JPH08245732A - 舗装面形成用組成物 - Google Patents

舗装面形成用組成物

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JPH08245732A
JPH08245732A JP7937195A JP7937195A JPH08245732A JP H08245732 A JPH08245732 A JP H08245732A JP 7937195 A JP7937195 A JP 7937195A JP 7937195 A JP7937195 A JP 7937195A JP H08245732 A JPH08245732 A JP H08245732A
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Toshiichi Aoki
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排水性舗装用塗料組成物であり、薄膜でも空
気中の酸素による硬化阻害を受けることなく、排水層の
表面、内部、底部ともに、十分な硬化性が得られ、さら
に、十分な耐久性が得られる、排水性舗装用に好適な塗
料組成物を得ること。 【構成】 (メタ)アクリル系モノマー(a) 、モノマー
(a) に可溶または膨潤可能な重合体(b) 、ウレタンポリ
(メタ)アクリレート(c) 、パラフィンワックス(d) よ
りなる舗装面形成用組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、公園、歩道、駐車場あ
るいは車道等のアスファルト舗装部、コンクリート舗装
部の表層部に、排水機能を付与させた舗装面を形成しう
る塗料組成物に関するものであり、とくに、薄膜でも硬
化性、施工性に優れ、かつ、耐久性、耐候性良好な排水
性能を備えた舗装面を形成しうる塗料組成物に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術および解決すべき課題】従来、公園、歩
道、駐車場あるいは車道等の舗装材としては、アスファ
ルト、コンクリートが用いられており、この舗装材より
形成した舗装面は、優れた撥水性、弾力性、耐衝撃性を
有し、基材に対する粘着性も良好で、しかも安価に大量
供給しうる舗装材であることから、優れた舗装材として
広く使用されている。しかしながら、近年、この舗装材
にて公園や歩道に形成した舗装面に生ずる水たまりをな
くすことや、景観の改善、舗装面の明色化、照り返し防
止能を付与する目的で、アスファルトやコンクリートの
舗装面の表層部に多量の骨材を塗料組成物を混合した組
成物にて排水層を形成し、排水層中の多数の骨材粒子間
に間隙を形成せしめ、その間隙内部に水を容易に浸透さ
せる方法が提供されている。
【0003】また、車道においても水はねや、ハイドロ
プレーニング現象を低減する目的で同様なものが提供さ
れている。これらの舗装面の形成に用いられる塗料組成
物としては、その成分の違いにより、アスファルト系樹
脂、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂がよく知られてい
る。なかでもアスファルト系樹脂は安価で大量供給でき
ること、撥水性、耐衝撃性舗装面を形成でき、舗装面の
基材に対する粘着性は優れているが、高温下において剛
性が低下しやすく、その排水性が低下しやすいこと、ま
た、骨材間の結合強度が弱いため、自動車のタイヤなど
の摩擦力により骨材が舗装面より取れてしまう現象が発
生するとともに、太陽光線や酸素の作用を受け劣化しや
すい難点がある。
【0004】エポキシ系樹脂は骨材との密着性がよく、
耐水性にも優れているが、耐候性が劣るとともに、5℃
以下のような低温下で舗装面を施工すると、この組成物
より形成した舗装面の硬化時間が著しく遅く、現場施工
性が悪いという難点がある。
【0005】アクリル系樹脂より形成した舗装面は5℃
以下の低温下でも、短時間で硬化するという特徴を有し
ており、現場施工性に優れ、得られる舗装面の耐候性も
優れているが、骨材に対する塗料組成物の混合量を低減
させたものにて舗装面を形成すると骨材の表面に形成さ
れる塗膜は薄膜となり、空気中の酸素による硬化阻害を
受け、排水性舗装表面の硬化が不十分なものとなった
り、得られる排水舗装面の内部または底部が硬化しない
