JPH08245166A - クレーンの作業状態表示装置 - Google Patents

クレーンの作業状態表示装置

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JPH08245166A
JPH08245166A JP4871295A JP4871295A JPH08245166A JP H08245166 A JPH08245166 A JP H08245166A JP 4871295 A JP4871295 A JP 4871295A JP 4871295 A JP4871295 A JP 4871295A JP H08245166 A JPH08245166 A JP H08245166A
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JP
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reference position
hook
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horizontal
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Application number
JP4871295A
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English (en)
Inventor
Akira Mizobuchi
彰 溝淵
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Tadano Ltd
Original Assignee
Tadano Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フックの鉛直あるいは水平方向における位置
修正を確実且つ容易ならしめる。 【構成】 フック7の鉛直方向における位置を算出し該
位置に対応した鉛直方向位置信号を出力するフック鉛直
方向位置算出手段51と、該フック7の鉛直方向位置の
表示基準となる表示基準位置を設定する表示基準位置設
定手段50と、上記フック鉛直方向位置算出手段51か
ら入力される上記フック7の現在の鉛直方向位置と上記
表示基準位置設定手段50において設定された表示基準
位置とを比較して該表示基準位置に対する現在の鉛直方
向位置の偏差を求めてこれを出力する比較手段53と、
該比較手段53からの信号を受けて上記フック7の移動
に伴う鉛直方向位置の変化を上記表示基準位置を中心と
して連続的に画像表示する表示手段54とを備えること
で、上記フック7の鉛直方向位置の変化状態を表示画像
の視認によって容易に把握でき、オペレータによるフッ
ク鉛直方向位置の位置修正が確実且つ容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、クレーン作業を行う
場合において、ブーム先端から吊下されたフックの鉛直
方向位置あるいは水平方向位置を連続的に画像表示して
オペレータによる上記フックの位置確認を容易ならしめ
るようにしたクレーンの作業状態表示装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、クレーンを使用しての吊荷作業
は、ブームの伸縮・起伏・旋回の各操作と、ウィンチの
巻上げ・巻下げの各操作とを、オペレータが操作レバー
を手動で選択操作して行う。この場合、このクレーン作
業においては、作業現場の周辺状況等に応じて、例えば
ブームあるいはウィンチの操作に拘わらず、吊荷をその
鉛直方向における位置を一定に維持した状態で移動させ
たい場合(以下、第1の操作態様と称する)とか、吊荷
をその水平方向(即ち、作業半径方向)における所定の
目標軌跡に沿わせて横方向へ移動させたい場合(以下、
第2の操作態様と称する)がある。
【0003】ここで、第1の操作態様が必要となる作業
状態としては、例えば吊荷の下側に水平方向に延びる障
害物が存在し且つこの障害物との干渉を回避しつつ該吊
荷をこれに沿わせて移動させる必要があるような作業状
態である。また、第2の操作態様が必要となる作業状態
としては、例えば吊荷の前方に建物等の障害物が存在し
且つ該吊荷をこの障害物との干渉を避けつつこれに沿わ
せて移動させる必要があるような作業状態である。
【0004】この二つの操作態様のうち、第1の操作態
様においては、さらにブームの旋回を伴う場合とこれを
伴わない場合とがあり、ブーム旋回を伴うクレーン操作
の場合には、ブームの旋回そのものによっては吊荷の鉛
直方向位置は変化せず、しかも旋回と同時に吊荷の鉛直
方向位置の変化を伴うブームの伸縮・起伏あるいはウィ
ンチの巻上げ・巻下げ操作が行われたとしても吊荷の軌
跡がオペレータから見て順次横方向へ移動するものであ
ることからオペレータは吊荷の鉛直方向における位置の
変化状態を目視により比較的容易に把握することがで
き、従って手動操作による吊荷の鉛直方向における位置
修正は比較的簡単である。
【0005】ところが、ブームの旋回を伴わずその起伏
・伸縮とウィンチの巻上げ・巻下げ操作のみによるクレ
ーン操作の場合には、吊荷はブームの起伏・伸縮によっ
て作業半径方向に移動し、またウィンチ操作によって上
下方向に移動するのみで、横方向へは移動しないため、
該吊荷の鉛直方向における位置の変化をオペレータが目
視により把握することは甚だ困難である。従って、この
第1の操作態様においては、クレーン作業の信頼性及び
作業性という観点からして、特にブーム旋回を伴わない
クレーン作業時における吊荷の鉛直方向位置の変化状態
をオペレータが容易且つ確実に把握できるようにするこ
とが必要となる。
【0006】一方、第2の操作態様の場合においては、
通常、オペレータは車両側にてクレーン操作を行うこと
から、ブーム先端側から吊下支持された吊荷の水平方向
における位置の変化状態をオペレータが把握することは
困難である。従って、この第2の作業態様においても、
クレーン作業の信頼性及び作業性という観点から、吊荷
の水平方向位置の変化状態をオペレータが容易且つ確実
に把握できるようにすることが必要である。
【0007】かかる場合、吊荷の鉛直方向位置の変化状
態及び水平方向位置の変化状態をオペレータが目視によ
り把握できれば好都合であり、かかる観点から提案され
た従来技術としては、例えば特開平6−239584号
公報に開示されるように、吊荷の作業半径方向位置と旋
回位置と高さ位置に関する情報をコントローラに入力
し、該コントローラにおいてこれら入力情報から現在の
作業半径、旋回位置及び高さ位置を算出し、この算出値
