JPH08243530A - 生ゴミ、廃油、廃水等処理装置及び処理システム - Google Patents

生ゴミ、廃油、廃水等処理装置及び処理システム

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Publication number
JPH08243530A
JPH08243530A JP7051258A JP5125895A JPH08243530A JP H08243530 A JPH08243530 A JP H08243530A JP 7051258 A JP7051258 A JP 7051258A JP 5125895 A JP5125895 A JP 5125895A JP H08243530 A JPH08243530 A JP H08243530A
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JP
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waste
solid
oil
water
waste water
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Application number
JP7051258A
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English (en)
Inventor
Masashi Yamaguchi
雅司 山口
Takeshi Yoshida
剛 吉田
Mitsusachi Nakazono
光幸 中園
Hidetoshi Ueda
英稔 植田
Yasuyuki Hanada
康行 花田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08243530A publication Critical patent/JPH08243530A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、生ゴミ等と廃油と廃水を一括して
処理でき、排出物は事実上廃水だけであり、取扱いが容
易で小型、安価であり、エネルギ消費が少ない生ゴミ、
廃油、廃水等処理装置を提供することを目的とする。 【構成】 本発明の生ゴミ、廃油、廃水等処理装置は、
投入された生ゴミ、廃油、廃水等を固液分離する固液分
離装置7と、固液分離装置7で分離された廃水と廃油を
貯める分離水槽3と、固液分離装置7で分離された固形
物に分離水槽3内に形成された油層の油分を付与する油
分付与手段と、油分を付与された固形物を好気発酵処理
する生ゴミ処理槽2と、分離水槽3から送られた廃水を
浄化処理する廃水処理槽4を備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭等の台所や業務上
発生する生ゴミや廃油、廃水等を微生物による好気発酵
処理と浄化処理によって、一括して迅速かつ衛生的に処
理する生ゴミ、廃油、廃水等処理装置及び処理システム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】家庭等あるいは業務上発生する生ゴミ等
を迅速に処理する従来の技術として、生ゴミ粉砕装置を
利用して生ゴミを粉砕し、下水道に放流するものがあ
る。しかし最近では粉砕された生ゴミを放流すると配水
管の詰まりや放流汚濁負荷が増大するため、これを軽減
する必要があり、粉砕後の生ゴミ粉砕固形物を脱水機等
の手段により固液分離するものが提案されている(特開
平3−89954号公報)。この技術によれば固液分離
後の廃水は放流され、生ゴミ粉砕固形物は廃棄されるこ
とになる。この生ゴミ粉砕固形物は廃棄の手間がかかる
煩わしいものであった。
【0003】そこでこの生ゴミ粉砕固形物を有効に利用
する方法として、地中に生息する微生物を利用して発酵
分解させる方法が注目されている。このような微生物を
利用して発酵分解を行う処理装置としてはコンポスト容
器があり、かなり普及した状況にある。しかしコンポス
ト容器は分解に時間を要し、生活害虫や悪臭が発生する
といったこともあり、最近では生ゴミを高速発酵分解さ
せるとともに生活害虫や悪臭の発生を抑制する装置とし
て、特開平5−221766号公報に記載されたような
生ゴミ堆肥化装置が提案されている。これは、生ゴミを
堆肥化して減容化するもので、微生物の作用によって生
ゴミ中の有機物を発酵分解させるものである。そしてこ
の発酵のために、分解速度が大きく発酵に伴う悪臭の発
生も少ない等の利点のあることから、処理物中に酸素を
与えて発酵させる好気的発酵分解の方法が採用されてい
