が極めて正確であ
ることが要求される。
が2本の配線材14の間に割り込み片側の配線材14を引っ
掛ける構造は、撚り戻し部4がツイストペア線13の撚り
を戻し停止したときの配線材14の位置が極めて正確であ
ることが要求される。
【0073】そこで本発明になる撚り戻し装置はフック
機構52、53が移動する経路と撚り戻し部4のクリップ43
との間に配設され、分離された2本の配線材14をフック
機構52、53による分割移送が可能な位置に固定する位置
決め機構8を具えている。
機構52、53が移動する経路と撚り戻し部4のクリップ43
との間に配設され、分離された2本の配線材14をフック
機構52、53による分割移送が可能な位置に固定する位置
決め機構8を具えている。
【0074】位置決め機構8は例えば図7に示す如く揺
動腕80と軸81を介し胴体部82に回動自在に装着された可
動腕83、84を有し、胴体部82は図示省略された装置基台
34に固定され揺動腕80の一端は軸85を介し装置基台34に
回動自在に支持されている。
動腕80と軸81を介し胴体部82に回動自在に装着された可
動腕83、84を有し、胴体部82は図示省略された装置基台
34に固定され揺動腕80の一端は軸85を介し装置基台34に
回動自在に支持されている。
【0075】可動腕83、84はそれぞれ一端に固定され配
線材14を把持する爪86、87と他端に装着されたカムフォ
ロア88とを有し、揺動腕80は自由端側にカムフォロア88
の間に侵入して爪86、87を開閉し絶縁電線14を把持する
楔状カム89を具えている。
線材14を把持する爪86、87と他端に装着されたカムフォ
ロア88とを有し、揺動腕80は自由端側にカムフォロア88
の間に侵入して爪86、87を開閉し絶縁電線14を把持する
楔状カム89を具えている。
【0076】図においてクリップ43がツイストペア線13
を把持し撚りを戻しているときには揺動腕80の自由端側
が上昇しており、楔状カム89が2個のカムフォロア88の
間に深く侵入していて可動腕83、84の一端に固定された
爪86、87の間が開いている。
を把持し撚りを戻しているときには揺動腕80の自由端側
が上昇しており、楔状カム89が2個のカムフォロア88の
間に深く侵入していて可動腕83、84の一端に固定された
爪86、87の間が開いている。
【0077】クリップ43が停止すると揺動腕80の自由端
側が下降して先端の楔状カム89がカムフォロア88の間か
ら抜ける方に移動し、爪86、87の間が閉じて分離された
2本の配線材14が爪86、87の間に形成されてなる切欠き
部90において把持される。
側が下降して先端の楔状カム89がカムフォロア88の間か
ら抜ける方に移動し、爪86、87の間が閉じて分離された
2本の配線材14が爪86、87の間に形成されてなる切欠き
部90において把持される。
【0078】かかる位置決め機構8は2個のカムフォロ
ア88および爪86、87が軸81の中心を横切る線を基準とし
て反対方向に移動し、切欠き部90において爪86、87の間
に把持された2本の配線材14が当接する点は上記軸81の
中心を横切る線上にある。
ア88および爪86、87が軸81の中心を横切る線を基準とし
て反対方向に移動し、切欠き部90において爪86、87の間
に把持された2本の配線材14が当接する点は上記軸81の
中心を横切る線上にある。
【0079】したがってツイストペア線13の撚りを戻し
たあと分離された2本の配線材14を爪86、87の間に把持
することにより、配線材14の線径変化や撚り戻し部4が
停止したときの配線材14の位置ずれに関係なく所定の位
置に位置決めできる。
たあと分離された2本の配線材14を爪86、87の間に把持
することにより、配線材14の線径変化や撚り戻し部4が
停止したときの配線材14の位置ずれに関係なく所定の位
置に位置決めできる。
【0080】そしてフック機構52、53により把持された
配線材14は移送され整列マガジン板71が有する半円形切
欠き72に順次嵌挿されるが、配線材14の軸方向と半円形
切欠き72の軸方向が一致せず配線材14の半円形切欠き72
への嵌挿が困難となる場合がある。
配線材14は移送され整列マガジン板71が有する半円形切
欠き72に順次嵌挿されるが、配線材14の軸方向と半円形
切欠き72の軸方向が一致せず配線材14の半円形切欠き72
への嵌挿が困難となる場合がある。
【0081】他方本発明の撚り戻し装置は図8(a) に示
す如く、整列マガジン板71の上に配線材14の軸を揃える
ガイド部9を有し、ガイド部9を構成するガイド片91、
92は該配線材14を上から押さえる前記脱落防止カバー32
に固定されている。
す如く、整列マガジン板71の上に配線材14の軸を揃える
ガイド部9を有し、ガイド部9を構成するガイド片91、
92は該配線材14を上から押さえる前記脱落防止カバー32
に固定されている。
【0082】そして拡大された円内抽出図に示す如く、
上記整列マガジン板71の厚さとほぼ等しい間隔を保って
該マガジン板71の半円形切欠き72の領域に配置される脱
落防止カバー32は、配線材14が通過し得る隙間で長手方
向が二分割された状態で図示されない上記装置基台34に
固定され、ガイド片91、92はその相互間の配線材14を通
過せしめるための隙間が該脱落防止カバーの上記隙間と
対応するように該脱落防止カバー32に固定されている。
上記整列マガジン板71の厚さとほぼ等しい間隔を保って
該マガジン板71の半円形切欠き72の領域に配置される脱
落防止カバー32は、配線材14が通過し得る隙間で長手方
向が二分割された状態で図示されない上記装置基台34に
固定され、ガイド片91、92はその相互間の配線材14を通
過せしめるための隙間が該脱落防止カバーの上記隙間と
対応するように該脱落防止カバー32に固定されている。
【0083】なお、上記マガジン板71の長手方向端辺に
は後述する配線材抑えマガジン75を装着するための溝73
が設けられており、また他端辺には該配線材抑えマガジ
ン75を固定するためのフック74が設けられている。
は後述する配線材抑えマガジン75を装着するための溝73
が設けられており、また他端辺には該配線材抑えマガジ
ン75を固定するためのフック74が設けられている。
【0084】そして半円形切欠き72への嵌挿に先立って
ガイド片91、92の間に導かれた配線材14はガイド片91、
92の間を通過した後に、上記脱落防止カバー32の間に設
けられた隙間を通過して整列マガジン板71の半円形切欠
き72に嵌挿される。
ガイド片91、92の間に導かれた配線材14はガイド片91、
92の間を通過した後に、上記脱落防止カバー32の間に設
けられた隙間を通過して整列マガジン板71の半円形切欠
き72に嵌挿される。
【0085】このように固定式のガイド片91, 92を設け
ても配線材14がガイド部9を通過し半円形切欠き72に嵌
挿されるまでにガイド片91, 92から脱落防止カバー32、
または整列マガジン板71に移る際にエッジにより被覆が
傷つけられることがある。
ても配線材14がガイド部9を通過し半円形切欠き72に嵌
挿されるまでにガイド片91, 92から脱落防止カバー32、
または整列マガジン板71に移る際にエッジにより被覆が
傷つけられることがある。
【0086】それを防止するためガイド部9は図8(b)
に示す如く移載腕93の自由端側に搭載され上下動する可
動ガイド94を有し、ガイド片91、92の間に導かれ可動ガ
イド94の切欠き部95に嵌入した配線材14は半円形切欠き
72に入るまで移送される。
に示す如く移載腕93の自由端側に搭載され上下動する可
動ガイド94を有し、ガイド片91、92の間に導かれ可動ガ
イド94の切欠き部95に嵌入した配線材14は半円形切欠き
72に入るまで移送される。
【0087】そして一般に多芯ケーブルの処理において
は、ツイストペア線の撚りを戻す処理と撚り戻した後の
該ペア関係を保持する処理は重要であるが、多芯ケーブ
ルの両端末に露出している配線材同志をそれぞれ対応さ
せる処理も上記の処理と同等に重要な処理である。
は、ツイストペア線の撚りを戻す処理と撚り戻した後の
該ペア関係を保持する処理は重要であるが、多芯ケーブ
ルの両端末に露出している配線材同志をそれぞれ対応さ
せる処理も上記の処理と同等に重要な処理である。
【0088】そしてこの場合の数多くのツイストペア線
の両端末に露出させた配線材同士を対応させる手段とし
て、一方の端末からそれぞれの配線材に順次電流を流し
反対側の端末において導通する配線材を検出する方法が
採られる。
の両端末に露出させた配線材同士を対応させる手段とし
て、一方の端末からそれぞれの配線材に順次電流を流し
反対側の端末において導通する配線材を検出する方法が
採られる。
【0089】ガイド部9は図8(c) に示す如くナイフエ
ッジ部96が絶縁体97を介して装置基台34に固定された導
通センサ98を有し、ガイド部9に導かれた配線材14はガ
イド片91と金属からなるナイフエッジ部96との間を通過
するよう構成されている。
ッジ部96が絶縁体97を介して装置基台34に固定された導
通センサ98を有し、ガイド部9に導かれた配線材14はガ
イド片91と金属からなるナイフエッジ部96との間を通過
するよう構成されている。
【0090】半円形切欠き72に嵌挿される配線材14がガ
イド片91とナイフエッジ部96との間を通過するよう構成
することで、ナイフエッジ部96が配線材14の被覆の一部
を切り裂いて芯線15と電気的に接触させられるので、端
末間の電気的照合すなわち配線材としての識別を実現す
ることができる。
イド片91とナイフエッジ部96との間を通過するよう構成
することで、ナイフエッジ部96が配線材14の被覆の一部
を切り裂いて芯線15と電気的に接触させられるので、端
末間の電気的照合すなわち配線材としての識別を実現す
ることができる。
【0091】従って、ガイド片91,92の間に導かれて可
動ガイド94の切欠き部95に嵌入した配線材14は識別され
た状態で半円形切欠き72に入れられ、更に上記脱落防止
カバー32の移動で該半円形切欠き71に固定されることと
なる。
動ガイド94の切欠き部95に嵌入した配線材14は識別され
た状態で半円形切欠き72に入れられ、更に上記脱落防止
カバー32の移動で該半円形切欠き71に固定されることと
なる。
【0092】本発明の撚り戻し装置10の実施例ではロー
タ51上に2対の第1のフック機構52および第2のフック
機構53が固定され、撚り戻し装置を構成する各要素はそ
れぞれロータ51の回転に伴い図9に示すタイミングチャ
ートに従って駆動される。
タ51上に2対の第1のフック機構52および第2のフック
機構53が固定され、撚り戻し装置を構成する各要素はそ
れぞれロータ51の回転に伴い図9に示すタイミングチャ
ートに従って駆動される。
【0093】図9のタイミングチャートはロータ51の回
転角が0のときY座標軸上の下側に位置する一方の第1
のフック機構52が、ロータ51の回転に伴い正面からみて
右方向に移動し一周して再びY座標軸上の下側に戻ると
して作成されたものである。
転角が0のときY座標軸上の下側に位置する一方の第1
のフック機構52が、ロータ51の回転に伴い正面からみて
右方向に移動し一周して再びY座標軸上の下側に戻ると
して作成されたものである。
【0094】撚り戻し部4のクリップ移動機構44はロー
タ52の回転角0から降下して25度近傍で下死点に達し35
度近傍から上昇して60度近傍において上死点に到達する
が、その間にクリップ43がツイストペア線13を把持して
スリット61から抜き取り、クリップ移動機構44が上死点
に到達するとモータ41が始動して撚りを戻す。
タ52の回転角0から降下して25度近傍で下死点に達し35
度近傍から上昇して60度近傍において上死点に到達する
が、その間にクリップ43がツイストペア線13を把持して
スリット61から抜き取り、クリップ移動機構44が上死点