とあらかじめ設定された目標位置との差を求め、この目
標位置との差を表示画面に数値表示し、この差を一定に
維持する如くオペレータがクレーン操作を行うようにし
たものが知られている。
【0008】また、さらに進んで、吊荷を水平移動させ
るべくクレーン各操作そのものを自動的に操作するよう
にした水平移動制御装置も知られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上掲公知例
の如く、単に吊荷の現在位置と予め設定した目標位置と
の差を数値表示するものにおいては、現在の吊荷の高さ
位置及び半径方向位置の目標位置との差そのものは一目
で把握できるものの、これらの変化傾向を一目で判断す
ることはできず、オペレータは先に表示された数値と後
に表示された数値とを頭の中で比較してそれられ変化傾
向を予測して判断しなければならず、変化傾向の予測に
オペレータの主観的要素が介在することから、判断の遅
れあるいは不適当な判断によって吊荷の位置修正操作が
不正確になり易く、作業の信頼性あるいは作業性という
点において改善の余地を有するものである。
【0010】一方、クレーン操作そのものを自動制御す
るものは、その装置自体が高価であることから製造コス
トの高騰を招来し、またその精度及び制御性という点に
おいて十分ではなく、未だにオペレータの手動による吊
荷位置修正操作に遅れをとるというのが実情である。
【0011】そこで本願発明は、フック(即ち、吊荷)
の鉛直あるいは水平方向における位置の変化状態を連続
的に画像表示することで、オペレータによるフックの鉛
直あるいは水平方向位置の位置修正操作を的確且つ容易
ならしめるようにしたクレーンの作業状態表示装置を提
供せんとしてなされたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。 本願の第1の発明では、起伏自在なブームの先端部に、
該ブームの基端側に配置したウィンチから繰り出される
ワイヤロープによりフックを吊下させ、該フックによっ
て吊荷を吊り下げてクレーン作業を行うようにしたクレ
ーンにおいて、図7に示すように、上記フックの鉛直方
向における位置を算出し該位置に対応した鉛直方向位置
信号を出力するフック鉛直方向位置算出手段51と、上
記フックの鉛直方向位置の表示基準となる表示基準位置
を設定する表示基準位置設定手段50と、上記フック鉛
直方向位置算出手段51から入力される上記フックの現
在の鉛直方向位置と上記表示基準位置設定手段50にお
いて設定された表示基準位置とを比較して該表示基準位
置に対する現在の鉛直方向位置の偏差を求めてこれを出
力する比較手段53と、上記比較手段53からの信号を
受けて上記フックの移動に伴う鉛直方向位置の変化を上
記表示基準位置を中心として連続的に画像表示する表示
手段54とを備えたことを特徴としている。
【0013】本願の第2の発明では、上記第1の発明に
かかるクレーンの作業状態表示装置において、図8に示
すように、上記表示基準位置設定手段50を、手動操作
されて表示基準位置取込信号を出力する表示基準位置取
込信号出力手段55と、該表示基準位置取込信号出力手
段55から表示基準位置取込信号を受けた時にその時点
において上記フック鉛直方向位置算出手段51から入力
される現在のフックの鉛直方向位置を表示基準位置とし
て記憶してこれを出力する記憶手段52とで構成したこ
とを特徴としている。
【0014】本願の第3の発明では、上記第1の発明に
かかるクレーンの作業状態表示装置において、図9に示
すように、上記表示基準位置設定手段50を、手動操作
により表示基準位置を入力し且つこの表示基準位置に対
応した信号を出力する表示基準位置手動設定手段56で
構成したことを特徴としている。
【0015】本願の第4の発明では、旋回自在とされた
旋回台にその基端部が起伏自在に取り付けられたブーム
の先端部に、該ブームの基端側に配置したウィンチから
繰り出されるワイヤロープによりフックを吊下させ、該
フックによって吊荷を吊り下げてクレーン作業を行うよ
うにしたクレーンにおいて、図10に示すように、上記
フックの水平方向における位置を算出し該位置に対応し
た水平方向位置信号を出力するフック水平方向位置算出
手段61と、上記フックの水平方向位置の表示基準とな
る表示基準位置を設定する表示基準位置設定手段60
と、上記フック水平方向位置算出手段61から入力され
る上記フックの現在の水平方向位置と上記表示基準位置
設定手段60において設定された表示基準位置とを比較
して該表示基準位置に対する現在の水平方向位置の偏差
を求めてこれを出力する比較手段63と、上記比較手段
63からの信号を受けて上記フックの移動に伴う水平方
向位置の変化を上記表示基準位置を中心として連続的に
画像表示する表示手段64とを備えたことを特徴として
いる。
【0016】本願の第5の発明では、上記第4の発明に
かかるクレーンの作業状態表示装置において、図11に
示すように、上記表示基準位置設定手段60を、手動操
作されて表示基準位置取込信号を出力する表示基準位置
取込信号出力手段65と、該表示基準位置取込信号出力
手段65から表示基準位置取込信号を受けた時にその時
点において上記フック水平方向位置算出手段から入力さ
れる現在のフックの水平方向位置を表示基準位置として
記憶してこれを出力する記憶手段62とで構成したこと
を特徴としている。
【0017】本願の第6の発明では、上記第4の発明に
かかるクレーンの作業状態表示装置において、図12に
示すように、上記表示基準位置設定手段60を、手動操
作により表示基準位置を入力し且つ該表示基準位置に対
応した信号を出力する表示基準位置手動設定手段66で
構成したことを特徴としている。
【0018】
【発明の作用・効果】本願発明ではかかる構成とするこ
とにより次のような作用・効果が得られる。
【0019】 本願の第1の発明にかかるクレーンの
作業状態表示装置によれば、フックの鉛直方向における
位置を算出し該位置に対応した鉛直方向位置信号を出力
するフック鉛直方向位置算出手段と、上記フックの鉛直
方向位置の表示基準となる表示基準位置を設定する表示
基準位置設定手段と、上記フック鉛直方向位置算出手段
から入力される上記フックの現在の鉛直方向位置と上記
表示基準位置設定手段において設定された表示基準位置
とを比較して該表示基準位置に対する現在の鉛直方向位
置の偏差を求めてこれを出力する比較手段と、上記比較
手段からの信号を受けて上記フックの移動に伴う鉛直方
向位置の変化を上記表示基準位置を中心として連続的に
画像表示する表示手段とを備えているので、オペレータ
は表示手段の表示画像を目視することで一目にしてフッ
クの鉛直方向位置の表示基準位置からの偏差とともにそ
の鉛直方向位置の変化状態をも同時に把握することがで