る。好気的発酵分解を促進するには、微生物の活動にと
って最適な環境となる水分や温度に維持するとともに、
好気的発酵分解に必要な酸素を供給する必要がある。こ
のためこの種の生ゴミの堆肥化装置においては、処理物
全体の水分状態や酸素の供給状態を均一化するための攪
拌手段と、酸素供給とともに水分を一定値以下に保つた
めの通気手段を設けていることが多い。また、寒冷期で
あっても安定した発酵を促進するために、ヒーター等の
加温手段を設けることも行われている。このような手段
を備えることによって、従来の生ゴミ堆肥化装置は処理
容器内を好気的発酵分解に適した環境に維持して生ゴミ
の分解、減容化を実現している。さらに通気部を処理装
置の上部に設けて上部から底部に向けて空気を吹き込ま
せ、処理容器内の上部壁面や開閉蓋の内面に付着する結
露現象を防止し、処理内容物の適正な水分除去を行って
いるものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来の技術で
は、生ゴミ粉砕装置使用後の生ゴミ粉砕固形物は廃棄す
るか、生ゴミ等の処理装置の置いてある場所まで持ち運
ぶ必要があり、生ゴミ等の取扱いは煩わしく使用者に負
担となっていた。
【0005】また脱水機等で分離された後の廃水も、そ
のまま放流するとやはり配水管等の詰まりと汚濁負荷が
増大して環境を汚染するため、別途廃水処理装置を設置
する必要があった。そして廃水処理装置によって廃水を
浄化すると多量の余剰汚泥が発生するが、この余剰汚泥
を生ゴミ等の処理装置に移送して生ゴミ等と一緒に処理
すると、余剰汚泥に含まれる大量の水分が生ゴミ等の処
理を妨げることになり、事実上両者を一括して処理する
ことはできないものであった。
【0006】そして従来のコンポスト容器や生ゴミ堆肥
化装置において、処理が可能な生ゴミ等をあげると、卵
の殻や魚の骨を含め野菜の切り屑、果物の皮、残飯等の
有機質分を主体とするもの等である。しかしこのような
生ゴミ以外にも、家庭の台所等から多く発生し、上記の
有機質分の生ゴミに混入し易く、もし分離して別処理し
ようとすると、取扱いが非常に煩わしくなる別の有機質
要処理物として廃油がある。廃油は調理直後は液体であ
るので通常は生ゴミとは称されないが、従来は調理後容
器に入れておいてその後放流したり、紙に吸わせたり、
固形化したりして処理されている。しかし容器に貯めて
廃油をそのまま放流すると、河川や海のBODを上げる
ことになり環境を損なうところから現在では疑問視され
始め、結局、料理者が紙に吸わせたり、固形化すること
等が行われ煩雑さを強いている。従ってこの廃油処理を
他の生ゴミや廃水等と併せて行えて始めて、台所等から
排出される要処理物が総合的に完全に処理されたといえ
ることになる。
【0007】また、従来の生ゴミ堆肥化装置は、生ゴミ
等の発酵分解を促進させるため、ヒーター等の加温手段
を常時運転したり、保温を図るため断熱材で装置を構成
する必要があったが、ヒーターの消費電力は大きく運転
費用が嵩むものであり、消費電力を下げるためには断熱
材を多量に用いる必要があるから装置自体が高価になる
という問題を有していた。
【0008】そこでこのような問題点を解決するために
本発明は、生ゴミ等と廃油と廃水を一括して処理でき、
排出物は事実上廃水だけであり、取扱いが容易で小型、
安価であり、エネルギ消費が少ない生ゴミ、廃油、廃水
等処理装置及び処理システム、さらにその処理方法を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の生ゴミ、廃油、廃水等処理装置は、投入さ
れた生ゴミ、廃油、廃水等を固液分離する固液分離装置
と、固液分離装置で分離された廃水と廃油を貯める分離
水槽と、固液分離装置で分離された固形物に分離水槽内
に形成された油層の油分を付与する油分付与手段と、油
分を付与された固形物を好気発酵処理する生ゴミ処理槽
と、分離水槽から送られた廃水を浄化処理する廃水処理
槽を備えたことを特徴とする。
【0010】油分付与手段が、分離水槽内の油層の液位
を固液分離装置が浸漬される位置に制御する液面制御手
段であるのが望ましい。
【0011】液面制御手段が、分離水槽から廃水処理槽
に廃水を送る移送路の堰部であるのが適当である。
【0012】固液分離装置が底部に液透過性のフィルタ
ーを備え、側面に回動腕を備えた容器であり、回動腕を
回動させることにより内部の固形物を生ゴミ処理槽に移
送するのが適当である。
【0013】廃水処理槽で発生する余剰汚泥を固液分離
装置に返送するのが望ましい。また本発明の生ゴミ、廃
油、廃水等処理システムは、生ゴミ粉砕圧送装置と、生
ゴミ粉砕圧送装置から送られてくる生ゴミ粉砕物、廃
油、廃水等を固液分離する固液分離装置と、固液分離装
