JPH069154B2 - コネクタ用圧接結線装置 - Google Patents

コネクタ用圧接結線装置

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JPH069154B2
JPH069154B2 JP33852789A JP33852789A JPH069154B2 JP H069154 B2 JPH069154 B2 JP H069154B2 JP 33852789 A JP33852789 A JP 33852789A JP 33852789 A JP33852789 A JP 33852789A JP H069154 B2 JPH069154 B2 JP H069154B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、一方の端末を第一のコネクタのコンタクトに
ランダムに結線してなる多数本のデスクリート電線を収
容する多心ケーブルの他方の端末の心線を、第二のコネ
クタの両側面に対向整列された複数のコンタクトのうち
結線すべき正しいコンタクトに結線するため、各心線を
第二のコネクタの両側面に固定される一対のプロテクタ
の正しいコンタクトに対応する案内溝に挿入保持するコ
ネクタ用圧接結線装置に関する。
[従来の技術] 従来、電子機器に使用する接続部品、若しくはプリント
基板を設計する際の基本ピッチは、通常2.54mmが主流と
されており、これを基本として規格化されていた。しか
るに、近年の電子機器の小形化及びピン数の増加にとも
ない、基本ピッチが1.27mmのいわゆるハーフピッチタイ
プのものが登場した。これに呼応して、コネクタの基本
ピッチも1.27mmとなると共に、コンタクトの結線部を千
鳥状に配置することにより、さらに、コンタクトの結線
部をコネクタの両側面に位置させることにより、電子機
器の小形化及びピン数の増大に対応してきた。
第5図は、かかる二面結線型コネクタの典型的な実施例
の分解斜視図である。
二面結線型コネクタ1は、絶縁性の材料からなるハウジ
ング1aと、ハウジング1aに装着される多数のコンタ
クト1bと、コンタクト1bの結線部1cを整列して保
持する押え板1dと、そして、二面結線型コネクタ1の
両側面に位置するコンタクト1bの結線部1cを覆う一
対のプロテクタ1eとから構成されている。
図示された例では、コンタクト1bの結線部1cは、二
面結線型コネクタ1の上側面に千鳥状に描かれている
が、同一配置のコンタクト1bが二面結線型コネクタ1
の下側面にも設けられている。このように、二面結線型
コネクタ1の上下側面の両方にコンタクト1bが配置せ
しめられているものを、一般に「二面結線型」と称す
る。第6図に詳細に図示されているように、各デスクリ
ート電線3は、コンタクト1bの結線部1cに形成され
たV字状のスロット1fの中に挿入せしめられることに
より、コンタクト1bに結線される。
各プロテクタ1eは、両側面に沿って櫛形の案内溝1g
を有している。二面結線型コネクタ1の一方の側面に結
線すべきデスクリート電線3は、全てプロテクタ1eの
櫛形の案内溝1gに一旦挿入保持せしめられる。そし
て、これに二面結線型コネクタ1の各側面に千鳥状に配
置せしめられたコンタクト1bの結線部1cを押付ける
ことにより、片面の結線をいっぺんに完了する。
次に、デスクリート電線の両端末に二面結線型コネクタ
を結線する方法について、第7図を用いて説明する。
第7図は、従来のコネクタ用圧接結線装置の概略斜視図
であり、一方の端末を第一のコネクタのコンタクトにラ
ンダムに結線してなる多数本のデスクリート電線3の他
方の端末の心線を、第二のコネクタ1の両側面に対向整
列された複数のコンタクト1bのうち結線すべき正しい
コンタクト1bに結線するため、各心線を第二のコネク
タ1の両側面に固定される一対のプロテクタ1eの正し
いコンタクト1bに対応する案内溝1gに挿入保持する