き、従来のように表示された数値表示に基づいてオペレ
ータ自身が鉛直方向位置の変化傾向を予測判断するよう
な必要がない。
【0020】従って、例えばフックを直接目視すること
でその鉛直方向位置の変化状態を把握することが困難な
旋回操作を伴わないクレーン作業であったとしても、オ
ペレータによるフックの鉛直方向位置の修正操作がより
迅速且つ的確ならしめられ、この結果、作業の信頼性及
び作業性の格段の向上が期待できるものである。
【0021】 本願の第2の発明にかかるクレーンの
作業状態表示装置によれば、上記第1の発明にかかるク
レーンの作業状態表示装置において、上記表示基準位置
設定手段を、手動操作されて表示基準位置取込信号を出
力する表示基準位置取込信号出力手段と、該表示基準位
置取込信号出力手段から表示基準位置取込信号を受けた
時にその時点において上記フック鉛直方向位置算出手段
から入力される現在のフックの鉛直方向位置を表示基準
位置として記憶してこれを出力する記憶手段とで構成し
ているので、上記に記載したと同様の作用効果が期待
できるのに加えて、次のような特有の作用効果が得られ
るものである。
【0022】即ち、表示基準位置取込信号出力手段を手
動操作することで、その時点における実際のフック鉛直
方向位置が表示基準位置として記憶されることから、例
えば、クレーン操作の途中においてオペレータが表示基
準位置取込信号出力手段を手動操作すればその時点での
フック鉛直方向位置が表示基準位置として記憶され、そ
の後におけるフックの移動に伴う鉛直方向位置の変化状
態がこの記憶された表示基準位置を中心として連続的に
表示され、しかもこの表示基準位置取込信号出力手段を
操作する毎に表示基準位置がその操作時点の鉛直方向位
置に順次更新されることから、オペレータによる表示基
準位置の設定を実際の作業現場の周辺状況に即した状態
でしかも容易に行うことができ、これにより作業の信頼
性の更なる向上が期待できるものである。
【0023】 本願の第3の発明にかかるクレーンの
作業状態表示装置によれば、上記第1の発明にかかるク
レーンの作業状態表示装置において、上記表示基準位置
設定手段を、手動操作により表示基準位置を入力し且つ
この表示基準位置に対応した信号を出力する表示基準位
置手動設定手段で構成しているので、上記に記載した
と同様の作用効果が期待できるのに加えて、次のような
特有の作用効果が得られるものである。
【0024】即ち、表示基準位置手動設定手段によって
オペレータが予めフック鉛直方向位置の表示基準位置を
設定できることから、例えばクレーン作業開始時点にお
いて作業現場の周辺状況に基づいてフックを水平移動さ
せる基準となる鉛直方向位置を決定できるような場合に
おいては、作業開始時点において予め表示基準位置を設
定しておけばその後はこの設定された表示基準位置を中
心として連続的に表示される鉛直方向位置の変化状態を
目視しながらクレーン操作を行えばよく、従って操作上
の煩雑さがなく、操作性の向上が期待できるものであ
る。
【0025】 本願の第4の発明にかかるクレーンの
作業状態表示装置によれば、フックの水平方向における
位置を算出し該位置に対応した水平方向位置信号を出力
するフック水平方向位置算出手段と、上記フックの水平
方向位置の表示基準となる表示基準位置を設定する表示
基準位置設定手段と、上記フック水平方向位置算出手段
から入力される上記フックの現在の水平方向位置と上記
表示基準位置設定手段において設定された表示基準位置
とを比較して該表示基準位置に対する現在の水平方向位
置の偏差を求めてこれを出力する比較手段と、上記比較
手段からの信号を受けて上記フックの移動に伴う水平方
向位置の変化を上記表示基準位置を中心として連続的に
画像表示する表示手段とを備えているので、オペレータ
は表示手段の表示画像を目視することで一目にしてフッ
クの水平方向位置の表示基準位置からの偏差とともにそ
の水平方向位置の変化状態をも同時に把握することがで
き、従来のように表示された数値表示に基づいてオペレ
ータ自身が水平方向位置の変化傾向を予測判断するよう
な必要がない。
【0026】従って、フックを直接目視してその水平方
向位置の変化状態を把握することが困難なフックの水平
方向への移動を伴うクレーン作業であるにもかかわら
ず、オペレータによるフックの水平方向位置の修正操作
がより迅速且つ的確ならしめられ、この結果、作業の信
頼性及び作業性の格段の向上が期待できるものである。
【0027】 本願の第5の発明にかかるクレーンの
作業状態表示装置によれば、上記第4の発明にかかるク
レーンの作業状態表示装置において、上記表示基準位置
設定手段を、手動操作されて表示基準位置取込信号を出
力する表示基準位置取込信号出力手段と、該表示基準位
置取込信号出力手段から表示基準位置取込信号を受けた
時にその時点において上記フック水平方向位置算出手段
から入力される現在のフックの水平方向位置を表示基準
位置として記憶してこれを出力する記憶手段とで構成し
ているので、上記に記載したと同様の作用効果が期待
できるのに加えて、次のような特有の作用効果が得られ
るものである。
【0028】即ち、表示基準位置取込信号出力手段を手
動操作することで、その時点における実際のフック水平
方向位置が表示基準位置として記憶されることから、例
えば、クレーン操作の途中においてオペレータが表示基
準位置取込信号出力手段を手動操作すればその時点での
フック水平方向位置が表示基準位置として記憶され、そ
の後におけるフックの移動に伴う水平方向位置の変化状
態がこの記憶された表示基準位置を中心として連続的に
表示され、しかもこの表示基準位置取込信号出力手段を
操作する毎に表示基準位置がその操作時点の水平方向位
置に順次更新されることから、オペレータによる表示基
準位置の設定を実際の作業現場の周辺状況に即した状態
でしかも容易に行うことができ、これにより作業の信頼
性の更なる向上が期待できるものである。
【0029】 本願の第6の発明にかかるクレーンの
作業状態表示装置によれば、上記第4の発明にかかるク
レーンの作業状態表示装置において、上記表示基準位置
設定手段を、手動操作により表示基準位置を入力し且つ
該表示基準位置に対応した信号を出力する表示基準位置
手動設定手段で構成しているので、上記に記載したと
同様の作用効果が期待できるのに加えて、次のような特
有の作用効果が得られるものである。
【0030】即ち、表示基準位置手動設定手段によって
オペレータが予めフック水平方向位置の表示基準位置を
設定できることから、例えばクレーン作業開始時点にお
いて作業現場の周辺状況に基づいてフックの水平方向に
おける移動範囲を決定できるような場合においては、作
業開始時点において予め表示基準位置を設定しておけば
その後はこの設定された表示基準位置を中心として連続