という難点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、公園、
歩道あるいは車道等のアスファルトやコンクリート舗装
の表層部に、排水機能を付与した舗装部を形成させうる
塗料組成物であり、従来不可能と考えられていた薄膜で
も十分な硬化性を有し、短時間で硬化するという優れた
施工性を有するとともに、耐久性、耐候性に優れた排水
性舗装面を形成しうる塗料組成物を提供することにあ
る。
【0007】すなわち、本発明の特徴は、アスファル
ト、コンクリート等の表層部に骨材と塗料組成物との混
合物を一定厚さに積層、硬化せしめ、排水機能を付与し
た舗装面を形成するに際し、骨材と混合される塗料組成
物としてラジカル重合型アクリル系塗料組成物を用いる
点にあり、そのラジカル重合型アクリル系塗料組成物と
して、(メタ)アクリル酸エステルの少なくとも1種か
らなるモノマー(a) 30〜65重量%、前記モノマー(a) 成
分に溶解もしくは膨潤可能な重合体または共重合体(b)
5〜30重量%、および、ウレタンポリ(メタ)アクリレ
ート(c) 10〜60重量%、ならびに、融点40〜80℃のパラ
フィンワックス(d) 0.5〜2重量%からなる薄膜でも硬
化性に優れ、耐久性に優れた排水性舗装面形成用ラジカ
ル重合型アクリル系塗料組成物にある。
【0008】本発明に用いられるモノマー成分(a) の具
体例としては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、
(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピ
ル、(メタ)アクリル酸−n-ブチル、(メタ)アクリル
酸−t-ブチル、(メタ)アクリル酸−2-エチルヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸−n-ノニル、(メタ)アクリル
酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メ
タ)アクリル酸メトキシエチル、(メタ)アクリル酸エ
トキシエチル、(メタ)アクリル酸テトラヒドロフリフ
ラル、(メタ)アクリル酸−2-ヒドロキシエチル、(メ
タ)アクリル酸−2-ヒドロキシプロピル、(メタ)アク
リル酸−4-ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸等の
(メタ)アクリル酸モノマー、エチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、1,3-ブチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート等のアルカンジオールジ(メタ)アク
リレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート等
のポリオキシアルキレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレー
ト等が挙げられる。
【0009】モノマー成分(a) としては、成分(b) の重
合体、共重合体を溶解ないし膨潤させうること、本発明
の組成物の塗工作業性を良好なものとするとの観点か
ら、(メタ)アクリル酸アルキルエステル、とくに(メ
タ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸−n-ブチ
ル、メタアクリル酸−2-エチルヘキシル、アクリル酸−
2-エチルヘキシルを用いることが望ましい。
【0010】モノマー成分(a) の使用量は、本発明の組
成物中30〜65重量%で用いられ、とくに、好ましくは36
〜60重量%である。この割合でモノマー成分(a) を含む
本発明の組成物は成分(b) を構成する重合体の溶解性、
膨潤性も良好であり、得られる塗料組成物の塗工作業性
も良好なものとなっている。
【0011】成分(b) の重合体、共重合体は、本発明の
組成物の粘度調節し、この組成物より形成した舗装面の
硬化時間の短縮、この組成物より形成する塗膜の耐久性
向上を目的として用いられるものである。成分(b) の混
合比率が高すぎる組成物から形成した舗装部はその硬化
時間を短縮することができるが、組成物の可使時間が短
