JPH08243768A - レーザ刻印装置の制御装置 - Google Patents

レーザ刻印装置の制御装置

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JPH08243768A
JPH08243768A JP7047381A JP4738195A JPH08243768A JP H08243768 A JPH08243768 A JP H08243768A JP 7047381 A JP7047381 A JP 7047381A JP 4738195 A JP4738195 A JP 4738195A JP H08243768 A JPH08243768 A JP H08243768A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】レーザ刻印装置において、刻印時間の短縮と、
刻印むらの発生の抑制とを同時に達成することを目的と
する。 【構成】分割画像B2を、無印字の領域(H行)と印字
の領域「APPER」とに分類し、無印字の領域が液晶
表示画面が表示された際に、最初に走査が行われる上側
の領域にある場合に、当該無印字の領域(H行)を省略
しこれに続く印字領域から液晶表示画面上における走査
が走査手段によって開始されるように、分割画像B´2
の印字パターン「APPER」が液晶表示画面に表示さ
れる。そして、移動手段は、省略した無印時の領域分
(H行)だけ印字パターンの印字位置の移動量を補正す
るとともに、当該分割画像B´2の印字部分領域の走査
が終了した時点で、つぎの分割画像B´3の刻印位置ま
での移動を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ刻印装置(レー
ザマーキング装置)の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】レー
ザ刻印装置では、分割画像の印字パターンを液晶マスク
としての液晶表示画面(透過散乱型の液晶が使用され
る)に表示させるようにし、レーザ光を上記液晶表示画
面上で走査させ、この液晶表示画面に表示された分割画
像の印字パターンが、当該分割画像に対応する被印字物
上の位置に印字されるように印字位置を移動させるよう
にしている。
【0003】ここで、刻印時間を短縮し作業効率を向上
させる観点より、液晶画面上の印字パターンのうち、印
字部分のみを走査して、無印字部分を走査せずに飛ばす
といういわゆる「空白飛ばし」制御がとられている。
【0004】この「空白飛ばし」制御によれば、走査範
囲の面積を小さくでき、走査しない範囲分だけ刻印時間
を短縮することができるという効果が得られる。
【0005】しかし、レーザ光が照射される部分と照射
されない部分とが混在することになり、液晶マスク面内
で温度差が生じてしまう。
【0006】ここで、液晶の透過率と駆動電圧の関係
は、温度に依存しており、駆動電圧が一定では、透過率
は温度が高い部分ほど高くなる。液晶マスク面内では駆
動電圧は一定である。
【0007】したがって、液晶マスク面内の温度むら
は、刻印むらとなって現れることにより、刻印の品質を
悪化させることになる。
【0008】このように、「空白飛ばし」制御を行う
と、液晶マスク面内に温度分布が生じ、刻印むらが発生
する。また、「空白飛ばし」制御を行わないとすると、
刻印むらの発生は抑えられるものの、刻印時間の短縮が
図れない。
【0009】本発明は、こうした実状に鑑みてなされた
ものであり、刻印時間の短縮と、刻印むらの発生の抑制
とを同時に達成することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の第1発
明では、被印字物上に印字すべき原画像の印字パターン
を分割画像の印字パターンに分割し、この分割画像の印
字パターンを液晶表示画面に表示させる表示手段と、レ
ーザ光源から発振されたレーザ光を前記液晶表示画面上
で走査させる走査手段と、該液晶表示画面に表示された
前記分割画像の印字パターンが、当該分割画像に対応す
る被印字物上の位置に印字されるように印字位置を移動
させる移動手段とを具えたレーザ刻印装置において、前
記表示手段は、前記分割画像を無印字の領域と印字の領
域とに分類し、無印字の領域が前記液晶表示画面が表示
された際に、最初に走査が行われる上側の領域にある場
合に、当該無印字の領域を省略しこれに続く印字領域か
ら前記液晶表示画面上における走査が前記走査手段によ
って開始されるように、分割画像の印字パターンを前記
液晶表示画面に表示させるものであり、前記移動手段
は、前記省略した無印時の領域分だけ印字パターンの印
字位置の移動量を補正するとともに、当該分割画像の印
字部分領域の走査が終了した時点で、つぎの分割画像の
刻印位置までの移動を開始するようにしている。
【0011】また、本発明の第2発明では、同様のレー