的に表示される水平方向位置の変化状態を目視しながら
クレーン操作を行えばよく、従って操作上の煩雑さがな
く、操作性の向上が期待できるものである。
【0031】
【実施例】以下、本願発明のクレーンの作業状態表示装
置を添付図面に基づいて具体的に説明する。
【0032】《第1実施例》図1及び図2には、本願の
請求項1,2,4及び5に記載した発明の実施例にかか
るクレーンの作業状態表示装置として、クレーン車1に
装備された作業状態表示装置の全体システム構成を示し
ている。このクレーン車1は、車両2の荷台3上に旋回
自在に搭載され且つ旋回用油圧モータ10によって旋回
駆動される旋回台4に、内装配置された伸縮油圧シリン
ダ9により伸縮駆動される伸縮ブーム5の基端部を起伏
自在に取り付けて該伸縮ブーム5を起伏用油圧シリンダ
8により起伏駆動させるようになっている。また、この
伸縮ブーム5の先端に位置するブームヘッド6には、上
記旋回台4側に配置したウィンチ11から繰り出される
ワイヤロープ12によりフック7が多段掛け状態で吊下
されている。そして、このクレーン車1においては、上
記フック7に吊荷を吊り下げた状態で、オペレータが手
動で各操作レバー(図示省略)を操作して上記伸縮ブー
ム5の伸縮,起伏及び旋回の各動作と、上記ウィンチ1
1の巻上げ・巻下げ動作とを行わしめることで所要のク
レーン作業が遂行される。
【0033】この場合、特にこの実施例のクレーン車1
においては、後述のようにクレーン作業に伴う上記フッ
ク7の鉛直方向位置及び水平方向位置の変化状態をそれ
ぞれ対応する表示基準位置からの偏差として鉛直方向位
置表示器31及び水平方向位置表示器32においてそれ
ぞれ連続的に画像表示して該表示基準位置からの鉛直方
向あるいは水平方向のズレ量をオペレータに容易に判ら
しめ、以てオペレータによる鉛直方向位置あるいは水平
方向位置の修正操作を的確かつ容易ならしめるようにし
ている。
【0034】そのため、この実施例のクレーン車1にお
いては、クレーン本体側にブーム長さ検出器21とブー
ム角度検出器22とブーム旋回位置検出器23とブーム
負荷検出器24とワイヤ繰出長さ検出器25とを備える
とともに、運転席(図示省略)側にはそれぞれ手動操作
されるワイヤ掛数設定器27と水平移動態様設定器29
とスタートスイッチ30と、二つの表示器、即ち、鉛直
方向位置表示器31と水平方向位置表示器32とを備え
ている。そして、上記各検出器によりそれぞれ検出され
るブーム長さとブーム起伏角度とブーム旋回位置とブー
ム負荷とワイヤロープ12の繰り出し長さは、それぞれ
コントロールユニット20に作業状態検出パラメータと
して入力される。
【0035】一方、上記ワイヤ掛数設定器27は、上記
フック7に多段掛けされたワイヤロープ12の掛数を予
めオペレータが手動設定するものであり、後述するよう
にフック7の鉛直方向位置の算出要素の一つとなる。
尚、この実施例においては運転席側に手動設定のワイヤ
掛数設定器27を設けているが、他の実施例において
は、このワイヤ掛数設定器27に代えて、例えば図1に
示すようにブームヘッド6側にワイヤロープ12の掛数
を自動的に検出するワイヤ掛数検出器26を設け、その
検出信号をそのまま上記コントロールユニット20に入
力するようにしてもよい。
【0036】また、上記水平移動態様設定器29は、上
記フック7を水平方向へ移動させる場合における移動態
様を設定するためのものであって、オペレータにより手
動設定される。具体的には、例えば図2に符号L1
2,L3で示す移動軌跡のように、現在のフック7の中
心Gを中心としてどのような方向へどのような軌跡を描
いて移動するのかという移動態様を要求作業条件に応じ
て任意に設定するものである。ここで設定された移動態
様は、後述のように上記コントロールユニット20の水
平方向移動基準線算出器48(図3参照)に入力され、
この移動軌跡に基づいて上記水平方向位置表示器32に
おける表示基準線の基礎となる移動基準線が算出され
る。尚、図2には直線状の移動軌跡を例示しているが、
直線軌跡に限られるものではなく、例えば円弧状軌跡等
の曲線軌跡も設定できるものである。また、設定の仕方
としては、移動軌跡そのものを例えば運転席に設けられ
たテンキーを使用して数値入力する方法とか、現在の水
平方向位置と所定時間経過後における水平方向位置とを
結ぶ直線を延長させてこれを移動軌跡とするような方法
とかが考えられる。
【0037】さらに、スタートスイッチ30は、上記鉛
直方向位置表示器31及び水平方向位置表示器32にお
いてそれぞれ画像表示される上記フック7の鉛直方向位
置及び水平方向位置の表示基準位置の設定制御を実行さ
せるための信号を出力する。
【0038】続いて、図3の制御ブロック図を参照して
この実施例における作業状態表示装置の具体的構成並び
にその作動等について説明する。具体的構成 図3において符号20は上記コントロールユニット20
であって、該コントロールユニット20には、先ず鉛直
方向位置の表示制御用にブームヘッド鉛直方向位置算出
器41とフック鉛直方向位置算出器42とフック位置算
出器43と鉛直方向表示基準位置記憶器44と吊荷鉛直
方向移動距離算出器45とが、また水平方向位置の表示
用にブームヘッド水平方向位置算出器46と水平方向表
示基準線記憶器47と水平方向移動基準線算出器48と
吊荷水平方向移動距離算出器49とが備えられている。
【0039】鉛直方向位置の表示 上記ブームヘッド鉛直方向位置算出器41には、上記ブ
ーム長さ検出器21からブーム長さ信号が、ブーム角度
検出器22からブーム起伏角度信号が、さらにブーム負
荷検出器24からブーム負荷信号が、それぞれ入力され
る。このブームヘッド鉛直方向位置算出器41において
は、ブーム長さ信号とブーム起伏角度信号とに基づいて
算出されるブームヘッド6の理論上の鉛直方向位置に、
ブーム負荷に基づいて算出される伸縮ブーム5の撓み量
を考慮して、ブームヘッド6の実際の鉛直方向位置を算
出し、このブームヘッド6の鉛直方向位置信号を次述の
フック鉛直方向位置算出器42に出力する。
【0040】上記フック位置算出器43には、上記ブー
ム長さ検出器21からのブーム長さ信号と、上記ブーム
角度検出器22からのブーム起伏角度信号と、上記ブー
ム負荷検出器24からのブーム負荷信号とに加えて、上
記ワイヤ繰出長さ検出器25からのワイヤロープ12の
繰出長さ信号と、上記ワイヤ掛数設定器27からのワイ
ヤロープ12の掛数信号とがそれぞれ入力される。そし
て、このフック位置算出器43においては、これらブー
ム長さ信号とブーム起伏角度信号とブーム負荷信号と繰
出長さ信号と掛数信号とに基づいて、上記ブームヘッド
6から吊り下げられたフック7の該ブームヘッド6に対
する鉛直方向における相対位置を、ワイヤーロープ12
