JP2530512Y2 - 多芯ケーブルの芯線識別布線検査装置 - Google Patents
多芯ケーブルの芯線識別布線検査装置Info
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- JP2530512Y2 JP2530512Y2 JP1992016524U JP1652492U JP2530512Y2 JP 2530512 Y2 JP2530512 Y2 JP 2530512Y2 JP 1992016524 U JP1992016524 U JP 1992016524U JP 1652492 U JP1652492 U JP 1652492U JP 2530512 Y2 JP2530512 Y2 JP 2530512Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は多芯ケーブルの芯線をコ
ネクタに接続する際に、任意の芯線に対応するコネクタ
側の布線位置を識別して布線するとともにコネクタの導
通検査およびルーズコンタクト検査ができる多芯ケーブ
ルの芯線識別布線検査装置に係り、更に詳しくは、ホル
ダー具の布線位置決めをタイミングベルトとステッピン
グモータで行うようにして装置の簡略化,小型化を図
り、これにより一般の家庭内でも使用可能にし、また布
線作業者の安全性を確保し、更には多芯ケーブル中の芯
線が断線したり絶縁部に傷がついたりするのを防止する
ことを図った芯線識別布線装置に関するものである。
ネクタに接続する際に、任意の芯線に対応するコネクタ
側の布線位置を識別して布線するとともにコネクタの導
通検査およびルーズコンタクト検査ができる多芯ケーブ
ルの芯線識別布線検査装置に係り、更に詳しくは、ホル
ダー具の布線位置決めをタイミングベルトとステッピン
グモータで行うようにして装置の簡略化,小型化を図
り、これにより一般の家庭内でも使用可能にし、また布
線作業者の安全性を確保し、更には多芯ケーブル中の芯
線が断線したり絶縁部に傷がついたりするのを防止する
ことを図った芯線識別布線装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】多芯ケーブルの端部にコネクタを接続する
場合には、ケーブルの芯線とコネクタピン番号とを設計
通りに照合して接続しなければならない。従来この接続
作業は、作業者がケーブルの芯線の色別およびマーキン
グ別(ポイント数とその色)に眼で識別し、これを結線
表に基づいて配列し、指定のコネクタピン等の接続側端
子に接続していた。
場合には、ケーブルの芯線とコネクタピン番号とを設計
通りに照合して接続しなければならない。従来この接続
作業は、作業者がケーブルの芯線の色別およびマーキン
グ別(ポイント数とその色)に眼で識別し、これを結線
表に基づいて配列し、指定のコネクタピン等の接続側端
子に接続していた。
【0003】ケーブルの芯線とコネクタ側接続端子との
接続方法には、(1)ケーブルの芯線を接続端子に直接
ハンダ付けする。(2)ケーブルの芯線を配列フラット
融着し、これをコネクタカバーに一括圧接する。(3)
ケーブルの芯線にコネクタピンを圧着し、これをコネク
タのピン穴に挿入する。(4)ケーブルの芯線をコネク
タカバーに結線し、ごれにコネクタを一括圧接する、等
の方法がある。
接続方法には、(1)ケーブルの芯線を接続端子に直接
ハンダ付けする。(2)ケーブルの芯線を配列フラット
融着し、これをコネクタカバーに一括圧接する。(3)
ケーブルの芯線にコネクタピンを圧着し、これをコネク
タのピン穴に挿入する。(4)ケーブルの芯線をコネク
タカバーに結線し、ごれにコネクタを一括圧接する、等
の方法がある。
【0004】上記いずれの場合も芯線の識別布線および
結線作業は手作業により行われており、実際上はほとん
どが外注先の一般家庭での内職に依存しているのが現状
である。手作業では外注先単位で処理できる量はそれほ
ど多くはない。従って生産規模が大きくなれば必然的に
一次外注、二次外注と外注先が広がることになり、その
確保と管理に多くの手間と費用がかかっている。
結線作業は手作業により行われており、実際上はほとん
どが外注先の一般家庭での内職に依存しているのが現状
である。手作業では外注先単位で処理できる量はそれほ
ど多くはない。従って生産規模が大きくなれば必然的に
一次外注、二次外注と外注先が広がることになり、その
確保と管理に多くの手間と費用がかかっている。
【0005】最近では接続機器の小型化、高性能化が著
しく進歩しており、ケーブルの多芯化、細線化も進んで
きている。このため手作業では、どうしても芯線の識別
布線に間違いが多く不良率が高くなる。現状では作業者
が布線したものをコネクタの圧接前に検査員が検査した
場合でも、圧接後に導通検査を行うと約10%程度の不
良が発生しており、布線の修正の手間や結線後の不良に
よるロスなどにより製造コストも高くなっている。
しく進歩しており、ケーブルの多芯化、細線化も進んで
きている。このため手作業では、どうしても芯線の識別
布線に間違いが多く不良率が高くなる。現状では作業者
が布線したものをコネクタの圧接前に検査員が検査した
場合でも、圧接後に導通検査を行うと約10%程度の不
良が発生しており、布線の修正の手間や結線後の不良に
よるロスなどにより製造コストも高くなっている。
【0006】そこで上記(1)〜(4)等の接続方法の
中で、(4)のコネクタカバーに布線するものについて
はケーブル芯線の識別布線および圧接が確実にできる専
用の装置が一部で使用されている。そのような装置が特
開平1−186576号公報に開示してある。
中で、(4)のコネクタカバーに布線するものについて
はケーブル芯線の識別布線および圧接が確実にできる専
用の装置が一部で使用されている。そのような装置が特
開平1−186576号公報に開示してある。
【0007】特開平1−186576号公報には、ケー
ブルを識別して芯線ホルダーをスライドさせるものが開
示してある。この装置は、直方体状のフレームの上面に
芯線ガイド通路が設けてある。当該フレーム内にはボー
ルネジを使用した進退動する芯線ホルダー位置決め機構
が設けてある。芯線ホルダー位置決め機構の上部には芯
線位置決め挿入部が設けてあり、芯線ホルダー位置決め
機構で位置決めテーブルが進退動し位置決めを行う。そ
うして芯線ガイド通路を通過した芯線は芯線位置決め挿
入部に挿入されるようになっている。
ブルを識別して芯線ホルダーをスライドさせるものが開
示してある。この装置は、直方体状のフレームの上面に
芯線ガイド通路が設けてある。当該フレーム内にはボー
ルネジを使用した進退動する芯線ホルダー位置決め機構
が設けてある。芯線ホルダー位置決め機構の上部には芯
線位置決め挿入部が設けてあり、芯線ホルダー位置決め
機構で位置決めテーブルが進退動し位置決めを行う。そ
うして芯線ガイド通路を通過した芯線は芯線位置決め挿
入部に挿入されるようになっている。
【0008】前記装置は、ボールネジで芯線ホルダーの
位置決めをする様にしている。この為高精度の保持機構
が必要で周辺機構部が大型化しやすい。また、コネクタ
変更の際の位置決めピッチのミクロン単位での調整に対
処できるように、高度に制御されたサーボモータが必要
である。更には、安全性を確保する為には装置の運動部
分はキャビネット内に収容するようにすることが望まし
い。
位置決めをする様にしている。この為高精度の保持機構
が必要で周辺機構部が大型化しやすい。また、コネクタ
変更の際の位置決めピッチのミクロン単位での調整に対
処できるように、高度に制御されたサーボモータが必要
である。更には、安全性を確保する為には装置の運動部
分はキャビネット内に収容するようにすることが望まし
い。
【0009】しかし、上記公報に開示された装置は運動
部分を含めて全てむき出しとなっている。この為作業は
やり易いが手を挟む等の事故の発生確率が高い。しか
も、運動部分の部品はいずれも質量が大きく、それに伴
い慣性も大きいために誤って装置の運動部分で手を挟ん
だりしても直ちに停止せず、重大な事故に至る恐れがあ
る。
部分を含めて全てむき出しとなっている。この為作業は
やり易いが手を挟む等の事故の発生確率が高い。しか
も、運動部分の部品はいずれも質量が大きく、それに伴
