JPH08244620A - 物品運搬用具 - Google Patents

物品運搬用具

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JPH08244620A
JPH08244620A JP7053089A JP5308995A JPH08244620A JP H08244620 A JPH08244620 A JP H08244620A JP 7053089 A JP7053089 A JP 7053089A JP 5308995 A JP5308995 A JP 5308995A JP H08244620 A JPH08244620 A JP H08244620A
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JP
Japan
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openable
front frame
closable
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Application number
JP7053089A
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English (en)
Inventor
Yoshifumi Ikoma
善文 生駒
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Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08244620A publication Critical patent/JPH08244620A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 右分割前枠19aが、右側枠3の前端に、閉位
置イと右側枠3に重複する開位置ロとの間で水平回動自
在に連結され、左分割前枠19bが、左側枠6の前端に、
閉位置イと左側枠6に重複する開位置ロとの間で水平回
動自在に連結され、両分割前枠19a,19bに、底枠17に
形成された被係止孔に閉位置イで嵌脱自在な昇降杆30を
設け、昇降杆30に、各側枠3,6の横材に開位置ロで係
脱自在なフック33を設けた。 【効果】 閉位置イにおいて、昇降杆30を被係止孔に嵌
入することにより、両分割前枠19a,19bを底枠17に固
定し得る。また、昇降杆30を被係止孔から脱抜した後、
各分割前枠19a,19bを水平回動させて開き、各側枠
3,6に重複させる。そして、昇降杆30を下降させるこ
とにより、フック33が横材に係合し、各分割前枠19a,
19bは各側枠3,6に固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前枠と後枠の少なくと
も一方の枠が開閉可能であり、物品を収納して運搬する
のに使用される物品運搬用具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の物品運搬用具としては例
えば実公平5−9269号公報が挙げられる。すなわ
ち、物品運搬用具は、物品を支持するベース枠と、左右
一対の側枠と、後枠と、前枠とから構成されている。こ
のうち、上記前枠は、中間部をして左右に二分割され、
両分割前枠は、それぞれ上下一対の連結具を介して隣接
する側枠に縦軸心の周りで水平回動自在に連結されてい
る。これにより、両分割前枠は観音開き形式で開閉自在
になっている。両分割前枠の前面間には、かんぬき式の
係止部材が設けられている。
【0003】これによると、物品を収納した後、両分割
前枠を閉じて係止部材を両分割前枠間に係止させること
により、両分割前枠を閉位置で固定でき、両分割前枠が
不用意に開くのを防止できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来形式では、係止部材を外して両分割前枠を開放した
際、開いた分割前枠が不用意に縦軸心の周りに回動して
作業の邪魔になるといった問題があった。また、かんぬ
き式の係止部材では、両分割前枠を閉位置に確実には固
定できないため、収納された物品が分割前枠を内側から
押した場合、両分割前枠がわずかに外側に開く恐れがあ
った。
【0005】本発明は上記問題を解決するもので、開閉
可能な枠を開いた場合、この枠が作業の邪魔にならず、
上記枠を閉じた場合、この枠を確実に閉位置に固定する