のに使用する。
先ず、デスクリート電線3の一方の端末を図の下方に位
置する第一の二面結線型コネクタ1のコンタクトにラン
ダムに結線する。しかる後、第一の二面結線型コネクタ
1をデスクリート電線特定装置5のコネクタ5aに接続
する。デスクリート電線特定装置5は、多数本のデスク
リート電線3のそれぞれに異なる電気的信号を与える。
図の右側上方に位置する各デスクリート電線3の他方の
端末側において、デスクリート電線特定装置5により付
与された電気的信号を検出し、そのデスクリート電線3
を、第二の二面結線型コネクタにおいてどの位置のコン
タクトに接続すべきかを決定する。
第7図に図示されたコネクタ用圧接結線装置では、各デ
スクリート電線3の他方の端末側をプロテクタ1eの櫛
形の案内溝1gに挿入する作業を、人手によって行って
おり、概略的に、以下の構成を有していた。
装置フレーム7の上面中央には、多数のデスクリート電
線3を引出す長楕円形の開口7aが設けられている。こ
の開口7aからは、デスクリート電線3をいずれかの側
にプロテクタ1eの案内溝1gに案内する対向するガイ
ド溝7bが両側面に向かって形成されている。装置フレ
ーム7の上部には、また、作業者にどちらの側のガイド
溝7bにデスクリート電線3を導くべきかを知らせる手
段、例えば、赤青一対のランプ7c、7cが設けられて
いる。
一方、多数のデスクリート電線3は、第8図に図示され
ているようなグリッパ治具9に強固に把持されている。
グリッパ治具9の上には、一対のプロテクタ1e、1e
が装置されており、これらプロテクタ1e、1eが装置
フレーム7の一対のガイド溝7b、7bの下方に位置す
るようにホルダ11に着脱可能に固定されている。
このホルダ11は、装置フレーム7に滑動可能に取付け
られたスライダ12の上に固定されている。スライダ1
2は、直線駆動機構13によって所定の方向に往復運動
可能になっている。直線駆動機構13に接続された図示
されていない制御手段は、各デスクリート電線3の他方
の端末側において検出した電気的信号により、そのデス
クリート電線3を収容すべきプロテクタ1eの案内溝1
gを決定する。そして、赤青のランプ7c、7cの一方
と点灯して、作業者にどちらの側のガイド溝7bにデス
クリート電線3を導くべきかを知らせる。同時に、直線
駆動機構13を駆動して、そのデスクリート電線3を収
容すべきプロテクタ1eの案内溝1gをガイド溝7bの
位置に移動させる。
作業者は、各デスクリート電線3の他方の端末側を、赤
青一対のランプ7c、7cの内、点灯した側の装置フレ
ーム7のガイド溝7bに導き、このガイド溝7bを通し
て装置フレーム7内のプロテクタ1eの案内溝1gに案
内載置し、図示されていないプッシャ装置のスイッチを
オンとする。プッシャ装置は、デスクリート電線3の他
方の端末側が案内溝1g内に確実に挿入されるようにデ
スクリート電線3を押し下げ、一本のデスクリート電線
3の挿入作業を終了する。これを全てのデスクリート電
線3について行い、一対のプロテクタ1e、1eの案内
溝1gへの挿入作業を完了する。
そして、上述したように、多数のデスクリート電線3が
挿入されたプロテクタ1eに、それぞれ、二面結線型コ
ネクタ1の各側面に千鳥状に配置せしめられたコンタク
ト1bの結線部1cを押付けることにより、片面の結線
をいっぺんに完了する。
[発明が解決しようとする課題] 上述したように、従来のコネクタ用圧接結線装置では、
各デスクリート電線3を装置フレーム7のいずれかの側
のガイド溝7bを通していずれかの側のプロテクタ1e
の案内溝1gに挿入するが、この作業を人手によって行
っていた。そこで、作業者にどちらの側のプロテクタ1
eの案内溝1gに挿入すべきかを視覚的に知らせる手段
が設けられていても、時として、結線間違いが生じ、歩
留まりが低下する欠点を有していた。
また、かかる結線間違いを排除するため、全ての作業を
オートメイション化することは、機構が複雑となり高価
