JP2607482Y2 - コネクタ結線装置 - Google Patents

コネクタ結線装置

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JP2607482Y2 JP1993073332U JP7333293U JP2607482Y2 JP 2607482 Y2 JP2607482 Y2 JP 2607482Y2 JP 1993073332 U JP1993073332 U JP 1993073332U JP 7333293 U JP7333293 U JP 7333293U JP 2607482 Y2 JP2607482 Y2 JP 2607482Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ケーブルの色識別表示
が施された複数のペア線(ケーブルの芯線を2本撚り合
わせて1組としたもの)の芯線をコネクタの仮止めカバ
ーに自動配線した後コネクタ本体と結合させるコネクタ
結線装置に関し、特に前記複数のペア線を1組ずつ抽出
するペア線自動抽出機構を備えたコネクタ結線装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】通信機器や電気機器に使用される多極電
気コネクタは複数のコンタクトを有し、各コンタクトの
テール側にケーブルの各芯線が所定の対応関係をもって
結線される。ケーブルは複数の芯線をケーブルシースで
一括して束ねられたものであり、各芯線は1本ずつばら
ばらになっているものの他に、2本1組として撚り合わ
せた所謂ペア線の状態として複数のペア線を束ねたもの
がある。ケーブルにペア線を使用している理由の一つ
は、コネクタの各端子に接続される芯線の対応関係を識
別するため、各芯線の被覆は複数種類の色又は模様(以
下色識別表示という)が付けられているが、芯線数が多
くなると識別可能な色又は模様の種類との関係で対応で
きないという問題があるので、ペア線の各芯線の色又は
模様の組合わせを変えて同一の色又は模様の芯線を同一
ケーブル内に複数使えるようにしているものである。例
えば赤と青のペア線と、赤と黄のペア線があったとした
場合、赤と青のペア線の赤は端子1、その青は端子2、
赤と黄のペア線の赤は端子3、その黄は端子4にそれぞ
れ対応するというように取決めることにより使用が可能
になる。
【0003】この芯線のコンタクトへの結線方法は、半
田付,圧着,圧接などかあるが、最近は芯線をコネクタ
の仮止めカバーの所定の溝に軽圧入させた後、この仮止
めカバーをコネクタ本体に一体的に結合し、コンタクト
テールの矢筈状の刃形部を被覆された芯線の導体部に接
触させるようにして結線している。このケーブルの複数
にペア線の芯線を、仮止めカバーに配線するまでの工程
は、図4のフローチャートに示すように幾つかの工程を
要する。即ち、色識別表示が施された複数のペア線を
露出させたケーブルを所定箇所に保持する工程、色識
別表示が施された複数のペア線の芯線を1組ずつ抽出す
る工程、抽出された1組のペア線の撚りをほぐして波
打ちを取るほぐし工程、ほぐされたペア線毎の順序が
変らないように一列に整列させる整列保持工程、整列
保持された芯線の色を識別して各芯線の配線位置を特定
する工程、識別された各芯線を仮止めカバーの所定の
溝に1本ずつ配線する工程等を必要とし、その後芯線が
配線された仮止めカバーをコネクタ本体に結合して芯線
をコネクタコンタクトに結線するものである。この仮止
めカバーは通常、コネクタに結合されると同時にこの仮
止めカバーに配線された芯線が該コネクタのコンタクト
に接続されるように形成されている。
【0004】従って、ケーブルの両側に位置させた仮止
めカバーに芯線を配線し易いようにするため、図5
(a)および図5(b)に示すようにケーブル1の左右
両側に振り分けられた芯線2を仮止めカバー3の溝4に
対して平行に配置させる必要がある。なお、仮止めカバ
ー3の溝4に芯線2を配線した後に、左右の仮止めカバ
ー3,3を結合し、この一体化された仮止めカバー3に
コンタクト51が挿通されるコンタクト逃げ孔5を有す
る上カバー6をその上方から結合させるものである。こ
の結合は、例えば仮止めカバー3の結合孔7に上カバー
6の結合ピン8を圧入して行う。また、芯線2の導体9
に対するコネクタ50のコンタクト51の結線は、例え
ば、図5(c)に示すようにコンタクト51の先端には
矢筈状の刃形部52が形成され、芯線2の被覆を突き破
り更にスリット53に導体が入り込み電気的に接触する
ようになっている。これらの一連の工程においては、複
数のペア線が寄り集まって固まっている所から1組のペ
ア線を順次に抽出し、その抽出された1組のペア線の撚