に到達するとモータ41が始動して撚りを戻す。
【0095】位置決め機構8の揺動腕80はロータ51の回
転角が60度近傍になると下降を開始して90度近傍におい
て下死点に到達し、楔状カム89がカムフォロア88の間か
ら抜ける方に移動し閉じた爪86、87の間に分離した2本
の配線材14が把持される。
転角が60度近傍になると下降を開始して90度近傍におい
て下死点に到達し、楔状カム89がカムフォロア88の間か
ら抜ける方に移動し閉じた爪86、87の間に分離した2本
の配線材14が把持される。
【0096】また、回転角が90度の近傍においてロータ
51に固定された第1のフック機構52が2本の配線材14の
片側を引っ掛け、回転角が 135度の近傍において第2の
フック機構53が残った配線材14を引っ掛け固定爪57と可
動爪58の間に把持する。
51に固定された第1のフック機構52が2本の配線材14の
片側を引っ掛け、回転角が 135度の近傍において第2の
フック機構53が残った配線材14を引っ掛け固定爪57と可
動爪58の間に把持する。
【0097】第1のフック機構52が有する固定爪57と可
動爪58の間に把持された一方の配線材14はロータ51の回
転に伴い移送され、回転角が 210度から 245度まで変化
する間にガイド部9を通り抜けて整列マガジン7の半円
形切欠き71に嵌挿される。
動爪58の間に把持された一方の配線材14はロータ51の回
転に伴い移送され、回転角が 210度から 245度まで変化
する間にガイド部9を通り抜けて整列マガジン7の半円
形切欠き71に嵌挿される。
【0098】同様に、第2のフック機構53の固定爪57と
可動爪58の間に把持された他方の配線材14はロータ51の
回転に伴って移送され、回転角が 255度から 290度まで
変化する間にガイド部9を通り抜けて整列マガジン板71
の半円形切欠き72に嵌挿される。
可動爪58の間に把持された他方の配線材14はロータ51の
回転に伴って移送され、回転角が 255度から 290度まで
変化する間にガイド部9を通り抜けて整列マガジン板71
の半円形切欠き72に嵌挿される。
【0099】移載腕93の自由端側に搭載された可動ガイ
ド94は回転角が 210度、および 255度において上死点に
到達すると共に、回転角が 232.5度、および 277.5度に
おいて下死点に達するよう上下し降下時に配線材14は半
円形切欠き72に移される。
ド94は回転角が 210度、および 255度において上死点に
到達すると共に、回転角が 232.5度、および 277.5度に
おいて下死点に達するよう上下し降下時に配線材14は半
円形切欠き72に移される。
【0100】なお、導通センサ98は配線材14がガイド部
9を通り抜ける直前、すなわち、一方の配線材14は回転
角が 235度から 245度の間、他方の配線材14は回転角が
280度から 290度の間において、ナイフエッジ部96が芯
線15と電気的に接触する。
9を通り抜ける直前、すなわち、一方の配線材14は回転
角が 235度から 245度の間、他方の配線材14は回転角が
280度から 290度の間において、ナイフエッジ部96が芯
線15と電気的に接触する。
【0101】一方の配線材14を半円形切欠き72に嵌挿す
ると回転角 240度近傍でモータ35が始動してマガジンが
1ピッチ移動し、他方の配線材14を半円形切欠き72に嵌
挿すると回転角 285度近傍でモータ35が始動してマガジ
ンが1ピッチ移動する。
ると回転角 240度近傍でモータ35が始動してマガジンが
1ピッチ移動し、他方の配線材14を半円形切欠き72に嵌
挿すると回転角 285度近傍でモータ35が始動してマガジ
ンが1ピッチ移動する。
【0102】同様にクリップ移動機構44はロータ52の回
転角 180度から降下して 205度近傍で下死点に達し 215
度近傍から上昇して 240度近傍において上死点に到達す
るが、その間にクリップ43がツイストペア線13を把持し
てスリット61から抜き取り、クリップ移動機構44が上死
点に到達するとモータ41が始動して撚りを戻す。
転角 180度から降下して 205度近傍で下死点に達し 215
度近傍から上昇して 240度近傍において上死点に到達す
るが、その間にクリップ43がツイストペア線13を把持し
てスリット61から抜き取り、クリップ移動機構44が上死
点に到達するとモータ41が始動して撚りを戻す。
【0103】位置決め機構8の揺動腕80はロータ51の回
転角が 240度近傍になると下降を始め 270度近傍におい
て下死点に到達し、楔状カム89がカムフォロア88の間か
ら抜ける方に移動し閉じた爪86、87の間に分離した2本
の配線材14が把持される。
転角が 240度近傍になると下降を始め 270度近傍におい
て下死点に到達し、楔状カム89がカムフォロア88の間か
ら抜ける方に移動し閉じた爪86、87の間に分離した2本
の配線材14が把持される。
【0104】また、回転角が270 度近傍においてロータ
51に固定された第1のフック機構52が2本の配線材14の
片側を引っ掛け、回転角が 315度の近傍において第2の
フック機構53が残った配線材14を引っ掛け固定爪57と可
動爪58の間に把持する。
51に固定された第1のフック機構52が2本の配線材14の
片側を引っ掛け、回転角が 315度の近傍において第2の
フック機構53が残った配線材14を引っ掛け固定爪57と可
動爪58の間に把持する。
【0105】第1のフック機構52が有する固定爪57と可
動爪58に把持された一方の配線材14はロータ51の回転に
伴い移送され、回転角が0を超え30度から65度まで変化
する間にガイド部9を通り抜けて整列マガジン板71の半
円形切欠き72に嵌挿されることになる。
動爪58に把持された一方の配線材14はロータ51の回転に
伴い移送され、回転角が0を超え30度から65度まで変化
する間にガイド部9を通り抜けて整列マガジン板71の半
円形切欠き72に嵌挿されることになる。
【0106】同様に、第2のフック機構53の固定爪57と
可動爪58に把持された他方の配線材14はロータ51の回転
に伴って移送され、回転角が0を超え75度から 110度ま
で変化する間にガイド部9を通り抜け整列マガジン板71
の半円形切欠き72に嵌挿される。
可動爪58に把持された他方の配線材14はロータ51の回転
に伴って移送され、回転角が0を超え75度から 110度ま
で変化する間にガイド部9を通り抜け整列マガジン板71
の半円形切欠き72に嵌挿される。
【0107】揺動する移載腕93の自由端側に搭載された
可動ガイド94は回転角が30度、および75度において上死
点に到達すると共に、回転角が52.5度、および97.5度に
おいて下死点に達するよう上下し降下時に配線材14は半
円形切欠き72に移される。
可動ガイド94は回転角が30度、および75度において上死
点に到達すると共に、回転角が52.5度、および97.5度に
おいて下死点に達するよう上下し降下時に配線材14は半
円形切欠き72に移される。
【0108】なお、導通センサ98は配線材14がガイド部
9を通り抜ける直前、即ち、一方の配線材14は回転角が
55度から65度の間、また、他方の配線材14は回転角が 1
00度から 110度の間においてナイフエッジ部96が芯線15
と電気的に接触する。
9を通り抜ける直前、即ち、一方の配線材14は回転角が
55度から65度の間、また、他方の配線材14は回転角が 1
00度から 110度の間においてナイフエッジ部96が芯線15
と電気的に接触する。
【0109】一方の配線材14が半円形切欠き72に嵌挿さ
れると回転角60度近傍でモータ35が始動してマガジンが
1ピッチ移動し、他方の配線材14が半円形切欠き72に嵌
挿されると回転角 105度近傍でモータ35が始動しマガジ
ンが1ピッチ移動する。
れると回転角60度近傍でモータ35が始動してマガジンが
1ピッチ移動し、他方の配線材14が半円形切欠き72に嵌
挿されると回転角 105度近傍でモータ35が始動しマガジ
ンが1ピッチ移動する。
【0110】このようにツイストペア線13を1対ずつ把
持したクリップ43が回転し撚りを戻すことによって、配
線材の被覆にダメージを与えることなく撚りを戻すこと
が可能になる。しかも、供給マガジン6のスリット61に
装着された全てのツイストペア線13の撚りを戻すまで、
自動的に作業を遂行させることが可能であり撚り戻し作
業の効率を大幅に高めることができる。
持したクリップ43が回転し撚りを戻すことによって、配
線材の被覆にダメージを与えることなく撚りを戻すこと
が可能になる。しかも、供給マガジン6のスリット61に
装着された全てのツイストペア線13の撚りを戻すまで、
自動的に作業を遂行させることが可能であり撚り戻し作
業の効率を大幅に高めることができる。
【0111】また、撚り戻し部4において分離した配線
材を、ロータ51の回転に伴って第1のフック機構52と第
2のフック機構53が1本ずつ引っ掛けて移送し、整列マ
ガジン板71の半円形切欠き72に順次嵌挿すると共にマガ
ジン移送部3を移動させることによって、ペア関係にあ
る配線材が常に隣接する位置に整列されペア関係を極め
て容易に照合することができる。
材を、ロータ51の回転に伴って第1のフック機構52と第
2のフック機構53が1本ずつ引っ掛けて移送し、整列マ
ガジン板71の半円形切欠き72に順次嵌挿すると共にマガ
ジン移送部3を移動させることによって、ペア関係にあ
る配線材が常に隣接する位置に整列されペア関係を極め
て容易に照合することができる。
【0112】従って、複数の配線材をそれぞれの被覆に
ダメージを与えることなく整列位置とそれぞれの識別が
分かるように整列させられるツイストペア線の撚り戻し
装置10を構成することができる。
ダメージを与えることなく整列位置とそれぞれの識別が
分かるように整列させられるツイストペア線の撚り戻し
装置10を構成することができる。
【0113】他方、上述した整列マガジン板71に整列し
た各配線材はそのままの状態ではピックアップしてコネ
クタの各端子配置位置に配置せしめることが困難であ
る。図10はかかる整列マガジン板71に整列した各配線材
を上記ツイストペア線撚り戻し装置10から取外すための
手段を説明したもので、(10-1)は上記マガジン板71を使
用したときのマガジン7の構成を示し、また(10-2)は上
記ツイストペア線の撚り戻し装置によって整列した配線
材を該撚り戻し装置10から取り外した状態を示したもの
である。
た各配線材はそのままの状態ではピックアップしてコネ
クタの各端子配置位置に配置せしめることが困難であ
る。図10はかかる整列マガジン板71に整列した各配線材
を上記ツイストペア線撚り戻し装置10から取外すための
手段を説明したもので、(10-1)は上記マガジン板71を使
用したときのマガジン7の構成を示し、また(10-2)は上
記ツイストペア線の撚り戻し装置によって整列した配線
材を該撚り戻し装置10から取り外した状態を示したもの
である。
【0114】すなわち図の(10-1)で、マガジン7は上述
した整列マガジン板71と電線抑え板75とで構成されてい
るもので、特にこの場合の電線抑え板75は上記マガジン
板71とほぼ同じ大きさで長手方向に沿う片側辺には上記
半円形切り欠け72と対応するそれぞれの位置に同じ大き
さの半円形切り欠け76が形成されていると共に、長手方
向片側の端辺近傍の両面には上記整列マガジン板71の幅
までを含めた長さを有するマガジン装着板77が装着され
ている。
した整列マガジン板71と電線抑え板75とで構成されてい
るもので、特にこの場合の電線抑え板75は上記マガジン
板71とほぼ同じ大きさで長手方向に沿う片側辺には上記
半円形切り欠け72と対応するそれぞれの位置に同じ大き
さの半円形切り欠け76が形成されていると共に、長手方
向片側の端辺近傍の両面には上記整列マガジン板71の幅