による上記フック7の吊り下げ距離の変動要因である伸
縮ブーム5の伸縮量と起伏角度と負荷による撓み量とを
全て考慮して、算出する。このフック位置算出器43に
より算出されたフック位置信号は、次述のフック鉛直方
向位置算出器42に入力される。
【0041】尚、この実施例においては、上述のように
フック位置の算出に、ワイヤ繰出長さ検出器25とワイ
ヤ掛数設定器27とフック位置算出器43とを用いると
ともに、これに加えて上記ブーム長さ検出器21とブー
ム角度検出器22とブーム負荷検出器24とからの信号
を該フック位置算出器22に取り込むようにしている
が、本願発明の他の実施例においては上記ワイヤ繰出長
さ検出器25とワイヤ掛数設定器27及びフック位置算
出器43に代えて、図1に示す如くブームヘッド6にフ
ック吊下距離検出器28を設け、該フック吊下距離検出
器28によって直接ブームヘッド6に対するフック7の
位置を検出してその信号をそのまま次述のフック鉛直方
向位置算出器42へ入力するようにしてもよい。この場
合、上記ブーム長さ検出器21とブーム角度検出器22
とブーム負荷検出器24からの信号の取り込みも不要で
ある。
【0042】上記フック鉛直方向位置算出器42には、
上記ブームヘッド鉛直方向位置算出器41からのブーム
ヘッド6の鉛直方向位置信号と上記フック位置算出器4
3からのフック位置信号とが入力される。このフック鉛
直方向位置算出器42においては、上記ブームヘッド6
の鉛直方向位置からフック7の吊下距離を差し引くこと
で、該フック7の鉛直方向位置を算出し、この鉛直方向
位置に対応した信号を次述の鉛直方向表示基準位置記憶
器44と吊荷鉛直方向移動距離算出器45とにそれぞれ
出力する。
【0043】上記鉛直方向表示基準位置記憶器44に
は、上記フック鉛直方向位置算出器42からの鉛直方向
位置信号と上記スタートスイッチ30からのスタート信
号とが入力されるようになっており、該鉛直方向表示基
準位置記憶器44は上記スタート信号が入力された時、
その時点におけるフック7の鉛直方向位置を表示基準位
置として記憶しこれを次述の吊荷鉛直方向移動距離算出
器45に出力するとともに、この記憶値は上記スタート
スイッチ30がON操作される毎にその時点の鉛直方向
位置に更新される。
【0044】上記吊荷鉛直方向移動距離算出器45に
は、上記鉛直方向表示基準位置記憶器44からの表示基
準位置と上記フック鉛直方向位置算出器42からの現在
のフック7の鉛直方向位置とがそれぞれ入力される。こ
の吊荷鉛直方向移動距離算出器45においては、表示基
準位置と現在の鉛直方向位置とを比較してその偏差を順
次算出し、これを吊荷の鉛直方向への移動距離として上
記鉛直方向位置表示器31に出力する。
【0045】上記鉛直方向位置表示器31は、図4に示
すように、縦軸を距離軸、横軸を時間軸とした表示画面
を有し、上記表示基準位置を縦軸中央の起点P1とし、
該表示基準位置に対する現在の鉛直方向位置の偏差(偏
位距離)を現在位置Pとしてこれを時間の経過に伴って
連続的に表示する。
【0046】従って、オペレータは、この表示画面を見
ることで一目にして現在のフック鉛直方向位置の表示基
準位置からのズレ量と鉛直方向位置の表示基準位置に対
する連続的な変化状態とを同時に把握することができ、
操作レバーを操作してフック鉛直方向位置を表示基準位
置に合致させるオペレータによる修正操作が的確且つ容
易となり、吊荷の上記表示基準位置に対応する高さで水
平移動が精度良く行われ、水平移動操作時における作業
の信頼性及び操作性が向上するものである。
【0047】尚、この実施例においては、フック7の鉛
直方向位置を時間の経過に伴う変化状態として表示する
ようにしているが、他の実施例においては、この時間的
な表示に代えて、例えば作業半径に対応した表示とする
こともできる。
【0048】水平方向位置の表示 一方、上記コントロールユニット20のブームヘッド水
平方向位置算出器46には、ブーム長さ検出器21から
のブーム長さ信号とブーム角度検出器22からのブーム
起伏角度信号とブーム負荷検出器24からのブーム負荷
信号に加えて、ブーム旋回位置検出器23からのブーム
旋回位置信号が入力される。このブームヘッド水平方向
位置算出器46においては、これら各入力信号に基づい
て現在のブームヘッド6の水平方向位置を、伸縮ブーム
5の撓み量を考慮した上で、算出する。このブームヘッ
ド水平方向位置算出器46において算出された水平方向
位置信号は、次述の水平方向表示基準線記憶器47と吊
荷水平方向移動距離算出器49とにそれぞれ入力され
る。
【0049】上記水平方向移動基準線算出器48は、上
記水平移動態様設定器29においてオペレータにより設
定された移動軌跡に基づいて水平方向におけるブームヘ
ッド6の移動基準線を算出し、これを次述の水平方向表
示基準線記憶器47に出力する。
【0050】上記水平方向表示基準線記憶器47には、
上記ブームヘッド水平方向位置算出器46からの水平方
向位置信号と上記水平方向移動基準線算出器48からの
移動基準線信号と上記スタートスイッチ30からのスタ
ート信号の三者がそれぞれ入力される。そして、この水
平方向表示基準線記憶器47においては、上記水平方向
位置信号と移動基準線信号とに基づいて、表示基準線
(例えば、図5に符号L0で示す直線)を算出するとと
もに、上記スタート信号が入力された時にはその時点に
おける表示基準線を記憶し、これを次述の吊荷水平方向
移動距離算出器49に出力する。尚、この水平方向表示
基準線記憶器47に記憶される表示基準線は、上記スタ
ートスイッチ30が操作される毎にその時点での水平方
向位置信号に基づいて算出される表示基準線に順次更新
される。
【0051】上記吊荷水平方向移動距離算出器49に
は、上記水平方向表示基準線記憶器47から表示基準線
信号が入力されるとともに、上記ブームヘッド水平方向
位置算出器46からは現在のブームヘッド6の水平方向
位置信号が入力される。この吊荷水平方向移動距離算出
器49においては、これら二つの信号を比較し、現在の
ブームヘッド6の水平方向位置の上記表示基準線からの
偏差を求め、これをブームヘッド6(即ち、吊荷)の水
平移動距離信号として上記水平方向位置表示器32に出
力する。
【0052】上記水平方向位置表示器32においては、
上記吊荷水平方向移動距離算出器49からの水平移動距
離信号を受けて、ブームヘッド6の水平方向位置を連続
的に画像表示する。即ち、水平方向位置表示器32は、
例えば図5に示すように、縦軸を伸縮ブーム5の伸縮方
向(即ち、作業半径方向)の距離軸、横軸を伸縮ブーム
5の伸縮方向方向に直交する方向(即ち、旋回方向)の
距離軸として表示する。そして、上記スタートスイッチ
30が操作された時点における水平方向位置を起点P1