りをほぐし、その各芯線の波打ち(撚られているためほ
ぐしただけでは捻じれを伴う波打ち状態となってい
る。)を直線状に伸ばす必要があるが、従来このペア線
を1組ずつ順次に抽出する工程は自動化が困難とされ、
手作業により行われてきた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、前述したケ
ーブルの芯線が複数のペア線として固まっている所から
自動的にペア線を1組ずつ順次に抽出する機構を備えた
コネクタ結線装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の第1の考案に係
るコネクタ結線装置は、所定箇所に保持されたケーブル
の色識別表示が施された複数のペア線からなる芯線を1
組ずつ抽出する芯線抽出手段と、該芯線抽出手段により
抽出された1組のペア線の撚りをほぐして波打ちを取る
ほぐし手段と、該ほぐし手段によりほぐされたペア線毎
の順序が変らないように一列に整列させる整列保持手段
と、該整列保持された芯線の色を識別して配線位置を特
定する芯線識別手段と、該識別された各芯線をコネクタ
に結合されると共に該コネクタのコンタクトに接続され
るように形成された仮止めカバーの所定の溝に1本ずつ
配線する芯線配線手段と、前記各手段の動作を制御する
制御手段とを備えたコネクタ結線装置において、前記芯
線抽出手段は、先端部が開閉可能であってその閉成時に
前記ペア線の内の一本の芯線のみを捕捉できる挾持スペ
ースが形成されている内爪と、該内爪と重層して設けら
れる先端部が開閉可能であってその閉成時に前記ペア線
を一緒に捕捉できる挾持スペースが形成されている外爪
と、前記内爪の挾持スペース部に設けられる該挾持スペ
ースに芯線が捕捉されたか否かを検知する光ファイバー
センサと、前記内爪の先端部の開閉および前記外爪の先
端部の開閉をそれぞれ駆動させる駆動機構とからなる芯
線抽出部と、前記内爪の開閉により挾持スペースで芯線
を捕捉したことを前記光ファイバーセンサにより検知さ
れた後、前記外爪を閉成させ前記ペア線を捕捉させるよ
うに前記駆動機構を制御する制御部とを備えているもの
である。
【0007】本考案の第2の考案に係るコネクタ結線装
置は、前記第1の考案において、前記芯線抽出手段が該
芯線抽出部の保持部を支点として前記内爪の先端部を前
記ペア線の上下方向に往復移動動作させる駆動機構を備
え、前記内爪の挾持スペースに芯線を捕捉できないとき
該駆動機構を動作させるようにしたものである。
【0008】本考案の第3の考案に係るコネクタ結線装
置は、前記第1または第2の考案において、前記芯線抽
出部の前記複数のペア線を挾んで対向する位置に該複数
のペア線を前記芯線抽出部側に押圧力を働かせる押え板
と、該押え板を前後動作させる駆動機構を備え、前記内
爪の挾持スペースに芯線を捕捉できないとき該駆動機構
を動作させるようにしたものである。以下に本考案をそ
の実施例に基づいて詳細に説明する。
【0009】
【実施例】図1は本考案によるコネクタ結線装置の複数
のペア線からなる芯線の固まりから、ペア線としての芯
線を自動的に1組ずつ抽出する際の芯線抽出部の構造を
示す図で、図1(a)は一部断面斜視図、図1(b)は
一部断面側面図である。また、図2は図1で示したペア
線の芯線を捕捉する部分の拡大図である。図1および図
2において、11は芯線抽出部、12はケーブルガイド
板で、先端部側が広く奥側が狭い三角形状の開口部13
とその二股分岐部に1組の芯線が挿入し得るスリット部
14が形成されており、図示されていない芯線の固まり
がこの開口部13に押圧されるようになっている。15
はケーブルガイド板12の上面に設けられている内爪
で、略対称形状の2つの内爪用板状体16,17により
構成されており、その両者は中間部に設けられた連結軸
18で軸支され、先端部が平面上で閉成可能に設けられ
ている。そして、その先端部が閉成した状態でケーブル
ガイド板12のスリット部14の位置に対応する部分
に、芯線を1本だけ挾持し得る芯線挾持スペース19が
形成されるようになっており、この芯線挾持スペース1
9を形成する挾持部161,171の下側に切欠部16
2,172がそれぞれ設けられている。また内爪用板状
体16,17の他方の端部には後述するカムを挿入し得
るように傾斜部163,173が設けられている。
【0010】20は内爪15を上方から保持している内
爪カバーで、内爪15により形成された芯線挾持スペー
ス19の上方部分には切欠部201が設けられ、また内
爪15の芯線挾持スペース19を形成する内爪用板状体
16,17の切欠部162,172と対向する両側面に
も切欠部202が設けられている。また内爪カバー20
の内側両側面と内爪用板状体16,17との間にはつる