までを含めた長さを有するマガジン装着板77が装着され
ている。
【0115】そして該装着板77と上述した整列マガジン
板71とを、それぞれの半円形切り欠けが円になるように
位置決めして合致させたときの整列マガジン板71の前述
した溝73の最奥部と対応する位置にはピン78が橋渡し状
に固定されている。
板71とを、それぞれの半円形切り欠けが円になるように
位置決めして合致させたときの整列マガジン板71の前述
した溝73の最奥部と対応する位置にはピン78が橋渡し状
に固定されている。
【0116】また該電線抑え板75の長手方向他端辺側の
両面には、上記整列マガジン板71の幅までを含めた長さ
を有するマガジン固定板79が装着され、更に前述したフ
ック74と対応する位置には該フック74に嵌合するロック
片79a が設けられている。
両面には、上記整列マガジン板71の幅までを含めた長さ
を有するマガジン固定板79が装着され、更に前述したフ
ック74と対応する位置には該フック74に嵌合するロック
片79a が設けられている。
【0117】そして、マガジン板71の溝73に上述した電
線抑え板75のピン78を図示矢印F1のように挿入した後、
該抑え板75の他端側を矢印F2のように押し下げると、上
記ロック片79a がマガジン板71のフック74と係合して両
者が一体化し得るようになっている。
線抑え板75のピン78を図示矢印F1のように挿入した後、
該抑え板75の他端側を矢印F2のように押し下げると、上
記ロック片79a がマガジン板71のフック74と係合して両
者が一体化し得るようになっている。
【0118】そこで上記ツイストペア線撚り戻し装置10
に装着されている整列マガジン板71の各半円形切り欠け
72のそれぞれに、図8で説明したように配線材14を配置
して脱落防止板32で該各配線材14を固定した後、2枚の
該脱落防止板間に上述した電線抑え板75を装着してマガ
ジン7とし、更に該マガジン7をケーブル1と共に該ツ
イストペア線撚り戻し装置10から取り外すことで、ケー
ブル1とマガジン7とが連なった(10-2)の状態にするこ
とができる。
に装着されている整列マガジン板71の各半円形切り欠け
72のそれぞれに、図8で説明したように配線材14を配置
して脱落防止板32で該各配線材14を固定した後、2枚の
該脱落防止板間に上述した電線抑え板75を装着してマガ
ジン7とし、更に該マガジン7をケーブル1と共に該ツ
イストペア線撚り戻し装置10から取り外すことで、ケー
ブル1とマガジン7とが連なった(10-2)の状態にするこ
とができる。
【0119】この場合にはマガジン7の各孔に位置する
配線材14がそれぞれ識別されているので、例えば該マガ
ジン7の最端部“p1”に位置する配線材がケーブル1内
の図12で説明したE1〜E3領域の何処に属し且つ識別が何
であるか,また“p2”に位置する配線材が何処の領域に
属し且つ識別が何であるか等が明白である。
配線材14がそれぞれ識別されているので、例えば該マガ
ジン7の最端部“p1”に位置する配線材がケーブル1内
の図12で説明したE1〜E3領域の何処に属し且つ識別が何
であるか,また“p2”に位置する配線材が何処の領域に
属し且つ識別が何であるか等が明白である。
【0120】従って該マガジン7に嵌挿されている各配
線材14は、それぞれの嵌挿位置と識整列マガジン板に整
列した配線材の撚り戻し装置からの取外し手段を説明す
る図別記号が一対一で対応していることになる。
線材14は、それぞれの嵌挿位置と識整列マガジン板に整
列した配線材の撚り戻し装置からの取外し手段を説明す
る図別記号が一対一で対応していることになる。
【0121】一方、本発明になる配線材整列装置の基本
的構成を示す図11で配線材整列装置100 は、基盤101 に
設けたアリ102 と嵌合しで該基盤に対して一方向に移動
し得るテーブル103 に固定されたマガジン位置決め搭載
部110 と該マガジン位置決め搭載部110 の長手方向に沿
う両側に位置するように該テーブル103 に固定されたコ
ネクタ搭載部130 と、該各コネクタ搭載部それぞれの幅
方向外側に位置するように上記基盤101 に固定された配
線材ピックアップ部150 と該各コネクタ搭載台130 の上
方対応位置で上下動し得る機構を備えて該基盤101 に固
定された配線材押し込み切断部170 を主要要素として構
成されている。
的構成を示す図11で配線材整列装置100 は、基盤101 に
設けたアリ102 と嵌合しで該基盤に対して一方向に移動
し得るテーブル103 に固定されたマガジン位置決め搭載
部110 と該マガジン位置決め搭載部110 の長手方向に沿
う両側に位置するように該テーブル103 に固定されたコ
ネクタ搭載部130 と、該各コネクタ搭載部それぞれの幅
方向外側に位置するように上記基盤101 に固定された配
線材ピックアップ部150 と該各コネクタ搭載台130 の上
方対応位置で上下動し得る機構を備えて該基盤101 に固
定された配線材押し込み切断部170 を主要要素として構
成されている。
【0122】なお図では理解し易くするため、上記マガ
ジン位置決め搭載部の片側(図では手前側) のみを図示
し、他方は輪郭のみを破線で示すこととする。この内マ
ガジン位置決め搭載台110 は、図10で説明したマガジン
7が所定高さでほぼ水平になるように、その長手方向両
端近傍に配置した二本の支持台111 で位置決めして固定
し得るようになっている。
ジン位置決め搭載部の片側(図では手前側) のみを図示
し、他方は輪郭のみを破線で示すこととする。この内マ
ガジン位置決め搭載台110 は、図10で説明したマガジン
7が所定高さでほぼ水平になるように、その長手方向両
端近傍に配置した二本の支持台111 で位置決めして固定
し得るようになっている。
【0123】なお、上記テーブル103 の該支持台間ほぼ
中心位置と対応する領域には前述したマガジン7がケー
ブル1と共に余裕を持って貫通させられる大きさの孔 1
03aが穿孔されており、また上記基盤101 の該孔 103a
と対応する領域には該孔 103a より充分大きい孔が図示
されない状態で形成されている。
中心位置と対応する領域には前述したマガジン7がケー
ブル1と共に余裕を持って貫通させられる大きさの孔 1
03aが穿孔されており、また上記基盤101 の該孔 103a
と対応する領域には該孔 103a より充分大きい孔が図示
されない状態で形成されている。
【0124】また該テーブル103 上に装着された上記コ
ネクタ搭載台130 は、図22で説明したコネクタ絶縁体17
が電線挿入溝17a を上側にしたときの周辺で位置決め固
定し得るようになっていると共に、該固定時にはコネク
タ絶縁体上面すなわち電線挿入溝形成面が上記マガジン
7の下面より下側に位置するような高さに形成されてい
る。
ネクタ搭載台130 は、図22で説明したコネクタ絶縁体17
が電線挿入溝17a を上側にしたときの周辺で位置決め固
定し得るようになっていると共に、該固定時にはコネク
タ絶縁体上面すなわち電線挿入溝形成面が上記マガジン
7の下面より下側に位置するような高さに形成されてい
る。
【0125】一方基盤101 に固定された配線材ピックア
ップ部150 は、該基盤側に設けられたアリ溝 101a と嵌
合してテーブル移動方向に対して直交する方向に移動し
得る配線材ピックアップピン152 と、その移動駆動力を
供給するエアシリンダ161 及び該ピックアップピン自体
をその中心軸で片側に例えば 40 °程度傾けるための後
述する回転機構を備えて構成されている。
ップ部150 は、該基盤側に設けられたアリ溝 101a と嵌
合してテーブル移動方向に対して直交する方向に移動し
得る配線材ピックアップピン152 と、その移動駆動力を
供給するエアシリンダ161 及び該ピックアップピン自体
をその中心軸で片側に例えば 40 °程度傾けるための後
述する回転機構を備えて構成されている。
【0126】そして、該配線材ピックアップピン152 の
先端尖端部にはピン根元側を開口とする溝フック 152a
が形成されている。なお該ピックアップピン152 は、ド
ライバとしての上記エアシリンダ161 による駆動力でコ
ネクタ搭載台上のコネクタ絶縁体17の電線挿入溝17a 上
面を掠めて上述したマガジン7の下面近傍を配線材整列
位置を越える領域まで前後進し得るようになっており、
更に最前進位置でピックアップピン自体が上記回転機構
で該ピン中心軸を回転中心として傾くように構成されて
いる。
先端尖端部にはピン根元側を開口とする溝フック 152a
が形成されている。なお該ピックアップピン152 は、ド
ライバとしての上記エアシリンダ161 による駆動力でコ
ネクタ搭載台上のコネクタ絶縁体17の電線挿入溝17a 上
面を掠めて上述したマガジン7の下面近傍を配線材整列
位置を越える領域まで前後進し得るようになっており、
更に最前進位置でピックアップピン自体が上記回転機構
で該ピン中心軸を回転中心として傾くように構成されて
いる。
【0127】また基盤101 上に固定された配線材押し込
み切断部170 は、側面視が逆L形で横アーム 171b が縦
アーム 171a に対して上下動し得る筐体アーム171 の横
アーム先端に配線材押し込み片172 と配線材カッタ刃17
3 とが装着されているものであり、配線材押し込み片17
2 は該基盤101 に対して移動する上記コネクタ搭載部上
のコネクタ絶縁体の各電線挿入溝17a に対応し、また配
線材カッタ刃173 は図22で説明した配線材突出域すなわ
ち破線領域Cを切断し得るような位置に配置されてい
る。
み切断部170 は、側面視が逆L形で横アーム 171b が縦
アーム 171a に対して上下動し得る筐体アーム171 の横
アーム先端に配線材押し込み片172 と配線材カッタ刃17
3 とが装着されているものであり、配線材押し込み片17
2 は該基盤101 に対して移動する上記コネクタ搭載部上
のコネクタ絶縁体の各電線挿入溝17a に対応し、また配
線材カッタ刃173 は図22で説明した配線材突出域すなわ
ち破線領域Cを切断し得るような位置に配置されてい
る。
【0128】なお上記マガジン位置決め搭載部110 の図
面左側にも、破線で示す如く上述したコネクタ搭載台13
0 と配線材ピックアップ部150 及び配線材押し込み切断
部170 が配置されていることは全く同様である。
面左側にも、破線で示す如く上述したコネクタ搭載台13
0 と配線材ピックアップ部150 及び配線材押し込み切断
部170 が配置されていることは全く同様である。
【0129】そこで、ケーブル1の端末間の電気的照合
に基づいて識別された配線材14が図10で説明したように
マガジン7に整列させられているケーブル1を該マガジ
ン7と共に基盤101 の図示されない孔とテーブル103 の
孔 103a を貫通させた後、該ケーブル1をその外径域で
マガジン位置決め搭載部110 の片側支持台に固定すると
共に該マガジン7を支持台上面に位置決め固定すること
で、ケーブル1とマガジン7を図示のように配線材整列
装置100 に装着することができる。
に基づいて識別された配線材14が図10で説明したように
マガジン7に整列させられているケーブル1を該マガジ
ン7と共に基盤101 の図示されない孔とテーブル103 の
孔 103a を貫通させた後、該ケーブル1をその外径域で
マガジン位置決め搭載部110 の片側支持台に固定すると
共に該マガジン7を支持台上面に位置決め固定すること
で、ケーブル1とマガジン7を図示のように配線材整列
装置100 に装着することができる。
【0130】なおこの時点でのマガジン7の下面近傍で
は円内拡大図(a) に示す如く、各配線材14が該マガジン
7からほぼ垂直に出た状態で整列している。次いで図示
されない制御部からの信号で上述したテーブル103 を移
動させると、上記マガジン位置決め搭載部110 とコネク