くなりすぎ、その作業性が悪くなる。また、逆に、成分
(b) の混合比率が低すぎる組成物は、その硬化性が悪く
なる。これらの点から、成分(b) の混合割合は本発明の
組成物中に、好ましくは5〜30重量%で用いられ、とく
に好ましくは10〜30重量%の範囲である。
【0012】成分(b) は成分(a) に溶解もしくは膨潤可
能な重合体、共重合体であり、好適な (b)成分重合体の
例としては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メ
タ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸−n-ブチル
等の(メタ)アクリル酸アルキルエステルの単独重合
体、または共重合体が挙げられ、本発明の組成物の硬化
性、作業性を良好にするという観点から (b)成分重合体
としては、好ましくは、ガラス転移温度(Tg)が50℃以
上、重量平均分子量(Mw)が30,000〜90,000の範囲なる
特性を備えた重合体である。ガラス転移温度(Tg)が50
℃以上、重量平均分子量(Mw)が30,000〜90,000なる重
合体を用いて作った本発明の組成物は、その硬化性が良
好であり、適切な粘度を有しているため、その作業性は
極めて良好である。
【0013】成分(c) として用いられるウレタンポリ
(メタ)アクリレートは、1分子中に2個以上のイソシ
アネート基を有するポリイソシアネートと、1分子中に
2個以上の水酸基を有するポリオールと、水酸基含有
(メタ)アクリレートとを公知の方法で反応して得られ
るものである。
【0014】用い得る1分子中に2個以上のイソシアネ
ート基を有するポリイソシアネートとしては、例えば、
2,4-トリレンジイソシアネート、2,6-トリレンジイソシ
アネート、ジフェニルメタン−4,4'−ジイソシアネー
ト、ジシクロヘキシルメタン−4,4'−ジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、テトラメチレン
ジイソシアネート、フェニレンジイソシアネート、キシ
リレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイ
ソシアネート、イソホロンジイソシアネート等や、該化
合物と水やトリメチロールプロパン等とのアダクト化合
物や三量体環化合物等がある。
【0015】1分子中に2個以上の水酸基を有するポリ
オールとしては、例えば、ポリエチレングリコール、ポ
リプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコー
ル、ポリヘキサメチレングリコール等のポリアルキレン
グリコール類、あるいは、例えば、エチレンオキサイ
ド、プロピレンオキサイド、テトラヒドロフラン等のア
ルキレンオキサイドを例えば、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、1,3-ブタンジオール等の多価アル
コールに付加して得られるポリエーテルポリオール類
や、例えば、フタル酸、イソフタル酸、テトラヒドロフ
タル酸、コハク酸、マレイン酸、フマール酸、アジピン
酸、セバシン酸、トリメリット酸等の多塩基酸やその無
水物と、エチレングリコール、プロピレングリコール、
1,3-ブタンジオール等の多価アルコールとの縮合反応に
より得られるポリエステルポリオール、上記多価アルコ
ールとカージュラーE(シェル化学社製)、n-ブチルグ
リシジルエーテル、アリルグリシジルエーテル等のエポ
キシ化合物と上記多塩基酸との反応によって得られるポ
リエステルポリオール等が挙げられる。
【0016】水酸基含有(メタ)アクリレートとして
は、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2-ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、4-ヒドロキシブ
チル(メタ)アクリレート、ε−カプロラクトン−β−
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート付加物等が挙げ
られる。
【0017】これら成分(c) として好ましいものは、ポ
リイソシアネートとしてイソホロンジイソシアネート、
ジシクロヘキシルメタン−4,4'−ジイソシアネート、テ