巻スプリング21が設けられ、内爪用板状体16,17
を相互に押圧して内爪先端部の挾持部161,171を
開放状態にしている。22は内爪用カムで、エアシリン
ダ23にロッド24で連結されており、エアシリンダ2
3の動作によりカム22の突状部221が内爪用板状体
16,17の傾斜部163,173に割込むことによ
り、内爪用板状体16,17は連結軸18を支点として
回動動作し、その先端部の挾持部161,171を閉成
し芯線挾持スペース19を形成させるものである。
【0011】25はケーブルガイド板12の下面に設け
られている外爪で、略対称形状の2つの外爪用板状体2
6,27により構成され、内爪15と同様に連結軸18
を支点として回動動作するようになっている。そして、
その一方の端部には相互に閉成した状態でケーブルガイ
ド板12のスリット部14の位置に対応する部分に、ペ
ア線の芯線1組を挾持し得るペア線挾持スペース29が
外爪用板状体26,27の挾持部261,271により
形成されるようになっている。また外爪用板状体26,
27の他方の端部には、内爪用板状体16,17と同様
にカムを挿入し得るようにそれぞれ傾斜部が設けられて
いる。28は外爪25を下方から保持している外爪カバ
ーで、外爪25により形成されたペア線挾持スペース2
9の部分は覆われていない。また外爪カバー28の内側
両側面と外爪用板状体26,27との間には内爪用板状
体と同様につる巻スプリングが設けられ、外爪用板状体
26,27を相互に押圧して外爪先端部の挾持部26
1,271を開放状態にしている。30は外爪用カム
で、エアシリンダ31にロッド32で連結されており、
エアシリンダ31の動作によりカム30の突状部が外爪
用板状体26,27の傾斜部に割込むことにより、内爪
15の動作と同様に開放状態にある挾持部261,27
1が閉成し、ペア線挾持スペース29が形成されるもの
である。
【0012】33は光ファイバーセンサで、ケーブルガ
イド板12と内爪カバー20の切欠部202との間に設
けられており、内爪15の芯線挾持スペース19に芯線
が捕捉されているか否かを検知するものである。即ち光
ファイバーセンサ33の両端は光源に接続されており、
芯線挾持スペース19に芯線が捕捉されと光が遮断され
センサが動作するようになっているものである。34は
芯線抽出部11の支持体で、内爪カバー20に設けられ
ている連結部203に連結軸35により連結されてお
り、連結軸35を支点として芯線抽出部11の両端が上
下方向に揺動可能に連結されてる。なお、支持体34の
アーム341には柱状のストッパー342が設けられて
いる。36はエアシリンダでそのロッド37を上下動さ
せるもので、エアシリンダ23の後端部の支持板38に
設けられている。
【0013】次に、本考案の芯線抽出部11により、ケ
ーブル1のペア線の芯線2を1組ずつ抽出する動作を図
3にもとづき説明する。図3はケーブル1がケーブル保
持部40に固定され、複数のペア線からなる芯線2の束
は上下2箇所に設けられた芯線保持部41により垂直方
向に保持されており、芯線抽出部11のケーブルガイド
板12の開口部13がその上下の芯線保持部41の中間
部に当接している。この当接によりペア線の芯線2は、
ケーブルガイド板12のスリット部14に挿入される
が、この芯線抽出部11の芯線2の束への当接は、その
反対側に設けられているゴムやスポンジ等の弾性体から
なる押え板42により所用の圧力で押し付けられてい
る。この圧力は、押え板42の支持部材43にロッド4
4により連結されているエアシリンダ45によって与え
られるようになっている。
【0014】なお、芯線保持部41は芯線2の束が徐々
に減少しても、残りの芯線2の支持状態が維持されるよ
うに挾圧力が加えられているものである。ここで、図3
上側芯線保持部41の形状を図6(a)(b)(c)に
示すような形状のばらけ抑え爪60とすると芯線抽出部
11の作動中、芯線2の束がより確実に保持されて良
い。図6(a)は芯線掴み部61に芯線2を掴んだ状態
をばらけ抑え爪60の上側(ケーブルの先端側)から見
た図で、芯線2の束は扁平に形成されるようになってい
る。このばらけ抑え爪60は図6(b)に示すように互
いに開閉する2本の腕を有している。これらの腕の開閉
はエアシリンダやエアチャックもしくは電気ソレノイド
(図示せず)で駆動される。図6(b)に示す矢印の方
向に両側の腕が動いて互いに近接して(必ずしも接する
必要はない)閉じることにより図6(a)の状態とな
る。また、このばらけ抑え爪60は図6(c)に示すよ
うにケーブル1の芯線2の束をケーブル1の口出し部付
近で掴み、その後、芯線を掴んだまま同図(c)に矢印
で示すように芯線2の先端部方向に抜くように移動させ