タ搭載部130 とを配線材ピックアップ部150 と配線材押
し込み切断部170 とに対して移動させることができる。
は円内拡大図(a) に示す如く、各配線材14が該マガジン
7からほぼ垂直に出た状態で整列している。次いで図示
されない制御部からの信号で上述したテーブル103 を移
動させると、上記マガジン位置決め搭載部110 とコネク
タ搭載部130 とを配線材ピックアップ部150 と配線材押
し込み切断部170 とに対して移動させることができる。
【0131】従って上記テーブル103 の移動後の停止位
置を予め設定することで、配線材ピックアップピン152
を図22で説明したように配線材としての絡みの少ない位
置にある識別済配線材と対応する位置に移動させること
ができる。
置を予め設定することで、配線材ピックアップピン152
を図22で説明したように配線材としての絡みの少ない位
置にある識別済配線材と対応する位置に移動させること
ができる。
【0132】例えば上記円内拡大図(a) において配線材
としての絡みの少ない位置にあるピックアップすべき配
線材を14′とすると、配線材ピックアップピン152 の上
述した回転方向が半時計回り方向であるときには該回転
方向を考慮して該配線材14′とその右側で隣接する配線
材14″との間のPの位置に該ピン152 を位置させること
ができる。
としての絡みの少ない位置にあるピックアップすべき配
線材を14′とすると、配線材ピックアップピン152 の上
述した回転方向が半時計回り方向であるときには該回転
方向を考慮して該配線材14′とその右側で隣接する配線
材14″との間のPの位置に該ピン152 を位置させること
ができる。
【0133】続いて、上記エアシリンダ161 で該配線材
ピックアップピン152 を前進させると該ピン152 が上記
配線材14′と14″との間に挿入されるが、この時点で該
ピン152 をピックアップすべき配線材14′の側に上記回
転で例えば40°位傾けると、該配線材14′のみをその溝
フック 152a に捕らえることができる。
ピックアップピン152 を前進させると該ピン152 が上記
配線材14′と14″との間に挿入されるが、この時点で該
ピン152 をピックアップすべき配線材14′の側に上記回
転で例えば40°位傾けると、該配線材14′のみをその溝
フック 152a に捕らえることができる。
【0134】従って該配線材ピックアップピン152 を元
位置まで後退させることで、一端がマガジン7に保持さ
れている該配線材14′を円内拡大図(b) の破線Gで示す
ように引き出すことができる。
位置まで後退させることで、一端がマガジン7に保持さ
れている該配線材14′を円内拡大図(b) の破線Gで示す
ように引き出すことができる。
【0135】一方この間におけるテーブル103 の移動
で、上記配線材ピックアップピン152の真下に該配線材1
4′に対応する電線挿入溝17a を位置せしめると、該配
線材14′を所要の電線挿入溝17a の上側近傍に位置させ
ることができる。
で、上記配線材ピックアップピン152の真下に該配線材1
4′に対応する電線挿入溝17a を位置せしめると、該配
線材14′を所要の電線挿入溝17a の上側近傍に位置させ
ることができる。
【0136】その後、図示されない制御部からの信号で
上述した配線材押し込み切断部170を降下させること
で、上記配線材14′を対応する電線挿入溝17a に押し込
むと共に余長部を切断除去して該配線材14′のコネクタ
絶縁体17への整列配置を実現することができる。
上述した配線材押し込み切断部170を降下させること
で、上記配線材14′を対応する電線挿入溝17a に押し込
むと共に余長部を切断除去して該配線材14′のコネクタ
絶縁体17への整列配置を実現することができる。
【0137】ここで理解し易くするため、配線材として
の絡みに起因する団子状塊の発生ををなくす方式の一例
を図12で説明し、また線材整列装置をかかる所要の目的
を実現するように駆動させるための制御回路ブロックを
図13で説明する。
の絡みに起因する団子状塊の発生ををなくす方式の一例
を図12で説明し、また線材整列装置をかかる所要の目的
を実現するように駆動させるための制御回路ブロックを
図13で説明する。
【0138】図12で、(12-1)は多芯のケーブル1におけ
る各配線材14の位置と図10のマガジン7に嵌挿された各
配線材14の整列位置との関係を示した図であり、(12-2)
は該マガジン7の各配線材を端から整列順にピックアッ
プしてコネクタ絶縁体17に接続させたときの配線材同士
の絡み状態を示す図、(12-3)は本発明に係わる配線材同
士の絡みをなくした状態を示した図である。
る各配線材14の位置と図10のマガジン7に嵌挿された各
配線材14の整列位置との関係を示した図であり、(12-2)
は該マガジン7の各配線材を端から整列順にピックアッ
プしてコネクタ絶縁体17に接続させたときの配線材同士
の絡み状態を示す図、(12-3)は本発明に係わる配線材同
士の絡みをなくした状態を示した図である。
【0139】図の(12-1)でケーブル1には例えば図示の
如く“1”〜“n”までの複数の配線材14が収容されて
いるが、この配線材ごとの相対的位置関係は該ケーブル
内では何処でもほぼ一定である。
如く“1”〜“n”までの複数の配線材14が収容されて
いるが、この配線材ごとの相対的位置関係は該ケーブル
内では何処でもほぼ一定である。
【0140】一方図10で説明したマガジン7には、図22
で説明したE1〜E3の各領域程度に大きくグルーピングさ
れた各配線材14が識別された状態でランダムにピックア
ップされて嵌挿されているので、例えばH1の孔には“1
3”に識別された配線材が、H2の孔には“3”に識別さ
れた配線材が、またH3の孔には“5”に識別された配線
材が、等の如くに整列している。
で説明したE1〜E3の各領域程度に大きくグルーピングさ
れた各配線材14が識別された状態でランダムにピックア
ップされて嵌挿されているので、例えばH1の孔には“1
3”に識別された配線材が、H2の孔には“3”に識別さ
れた配線材が、またH3の孔には“5”に識別された配線
材が、等の如くに整列している。
【0141】一方(12-2)におけるコネクタ絶縁体17の各
電線挿入溝17a には、例えば電線挿入溝 17a-1には
“4”の配線材を、また電線挿入溝 17a-2には“12”の
配線材を、電線挿入溝 17a-3には“3”の配線材を、等
の如く各電線挿入溝ごとに接続すべき配線材が予め設定
されている。
電線挿入溝17a には、例えば電線挿入溝 17a-1には
“4”の配線材を、また電線挿入溝 17a-2には“12”の
配線材を、電線挿入溝 17a-3には“3”の配線材を、等
の如く各電線挿入溝ごとに接続すべき配線材が予め設定
されている。
【0142】そこで、該マガジン7における整列順に各
配線材14を端部から順にピックアップし該コネクタ絶縁
体17の所定の電線挿入溝に挿入すると、配線順序の遅い
配線材ほど既に配線済の配線材に邪魔されて(12-2)に示
す如く各配線材同士の重なりや絡みが増えることが多
く、結果的に団子状の塊になり易い。
配線材14を端部から順にピックアップし該コネクタ絶縁
体17の所定の電線挿入溝に挿入すると、配線順序の遅い
配線材ほど既に配線済の配線材に邪魔されて(12-2)に示
す如く各配線材同士の重なりや絡みが増えることが多
く、結果的に団子状の塊になり易い。
【0143】一方、例えばマガジン7のH9に位置する
“4”の配線材を最初にピックアップしてコネクタ絶縁
体17の電線挿入溝 17a-1に挿入し、次いでマガジン7の
H8に位置する“12”の配線材をピックアップして電線挿
入溝 17a-2に挿入し、更にマガジン7のH2に位置する
“3”の配線材をピックアップして電線挿入溝 17a-3に
挿入する等、ケーブル1内の配線材位置とコネクタ絶縁
体17の電線挿入溝17a とが近い配線材をマガジン7にお
ける整列順序と関係なくピックアップして電線挿入溝17
a に押し込むと、(12-3)に示す如く配線材同士の重なり
や絡みを減らすことができる。
“4”の配線材を最初にピックアップしてコネクタ絶縁
体17の電線挿入溝 17a-1に挿入し、次いでマガジン7の
H8に位置する“12”の配線材をピックアップして電線挿
入溝 17a-2に挿入し、更にマガジン7のH2に位置する
“3”の配線材をピックアップして電線挿入溝 17a-3に
挿入する等、ケーブル1内の配線材位置とコネクタ絶縁
体17の電線挿入溝17a とが近い配線材をマガジン7にお
ける整列順序と関係なくピックアップして電線挿入溝17
a に押し込むと、(12-3)に示す如く配線材同士の重なり
や絡みを減らすことができる。
【0144】そしてこの場合の配線材同士の重なりや絡
みを減らすための配線材のマガジン7からのピックアッ
プ順は、ケーブル1内の配線材配置位置とマガジン7に
おける配線材の整列順及びコネクタごとの配線材装着位
置とを入力したときのコンピュータ等による演算で容易
に設定することができる。
みを減らすための配線材のマガジン7からのピックアッ
プ順は、ケーブル1内の配線材配置位置とマガジン7に
おける配線材の整列順及びコネクタごとの配線材装着位
置とを入力したときのコンピュータ等による演算で容易
に設定することができる。
【0145】かかるコンピュータ等による最適条件を利
用したときの回路例をブロック的に示した図13で、該回
路ブロック図200 はコンピュータ210 と整列機制御回路
220とで構成されている。
用したときの回路例をブロック的に示した図13で、該回
路ブロック図200 はコンピュータ210 と整列機制御回路
220とで構成されている。
【0146】そしてこの内コンピュータ210 では、上記
ケーブル1内の各配線材14の位置をデータとして示した
配線材位置データ211 と、コネクタ絶縁体17の接続端子
位置すなわち電線挿入溝17a の位置をデータとして示し
たコネクタ接続位置データ212 とを、キーボード等の入
力装置213 を介して該コンピュータ内のCPU214 に入
力したときに、該CPU214 による演算で例えば上記図
12の(12-3)で説明したように配線材同士の重なりや絡み
を少なくしてコネクタに接続し得る配線材のピックアッ
プ順を、出力装置215 から配線材整列位置データ216 と
して取り出させるようにしている。
ケーブル1内の各配線材14の位置をデータとして示した
配線材位置データ211 と、コネクタ絶縁体17の接続端子
位置すなわち電線挿入溝17a の位置をデータとして示し
たコネクタ接続位置データ212 とを、キーボード等の入
力装置213 を介して該コンピュータ内のCPU214 に入
力したときに、該CPU214 による演算で例えば上記図
12の(12-3)で説明したように配線材同士の重なりや絡み
を少なくしてコネクタに接続し得る配線材のピックアッ
プ順を、出力装置215 から配線材整列位置データ216 と
して取り出させるようにしている。
【0147】なお217 は上記配線材位置データ211 やコ
ネクタ接続位置データ212,該整列位置データ216 を記憶
させるためのメモリである。
ネクタ接続位置データ212,該整列位置データ216 を記憶
させるためのメモリである。
【0148】一方、整列機制御回路220 ではコンピュー
タ210 から入力された上記整列位置データ216 をCPU
221 で演算せしめ、図11で説明した配線材整列装置100
の配線材ピックアップピン152 をマガジン7の所定位置
例えば図11ので示す位置に移動させるためのテーブル
103 用のテーブル移動データ222 と左右2個の各配線材
ピックアップ部150 ごとのピックアップピン移動データ
224,226 とを位置制御部228 に送り込ませる。
タ210 から入力された上記整列位置データ216 をCPU