トラメチルキシリレンジイソシアネートより選ばれた少
なくとも1種のポリイソシアネートを用い、2個以上の
水酸基を有するポリオールとしてポリカプロラクトンジ
オール、ポリテトラメチレンエーテルグリコールより選
ばれたものを用い、水酸基含有(メタ)アクリレートと
して、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートを用い
て得たウレタンポリ(メタ)アクリレート類である。
【0018】成分(c) の本発明の組成物中での使用割合
は、好ましくは10〜60重量%、より好ましくは15〜60重
量%の範囲である。成分(c) の含有量が10〜60重量%な
る割合の組成物は硬化性、塗工作業性が良好で、かつ、
耐久性に優れた舗装面を作ることができる。これら成分
(c) の合成反応は一般に用いられるウレタン化反応を用
いることができ、例えば、ジラウリン酸−n-ブチル錫等
の錫系の触媒を用いて、前記三成分の混合物を室温から
80℃の温度で混合攪拌することで容易に目的とするウレ
タンポリ(メタ)アクリレートを得ることができる。こ
の反応は無溶剤でも行うことができ、また、イソシアネ
ートに不活性な溶媒またはモノマー中でも行うことがで
きる。
【0019】成分(d) として用いられるパラフィンワッ
クスは、融点が40〜80℃のものであり、パラフィンワッ
クスは本発明の塗料組成物より形成した塗膜の硬化時の
表面硬化性を向上させる。使用されるパラフィンワック
スとしては、融点の異なる二種以上のパラフィンワック
スを併用することが好ましい。成分(d) の使用量は、本
発明の組成物中 0.5〜2重量%の範囲で使用するのがよ
い。パラフィンワックスの添加量を 0.5〜2重量%とし
た塗料組成物より形成した塗膜は空気中の酸素による硬
化阻害もなく、その硬化性は良好であり、優れた性能を
備えた舗装面を形成することができる。
【0020】本発明の塗料組成物を硬化させるには、重
合開始剤と促進剤の組合せによる公知のレドックス触媒
を用いて硬化させることができる。重合開始剤としては
ジアシルパーオキサイド、アルキルパーオキサイド、ケ
トンパーオキサイド、アゾ化合物等が使用できるが、ジ
アシルパーオキサイドが好ましく、とくにベンゾイルパ
ーオキサイドが好適である。促進剤としては、第三級ア
ミンが好ましく、具体的には、N,N-ジメチルアニリン、
N,N-ジメチル−p-トルイジン、N,N-ジエチル−p-トルイ
ジン、N,N-ジ(ヒドロキシエチル)−p-トルイジン、N,
N-ジ(2-ヒドロキシプロピル)−p-トルイジン等の一種
または二種以上の組合せが望ましい。
【0021】本発明に用いる塗料組成物には、必要に応
じて、ベンゾトリアゾール誘導体等の紫外線吸収剤、ヒ
ンダートアミン系光安定剤、酸化防止剤、ハイドロキノ
ン等の重合禁止剤、消泡剤、レベリング剤、アエロジル
等のチクソトロピック性付与剤、炭酸カルシウム等の耐
湿顔料、酸化クロム、ベンガラ等の無機顔料、フタロシ
アニンブルー等の有機顔料等を任意の割合で添加するこ
とができる。また、塗膜に柔軟性を付与させる目的で、
ジオクチルフタレート、ジイソブチルアジペート、トリ
−2-エチルヘキシルトリメテート、ジブチルマレエー
ト、塩素化パラフィン、エポキシ化大豆油等に代表され
る可塑剤を添加してもよい。
【0022】また、骨材の密着性を付与する目的でシラ
ンカップリング剤を添加できる。シランカップリング剤
としては公知のいかなるものでも用いることができ、例
えば、ビニルトリクロルシラン、ビニルトリス(β−メ
トキシエトキシ)シラン、γ−メタクロキシプロピルト
リメトキシシラン、β−(3,4-エポキシシクロヘキシ
ル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリ
メトキシシラン等が例示でき、これらシランカップリン
グ剤は本発明の塗料組成物中 0.1〜5重量%なる割合で
用いることが好ましい。
【0023】また、これら塗料組成物とともに用いられ
る排水性舗装用の骨材としては、とくに限定されるもの
ではなく、粘土を高温焼成した球状セラミック、天然
石、砕石等いかなるものでも用いることができ、これら
の骨材は単独で、あるいは任意の割合で混合して用いて
もよいが、排水性舗装面の仕上がり外観の点から、用い
る骨材の最大粒径が舗装面の施工厚みの1/2以下の粒
径のものを用いるのが好ましい。