い慣性も大きいために誤って装置の運動部分で手を挟ん
だりしても直ちに停止せず、重大な事故に至る恐れがあ
る。
【0010】また、同装置では多芯ケーブルは次のよう
にして保持されている。即ち、第1図ないし3図からも
明らかなように水平方向から延びてきたケーブルはホル
ダー基板上に載せられ芯線ホルダーの箇所で端末が垂直
方向に立ち上げられていて図示しないクランプ手段にて
クランプされている。
にして保持されている。即ち、第1図ないし3図からも
明らかなように水平方向から延びてきたケーブルはホル
ダー基板上に載せられ芯線ホルダーの箇所で端末が垂直
方向に立ち上げられていて図示しないクランプ手段にて
クランプされている。
【0011】しかし、上記したように多芯ケーブルは一
定の許容曲げ半径があり、水平方向から延びてきた芯線
を直角に折曲げて立ち上げ固定すると、ケーブルによっ
ては中の芯線が断線したり絶縁部に傷がついたりする。
特にSCSIケーブル等になるとインピーダンス等の特
性が悪くなり不良品になる確率が高い。
定の許容曲げ半径があり、水平方向から延びてきた芯線
を直角に折曲げて立ち上げ固定すると、ケーブルによっ
ては中の芯線が断線したり絶縁部に傷がついたりする。
特にSCSIケーブル等になるとインピーダンス等の特
性が悪くなり不良品になる確率が高い。
【0012】既に説明したように、芯線の識別布線およ
び結線作業は殆どが外注先の一般家庭での内職に依存し
ている。従って家庭で使用できるように装置は小型でな
ければならない。しかも、家庭内の内職である為幼児や
子供による事故の発生も考えられ、安全性の確保は重要
である。しかし、上記装置のように、安全性を確保しよ
うとすれば運動部分はキャビネット内に収容する必要が
あり装置が大型化する。
び結線作業は殆どが外注先の一般家庭での内職に依存し
ている。従って家庭で使用できるように装置は小型でな
ければならない。しかも、家庭内の内職である為幼児や
子供による事故の発生も考えられ、安全性の確保は重要
である。しかし、上記装置のように、安全性を確保しよ
うとすれば運動部分はキャビネット内に収容する必要が
あり装置が大型化する。
【0013】ところで、布線の為にコネクタに形成され
ている装着溝ピッチは規格で定められているため、芯線
ホルダー位置決め機構はサーボモータとエンコーダを使
用してミクロン単位で任意の設定で位置決めをする必要
はない。
ている装着溝ピッチは規格で定められているため、芯線
ホルダー位置決め機構はサーボモータとエンコーダを使
用してミクロン単位で任意の設定で位置決めをする必要
はない。
【0014】本考案者らは芯線識別布線装置の開発に当
たって、装置の大きさが家庭での内職に適した大きさ
であること、布線作業は作業者の手作業で行ない、他
の作業は機械で行う半自動化にすることによって装置の
小型化・構造を簡略化すること、作業者等の安全性が
確保できること、芯線ホルダー位置決め機構の精度を
実情に合わせ、その分コストダウンを図ること、という
目的のもと研究を重ねた。
たって、装置の大きさが家庭での内職に適した大きさ
であること、布線作業は作業者の手作業で行ない、他
の作業は機械で行う半自動化にすることによって装置の
小型化・構造を簡略化すること、作業者等の安全性が
確保できること、芯線ホルダー位置決め機構の精度を
実情に合わせ、その分コストダウンを図ること、という
目的のもと研究を重ねた。
【0015】そうして、ロボットやOA機器の駆動装置
として利用されているステッピングモータ、タイミング
プーリ及びタイミングベルトを採用することにより上記
目的が達成できるばかりか、芯線ホルダー位置決め機構
の送りピッチの変更及びストロークの変更も容易である
ことに着目し本考案を完成するに至った。
として利用されているステッピングモータ、タイミング
プーリ及びタイミングベルトを採用することにより上記
目的が達成できるばかりか、芯線ホルダー位置決め機構
の送りピッチの変更及びストロークの変更も容易である
ことに着目し本考案を完成するに至った。
【0016】そこで本考案の目的は、装置を簡略化及び
小型化することにより一般の家庭内でも使用可能にし、
あわせて作業能率の向上を図ることにある。また、本考
案の他の目的は、布線作業を作業者が行う構造にするこ
とで発生し易くなる事故に対する安全性を確保すること
にある。更に、本考案の他の目的は多芯ケーブルを折曲
げることなく立てた状態で保持できるようにして中の芯
線が断線したり絶縁部に傷がついたりするのを防止する
ことにある。更に、また本考案の他の目的は、外注先や
末端の家庭内職でも導通検査およびルーズコンタクト検
査を可能にすることにある。
小型化することにより一般の家庭内でも使用可能にし、
あわせて作業能率の向上を図ることにある。また、本考
案の他の目的は、布線作業を作業者が行う構造にするこ
とで発生し易くなる事故に対する安全性を確保すること
にある。更に、本考案の他の目的は多芯ケーブルを折曲
げることなく立てた状態で保持できるようにして中の芯
線が断線したり絶縁部に傷がついたりするのを防止する
ことにある。更に、また本考案の他の目的は、外注先や
末端の家庭内職でも導通検査およびルーズコンタクト検
査を可能にすることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために講じた本考案の手段は次のとおりであ
る。第1の考案にあっては、芯線をコネクタピン番号に
対応させて識別布線するにあたって多芯ケーブルにコネ
クタを接続する作業をキャビネットの外で行うようにす
ると共に、コネクタの導通検査およびルーズコンタクト
検査ができる芯線識別布線検査装置であって、フロント
パネルに挿通孔が形成されているキャビネットと、前記
キャビネットに収容されている制御部と、前記制御部に
よって制御されるアドレス機構部と、前記フロントパネ
ルの前面側に設けてある布線治具と、布線する芯線を導
通できる芯線センサ部と、布線部を指示する指示手段
と、前記アドレス機構部を制御すると共に、検査対象の
多芯ケーブルの芯線の導通およびルーズコンタクトを検
査する制御検査部と、を備え、前記アドレス機構部は、
前記挿通孔を貫通して進退動するスライドレールを備え
その先端部分には前記キャビネットから露出しているホ
ルダー具が設けてあるスライダーと、前記キャビネット
内に前記スライダーの進退動方向と実質的に平行に設け
てあり、前記スライダーを進退動させるタイミングベル
ト及びこのタイミングベルトを駆動するステッピングモ
ータと、を備え、前記ホルダー具は、前端部から後部側
に向けて切り欠いて形成されており多芯ケーブルを立て
た状態で保持する保持部と、当該保持部の両側に設けて
あり、コネクタカバーを装着するためのコネクタホルダ
ーと、を備え、前記布線治具は、前記コネクタホルダー
の上部に所要の距離を隔てて対向配置してあるポジショ
ン板と、前記コネクタホルダーに装着されたコネクター
カバーに布線すべく前記ポジション板に設けてある布線
スリットと、を備え、前記制御検査部は、制御部と検査
部を備え、前記制御部は、多芯ケーブルの任意の芯線の
線番を識別する識別手段と、布線のアドレスデータを記
憶する記憶手段と、布線ピッチを設定する設定手段と、
識別手段からの線番データと記憶手段からのアドレスデ
ータとを比較解析し、前記ステッピングモータへ制御信
号を送る比較手段と、を備え、前記検査部は、前記制御
部との切替えを行う切替手段と、多芯ケーブルのコネク
タのアドレスデータを記憶する記憶手段と、前記検査用
コネクタのうち一方の検査用コネクタの各コンタクトへ
駆動信号を順次送信する送信手段と、検査用コネクタの
各コンタクトから試験用ケーブルを介して前記駆動信号
を順次選択するスキャン手段と、このスキャン手段から
の駆動信号と検査部の前記記憶手段からの接続データと
を比較する比較手段と、この比較手段により導通不良や
誤配線等の誤データを検知したときにその芯線の線番を
表示する表示手段と、を備え、前記ホルダー具はコネク
タカバーや多芯ケーブルの装着及び離脱時には布線治具
より前面側に位置するようにしたことを特徴とする、多
芯ケーブルの芯線識別布線検査装置である。
達成するために講じた本考案の手段は次のとおりであ
る。第1の考案にあっては、芯線をコネクタピン番号に