になる欠点を有していた。
[課題を解決するための手段] 本発明の目的は、上述した従来技術の課題を解決し、ど
ちらの側のプロテクタの案内溝に挿入すべきかの間違い
を完全に排除でき、さらに、全ての作業をオートメイシ
ョン化しても、機構が複雑とならないコネクタ用圧接結
線装置を提供することである。
本発明は、一方の端末を第一のコネクタの複数のコンタ
クトにランダムに結線してなる多数本のデスクリート電
線を収容した多心ケーブルの他方の端末の心線を、第二
のコネクタの両側面に対向整列された複数のコンタクト
のうち結線すべき正しいコンタクトに結線するため、各
心線を第二のコネクタの両側面に固定される一対のプロ
テクタの正しいコンタクトに対応する案内溝に挿入保持
するコネクタ用圧接結線装置であって、装置フレーム
と、各デスクリート電線の他方の端末側を常に一箇所の
位置から装置フレームの内側に導びく装置フレームに形
成されたガイド溝と、一対のプロテクタを平行に載置す
ると共に多心ケーブルの他方の端末側を強固に把持する
グリッパ治具を着脱可能に保持するホルダと、グリッパ
治具を把持するホルダを半回転させ、いずれか一方のプ
ロテクタの案内溝を装置フレームのガイド溝の下方に位
置させる回転駆動手段と、グリッパ治具を把持するホル
ダをプロテクタの長手方向に往復運動させ、正しいコン
タクトに対応する案内溝を装置フレームのガイド溝の下
方に位置させる直線駆動手段と、回転駆動手段及び直線
駆動手段に必要に応じて駆動信号を送り、各デスクリー
ト電線の一方の端末側における第一のコネクタへの結線
順位によって決定された所定の側のプロテクタの所定の
案内溝が装置フレームに形成されたガイド溝の下方にく
るように位置させる制御手段と、そして、第一のコネク
タへの結線順位によって決定された所定の側のプロテク
タの所定の案内溝に案内載置されたデスクリート電線の
心線を押し下げ、該心線を該案内溝に挿入保持するプッ
シュ装置とを備えていることを特徴とする。
[作用] グリッパ治具に、予め二面結線型コネクタのコンタクト
の結線部を保護する一対の櫛形案内溝付プロテクタを載
置すると共に多心ケーブルの他方の端末側を強固に把持
しておき、これをホルダに着脱可能に保持する。デスク
リート電線の一方の端末は、第一のコネクタのコンタク
トにランダムに結線してあり、このコネクタをデスクリ
ート電線特定装置に接続する。デスクリート電線特定装
置は、多数本のデスクリート電線のそれぞれに異なる電
気的信号を与える。この電気的信号は、各デスクリート
電線の他方の端末側において検出され、コネクタ用圧接
結線装置の制御手段に送られる。
コネクタ用圧接結線装置の制御手段は、前記電気的信号
により、回転駆動手段及び直線駆動手段に必要に応じて
駆動信号を送り、ホルダを半回転し、ホルダをプロテク
タの長手方向に移動し、あるいは、ホルダを半回転する
と共にプロテクタの長手方向に移動し、所定の側のプロ
テクタの所定の案内溝が装置フレームのガイド溝の下方
にくるように位置させる。しかる後、デスクリート電線
の他方の端末側は、装置フレームのガイド溝を通ってプ
ロテクタの所定の案内溝に案内載置される。このデスク
リート電線の心線は、プッシュ装置により押し下げら
れ、案内溝内に挿入保持される。
全てのデスクリート電線の他端側を、一対のプロテクタ
の所定の案内溝内に挿入した後、コネクタの両側面に整
列して露出せしめられた多数のコンタクトの結線部にプ
ロテクタを1つずつ又は一対のプロテクタを同時に押し
付ける。これにより、デスクリート電線の心線はコンタ
クトに1つずつ又はいっぺんに圧接される。
[実施例] 次に、本発明のコネクタ用圧接結線装置について図面を
参照して説明する。
第1図は、本発明に係るコネクタ用圧接結線装置の一実
施例を示す斜視図である。
第2図は、第1図のコネクタ用圧接結線装置の正面図で
ある。
第3図は、第1図のコネクタ用圧接結線装置の要部縦断