置で分離された廃水と廃油を貯める分離水槽と、固液分
離装置で分離された固形物に分離水槽内に形成された油
層の油分を付与する油分付与手段と、油分を付与された
固形物を好気発酵処理する生ゴミ処理槽と、分離水槽か
ら送られた廃水を浄化処理する廃水処理槽と、廃水処理
槽から浄化処理された廃水を排出する排出路を備えたこ
とを特徴とする。
【0014】油分付与手段が、分離水槽内の油層の液位
を固液分離装置が浸漬される位置に制御する液面制御手
段であるのが望ましい。
【0015】液面制御手段が、分離水槽から廃水処理槽
に廃水を送る移送路の堰部であるのが適当である。
【0016】固液分離装置が底部に液透過性のフィルタ
ーを備え、側面に回動腕を備えた容器であり、回動腕を
回動させることにより内部の固形物を生ゴミ処理槽に移
送するのが適当である。
【0017】廃水処理槽で発生する余剰汚泥を固液分離
装置に返送するのが望ましい。本発明の生ゴミ、廃油、
廃水等処理方法は、粉砕された生ゴミ、廃油、廃水等を
固液分離するとともに、分離された固形物に分離された
液の油分を再度付与して好気発酵処理し、分離された廃
水は浄化処理して排出することを特徴とする。
【0018】浄化処理の際に発生する余剰汚泥を粉砕さ
れた生ゴミ、廃油、廃水等に返送して合わせて固液分離
するのが望ましい。
【0019】固液分離装置内の固形物の上に返送する余
剰汚泥を注ぎ、固形物をろ材として余剰汚泥の気液分離
を行うのが適当である。
【0020】
【作用】本発明の生ゴミ、廃油、廃水等処理装置は、固
液分離装置で生ゴミ、廃油、廃水を固液分離し、油分付
与手段によって油分を付与された固形物を好気発酵処理
する生ゴミ処理槽と、廃水を浄化処理する廃水処理槽を
備えているから、生ゴミや廃油、廃水等を投入するだけ
で全て一括処理することができ、取扱いが容易である。
【0021】油分付与手段が分離水槽内の油層の液位を
制御する液面制御手段であるから、簡単な構成で固形物
に油を付与することができ、廃油処理が可能となる。
【0022】この液面制御手段が、分離水槽から廃水処
理槽に廃水を送る移送路の堰部であるから、油付与を確
実に且つ非常に簡単な構成で行うことができる。
【0023】固液分離装置が回動腕を回動することによ
り内部の固形物を生ゴミ処理槽に移送するから、分離さ
れた固形物と付与された油分を移送するのが容易であ
る。
【0024】廃水処理槽で発生する余剰汚泥を固液分離
装置に返送するから、余剰汚泥を処理する装置を別に用
意する必要がなく装置を小型化できる。
【0025】本発明の生ゴミ、廃油、廃水等処理システ
ムは、生ゴミ粉砕圧送装置と、生ゴミ粉砕圧送装置から
送られてくる生ゴミ粉砕物、廃油、廃水等を固液分離す
る固液分離装置と、固液分離装置で分離された廃水と廃
油を貯める分離水槽と、固液分離装置で分離された固形
物に分離水槽内に形成された油層の油分を付与する油分
付与手段と、油分を付与された固形物を好気発酵処理す
る生ゴミ処理槽と、分離水槽から送られた廃水を浄化処
理する廃水処理槽と、廃水処理槽から浄化処理された廃
水を排出する排出路を備えているから、生ゴミや廃油、
廃水等をシステムに投入するだけで全て一括して処理す
ることができ、取扱いやメンテナンスが容易で、外部に
直接排出する排出物は事実上、浄化されて放流可能にな
った廃水だけとなる。
【0026】油分付与手段が分離水槽内の油層の液位を
制御する液面制御手段であるから、システムの油付与が
簡単な構成で行え、システムでの廃油処理が可能にな
る。
【0027】液面制御手段が、分離水槽から廃水処理槽
に廃水を送る移送路の堰部であるから、システムの油付
与を確実に且つ非常に簡単な構成で行うことができる。
【0028】固液分離装置が回動腕を回動することによ
り内部の固形物を生ゴミ処理槽に移送するから、システ
ムの構成をコンパクトにすることができる。
【0029】廃水処理槽で発生する余剰汚泥を固液分離
装置に返送するから、余剰汚泥を処理する装置を別に用
意する必要がなくシステムを小型化できる。
【0030】本発明の生ゴミ、廃油、廃水等処理方法
は、粉砕された生ゴミ、廃油、廃水等を固液分離すると
ともに、分離された固形物には分離された液の油分を付
与して好気発酵処理し、分離された廃水は浄化処理して
排出するから、生ゴミや廃油、廃水等をシステムに投入
するだけで全て一括して処理することができ、外部に直
接排出するのは事実上、浄化されて放流可能になった廃
水だけで環境に優しく、廃油を熱源として利用できるた
めエネルギ消費が少なくなる。
【0031】浄化処理の際に発生する余剰汚泥を粉砕さ
れた生ゴミ、廃油、廃水等に返送して合わせて固液分離
するから、余剰汚泥の処理が簡単である。
【0032】固液分離装置内の固形物の上に返送する余
剰汚泥を注ぎ、固形物をろ材として余剰汚泥の気液分離