対応させて識別布線するにあたって多芯ケーブルにコネ
クタを接続する作業をキャビネットの外で行うようにす
ると共に、コネクタの導通検査およびルーズコンタクト
検査ができる芯線識別布線検査装置であって、フロント
パネルに挿通孔が形成されているキャビネットと、前記
キャビネットに収容されている制御部と、前記制御部に
よって制御されるアドレス機構部と、前記フロントパネ
ルの前面側に設けてある布線治具と、布線する芯線を導
通できる芯線センサ部と、布線部を指示する指示手段
と、前記アドレス機構部を制御すると共に、検査対象の
多芯ケーブルの芯線の導通およびルーズコンタクトを検
査する制御検査部と、を備え、前記アドレス機構部は、
前記挿通孔を貫通して進退動するスライドレールを備え
その先端部分には前記キャビネットから露出しているホ
ルダー具が設けてあるスライダーと、前記キャビネット
内に前記スライダーの進退動方向と実質的に平行に設け
てあり、前記スライダーを進退動させるタイミングベル
ト及びこのタイミングベルトを駆動するステッピングモ
ータと、を備え、前記ホルダー具は、前端部から後部側
に向けて切り欠いて形成されており多芯ケーブルを立て
た状態で保持する保持部と、当該保持部の両側に設けて
あり、コネクタカバーを装着するためのコネクタホルダ
ーと、を備え、前記布線治具は、前記コネクタホルダー
の上部に所要の距離を隔てて対向配置してあるポジショ
ン板と、前記コネクタホルダーに装着されたコネクター
カバーに布線すべく前記ポジション板に設けてある布線
スリットと、を備え、前記制御検査部は、制御部と検査
部を備え、前記制御部は、多芯ケーブルの任意の芯線の
線番を識別する識別手段と、布線のアドレスデータを記
憶する記憶手段と、布線ピッチを設定する設定手段と、
識別手段からの線番データと記憶手段からのアドレスデ
ータとを比較解析し、前記ステッピングモータへ制御信
号を送る比較手段と、を備え、前記検査部は、前記制御
部との切替えを行う切替手段と、多芯ケーブルのコネク
タのアドレスデータを記憶する記憶手段と、前記検査用
コネクタのうち一方の検査用コネクタの各コンタクトへ
駆動信号を順次送信する送信手段と、検査用コネクタの
各コンタクトから試験用ケーブルを介して前記駆動信号
を順次選択するスキャン手段と、このスキャン手段から
の駆動信号と検査部の前記記憶手段からの接続データと
を比較する比較手段と、この比較手段により導通不良や
誤配線等の誤データを検知したときにその芯線の線番を
表示する表示手段と、を備え、前記ホルダー具はコネク
タカバーや多芯ケーブルの装着及び離脱時には布線治具
より前面側に位置するようにしたことを特徴とする、多
芯ケーブルの芯線識別布線検査装置である。
【0018】第2の考案にあっては、フロントパネルに
線番表示部を備えたことを特徴とする、第1の考案にか
かる多芯ケーブルの芯線識別布線検査装置である。
線番表示部を備えたことを特徴とする、第1の考案にか
かる多芯ケーブルの芯線識別布線検査装置である。
【0019】第3の考案にあっては、制御検査部は、制
御部と検査部を備え、前記制御部は、多芯ケーブルの任
意の芯線の線番を識別するエンコード回路と、布線のア
ドレスデータを記憶する記憶回路と、布線ピッチを設定
するデバイダ回路と、表示回路と、エンコード回路から
の線番データと記憶回路からのアドレスデータとを比較
解析し、モータへ制御信号を送る比較回路と、を備え、
前記検査部は、前記制御部との切替えを行う切替スイッ
チ部と、多芯ケーブルのコネクタのアドレスデータを記
憶する記憶回路と、前記検査用コネクタのうち一方の検
査用コネクタの各コンタクトへ駆動信号を順次送信する
ドライブ回路と、検査用コネクタの各コンタクトから試
験用ケーブルを介して前記駆動信号を順次選択するスキ
ャン回路と、このスキャン回路からの駆動信号と検査部
の前記記憶回路からの接続データとを比較する比較回路
と、この比較回路により導通不良や誤配線等の誤データ
を検知したときにその芯線の線番を表示する表示部と、
を備えていることを特徴とする、第1または2の考案に
かかる多芯ケーブルの芯線識別布線検査装置である。
御部と検査部を備え、前記制御部は、多芯ケーブルの任
意の芯線の線番を識別するエンコード回路と、布線のア
ドレスデータを記憶する記憶回路と、布線ピッチを設定
するデバイダ回路と、表示回路と、エンコード回路から
の線番データと記憶回路からのアドレスデータとを比較
解析し、モータへ制御信号を送る比較回路と、を備え、
前記検査部は、前記制御部との切替えを行う切替スイッ
チ部と、多芯ケーブルのコネクタのアドレスデータを記
憶する記憶回路と、前記検査用コネクタのうち一方の検
査用コネクタの各コンタクトへ駆動信号を順次送信する
ドライブ回路と、検査用コネクタの各コンタクトから試
験用ケーブルを介して前記駆動信号を順次選択するスキ
ャン回路と、このスキャン回路からの駆動信号と検査部
の前記記憶回路からの接続データとを比較する比較回路
と、この比較回路により導通不良や誤配線等の誤データ
を検知したときにその芯線の線番を表示する表示部と、
を備えていることを特徴とする、第1または2の考案に
かかる多芯ケーブルの芯線識別布線検査装置である。
【0020】ホルダー具は、保持部や装着部の構造を適
宜変えることにより、上記した(1)〜(4)等の接続
方法に対応する布線が可能である。また芯線識別布線装
置に、コネクタカバーを圧接する圧接装置や布線した芯
線を切断するカッター等、布線作業に付随する各種機構
部を備えることは任意である。
宜変えることにより、上記した(1)〜(4)等の接続
方法に対応する布線が可能である。また芯線識別布線装
置に、コネクタカバーを圧接する圧接装置や布線した芯
線を切断するカッター等、布線作業に付随する各種機構
部を備えることは任意である。
【0021】作用 (a)まず多芯ケーブルの芯線を二個のコネクタカバー
に布線する場合を説明する。 電源スイッチを入れ、次にスタートスイッチを入れ
る。これによりステッピングモータが正回転し、同時に
タイミングベルトが回り、スライダーが移動する。そし
てスライダーの移動距離をセンサーが感知してステッピ
ングモータは停止する。このときホルダー具はコネクタ
カバーや多芯ケーブルの装着や取り外しがしやすいよう
に布線治具の手前側に位置している。
に布線する場合を説明する。 電源スイッチを入れ、次にスタートスイッチを入れ
る。これによりステッピングモータが正回転し、同時に
タイミングベルトが回り、スライダーが移動する。そし
てスライダーの移動距離をセンサーが感知してステッピ
ングモータは停止する。このときホルダー具はコネクタ
カバーや多芯ケーブルの装着や取り外しがしやすいよう
に布線治具の手前側に位置している。
【0022】 ホルダー具の左右両側のコネクタホル
ダーにコネクタカバーを装着する。コネクタカバーの上
面部には多数の溝状の布線部が設けてある。そして多芯
ケーブルの一端側のシースを剥いて芯線を露出させ、多
芯ケーブルを立てた状態でシース端部をホルダー具の保
持部に装着する。
ダーにコネクタカバーを装着する。コネクタカバーの上
面部には多数の溝状の布線部が設けてある。そして多芯
ケーブルの一端側のシースを剥いて芯線を露出させ、多
芯ケーブルを立てた状態でシース端部をホルダー具の保
持部に装着する。
【0023】 布線ピッチを設定する設定手段によっ
て所定のコネクター布線送りピッチを選択し、機械的基
準点すなわち原点にセットするため再度スタートスイッ
チを入れる。これによりステッピングモータが逆回転
し、スライダーが移動する。そしてスライダーの移動距
離をセンサーが感知してモータが停止し、スライダーす
なわちホルダー具が原点にセットされる。
て所定のコネクター布線送りピッチを選択し、機械的基
準点すなわち原点にセットするため再度スタートスイッ
チを入れる。これによりステッピングモータが逆回転
し、スライダーが移動する。そしてスライダーの移動距
離をセンサーが感知してモータが停止し、スライダーす
なわちホルダー具が原点にセットされる。
【0024】 多芯ケーブルの芯線のうちの一本を任
意に取り出し、芯線センサ部で導通させる。芯線の線番
を識別する識別手段からの線番データと布線のアドレス