面図である。
第4図は、第3図のA−A線断面図である。
本実施例は、第8図に図示されているようなグリッパ治
具9を使用し、これをホルダ24に着脱可能に固定する
形式のものである。
本発明のコネクタ用圧接結線装置は、概略的に、箱形の
装置フレーム21を有している。装置フレーム21の上
面には、グリッパ治具9に強固に把持された多数のデス
クリート電線3を引出す楕円形の開口21aが設けられ
ている。この開口21aから装置フレーム21の手前に
向かって、デスクリート電線3の他方の端末側を第5図
に図示されているようなプロテクタ1eの案内溝1gに
案内するガイド溝21bが設けられている。本発明装置
においては、ガイド溝21bは一本であり、従って、作
業者は常にデスクリート電線3の他方の端末側を一定の
方向に持ってくれば良いようになっている。後述するよ
うに、デスクリート電線3を常に一定の方向に持ってく
るにもかかわらず、デスクリート電線3を、一対のプロ
テクタ1eの所望の側のプロテクタ1eの案内溝1gに
挿入することができるため、この作業も容易にオートメ
イション化することができる。
図示された好ましい実施例においては、ガイド溝21b
に隣接するように一対のインサート21cが装置フレー
ム21に取付けられている。これによって、各デスクリ
ート電線3の他方の端末側を滑らかに且つ引掛かること
なくガイド溝21bに導入することができる。
図示された実施例においては、また、プッシャ装置23
が装置フレーム21に装置されている。プッシャ装置2
3は、ガイド溝21bと平行に設置された押下部材23
aを有している。プッシャ装置23は、第2図において
実線で描かれた位置から二点鎖線で描いた押下部材23
aがガイド溝21bの上方にくる位置まで往復運動させ
るアクチュエータと、ガイド溝21bの上方まできた押
下部材23aを上下方向に往復運動させるアクチュエー
タを有している。このプッシャ装置23により、デスク
リート電線3は、装置フレーム21のガイド溝21bを
通過してその下方に位置せしめられているプロテクタ1
eの所定の案内溝1g内に確実に挿入せしめられる。
第1図に最も良く示されているように、グリッパ治具9
を着脱可能に保持するホルダ24は、大直径の平歯車2
5に固定されている。平歯車25は、第1図及び第4図
に図示されているように、装置フレーム21の前面側が
切欠かれて開口25aとなっている。この開口25aに
は、グリッパ治具9によって把持されたデスクリート電
線3が通される。前述したように、デスクリート電線3
の先端には、第1図の下方に位置する第一のコネクタ1
のコンタクト1bがランダムに結線してあり、このコネ
クタ1はデスクリート電線特定装置5のコネクタ5aに
接続されている。
平歯車25の下部には、同心円状に円筒27が固定され
ている。円筒27の外周には、平歯車25がその回転中
心を中心として真円で回転するように4個のバックアッ
プローラ29が設けられている。図示された好ましい実
施例においては、円筒27の内周にも、4個のバックア
ップローラ29が設けられている。
平歯車25は、また、平歯車31と噛合っている。この
平歯車31には、平歯車25を半回転、即ち180度回
転することができるステップモータ33が減速装置33
aを介して駆動的に接続されている。ステップモータ3
3の回転角度は、図示されていない制御装置によって精
密に制御されている。
ホルダ24が固定されている平歯車25及びそれに噛合
っている平歯車31は、装置フレーム21に対して一定
の方向、すなわち、プロテクタ1eの長手方向に往復運
動可能に設けられたスライダ35の上に取付けられてい
る。スライダ35の下方に位置する装置フレーム21の
支持プレート21dには、スライダ35の往復運動方向
に一対のレール21eが固定して設置されている。この
レール21eは、スライダ35の下面に固定して設置さ
れた脚部35aと係合する。