ザ刻印装置において、前記表示手段は、連続して印字す
べき第1の分割画像と第2の分割画像の各印字領域を合
計したサイズが、前記液晶表示画面内に収まるサイズで
あることを判定し、この判定がなされた場合に、第1の
分割画像の印字領域の下側の無印字領域と第2の分割画
像の印字領域の上側の無印字領域とを所定のサイズに圧
縮することにより第1の分割画像の印字パターンと第2
の分割画像の印字パターンとを合成した印字パターンを
前記液晶表示画面に表示させるものであり、前記移動手
段は、前記第1の分割画像の印字部分領域の走査が終了
した時点から第2の分割画像の刻印位置までの移動を開
始するとともに、前記第1および第2の分割画像の無印
字領域を所定のサイズに圧縮した分に応じて第2の分割
画像の印字パターンの印字位置の移動量を補正するよう
にしている。
【0012】
【作用】上記第1発明の構成によれば、図11に示すよ
うに、分割画像B2を、無印字の領域(H行)と印字の
領域「APPER」とに分類し、無印字の領域が液晶表
示画面が表示された際に、最初に走査が行われる上側の
領域にある場合に、当該無印字の領域(H行)を省略し
これに続く印字領域から液晶表示画面上における走査が
走査手段によって開始されるように、分割画像B´2の
印字パターン「APPER」が前記液晶表示画面に表示
される(図12(a))。そして、移動手段は、省略し
た無印時の領域分(H行)だけ印字パターンの印字位置
の移動量を補正(P2→P2+ΔP2)するとともに、当
該分割画像の印字部分領域の走査が終了した時点で、つ
ぎの分割画像B´3の刻印位置までの移動を開始する。
【0013】すなわち、液晶表示画面全体が、レーザ光
により走査されるので、液晶表示画面内で温度分布は発
生せず、刻印むらの発生が抑えられるとともに、液晶表
示画面内の最初の領域にある印字部分の走査が終了した
時点で、即座に、つぎの分割画像の刻印位置への移動が
開始されるので、移動手段の待機時間がなく作業効率よ
く刻印を行うことができる。
【0014】また、上記第2発明の構成によれば、図1
0(a)に示すように、表示手段は、連続して印字すべ
き第1の分割画像B1と第2の分割画像B2の各印字領
域「APPEROA」、「OKMATSU」を合計した
サイズ(D行+E行)が、液晶表示画面内に収まるサイ
ズであることを判定し、この判定がなされた場合に、第
1の分割画像B1の印字領域の下側の無印字領域(F
行)と第2の分割画像B2の印字領域の上側の無印字領
域(G行)とを所定のサイズ(図10(b);C行)に
圧縮することにより第1の分割画像B1の印字パターン
「APPEROA」と第2の分割画像B2の印字パター
ン「OKMATSU」とを合成した印字パターンを液晶
表示画面に表示させる。
【0015】そして、移動手段は、第1の分割画像B1
の印字部分領域「APPEROA」の走査が終了した時
点から第2の分割画像B2の刻印位置までの移動を開始
するとともに、第1および第2の分割画像B1、B2の
無印字領域(F行、G行)を所定のサイズ(C行)に圧
縮した分に応じて第2の分割画像B2の印字パターン
「OKMATSU」の印字位置の移動量を補正する(P
2→P2+ΔP2)。
【0016】すなわち、液晶表示画面全体が、レーザ光
により走査されるので、液晶表示画面内で温度分布は発
生せず、刻印むらの発生が抑えられる。
【0017】また、2つの分割画像が1つの分割画像に
圧縮、合成されて、1画像分の走査で、2画像分の刻印
がなされるので刻印時間が飛躍的に短縮される。しか
も、液晶表示画面内の最初の領域にある印字部分の走査
が終了した時点で、即座に、つぎの分割画像の刻印位置
への移動が開始されるので、移動手段の待機時間がなく
作業効率よく刻印が行われる。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係るレーザ刻
印装置の実施例について説明する。
【0019】図1は、実施例のレーザ刻印装置の構成を
示す斜視図である。同図1に示すように、この装置は、
ワーク9の刻印面上に印字すべき原画像に関するデータ
が入力され、原画像データを作成するホストコンピュー
タ50と、上記ホストコンピュータ50から出力される
原画像のデータを、より小さな区画の分割画像の印字パ
ターンデータに変換するパネルコントローラ60と、上
記パネルコントローラ60から出力される分割画像の印
字パターンデータを液晶マスク6に送り、レーザ刻印装
置の駆動系を駆動制御するマーカコントローラ70と、
レーザ発振器1から発振されたレーザ光をワーク9の刻
印面に導くレーザ刻印装置(光学系および駆動系)とか
ら構成されている。
【0020】図1のレーザ刻印装置は、第1XY偏向器
(以下適宜「スキャンミラー」という)3X、3Yによ
り、レーザ光L0を液晶マスク6の表示画面上でラスタ
走査させ、その透過レーザ光Lを第2XY偏向器(以下