221 で演算せしめ、図11で説明した配線材整列装置100
の配線材ピックアップピン152 をマガジン7の所定位置
例えば図11ので示す位置に移動させるためのテーブル
103 用のテーブル移動データ222 と左右2個の各配線材
ピックアップ部150 ごとのピックアップピン移動データ
224,226 とを位置制御部228 に送り込ませる。
【0149】なお229 は上記配線材整列位置データ216
やテーブル移動データ222 , ピックアップピン移動デー
タ224,226 等を記憶させるためのメモリである。そして
該位置制御部228 からの信号で上記各データのそれぞれ
に対応するエアシリンダ等ドライバ223,225,227 を作動
させることで、配線材同士の重なりや絡みを少なくした
配線材整列装置を構成することができる。
やテーブル移動データ222 , ピックアップピン移動デー
タ224,226 等を記憶させるためのメモリである。そして
該位置制御部228 からの信号で上記各データのそれぞれ
に対応するエアシリンダ等ドライバ223,225,227 を作動
させることで、配線材同士の重なりや絡みを少なくした
配線材整列装置を構成することができる。
【0150】以下図14乃至図19で該配線材整列装置100
の各構成要素と動作をそれぞれ実施例に基づいて詳細に
説明する。マガジン位置決め搭載部110 を説明する図14
で、(14-1)は該搭載部を示した斜視図であり、(14-2)は
マガジン搭載時の状態を示した図である。
の各構成要素と動作をそれぞれ実施例に基づいて詳細に
説明する。マガジン位置決め搭載部110 を説明する図14
で、(14-1)は該搭載部を示した斜視図であり、(14-2)は
マガジン搭載時の状態を示した図である。
【0151】図の(14-1)で、テーブル103 に固定されて
いる2個の支持台111 の内の片側支持台の内側壁面 111
a にはL字形プロック112 が固定されており、該ブロッ
ク112 の突出先端面 112a には上述した多芯のケーブ
ル1をその外径域で固定し得る半円状のクランパ113 が
一端に設けたピン114 で開閉し得るように回動可能に装
着され、また他端側には該クランパ113 を閉じた状態で
該ブロック112 に固定し得るようなねじ115 を備えて構
成されている。
いる2個の支持台111 の内の片側支持台の内側壁面 111
a にはL字形プロック112 が固定されており、該ブロッ
ク112 の突出先端面 112a には上述した多芯のケーブ
ル1をその外径域で固定し得る半円状のクランパ113 が
一端に設けたピン114 で開閉し得るように回動可能に装
着され、また他端側には該クランパ113 を閉じた状態で
該ブロック112 に固定し得るようなねじ115 を備えて構
成されている。
【0152】なお 103a は図11で説明した孔である。ま
た各支持台111 の上面には、上記マガジン7を長手方向
両端辺とその近傍周辺で位置決めするための凹の段差面
111b が形成されており、更に該各支持台の上記内側壁
面 111a を除く周壁面の上面近傍には複数(図では2
個)の側面視L字形のフック116 が一端に設けたピン11
7 で開閉し得るように回動可能に装着されている。
た各支持台111 の上面には、上記マガジン7を長手方向
両端辺とその近傍周辺で位置決めするための凹の段差面
111b が形成されており、更に該各支持台の上記内側壁
面 111a を除く周壁面の上面近傍には複数(図では2
個)の側面視L字形のフック116 が一端に設けたピン11
7 で開閉し得るように回動可能に装着されている。
【0153】そこで、上記クランパ113 を破線Hで示す
ように開いた状態で図10で説明したマガジン7をケーブ
ル1と共に上記孔 103a を貫通せしめた後、該ケーブル
1を上記クランパ113 で抑えながら上記ねじ115 で該ク
ランパ113 をL字形プロック112 に固定すると共に、マ
ガジン7を上記支持台上面の凹の段差面 111b に落とし
込み更に上記フック116 の回動で該マガジン7を固定す
ることで、(14-2)に示すように該マガジン7をケーブル
1と共に該マガジン位置決め搭載部110 に固定すること
ができる。
ように開いた状態で図10で説明したマガジン7をケーブ
ル1と共に上記孔 103a を貫通せしめた後、該ケーブル
1を上記クランパ113 で抑えながら上記ねじ115 で該ク
ランパ113 をL字形プロック112 に固定すると共に、マ
ガジン7を上記支持台上面の凹の段差面 111b に落とし
込み更に上記フック116 の回動で該マガジン7を固定す
ることで、(14-2)に示すように該マガジン7をケーブル
1と共に該マガジン位置決め搭載部110 に固定すること
ができる。
【0154】かかるマガジン位置決め搭載部110 での構
成では、マガジン装着後に図11の円内図(a) で説明した
マガジン下面側のPで示した隙間が得られないときに
は、上記クランパ113 による該ケーブル1の固定位置を
ずらすことで容易に得ることができる。
成では、マガジン装着後に図11の円内図(a) で説明した
マガジン下面側のPで示した隙間が得られないときに
は、上記クランパ113 による該ケーブル1の固定位置を
ずらすことで容易に得ることができる。
【0155】コネクタ搭載部130 を説明する図15で、(1
5-1)は該コネクタ絶縁体未装着時の状態を示し、また(1
5-2)は装着時の状態を示したもきである。図の(15-1)
で、17は図22で説明したコネクタ絶縁体17の上面には等
ピッチpに電線挿入溝17a が形成されている。
5-1)は該コネクタ絶縁体未装着時の状態を示し、また(1
5-2)は装着時の状態を示したもきである。図の(15-1)
で、17は図22で説明したコネクタ絶縁体17の上面には等
ピッチpに電線挿入溝17a が形成されている。
【0156】一方テーブル103 と一体化されたコネクタ
搭載台131 の上面には、上記電線挿入溝形成面を上側と
する上記コネクタ絶縁体17をその周面で位置決めして挿
入し得る凹の段差面 131a が形成されている。
搭載台131 の上面には、上記電線挿入溝形成面を上側と
する上記コネクタ絶縁体17をその周面で位置決めして挿
入し得る凹の段差面 131a が形成されている。
【0157】そして特にこの場合の該凹の段差面 131a
は、少なくとも上記コネクタ絶縁体17がその電線挿入溝
17a が露出した状態で該コネクタ搭載台に装着されるよ
うな深さに形成されている。
は、少なくとも上記コネクタ絶縁体17がその電線挿入溝
17a が露出した状態で該コネクタ搭載台に装着されるよ
うな深さに形成されている。
【0158】従って、電線挿入溝形成面を上側とする上
記コネクタ絶縁体17を該コネクタ搭載台131 に装着する
ことで、(15-2)換言すれば図11で示す状態にすることが
できる。
記コネクタ絶縁体17を該コネクタ搭載台131 に装着する
ことで、(15-2)換言すれば図11で示す状態にすることが
できる。
【0159】図16で基盤101 に固定された配線材ピック
アップ部150 は、基盤に固定された前記エアシリンダ16
1 を駆動源として該基盤側に設けられたアリ溝 101a の
方向に移動し得る配線材ピックアップ完成体151 とその
前進方向側に突出するように該基盤101 に固定された側
面視L字形をなす配線材ガイド板162 とで構成されてい
る。
アップ部150 は、基盤に固定された前記エアシリンダ16
1 を駆動源として該基盤側に設けられたアリ溝 101a の
方向に移動し得る配線材ピックアップ完成体151 とその
前進方向側に突出するように該基盤101 に固定された側
面視L字形をなす配線材ガイド板162 とで構成されてい
る。
【0160】なお図では理解し易くするため、該配線材
ピックアップ部150 と位置的に関連する上述したマガジ
ン位置決め搭載部110 とコネクタ搭載部130 とを破線で
示している。
ピックアップ部150 と位置的に関連する上述したマガジ
ン位置決め搭載部110 とコネクタ搭載部130 とを破線で
示している。
【0161】そして上記配線材ピックアップ完成体151
は、上記アリ溝 101a に嵌合するアリ 153a を有する基
板部 153b のアリ形成方向片側端辺に該基板面から上方
に突出する壁153cが生成されている筐体153 と、該壁 1
53c をアリ形成方向に貫通する孔を軸受けとする回転軸
154 と、該回転軸154 の前進側端部に固定された前記配
線材ピックアップピン152 、該回転軸154 の他端側に固
定された回転駒155 、及び上記基板部 153b に固定され
該回転駒端部への押圧と後退で該回転駒155 を例えば40
°程度の角度範囲で回動させる例えばエアシリンダ等の
前後進機構部156 とからなる。
は、上記アリ溝 101a に嵌合するアリ 153a を有する基
板部 153b のアリ形成方向片側端辺に該基板面から上方
に突出する壁153cが生成されている筐体153 と、該壁 1
53c をアリ形成方向に貫通する孔を軸受けとする回転軸
154 と、該回転軸154 の前進側端部に固定された前記配
線材ピックアップピン152 、該回転軸154 の他端側に固
定された回転駒155 、及び上記基板部 153b に固定され
該回転駒端部への押圧と後退で該回転駒155 を例えば40
°程度の角度範囲で回動させる例えばエアシリンダ等の
前後進機構部156 とからなる。
【0162】このことは、上記アリ溝 101a に沿って移
動する筐体153 に前後進機構部156が固定されているこ
とから、該筐体153 の位置に関係なく上記前後進機構部
156の作動で配線材ピックアップピン152 が上記角度範
囲で回動させられることを示している。
動する筐体153 に前後進機構部156が固定されているこ
とから、該筐体153 の位置に関係なく上記前後進機構部
156の作動で配線材ピックアップピン152 が上記角度範
囲で回動させられることを示している。
【0163】従って上記前後進機構部156 の駆動時点を
該筐体が最も前進した位置に設定することで、該配線材
ピックアップピン152 を最前進位置で回動させることが
できる。
該筐体が最も前進した位置に設定することで、該配線材
ピックアップピン152 を最前進位置で回動させることが
できる。
【0164】一方上記配線材ガイド板162 は、L字形に
曲げられる直前の領域下面が上記コネクタ搭載台131 上
のコネクタ絶縁体17の上面と近接するように基盤側に固
定されていると共に、該絶縁体域を越えた位置から上方
に折り曲げられた垂片 162aの上記配線材ピックアップ
ピン152 と対応する位置には、ピン152 によってピック
アップされた配線材をガイドして挿入するための開口溝
162b が、該垂片を除く領域に形成されている図11で説
明した配線材押し込み切断部170 を逃がすための角孔 1
62c まで続いた状態で形成されている。
曲げられる直前の領域下面が上記コネクタ搭載台131 上
のコネクタ絶縁体17の上面と近接するように基盤側に固
定されていると共に、該絶縁体域を越えた位置から上方
に折り曲げられた垂片 162aの上記配線材ピックアップ
ピン152 と対応する位置には、ピン152 によってピック
アップされた配線材をガイドして挿入するための開口溝
162b が、該垂片を除く領域に形成されている図11で説
明した配線材押し込み切断部170 を逃がすための角孔 1
62c まで続いた状態で形成されている。
【0165】以下図17で該配線材ピックアップ部150 の
動作を説明する。図17で、(17-1)は配線材ピックアップ
ピン152 を前進せしめた状態を示し、(17-2)は該ピック
アップピン152 を回動せしめた状態を、また(17-3)は該
ピックアップピン152 を後退せしめたときの状態をそれ
ぞさ示している。