としてこれを表示画面の中央に位置させるとともにこの
起点P1を通るように上記表示基準線L0を表示し、この
状態から、クレーン作業の進行に伴って変化するブーム
ヘッド6の現在の水平方向位置Pを直交する二方向への
変化量として連続的に表示する。
【0053】従って、オペレータは、この表示画面を見
ることで一目にして現在のフック水平方向位置の表示基
準線からのズレ量と水平方向位置の表示基準線に対する
連続的な変化状態とを同時に把握することができ、操作
レバーを操作してフック水平方向位置を表示基準線に合
致させるオペレータによる修正操作が的確且つ容易とな
り、吊荷の上記表示基準線に沿っての移動が精度良く行
われ、それだけ作業の信頼性及び操作性が向上するもの
である。
【0054】尚、この水平方向位置表示器32及び上記
鉛直方向位置表示器31とも、その距離軸のスケール
を、現在の水平方向位置の表示基準線からのズレ量、あ
るいは現在の鉛直方向位置の表示基準位置からのズレ量
の大きさに対応して自動的に変化させるようにしてもよ
い。
【0055】総括 以上のように、この実施例の作業状態表示装置において
は、鉛直方向位置表示器31と水平方向位置表示器32
とを備え、これらによって現在の吊荷の鉛直方向位置と
水平方向位置の変化状態をそれぞれ連続的に表示するよ
うにしているので、クレーン作業に際してオペレータは
これら二つの表示画面を適宜確認することで現在の吊荷
の鉛直方向及び水平方向における位置とその変化状態を
瞬時にして的確に把握することができるので、作業の信
頼性あるいは安全性が向上するとともに、作業の迅速化
による作業能率の向上も期待できるものである。
【0056】また、スタートスイッチ30を操作するこ
とで、その時点におけるフック7の鉛直方向位置が表示
基準位置として、また水平方向位置が表示基準線として
それぞれ記憶されるとともに、該スタートスイッチ30
を操作する毎に表示基準位置あるいは表示基準線がその
操作時点における鉛直方向位置あるいは水平方向位置に
順次更新されることから、オペレータによる表示基準位
置あるいは表示基準線の設定を実際の作業現場の周辺状
況に即した状態でしかも容易に行うことができ、これに
より作業の信頼性の更なる向上も期待できるものであ
る。
【0057】また、この実施例における各構成要素と本
願の請求項1,2,4及び5に記載の各構成要素との対
応関係は次の通りである。本実施例におけるスタートス
イッチ30と鉛直方向表示基準位置記憶器44とによ
り、請求項における「表示基準位置設定手段50」が構
成されている。
【0058】本実施例におけるブーム長さ検出器21と
ブーム角度検出器22とブーム負荷検出器24とワイヤ
繰出長さ検出器25とワイヤ掛数設定器27とブームヘ
ッド鉛直方向位置算出器41とフック鉛直方向位置算出
器42とフック位置算出器43とにより、請求項におけ
る「フック鉛直方向位置算出手段51」が構成されてい
る。
【0059】本実施例における鉛直方向表示基準位置記
憶器44は、請求項における「記憶手段52」に該当す
る。
【0060】本実施例における吊荷鉛直方向移動距離算
出器45は、請求項における「比較手段53」に該当す
る。
【0061】本実施例における鉛直方向位置表示器31
は、請求項における「表示手段54」に該当する。
【0062】本実施例におけるスタートスイッチ30
は、請求項における「表示基準位置取込信号出力手段5
5」に該当する。
【0063】本実施例における水平移動態様設定器29
とスタートスイッチ30と水平方向表示基準線記憶器4
7と水平方向移動基準線算出器48とにより、請求項に
おける「表示基準位置設定手段60」が構成されてい
る。
【0064】本実施例におけるブーム長さ検出器21と
ブーム角度検出器22とブーム旋回位置検出器23とブ
ーム負荷検出器24とブームヘッド水平方向位置算出器
46とにより、請求項における「フック水平方向位置算
出手段61」が構成されている。
【0065】本実施例における水平方向表示基準線記憶
器47は、請求項における「記憶手段62」に該当す
る。
【0066】本実施例における吊荷水平方向移動距離算
出器49は、請求項における「比較手段63」に該当す
る。
【0067】本実施例における水平方向位置表示器32
は、請求項における「表示手段64」に該当する。
【0068】本実施例における水平移動態様設定器29
とスタートスイッチ30と水平方向移動基準線算出器4
8とにより、請求項における「表示基準位置取込信号出
力手段65」が構成されている。
【0069】《第2実施例》図6には、本願の請求項
1,3,4及び6に記載の発明の実施例にかかる作業状
態表示装置における制御ブロック図を示している。
【0070】この実施例のものは、上記第1実施例に記
載のものとその基本構成をほぼ同じにするものであり、
該第1実施例のものと異なる点は、次の通りである。
【0071】即ち、第1実施例のものにおいては、鉛直
方向位置及び水平方向位置の表示基準位置として、スタ
ートスイッチ30の操作時点における鉛直方向位置及び
水平方向位置をそれぞれ採用するとともに、該スタート
スイッチ30の操作毎にこれらを順次更新するようにし
ていた。これに対して、この実施例においては、鉛直方
向位置及び水平方向位置の各表示基準位置をオペレータ
により手動操作される鉛直方向表示基準位置入力スイッ
チ33及び水平方向表示基準位置入力スイッチ34によ
って任意に入力して設定するようにした点である。
【0072】従って、ハード的には、図1に示したスタ
ートスイッチ30に代わって、鉛直方向表示基準位置入
力スイッチ33と水平方向表示基準位置入力スイッチ3
4とを運転席側に配置する点が第1実施例のものと異な
る。また、ソフト的には、図6に示すように、上記鉛直
方向表示基準位置記憶器44に上記鉛直方向表示基準位
置入力スイッチ33からの信号のみを入力する点と、上
記水平方向移動基準線算出器48に上記水平方向表示基
準位置入力スイッチ34からの信号を入力するとともに
該水平方向表示基準位置入力スイッチ34からの信号の
みを水平方向表示基準線記憶器47へ入力するようにし
た点が第1実施例のものと異なっている。その他の構成
は上記第1実施例のものと同様である。
【0073】ここで、上記鉛直方向表示基準位置入力ス
イッチ33と水平方向表示基準位置入力スイッチ34に
ついて説明する。上記鉛直方向表示基準位置入力スイッ
チ33は、オペレータが手動操作により任意に鉛直方向
位置の表示基準位置を設定するためのものであって、具
体的には、例えば吊荷を水平移動させる場合の目標高さ
位置を表示基準位置として入力する。そして、ここで設
定された表示基準位置は、そのまま鉛直方向表示基準位
置記憶器44に入力され、吊荷の鉛直方向移動距離算出