適宜「XYテーブル」という)により、ワーク9へ偏向
照射させることにより液晶マスク6に表示された刻印パ
ターンを刻印するものである。
【0021】すなわち、レーザ発振器1で発振されたレ
ーザ光L0は、ビームスプリッタ2を介して、ガルバノ
スキャナメータ3YでY方向(液晶マスク6上における
図面上下方向)に振られる。ついで、レーザ光L0は、
リレーレンズ4で縮小され、ポリゴンミラー3XでX方
向(液晶マスク6上における図面左右方向)に振られ
る。その後、レーザ光L0は、さらにレンズ5によって
反射鏡7へ集光される。
【0022】ここで、レーザ光L0は、上記ガルバノス
キャナメータ3Yとポリゴンミラー3Xの移動に応じ
て、液晶マスク6上の分割パターン表示画面上をラスタ
走査する。この分割パターン表示画面からの透過レーザ
光Lは、反射鏡7、対物レンズ8を介して、第2XY偏
向器に入る。
【0023】この第2偏向器により、液晶マスク6上の
分割画像の印字パターンが、ワーク9上の対応する印字
位置に偏向照射される。
【0024】すなわち、第2XY偏向器は、第1XYテ
ーブル10、第2XYテーブル20と、これらテーブル
10、20によって支持され、レンズ40を有した基台
30とから構成されている。
【0025】第1XYテーブル10は、駆動モータ11
によりX方向に駆動されるテーブルであり、この第1X
Yテーブル10の移動に伴い第2XYテーブル20もX
方向に移動される。一方、第2XYテーブル20は、駆
動モータ21によりY方向に駆動されるテーブルであ
り、この第2XYテーブル20の移動に伴い第1XYテ
ーブル10もY方向に移動される。
【0026】モータ11、21は、例えばパルスモータ
であり、1パルス毎に、ワーク9の刻印面における照射
位置Pが所定距離だけ移動するようになっている。
【0027】こうして、モータ11、21が駆動される
ことにより各テーブル10、20によって支持された基
台30が、X、Y方向の任意の位置に移動される。
【0028】この結果、基台30の中央のレンズ40を
透過したレーザ光Lは、ワーク9のXY平面の任意の位
置Pに照射され、当該位置Pに液晶マスク6の印字パタ
ーンが刻印される。
【0029】以下、同様にして、ワーク9の刻印面に分
割画像の印字パターンが順次刻印されていき、最終的に
原画像の印字パターンが全て刻印されることになる。
【0030】この過程において、レーザ発振器1の発
振、第1XY偏向器3X、3Yの駆動、第2XY偏向器
の駆動、液晶マスク6上の各分割パターンの表示切換え
等は、マーカコントローラ70によって制御される。な
お、レーザ刻印装置の構成は、上記のものに限定される
ことなく、適宜変更することが可能である。
【0031】例えば、第2XY偏向器の代わりに、可動
ミラーと、一方向に可動する基台との組合せでもよく、
また、可動ミラー2台で構成してもよい。
【0032】・第1の実施例 つぎに図11に示す原画像を刻印する場合の処理につい
て、図2および図3に示すフローチャートを参照して説
明する。
【0033】まず、ホストコンピュータ50で作成され
た、ワーク9の刻印面上に印字すべき原画像のデータ
(刻印すべき位置データも含む)が、パネルコントロー
ラ60に転送され、受信後、これをメモリに記憶する
(ステップ101、102、103)。パネルコントロ
ーラ60はホストコンピュータ50から送られてきた原
画像を示すコード番号を記憶する。そして、パネルコン
トローラ60では、受信された原画像のデータを、各分
割画像Bi(i=1〜4)の印字パターン(液晶表示用
データ)に変換する(ステップ104;図11参照)。
【0034】そして、各分割画像Bi(i=1〜4)の
印字パターン毎に、印字部分、無印字部分(空白部分)
の別を探索する。具体的には、分割画像の行毎に、「印
字」であるか「無印字」であるかを判断し、判断結果を
「印字情報有無データ」として記憶する(ステップ10
5)。
【0035】つぎに、手順は図3に示す「XY移動量計
算サブルーチン」に移動される(ステップ106)。
【0036】このサブルーチンでは、まず、印字情報有
無データの内容をチェックして、分割画像の上側領域に
無印字部分があるかを調べる。分割画像B2、B3を例
にとると、この分割画像B2、B3の最初の行からH行
目までは、無印字部分であることが検出される(ステッ
プ201、202;図11参照)。
【0037】ここで、印字情報「無」の行数を上から順
にチェックしていくとH行までが無印字であることがわ
かる(ステップ203)。
【0038】そこで、そのH行分だけ、印字部分「AP
PER」、「OA」を上に詰める処理を行い(ステップ
204)、新たな分割画像B´2、B´3を図12
(a)、(b)に示すごとく取得する(ステップ20
5)。そして、詰めた行数Hをメモリに記憶する(ステ
ップ206)。
【0039】つぎに、詰めた行数Hに応じて、XYテー