動作を説明する。図17で、(17-1)は配線材ピックアップ
ピン152 を前進せしめた状態を示し、(17-2)は該ピック
アップピン152 を回動せしめた状態を、また(17-3)は該
ピックアップピン152 を後退せしめたときの状態をそれ
ぞさ示している。
【0166】そこで、テーブル103 の移動で図16の配線
材ピックアップピン152 をマガジン位置決め搭載部上の
マガジン7の所要配線材位置と対応させた後、上記エア
シリンダ161 の作動で配線材ピックアップ完成体151 換
言すれば配線材ピックアップピン152 を前進させると、
図の(17-1)に示す状態にすることができる。
材ピックアップピン152 をマガジン位置決め搭載部上の
マガジン7の所要配線材位置と対応させた後、上記エア
シリンダ161 の作動で配線材ピックアップ完成体151 換
言すれば配線材ピックアップピン152 を前進させると、
図の(17-1)に示す状態にすることができる。
【0167】この時点では、上記配線材ピックアップピ
ン152 が例えば図11の円内図(a) に示すPの位置で配線
材整列位置より突出した状態にある。次いで筐体153 に
固定された上記前後進機構部156 の作動による回転駒15
5 の回転で配線材ピックアップピン152 を回動させるこ
とで、拡大円内図に示すように該ピン先端の溝フック 1
52a で所要の配線材14′を捕らえることができる。
ン152 が例えば図11の円内図(a) に示すPの位置で配線
材整列位置より突出した状態にある。次いで筐体153 に
固定された上記前後進機構部156 の作動による回転駒15
5 の回転で配線材ピックアップピン152 を回動させるこ
とで、拡大円内図に示すように該ピン先端の溝フック 1
52a で所要の配線材14′を捕らえることができる。
【0168】そこで上記エアシリンダ161 と前後進機構
部156 の作動で配線材ピックアップピン152 を元位置ま
で戻すと共に、上記テーブル103 の移動でコネクタ絶縁
体の該配線材14′と対応する電線挿入溝17a を該ピン15
2 の真下に位置せしめると、上記配線材14′が前記開口
溝 162b を通過しながら角孔 162c に導かれて図(17-3)
の状態になる。
部156 の作動で配線材ピックアップピン152 を元位置ま
で戻すと共に、上記テーブル103 の移動でコネクタ絶縁
体の該配線材14′と対応する電線挿入溝17a を該ピン15
2 の真下に位置せしめると、上記配線材14′が前記開口
溝 162b を通過しながら角孔 162c に導かれて図(17-3)
の状態になる。
【0169】従って、その後に図11で説明した配線材押
し込み切断部170 を降下させることで、該配線材14′を
所定の電線挿入溝17a に押し込み切断することができ
る。更に配線材押し込み切断部170 を説明する図18で、
(18-1)は該配線材押し込み切断部170 の全体構成を示
し、(18-2)は押し込み切断直前の状態を、また(18-3)は
切断時の状態をそれぞれ示している。
し込み切断部170 を降下させることで、該配線材14′を
所定の電線挿入溝17a に押し込み切断することができ
る。更に配線材押し込み切断部170 を説明する図18で、
(18-1)は該配線材押し込み切断部170 の全体構成を示
し、(18-2)は押し込み切断直前の状態を、また(18-3)は
切断時の状態をそれぞれ示している。
【0170】図の(18-1)で、配線材押し込み切断部170
を構成する筐体アーム171 の横アーム 171b は、例えば
縦アーム 171a にその長手方向に沿って内設されたボー
ルねじ175 と嵌合して該ねじの回転によって上下動し得
るようになっている。
を構成する筐体アーム171 の横アーム 171b は、例えば
縦アーム 171a にその長手方向に沿って内設されたボー
ルねじ175 と嵌合して該ねじの回転によって上下動し得
るようになっている。
【0171】なお図では、該配線材押し込み切断部170
と位置的に関連する上述したコネクタ搭載部130 と配線
材ピックアップ部150 とを破線で示している。また上記
横アーム 171b の先端域には、前述した配線材押し込み
片172 が例えば図示されない内設ばねによる張力で弾力
的に上昇し得るように上下動可能に配設されていると共
に、該配線材押し込み片の幅方向近傍には前述した配線
材切断刃173 がその刃線が上記配線材押し込み片の幅方
向と直交するように配設されている。
と位置的に関連する上述したコネクタ搭載部130 と配線
材ピックアップ部150 とを破線で示している。また上記
横アーム 171b の先端域には、前述した配線材押し込み
片172 が例えば図示されない内設ばねによる張力で弾力
的に上昇し得るように上下動可能に配設されていると共
に、該配線材押し込み片の幅方向近傍には前述した配線
材切断刃173 がその刃線が上記配線材押し込み片の幅方
向と直交するように配設されている。
【0172】なお上記配線材押し込み片172 の長手方向
に直交する断面での厚さと幅は、コネクタ絶縁体17の電
線挿入溝17a の平面視サイズより小さく形成されて、ま
た該コネクタ絶縁体17の側辺に沿って位置決めされたこ
の場合の配線材切断刃173 の刃長は、少なくとも配線材
14の径より大きく形成されている。
に直交する断面での厚さと幅は、コネクタ絶縁体17の電
線挿入溝17a の平面視サイズより小さく形成されて、ま
た該コネクタ絶縁体17の側辺に沿って位置決めされたこ
の場合の配線材切断刃173 の刃長は、少なくとも配線材
14の径より大きく形成されている。
【0173】そして押し込み切断直前の状態では(18-2)
に示す如く、該押し込み片172 や切断刃173 の真下に図
16で説明した配線材ガイド板 162a の角孔 162c が位置
し、更に該角孔 162c にはその下側近傍に位置するコネ
クタ絶縁体17の所要の電線挿入溝17a が該溝に対応する
配線材14と共に露出した状態にある。
に示す如く、該押し込み片172 や切断刃173 の真下に図
16で説明した配線材ガイド板 162a の角孔 162c が位置
し、更に該角孔 162c にはその下側近傍に位置するコネ
クタ絶縁体17の所要の電線挿入溝17a が該溝に対応する
配線材14と共に露出した状態にある。
【0174】そこで、図示されない制御部からの信号に
よる上記ボールねじ175 の回転で上記横アーム171bを降
下させることで上記配線材押し込み片172 と配線材切断
刃173 が共に降下する。
よる上記ボールねじ175 の回転で上記横アーム171bを降
下させることで上記配線材押し込み片172 と配線材切断
刃173 が共に降下する。
【0175】そして配線材押し込み片172 が所要の電線
挿入溝17a 中の配線材14を押圧した時点で該押し込み片
172 のみが上記図示されないばねに抗して後退するの
で、図(18-3)の破線Iに示す如く、降下する配線材切断
刃173 で図22で説明した配線材余長域Cを切断除去する
ことができる。
挿入溝17a 中の配線材14を押圧した時点で該押し込み片
172 のみが上記図示されないばねに抗して後退するの
で、図(18-3)の破線Iに示す如く、降下する配線材切断
刃173 で図22で説明した配線材余長域Cを切断除去する
ことができる。
【0176】かかる構成になる配線材押し込み切断部17
0 では、配線材押し込み片と配線材切断刃を代えること
で如何なる径の配線材にも適用させられるメリットがあ
る。本発明になる配線材処理装置を説明する図19で、配
線材処理装置300 は図1で説明したツィストペア線の撚
り戻し装置10と、該撚り戻し装置10の構成部材としての
整列マガジン板71に装着される図10で説明した電線抑え
板74と、図11で説明した配線材整列装置100 とからなる
ものである。
0 では、配線材押し込み片と配線材切断刃を代えること
で如何なる径の配線材にも適用させられるメリットがあ
る。本発明になる配線材処理装置を説明する図19で、配
線材処理装置300 は図1で説明したツィストペア線の撚
り戻し装置10と、該撚り戻し装置10の構成部材としての
整列マガジン板71に装着される図10で説明した電線抑え
板74と、図11で説明した配線材整列装置100 とからなる
ものである。
【0177】そして、ツィストペア線の撚り戻し装置10
では識別されてJのように整列した各配線材14が、当該
部分を拡大視した部分図(a) に示すように、整列マガジ
ン板71の各半円状切り欠け72に位置した状態で二枚の平
行板からなる脱落防止カバー32で上方から抑えられて固
定されている。
では識別されてJのように整列した各配線材14が、当該
部分を拡大視した部分図(a) に示すように、整列マガジ
ン板71の各半円状切り欠け72に位置した状態で二枚の平
行板からなる脱落防止カバー32で上方から抑えられて固
定されている。
【0178】そこで、図10の(10-1)で示した電線抑え板
75を該脱落防止カバー32の二枚の板の間に矢印Kの如く
挿入して整列マガジン板71と電線抑え板75とを図10で説
明したように固定することで、各配線材14が嵌挿したマ
ガジン7を(b) に示すように構成することができる。
75を該脱落防止カバー32の二枚の板の間に矢印Kの如く
挿入して整列マガジン板71と電線抑え板75とを図10で説
明したように固定することで、各配線材14が嵌挿したマ
ガジン7を(b) に示すように構成することができる。
【0179】一方図11で説明した配線材整列装置100 に
は、前述したようにマガジン位置決め搭載部110 が備え
られている。そこで上記マガジン7をケーブル1と共
に、該配線材整列装置100 の基板101に設けられている
図示されない孔とテーブル103 に形成されている孔 103
a とを通した後、ケーブル1とマガジン7を図11で示し
たように固定する。
は、前述したようにマガジン位置決め搭載部110 が備え
られている。そこで上記マガジン7をケーブル1と共
に、該配線材整列装置100 の基板101に設けられている
図示されない孔とテーブル103 に形成されている孔 103
a とを通した後、ケーブル1とマガジン7を図11で示し
たように固定する。
【0180】以後該マガジン7に嵌挿されている配線材
14を、図11で説明したようにピックアップしてコネクタ
絶縁体14の各電線挿入溝17a に導き、更に配線材押し込
み切断部170 の作動で該各配線材14を上記電線挿入溝17
a に移築せしめることで、コネクタ16への接続を実現す
ることができる。
14を、図11で説明したようにピックアップしてコネクタ
絶縁体14の各電線挿入溝17a に導き、更に配線材押し込
み切断部170 の作動で該各配線材14を上記電線挿入溝17
a に移築せしめることで、コネクタ16への接続を実現す
ることができる。
【0181】かかる配線材処理装置300 では、多芯ケー
ブル内で複数のツイストペア線を形成する各配線材をコ
ネクタ絶縁体の所定端子位置に整列させることが一貫し
て行えるメリットがある。
ブル内で複数のツイストペア線を形成する各配線材をコ
ネクタ絶縁体の所定端子位置に整列させることが一貫し
て行えるメリットがある。
【0182】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば多芯ケーブル
内で複数のツイストペア線を形成する各配線材に被覆損
傷等のダメージを与えることなく且つ効率よく識別して
順次整列させられるツィストペア線の撚り戻し装置と、
該撚り戻し装置の整列マガジン板にランダムに整列した
該各配線材を絡ませることなく効率よくコネクタの所定
端子位置に整列させられる線材整列装置、及び多芯ケー
ブル内の複数のツイストペア線を傷めたり絡ませること
なく一貫してコネクタの所定端子位置に整列させられる
配線材処理装置とを提供することができる。