の基礎とされる。
【0074】尚、この表示基準位置は、上記鉛直方向表
示基準位置入力スイッチ33の再操作によって順次任意
の値に更新されるものである。また、この実施例におい
ては、上記鉛直方向表示基準位置入力スイッチ33とし
て、設定操作時においてのみ表示基準位置に対応する信
号を出力する構成のもを想定しているため、この表示基
準位置を記憶するための鉛直方向表示基準位置記憶器4
4を備えているが、例えばこの鉛直方向表示基準位置入
力スイッチ33の構成が、一旦設定された表示基準位置
を該鉛直方向表示基準位置入力スイッチ33が再操作さ
れるまで連続的に出力し続ける持続型である場合には、
該鉛直方向表示基準位置入力スイッチ33からの信号を
吊荷鉛直方向移動距離算出器45に直接入力すれば良い
ため、上記鉛直方向表示基準位置記憶器44は不要とな
る。
【0075】上記水平方向表示基準位置入力スイッチ3
4は、オペレータが手動操作により任意に水平方向位置
の表示基準位置を設定するためのものであって、具体的
には、例えばブームヘッド6(即ち、吊荷)を作業半径
方向へ移動させる場合の目標軌跡の基準位置(図5に示
した起点P1の位置)を表示基準位置として入力する。
そして、ここで設定された表示基準位置は、水平方向移
動基準線算出器48に入力され、該水平方向移動基準線
算出器48において該表示基準位置と上記水平移動態様
設定器29により設定された移動態様(即ち、所望の移
動軌跡)とに基づいて移動基準線(図5の直線L0
照)が算出される。但し、ここで算出される移動基準線
には、既に上記表示基準位置の情報が加味されて第1実
施例にいうところの表示基準線そのものとなっている。
従って、この水平方向移動基準線算出器48からの出力
信号はそのまま水平方向表示基準線記憶器47において
表示基準線として記憶され、且つ上記吊荷水平方向移動
距離算出器49に出力されて吊荷の水平方向移動距離算
出の基礎とされる。
【0076】尚、この表示基準位置は、上記水平方向表
示基準位置入力スイッチ34の再操作によって順次任意
の値に更新されるものである。また、この実施例におい
ては、上記水平方向表示基準位置入力スイッチ34とし
て、設定操作時においてのみ表示基準位置に対応する信
号を出力する構成のもを想定しているため、上記水平方
向移動基準線算出器48から出力される信号を表示基準
線として記憶するための水平方向表示基準線記憶器47
を備えているが、例えばこの水平方向表示基準位置入力
スイッチ34の構成が、一旦設定された表示基準位置を
該水平方向表示基準位置入力スイッチ34が再操作され
るまで連続的に出力し続ける持続型である場合には、上
記水平方向移動基準線算出器48からの信号を吊荷水平
方向移動距離算出器49に入力すれば良いため、上記水
平方向表示基準線記憶器47は不要となる。
【0077】以上の如き構成をもつこの実施例の作業状
態表示装置においても、上記第1実施例の作業状態表示
装置と同様の作用効果が期待できることは勿論である
が、さらにそれに加えて以下のような特有の作用効果が
期待できるものである。即ち、この実施例のものにおい
ては、鉛直方向表示基準位置入力スイッチ33及び水平
方向表示基準位置入力スイッチ34によってオペレータ
が予めフック鉛直方向位置の表示基準位置及び水平方向
位置の表示基準位置をそれぞれ設定できることから、例
えばクレーン作業開始時点において作業現場の周辺状況
に基づいてフックを水平移動させる基準となる鉛直方向
位置、あるいは水平方向への移動範囲を決定できるよう
な場合においては、作業開始時点において予めこれら各
表示基準位置を設定しておけばその後はこれらの設定さ
れた表示基準位置を中心として連続的に表示される鉛直
方向位置あるいは水平方向位置の変化状態を目視しなが
らクレーン操作を行えばよく、従って操作上の煩雑さが
なく、操作性の向上が期待できるものである。
【0078】尚、この実施例における各構成要素と本願
の請求項に記載の各構成要素との対応関係は次の通りで
ある。本実施例における鉛直方向表示基準位置入力スイ
ッチ33と鉛直方向表示基準位置記憶器44とにより、
請求項における「表示基準位置設定手段50」が構成さ
れている。
【0079】本実施例におけるブーム長さ検出器21と
ブーム角度検出器22とブーム負荷検出器24とワイヤ
繰出長さ検出器25とワイヤ掛数設定器27とブームヘ
ッド鉛直方向位置算出器41と42とフック位置算出器
43とで、請求項における「フック鉛直方向位置算出手
段51」が構成される。
【0080】本実施例における吊荷鉛直方向移動距離算
出器45は、請求項における「比較手段53」に該当す
る。
【0081】本実施例における鉛直方向位置表示器31
は、請求項における「表示手段54」に該当する。
【0082】本実施例における鉛直方向表示基準位置入
力スイッチ33と鉛直方向表示基準位置記憶器44とに
より、請求項における「表示基準位置手動設定手段5
6」が構成されている。
【0083】本実施例における水平移動態様設定器29
と水平方向表示基準位置入力スイッチ34と水平方向移
動基準線算出器48とにより、請求項における「表示基
準位置設定手段60」が構成されている。
【0084】本実施例におけるブーム長さ検出器21と
ブーム角度検出器22とブーム負荷検出器24とブーム
旋回位置検出器23とブームヘッド水平方向位置算出器
46とで、請求項における「フック水平方向位置算出手
段61」が構成される。
【0085】本実施例における吊荷水平方向移動距離算
出器49は、請求項における「比較手段63」に該当す
る。
【0086】本実施例における水平方向位置表示器32
は、請求項における「表示手段64」に該当する。
【0087】本実施例における水平移動態様設定器29
と水平方向表示基準位置入力スイッチ34と水平方向移
動基準線算出器48とにより、請求項における「表示基
準位置手動設定手段66」が構成されている。
【0088】《その他》上記各実施例においては、伸縮
ブーム5を備えたクレーン車を対象として説明している
が、本願発明はこれに限定されるものではなく、非伸縮
式のブームを備えたクレーン車とか、伸縮式あるいは非
伸縮式ブームを備えた固定配置式クレーン等にも適用で
きることは勿論である。
【0089】また、上記各実施例においてはフック7を
多段掛けした構成のものを対象として説明しているが、
本願発明はこれに限定されるものではなく、単段掛けし
た構成のものにも適用し得ることは勿論であり、かかる
場合には、上記ワイヤ掛数設定器27及びフック位置算
出器43は不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1実施例にかかるクレーンの作業
状態表示装置の全体システム図である。
【図2】図1のII-II要部矢視図である。