ブル10、20の移動量補正分ΔPを演算によって求
め、この移動量補正分ΔPを、つぎの分割画像の印字位
置に移動する際の通常の移動量Pに加算することで補正
移動量P+ΔPを求める。
【0040】すなわち、詰めた行数Hに応じた、XYテ
ーブル10、20の移動量補正分ΔPは、具体的には、
モータ11、21に与えるパルス数補正分として求めら
れる。すなわち、 パルス数補正分ΔP=(DT/PL)・H =PD・H ただし、DT:ワーク9刻印面上における1ドット(1
行)のサイズ PL:1パルス当たりの刻印面上における移動距離 H:詰めた行数(H行) PD:1ドット(1行)の移動に必要なパルス数 となる(ステップ207)。
【0041】こうした求められたXYテーブル10、2
0の補正移動量P+ΔPおよび液晶表示用データ(分割
画像Biの印字パターン)は、パネルコントローラ60
からマーカコントローラ70に送信される(ステップ2
08)。手順は図2のステップ107にリターンされ、
マーカコントローラ70は、上記データを受信し、受信
したデータに基づき刻印シーケンスを実行する(ステッ
プ107、108)。つぎに、刻印シーケンスの内容を
図6のタイミングチャートを参照して説明する。いま、
図11に示す分割画像B2の印字パターンを印字してか
ら、分割画像B3の印字パターンを印字する場合のシー
ケンスについて説明する。
【0042】すなわち、レーザ発振器1は、例えばQス
イッチ付きYAGレーザであり、パネルコントローラ6
0の発振スタートボタンが押されるとオンされ、連続発
振を開始する。Qスイッチが作動されていないときに
は、液晶マスク6にはレーザ光L0は照射されずに、オ
フのままとなっている(図6(d))。
【0043】液晶マスク6としては、たとえば高分子複
合体液晶が使用され、液晶の各画素(ドット)が電圧に
よって駆動される。すなわち、液晶6は、電圧が加えら
れた画素(ドット)部分で光を透過し、電圧が加えられ
ていない画素(ドット)部分を散乱させて、透過させな
い性質を有している。たとえば、液晶6の各画素は時分
割的に駆動される。
【0044】そこで、マーカコントローラ70によっ
て、XYテーブル10、20を駆動するモータ11、2
1が初期位置まで駆動され、XYテーブル10、20が
スタート位置まで移動される。また、スキャンミラー3
X、3Yを駆動するモータが初期位置まで駆動され、ス
キャンミラー3X、3Yがスタート位置まで移動され
る。この結果、矢印aに示すように、液晶マスク6がオ
フ状態からオン状態(電圧印加状態)に変化されること
になる。なお、XYテーブル10、20およびスキャン
ミラー3X,3Yがスタート位置まで移動している時間
の間に、マーカコントローラ70において、分割画像B
´2の液晶表示用データが、液晶6の電極に印加すべき
電極印加信号に変換され、この電極印加信号が液晶マス
ク6に加えられるようにしている。
【0045】液晶マスク6がオンされると、矢印a´に
示すように、YAGレーザ発振器1のQスイッチにトリ
ガ信号が加えられ、予め設定された周波数でYAGレー
ザ発振器1のパルス発振が開始され、レーザ光L0が液
晶マスク6の入射面に照射される。
【0046】レーザ光L0が照射されると、矢印bに示
すように、スキャンミラー3X、3Yは走査を開始す
る。
【0047】この結果、図12(a)に示すように、分
割画像B´2の印字部分「APPER」(J行)につい
て走査が行われ、この刻印パターンがワーク9の位置P
2+ΔP2に刻印される。印字部分の走査が終了した時点
で、液晶マスク6は、オフとなり、矢印cに示すよう
に、XYテーブル10、20の駆動をオンし、つぎの分
割画像B´3の印字位置までの移動を開始させる。
【0048】このとき、マーカコントローラ70は、通
常の分割画像B2の印字位置から分割画像B3の印字位
置への移動量P3に対して、移動量補正分ΔP3を加算し
た補正移動量P3+ΔP3だけXYテーブル10、20を
駆動する。
【0049】このため、つぎの分割画像B´3の印字パ
ターンは、補正位置P3+ΔP3に印字されることになる
が(図12(b))、これは、図11に示す元の分割画
像B3を正規の位置P3に印字したのと同じ結果にな
る。
【0050】ここで、スキャンミラー3X、3Yが前回
の分割画像B´2を走査中に、XYテーブル10、20
はつぎの分割画像B´3への移動を開始しており、走査
中にテーブル10、20の移動が殆ど行われる。このた
め、1画面の走査を終了してから、XYテーブル10、
20を新たに移動させる必要がなくなり、移動テーブル
の待機時間が縮小され、作業効率が向上する。
【0051】しかも、分割画像B´2の印字部分の走査
を終えてからも、なお無印字部分ついてレーザ光の走査
がなされるので、液晶マスク6の全面に均一のレーザ光
が照射される。このため、液晶マスク6の面内に温度分
布が発生せず、刻印むらを抑制することができる。
