JPH0136316Y2 - - Google Patents

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JPH0136316Y2
JPH0136316Y2 JP1982155612U JP15561282U JPH0136316Y2 JP H0136316 Y2 JPH0136316 Y2 JP H0136316Y2 JP 1982155612 U JP1982155612 U JP 1982155612U JP 15561282 U JP15561282 U JP 15561282U JP H0136316 Y2 JPH0136316 Y2 JP H0136316Y2
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cable
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pressure welding
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、多心ケーブルのクロス配線装置に関
するものである。
従来、電気的装置等の電気回路において、その
電気回路の基本的パターンをくずすことなく回路
の一部を変更したい場合、あるいは、従来のプリ
ント基板をそのまゝ使用し、新規回路を作る場合
等の際に、周辺回路であるコネクタで接続される
多心ケーブルの回路を変更する場合が多い。すな
わち多心ケーブルとコネクタの接続をクロスして
接続することになる。その接続の一例について、
添付図面の第1図について説明すると、多心ケー
ブル1の両端末の心線2A,2Bにコネクタ3
A,3Bのコンタクト4A,4Bに接続するが、
その場合、通常はコネクタ3A及び3Bのコンタ
クトの番線番号に同じ番線同志を接続するが、前
述のようにクロス接続が必要となるときには、第
1図のコネクタ3Aの如く、番線番号2と3とを
クロスして接続することとなる。
このように多心ケーブルをクロスしてコネクタ
に接続する方法としては、従来、多心ケーブルの
心線の外被絶縁層を各種の色に着色して識別可能
とした上、コネクタのコンタクト番線番号と、そ
れに対応する心線の色表示を決めておき、実際に
コンタクトに心線を接続する場合には、作業者が
目視によりコネクタのハウジング等に表示されて
いるコンタクトの番線を読み取り、それに接続す
る心線を色表示により判定するか、あるいは先に
心線の色識別を判定しておき、それに対応するコ
ネクタに表示されたコンタクトの番線を読み取り
そのコンタクトに心線を1本1本クロス接続等す
る方法がとられている。
しかし、このような従来のクロス接続方法は、
次のような欠点があつた。
(1) 作業者の目視による心線の色識別およびコン
タクト番線番号の読み取りを行なわなければな
らず、さらに、クロス接続のための複雑な判定
のために色識別および番線読み取りに時間が多
くかかり作業者の目の疲労が極端となつてしま
う。
(2) 心線の色識別は、多心になればなる程あるい
はクロスが複雑になればなる程、識別が困難と
なり、又、コネクタ側のコンタクト番線の読み
取りも同様に困難となるので、誤接続が多発
し、修正作業が多くなり、作業の効率が更に悪
化されてしまう。
(3) 作業者による心線のコンタクトへの接続も手
による作業が主であるため大量生産に適してい
ない。
本考案の目的は、このような従来のクロス配線
の問題点を解消し、作業者の目視に頼らず常に正
確に迅速にケーブル心線をコネクタのコンタクト
へクロス結線しうるような多心ケーブルのクロス
配線装置を提供することである。
次に、添付図面に基づいて本考案の実施例につ
いて本考案を詳細に説明する。
第2図及び第3図は、多心ケーブルの心線の両
端末を各端末コネクタの対応するコンタクトに結
線するための本考案の結線の基本的原理を説明す
るための概略図である。これら図を参照して、本
考案の結線の基本的原理について説明するに、先
ず、第2図に示すように、多心ケーブル1の両端
末を結線のため外被を剥ぎ心線端末2A,2Bを
露出させる。露出された一方の心線端末2Aをラ
ンダムにコネクタ3Aの各コンタクト4Aに結線
する。次に、第3図に示すように、心線端末2A
を結線したコネクタ3Aに対して、結合コネクタ
5を介して後述する検知器6の一端が接続され
る。検知器6の他端は、タツチセンサ7に接続さ
れている。そして次に、検知器6のタツチセンサ