データを記憶する記憶手段からのアドレスデータとを比
較手段で比較解析し、ステッピングモータを正逆方向に
回転させた後スライダーは所定の位置で停止する。な
お、その際線番データを線番表示部に出力表示する。こ
の時、布線治具の布線スリットの何れかの下部には、コ
ネクタカバーの布線部のうち、導通させた芯線と対応す
る布線部が位置しており、布線部を指示する指示手段に
より布線すべき布線部が指示される。
意に取り出し、芯線センサ部で導通させる。芯線の線番
を識別する識別手段からの線番データと布線のアドレス
データを記憶する記憶手段からのアドレスデータとを比
較手段で比較解析し、ステッピングモータを正逆方向に
回転させた後スライダーは所定の位置で停止する。な
お、その際線番データを線番表示部に出力表示する。こ
の時、布線治具の布線スリットの何れかの下部には、コ
ネクタカバーの布線部のうち、導通させた芯線と対応す
る布線部が位置しており、布線部を指示する指示手段に
より布線すべき布線部が指示される。
【0025】 導通させた芯線を、指示された側の布
線治具の布線スリットに入れ込み、その下方のコネクタ
カバーの布線部に布線する。以上でコネクタケーブルの
任意の芯線の布線が完了する。 二本目以降の芯線の布線も上記とほぼ同様の制御が
行われる。
線治具の布線スリットに入れ込み、その下方のコネクタ
カバーの布線部に布線する。以上でコネクタケーブルの
任意の芯線の布線が完了する。 二本目以降の芯線の布線も上記とほぼ同様の制御が
行われる。
【0026】(b)次に両端部にコネクタを取付けた多
芯ケーブルの導通検査を行う場合を説明する。切替スイ
ッチ部で前記制御部との切替えを行う。記憶回路で多芯
ケーブルのコネクタのアドレスデータを記憶する。ドラ
イブ回路で前記検査用コネクタのうち一方の検査用コネ
クタの各コンタクトヘ駆動信号を順次送信する。
芯ケーブルの導通検査を行う場合を説明する。切替スイ
ッチ部で前記制御部との切替えを行う。記憶回路で多芯
ケーブルのコネクタのアドレスデータを記憶する。ドラ
イブ回路で前記検査用コネクタのうち一方の検査用コネ
クタの各コンタクトヘ駆動信号を順次送信する。
【0027】スキャン回路で検査用コネクタの各コンタ
クトから試験用ケーブルを介して前記駆動信号を順次選
択する。比較回路でスキャン回路からの駆動信号と検査
部の前記記憶回路からの接続データとを比較する。表示
部で比較回路により導通不良や誤配線等の誤データを検
知したときにその芯線の線番を表示する。
クトから試験用ケーブルを介して前記駆動信号を順次選
択する。比較回路でスキャン回路からの駆動信号と検査
部の前記記憶回路からの接続データとを比較する。表示
部で比較回路により導通不良や誤配線等の誤データを検
知したときにその芯線の線番を表示する。
【0028】
【実施例】本考案を図面に示した実施例に基づき更に詳
細に説明する。図1は芯線識別布線検査装置の一実施例
を示す一部切欠斜視図、図2は芯線をコネクタカバーに
布線した状態を示す説明図、図3は芯線識別布線検査装
置の概念を示す説明図である。符号Aは芯線識別布線検
査装置で、キャビネット1を有している。図1において
キャビネット1前面側のフロントパネル2の左方下部に
は四角形の挿通孔20が設けてある。
細に説明する。図1は芯線識別布線検査装置の一実施例
を示す一部切欠斜視図、図2は芯線をコネクタカバーに
布線した状態を示す説明図、図3は芯線識別布線検査装
置の概念を示す説明図である。符号Aは芯線識別布線検
査装置で、キャビネット1を有している。図1において
キャビネット1前面側のフロントパネル2の左方下部に
は四角形の挿通孔20が設けてある。
【0029】キャビネット1内の左方にはアドレス機構
部3と布線治具4が設けてある。布線治具4は長矩形の
基板40の先端部に設けてあり、基板40は前記挿通孔
20から挿通してキャビネット1の底板10に固定さ
れ、布線治具4は挿通孔20の外部側に位置している。
なお布線治具4については後で説明する。
部3と布線治具4が設けてある。布線治具4は長矩形の
基板40の先端部に設けてあり、基板40は前記挿通孔
20から挿通してキャビネット1の底板10に固定さ
れ、布線治具4は挿通孔20の外部側に位置している。
なお布線治具4については後で説明する。
【0030】アドレス機構部3は、スライダー31と、
タイミングベルト39と、ステッピングモータMとを備
えている。スライダー31は、スライドレール32と、
スライドレール32の先端部に取付けてあるホルダー具
33とを有している。スライドレール32は所要の長さ
を有し、キャビネット1の底板10に固定された基板4
0の二箇所に取付けてあるガイド体34に一定の範囲で
スライドできるように取付けてある。スライドレール3
2の後端部にはリミットブロック35が設けてあり、リ
ミットブロック35には横方向に突出して固定具36が
設けてある。
タイミングベルト39と、ステッピングモータMとを備
えている。スライダー31は、スライドレール32と、
スライドレール32の先端部に取付けてあるホルダー具
33とを有している。スライドレール32は所要の長さ
を有し、キャビネット1の底板10に固定された基板4
0の二箇所に取付けてあるガイド体34に一定の範囲で
スライドできるように取付けてある。スライドレール3
2の後端部にはリミットブロック35が設けてあり、リ
ミットブロック35には横方向に突出して固定具36が
設けてある。
【0031】またスライドレール32の後方にはステッ
ピングモータMが取付けてある。ステッピングモータM
の回転軸のプーリ37と、その前方に取付けてあるプー
リ38には、前記スライドレール32と平行にタイミン
グベルト39が巻き掛けてある。そしてタイミングベル
ト39の下側とスライドレール32とは、前記固定具3
6を介して連結してある。
ピングモータMが取付けてある。ステッピングモータM
の回転軸のプーリ37と、その前方に取付けてあるプー
リ38には、前記スライドレール32と平行にタイミン
グベルト39が巻き掛けてある。そしてタイミングベル
ト39の下側とスライドレール32とは、前記固定具3
6を介して連結してある。
【0032】ホルダー具33は前記フロントパネル2の
挿通孔20を貫通したスライドレール32の先端部に取
付けてあり、挿通孔20の外部側に位置している。ホル
ダー具33の前部にはケーブルを保持する保持部331
が設けてある。保持部331はホルダー具33の前端部
から後部側へ向けて切り欠いて形成してあり、ケーブル
を容易に嵌め込むことができるようにしている。また保
持部331の周囲は芯線の布線がしやすいように保持部
331側へ下がった傾斜面が設けてある。そしてホルダ
ー具33の先部の左右両側には、コネクタカバー33
5、335aを装着するための装着部であるコネクタホ
ルダー332,332が設けてある。
挿通孔20を貫通したスライドレール32の先端部に取
付けてあり、挿通孔20の外部側に位置している。ホル
ダー具33の前部にはケーブルを保持する保持部331
が設けてある。保持部331はホルダー具33の前端部
から後部側へ向けて切り欠いて形成してあり、ケーブル
を容易に嵌め込むことができるようにしている。また保
持部331の周囲は芯線の布線がしやすいように保持部
331側へ下がった傾斜面が設けてある。そしてホルダ
ー具33の先部の左右両側には、コネクタカバー33
5、335aを装着するための装着部であるコネクタホ
ルダー332,332が設けてある。
【0033】布線治具4は、基板40の先端部両側に立
設された二個のコ状の支具41、42の上部に山型のポ
ジション板410、420を水平に配置した構造で、支
具41、42の間の空隙部内をホルダー具33が移動で
きるようにしている。また基板40の先端部にはホルダ
ー具33に装着されるケーブルの移動ができるようにし
た切欠部401が設けてある。
設された二個のコ状の支具41、42の上部に山型のポ
ジション板410、420を水平に配置した構造で、支
具41、42の間の空隙部内をホルダー具33が移動で
きるようにしている。また基板40の先端部にはホルダ
ー具33に装着されるケーブルの移動ができるようにし
た切欠部401が設けてある。
【0034】ポジション板410、420の中央部分
は、ホルダー具33のコネクタホルダー332,332