ことができる物品運搬用具を提供することを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本第1発明における物品運搬用具は、物品を支持する
底枠と、左右一対の側枠と、前枠と、後枠とにより構成
され、上記前枠と後枠の少なくとも一方の枠が、連結具
を介して側枠の前後一端に、閉位置と側枠に重複する開
位置との間で水平回動自在に連結され、上記開閉可能な
枠に、閉位置において、上記底枠に設けられた第1被係
止部に係脱自在な第1係止部材が設けられ、上記開閉可
能な枠が連結された側枠に、第2被係止部が設けられ、
上記第1係止部材に、開閉可能な枠の開位置において上
記第2被係止部に係脱自在な第2係止部材が設けられた
ものである。
【0007】本第2発明における物品運搬用具は、前枠
を右分割前枠と左分割前枠とにより構成し、右分割前枠
が連結具を介して右側枠の前端に、閉位置と右側枠に重
複する開位置との間で水平回動自在に連結され、左分割
前枠が連結具を介して左側枠の前端に、閉位置と左側枠
に重複する開位置との間で水平回動自在に連結されたも
のである。
【0008】本第3発明における物品運搬用具は、第1
被係止部を底枠に形成した上下方向の被係止孔とし、第
1係止部材を下端部が上記被係止孔に嵌脱自在な昇降杆
とし、第2被係止部を側枠に設けられた横材とし、第2
係止部材を上記昇降杆に設けられかつ上記横材に上方か
ら係脱自在なフックとし、開閉可能な枠の下部に、閉位
置において底枠の前後いずれか一方面に当接するストッ
パ体を設けたものである。
【0009】本第4発明における物品運搬用具は、開閉
可能な枠の上部に、この枠を閉位置でロックする上部ロ
ック装置を設けたものである。
【0010】
【作用】上記本第1発明の構成によると、開閉可能な枠
は、閉位置において、第1係止部材を第1被係止部に係
合させることにより、底枠に固定される。また、第1係
止部材を第1被係止部から脱抜した後、上記開閉可能な
枠を水平回動させて開き、側枠に重複させる。そして、
第2係止部材を第2被係止部に係合させることにより、
上記開閉可能な枠は側枠に固定される。
【0011】このように、開閉可能な枠を開放した際、
この枠を側枠に固定することができるため、上記開閉可
能な枠が不用意に回動して作業の邪魔になることを防止
できる。
【0012】上記本第2発明の構成によると、右分割前
枠は、閉位置において、第1係止部材を第1被係止部に
係合させることにより、底枠に固定される。また、第1
係止部材を第1被係止部から脱抜した後、右分割前枠を
水平回動させて開き、右側枠に重複させる。そして、第
2係止部材を第2被係止部に係合させることにより、右
分割前枠は右側枠に固定される。
【0013】同様に、左分割前枠は、閉位置において、
第1係止部材を第1被係止部に係合させることにより、
底枠に固定される。また、第1係止部材を第1被係止部
から脱抜した後、左分割前枠を水平回動させて開き、左
側枠に重複させる。そして、第2係止部材を第2被係止
部に係合させることにより、左分割前枠は左側枠に固定
される。
【0014】このように、左分割前枠と右分割前枠とを
観音開き形式で開放した際、これら両分割前枠を左側枠
および右側枠に固定することができるため、左分割前枠
と右分割前枠とが不用意に回動して作業の邪魔になるこ
とを防止できる。
【0015】上記本第3発明の構成によると、閉位置に
おいて、昇降杆を下降させて被係止孔に嵌入することに
より、開閉可能な枠を底枠に確実に固定することができ
る。したがって、収納された物品が開閉可能な枠を内側
から押した場合でも、この枠は確実に閉位置に保持され
る。また、上記開閉可能な枠を閉じた際、ストッパ体が
底枠の前後いずれか一方面に当接することにより、開閉
可能な枠が閉位置で位置決めされるため、昇降杆は被係
止孔の上方に正確に位置し、昇降杆の被係止孔への嵌入
が容易に行える。
【0016】さらに、昇降杆を上昇させて被係止孔から
脱抜した後、上記開閉可能な枠を水平回動させて開き、
側枠に重複させる。そして、昇降杆を下降させることに
より、フックが上方から横材に係合する。これにより、
上記開閉可能な枠は側枠に固定される。
【0017】このように、昇降杆のみを操作することに
より、開閉可能な枠の閉位置での固定および開位置での
固定を行えるため、非常に便利であるとともに、固定に
要する部材をコンパクトにまとめることができる。
【0018】上記本第4発明の構成によると、閉位置に
おける開閉可能な枠の上部は上部ロック装置でロックさ