7を使い、ケーブル心線の他方の端末2Bに触れ
る。この状態で、ケーブル心線端末2Aの結線さ
れたコンタクト4Aを、結合コネクタ5を介して
検知器6のスキヤナーによつて走査すると、端末
2Bをタツチセンサ7にて触れられている心線
は、他の触れられていない心線とはその容量ある
いはインピーダンスが相違しているので、その触
れられている心線の端末2Aが接続されているコ
ンタクトの番線を知ることができ、この番線が、
検知器6のLED等の表示器に表示される。最後
に、作業者は、その表示された番線に対応するコ
ネクタ3Bのコンタクト4Bへ、そのタツチセン
サ7にて触れた心線端末2Bを、手動又は自動に
より接続すればよい。このような作業を、心線端
末2Bのすべてについて行なえば、端末2Aをコ
ネクタ3Aの各コンタクト4Aに接続したケーブ
ル心線の他方の端末2Bをコネクタ3Bの対応し
た番線のコンタクト4Bへ間違いなく接続させる
ことができる。
第4図は、このような本考案の結線の基本的原
理に従つて圧接結線によるクロス配線を行なえる
コネクタのクロス配線装置の一実施例を示す概略
斜視図であり、第5図A,B及びCは、そのクロ
ス配線装置の正面図、平面図及び側面図である。
このコネクタのクロス配線装置100は、操作
台110、コントロールボツクス120、クロス
配線ボツクス125、圧接駆動装置130、コネ
クタ固着移動装置140、パルスモータ150、
検知器160、ケーブルテスター170、検知器
接続ボツクス180、操作ボツクス190及びケ
ーブル保持腕200A,200Bから主として構
成されている。
操作台110は、下面部に複数個の脚111及
びキヤスター112が備えられ、脚111はねじ
により操作台110の高さ及び水平面を調整可能
となつている。また、脚111の長さを極端に短
かくするか、脚111を取り去つてしまうことに
より、キヤスター112により操作台110を自
由に移動させうるようにすることができる。操作
台110の右側部には、コントロールボツクス1
20を収納する収納部113が設けられ、操作台
110の中央部には、操作者が作業容易となるよ
うに凹部114が設けられている。更に、操作台
110の上面には、各種装置を設置している設置
板115が設けられ、この設置板115の前側中
央部には圧接結線を容易にするため逆U字溝11
5′がが形成されている。
コントロールボツクス120は、電源及び電源
スイツチ121を備えている。
第6図及び第7図は、圧接要部の一部破断した
拡大正面図及び拡大平面図であり、第8図は圧接
部におけるコネクタと圧接ロツドとの関係を詳細
に示す更に拡大した斜視図であり、第9図A,B
及びCはコネクタに対するケーブル心線端末の圧
接順序を概略的に示している図である。
これら第6図から第9図を特に参照して、圧接
駆動装置130及びコネクタ固着移動装置140
の構造及び作動例について以下詳述する。圧接駆
動装置130は、駆動モータ131、駆動ボツク
ス132、圧接ロツドカバー133、圧接ロツド
134及びガイドバー135を主として備えてお
り、駆動ボツクス132内には、駆動モータ13
1からの動力を伝達するための歯車136′,1
36″およびカム137が設けられている。コネ
クタ固着移動装置140は、コネクタ10を固定
するホルダー141、ケーブルを保持するケーブ
ルクリツプ142が設けられ、更に、ホルダー1
41は移動台143に設けられている。
ホルダー141は、コネクタ10をその圧接コ
ンタクト11を有する部分を後述の圧接ロツド1
34の前側面41に向けて突出せしめた状態で保
持している。ホルダー141の上方にはケーブル
クリツプ142にて一群のケーブル1が保持され
るようになつている。
ホルダー141に保持されたコネクタ10の圧
接コンタクト11を有する結線面12の後方には
圧接ロツド134が位置している。圧接ロツド1
34は、コネクタ10の結線面12に対面する前
端面41を有し、圧接ロツド134の後半部及び
押圧片134′は、前端面41が結線面12に当
接するかあるいは当接寸前の位置まで前進、そし
て後退できるように圧接ロツドカバー133内に
収められている。圧接ロツド134の前端面41
には、コネクタの結線面12との当接又は近接に
際し、圧接コンタクト11を逃げる溝42が設け
られている。さらに、圧接ロツド134は、その
後方に、圧接ロツド134とボルト44により一
体的に固定されている押圧片134′を有してい
る。押圧片134′は、カムフオロワー45を有