【0052】やがて、スキャンミラー3X、3Yによっ
て液晶マスク6の全面の走査が終了すると、矢印dに示
すように、Qスイッチがオフされ、レーザ発振器1から
液晶マスク6へのレーザ光照射がオフされる。
【0053】・第2の実施例 つぎに、図9に示す原画像を刻印する場合の処理につい
て説明する。
【0054】図9に示す分割画像B1、B4について
は、画面上部領域または下部領域に無印字部分がない
が、分割画像B2、B3については、画面の下部領域に
無印字部分があるので、上述した第1の実施例と同様
に、印字部分の走査終了後に即座につぎの分割画像の印
字位置までXYテーブル10、20を駆動させる処理を
行うことができる。
【0055】すなわち、図6に示す刻印シーケンスと同
様に、図9に示す分割画像B2の印字部分「APPER
O」について走査が行われ、この印字部分の走査が終了
した時点で、液晶マスク6を、オフとし、矢印cに示す
ように、XYテーブル10、20による移動を開始させ
ることができる。
【0056】ここで、分割画像B2、B3については、
第1の実施例と異なり、印字部分を上に詰める処理をし
なくてもよい。よって、マーカコントローラ70は、通
常の分割画像B2の印字位置から分割画像B3の印字位
置への移動量P3に対して、上に詰めた分に応じたXY
テーブル移動量ΔP3を加算する必要はなく、この通常
の移動量P3だけXYテーブル10、20を駆動するだ
けで、つぎの分割画像B3の印字パターンが、正規の位
置P3に印字されることになる。
【0057】また、第1の実施例と同様に、スキャンミ
ラー3X、3Yが前回の分割画像B2を走査中(印字部
分の走査終了時点から)に、XYテーブル10、20は
つぎの分割画像B3への移動を開始しており、走査中に
テーブルの移動が殆ど行われる。このため、1画面の走
査を終了してから、XYテーブルを新たに移動させる必
要がなくなり、移動テーブルの待機時間が縮小され、作
業効率が向上する。
【0058】しかも、第1の実施例と同様に、印字部分
の走査を終えてからも、なお無印字部分ついてレーザ光
の走査がなされるので、液晶マスク6の全面に均一のレ
ーザ光が照射される。このため、液晶マスク6の面内に
温度分布が発生せず、刻印むらを抑制することができ
る。
【0059】・第3の実施例 つぎに、図10(a)に示す2つの分割画像B1、B2
からなる原画像を刻印する場合の処理について、図4、
図5に示すフローチャートおよび図7、図8に示すタイ
ミングチャートを併せ参照して説明する。
【0060】なお、図4の前処理として、図2のステッ
プ101〜105に示す処理が実行されるが、これは省
略してある。
【0061】なお、以下、分割画像のことを適宜「ブロ
ック」と呼び、1つのブロックと1つのブロックとを合
成したブロックを1つのブロックとみなし、新たに設定
されるブロック数を「新ブロック数」と呼ぶことにす
る。
【0062】すなわち、図4に示すように、全ブロック
B1、B2の各行毎の印字情報有無データをチェックし
(ステップ301)、分割画像Bi毎に印字部分の行数
A[i]を検出する。
【0063】ここで、図10(a)に示すように、 分割画像B1:A[1]=D行(「APPEROA」) 分割画像B2:A[2]=E行(「OKMATSU」) となる(ステップ302)。
【0064】そこで、iを1にイニシャライズし、新ブ
ロック数を0にイニシャライズして、iが全ブロック数
(2個)以上であるか否かを判断する。つまり、処理の
残りブロック数が1ブロックか、あるいは2ブロック以
上かを判断する(ステップ303)。
【0065】いまi=1であるので、判断はNOとなり
手順は、ステップ304に移行される。なお、i=3と
なると、判断はYESとなり、手順はステップ305に
移行される。
【0066】ステップ304では、連続するブロックの
印字部分の行数の合計A[i]+A[i+1]が、所定
のしきい値Nよりも小さいか否かが判断される。しきい
値Nは、2つのブロックBi、Bi+1の印字部分を1
つのブロックB内に納めることができるか否かを判断す
るためのしきい値である。具体的には、例えば、 N=(液晶の行数)ー(2つのブロックを1ブロックに
収めるのに必要な間隔C行) で与えられる。ここで、C行は、外部より予め入力され
た予設定値である。
【0067】そこで、ステップ304の判断NOの場合
には、1つのブロックBに合成することができないもの
として、手順は、ステップ305に移行される。
【0068】この結果、ブロックB1については、「通
常の疑似空白飛ばし」処理、つまり、上記第1ないしは
第2の実施例で説明した処理を実行するものと決定し
(ステップ305)、フラグをオフにする。
【0069】ここで、フラグは、各ブロック毎に立てら
れるフラグであり、フラグがオンになっている場合に
は、そのブロックは、2つのブロックを合成したブロッ
クであり、後述する合成ブロックについての刻印シーケ