ても良い。こうすることにより芯線2の真直性が良くな
り芯線抽出部11が芯線2を掴みやすくなって良い。
【0015】芯線2の束をこのように保持した状態で、
芯線抽出部11全体を芯線2の束に接するまで前進させ
る。この前進は支持体34が図示しないエアシリンダの
ロッドに固定されると共にレールにガイドされて動くよ
うになっていて、エアシリンダの作動によってなされる
ようになっている。(ここで、この実施例においては芯
線抽出部11全体を移動させて芯線2の束に近付けるよ
うにしているが、逆に、芯線2の束の全体を芯線抽出部
11に近付けるように移動させても良い。要するに芯線
抽出部11と芯線2の束とが接する程度に相対的に近付
けば良い。芯線2の束を近付ける場合はケーブル保持部
40及び芯線保持部41の全体を一体的に移動させると
良い。)そして、内爪15に設けた光ファイバーセンサ
33が芯線2を検出した後エアシリンダ23を作動させ
内爪15の芯線挟持スペース19に芯線2を捕捉させ
る。
【0016】次に、この内爪15の閉成後においても芯
線2が光ファイバーセンサ33により検出され続けると
き、内爪15の閉成動作状態を維持させつつ芯線抽出部
11を若干の距離後退させて掴んだ芯線を引き出した
後、外爪25を作動させ内爪15に捕捉されていないペ
ア線の他方の芯線2を含めて外爪25のペア線挟持スペ
ース29で捕捉する。芯線抽出部11を後退させる量は
内爪15が捕捉した芯線2と対になっている他方の芯線
2を外爪25が捕捉するときその他のペア線が邪魔にな
らない程度とすればよいが、後退させる量を大きくする
と内爪15から捕捉した芯線2が外れやすくなるので、
後退させる量は最小限とする方が良い。これにより、捕
捉されたペア線は確実に他のペア線から分離される。
【0017】外爪によるペア線の捕捉が行われた後、芯
線抽出部11は図示されていない制御手段により移動,
回転等の動作を行い捕捉したペア線をリードすることに
より、捕捉したペア線を次の工程の、ペア線の撚りをほ
ぐして波打ちを取る工程に引き渡した後、内爪15およ
び外爪25の動作を復旧させ、開放状態として次のペア
線の抽出を行うため最初の位置に復帰させる。なお、前
述した芯線抽出部11の内爪15によりペア線の1本の
芯線2が芯線挾持スペース19で容易に捕捉できない場
合は、エアシリンダ36を駆動させてそのロッド37を
上下動させることによって支持対34のストッパー34
2に断続的に当接させ、芯線抽出部11を揺動動作(ス
イング)させ、内爪15の開口部を芯線2の上下方向に
移動させ、芯線2が芯線挾持スペース19で捕捉される
よう協調動作を行わせることができる。
【0018】例えば、芯線抽出部11が芯線2の束に接
するまで近接した後0.1〜0.2秒待って、なお光フ
ァイバーセンサ33が芯線2を検出できないときスイン
グさせる。また、スイングの後も、なお光ファイバーセ
ンサ33が芯線2を検出しない場合には芯線抽出部11
の反対側から芯線2の束に当接させている押え板42
を、そのエアシリンダ45の断続動作により前方に押出
し動作させて、芯線2が芯線挟持スペース19に挿入さ
れるように協調動作を行わせることもできる。例えば、
1〜2回スイングした後、なお光ファイバーセンサ33
が芯線2を検出しないとき、一旦、芯線抽出部11を後
退させた状態で押え板42を1〜2回前方に押出し動作
させ、その後再度芯線抽出部11が芯線2の捕捉を試み
るようにする。ここで、押え板42の芯線2の束に当接
する表面はスポンジ状のゴムなど弾力に富む材質が推奨
される。
【0019】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、従来はケー
ブルの複数のペア線からなる芯線の束の中から、ペア線
を1組ずつ順次に抽出する工程は自動化が困難とされ、
手作業により行われてきたものを、本考案はペア線を自
動的に順次に抽出し得る構造の芯線抽出部を用いること
によりこの工程を自動化し得る途を開き、ひいてはコネ
クタ結線装置の全工程が自動化されたコネクタの全自動
結線装置を提供する途を開くことができたもので、コネ
クタへのケーブル芯線の結線作業の省力化に多大な貢献
を成すものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による芯線抽出部の一実施例を示す一部
断面側面図および一部断面斜視図である。
【図2】本考案による芯線抽出部の要部の一部拡大斜視
図である。
【図3】本考案による芯線抽出部とケーブル芯線との関
係を示す斜視図である。
【図4】本考案コネクタ結線装置の工程を示すフローチ
ャートである。
【図5】本考案の対象とするケーブルとその芯線および