し、駆動部からの駆動力を伝達して圧接ロツド1
34を前進せしめる。尚、後退時のために、押圧
片134′に取り付けられたボルト46と固定部
に取り付けられたボルト71の間に引張りバネ4
7が張架されており、押圧片134′は常に後方
に引張られている。
更に、圧接ロツド134は、その前端面41に
てケーブル1を正規の圧接方向から外れることの
ないように案内するケーブル保持溝48を、ケー
ブル1に対応可能に設けている。(第8図参照)。
ガイドバー135は、圧接ロツド134の摺接
面49と摺接する摺接面51を有し、その前方に
は前方部52′を有し、その後部にはボルト54
等で一体的に結合された係合片135′を備えて
いる。ガイドバー135の後半分及びこれを結合
している係合片135′は、圧接ロツド134及
び押圧片134′と同様に、圧接ロツドカバー1
33内に前進、後退が可能に配されている。係合
片135′は、後端に係止面53を有し、後述の
ケーブル切断及び完全圧接する一定距離S1と同じ
距離又はそれより長い距離S′1だけ離れて押圧片
134′の段部43と対峙している。また、係合
片135′と押圧片134′の間には圧縮バネ55
が配置され、互に前後に押圧し合つている。
ガイドバー135は、後述するカム機構により
カムフオロワー45を介して前進し、更に、圧縮
バネ55の押圧により圧接ロツド134と協働し
て前進する。そして、ガイドバー135の先端面
52″とホルダー141とが当接することにより
ガイドバー135の前進は停止されることにな
る。しかし、圧接ロツド134は、係合片13
5′の係止面53と押圧片134′の段部43との
空隙距離S′1が存在するため圧縮バネ55に抗し
てさらに前進することになる。そしてついに、カ
ム137の最大長点まで回転するとき、カムフオ
ロワー45を最長前進させることになり、空隙距
離S1′が最小距離となり、圧接ロツド134につ
いてもその前端面41はケーブル1を切断しその
ケーブルを圧接コンタクト11に圧接結線するよ
うに最大前進することになる。
ガイドバー135の摺接面51は、圧接ロツド
134の下側面の摺動面49と摺動及び協働し、
さらに圧接ロツド134の前端面41は、ガイド
バー135の案内溝52に保持されるケーブル1
を剪断力で切断する刃面41′を形成している。
そしてまたさらに、ガイドバー135の案内溝5
2も同様に刃面52′が形成されている。
ケーブル1を案内溝52に十分に挿入保持する
ために、案内溝52の開口側には、案内溝52の
上部に押レバー56、案内溝52の中間部に押レ
バー56′が設けられ、押レバー56及び56′
は、カム59、カムフオロワー58及びレバー5
7により作動されるようになつており、圧接ロツ
ド134の前端面41が案内溝52に前進してく
る前に、ケーブル1を案内溝52内に十分に押し
込むように作動すべく設計されている。
圧接ロツド134は、圧接ロツド134を前
進、後退せしめる駆動部に連結されている。この
前進・後退運動は、圧接ロツド134の前端面4
1がガイドバー135の案内溝52より後方の位
置を始点として前進し、しかる後、案内溝52を
通過してケーブル1を切断してさらに前端面41
がコネクタ10の圧接コンタクト11に、切断さ
れたケーブル1を圧入させ圧接結線するまで前進
し、しかる後、引張バネ47によりこれと逆方向
に後退し、始点位置に戻る。この運動は、コネク
タ10の圧接コンタクト11の一本一本に対して
繰り返されることになる。
駆動部は、回転駆動源として駆動モータ131
が設けられ、その回転は歯車136′及び13
6″を介して軸65に伝達され、軸65には、カ
ム137が固定され、モータ131の回転がそこ
に伝達されるようになつている。
尚、モータ131は、案内溝52の開口側に設
けられた押レバー56,56′を作動せしめるカ
ム59をも回転させるようになつている。
また、コネクタ10に対して圧接ロツド134
及びガイドバー135は、第6図によく示されて
いるように、その平面方向において移動可能とな
つており、コネクタ10の各々の圧接コンタクト
11に対応できるように、圧接ロツド134の前
端部41のケーブル保持溝48及びガイドバー1
35に設けられた案内溝52は、選択的に相対位
置に移動可能となつている。その移動方法は、図
示していないが、手動又は動力によつて行なわれ
うる。
このような構成の圧接部にて、コネクタへの圧
接結線手順について説明しておく。(1) 先ず、圧