ンスが実行されるものであることを意味する。一方、フ
ラグがオフになっている場合には、そのブロックは、合
成されず、元の分割画像のままであり、「通常の疑似空
白飛ばし」の刻印シーケンス(図6)が実行されるもの
であることを意味する(ステップ306)。
【0070】ついで、新ブロック数が+1インクリメン
トされる(ステップ307)。つまり、新ブロックの番
号が「1」のブロックB1は、フラグがオフである、と
される。つぎに、iが+1インクリメントされ(ステッ
プ308)、iが、全ブロック数(2)以下であるか否
かが判断される(ステップ309)。ここで、i=2で
あるので、判断はYESとなり、手順はステップ303
に戻る。なお、i=3となった場合には、判断NOとな
り、手順はステップ315に移行される。
【0071】一方、ステップ304の判断YESの場合
には、2つのブロックを1つのブロックに合成すること
ができるものとして、手順はステップ310に移行さ
れ、2つのブロックデータを1ブロックデータにまとめ
るブロック合成サブルーチンが実行される。
【0072】すなわち、図5に示すように、まず、i番
目ブロック、つまり分割画像B1の上側の無印字部分を
上側に詰める処理が実行される(ステップ401)。こ
のとき、詰めた行数Kがメモリに記憶される(ステップ
402;図10(a)参照)。
【0073】ついで、詰めた行数Kに応じた移動量補正
分ΔP1を、XYテーブル10、20の通常移動量P1に
加算してブロックB1の補正移動量P1+ΔP1を求める
処理が、上記ステップ207と同様に実行される(ステ
ップ403;図10(b)参照)。
【0074】ついで、i番目ブロックB1の印字部分
「APPEROA」の下に、無印字部分をC行挿入する
処理が実行される(ステップ404;図10(b)参
照)。ついで、i+1番目ブロック、つまり分割画像B
2の印字部分「OKMATSU」を上記C行の無印字部
分の下に配置する(ステップ405;図10(b)参
照)。
【0075】ついで、i番目ブロックB1の印字「AP
PEROA」を刻印し終えてから、つぎのi+1番目ブ
ロックB2の印字「OKMATSU」の印字開始位置ま
でのXYテーブル10、20の移動量P2+ΔP2をつぎ
のように計算する。
【0076】そのためには、XYテーブル10、20の
移動量補正分ΔP2を演算によって求め、この移動量補
正分ΔP2を、つぎの分割画像B2の印字位置に移動す
る際の通常の移動量P2(図10(a)参照)に加算す
るようにする。
【0077】XYテーブル10、20の移動量補正分Δ
P2は、具体的には、モータ11、21に与えるパルス
数補正分として求められる。XYテーブル10、20の
モータ11、21に加えるパルス数補正分ΔP2は、以
下のようになる。すなわち、 パルス数補正分ΔP2=PD・[Gー(D+C)] ただし、PD:1ドット(1行)の移動に必要なパルス
数 G:(i+1)番目ブロックB2上側領域の無印字行数 D:i番目ブロックB1び印字行数 C:2つのブロック間の無印字行数 である。こうした、補正パルス数、つまり補正移動量P
2+ΔP2を演算する(ステップ406;図10(a)、
(b)参照)。
【0078】こうして、ブロック合成サブルーチンが終
了すると、手順は図4のステップ311にリターンさ
れ、フラグがオンにされる(ステップ311)。
【0079】そして、新ブロック数が+1インクリメン
トされる。この結果、合成したブロックBの番号は1と
され(残りブロックはなし)、このブロックBに対して
後述する合成ブロックの刻印シーケンスを行うようにす
る(ステップ312)。
【0080】そして、iが+2インクリメントされ(ス
テップ313)、iが全ブロック数(2)以下であるか
否かが判断される(ステップ314)。i=3となり、
判断結果がNOとなり、手順はつぎのステップ315に
移行される。なお、全ブロック数が3以上の場合は、判
断結果はNOとなり、手順はステップ303に戻ること
になる。
【0081】つぎに、合成ブロックBに関するXYテー
ブル10、20の移動量P1、補正移動量P2+ΔP2お
よび合成ブロックBの液晶表示用データがマーカコント
ローラ70に送信される(ステップ315)。
【0082】コントローラ70では、jを1にイニシャ
ライズして(ステップ316)、j番目の新ブロックの
フラグがオンであるか否かを判断する(ステップ31
7)。ここで、新ブロックの番号1のフラグはオンとな
っているので、つぎのステップ319に移行され、合成
ブロックBについて図7に示す合成ブロックの刻印シー
ケンスが実行される。しかし、上記ステップ305、3
06、307でみたように、仮に、番号1の新ブロック
が元のブロックB1のままであり、フラグがオフとなっ
ている場合には、ステップ317の判断結果はNOとな
り、手順はステップ318に移行され、通常の疑似空白