れ、下部は第1係止部材(昇降杆)と第1被係止部(被
係止孔)とを介して底枠に固定される。このように、閉
位置における開閉可能な枠を上下で固定できるため、特
に背の高い物品運搬用具であっても、開閉可能な枠を閉
位置で一層強固に固定できる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図6〜図8に示すように、1は後枠で、その右
端には取付ブラケット2が取付けられている。この取付
ブラケット2の遊端には、右側枠3が縦軸心4の周りに
回動自在に連結されている。
【0020】また、上記後枠1の左端には被係止具5が
取付けられ、左側枠6の後端に取付けられた係止具7が
上方から被係止具5に嵌入されることによって、左側枠
6が後枠1の左端に取付けられている。上記右側枠3と
左側枠6との下部で前後端には、キャスタ形式の車輪8
が取付けられている。
【0021】尚、上記右側枠3と左側枠6とはそれぞ
れ、上部横杆材10と下部横杆材11と前部縦杆材12と後部
縦杆材13とにより形成された四角枠部と、上記上部横杆
材10と下部横杆材11との間に連結された複数本の縦線材
15と、上記前部縦杆材12と後部縦杆材13との間に連結さ
れた複数本の横材16,16aとによりパネル状に形成され
ている。また、上記後枠1も同様にパネル状に形成され
ている。
【0022】図5に示すように、上記右側枠3と左側枠
6との各下部横杆材11はアングル状に形成されており、
右側枠3の下部横杆材11と左側枠6の下部横杆材11との
間に、平板状の底枠17が着脱自在に嵌め込まれて支持さ
れている。尚、図6に示すように、底枠17の下面の前部
両側端には、この底枠17を上記両側枠3,6の各下部横
杆材11に着脱自在に固定するための固定装置18が設けら
れている。
【0023】図5,図6に示すように、19は前枠で、中
間部をして右分割前枠19aと左分割前枠19bとに二分割
されている。このうち、上記右分割前枠19aの右端と右
側枠3の前端とは連結具の一例であるヒンジ具20を介し
て連結され、これにより、右分割前枠19aは、後枠1に
相対向する閉位置イ(実線)と右側枠3の外側面に重複
する開位置ロ(仮想線)との間で水平回動自在に設けら
れる。同様に、上記左分割前枠19bの左端と左側枠6の
前端とは連結具の一例であるヒンジ具20を介して連結さ
れ、これにより、左分割前枠19bは、後枠1に相対向す
る閉位置イ(実線)と左側枠6の外側面に重複する開位
置ロ(仮想線)との間で水平回動自在に設けられる。
【0024】上記右分割前枠19aおよび左分割前枠19b
はそれぞれ、上部横杆材23と下部横杆材24と左右一対の
縦杆材25,26とにより形成された四角枠部と、上記上部
横杆材23と下部横杆材24との間に連結された複数本の縦
線材27と、上記両縦杆材25,26間に連結された複数本の
横材28とによりパネル状に形成されている。
【0025】図1,図3に示すように、上記底枠17の前
部かつ中央部には、左右一対の被係止孔29(第1被係止
部の一例)が上下方向に貫通して形成されている。ま
た、上記右分割前枠19aには、閉位置イにおいて、下端
部が上記右側の被係止孔29に嵌脱自在である棒状の昇降
杆30(第1係止部材の一例)が設けられ、同様に、上記
左分割前枠19bには、閉位置イで、下端部が上記左側の
被係止孔29に嵌脱自在である棒状の昇降杆30(第1係止
部材の一例)が設けられている。
【0026】上記各昇降杆30の上端には横方向へ屈曲さ
れた取手32が形成されている。また、各昇降杆30の中間
部には、棒状部材の先端を下向きに屈曲して形成したフ
ック33(第2係止部材の一例)が設けられている。この
うち、図4に示すように、右分割前枠19aのフック33
は、開位置ロにおいて、右側枠3の特定の横材16a(第
2被係止部の一例)に上方から係脱自在であり、同様
に、左分割前枠19bのフック33は、開位置ロにおいて、
左側枠6の特定の横材16a(第2被係止部の一例)に上
方から係脱自在である。尚、上記フック33は取手32と同
方向に取付けられている。
【0027】図1,図3に示すように、上記各昇降杆30
はそれぞれ、保持短管34を介して各分割前枠19a,19b
に、昇降自在かつ縦軸心35を中心に回動自在に保持され
ている。すなわち、上記各保持短管34は各分割前枠19
a,19bの特定の横材28の後面に取付けられ、これら保
持短管34に昇降杆30が挿通されている。
【0028】また、各分割前枠19a,19bにはそれぞ
れ、上記フック33の向きを二方向に固定する向き固定具