を行うから、余剰汚泥の水分を分離するための装置が不
要で、余剰汚泥は濃縮され生ゴミ粉砕固形物と廃油と一
緒に発酵処理することができる。
【0033】
【実施例】以下、本発明の一実施例における生ゴミ、廃
油、廃水等処理装置及び処理システム、並びに処理方法
について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の
一実施例における生ゴミ、廃油、廃水等処理装置及び処
理システムの全体図、図2は本発明の一実施例における
生ゴミ、廃油、廃水等処理装置の固液分離装置の要部拡
大図である。図1及び図2において、1は生ゴミ、廃
油、廃水等処理装置本体、2は投入された生ゴミ等と廃
油を好気発酵処理する生ゴミ処理槽、3は投入された生
ゴミ、廃油、廃水等が固液分離された後、廃油と廃水が
2層化して貯められる分離水槽、4は廃水処理槽であ
る。5は生ゴミ等を粉砕する生ゴミ粉砕圧送装置で、こ
こで粉砕された生ゴミ等と廃油、廃水等は圧送配管6を
通して生ゴミ、廃油、廃水等処理装置本体1に送られ
る。7は圧送配管6からきた粉砕された生ゴミ、廃油、
廃水等を固液分離する固液分離装置であって、カップ状
の容器から構成され底部にメッシュ等の液透過性のフィ
ルターが設けられている。この固液分離装置7の側面に
は短い回動腕が設けられており、回動腕の他の端部は回
動自在のヒンジとなって生ゴミ処理槽2と分離水槽3と
の間の仕切り上端に取り付けられている。図示しないギ
ヤドモータによって固液分離装置7を回動すると、図
1、図2の波線で示すように容器内の固形物21を生ゴ
ミ処理槽2に移送することができるものである。この固
形物21は生ゴミ粉砕固形物の上に、後述する余剰汚泥
が堆積した混合物である。8は粒径1〜5mmの木質チ
ップであって、生ゴミが発酵分解するのに寄与する微生
物の担体としての機能と、生ゴミの水分調整を行い、生
ゴミの通気性を改善する機能を有すものである。この発
酵分解処理に用いられる微生物としては、バシルス属の
細菌を主とした好気性細菌を利用でき、生ゴミ中の有機
物を高速発酵分解させることができる。好気性細菌は、
40〜60℃とくに50〜60℃の環境下で、好気性細
菌自体の内生呼吸速度すなわち微生物自身の分解速度が
速くなる。このとき生ゴミ分解後の微生物残渣はほとん
ど残らない。従ってこの温度環境がこの処理にとって最
適となる。但し無機物が混ざっていれば未処理物として
無機物が残ることはいうまでもない。
【0034】9は前記のギヤドモータと連結された攪拌
羽根で、生ゴミ粉砕固形物、廃油、余剰汚泥等の混合物
と木質チップ8との混合内容物を攪拌する。ギヤドモー
タと回転腕、及び攪拌羽根9の連結はベルトによるのが
よい。10は多孔性床板で直径1mm程度の孔が六方格
子状に3mm間隔で開けてある。多孔性床板10は混合
内容物を支持するとともに、排水と通気を行っている。
11はヒーターで50W程度のものが多孔性床板10の
下側に密着して設置してある。ヒーター11は廃油が分
解する際に発生する熱量を補うとともに、廃油の量の変
動にかかわらず生ゴミ処理槽2内の温度を維持させるた
めのものである。このヒーター11には木質チップ8を
最適な処理温度に保つ温度コントロール機構がついてい
る。温度センサ(図示しない)によって生ゴミ処理槽2
内の温度を検知し、マイコン等の制御手段がこれを所定
の処理温度に維持するように制御している。微生物によ
る発酵処理が活発になる40〜60℃になるように上
昇、維持される。12は厚さ30mmの発砲スチロール
からなる断熱材であって、これによって生ゴミ処理槽2
を保温する。基本的に排出される廃油の量が少ない場合
には熱量があまり期待できないため、断熱材12の厚さ
を増して保温力を上げる必要がある。このとき同時にヒ
ーター11の能力は大きくならざるをえない。
【0035】13はエアポンプであって木質チップ8の
中に空気中の酸素を供給するとともに、散気管14を通
じて廃水処理槽4内を曝気するものである。15は生ゴ
ミ処理槽2の天井裏に結露した水を除去するための集水
溝である。16は排気ファンであって、エアポンプ13
から送られてきた空気、生ゴミ粉砕圧送装置5、圧送配
管6からの空気を速やかに排気するもので、繊維状活性
炭等からなる脱臭装置25を装備することで臭気対策も
行える。17はサドル型のセラミックろ床で、廃水の浄
化に適する微生物を繁殖固定化させる。好気性細菌と、
ボルティセラ属、アスピディスカ属等の原生動物、及び
フィロディナ属等の後生動物が優占化して廃水を効果的
に浄化する。
【0036】18は返送ポンプで、廃水処理槽4で沈澱
した微生物の死骸等から構成される余剰汚泥を返送配管
19を通じて固液分離装置7に返送するものである。2