飛ばしの刻印実行シーケンス(図6)が行われる。
【0083】つぎに、図7に示す合成ブロックの刻印シ
ーケンスについて説明する。
【0084】すなわち、マーカコントローラ70によっ
て、スキャンミラー3X、3Yがスタート位置に移動さ
れるとともに、XYテーブル10、20がスタート位置
まで移動される。すると、矢印aに示すように、液晶マ
スク6がオフ状態からオン状態(電圧印加状態)に変化
される。
【0085】なお、XYテーブル10、20およびスキ
ャンミラー3X,3Yがスタート位置まで移動している
時間の間に、マーカコントローラ70において、図10
(b)に示す合成画像Bの液晶表示用データが、液晶6
の電極に印加すべき電極印加信号に変換され、この電極
印加信号が液晶マスク6に加えられる。
【0086】液晶マスク6がオンされると、矢印a´に
示すように、YAGレーザ発振器1のQスイッチにトリ
ガ信号が加えられ、予め設定された周波数でYAGレー
ザ発振器1のパルス発振が開始され、レーザ光L0が液
晶マスク6の入射面に照射される。
【0087】そして、矢印bに示すように、スキャンミ
ラー3X、3Yによる走査が開始される。
【0088】この結果、図10(b)に示す合成画像B
の印字部分「APPEROA」(D行)について走査
が、上側印字区間(図7(b)参照)において行われ
る。
【0089】ここで、上記演算された補正移動量P1+
ΔP1だけ、XYテーブル10、20は駆動されてい
る。このため、最初の印字部分「APPEROA」は、
補正位置P1+ΔP1に印字されることになるが(図10
(b))、これは、図10(a)に示す元の分割画像B
1を正規の位置P1に印字したのと同じ結果になる。
【0090】この上側印字区間における走査が終了した
時点で、矢印cに示すように、XYテーブル10、20
によってつぎの刻印位置への移動が開始される。
【0091】すなわち、マーカコントローラ70は、上
記演算された補正移動量P2+ΔP2だけ、XYテーブル
10、20を駆動する。このため、つぎの印字部分「O
KMATSU」は、補正位置P2+ΔP2に印字されるこ
とになるが(図10(b))、これは、図10(a)に
示す元の分割画像B2を正規の位置P2に印字したのと
同じ結果になる。
【0092】さて、スキャンミラー3X、3YがC行の
無印字区間(図7(b)参照)を走査中に、XYテーブ
ル10、20はつぎの印字部分「OKMATSU」への
移動を終了している。このため、1画面の走査を終了し
てから、XYテーブルを新たに移動させる必要がなくな
り、テーブル移動の待機時間が縮小され、作業効率が向
上する。
【0093】やがて、無印字区間の走査が終了すると、
図10(b)に示す合成画像Bの印字部分「OKMAT
SU」(E行)について走査が、下側印字区間(図7
(b)参照)において行われる。
【0094】こうして、全ての印字が刻印されると、矢
印d´に示すように、液晶マスク6をオフするととも
に、矢印dに示すように、Qスイッチをオフし、レーザ
発振器1から液晶マスク6へのレーザ光照射をオフさせ
る。
【0095】このように、この実施例では、途中の無印
字部分の走査時間を短縮させることで、刻印時間を短縮
させるようにしている。しかも、液晶マスク6の全面に
均一のレーザ光を照射させるようにしているので、液晶
マスク6の面内に温度分布が発生せず、刻印むらを抑制
することもできる。
【0096】つぎに、図8を参照して、上記図7のもの
とは異なる刻印シーケンスについて説明する。
【0097】図7の処理と異なるのは、無印字区間のC
行の走査が終了した時点で、XYテーブル10、20の
移動が未だ、終了しない場合には、、スキャンミラー3
X、3Yを一旦にオフにするとともに、矢印eに示すよ
うにレーザ発振器1から液晶マスク6へのレーザ光照射
をオフするようにしている。
【0098】そして、XYテーブル10、20によるつ
ぎの刻印位置P2+ΔP2への移動が完了した時点で、矢
印f、gに示すように、液晶マスク6へのレーザ光照射
をオンにするとともに、スキャンミラー3X、3Yによ
る走査を開始(下側印字区間の走査を開始)させるよう
にしている。
【0099】その後、下側印字部分「OKMATSU」
の刻印終了時点で、液晶マスク6がオフにされるととも
に、液晶マスク6へのレーザ光照射がオフにされること
になる。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
レーザ刻印装置において、刻印時間の短縮と、刻印むら
の発生の抑制とが同時に達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るレーザ刻印装置の制御装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】図2は実施例の処理手順を示すフローチャート
である。
【図3】図3は実施例の処理手順を示すフローチャート