36が設けられている。これら向き固定具36は、図1〜図
3に示すように、上下一対の横材28間に溶接で取付けら
れた前板部37と、この前板部37の外側端から後方へ連設
された側板部38と、この側板部38の後端から内側方へ連
設されて上記前板部37の後方に対向する後板部39とによ
り構成されている。
【0029】上記前板部37の上部には、上記フック33を
前向きに固定可能な第1溝40が上下方向に形成されてお
り、上記側板部38の上部には、上記フック33を外側向き
に固定可能な第2溝41が上下方向に形成されている。ま
た、前板部37の上端部には、上記第1溝40の上端部と第
2溝41の上端部との間に連通する開口部42が形成されて
いる。これにより、上記フック33は第1溝40および第2
溝41に落とし込まれてその向きを固定され、開口部42を
通って第1溝40と第2溝41とを移動する。
【0030】また、図1,図3および図5に示すよう
に、上記各分割前枠19a,19bの下部横杆材24にはそれ
ぞれ、アングル状のストッパ体45が取付けられている。
これらストッパ体45の上部水平板部46は上記下部横杆材
24に溶接されており、この上部水平板部46に上記昇降杆
30の下部が貫通している。また、ストッパ体45の前部縦
板部47は閉位置イにおいて底枠17の前面に当接する。
【0031】図5,図6に示すように、上記右分割前枠
19aの上部横杆材23には、閉位置イにおいて、左分割前
枠19bの上部横杆材23に係合して右分割前枠19aと左分
割前枠19bとをロックする上部ロック装置48が設けられ
ている。この上部ロック装置48は、図9,図10に示すよ
うに、上部横杆材23の上方に位置する天板部49と、この
天板部49の前後端から垂下されて上部横杆材23の前後両
側に嵌脱自在に位置する前後一対の縦板部50,51とによ
り構成されている。この上部ロック装置48は、前後一対
の縦板部50,51の右端部と右分割前枠19aの上部横杆材
23とに挿通されたリベット52を介して、上下方向に回動
自在に取付けられている。また、天板部49の下面には、
右分割前枠19aの上部隅の湾曲部53aと左分割前枠19b
の上部隅の湾曲部53bとの間に形成された隙間54に垂下
する仕切板55が左右一対取付けられている。さらに、前
方の縦板部50の前面左下部には、左右方向に延びる棒状
の取手56が設けられている。
【0032】以下、上記構成における作用を説明する。
右分割前枠19aと左分割前枠19bとを開ける場合は、先
ず、図9の仮想線で示すように、取手56に指を掛けて上
部ロック装置48を上方に回動させることにより、この上
部ロック装置48は左分割前枠19bの上部横杆材23から脱
抜され、上部のロックが解除される。
【0033】次に、図3の仮想線で示すように、取手32
を持って昇降杆30を上方へ引き上げることにより、昇降
杆30の下部が被係止孔29から上方へ脱抜される。昇降杆
30の引き上げとともにフック33が第2溝41の上端まで上
昇し、この状態で、縦軸心35を中心に昇降杆30を少しだ
け前方へ回転することにより、図1の仮想線で示すよう
にフック33が開口部42に挿入される。これにより、上記
昇降杆30は、フック33が開口部42に位置することによっ
て、下降することなく、前板部37により引き上げ位置に
保持される。尚、この際、フック33は、前板部37とその
上方の横材28との間で挟まれた状態になるため、多少の
振動などで移動することはない。
【0034】その後、図6の仮想線で示すように、右分
割前枠19aを水平回動させて右側枠3の外側面に重複さ
せるとともに、左分割前枠19bを水平回動させて左側枠
6の外側面に重複させる。そして、取手32を持って昇降
杆30をさらに回転することにより、フック33が開口部42
から第1溝40の上端に挿入される。その後、図4に示す
ように、左右両昇降杆30を下動させることにより、右分
割前枠19aのフック33が第1溝40に落とし込まれるとと
もに右側枠3の特定の横材16aに上方から係合するた
め、右分割前枠19aが右側枠3に固定され、同様に、左
分割前枠19bのフック33が第1溝40に落とし込まれると
ともに左側枠6の特定の横材16aに上方から係合するた
め、左分割前枠19bが左側枠6に固定される。このよう
に、右分割前枠19aと左分割前枠19bとが開放された
際、右分割前枠19aを右側枠3に固定でき、さらに左分
割前枠19bを左側枠6に固定できるため、これら右分割
前枠19aと左分割前枠19bとが不用意に回動して物品の
出入れ作業の邪魔になるのを防止できる。また、店舗等