接用コネクタ10をホルダー141に固定す
る。
(2) 次に、圧接すべきケーブル1をケーブルクリ
ツプ142から一本取り出して、ガイドバー1
35の案内溝52内に押入する。このとき手動
または自動により圧接コンタクト11に対して
圧接ロツド134は前端面41に設けられたケ
ーブル保持溝48と対応する位置に移動され固
定される。
(3) すると次に、光センサー等のセンサーによる
自動スイツチ(図示していない)又は手動によ
るスイツチによりモータ131を回転させ、カ
ム59を回転させレバー57及び押レバー5
6,56′を駆動し、ケーブル1を保持させる。
そしてさらにモータ131の駆動力は、歯車1
36′,136″を介してカム137に伝達さ
れ、これと係合しているカムフオロワー45
は、引張バネ47に抗して次第に前方に押し出
される。
(4) そして、前方に押し出されるカムフオロワー
45と一体化されている押圧片134′、圧接
ロツド134も前方に移動され、それと共に圧
縮バネ55により前方に押し出されている係合
片135′、ガイドバー135も協働して前進
する。
(5) ガイドバー135の先端面52″が一定距離
S2まで前進するとホルダー141に当接して前
進が停止される(第9図B参照)。しかし、こ
の場合、協働して前進していた押圧片134′
及び圧接ロツド134は、カムフオロワー45
の前進により圧縮バネ55に抗してさらに前進
する。
(6) すると、圧接ロツド134の前端面41は、
案内溝52に保持されているケーブル1に当接
し、ケーブル保持溝48によりケーブル1を保
持すると共に、さらに前進することにより、圧
接ロツド134の前端面41及びガイドバー1
35の案内溝52に設けられた刃面41′,5
2′によりケーブル1を剪断力により切断する。
切断されたケーブルの下部の余長は自然落下に
より除去される。
(7) ケーブルを切断後さらに圧接ロツド134の
前端面41は、前進し始点よりS1なる一定距離
まで前進することになり、切断されたケーブル
1をケーブル保持溝48に保持したまゝコネク
タ10の圧接コンタクト11に案内し圧入する
こととなり完全圧接結線することになる。この
場合、カム137は、最大長点まで回転してお
り、それに係合するカムフオロワー45、押圧
片134′、圧接ロツド134は最大に前進さ
れており、段部43と係止面53の空隙距離
S1′は最小となつていることになる。
(8) 完全圧接結線が終ると、カム137は更に回
転して最小長点に戻るので、カムフオロワー4
5、押圧片134′、圧接ロツド134は引張
バネ47の引張力により始点の位置まで引戻さ
れる。そして、圧接ロツド134と協働してい
る係合片135′及びガイドバー135も同様
に引き戻され始点の位置まで後退することにな
る。このように全てが始点に戻り、次の圧接に
備えることとなる。このような1回の圧接結線
動作の完了時に、コネクタ固着移動装置140
の作動によりコネクタ10をそのコンタクト配
列ピツチの適当数だけ移動させた後、前述した
ような圧接動作を繰り返していくことにより多
極コネクタのすべてのコンタクトに対する圧接
結線が行なわれる。
再び第4図及び第5図に戻つて、パルスモータ
150は、ベルト151および回転軸152を介
して、回転駆動力を移動チヤツク153に伝達し
うる。移動台143のチヤツク受145に移動チ
ヤツク153が挿入されチヤツクされた状態で、
パルスモータ150が作動されると、移動台14
3、従つて、ホルダー141がスピンドル144
に沿つてピツチ送りされることになる。
検知器接続ボツクス180には、クロス配線ボ
ツクス125を介して検知器160に接続さるコ
ネクタ181が設けられている。本考案において
重要なクロス配線ボツクス125については、説
明を簡単化するため最後に詳述する。
操作ボツクス190は、クロス配線装置の全体
の動作を操作するための各種のスイツチ及びダイ
ヤルが設けられており、その配置例を第10図に
例示している。
更に、第11図は、本クロス配線装置の全体の
動作を示すフローチヤート図である。
次に、このクロス配線装置にて、ケーブルの両
端にコネクタを結線する場合の操作を順を迫つて
説明する。
(1) ケーブル1の両端末の外被を剥離し、心線2
をバラす。
(2) 外被剥離したケーブル1は、ケーブル保持腕
200Bにて保持すると共に、圧接結線すべき
一方の端末をケーブルクリツプ142で固定す
る。
(3) 装置のコントロールボツクス120に設けら