【0024】本発明の排水性舗装面形成用組成物は、骨
材 100重量部に対して塗料組成物5〜20重量部の範囲で
添加される。このような組成物は、骨材と塗料組成物と
の混合性がよく、分離することなく、その施工性は良好
であり、良好な性能を備えた排水性舗装面を形成するこ
とができる。より好ましくは5〜10重量部の範囲であ
る。
【0025】以下、本発明を製造例、実施例、比較例を
挙げ、具体的に説明する。
【0026】[ウレタンポリ(メタ)アクリレートの製
造例1]攪拌機、温度計、冷却管付きの1リットルフラ
スコにテトラメチルキシリレンジイソシアネート 248g
(1モル)、ポリカプロラクトンジオール 420g( 0.8
モル)、メタクリル酸メチル 244g、ジラウリル酸ジ−
n-ブチル錫0.21gを加え、60℃で4時間反応した後、さ
らに2-ヒドロキシエチルアクリレート58g( 0.5モ
ル)、ハイドロキノンモノメチルエーテル0.01gを加
え、60℃で6時間反応し、イソシアネート反応率が98%
であることを確認した後、反応を停止し、メタクリル酸
メチルを25重量%含有するウレタンジアクリレート UA-
1 を得た。
【0027】[ウレタンポリ(メタ)アクリレートの製
造例2]製造例1と同様の装置にイソホロンジイソシア
ネート 222.3g(1モル)、ポリテトラメチレンエーテ
ルグリコール 438g( 0.5モル)、メタクリル酸メチル
264g、ジラウリン酸ジ−n-ブチル錫0.24gを加え、60
℃で4時間反応した後、さらに2-ヒドロキシエチルメタ
アクリレート 130g(1モル)、ハイドロキノンモノメ
チルエーテル0.02gを加え、以下、製造例1と同様に
し、メタクリル酸メチルを25重量%含有するウレタンジ
メタアクリレート UA-2 を得た。
【0028】[ウレタンポリ(メタ)アクリレートの製
造例3]製造例1と同様の装置に、ジシクロヘキシルメ
タン−4,4'−ジイソシアネート265g(1モル)、ポリ
テトラメチレンエーテルグリコール 438g( 0.5モ
ル)、メタクリル酸メチル 278g、ジラウリン酸ジ−n-
ブチル錫0.21gを加え、60℃で4時間反応させた後、さ
らに2-ヒドロキシエチルメタアクリレート 130g(1モ
ル)、ハイドロキノンモノメチルエーテル0.02gを加
え、以下製造例1と同様にし、メタクリル酸メチルを25
重量%含有するウレタンジメタアクリレート UA-3 を得
た。
【0029】
【実施例】以下、本発明の好適な例を実施例として示す
が、とくに断りのない限り、本発明はこれらの例に限定
されるものではない。なお、実施例中の部はすべて重量
部を示す。また、評価結果を表1に示した。
【0030】
【実施例1】攪拌機、温度計、冷却管付きの1リットル
フラスコにメタクリル酸メチル30部、メタクリル酸−n-
ブチル20部、ウレタンジアクリレート UA-1 を20部、γ
−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン3部、融
点 115°Fのパラフィンワックス 0.5部、融点 130°F
のパラフィンワックス 0.5部、N,N-ジ(2-ヒドロキシプ
ロピル)−p-トルイジン1部、ハイドロキノン 0.005部
を加え、攪拌しながらメタクリル酸メチル/メタクリル
酸−n-ブチル=40/60共重合体(Tg=50℃、Mw=60,00
0)30部を徐々に加え、全量投入後、60℃、2時間加
熱、溶解した後、冷却し、塗料組成物を得た。得られた
塗料組成物8部にカドックスB-CH50[化薬アクゾ(株)
製、ベンゾイルパーオキサイド(純度50%品)]0.24部
を加え、さらに3〜5mmサイズの天然石を 100部加え、
混合攪拌し、コンクリート上に歩道用として、排水層が
1cm厚となるよう施工し、その性能を測定した結果を表
1に示した。
【0031】
【実施例2】実施例1と同様の装置にメタクリル酸メチ
ル34部、アクリル酸−2-エチルヘキシル20部、ウレタン
ジアクリレート UA-1 16部と、メタクリル酸メチル/メ
タクリル酸−n-ブチル=60/40共重合体(Tg=66℃、Mw
=40,000)30部を徐々に加え、他は実施例1と同様にし
て全量投入後、60℃、2時間加熱、溶解し、冷却するこ
とにより塗料組成物を得た。得られた塗料組成物8部に
触媒としてカドックスB-CH50[化薬アクゾ(株)製]0.