仮止めカバー等の関係を示す模式図である。
【図6】ばらけ抑え爪の形状,動作を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1 ケーブル 2 芯線 3 仮止めカバー 4 仮止めカバーの溝 5 コンタクト 6 上カバー 7 結合孔 8 結合ピン 9 導体 11 芯線抽出部 12 ケーブルガイド板 13 開口部 14 スリット部 15 内爪 16,17 内爪用板状体 18,35 連結軸 19 芯線挾持スペース 20 内爪カバー 21 つる巻スプリング 22 内爪用カム 23,32,36,45 エアシリンダ 24,33,37,44 ロッド 25 外爪 26,27 外爪用板状体 28 外爪カバー 29 ペア線挾持スペース 30 外爪用カム 33 光ファイバーセンサ 34 支持体 38 支持板 40 ケーブル保持部 41 芯線保持部 42 押え板 43 支持部材 50 コネクタ 51 コンタクト 52 刃形部 53 スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 村田 浩正 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式 会社 日立製作所 オフィスシステム事 業部内 (72)考案者 林 直行 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式 会社 日立製作所 オフィスシステム事 業部内 (56)参考文献 実開 昭53−68085(JP,U) 実開 昭48−55383(JP,U) 特公 昭35−10585(JP,B1) 実公 昭38−17261(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 43/01 H02G 1/14

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定箇所に保持されたケーブルの色識別
    表示が施された複数のペア線からなる芯線を1組ずつ抽
    出する芯線抽出手段と、該芯線抽出手段により抽出され
    た1組のペア線の撚りをほぐして波打ちを取るほぐし手
    段と、該ほぐし手段によりほぐされたペア線毎の順序が
    変らないように一列に整列させる整列保持手段と、該整
    列保持された芯線の色を識別して配線位置を特定する芯
    線識別手段と、該識別された各芯線をコネクタに結合さ
    れると共に該コネクタのコンタクトに接続されるように
    形成された仮止めカバーの所定の溝に1本ずつ配線する
    芯線配線手段と、前記各手段の動作を制御する制御手段
    とを備えたコネクタ結線装置において、 前記芯線抽出手段は、 先端部が開閉可能であってその閉成時に前記ペア線の内
    の一本の芯線のみを捕捉できる挾持スペースが形成され
    ている内爪と、 該内爪と重層して設けられる先端部が開閉可能であって
    その閉成時に前記ペア線を一緒に捕捉できる挾持スペー
    スが形成されている外爪と、 前記内爪の挾持スペース部に設けられる該挾持スペース
    に芯線が捕捉されたか否かを検知する光ファイバーセン
    サと、 前記内爪の先端部の開閉および前記外爪の先端部の開閉
    をそれぞれ駆動させる駆動機構とからなる芯線抽出部
    と、 前記内爪の開閉により挾持スペースで芯線を捕捉したこ
    とを前記光ファイバーセンサにより検知された後、前記
    外爪を閉成させ前記ペア線を捕捉させるように前記駆動
    機構を制御する制御部とを備えていることを特徴とする
    コネクタ結線装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記芯線抽出手段が
    該芯線抽出部の保持部を支点として前記内爪の先端部を
    前記ペア線の上下方向に往復移動動作させる駆動機構を
    備え、前記内爪の挾持スペースに芯線を捕捉できないと
    き該駆動機構を動作させるようにしたことを特徴とする
    コネクタ結線装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、前記
    芯線抽出部の前記複数のペア線を挾んで対向する位置に
    該複数のペア線を前記芯線抽出部側に押圧力を働かせる
    押え板と、該押え板を前後動作させる駆動機構を備え、
    前記内爪の挾持スペースに芯線を捕捉できないとき該駆
    動機構を動作させるようにしたことを特徴とするコネク
    タ結線装置。
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