れている電源スイツチ121にて電源を入れ
る。
(4) 操作ボツクス190に設けてあるスイツチ1
91によりコンタクトピツチ、すなわち、ピツ
チ1.27mmかピツチ1.59mmかに設定する。更に単
送りスイツチ192を押してコネクタの圧接結
線の送りを単ピツチ(コンタクトのピツチと同
ピツチだけ単に順次送るもの)で送れるように
設定しておく。
(5) 圧接するコネクタ10をホルダー141の内
側に挿入し、操作ボツクス190のスタートボ
タン193を押すと、コネクタ10は、ホルダ
ー141にしつかりと固着される。更に、ホル
ダー141を固着している移動台143は、第
1回目の圧接が可能なようにエアシリンダ(図
示せず)にてスピンドル144に沿つて移動し
定着する。この場合、前述したように、移動台
143のチヤツク受145に移動チヤツク15
3が挿入されチヤツクされることになり移動台
143は、パルスモータ150によりピツチ送
りの移動が可能とされる。
(6) ケーブル1の任意の心線2をつかみ、ガイド
バー135の心線案内溝52の溝内に挿入す
る。そして、フートスイツチ又はフオトスイツ
チにより駆動モータ131が回転し、前述した
ように、歯車136′,136″、カム137が
動作して圧接ロツド134が左方向に移動し
て、心線案内溝52に案内されている心線2の
余長が切断され、圧接に必要な長さのみにし、
さらに圧接ロツド134の移動によりコネクタ
10のコンタクト11に心線2を圧接結線す
る。結線が終ると、圧接ロツド134は、元の
位置に移動される。この動作は、カム137の
1回転による動作でなされることになり、この
カム137の1回転が完了すると、前記パルス
モータ150に自動的にスイツチが入り前記移
動台143が1ピツチのみ移動し次の心線圧接
に備える。
(7) 次に、前項(6)と同様に、心線2をつかみ、ガ
イドバー135の心線案内溝52の溝内に押入
すると、フートスイツチ又はフオトスイツチを
入れることにより圧接ロツド134により圧接
結線される。このように順次全コンタクトの圧
接結線を行なう。
(8) 全コンタクトを圧接し完成されたコネクタ1
0は、検知器接続ボツクス180のコネクタ1
81に結合させる。ケーブル1の未結線端末を
圧接可能にケーブル1をケーブル保持腕200
Bにて保持する。
(9) 操作ボツクス190の番線選択スイツチ19
4を押して番線選択及び番線に従つてパルスモ
ータ150が動作するように設定しておく。
(10) ケーブル1の他端を圧接結線すべきコネクタ
10と同様のコネクタ10Aをホルダー141
の内側に挿入し、操作ボツクス190のスター
トボタン193を押すと、コネクタ10Aはホ
ルダー141にしつかりと固着される。
(11) ケーブル1の任意の心線2をつかみ(この場
合、心線の導体をつかむ必要がある)、ガイド
バー135の心線案内溝52の溝内に挿入す
る。そして、フートスイツチ又はフオトスイツ
チを動作させることにより、コネクタ10に接
続された検知器160により番線選択を行な
い、検知器160の番線信号をコンパレータを
通じてパルスモータ150を駆動させ、移動台
143を移動させ、コネクタ10Aは番線に対
応したコンタクトの位置に設定される。この検
知器160の番線選択及び番線信号によるパル
スモータ150の動作については後で詳細に説
明する。そして、次に駆動モータ131が駆動
し前述と同様にして心線2はコンタクトに圧接
結線される。このような動作が全コンタクトに
対して同様になされる。
次に、第12図の制御回路のブロツク線図を参
照にして、前述したような単ピツチ送りの場合の
圧接結線及び番線選択送りの場合の圧接結線の制
御動作について詳述する。
第12図において、作業条件設定スイツチのう
ちの単ピツチ送りスイツチ192を押圧してスタ
ートボタン193を押圧すると、パルスモータ1
50が作動されて、1ピツチだけコネクタ10が
移動されると、これは検出部151によつて検知
され、検出部151からのそのことを示す信号に
よつてパルスモータ150は停止される。検出部
151からのその信号は、ゲート回路153にも
加えられ、接続すべきケーブル1の心線2がガイ
ドバー135の心線案内溝52へ入れられたこと
を検出するケーブルセンサからの信号がゲート回
路153の他方の入力に加えられると、ゲート回
路153の出力により駆動モータ131が付勢さ
れ、圧接結線がなされる。この圧接結線を検出部
152が検出してパルスモータ150を再び作動