24部を加え、さらに骨材としてセラリュウ(香蘭社製、
最大粒径3mmの球状セラミック)を 100部加え、混合攪
拌し、コンクリート上に歩道用として、排水層が1cm厚
となるよう施工し、評価した結果を表1に示した。
【0032】
【実施例3】実施例1と同様の装置にメタクリル酸メチ
ル25部、メタクリル酸−2-エチルヘキシル20部、ウレタ
ンジアクリレート UA-1 を40部、γ−メタクリロキシプ
ロピルトリメトキシシラン1部、融点 115°Fのパラフ
ィンワックス 0.5部、融点 130°Fのパラフィンワック
ス 0.5部、N,N-ジ(2-ヒドロキシプロピル)−p-トルイ
ジン 1.5部、ハイドロキノン 0.005部を加え、攪拌しな
がらメタクリル酸メチル/アクリル酸−n-ブチル=92.5
/7.5 共重合体(Tg=87℃、Mw=60,000)15部を徐々に
加え、全量投入後、60℃、2時間加熱、溶解した後、冷
却し、塗料組成物を得た。得られた塗料組成物8部にカ
ドックスB-CH50[化薬アクゾ(株)製]0.24部を加え、
さらに砕石6号を 100部加え、混合攪拌し、アスファル
ト上に車道用として、排水層が4cm厚となるよう施工
し、評価した結果を表1に示した。
【0033】
【実施例4】メタクリル酸メチル25部、アクリル酸−2-
エチルヘキシル20部、ウレタンジメタアクリレート UA-
2 40部を用いる他は実施例3と同様にして舗装用組成物
を作り、同様にして舗装面を形成し、評価した結果を表
1に示した。
【0034】
【実施例5】アクリル酸−2-エチルヘキシル10部、ウレ
タンジメタアクリレート UA-3 80部、メタクリル酸メチ
ル単独重合体(Tg= 105℃、Mw=90,000)10部を用いる
他は実施例3と同様にして舗装用組成物を作り、実施例
3と同様にして舗装面を形成し、評価した結果を表1に
示した。
【0035】
【比較例1】実施例1で用いたウレタンジアクリレート
UA-1 の代わりに、トリエチレングリコールジメタアク
リレート15部を用いた他は実施例1と同様にして舗装用
組成物を作り、舗装面を形成し、評価した結果を表1に
示した。
【0036】
【比較例2】実施例1と同様の装置にメタクリル酸メチ
ル20部、アクリル酸−2-エチルヘキシル20部、トリメチ
ロールプロパントリメタアクリレート10部、メタクリル
酸メチル/メタクリル酸−n-ブチル=60/40共重合体
(Tg=66℃、Mw=40,000)50部を用いた他は、実施例2
と同様にして舗装用組成物を得、舗装面を形成して評価
した結果を表1に示した。
【0037】
【比較例3】実施例1と同様の装置にメタクリル酸メチ
ル55部、ペンタエリスリトールテトラアクリレート20
部、メタクリル酸メチル/アクリル酸−n-ブチル=92.5
/7.5共重合体(Tg=87℃、Mw=60,000)25部を用いた
他は、実施例3と同様にして舗装用組成物を作り、この
組成物にて作成した舗装面を評価した結果を表1に示し
た。
【0038】
【比較例4】実施例3の塗料組成物からパラフィンワッ
クスを除去する以外は実施例3と同様にして舗装用組成
物を作り、この組成物にて作成した舗装面の性能を評価
した結果を表1に示した。
【0039】
【比較例5】実施例3の塗料組成物からγ−メタクリロ
キシプロピルトリメトキシシランを除去した舗装用組成
物を作り、この組成物にて実施例3と同様にして舗装面
を形成し、評価した結果を表1に示した。
【0040】
【比較例6】実施例1と同様の装置にメタクリル酸メチ
ル55部、アクリル酸−2-エチルヘキシル25部、ウレタン
ジアクリレート UA-1 5部、メタクリル酸メチル/メタ
クリル酸−n-ブチル=40/60共重合体(Tg=50℃、Mw=
60,000)15部を用いた他は、実施例3と同様にして舗装
用組成物を作り、この組成物にて得られた舗装面の性能
を評価した結果を表1に示した。
【0041】
【比較例7】実施例1と同様の装置にメタクリル酸メチ