の移動軌跡の上部に対応するように内側へせり出して設
けてある。またポジション板410、420は、コネク
タホルダー332,332にコネクタカバーを装着した
ときにコネクタカバーとの間に若干の隙間が開くように
してある。そしてポジション板410、420の中央部
には布線スリット411、421が設けてある。
は、ホルダー具33のコネクタホルダー332,332
の移動軌跡の上部に対応するように内側へせり出して設
けてある。またポジション板410、420は、コネク
タホルダー332,332にコネクタカバーを装着した
ときにコネクタカバーとの間に若干の隙間が開くように
してある。そしてポジション板410、420の中央部
には布線スリット411、421が設けてある。
【0035】左方のポジション板420の上面の奥側に
はカットセンサ45が設けてある。カットセンサ45は
L板状の基板451を有し、基板451の縦板部452
上辺にはカット溝453が設けてある。縦板部452の
前面部には刃部がカット溝453と交差するようにして
カット接触子454が螺子止めされており、カット接触
子454には後述するエンコード回路68からのリード
線455が接続されている。
はカットセンサ45が設けてある。カットセンサ45は
L板状の基板451を有し、基板451の縦板部452
上辺にはカット溝453が設けてある。縦板部452の
前面部には刃部がカット溝453と交差するようにして
カット接触子454が螺子止めされており、カット接触
子454には後述するエンコード回路68からのリード
線455が接続されている。
【0036】また前記フロントパネル2の挿通孔20の
上部左右には、布線部を指示する指示手段である左指示
ランプ21、右指示ランプ22が設けてある。符号23
はデジタル式の表示部で、作業開始時やパターンデータ
変更時等の布線データ確認、或は多芯ケーブルの基部
(マスター側)コネクタ作成時等の位置選択(呼び出
し)布線のピン番号位置の確認をすることができる。2
4はコネクタの配線仕様が変更になった場合に取替え可
能としたROM、25は操作スイッチ群、27は検査す
る多芯ケーブルCの一方のコネクタ51(図4参照)を
接続する検査用コネクタ、98aは布線作業スイッチ、
98bは導通・ルーズコンタクトスイッチである。なお
符号Sは制御検査部、S1は制御部、S2は検査部であ
る(図4参照)。また26は電源スイッチ、50は多芯
ケーブルCの他方のコネクタ52(図4参照)を接続す
る検査用コネクタである。
上部左右には、布線部を指示する指示手段である左指示
ランプ21、右指示ランプ22が設けてある。符号23
はデジタル式の表示部で、作業開始時やパターンデータ
変更時等の布線データ確認、或は多芯ケーブルの基部
(マスター側)コネクタ作成時等の位置選択(呼び出
し)布線のピン番号位置の確認をすることができる。2
4はコネクタの配線仕様が変更になった場合に取替え可
能としたROM、25は操作スイッチ群、27は検査す
る多芯ケーブルCの一方のコネクタ51(図4参照)を
接続する検査用コネクタ、98aは布線作業スイッチ、
98bは導通・ルーズコンタクトスイッチである。なお
符号Sは制御検査部、S1は制御部、S2は検査部であ
る(図4参照)。また26は電源スイッチ、50は多芯
ケーブルCの他方のコネクタ52(図4参照)を接続す
る検査用コネクタである。
【0037】(作 用) 図4は制御検査部のブロック図である。図1ないし図4
を参照して本実施例の作用を説明する。 (a)まず多芯ケーブルの芯線を二個のコネクタカバー
に布線する場合を説明する。
を参照して本実施例の作用を説明する。 (a)まず多芯ケーブルの芯線を二個のコネクタカバー
に布線する場合を説明する。
【0038】 電源スイッチ26を入れ、モード切替
スイッチ103を布線作業側に入れて布線作業ができる
ようにする。次にスタートスイッチ61を入れ、これに
よりスタート/ストップ回路62のゲートが開き、OR
回路63に発振器64から信号が送られ、OR回路63
を介してモータコントロール回路65にモータ駆動用の
クロックパルスが送られる。そして,駆動回路66によ
ってステッピングモータMが正回転し、同時にタイミン
グベルト39が回り、スライダー31が移動する。そし
てリミットブロック35の接触をセットセンサー84が
感知してステッピングモータMは停止する。このときホ
ルダー具33はコネクタカバー335,335aや多芯
ケーブルCの装着や取り外しがしやすいように布線治具
4の手前側(図2参照)に位置している。
スイッチ103を布線作業側に入れて布線作業ができる
ようにする。次にスタートスイッチ61を入れ、これに
よりスタート/ストップ回路62のゲートが開き、OR
回路63に発振器64から信号が送られ、OR回路63
を介してモータコントロール回路65にモータ駆動用の
クロックパルスが送られる。そして,駆動回路66によ
ってステッピングモータMが正回転し、同時にタイミン
グベルト39が回り、スライダー31が移動する。そし
てリミットブロック35の接触をセットセンサー84が
感知してステッピングモータMは停止する。このときホ
ルダー具33はコネクタカバー335,335aや多芯
ケーブルCの装着や取り外しがしやすいように布線治具
4の手前側(図2参照)に位置している。
【0039】 ホルダー具33の左右両側のコネクタ
ホルダー332,332にコネクタカバー335、33
5aを装着する。コネクタカバー335、335aの上
面部には多数の溝状の布線部が設けてある。そして多芯
ケーブルCの一端側のシースを剥いて芯線を露出させ、
シース端部をホルダー具33の保持部331に立てた状
態で装着する。なお多芯ケーブルCの他端側にはコネク
ター52(図3参照)が取付けてあり、コネクター52
は検査用コネクタ50に装着してある。
ホルダー332,332にコネクタカバー335、33
5aを装着する。コネクタカバー335、335aの上
面部には多数の溝状の布線部が設けてある。そして多芯
ケーブルCの一端側のシースを剥いて芯線を露出させ、
シース端部をホルダー具33の保持部331に立てた状
態で装着する。なお多芯ケーブルCの他端側にはコネク
ター52(図3参照)が取付けてあり、コネクター52
は検査用コネクタ50に装着してある。
【0040】 ピッチセレクター67により所定のコ
ネクター布線送りピッチを選択し、機械的基準点すなわ
ち原点にセットするため再度スタートスイッチ61を入
れる。これによりステッピングモータMが逆回転し、ス
ライダー31が移動する。そしてリミットブロック35
を原点センサー83が感知してステッピングモータMが
停止し、スライダー31すなわちホルダー具33が原点
にセットされる。
ネクター布線送りピッチを選択し、機械的基準点すなわ
ち原点にセットするため再度スタートスイッチ61を入
れる。これによりステッピングモータMが逆回転し、ス
ライダー31が移動する。そしてリミットブロック35
を原点センサー83が感知してステッピングモータMが
停止し、スライダー31すなわちホルダー具33が原点
にセットされる。
【0041】 多芯ケーブルCの芯線のうちの一本を
任意に取り出し、カットセンサ45のカット接触子45
4に押し当てて絶縁を切り導通させる。芯線に対応した
線番データをエンコード回路68で出力し、その線番デ
ータをラッチ回路69により一次保存し、記憶回路70
のアドレスを指定する。その時、線番データをデコーダ
71に入力し、線番データを表示部23に出力表示す
る。なお記憶回路70のプログラム変更により表示内容
を任意に設定することが可能である。
任意に取り出し、カットセンサ45のカット接触子45
4に押し当てて絶縁を切り導通させる。芯線に対応した
線番データをエンコード回路68で出力し、その線番デ
ータをラッチ回路69により一次保存し、記憶回路70
のアドレスを指定する。その時、線番データをデコーダ
71に入力し、線番データを表示部23に出力表示す
る。なお記憶回路70のプログラム変更により表示内容
を任意に設定することが可能である。
【0042】一方、先のエンコード回路68からの出力
により、スタート/ストップ回路72からスタートパル
スをOR回路63のゲートを介して送り、ステッピング