【図3】図1に示した作業状態表示装置の制御ブロック
図である。
【図4】図1の鉛直方向位置表示器における表示の一例
図である。
【図5】図1の水平方向位置表示器における表示の一例
図である。
【図6】本願発明の第2実施例にかかるクレーンの作業
状態表示装置における制御ブロック図である。
【図7】本願発明のクレーム対応図である。
【図8】本願発明のクレーム対応図である。
【図9】本願発明のクレーム対応図である。
【図10】本願発明のクレーム対応図である。
【図11】本願発明のクレーム対応図である。
【図12】本願発明のクレーム対応図である。
【符号の説明】
1はクレーン車、2は車両、3は荷台、4は旋回台、5
は伸縮ブーム、6はブームヘッド、7はフック、8は起
伏用油圧シリンダ、9は伸縮油圧シリンダ、10は旋回
用油圧モータ、11はウィンチ、12はワイヤロープ、
20はコントロールユニット、21はブーム長さ検出
器、22はブーム角度検出器、23はブーム旋回位置検
出器、24はブーム負荷検出器、25はワイヤ繰出長さ
検出器、26はワイヤ掛数検出器、27はワイヤ掛数設
定器、28はフック吊下距離検出器、29は水平移動態
様設定器、30はスタートスイッチ、31は鉛直方向位
置表示器、32は水平方向位置表示器、33は鉛直方向
表示基準位置入力スイッチ、34は水平方向表示基準位
置入力スイッチ、41はブームヘッド鉛直方向位置算出
器、42はフック鉛直方向位置算出器、43はフック位
置算出器、44は鉛直方向表示基準位置記憶器、45は
吊荷鉛直方向移動距離算出器、46はブームヘッド水平
方向位置算出器、47は水平方向表示基準線記憶器、4
8は水平方向移動基準線算出器、49は吊荷水平方向移
動距離算出器、50は表示基準位置設定手段、51はフ
ック鉛直方向位置算出手段、52は記憶手段、53は比
較手段、54は表示手段、55は表示基準位置取込信号
出力手段、56は表示基準位置手動設定手段、60は表
示基準位置設定手段、61はフック水平方向位置算出手
段、62は記憶手段、63は比較手段、64は表示手
段、65は表示基準位置取込信号出力手段、66は表示
基準位置手動設定手段である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 起伏自在なブームの先端部に、該ブーム
    の基端側に配置したウィンチから繰り出されるワイヤロ
    ープによりフックを吊下させ、該フックによって吊荷を
    吊り下げてクレーン作業を行うようにしたクレーンにお
    いて、 上記フックの鉛直方向における位置を算出し該位置に対
    応した鉛直方向位置信号を出力するフック鉛直方向位置
    算出手段と、 上記フックの鉛直方向位置の表示基準となる表示基準位
    置を設定する表示基準位置設定手段と、 上記フック鉛直方向位置算出手段から入力される上記フ
    ックの現在の鉛直方向位置と上記表示基準位置設定手段
    において設定された表示基準位置とを比較して該表示基
    準位置に対する現在の鉛直方向位置の偏差を求めてこれ
    を出力する比較手段と、 上記比較手段からの信号を受けて上記フックの移動に伴
    う鉛直方向位置の変化を上記表示基準位置を中心として
    連続的に画像表示する表示手段と、を備えたことを特徴
    とするクレーンの作業状態表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記表示基準位置設定手段が、手動操作されて表示基準
    位置取込信号を出力する表示基準位置取込信号出力手段
    と、 該表示基準位置取込信号出力手段から表示基準位置取込
    信号を受けた時にその時点において上記フック鉛直方向
    位置算出手段から入力される現在のフックの鉛直方向位
    置を表示基準位置として記憶してこれを出力する記憶手
    段とで構成されていることを特徴とするクレーンの作業
    状態表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 上記表示基準位置設定手段が、手動操作により表示基準
    位置を入力し且つこの表示基準位置に対応した信号を出
    力する表示基準位置手動設定手段で構成されていること
    を特徴とするクレーンの作業状態表示装置。
  4. 【請求項4】 旋回自在とされた旋回台にその基端部が
    起伏自在に取り付けられたブームの先端部に、該ブーム
    の基端側に配置したウィンチから繰り出されるワイヤロ
    ープによりフックを吊下させ、該フックによって吊荷を
    吊り下げてクレーン作業を行うようにしたクレーンにお
    いて、 上記フックの水平方向における位置を算出し該位置に対
    応した水平方向位置信号を出力するフック水平方向位置
    算出手段と、上記フックの水平方向位置の表示基準とな
    る表示基準位置を設定する表示基準位置設定手段と、 上記フック水平方向位置算出手段から入力される上記フ
    ックの現在の水平方向位置と上記表示基準位置設定手段
    において設定された表示基準位置とを比較して該表示基
    準位置に対する現在の水平方向位置の偏差を求めてこれ
    を出力する比較手段と、 上記比較手段からの信号を受けて上記フックの移動に伴
    う水平方向位置の変化を上記表示基準位置を中心として
    連続的に画像表示する表示手段と、を備えたことを特徴
    とするクレーンの作業状態表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 上記表示基準位置設定手段が、手動操作されて表示基準
    位置取込信号を出力する表示基準位置取込信号出力手段
    と、 該表示基準位置取込信号出力手段から表示基準位置取込
    信号を受けた時にその時点において上記フック水平方向
    位置算出手段から入力される現在のフックの水平方向位
    置を表示基準位置として記憶してこれを出力する記憶手
    段とで構成されていることを特徴とするクレーンの作業
    状態表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項4において、 上記表示基準位置設定手段が、手動操作により表示基準
    位置を入力し且つ該表示基準位置に対応した信号を出力
    する表示基準位置手動設定手段で構成されていることを
    特徴とするクレーンの作業状態表示装置。
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Cited By (8)

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