である。
【図4】図4は実施例の処理手順を示すフローチャート
である。
【図5】図5は実施例の処理手順を示すフローチャート
である。
【図6】図6は実施例の刻印シーケンスのタイミングチ
ャートである。
【図7】図7は実施例の刻印シーケンスのタイミングチ
ャートである。
【図8】図7は実施例の刻印シーケンスのタイミングチ
ャートである。
【図9】図9は実施例の刻印パターンの原画像を示す図
である。
【図10】図10(a)は実施例の刻印パターンの原画
像を示す図で、図10(b)は、その合成画像を示す図
である。
【図11】図11は実施例の刻印パターンの原画像を示
す図である。
【図12】図12(a)、(b)は、それぞれ実施例の
刻印パターンの分割画像を示す図である。
【符号の説明】
6 液晶マスク 60 パネルコントローラ 70 マーカコントローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被印字物上に印字すべき原画像の印
    字パターンを分割画像の印字パターンに分割し、この分
    割画像の印字パターンを液晶表示画面に表示させる表示
    手段と、レーザ光源から発振されたレーザ光を前記液晶
    表示画面上で走査させる走査手段と、該液晶表示画面に
    表示された前記分割画像の印字パターンが、当該分割画
    像に対応する被印字物上の位置に印字されるように印字
    位置を移動させる移動手段とを具えたレーザ刻印装置に
    おいて、 前記表示手段は、前記分割画像を無印字の領域と印字の
    領域とに分類し、無印字の領域が前記液晶表示画面が表
    示された際に、最初に走査が行われる上側の領域にある
    場合に、当該無印字の領域を省略しこれに続く印字領域
    から前記液晶表示画面上における走査が前記走査手段に
    よって開始されるように、分割画像の印字パターンを前
    記液晶表示画面に表示させるものであり、 前記移動手段は、前記省略した無印字の領域分だけ印字
    パターンの印字位置の移動量を補正するとともに、当該
    分割画像の印字部分領域の走査が終了した時点で、つぎ
    の分割画像の刻印位置までの移動を開始するようにし
    た、 レーザ刻印装置の制御装置。
  2. 【請求項2】 被印字物上に印字すべき原画像の印
    字パターンを分割画像の印字パターンに分割し、この分
    割画像の印字パターンを液晶表示画面に表示させる表示
    手段と、レーザ光源から発振されたレーザ光を前記液晶
    表示画面上で走査させる走査手段と、該液晶表示画面に
    表示された前記分割画像の印字パターンが、当該分割画
    像に対応する被印字物上の位置に印字されるように印字
    位置を移動させる移動手段とを具えたレーザ刻印装置に
    おいて、 前記移動手段は、前記分割画像を無印字の領域と印字の
    領域とに分類し、無印字の領域が前記液晶表示画面が表
    示された際に、最後に走査が行われる下側の領域にある
    場合に、当該分割画像の印字部分領域の走査が終了した
    時点で、つぎの分割画像の刻印位置までの移動を開始す
    るようにした、 レーザ刻印装置の制御装置。
  3. 【請求項3】 被印字物上に印字すべき原画像の印
    字パターンを分割画像の印字パターンに分割し、この分
    割画像の印字パターンを液晶表示画面に表示させる表示
    手段と、レーザ光源から発振されたレーザ光を前記液晶
    表示画面上で走査させる走査手段と、該液晶表示画面に
    表示された前記分割画像の印字パターンが、当該分割画
    像に対応する被印字物上の位置に印字されるように印字
    位置を移動させる移動手段とを具えたレーザ刻印装置に
    おいて、 前記表示手段は、連続して印字すべき第1の分割画像と
    第2の分割画像の各印字領域を合計したサイズが、前記
    液晶表示画面内に収まるサイズであることを判定し、こ
    の判定がなされた場合に、第1の分割画像の印字領域の
    下側の無印字領域と第2の分割画像の印字領域の上側の
    無印字領域とを所定のサイズに圧縮することにより第1
    の分割画像の印字パターンと第2の分割画像の印字パタ
    ーンとを合成した印字パターンを前記液晶表示画面に表
    示させるものであり、 前記移動手段は、前記第1の分割画像の印字部分領域の
    走査が終了した時点から第2の分割画像の刻印位置まで
    の移動を開始するとともに、前記第1および第2の分割
    画像の無印字領域を所定のサイズに圧縮した分に応じて
    第2の分割画像の印字パターンの印字位置の移動量を補
    正するようにした、 レーザ刻印装置の制御装置。
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