モータMを逆回転し、スライダー31を移動させる。そ
の時のモータ駆動パルスすなわち発振器64からの信号
をカウンター回路74でカウントし、あらかじめ設定し
たピッチセレクター67の設定に従い、デバイダ回路7
3で駆動パルスを分周し、カウンター回路75で、エン
コード回路68からの線番データまでカウントする。
により、スタート/ストップ回路72からスタートパル
スをOR回路63のゲートを介して送り、ステッピング
モータMを逆回転し、スライダー31を移動させる。そ
の時のモータ駆動パルスすなわち発振器64からの信号
をカウンター回路74でカウントし、あらかじめ設定し
たピッチセレクター67の設定に従い、デバイダ回路7
3で駆動パルスを分周し、カウンター回路75で、エン
コード回路68からの線番データまでカウントする。
【0043】また、すでにエンコード回路68からの線
番データをラッチ回路69で保持しており、アドレスカ
ウンター回路79により記憶回路78のアドレスデータ
をラッチ回路77で保持し、カウンター回路75のデー
タとを比較回路76にて比較し、データが一致した時点
でストップパルスとしてOR回路63およびスタート/
ストップ回路72に信号を送り、ステッピングモータM
を停止する。この時、布線治具4の布線スリット41
1、421の何れかの下部には、コネクタカバー33
5、335aの布線部のうち、導通させた芯線と対応す
る布線部が位置しており、左指示ランプ21または右指
示ランプ22の点灯により、布線すべき布線部が指示さ
れる。
番データをラッチ回路69で保持しており、アドレスカ
ウンター回路79により記憶回路78のアドレスデータ
をラッチ回路77で保持し、カウンター回路75のデー
タとを比較回路76にて比較し、データが一致した時点
でストップパルスとしてOR回路63およびスタート/
ストップ回路72に信号を送り、ステッピングモータM
を停止する。この時、布線治具4の布線スリット41
1、421の何れかの下部には、コネクタカバー33
5、335aの布線部のうち、導通させた芯線と対応す
る布線部が位置しており、左指示ランプ21または右指
示ランプ22の点灯により、布線すべき布線部が指示さ
れる。
【0044】 導通させた芯線を、指示された側の布
線治具4の布線スリット411または421に入れ込
み、更に押し込んでその下方のコネクタカバー335ま
たは335aの布線部に布線する。以上でコネクタケー
ブルCの任意の芯線の布線が完了する。
線治具4の布線スリット411または421に入れ込
み、更に押し込んでその下方のコネクタカバー335ま
たは335aの布線部に布線する。以上でコネクタケー
ブルCの任意の芯線の布線が完了する。
【0045】 二本目以降の芯線の布線も上記とほぼ
同様の手順および制御にて行われるが、比較回路76で
先の布線データと新たなデータとを比較し、ホルダー具
33の移動を最短距離にするため、比較回路76でモー
タコントロール回路65に対して、正回転、逆回転の信
号を送るようにしている。
同様の手順および制御にて行われるが、比較回路76で
先の布線データと新たなデータとを比較し、ホルダー具
33の移動を最短距離にするため、比較回路76でモー
タコントロール回路65に対して、正回転、逆回転の信
号を送るようにしている。
【0046】ここで上記の正回転、逆回転の概念につい
て説明する。仮に第一番目の布線データが7番とする
と、モータMは正回転をして7番の布線位置で停止す
る。次に第二番目の布線データが3番とすると、(7>
3)であるため比較回路76の信号としては逆回転の信
号を発生する。次に第三番目の布線データが15番とす
ると、(3<15)であるので正回転の信号を発生する
ことになる。なお本装置に異常が発生したときには、ス
トップ80、OT(オーバトラブル)センサー81、8
2によって制御回路ならびに機構部を保護するようにな
っている。
て説明する。仮に第一番目の布線データが7番とする
と、モータMは正回転をして7番の布線位置で停止す
る。次に第二番目の布線データが3番とすると、(7>
3)であるため比較回路76の信号としては逆回転の信
号を発生する。次に第三番目の布線データが15番とす
ると、(3<15)であるので正回転の信号を発生する
ことになる。なお本装置に異常が発生したときには、ス
トップ80、OT(オーバトラブル)センサー81、8
2によって制御回路ならびに機構部を保護するようにな
っている。
【0047】(b)次に両端部にコネクタ51、52を
取付けた多芯ケーブルCの導通検査を行う場合を説明す
る。 (1)モード切替スイッチ103を導通・ルーズコンタ
クト側に切り替え、次にテストスイッチ98を入れ、ス
タート/ストップ回路97で、発振器64からの信号を
アナログスイッチ90の制御ゲートを介してスキャン回
路93とカウンター回路94へ供給すると同時に、アナ
ログスイッチ91の制御ゲートを閉じ、制御部S1との
切り離しを行う。これにより導通・ルーズコンタクト検
査ができる状態となる。
取付けた多芯ケーブルCの導通検査を行う場合を説明す
る。 (1)モード切替スイッチ103を導通・ルーズコンタ
クト側に切り替え、次にテストスイッチ98を入れ、ス
タート/ストップ回路97で、発振器64からの信号を
アナログスイッチ90の制御ゲートを介してスキャン回
路93とカウンター回路94へ供給すると同時に、アナ
ログスイッチ91の制御ゲートを閉じ、制御部S1との
切り離しを行う。これにより導通・ルーズコンタクト検
査ができる状態となる。
【0048】(2)多芯ケーブルCの一方のコネクタ5
2を検査用コネクタ50に接続し、他方のコネクタ51
を検査用コネクタ27に接続する。
2を検査用コネクタ50に接続し、他方のコネクタ51
を検査用コネクタ27に接続する。
【0049】(3)検査対象であるコネクタ51、52
のアドレスデータを記憶回路95に記憶させておく。そ
してカウンター回路94から二進化符号データをドライ
ブ回路92へ送り、ドライブ回路92にてエンコード
し、コネクタ50のコンタクトc1から順次cnへ駆動
信号を発生し、多芯ケーブルCの芯線を介して駆動電流
を送信する。
のアドレスデータを記憶回路95に記憶させておく。そ
してカウンター回路94から二進化符号データをドライ
ブ回路92へ送り、ドライブ回路92にてエンコード
し、コネクタ50のコンタクトc1から順次cnへ駆動
信号を発生し、多芯ケーブルCの芯線を介して駆動電流
を送信する。
【0050】(4)受信側であるスキャン回路93のコ
ンタクトsc1から順次scnへデコードし、比較回路
96へ送信する。同時にカウンター回路94で記憶回路
95のアドレスを指定し、記憶回路95のアドレスデー
タを比較回路96へ送信し、比較する。
ンタクトsc1から順次scnへデコードし、比較回路
96へ送信する。同時にカウンター回路94で記憶回路
95のアドレスを指定し、記憶回路95のアドレスデー
タを比較回路96へ送信し、比較する。
【0051】(5)仮に、断線や誤配線等の誤データを
検知した場合は、比較回路96からの誤データ信号によ
り記憶回路100のアドレスをカウンター回路99へ送
り、同時に記憶回路100へ書込み信号を送る。そのと
きの書込みデータは、前記モード切替スイッチ103に
より導通・ルーズコンタクト側に切り替わっているの
で、切替回路102から記憶回路100およびトランシ
ーバ101へ書込み信号を送る。誤データはデコーダ7
1からトランシーバ101を介して記憶回路100へ格
納され、複数誤データが発生した場合は複数のアドレス
をカウンター回路99で設定し記憶回路100へ格納す
る。
検知した場合は、比較回路96からの誤データ信号によ
り記憶回路100のアドレスをカウンター回路99へ送
り、同時に記憶回路100へ書込み信号を送る。そのと
きの書込みデータは、前記モード切替スイッチ103に
より導通・ルーズコンタクト側に切り替わっているの
で、切替回路102から記憶回路100およびトランシ
ーバ101へ書込み信号を送る。誤データはデコーダ7
1からトランシーバ101を介して記憶回路100へ格
納され、複数誤データが発生した場合は複数のアドレス
をカウンター回路99で設定し記憶回路100へ格納す
る。
【0052】先の記憶回路100へ格納した誤データ