支持プレート21dには、また、支持プレート21dに
対して回転可能に設置された軸21fが設置されてい
る。軸21fの外周には、雄ネジが切られている。スラ
イダ35の下面に固定して設置されたブロック35b
は、軸21fの外周に形成された雄ネジとネジ係合する
雌ネジの切られた孔35cを有している。
軸21fは、また、支持プレート21dに固定されたス
テップモータ37に減速装置37aを介して駆動的に接
続されている。ステップモータ37の回転方向及び回転
角度は、図示されていない制御装置によって精密に制御
されている。
図示された好ましい実施例においては、ホルダ24、円
筒27及び支持プレート21dにも、平歯車25の開口
25aと同様に、それぞれ、グリッパ治具9から垂れ下
がった多数のデスクリート電線3を通す開口が設けられ
ている。
次に、前述した本発明に係るコネクタ用圧接結線装置の
作動について説明する。
第7図に図示された従来装置の場合と同様に、本実施例
で使用するグリッパ治具9にも、二面結線型コネクタ1
の両側面のための一対のプロテクタ1eを載置しておく
と共に多数本のデスクリート電線3を収容する多心ケー
ブルの他方の端末側を強固に把持しておく。
第1図の右側下方に位置する多数本のデスクリート電線
3の一端末側は、事前に二面結線型コネクタ1のコンタ
クト1bにランダムに結線されている。そして、この二
面結線型コネクタ1をデスクリー電線特定装置5のコネ
クタ5aに接続する。前述したように、デスクリート電
線特定装置5は、多数本のデスクリート電線3のそれぞ
れに異なる電気的信号を与える。図の左側下方に位置す
る各デスクリート電線3の他端末側において、デスクリ
ート電線特定装置5により付与された電気的信号を検出
し、これを本発明に係るコネクタ用圧接結線装置の制御
装置に伝達する。
制御装置は、デスクリート電線3の他端末側で検出した
電気的信号により、そのデスクリート電線3が一方の端
末側で第一の二面結線型コネクタ1のどのコンタクト1
bに接続されているかを認知することができる。従っ
て、制御装置は、そのデスクリート電線3が他端末側で
第二の二面結線型コネクタ1のどのコンタクト1bに接
続すべきかも同時に決定する。即ち、そのコンタクト1
bが二面結線型コネクタ1のどちらの側に位置し且つそ
のなかで何番目に当たるか、従って、グリッパ治具9に
載置された一対のプロテクタ1eのどちらの側のプロテ
クタ1eで且つその中で何番目に当たるかを、駆動信号
として、ステップモータ33のみに、ステップモータ3
7のみに、あるいは、その両方に送る。
ステップモータ33が駆動されると、平歯車31を介し
て平歯車25が半回転し、グリッパ治具9に載置された
一対のプロテクタ1eの内の所望の側のプロテクタ1e
が装置フレーム21に形成されたガイド溝21bの下方
にくるように位置せしめられる。一方、ステップモータ
37が駆動されると、その回転運動は、減速装置37
a、軸21f、ブロック35bを介してスライダ35に
直線運動として伝達される。これにより、スライダ35
上に取付けられたホルダ24、従って、グリッパ治具9
及びその上に載置されたプロテクタ1eは、その長手方
向に移動せしめられる。プロテクタ1eの所定の案内溝
1gが装置フレーム21に形成されたガイド溝21bの
下方に位置した時、ステップモータ37の駆動は停止せ
しめられる。
しかる後、作業者は、ガイド溝21bの設けられている
側にデスクリート電線3の他方の端末側を持ってきて下
方に押し下げる。これにより、デスクリート電線3の心
線は、一対のプロテクタ1eの内の所定の側のプロテク
タ1eの所定の案内溝1gに案内載置されると共に、ホ
ルダ11の両側面に取り付けられたプッシャ装置駆動用
の揺動スイッチ23bの一方が下方に押され、プッシャ
装置23が駆動される。プッシャ装置23によって、デ
スクリート電線3は、装置フレーム21のガイド溝21
bの下方に位置せしめられているプロテクタ1eの所定