内で複数のツイストペア線を形成する各配線材に被覆損
傷等のダメージを与えることなく且つ効率よく識別して
順次整列させられるツィストペア線の撚り戻し装置と、
該撚り戻し装置の整列マガジン板にランダムに整列した
該各配線材を絡ませることなく効率よくコネクタの所定
端子位置に整列させられる線材整列装置、及び多芯ケー
ブル内の複数のツイストペア線を傷めたり絡ませること
なく一貫してコネクタの所定端子位置に整列させられる
配線材処理装置とを提供することができる。
【0183】なお本発明の説明では、機構部の駆動源に
エアシリンダや前後進機構を仕様しているが、カムやク
ランク機構等多の駆動機構を使用しても同等の効果が得
られることは明らかである。
エアシリンダや前後進機構を仕様しているが、カムやク
ランク機構等多の駆動機構を使用しても同等の効果が得
られることは明らかである。
【図1】 本発明になるツィストペア線の撚り戻し装置
の概略的な構成を示す斜視図。
の概略的な構成を示す斜視図。
【図2】 マガジン移送部の一実施例を示す斜視図。
【図3】 撚り戻し部の一実施例を示す斜視図。
【図4】 クリップの一実施例を示す斜視図。
【図5】 整列部の一実施例を示す斜視図。
【図6】 フック機構の一実施例を示す斜視図。
【図7】 位置決め機構の一実施例を示す斜視図。
【図8】 ガイド部と導通センサの一実施例を示す斜視
図。
図。
【図9】 縒り戻し装置のタイミングチャート図。
【図10】 整列マガジン板に整列した配線材の撚り戻
し装置からの取外し手段を説明する図。
し装置からの取外し手段を説明する図。
【図11】 本発明になる配線材整列装置の構成原理を
示す斜視図。
示す斜視図。
【図12】 配線材としての絡みをなくすための方式の
一例を説明する図。
一例を説明する図。
【図13】 配線材整線装置を所要目的に駆動させる制
御回路ブロック図。
御回路ブロック図。
【図14】 マガジン位置決め搭載部を説明する斜視
図。
図。
【図15】 コネクタ搭載部を説明する斜視図。
【図16】 配線材ピックアップ部を説明する斜視図。
【図17】 配線材ピックアップ部の動作を説明する
図。
図。
【図18】 配線材押し込み切断部を説明する斜視図。
【図19】 本発明になる配線材処理装置を説明する
図。
図。
【図20】 丸形多芯ケーブルの構成を示す斜視図。
【図21】 従来のツイストペア線の撚り戻し方法を示
す斜視図。
す斜視図。
【図22】 従来の配線材とコネクタとの接続状態を例
示する図。
示する図。
1 多芯ケーブル 3 マガジン移
送部 4 撚り戻し部 5 整列部 6 供給マガジン 7 マガジン 8 位置決め機構 9 ガイド部 10 ツイストペア線の撚り戻し装置 13 ツイストペア線 14, 14′, 14″
配線材 15 芯線 17 コネクタ絶
縁体 17a, 17a-1,17a-2… 電線挿入溝 25 胴体部 26 軸 27 可動腕 28 固定爪 29 可動爪 30 切欠き部 31 移動基板 32 脱落防止カバー 33 マガジン駆
動部 34 装置基台 35 モータ 36 ボールネジ 37 腕 38 補助腕 41 モータ 42 回転軸 43 クリップ 44 クリップ移動機構 45 軸 46 揺動腕 47 自在継手 51 ロータ 52 第1のフッ
ク機構 53 第2のフック機構 54 ロータ駆動
機構 55 胴体部 56 可動部 57 固定爪 58 可動爪 59,85 軸 60 切欠き部 61 スリット 71 整列マガジ
ン板 72 半円形切り欠き 73 溝 74 フック 75 電線抑え板 76 半円状切り欠け 77 マガジン装
着板 78 ピン 79 マガジン固
定板 79a ロック片 80 揺動腕 81 軸 82 胴体部 83、84 可動腕 86 爪 87 カムフォロア 89 楔状カム 90 切欠き部 91、92 ガイド
片 93 移載腕 94 可動ガイド 95 切欠き部 96 ナイフエッ
ジ部 97 絶縁体 98 導通センサ 100 配線材整列装置 101 基盤 101a アリ溝 102,153a アリ 103 テーブル 103a 孔 110 マガジン
位置決め搭載部 111 支持台 111a 内側壁面 111b,131a 凹の段差面 112 L字形ブ
ロック 113 クランパ 114,117 ピン 115 ねじ 116 フック 130 コネクタ搭載部 131 コネクタ搭載台 150 配線材ピックアップ部 151 配線材ピックアップ完成体 152 配線材ピ
ックアップピン 152a 溝フック 153 筐体 153b 基板部 153c 壁 154 回転軸 155 回転駒 156 前後進機構部 161 エアシリンダ 162 配線材ガ
イド板 162a 垂片 162b 配線材ガ
イド溝 162c 角孔 170 配線材押し込み切断部 171 筐体アーム 171a 縦アーム 171b 横アーム 172 配線材押し込み片 173 配線材カ
ッタ刃 175 ボールねじ 200 回路プロック図 210 コンピュータ 211 配線材位
置データ 212 コネクタ位置データ 213 入力装置 214,221 CPU 215 出力装置 216 配線材整列データ 217,229 メ
モリ 220 整列機制御回路 222 テーブル移動データ 223,225,227
ドライバ 224,226 ピックアップピン移動データ 228 位置
制御部 300 配線材処理装置
送部 4 撚り戻し部 5 整列部 6 供給マガジン 7 マガジン 8 位置決め機構 9 ガイド部 10 ツイストペア線の撚り戻し装置 13 ツイストペア線 14, 14′, 14″
配線材 15 芯線 17 コネクタ絶
縁体 17a, 17a-1,17a-2… 電線挿入溝 25 胴体部 26 軸 27 可動腕 28 固定爪 29 可動爪 30 切欠き部 31 移動基板 32 脱落防止カバー 33 マガジン駆
動部 34 装置基台 35 モータ 36 ボールネジ 37 腕 38 補助腕 41 モータ 42 回転軸 43 クリップ 44 クリップ移動機構 45 軸 46 揺動腕 47 自在継手 51 ロータ 52 第1のフッ
ク機構 53 第2のフック機構 54 ロータ駆動
機構 55 胴体部 56 可動部 57 固定爪 58 可動爪 59,85 軸 60 切欠き部 61 スリット 71 整列マガジ
ン板 72 半円形切り欠き 73 溝 74 フック 75 電線抑え板 76 半円状切り欠け 77 マガジン装
着板 78 ピン 79 マガジン固
定板 79a ロック片 80 揺動腕 81 軸 82 胴体部 83、84 可動腕 86 爪 87 カムフォロア 89 楔状カム 90 切欠き部 91、92 ガイド
片 93 移載腕 94 可動ガイド 95 切欠き部 96 ナイフエッ
ジ部 97 絶縁体 98 導通センサ 100 配線材整列装置 101 基盤 101a アリ溝 102,153a アリ 103 テーブル 103a 孔 110 マガジン
位置決め搭載部 111 支持台 111a 内側壁面 111b,131a 凹の段差面 112 L字形ブ
ロック 113 クランパ 114,117 ピン 115 ねじ 116 フック 130 コネクタ搭載部 131 コネクタ搭載台 150 配線材ピックアップ部 151 配線材ピックアップ完成体 152 配線材ピ
ックアップピン 152a 溝フック 153 筐体 153b 基板部 153c 壁 154 回転軸 155 回転駒 156 前後進機構部 161 エアシリンダ 162 配線材ガ
イド板 162a 垂片 162b 配線材ガ
イド溝 162c 角孔 170 配線材押し込み切断部 171 筐体アーム 171a 縦アーム 171b 横アーム 172 配線材押し込み片 173 配線材カ
ッタ刃 175 ボールねじ 200 回路プロック図 210 コンピュータ 211 配線材位
置データ 212 コネクタ位置データ 213 入力装置 214,221 CPU 215 出力装置 216 配線材整列データ 217,229 メ
モリ 220 整列機制御回路 222 テーブル移動データ 223,225,227
ドライバ 224,226 ピックアップピン移動データ 228 位置
制御部 300 配線材処理装置
Claims (15)
- 【請求項1】 予め設定されたタイミングに合わせて駆
動される少なくともマガジン移送部と撚り戻し部と整列
部とを備え、 該マガジン移送部が、等ピッチで形成された複数のスリ
ットを有する短冊状の供給マガジンと、等ピッチで形成
された複数の半円形切欠きを有する短冊状の整列マガジ
ン板を上記スリットと該切欠きとを対応させ平行に支持
する移動基板と、該整列マガジン板の上方に位置し該切
欠きに嵌挿された絶縁電線からなる配線材を押さえる脱
落防止カバーと、該移動基板を該供給マガジンと該整列
マガジン板の長さ方向に移動させるマガジン駆動部とを
有し、 該撚り戻し部が、上記切欠きにランダムに嵌挿されたツ
イストペア線を1対ずつ抜き取って撚りを戻し2本の配
線材に分離可能なようにモータの回転軸に装着され上記
スリットに嵌挿されたツイストペア線を1対ずつ把持可
能なクリップと、該モータを支承し該回転軸の端面を上
記スリットの深さ方向に移動可能なクリップ移動機構と
を有し、 該整列部が、該移動基板の該整列マガジン板を支持する
腕がその内側を貫通し、該供給マガジンを支持する腕が
その外側に位置するよう支承された円環状のロータと、
該ロータの円周方向に所定の間隔で交互に配置され、そ
れぞれ該ロータの端面に固定された第1のフック機構お
よび第2のフック機構と、該ロータの外周または内周に
沿って配設され該ロータを回転させるロータ駆動機構と
を有し、 該撚り戻し部において撚りを戻され分離した2本の配線
材が、該ロータの回転に伴って該第1のフック機構と該
第2のフック機構により1本ずつ引っ掛けて移送され、
該整列マガジン板の切欠きに順次嵌挿されるように構成
されていることを特徴とするツィストペア線の撚り戻し
装置。 - 【請求項2】 予め設定されたタイミングに合わせて駆
動される前記マガジン移送部と撚り戻し部と整列部とを
具えると共に、 該整列部のフック機構が移動する経路と該撚り戻し部の
クリップとの間に配設され、分離された2本の配線材を
該フック機構による分割移送が可能な位置に固定する位
置決め機構、 または、整列マガジン板の上方に配設され半円形切欠き
への嵌挿に先立って該配線材の向きを揃えるガイド部、 または、該フック機構が移動する経路の内側に配設され
たナイフエッジ部を有し、該ナイフエッジ部が該配線材
の芯線に接触し端末間の電気的照合に基づく識別を可能
にする導通センサの、少なくとも一つを備えてなること
を特徴とするツィストペア線の撚り戻し装置。 - 【請求項3】 少なくとも前記クリップが、モータの回
転軸に装着される胴体部と、軸を介して該胴体部に回動
自在に装着された可動腕と、該胴体部の先端に形成され
た固定爪と、該可動腕の先端に形成された可動爪とを有
し、 ツイストペア線に当接するとスプリングによって常に閉
じる方向に付勢されている該可動爪が開き、該固定爪と
該可動爪との間に該ツイストペア線を把持する請求項1
記載のツィストペア線の撚り戻し装置。 - 【請求項4】 少なくとも前記フック機構が、先端に固
定爪が形成されロータに固定される胴体部と、先端に可
動爪が形成された可動部と、該固定爪と該可動爪とが対
抗するよう該可動部を該胴体部に回動自在に装着する軸
とを有し、 該固定爪が配線材を引っ掛けて該可動爪との間に取り込
むと、スプリングによって常に閉じる方向に付勢されて
いる該可動爪が開き、該配線材を該固定爪と該可動爪と
の間に把持する請求項1記載のツィストペア線の撚り戻
し装置。 - 【請求項5】 前記位置決め機構が、装置基台に固定さ
れた胴体部と、軸を介し該胴体部に回動自在に装着され
た1対の可動腕と、それぞれ該可動腕の一端に固定され
配線材を把持する1対の爪と、それぞれ該可動腕の他端