(不完全接続芯線番号)を表示する場合は、モード切替
スイッチ103を布線作業側に切替え、そのときの切替
回路102から記憶回路100およびトランシーバ回路
101に対して読み出し信号を送る。次にテストスイッ
チ98を入れ、発振器64からの信号により誤データが
格納されている記憶回路100のアドレスをカウンター
回路99で検索し、誤データをトランシーバ回路101
およびデコーダ71を介して表示部23に表示する。な
おスキャン回路93の出力は比較回路96へ接続してあ
り、ドライブ回路92、スキャン回路93、記憶回路9
5のアドレスは基準となる発振器64と完全な同期化を
図っている。
(不完全接続芯線番号)を表示する場合は、モード切替
スイッチ103を布線作業側に切替え、そのときの切替
回路102から記憶回路100およびトランシーバ回路
101に対して読み出し信号を送る。次にテストスイッ
チ98を入れ、発振器64からの信号により誤データが
格納されている記憶回路100のアドレスをカウンター
回路99で検索し、誤データをトランシーバ回路101
およびデコーダ71を介して表示部23に表示する。な
おスキャン回路93の出力は比較回路96へ接続してあ
り、ドライブ回路92、スキャン回路93、記憶回路9
5のアドレスは基準となる発振器64と完全な同期化を
図っている。
【0053】(6)ルーズコンタクト検査を行う場合
は、上記した導通検査中に検査員がコネクタまわりを軽
くたたいたり曲げたりする。仮に接続不良があって導通
確認がされなかった芯線があれば、その線番を同様に記
憶しておき、不完全接続芯線番号として表示部23に表
示する。本考案は図示の実施例に限定されるものではな
く、実用新案登録請求の範囲の記載内において種々の変
形が可能である。
は、上記した導通検査中に検査員がコネクタまわりを軽
くたたいたり曲げたりする。仮に接続不良があって導通
確認がされなかった芯線があれば、その線番を同様に記
憶しておき、不完全接続芯線番号として表示部23に表
示する。本考案は図示の実施例に限定されるものではな
く、実用新案登録請求の範囲の記載内において種々の変
形が可能である。
【0054】
【考案の効果】本考案は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (1)本考案では、ホルダー具の布線位置決めをタイミ
ングベルトとステッピングモータで行うようにしている
ため、ボールネジを使用した場合と比較してアドレス機
構部の構造が小型化できる。従って装置全体の小型化が
可能となるため一般の家庭内でも使用可能な多芯ケーブ
ルの芯線識別布線装置が提供できる。しかも小型化によ
って運動部分の慣性も小さくなるので小さな力で駆動で
きるばかりでなく運動部分のスピードアップが可能とな
り、作業者の待ち時間を短くして布線作業能率の向上を
図ることができる。
する。 (1)本考案では、ホルダー具の布線位置決めをタイミ
ングベルトとステッピングモータで行うようにしている
ため、ボールネジを使用した場合と比較してアドレス機
構部の構造が小型化できる。従って装置全体の小型化が
可能となるため一般の家庭内でも使用可能な多芯ケーブ
ルの芯線識別布線装置が提供できる。しかも小型化によ
って運動部分の慣性も小さくなるので小さな力で駆動で
きるばかりでなく運動部分のスピードアップが可能とな
り、作業者の待ち時間を短くして布線作業能率の向上を
図ることができる。
【0055】(2)布線治具とホルダー具はキャビネッ
トの外にあるのでこれらの器具の間で手を挟む等の事故
が発生する可能性がある。ボールネジを使用した場合は
慣性が大きく、事故が発生しても装置は直ちには停止し
ない。しかし本考案では駆動部分にタイミングベルトと
ステッピングモータを使用している為にボールネジを使
用した場合と比較して慣性が小さく、手を挟む等の事故
が発生した場合は直ちに停止し、手を損傷しないように
モータの駆動トルクを設定することにより事故を防止す
ることができる。
トの外にあるのでこれらの器具の間で手を挟む等の事故
が発生する可能性がある。ボールネジを使用した場合は
慣性が大きく、事故が発生しても装置は直ちには停止し
ない。しかし本考案では駆動部分にタイミングベルトと
ステッピングモータを使用している為にボールネジを使
用した場合と比較して慣性が小さく、手を挟む等の事故
が発生した場合は直ちに停止し、手を損傷しないように
モータの駆動トルクを設定することにより事故を防止す
ることができる。
【0056】(3)進退動するスライドレールの先端部
分に設けてあるホルダー具には、前端部から後部側に向
けて、多芯ケーブルを保持する保持部が切り欠き形成さ
れている。また、ホルダー具はコネクタカバーや多芯ケ
ーブルの装着及び離脱時には布線治具より前面側に位置
するようにしている。このように作業者の面前で布線作
業ができるので作業がやり易い。
分に設けてあるホルダー具には、前端部から後部側に向
けて、多芯ケーブルを保持する保持部が切り欠き形成さ
れている。また、ホルダー具はコネクタカバーや多芯ケ
ーブルの装着及び離脱時には布線治具より前面側に位置
するようにしている。このように作業者の面前で布線作
業ができるので作業がやり易い。
【0057】(4)多芯ケーブルを保持する保持部で
は、多芯ケーブルを折曲げることなく立てた状態で保持
できるため、中の芯線が断線や絶縁部に傷がついたりす
るのを防止できる。
は、多芯ケーブルを折曲げることなく立てた状態で保持
できるため、中の芯線が断線や絶縁部に傷がついたりす
るのを防止できる。
【0058】(5)ホルダー具の布線位置の位置決め
は、タイミングベルトとステッピングモータとにより行
うようにしたので、布線するコネクタのピンピッチがイ
ンチピッチからミリメートルピッチに変更になった場合
でも、ステッピングモータに取着されているプーリとタ
イミングベルトを交換するだけで簡単に対応できる。
は、タイミングベルトとステッピングモータとにより行
うようにしたので、布線するコネクタのピンピッチがイ
ンチピッチからミリメートルピッチに変更になった場合
でも、ステッピングモータに取着されているプーリとタ
イミングベルトを交換するだけで簡単に対応できる。
【0059】(6)本考案では、布線作業を作業者が行
う構造とすることで装置の簡略化及び小型化を可能と
し、更に駆動用モータにステッピングモータを採用した
ので家庭用電源やバッテリーによる駆動も可能となる。
このため、コネクタ付きケーブルの製造においてその生
産量の大半を占める外注先の家庭内職においても使用で
き、外注先単位で多くの処理が可能となるので外注管理
も容易になる。家庭における内職での使用や、各種電気
工事の現場での使用も可能となる。
う構造とすることで装置の簡略化及び小型化を可能と
し、更に駆動用モータにステッピングモータを採用した
ので家庭用電源やバッテリーによる駆動も可能となる。
このため、コネクタ付きケーブルの製造においてその生
産量の大半を占める外注先の家庭内職においても使用で
き、外注先単位で多くの処理が可能となるので外注管理
も容易になる。家庭における内職での使用や、各種電気
工事の現場での使用も可能となる。
【0060】(7)外注先や末端の家庭内職でも導通検
査およびルーズコンタクト検査が可能となるので、検査
済完成品での納品ができるようになり、発注元での全品
検査やコネクタ圧接などの組立てが不要となり、外注管
理がしやすくなる。
査およびルーズコンタクト検査が可能となるので、検査
済完成品での納品ができるようになり、発注元での全品
検査やコネクタ圧接などの組立てが不要となり、外注管
理がしやすくなる。
【図1】芯線識別布線検査装置の一実施例を示す一部切
欠斜視図である。
欠斜視図である。
【図2】芯線をコネクタカバーに布線した状態を示す説
明図である。
明図である。
【図3】芯線識別布線検査装置の概念を示す説明図であ
る。
る。
【図4】制御検査部のブロック図である。
A 芯線識別布線検査装置 3 アドレス機構部 31 スライダー 33 ホルダー具 M ステッピングモータ 331 保持部 332 装着部 39 タイミングベルト 4 布線治具 411、421 布線スリット 43 カットセンサ S 制御検査部