の案内溝1g内に確実に挿入せしめられる。
本実施例では、デスクリート電線3のガイド溝21bへ
の導入を人手によって行っているが、これをロボット等
によって行い、全作業をオートメーション化することが
できる。
また、本実施例は、第8図に図示されているようなグリ
ッパ治具9を使用し、これをホルダ24に着脱可能に保
持する形式のものであるが、直接、ホルダ24に一対の
プロテクタ1eを載置すると共に多数本のデスクリート
電線3を収容する多心ケーブルの他方の端末側を強固に
把持することもできる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明のコネクタ用圧接結線装置
は、グリッパ治具、従って一対のプロテクタを回転駆動
手段のみ、直線駆動手段のみ、あるいは、その両方によ
って、回転のみ、直線移動のみ、あるいは、回転させる
と共に直線移動することができるため、デスクリート電
線の他端末側を一対のプロテクタの所定の案内溝に案内
するガイド溝を一箇所とすることができる。これによ
り、どちらの側のプロテクタの案内溝に挿入すべきかの
間違いを完全に排除でき、さらに、全ての作業をオート
メション化しても、機構が複雑とならない利点を有して
いる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るコネクタ用圧接結線装置の一実
施例を示す斜視図である。 第2図は、第1図のコネクタ用圧接結線装置の正面図で
ある。 第3図は、第1図のコネクタ用圧接結線装置の要部縦断
面図である。 第4図は、第3図のA−A線断面図である。 第5図は、二面結線型コネクタの典型的な実施例の分解
斜視図である。 第6図は、第5図に図示されたコンタクトの拡大斜視図
である。 第7図は、従来のコネクタ用圧接結線装置の概略斜視図
である。そして、 第8図は、第7図に図示されているグリッパ治具の拡大
斜視図である。 1…二面結線型コネクタ 1a…ハウジング 1b…コンタクト 1c…結線部 1d…押え板 1e…プロテクタ 1f…スロット 1g…案内溝 3…デスクリート電線 5…デスクリート電線特定装置 5a…コネクタ 7…装置フレーム 7a…開口 7b…ガイド溝 7c…ランプ 9…グリッパ治具 11…ホルダ 12…スライダ 13…直線駆動機構 21…装置フレーム 21a…開口 21b…ガイド溝 21c…インサート 21d…支持プレート 21e…レール 21f…軸 23…プッシャ装置 23a…押下部材 23b…揺動スイッチ 24…ホルダ 25…平歯車 25a…開口 27…円筒 29…バックアップローラ 31…平歯車 33、37…ステップモータ 33a、37a…減速装置 35…スライダ 35a…脚部 35b…ブロック 35c…孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の端末を第一のコネクタの複数のコン
    タクトにランダムに結線してなる多数本のデスクリート
    電線を収容した多心ケーブルの他方の端末の心線を、第
    二のコネクタの両側面に対向整列された複数のコンタク
    トのうち結線すべき正しいコンタクトに結線するため、
    各心線を第二のコネクタの両側面に固定される一対のプ
    ロテクタの正しいコンタクトに対応する案内溝に挿入保
    持するコネクタ用圧接結線装置であって、 装置フレームと、 各デスクリート電線の他方の端末側を常に一箇所の位置
    から装置フレームの内側に導びく装置フレームに形成さ
    れたガイド溝と、 一対のプロテクタを平行に載置すると共に多心ケーブル
    の他方の端末側を強固に把持するグリッパ治具を着脱可
    能に保持するホルダと、 グリッパ治具を把持するホルダを半回転させ、いずれか
    一方のプロテクタの案内溝を装置フレームのガイド溝の
    下方に位置させる回転駆動手段と、 グリッパ治具を把持するホルダをプロテクタの長手方向