に展示する場合、両分割前枠19a,19bを開いて固定し
ておくことにより、物品運搬用具57の内部を充分に見る
ことができる。
【0035】その後、図4の仮想線で示すように、取手
32を持って両昇降杆30を上方へ引き上げることにより、
フック33が第1溝40の上端まで上昇して特定の横材16a
の上方へ脱抜される。この状態で、縦軸心35を中心に昇
降杆30を少し回転することにより、フック33が第1溝40
から開口部42に挿入され、上記昇降杆30は、フック33を
介して、下降することなく、前板部37により引き上げ位
置に保持される。
【0036】そして、図6の実線で示すように、右分割
前枠19aと左分割前枠19bとをそれぞれ水平回動させて
閉じる。この際、図3に示すように、両ストッパ体45の
前部縦板部47が底枠17の前面に当接するまで上記両分割
前枠19a,19bを回動することにより、両分割前枠19
a,19bをそれぞれ閉位置イに正確に位置決めすること
ができる。
【0037】その後、さらに両昇降杆30を回転してフッ
ク33を開口部42から第2溝41の上端に挿入し第2溝41に
落とし込む。これにより、昇降杆30の下端部が被係止孔
29に嵌入されるため、右分割前枠19aの下部と左分割前
枠19bの下部とは底枠17に確実に固定される。この際、
フック33が第1溝40の下端に支持されているため、昇降
杆30の下降は適切な範囲に規制される。
【0038】その後、図9の実線で示すように、取手56
に指を掛けて上部ロック装置48を下方に回動させること
により、この上部ロック装置48が左分割前枠19bの上部
横杆材23に嵌合するため、右分割前枠19aの上部と左分
割前枠19bの上部とは互いにロックされる。このよう
に、右分割前枠19aと左分割前枠19bとを上下で固定で
きるため、これら両分割前枠19a,19bを閉位置イで一
層強固に固定でき、収納された物品が両分割前枠19a,
19bを内側から押した場合でも、両分割前枠19a,19b
は確実に閉位置イに保持される。したがって、物品運搬
用具57の輸送中や移動中に、振動等により両分割前枠19
a,19bが不用意に開くといった不具合を防止できる。
【0039】また、物品運搬用具57を保管する場合は、
上述したように、先ず、図6の仮想線で示すように、右
分割前枠19aを開放して右側枠3に固定するとともに左
分割前枠19bを開放して左側枠6に固定し、その後、固
定装置18を解除し、底枠17を左右両側枠3,6の下部横
杆材11から取り外して図7の仮想線で示すように垂直に
立てた姿勢で後枠1の内面に当て付ける。次に、図11に
示すように、右側枠3を縦軸心4の周りに内側へ回動さ
せて上記底枠17の内面に当て付ける。これにより、物品
運搬用具57を平面視でL字形状に折り畳むことができ、
このように折り畳まれた複数台の物品運搬用具57をネス
ティングすることにより、多数の物品運搬用具57を小さ
な保管スペースで保管することができる。尚、物品運搬
用具57を折畳んでネスティングする際、右分割前枠19a
を開放して右側枠3に固定するとともに左分割前枠19b
を開放して左側枠6に固定しているため、右分割前枠19
aおよび左分割前枠19bが不用意に回動して邪魔になる
ことはない。
【0040】上記実施例では、左右両昇降杆30のみを操
作することにより、両分割前枠19a,19bの閉位置イで
の固定および開位置ロでの固定を行えるため、非常に便
利であるとともに、固定に要する部材をコンパクトにま
とめることができる。また、第2被係止部として左右各
側枠3,6に設けられた横材16aを利用しているため、
部品点数を削減することができる。
【0041】上記実施例では、前枠19を右分割前枠19a
と左分割前枠19bとに分割しているが、分割せずに、開
閉可能な一枚物であってもよい。また、前枠19と同様に
後枠1を開閉可能にしてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上のように本第1発明によれば、開閉
可能な枠を開放した際、この枠を側枠に固定することが
できるため、上記開閉可能な枠が不用意に揺動して作業
の邪魔になることを防止できる。また、閉位置におい
て、第1係止部材を第1被係止部に係合させることによ
り、開閉可能な枠を底枠に固定することができるため、
物品運搬用具の輸送中や移動中に、振動等により上記開
閉可能な枠が不用意に開くといった不具合を防止でき
る。
【0043】本第2発明によれば、左分割前枠と右分割
前枠とを観音開き形式で開放した際、これら両分割前枠