フロントページの続き (72)考案者 行武 猛 福岡県久留米市南町660番地 大電株式 会社内 (72)考案者 宮原 晃 佐賀県神埼郡三田川町大字立野字立野 700番地1 ニシム電子工業株式会社 佐賀工場内 (72)考案者 川崎 正義 佐賀県神埼郡三田川町大字立野字立野 700番地1 ニシム電子工業株式会社 佐賀工場内 (72)考案者 浜野 正三 佐賀県神埼郡三田川町大字立野字立野 700番地1 ニシム電子工業株式会社 佐賀工場内 (72)考案者 江下 一敏 佐賀県神埼郡三田川町大字立野字立野 700番地1 ニシム電子工業株式会社 佐賀工場内 (56)参考文献 特開 平1−186576(JP,A) 特開 平3−203182(JP,A) 実開 昭62−35735(JP,U) 実開 昭53−125095(JP,U)
Claims (3)
- 【請求項1】 芯線をコネクタピン番号に対応させて識
別布線するにあたって多芯ケーブルにコネクタを接続す
る作業をキャビネットの外で行うようにすると共に、コ
ネクタの導通検査およびルーズコンタクト検査ができる
芯線識別布線検査装置であって、 フロントパネル(2)に挿通孔(20)が形成されてい
るキャビネット(1)と、 前記キャビネット(1)に収容されている制御部(S)
と、 前記制御部(S)によって制御されるアドレス機構部
(3)と、 前記フロントパネル(2)の前面側に設けてある布線治
具(4)と、 布線する芯線を導通できる芯線センサ部と、 布線部を指示する指示手段と、 前記アドレス機構部を制御すると共に、検査対象の多芯
ケーブルの芯線の導通およびルーズコンタクトを検査す
る制御検査部と、 を備え、 前記アドレス機構部(3)は、 前記挿通孔(20)を貫通して進退動するスライドレー
ル(32)を備えその先端部分には前記キャビネット
(1)から露出しているホルダー具(33)が設けてあ
るスライダー(31)と、 前記キャビネット(1)内に前記スライダー(31)の
進退動方向と実質的に平行に設けてあり、前記スライダ
ー(31)を進退動させるタイミングベルト(39)及
びこのタイミングベルト(39)を駆動するステッピン
グモータと、を備え、 前記ホルダー具(33)は、 前端部から後部側に向けて切り欠いて形成されており多
芯ケーブル(C)を立てた状態で保持する保持部(33
1)と、 当該保持部(331)の両側に設けてあり、コネクタカ
バーを装着するためのコネクタホルダー(332,33
2)と、 を備え、 前記布線治具(4)は、 前記コネクタホルダー(332,332)の上部に所要
の距離を隔てて対向配置してあるポジション板(41
0,420)と、 前記コネクタホルダー(332,332)に装着された
コネクターカバーに布線すべく前記ポジション板(41
0,420)に設けてある布線スリット(411,42
1)と、 を備え、 前記制御検査部(S)は、制御部と検査部を備え、 前記制御部は、 多芯ケーブル(C)の任意の芯線の線番を識別する識別
手段と、 布線のアドレスデータを記憶する記憶手段と、 布線ピッチを設定する設定手段と、 識別手段からの線番データと記憶手段からのアドレスデ
ータとを比較解析し、前記ステッピングモータへ制御信
号を送る比較手段と、 を備え、 前記検査部は、 前記制御部との切替えを行う切替手段と、 多芯ケーブルのコネクタのアドレスデータを記憶する記
憶手段と、 前記検査用コネクタのうち一方の検査用コネクタの各コ
ンタクトへ駆動信号を順次送信する送信手段と、 検査用コネクタの各コンタクトから試験用ケーブルを介
して前記駆動信号を順次選択するスキャン手段と、 このスキャン手段からの駆動信号と検査部の前記記憶手
段からの接続データとを比較する比較手段と、 この比較手段により導通不良や誤配線等の誤データを検
知したときにその芯線の線番を表示する表示手段と、 を備え、前記ホルダー具(33)はコネクタカバーや多
芯ケーブルの装着及び離脱時には布線治具(4)より前
面側に位置するようにしたことを特徴とする、 多芯ケーブルの芯線識別布線検査装置。 - 【請求項2】 フロントパネル(2)に線番表示部を備
えたことを特徴とする、請求項1記載の多芯ケーブルの
芯線識別布線検査装置。 - 【請求項3】制御検査部は、 制御部と検査部を備え、 前記制御部は、 多芯ケーブルの任意の芯線の線番を識別するエンコード
回路と、 布線のアドレスデータを記憶する記憶回路と、 布線ピッチを設定するデバイダ回路と、 表示回路と、 エンコード回路からの線番データと記憶回路からのアド
レスデータとを比較解析し、モータへ制御信号を送る比
較回路と、 を備え、 前記検査部は、 前記制御部との切替えを行う切替スイッチ部と、 多芯ケーブルのコネクタのアドレスデータを記憶する記
憶回路と、 前記検査用コネクタのうち一方の検査用コネクタの各コ
ンタクトへ駆動信号を順次送信するドライブ回路と、 検査用コネクタの各コンタクトから試験用ケーブルを介
して前記駆動信号を順次選択するスキャン回路と、 このスキャン回路からの駆動信号と検査部の前記記憶回
路からの接続データとを比較する比較回路と、 この比較回路により導通不良や誤配線等の誤データを検
知したときにその芯線の線番を表示する表示部と、 を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の多芯
ケーブルの芯線識別布線検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992016524U JP2530512Y2 (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | 多芯ケーブルの芯線識別布線検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992016524U JP2530512Y2 (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | 多芯ケーブルの芯線識別布線検査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0568091U JPH0568091U (ja) | 1993-09-10 |
JP2530512Y2 true JP2530512Y2 (ja) | 1997-03-26 |
Family
ID=11918666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992016524U Expired - Lifetime JP2530512Y2 (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | 多芯ケーブルの芯線識別布線検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2530512Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5229605A (en) * | 1975-09-02 | 1977-03-05 | Nippon Piston Ring Co Ltd | Rotary type fluid pump |
JPS60128089A (ja) * | 1983-12-16 | 1985-07-08 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 浮体の係留方法 |
JPH01186576A (ja) * | 1988-01-14 | 1989-07-26 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 多心ケーブルの心線半自動配列装置 |
JPH069154B2 (ja) * | 1989-12-28 | 1994-02-02 | 株式会社東京精研社 | コネクタ用圧接結線装置 |
-
1992
- 1992-02-19 JP JP1992016524U patent/JP2530512Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0568091U (ja) | 1993-09-10 |
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