させて次の1ピツチ送りを行なわせる。このよう
にして、コンタクトに対して順番に圧接結線がな
されていく。
第12図において、前述の単ピツチ送りによつ
て圧接結線されたコネクタ10を検知器接続ボツ
クス180の結合コネクタ181(第3図におい
て、結合コネクタ5に対応する)に結合させた状
態で、作業条件設定スイツチのうちの番線選択ス
イツチ194を押圧してスタートボタン193を
押圧し、更に、タツチセンサ7にてケーブルの他
端の心線2のどれか1つに触れると、その心線の
静電容量が他のものと変わるので、検知器のスキ
ヤナ161は、その心線番号のスイツチが働き、
カウンタ162によりどの番線のスイツチが動作
したかを走査してそれを電気信号とする。電気信
号は増幅器163により増幅され、検波器164
にて検波されてBCD変換器165から、タツチ
センサ7で触れた心線の一方の端部が接続されて
いるコネクタのコンタクト番線を示す信号が
LED表示器168に加えられそこに表示される。
従つて、作業者は、どの番線が選択されたかを目
視にて知ることができる。BCD変換器165か
らのその信号は、演算器122にも加えられ、こ
の演算器122において、現在のコンタクト位置
に基づいて対応する番線のコンタクト位置までコ
ネクタを移動させる移動ピツチ量が算出される。
一方、スタートボタン193の押圧に応答してパ
ルスモータ150が作動され、コネクタ10Aが
移動される。この移動ピツチ量は、移動ピツチ量
検出部124にて検出される。演算器122から
の移動すべきピツチ量と移動ピツチ量検出部12
4からの移動したピツチ量とは、比較器123に
て比較され、それらが一致したとき、比較器12
3からの出力により、パルスモータ150が停止
され、コネクタ10Aの移動が停止される。比較
器123のこの出力は、ゲート回路127の一方
の入力にも加えられる。そのタツチセンサ7にて
触れた心線2の端末をガイドバー135の心線案
内溝52へ入れたことを検出するケーブルセンサ
からの信号がゲート回路127の他方の入力に加
えられると、ゲート回路127の出力により駆動
モータ131が付勢され、圧接結線がなされる。
この圧接結線を検出部128が検出してカウンタ
162をリセツトして、次の番線選択に備えるよ
うにする。このようにして、番線選択に応じたコ
ンタクトに対する圧接結線がなされていく。
前述の説明によれば、ケーブル1の各心線の両
端末は、コネクタ10とコネクタ10Aの各対応
する番線のコンタクトに圧接結線されることにな
るのであるが、本考案によれば、クロス配線ボツ
クス125が設けられているため、次に例示する
ようにクロス配線がなされるのである。
第13図に例示されるように、クロス配線ボツ
クス125には、クロス配線を必要とする場合に
は、多心ケーブル1の心線に接続されるコネクタ
10,10Aと同極数のコネクタ126A及び1
26Bに電線127を用いて必要な番線番号のコ
ンタクトにクロス配線されている回路が設けられ
ている。第13図の例では、番線番号2と3をク
ロス配線している。コネクタ126Aには、結合
コネクタ181へ電線183を介して接続された
コネクタ182が結合されており、コネクタ12
6Bには、検知器160のコネクタ160Bに接
続されているコネクタ160Aが結合されてい
る。
本考案の多心ケーブルのクロス配線装置は、前
述したようなものであるので、次のような効果を
有している。
(1) 作業者の目視による心線の色表示識別および
コンタクト番線の読み取りを行なう必要が全く
ないので、作業者の目の疲労がなくなる。
(2) 作業者は、任意の心線をつかんでガイドバー
135の心線案内溝52の溝内に挿入するのみ
で良いので、作業は非常に簡単で誰れにでも容
易にでき、誤接続もなく、作業時間も非常に短
縮される。また、クロス配線ボツクス125内
のクロス配線を適当に変えるだけで、任意のク
ロス配線を常に同じ手順にて行なうことができ
る。
(3) 短時間に一連の作業ができるので、大量生産
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
添付図面の第1図はクロス配線の一例を示す概
略図、第2図及び第3図は多心ケーブルの心線の
両端末を各端末コネクタの対応するコンタクトに
結線するための本考案の結線の基本的原理を説明
するための概略図、第4図は本考案の結線の基本
的原理に従つて圧接結線によるクロス配線を行な
える多心ケーブルのクロス配線装置の一実施例を