    に往復運動させ、正しいコンタクトに対応する案内溝を
    装置フレームのガイド溝の下方に位置させる直線駆動手
    段と、 回転駆動手段及び直線駆動手段に必要に応じて駆動信号
    を送り、各デスクリート電線の一方の端末側における第
    一のコネクタへの結線順位によって決定された所定の側
    のプロテクタの所定の案内溝が装置フレームに形成され
    たガイド溝の下方にくるように位置させる制御手段と、
    そして、 第一のコネクタへの結線順位によって決定された所定の
    側のプロテクタの所定の案内溝に案内載置されたデスク
    リート電線の心線を押し下げ、該心線を該案内溝に挿入
    保持するプッシュ装置と、 を備えていることを特徴とするコネクタ用圧接結線装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のコネクタ用圧接結線装置
    において、さらに、 第一のコネクタと電気的に接続する第三のコネクタ、第
    一及び第三のコネクタを介して多数本のデスクリート電
    線のそれぞれに異なる電気的信号を与える電気的信号付
    与手段並びにこの電気的信号を各デスクリート電線の他
    方の端末側において検出しそれを制御手段に伝達する手
    段を有するデスクリート電線特定装置を備えていること
    を特徴とするコネクタ用圧接結線装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のコネクタ用圧接結線装置
    において、さらに、 各デスクリート電線の他方の端末側が滑らかに且つ引掛
    かることなくガイド溝挿入されるように、ガイド溝に隣
    接するように装置フレームに取り付けられた一対のイン
    サートを備えていることを特徴とするコネクタ用圧接結
    線装置。
  4. 【請求項4】一方の端末を第一のコネクタの複数のコン
    タクトにランダムに結線してなる多数本のデスクリート
    電線を収容した多心ケーブルの他方の端末の心線を、第
    二のコネクタの両側面に対向整列された複数のコンタク
    トのうち結線すべき正しいコンタクトに結線するため、
    各心線を第二のコネクタの両側面に固定される一対のプ
    ロテクタの正しいコンタクトに対応する案内溝に挿入保
    持するコネクタ用圧接結線装置であって、 装置フレームと、 各デスクリート電線の他方の端末側を常に一箇所の位置
    から装置フレームの内側に導びく装置フレームに形成さ
    れたガイド溝と、 一対のプロテクタを平行に載置すると共に多心ケーブル
    の他方の端末側を強固に把持するホルダと、 一対のプロテクタを載置するホルダを半回転させ、いず
    れか一方のプロテクタの案内溝を装置フレームのガイド
    溝の下方に位置させる回転駆動手段と、 グリッパ治具を把持するホルダをプロテクタの長手方向
    に往復運動させ、正しいコンタクトに対応する案内溝を
    装置フレームのガイド溝の下方に位置させる直線駆動手
    段と、 回転駆動手段及び直線駆動手段に必要に応じて駆動信号
    を送り、各デスクリート電線の一方の端末側における第
    一のコネクタへの結線順位によって決定された所定の側
    のプロテクタの所定の案内溝が装置フレームに形成され
    たガイド溝の下方にくるように位置させる制御手段と、
    そして、 第一のコネクタへの結線順位によって決定された所定の
    側のプロテクタの所定の案内溝に案内載置されたデスク
    リート電線の心線を押し下げ、該心線を該案内溝に挿入
    保持するプッシュ装置と、 を備えていることを特徴とするコネクタ用圧接結線装
    置。
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