2は分離水槽3と廃水処理槽4を連絡する移送路であ
る。移送路22は分離水槽3を板で仕切るような形で形
成される。分離水槽3内に貯まる液の量は堰部23によ
って決定され、分離水槽3内の液位は堰部23の高さで
一定に保たれる。この堰部23の位置は、分離水槽3内
の液面が固液分離装置7を十分浸して所定の油分を固形
物に付与できるように、固液分離装置7の中段相当の位
置となっている。このように堰部23は液面レベル制御
装置となっている。図2において20は分離水槽3内に
形成された廃油の油層である。21は固液分離装置7で
分離された生ゴミ粉砕固形物と、廃水処理槽4から返送
された余剰汚泥等とが堆積した固形物である。生ゴミ粉
砕物の上に余剰汚泥が積み重なっている。廃油と廃水は
比重差があるため、固液分離装置7の底部のフィルター
で固形物から分離された廃油と廃水は、自然と2層に分
離され、比重の軽い廃油の油層20の方が上方に形成さ
れ、下方に廃水の層が形成される。本実施例では堰部2
3を用いているが、液面レベル制御装置としては堰部3
のほかに、レベルセンサによって液面レベルを検知し、
これが所定のレベルを越えると分離水槽3内の廃水を廃
水処理槽4に移送するような制御を行うものであっても
よい。このように液面レベル制御装置は、分離された廃
油を廃水上に浮遊する油層20にして、この位置を固液
分離装置7が浸漬される高さに配置させることで、固液
分離装置7内の固形物に油分を付与する油付与手段とな
っている。油付与手段は、このような液面レベル制御装
置のほか、廃油を分離しておき所定量づつ計量して生ゴ
ミ処理槽2にポンプ等で送り込む構成とすることもでき
る。ただこの構成は液面レベル制御装置に比較して複雑
となる。本実施例の堰部23を用いた構成は確実且つ簡
単に油付与をすることができるものである。
【0037】以上は主として、生ゴミ、廃油、廃水等処
理装置を説明したが、これを用いた生ゴミ、廃油、廃水
等処理システムについて説明する。本実施例の生ゴミ、
廃油、廃水等処理システムは、生ゴミ粉砕圧送装置5
と、生ゴミ粉砕圧送装置5から送られてくる生ゴミ粉砕
物、廃油、廃水等を固液分離する固液分離装置7と、固
液分離装置7で分離された廃水と廃油を貯める分離水槽
3と、固液分離装置7で分離された固形物21に分離水
槽3内に形成された油層20の油分を付与する油分付与
手段である堰部23と、油分を付与された固形物21を
好気発酵処理する生ゴミ処理槽2と、分離水槽から送ら
れた廃水を浄化処理する廃水処理槽4と、廃水処理槽4
から浄化処理された廃水を排出する排出路24等から構
成される。生ゴミ粉砕圧送装置5は、台所等から投入さ
れた生ゴミ等を粉砕するための回転するハンマとシュレ
ッダを備え、併せてこの粉砕によってスラリー化した生
ゴミ粉砕固形物を圧送する無閉塞型の圧送ポンプを備え
たものである。ただこの圧送ポンプは必ずしも必要でな
く、生ゴミ粉砕固形物の流下を利用したものであっても
よい。排出路24は下水道等に直接接続することができ
るものである。このように本実施例の処理システムは、
生ゴミ、廃油、廃水等処理装置に生ゴミ粉砕圧送装置5
と排出路24を設けて一体型とし、トータルなシステム
として構築したものである。
【0038】また本発明の生ゴミ、廃油、廃水等処理方
法は、上記の生ゴミ、廃油、廃水等処理装置及び処理シ
ステムの実施例の説明から分かるように、粉砕された生
ゴミ、廃油、廃水等を固液分離するとともに、分離され
た固形物に分離された液の油分を付与して好気発酵処理
し、分離された廃水は浄化処理して排出するものであ
る。生ゴミや廃油、廃水等をシステムに投入するだけで
全て一括して処理することができ、廃油を熱源として利
用できるためエネルギ消費が少なくなる。そして浄化処
理の際に発生する余剰汚泥を再度粉砕された生ゴミ、廃
油、廃水等に返送して固液分離するのも適当である。外
部に直接排出するのは事実上、浄化されて放流可能にな
った廃水だけで、環境に優しいものとなる。さらに分離
された固形物の上に返送する余剰汚泥を注いで、分離さ
れた固形物をろ材として余剰汚泥の気液分離を行うのが
好ましい。余剰汚泥の固液分離を特別のろ過装置を用い
ることなく行うことができる。
【0039】以上のように構成された本発明の生ゴミ、
廃油、廃水等処理装置及び処理システムについて図1及
び図2に基づいてその動作の説明をする。家庭等や業務
上発生する生ゴミ、廃油、廃水等を投入するのに先だっ
て、生ゴミ処理槽2の有効容積の約40%程度の木質チ
ップ8を生ゴミ処理槽2に充填しておき、生ゴミ、廃
油、廃水等を生ゴミ粉砕圧送装置5に投入する。その
後、水道水等を毎分5リットル程度流しながら、生ゴミ
粉砕圧送装置5の電源スイッチを入れる。電源スイッチ
を入れるとハンマが回転して生ゴミ等が粉砕されスラリ