を左側枠および右側枠に固定することができるため、左
分割前枠と右分割前枠とが不用意に回動して作業の邪魔
になることを防止できる。
【0044】本第3発明によれば、閉位置において、昇
降杆を下降させて被係止孔に嵌入することにより、開閉
可能な枠を底枠に確実に固定することができる。したが
って、収納された物品が開閉可能な枠を内側から押した
場合でも、この枠は確実に閉位置に保持される。また、
上記開閉可能な枠を閉じた際、ストッパ体が底枠の前後
いずれか一方面に当接することにより、開閉可能な枠が
閉位置で位置決めされるため、昇降杆は被係止孔の上方
に正確に位置し、昇降杆の被係止孔への嵌入が容易に行
える。
【0045】さらに、昇降杆を上昇させて被係止孔から
脱抜した後、上記開閉可能な枠を水平回動させて開き、
側枠に重複させる。そして、昇降杆を下降させることに
より、フックが上方から横材に係合する。これにより、
上記開閉可能な枠は側枠に固定される。
【0046】このように、昇降杆のみを操作することに
より、開閉可能な枠の閉位置での固定および開位置での
固定を行えるため、非常に便利であるとともに、固定に
要する部材をコンパクトにまとめることができる。
【0047】本第4発明によれば、閉位置における開閉
可能な枠を上下で固定できるため、特に背の高い物品運
搬用具であっても、開閉可能な枠を閉位置で一層強固に
固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における物品運搬用具の昇降
杆取付け部の正面図である。
【図2】図1におけるA−A矢視図である。
【図3】図1におけるB−B矢視図である。
【図4】右分割前枠を開いて右側枠に固定した時の昇降
杆取付け部の詳細図である。
【図5】物品運搬用具の正面図である。
【図6】物品運搬用具の平面図である。
【図7】物品運搬用具の右側面図である。
【図8】物品運搬用具の左側面図である。
【図9】上部ロック装置の一部切欠き正面図である。
【図10】上部ロック装置の平面図である。
【図11】折り畳まれた物品運搬用具の平面図である。
【符号の説明】
1 後枠 3 右側枠 6 左側枠 16a 横材(第2被係止部) 17 底枠 19 前枠 19a 右分割前枠 19b 左分割前枠 20 ヒンジ具(連結具) 29 被係止孔(第1被係止部) 30 昇降杆(第1係止部材) 33 フック(第2係止部材) 45 ストッパ体 48 上部ロック装置 57 物品運搬用具 イ 閉位置 ロ 開位置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を支持する底枠と、左右一対の側枠
    と、前枠と、後枠とにより構成され、上記前枠と後枠の
    少なくとも一方の枠が、連結具を介して側枠の前後一端
    に、閉位置と側枠に重複する開位置との間で水平回動自
    在に連結され、上記開閉可能な枠に、閉位置において、
    上記底枠に設けられた第1被係止部に係脱自在な第1係
    止部材が設けられ、上記開閉可能な枠が連結された側枠
    に、第2被係止部が設けられ、上記第1係止部材に、開
    閉可能な枠の開位置において上記第2被係止部に係脱自
    在な第2係止部材が設けられたことを特徴とする物品運
    搬用具。
  2. 【請求項2】 前枠を右分割前枠と左分割前枠とにより
    構成し、右分割前枠が連結具を介して右側枠の前端に、
    閉位置と右側枠に重複する開位置との間で水平回動自在
    に連結され、左分割前枠が連結具を介して左側枠の前端
    に、閉位置と左側枠に重複する開位置との間で水平回動
    自在に連結されたことを特徴とする請求項1記載の物品
    運搬用具。
  3. 【請求項3】 第1被係止部を底枠に形成した上下方向
    の被係止孔とし、第1係止部材を下端部が上記被係止孔
    に嵌脱自在な昇降杆とし、第2被係止部を側枠に設けら
    れた横材とし、第2係止部材を上記昇降杆に設けられか
    つ上記横材に上方から係脱自在なフックとし、開閉可能
    な枠の下部に、閉位置において底枠の前後いずれか一方
    面に当接するストッパ体を設けたことを特徴とする請求
    項1または請求項2記載の物品運搬用具。
  4. 【請求項4】 開閉可能な枠の上部に、この枠を閉位置
    でロックする上部ロック装置を設けたことを特徴とする
    請求項1から請求項3記載の物品運搬用具。
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