ル10部、アクリル酸−2-エチルヘキシル5部、ウレタン
ジアクリレート UA-1 75部、メタクリル酸メチル/メタ
クリル酸−n-ブチル=60/40共重合体(Tg=65℃、Mw=
40,000)10部を用いた他は、実施例2と同様にして塗料
組成物を得たが、その粘度が高く、その後の塗装作業が
できなかった。
【0042】
【表1】 表1中に示した舗装面の水の浸透性は、次のごとくして
測定した。 浸透性:JIS A 5403(石綿スレート)に規定されている
内径35mm、高さ 300mmのガラス管を図1に示すようにセ
ットした後、試験体表面から 250mmの高さに相当する水
(約 240ml)を素早くガラス管に入れ、水が全部浸透す
るまでの時間をストップウォッチで測定し、これを浸透
時間とした。 指触乾燥性:室温20℃、舗装面施工後、20℃1時間放置
後の指触乾燥度より判定。 曲げ強度、圧縮強度:JIS R 5201に準じて測定した。 接着強度:建研式接着強度試験法にて測定した。 耐候性:舗装面の屋外暴露1カ月後の目視判定。 耐水性:舗装面を20℃の水中に1ケ月浸漬後の状態を目
視判定。
【0043】
【発明の効果】本発明の塗料組成物に骨材を混合したも
のを、アスファルトやコンクリート等の表層部に一定厚
さに積層、硬化させることにより、排水機能を備えた舗
装面を形成させることができる。また、従来不可能と考
えられていた薄膜でも十分な硬化性を有し、短時間で硬
化するという優れた施工性を有するとともに、耐久性、
耐候性に優れた排水性舗装面を形成しうる塗料組成物を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】排水性舗装の水の浸透性を測定する試験法の概
略図である。
【符号の説明】
1 ………… 試験体(排水舗装面) 2 ………… ガラス管 3 ………… ガラス管シール部 4 ………… 舗装面支持台

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (メタ)アクリル酸エステルモノマー
    (a) 30〜65重量%、モノマー(a) に溶解もしくは膨潤す
    る重合体(b) 5〜30重量%、ウレタンポリ(メタ)アク
    リレート(c) 10〜60重量%、融点が40〜80℃のパラフィ
    ンワックス(d)0.5〜2重量%からなる組成物よりなる舗
    装面形成用組成物。
  2. 【請求項2】 骨材 100重量部に対し、請求項1記載の
    組成物5〜20重量部を配合したことを特徴とする排水性
    能を備えた舗装面形成用組成物。
  3. 【請求項3】 骨材の最大粒子径が舗装部の厚さの1/
    2以下の骨材であることを特徴とする請求項2記載の排
    水性能を備えた舗装面形成用組成物。
  4. 【請求項4】 ウレタンポリ(メタ)アクリレートとし
    て、1分子中に2個以上の水酸基を有するポリオールと
    水酸基含有(メタ)アクリレート、および、1分子中に
    2個以上のイソシアネート基を有するポリイソシアネー
    トとを反応して得たものを用いることを特徴とする請求
    項1、請求項2または請求項3記載の舗装面形成用組成
    物。
  5. 【請求項5】 重合体(b) として、ガラス転移点が50℃
    以上、重量平均分子量30,000〜90,000のアクリル系重合
    体を用いたことを特徴とする請求項1、請求項2または
    請求項4記載の舗装面形成用組成物。
  6. 【請求項6】 塗料用組成物中にシランカップリング剤
    を 0.1〜5重量%加えたことを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の排水性能を備えた舗装面形成用組成
    物。
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