に装着された1対のカムフォロアと、揺動腕の自由端側
に設けられた楔状カムとを有し、 該楔状カムが該カムフォロアの間に侵入して該爪の間を
拡げ、該楔状カムが該カムフォロアの間から抜ける方に
移動することによって、該爪の間が閉じて該配線材を把
持する請求項2記載のツィストペア線の撚り戻し装置。 - 【請求項6】 前記ガイド部が、隙間を介して直線状に
配列された2個の脱落防止カバーにそれぞれ固定され、
絶縁電線が通過可能な隙間を介して互いに対抗する1対
のガイド片と、該絶縁電線の移動に伴って上下方向に移
動可能なように移載腕を介して支承された可動ガイドと
を有し、 該可動ガイドが上昇したとき該ガイド片の間に介在する
隙間と、該可動ガイドの上部に設けられた該絶縁電線が
嵌入可能な切欠き部とが、互いに重なる位置に該可動ガ
イドが配設されてなる請求項2記載のツィストペア線の
撚り戻し装置。 - 【請求項7】 多芯ケーブルの露出させた配線材として
のツイストペア線を前記撚り戻し装置の所定の位置に装
着する前処理工程と、該ツイストペア線を1対ずつ抜き
取って撚りを戻し2本の配線材に分離する撚り戻し工程
と、撚り戻したあと該ツイストペア線を構成している配
線材を順次一列に整列する整列工程とを有し、 該前処理工程では、短冊状供給マガジンの等ピッチで形
成された複数のスリットに該ツイストペア線を1対ずつ
装着した後、該撚り戻し装置のマガジン移送部に該多芯
ケーブルと、該供給マガジンと、等ピッチで複数の半円
形切欠きが形成された短冊状の整列マガジン板とを装着
し、 該撚り戻し工程では、モータの回転軸に装着されたクリ
ップが前記スリットに沿って移動し、該クリップの降下
時に該ツイストペア線を1対ずつ把持して上昇時に該ス
リットから抜き取り、該クリップの上死点近傍において
該モータが回転して該ツイストペア線の撚りを戻して2
本の配線材に分離し、 該整列工程では、ロータの端面に固定された第1のフッ
ク機構と第2のフック機構が、該ロータの回転に伴い該
配線材を1本ずつ引っ掛けて移送し、前記整列マガジン
板の半円形切欠きに順次嵌挿すると共に該マガジン移送
部を移動させ、 該供給マガジンに装着された全ての該ツイストペア線の
撚りが戻され該整列マガジン板上に整列されるまで、前
記撚り戻し工程と前記整列工程とを繰り返し遂行するこ
とを特徴とするツィストペア線の撚り戻し方法。 - 【請求項8】 多芯ケーブルの端部でほぐされた複数の
配線材をコネクタ絶縁体の所定端子位置に整列させる配
線材整列装置が、 多芯ケーブル端末間の電気的照合に基づいて識別された
前記各配線材が一列に嵌挿されているマガジンを多芯ケ
ーブル側が下になるようにほぼ水平に載置固定したまま
該マガジン長手方向に移動可能なマガジン位置決め搭載
部と、 該マガジン位置決め搭載部の長手方向両サイド近傍の上
記マガジンより低い位置に該マガジン位置決め搭載部と
平行して配置され、該マガジン位置決め搭載部と一体化
して移動し得るコネクタ絶縁体搭載用のコネクタ搭載部
と、 該各コネクタ搭載部両サイド外側の上記マガジン下面近
傍と対応する位置で、尖端を該コネクタ搭載部側に向け
たまま前後進し且つ上記マガジン位置決め搭載部の配線
材整列位置を越える最前進位置で長手方向中心軸を中心
として所要角度範囲で回動し得る板針状で、上記尖端部
近傍に根元側を開口とする溝フックが形成された配線材
ピックアップピンと、 該配線材ピックアップピンの移動線と上記コネクタ搭載
部に搭載されたコネクタ絶縁体との交点近傍の上方に上
下動可能に配設した配線材押し込み切断部とを含んでな
り、 上記マガジンに嵌挿された識別済配線材が、該各配線材
をコネクタに接続したときの配線材同士の絡まりを最少
にするようにコンピュータで演算せしめたときの配線材
順に、上記配線材ピックアップピンでピックアップされ
た後上記コネクタ絶縁体の所要の電線挿入溝に導かれ、
該電線挿入溝に押し込まれた後の該配線材の自由端側余
長域が切除し得るように構成されていることを特徴とす
る配線材整列装置。 - 【請求項9】 前記配線材整列装置が、 各配線材ピックアップピンの下側で前記コネクタ絶縁体
上面近傍と対応する位置に、 該コネクタ絶縁体上面を越える領域まで任意幅で突出
し、配線材ピックアップピンと対応する位置には該突出
側端辺を開口とする配線材ガイド溝が設けられ、該配線
材ガイド溝途中の配線材押し込み切断部と対応する位置
には該配線材押し込み切断部が貫通し得る孔が形成され
た配線材ガイド板が備えられていることを特徴とする請
求項8 記載の配線材整列装置。 - 【請求項10】 前記マガジン位置決め搭載部が、 多芯ケーブルの端部近傍を外径域で固定する手段と、マ
ガジンを位置決めして固定する手段、とを備えているこ
とを特徴とする請求項8記載の配線材整列装置。 - 【請求項11】 前記コネクタ搭載部が、 電線挿入溝を上側とするコネクタ絶縁体を位置決めして
固定し得る手段を備えていることを特徴とする請求項8
記載の配線材整列装置。 - 【請求項12】 前記配線材ピックアップピンを回動さ
せる手段が、 該配線材ピックアップピンの根元部に延伸して固定させ
た回転軸を回転可能に保持する筐体と、該回転軸に固定
させた回転駒と、該回転駒端部との係合で該回転駒を回
動させる前後進機構部とからなることを特徴とする請求
項8記載の配線材整列装置。 - 【請求項13】 前記配線材押し込み切断部が、 コネクタ絶縁体の電線挿入溝に上方から挿入可能な大き
さで先端からの押圧時のみ後退し得るポンチ状の配線材
押し込み片と、該コネクタ絶縁体の配線材自由端側壁面
と接する位置に配置された配線材カッタ刃とを備えてい
ることを特徴とする請求項8記載の配線材整列装置。 - 【請求項14】 多芯ケーブルの端部でほぐされた複数
の配線材をコネクタ絶縁体の所定端子位置に整列させる
配線材整列方法であって、 識別された前記各配線材が一列に嵌挿されているマガジ
ンを、該マガジン長手方向に移動可能なマガジン位置決
め搭載部に多芯ケーブル側が下になるようにほぼ水平に
載置固定する工程と、 該マガジン位置決め搭載部の長手方向両サイド近傍の上
記マガジンより低い位置に該マガジン位置決め搭載部と
平行に配置されたまま該マガジン位置決め搭載部と一体
化して移動し得るコネクタ搭載部に、電線挿入溝形成面
を上側とするコネクタ絶縁体を搭載する工程と、 上記マガジンに嵌挿された識別済配線材を、コンピュー
タで演算された配線材接続時の配線材同士の絡まりを最
少にする配線順に、上記コネクタ搭載部各両サイド外側
の上記マガジン下面近傍と対応する位置に尖端が該コネ
クタ搭載部側を向くように配置された板針状の配線材ピ
ックアップピンの前進と中心軸を中心とする所定角度範
囲の回動及び後退でピックアップして上記コネクタ絶縁
体の所要の電線挿入溝に導く工程と、 該電線挿入溝に導かれた配線材を、電線挿入溝に押し込
んだ後該配線材の自由端側余長域を切除する工程、 を含めることを特徴とする配線材整列方法。 - 【請求項15】 多芯ケーブル内で複数のツイストペア
線を形成する各配線材をコネクタ絶縁体の所定端子位置
に整列させる配線材処理装置が、 予め設定されたタイミングに合わせて駆動される少なく
ともマガジン移送部と撚り戻し部と整列部とを備え、該
マガジン移送部が、等ピッチで形成された複数のスリッ
トを有する短冊状の供給マガジンと、等ピッチで形成さ
れた複数の半円形切欠きを有する短冊状の整列マガジン
板を上記スリットと該切欠きとを対応させ平行に支持す
る移動基板と、該整列マガジン板の上方に位置し該切欠
きに嵌挿された絶縁電線からなる配線材を押さえる脱落
防止カバーと、該移動基板を該供給マガジンと該整列マ
ガジン板の長さ方向に移動させるマガジン駆動部とを有
し、該撚り戻し部が、上記切欠きにランダムに嵌挿され
たツイストペア線を1対ずつ抜き取って撚りを戻し2本
の配線材に分離可能なようにモータの回転軸に装着され
上記スリットに嵌挿されたツイストペア線を1対ずつ把
持可能なクリップと、該モータを支承し該回転軸の端面
を上記スリットの深さ方向に移動可能なクリップ移動機
構とを有し、該整列部が、該移動基板の該整列マガジン
板を支持する腕がその内側を貫通し、該供給マガジンを
支持する腕がその外側に位置するよう支承された円環状
のロータと、該ロータの円周方向に所定の間隔で交互に
配置され、それぞれ該ロータの端面に固定された第1の
フック機構および第2のフック機構と、該ロータの外周
または内周に沿って配設され該ロータを回転させるロー
タ駆動機構とを有し、該撚り戻し部において撚りを戻さ
れ分離した2本の配線材が、該ロータの回転に伴って該
第1のフック機構と該第2のフック機構により1本ずつ
引っ掛けて移送され、該整列マガジン板の切欠きに順次
嵌挿されるように構成されているツィストペア線の撚り
戻し装置と、 該ツィストペア線の撚り戻し装置で上記各配線材を識別
して整列せしめた該ツィストペア線の撚り戻し装置の整
列マガジン板に、該各配線材が嵌挿するように電線抑え
板を装着して構成したマガジンと、 多芯ケーブルの端部でほぐされた複数の配線材をコネク
タ絶縁体の所定端子位置に整列させる配線材整列装置
が、多芯ケーブル端末間の電気的照合に基づいて識別さ
れた前記各配線材が一列に嵌挿されているマガジンを多
芯ケーブル側が下になるようにほぼ水平に載置固定した
まま該マガジン長手方向に移動可能なマガジン位置決め
搭載部と、該マガジン位置決め搭載部の長手方向両サイ
ド近傍の上記マガジンより低い位置に該マガジン位置決
め搭載部と平行して配置され、該マガジン位置決め搭載
部と一体化して移動し得るコネクタ絶縁体搭載用のコネ
クタ搭載部と、該各コネクタ搭載部両サイド外側の上記
マガジン下面近傍と対応する位置で、尖端を該コネクタ
搭載部側に向けたまま前後進し且つ上記マガジン位置決
め搭載部の配線材整列位置を越える最前進位置で長手方
向中心軸を中心として所要角度範囲で回動し得る板針状
で、上記尖端部近傍に根元側を開口とする溝フックが形
成された配線材ピックアップピンと、該配線材ピックア
ップピンの移動線と上記コネクタ搭載部に搭載されたコ
ネクタ絶縁体との交点近傍の上方に上下動可能に配設し
た配線材押し込み切断部とを含んでなり、上記マガジン
に嵌挿された識別済配線材が、該各配線材をコネクタに
接続したときの配線材同士の絡まりを最少にするように
コンピュータで演算せしめたときの配線材順に、上記配
線材ピックアップピンでピックアップされた後上記コネ
クタ絶縁体の所要の電線挿入溝に導かれ、該電線挿入溝
に押し込まれた後の該配線材の自由端側余長域が切除し
得るように構成されて上記マガジンが所定位置に搭載し
得る、配線材整列装置とで構成され、 上記ツィストペア線の撚り戻し装置における整列マガジ
ン板に順次嵌挿された配線材が上記電線抑え板の該整列
マガジン板への装着で該ツィストペア線の撚り戻し装置
から分離されたマガジンに保持され、上記配線材整列装
置におけるマガジン位置決め搭載部に固定された該マガ
ジンの各配線材が、該各配線材をコネクタに接続したと
きの配線材同士の絡まりを最少にするようにコンピュー
タで演算せしめた順にピックアップされてコネクタ絶縁
体の所要の電線挿入溝に押し込まれるように構成されて
いることを特徴とする配線材処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33464695A JP3444069B2 (ja) | 1994-12-22 | 1995-12-22 | ツィストペア線の撚り戻し装置、ツィストペア線の撚り戻し方法、配線材整列装置、配線材整列方法及び配線材処理装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32026294 | 1994-12-22 | ||
JP6-320262 | 1994-12-22 | ||
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