ー化し、圧送ポンプによって水道水等とともに圧送配管
6を通じて固液分離装置7まで圧送され、生ゴミ粉砕固
形物の大部分が固液分離装置7の中に堆積される。廃油
が発生した場合には廃油を生ゴミに混入させて上記の動
作を行えばよい。単にそのまま投入することも可能であ
る。
【0040】廃油が一旦投入されると廃油が廃水と比重
差によって分離されて、廃水の層とこの上に形成された
廃油の油層20とに分離される。堰部23の高さは固液
分離装置7の半分以上を浸漬するように設定されている
から、廃油の油層20は固液分離装置7内の固形物を十
分浸した状態となる。生ゴミ粉砕固形物が固液分離装置
7に送られてきて投入されると、当初、廃水と廃油と生
ゴミ粉砕固形物が入り交じった混合状態となり、時間の
経過とともに生ゴミ粉砕固形物中の水分が比重差で油分
と徐々に入れ替わって減少してくる。水分に替わって油
分が増加してくるため、固形物中の水分に対する炭素の
量が増大し、分解熱量が大きくなる。また生ゴミ処理槽
2へ送られる水分も相対的に低下する。生ゴミ粉砕圧送
装置5が動作を終了してから、生ゴミ粉砕固形物等と余
剰汚泥に油がしみこむために必要な10分程度がさらに
経過すると、固液分離装置7はギヤモータによって生ゴ
ミ処理槽2と分離水槽3との間の仕切り上端に設けられ
たヒンジ回りに回転させられる。すなわち分離水槽3内
に保持されていた固液分離装置7が180度回転して、
固液分離装置7の開口を生ゴミ処理槽2の底に向けた状
態に保持される。これによって固液分離装置7内の固形
物21は生ゴミ処理槽2内に投入される。なお投入が終
了すると、所定時間後再び固液分離装置7は反転されて
分離水槽3内の当初の位置に戻される。
【0041】固液分離装置7のフィルターを通って分離
された廃水と廃油は分離水槽3内に2層に別れて貯めら
れるが、分離水槽3内の液量が増加すると移送路22を
通って廃水処理槽4に廃水が移送される。廃水処理槽4
内に送られた廃水は、セラミックろ床17に生息する微
生物の作用によって浄化される。浄化の進行とともに微
生物は増殖を続け、やがて微生物の死骸を主とする汚
泥、すなわち余剰汚泥が廃水処理槽4の底に沈澱してく
る。この沈澱した余剰汚泥を定期的に返送ポンプ18に
よって固液分離装置7に返送する。この返送タイミング
は生ゴミ粉砕圧送装置5の粉砕、圧送動作終了後とする
のがよい。すなわち返送される余剰汚泥は、必ず緻密に
粉砕された生ゴミ粉砕固形物が堆積した上に注がれるこ
とになる。このとき生ゴミ粉砕固形物がいわばろ材とし
ての機能を果たし、多くの水分を含んだ余剰汚泥が生ゴ
ミ粉砕固形物によって固液分離される。余剰汚泥の固形
分は生ゴミ粉砕固形物と一緒に固液分離装置7内に残り
上記の通り処理されるが、水分は分離水槽3内に戻され
ることになる。
【0042】以上の動作により、家庭等や業務上発生す
る生ゴミや廃油、廃水等は台所等だけで処理することが
でき、操作は生ゴミ、廃油、廃水等の如何を問わず単に
これらを生ゴミ粉砕圧送装置5に投入するだけであるか
ら簡単であり、一括処理することができる。また処理の
難しい廃油を、生ゴミ等と分離して別処理せずに処理で
きるだけでなく、逆に廃油の高い発酵熱を生ゴミ処理槽
2内の温度を上昇もしくは維持させるために用いること
ができる。同時にこの廃油によって生ゴミ処理槽2内の
生ゴミ等の発酵を妨げる水分を相対的に低減させること
ができる。発酵熱を利用することで生ゴミ処理槽2内は
ヒーター11を常時使用しないでも発酵が活発に行える
40〜60℃に保つことができ、生ゴミ等の効率的な発
酵分解処理を行うことができる。また廃水処理槽4で発
生する余剰汚泥は、固液分離装置7内の生ゴミ粉砕固形
物を利用して効率よく固液分離されて濃縮され、生ゴミ
粉砕固形物と廃油と併せて発酵処理することができる。
【0043】以下、本実施例の生ゴミ、廃油、廃水等処
理装置及び処理システムの処理性能について説明する。
測定に用いた生ゴミ、廃油、廃水等処理装置の仕様と測
定条件、測定項目、評価項目は次の通りである。
【0044】 生ゴミ処理槽有効容積 : 40リットル 分離水槽有効容積 : 40リットル 廃水処理槽 : 80リットル 攪拌頻度 : 固液分離装置動作終了1分後20秒、以後3 時間に1回10秒 攪拌回転数 : 1/5(回転/秒) 汚泥返送量 : 5日に1回、1回に5リットル 通気量 : 10(リットル/分) 生ゴミ投入量 : 総住居人数15名からなる一般家庭5世帯分 の生ゴミを毎日入手し、種類、量ともに均等 に分けて、一日一回分を1Kgに調整し、午 前9時に投入した。但し、貝類、魚と鶏以外 の動物の骨は除いた。
【0045】 廃油投入量 : 上記一般家庭5世帯から発生した食用の廃油 を入手し、2週間に1回1.5リットル投入 した。