示す概略斜視図、第5図A,B及びCは第4図の
クロス配線装置の正面図、平面図及び側面図、第
6図及び第7図は第4図のクロス配線装置の圧接
要部の一部破断した拡大正面図及び拡大平面図、
第8図は第4図のクロス配線装置の圧接部におけ
るコネクタと圧接ロツドとの関係を詳細に示す更
に拡大した斜視図、第9図A,B及びCはコネク
タに対するケーブル心線端末の圧接順序を概略的
に示している図、第10図は第4図のクロス配線
装置の操作ボツクスの拡大正面図、第11図は第
4図のクロス配線装置の全体の動作を示すフロー
チヤートを示す図、第12図は第4図のクロス配
線装置の制御回路を示すブロツク線図、第13図
は第4図のクロス配線装置のクロス配線ボツクス
内のクロス配線例を示す概略図である。 1……多心ケーブル、2,2A,2B……心
線、3A,3B……コネクタ、4A,4B……コ
ンタクト、5……結合コネクタ、6……検知器、
7……タツチセンサ、10,10A……コネク
タ、100……クロス配線装置、110……操作
台、120……コントロールボツクス、125…
…クロス配線ボツクス、130……圧接駆動装
置、140・・・・コネクタ固着移動装置、15
0……パルスモータ、160……検知器、180
……検知器接続ボツクス、190……操作ボツク
ス、200A,200B……ケーブル保持腕。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2つのコネクタ10,10Aの各番線のコンタ
    クト11に多心ケーブル1の心線2の両端末をク
    ロス配線するための多心ケーブルのクロス配線装
    置100において、操作台110と、該操作台に
    設けられたコネクタのコンタクトへの多心ケーブ
    ルの心線端末を結線するための圧接駆動装置13
    0と、前記操作台に設けられコネクタを固着して
    そのコネクタを結線位置に関して移動させるため
    のコネクタ固着移動装置140と、一方の端末を
    コネクタに結線したケーブルの他方の端末の各心
    線の他端がそのコネクタのどの番線のコンタクト
    に接続されているかを検出してその番線を指示す
    る番線信号を出力するための検知手段7,16
    0,161,162,163,164,165
    と、ケーブルの一方の端末の心線を結線したコネ
    クタ10を前記検知手段へ接続するための結合コ
    ネクタ181と、該結合コネクタと前記検知手段
    との間に設けられ任意のクロス配線を可能とする
    クロス配線ボツクス125と、ケーブルの一方の
    端末の心線を結線した一方のコネクタを前記結合
    コネクタへ結合させ他方のコネクタ10Aを前記
    コネクタ固着移動装置に設置した状態で、前記検
    知手段からの前記番線信号に応じて前記他方のコ
    ネクタの対応する番線のコンタクトが圧接位置に
    くるように前記他方のコネクタを番線選択送りさ
    せる毎に前記圧接駆動装置を作動させて番線選択
    送りにより前記他方のコネクタのコンタクトへの
    番線選択送り圧接結線を行わせるように前記コネ
    クタ固着移動装置及び圧接駆動装置を制御するた
    めの制御回路120,122,123,124,
    127,128,150,151,152,15
    3,190,192,194とを備えることを特
    徴とする多心ケーブルのクロス配線装置。
JP15561282U 1982-10-14 1982-10-14 多心ケ−ブルのクロス配線装置 Granted JPS5958999U (ja)

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JP15561282U JPS5958999U (ja) 1982-10-14 1982-10-14 多心ケ−ブルのクロス配線装置
US06/542,256 US4584766A (en) 1982-10-14 1983-10-14 Apparatus for connection of multicore cable

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JPS5958999U JPS5958999U (ja) 1984-04-17
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