【0046】 投入期間 : 120日 設置場所 : 屋外で日陰になる場所 測定項目 : 月平均気温 : 月平均生ゴミ処理槽内処理温度 評価項目 : 月平均放流水質(TOC) : 月平均混合内容物容積 : 月平均混合内容物重量 : 月間消費電力量 上記測定項目、評価項目の測定結果を(表1)に示す。
【0047】
【表1】
【0048】(表1)をみると、微生物処理に最も影響
を与え易い平均温度が下がっているにもかかわらず、生
ゴミ処理槽内の処理温度は50℃近傍に保たれ、廃水放
流水質、生ゴミ処理槽の混合内容物の容積、重量は変動
が少なく安定しており、投入された生ゴミと廃油、廃水
が効果的に処理されているのが分かる。また廃油の発酵
熱を利用しているため、生ゴミ処理槽内の処理温度は5
0℃近傍という高温であるにもかかわらず、月間消費電
力は非常に低くなっている。これは廃油を投入しない場
合の半分以下の消費電力に過ぎない。
【0049】
【発明の効果】本発明の生ゴミ、廃油、廃水等処理装置
は、家庭等からでる生ゴミや廃油、廃水を生ゴミ粉砕圧
送装置に投入するだけで、全て一括処理することができ
る。そして外部に直接排出するのは、事実上、浄化され
て放流可能になった廃水だけであり、環境に優しく、使
用者は処理装置の取扱いが容易で、メンテナンス等で煩
わされることもない。
【0050】処理の難しい廃油を分離して別処理する必
要がないだけでなく、廃油の高い発酵熱を生ゴミ処理槽
内の温度を上昇もしくは維持させるために用いることが
でき、エネルギ消費を少なくすることができ、同時にこ
の廃油によって生ゴミ処理槽内の生ゴミ等の発酵を妨げ
る水分を低減させることができる。
【0051】さらに廃水処理槽で発生する余剰汚泥は、
固液分離装置内の生ゴミ粉砕固形物を利用して効率よく
固液分離されて濃縮され、生ゴミ粉砕固形物と廃油と一
緒に発酵処理することができ、余剰汚泥を処理するため
の装置が不要でコンパクトな構成となる。また生ゴミ処
理槽と分離水槽と廃水処理槽を一体化した構成であって
コンパクトな構成とすることができる。
【0052】また生ゴミ処理槽内の混合内容物は高温に
保持されているため、高温好気発酵微生物が増殖して生
ゴミ等の減容化速度を高めるとともに、高温下では生活
害虫も発生しにくくなる。
【0053】本発明の生ゴミ、廃油、廃水等処理システ
ムは、投入された生ゴミ、廃油、廃水等を粉砕して圧送
する生ゴミ粉砕圧送装置と、廃水処理槽で浄化処理した
廃水を排出路を備えているから、生ゴミや廃油、廃水等
をシステムに投入するだけで全て一括して処理すること
ができ、取扱いやメンテナンスが容易で、外部に直接排
出する排出物は事実上、浄化されて放流可能になった廃
水だけとなる。システムの油付与が簡単な構成で行え、
システムでの廃油処理が容易に行える。またシステムの
油付与を確実に且つ非常に簡単な構成で行うことができ
る。システムの構成をコンパクトにすることができる。
【0054】本発明の生ゴミ、廃油、廃水等処理方法
は、生ゴミや廃油、廃水等をシステムに投入するだけで
全て一括して処理することができ、外部に直接排出する
のは浄化されて放流可能になった廃水だけで環境に優し
く、廃油を熱源として利用できるためエネルギ消費が少
なくなる。余剰汚泥の水分を分離するための装置が不要
で、余剰汚泥は濃縮され生ゴミ粉砕固形物と廃油と一緒
に発酵処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における生ゴミ、廃油、廃水
等処理装置及び処理システムの全体図
【図2】本発明の一実施例における生ゴミ、廃油、廃水
等処理装置の固液分離装置の要部拡大図
【符号の説明】
1 生ゴミ、廃油、廃水等処理装置本体 2 生ゴミ処理槽 3 分離水槽 4 廃水処理槽 5 生ゴミ粉砕圧送装置 6 圧送配管 7 固液分離装置 8 木質チップ 9 攪拌羽根 10 多孔性床板 11 ヒーター 12 断熱材 13 エアポンプ 14 散気管 15 集水溝 16 排気ファン 17 セラミックろ床 18 返送ポンプ 19 返送配管 20 油層 21 固形物 22 移送路 23 堰部 24 排出路 25 脱臭装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植田 英稔 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 花田 康行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】投入された生ゴミ、廃油、廃水等を固液分
    離する固液分離装置と、前記固液分離装置で分離された
    廃水と廃油を貯める分離水槽と、前記固液分離装置で分
    離された固形物に前記分離水槽内に形成された油層の油
    分を付与する油分付与手段と、油分を付与された固形物
    を好気発酵処理する生ゴミ処理槽と、前記分離水槽から
    送られた廃水を浄化処理する廃水処理槽を備えたことを
    特徴とする生ゴミ、廃油、廃水等処理装置。
  2. 【請求項2】前記油分付与手段が、前記分離水槽内の油
    層の液位を前記固液分離装置が浸漬される位置に制御す
    る液面制御手段であることを特徴とする請求項1記載の
    生ゴミ、廃油、廃水等処理装置。
  3. 【請求項3】前記液面制御手段が、前記分離水槽から前
    記廃水処理槽に廃水を送る移送路の堰部であることを特
    徴とする請求項2記載の生ゴミ、廃油、廃水等処理装
    置。
  4. 【請求項4】前記固液分離装置が底部に液透過性のフィ
    ルターを備え、側面に回動腕を備えた容器であり、前記
    回動腕を回動させることにより内部の固形物を前記生ゴ
    ミ処理槽に移送することを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載の生ゴミ、廃油、廃水等処理装置。
  5. 【請求項5】前記廃水処理槽で発生する余剰汚泥を前記
    固液分離装置に返送することを特徴とする請求項1〜4
    のいずれかに記載の生ゴミ、廃油、廃水等処理装置。
  6. 【請求項6】生ゴミ粉砕圧送装置と、前記生ゴミ粉砕圧
    送装置から送られてくる生ゴミ粉砕物、廃油、廃水等を
    固液分離する固液分離装置と、前記固液分離装置で分離
    された廃水と廃油を貯める分離水槽と、前記固液分離装
    置で分離された固形物に前記分離水槽内に形成された油
    層の油分を付与する油分付与手段と、油分を付与された
    固形物を好気発酵処理する生ゴミ処理槽と、前記分離水
    槽から送られた廃水を浄化処理する廃水処理槽と、前記
    廃水処理槽から浄化処理された廃水を排出する排出路を
    備えたことを特徴とする生ゴミ、廃油、廃水等処理シス
    テム。
  7. 【請求項7】前記油分付与手段が、前記分離水槽内の油
    層の液位を前記固液分離装置が浸漬される位置に制御す
    る液面制御手段であることを特徴とする請求項6記載の
    生ゴミ、廃油、廃水等処理システム。
  8. 【請求項8】前記液面制御手段が、前記分離水槽から前
    記廃水処理槽に廃水を送る移送路の堰部であることを特
    徴とする請求項7記載の生ゴミ、廃油、廃水等処理シス
    テム。
  9. 【請求項9】前記固液分離装置が底部に液透過性のフィ
    ルターを備え、側面に回動腕を備えた容器であり、前記
    回動腕を回動させることにより内部の固形物を前記生ゴ
    ミ処理槽に移送することを特徴とする請求項6〜8のい
    ずれかに記載の生ゴミ、廃油、廃水等処理システム。
  10. 【請求項10】前記廃水処理槽で発生する余剰汚泥を前
    記固液分離装置に返送することを特徴とする請求項6〜
    9のいずれかに記載の生ゴミ、廃油、廃水等処理システ
    ム。
  11. 【請求項11】粉砕された生ゴミ、廃油、廃水等を固液
    分離するとともに、分離された固形物には分離された液
    の油分を再度付与して好気発酵処理し、分離された廃水
    は浄化処理して排出することを特徴とする生ゴミ、廃
    油、廃水等処理方法。
  12. 【請求項12】浄化処理の際に発生する余剰汚泥を粉砕
    された生ゴミ、廃油、廃水等に返送して合わせて固液分
    離することを特徴とする請求項11記載の生ゴミ、廃
    油、廃水等処理方法。
  13. 【請求項13】前記固液分離装置内の固形物の上に返送
    する余剰汚泥を注ぎ、固形物をろ材として余剰汚泥の気
    液分離を行うことを特徴とする請求項12記載の生ゴ
    ミ、廃油、廃水を処理する生ゴミ、廃油、廃水等処理方
    法。
JP7051258A 1995-03-10 1995-03-10 生ゴミ、廃油、廃水等処理装置及び処理システム Pending JPH08243530A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3436266B2 (ja) * 1999-09-01 2003-08-11 株式会社アースクリーン 汚水処理装置
JP2009106932A (ja) * 2007-10-12 2009-05-21 Nippon Steel Engineering Co Ltd エタノール及び油の回収・製造方法

Cited By (3)

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