JP3033082U - 排水含有厨芥処理装置 - Google Patents
排水含有厨芥処理装置Info
- Publication number
- JP3033082U JP3033082U JP1996007095U JP709596U JP3033082U JP 3033082 U JP3033082 U JP 3033082U JP 1996007095 U JP1996007095 U JP 1996007095U JP 709596 U JP709596 U JP 709596U JP 3033082 U JP3033082 U JP 3033082U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wastewater
- tank
- kitchen waste
- decomposition tank
- underwater decomposition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 厨芥を粉砕した排水含有厨芥を固液分離する
ことなく好気的条件下で酸化分解し、排水を既存の下水
処理施設の処理能力範囲内に処理する排水含有厨芥処理
装置とする。 【解決手段】 厨芥を粉砕した排水含有厨芥を好気的条
件下で分解するための保温手段、送気手段、撹拌手段を
有する水中分解槽5と、水中分解槽5からの排水を好気
分解処理する排水処理槽13とを備える。水中分解槽5
より排水処理槽13へエアー配管を設ける。排水処理槽
13より水中分解槽5へ移送する返送手段を設ける
ことなく好気的条件下で酸化分解し、排水を既存の下水
処理施設の処理能力範囲内に処理する排水含有厨芥処理
装置とする。 【解決手段】 厨芥を粉砕した排水含有厨芥を好気的条
件下で分解するための保温手段、送気手段、撹拌手段を
有する水中分解槽5と、水中分解槽5からの排水を好気
分解処理する排水処理槽13とを備える。水中分解槽5
より排水処理槽13へエアー配管を設ける。排水処理槽
13より水中分解槽5へ移送する返送手段を設ける
Description
【0001】
本考案は、家庭や業務用の調理場等の厨房より排出される厨芥を粉砕機で粉砕 した後、粉砕機より排出される排水含有厨芥の処理装置に関するものである。
【0002】
従来、厨芥の処理方法としては焼却したり埋め立て等により処理する方法が一 般的であった。 しかし、厨芥を厨房より搬出する際の煩雑さに加え、保管時における腐敗臭の 発生等の衛生上問題があった。
【0003】 これに対して、厨芥を粉砕機(ディスポーザー)で粉砕し排水とともに下水道 に流す方法は処理が簡単で厨房内が衛生的に保たれるという利点があるが、粉砕 物による下水管の目詰まりや終末処理場の処理能力不足による放流水の汚染等の 問題を抱えているのが現状である。
【0004】 又、一方では、厨芥を好気的微生物群によって発酵・分解処理する方法も知ら れている。この発酵・分解処理方法を用いた装置の一例である発酵・分解処理装 置について、図2を参照しながら説明する。 図2は発酵・分解処理装置の要部断面図であり、図中31は厨芥の投入口、3 2は微生物担体、33は撹拌装置、34はモーター、35はヒーター等の保温装 置である。
【0005】 厨芥を投入口31から発酵・分解処理装置30に投入する。次に、投入された 厨芥と微生物担体32はモーター34で駆動される撹拌装置33によって撹拌さ れ、好気的条件下で発酵が開始される。
【0006】 微生物担体33は一般にオガクズ等の多孔質木質チップが用いられていて、厨 芥に含まれる水分を調整し発酵作用を促進させるものである。又、保温装置35 によって装置内は発酵作用に最適な温度に保たれる。 好気的微生物群による発酵過程において、厨芥は水蒸気、炭酸ガス等に分解処 理され、脱臭装置36を経て大気中に放出される。
【0007】
しかしながら、上記従来の発酵・分解装置においては、粉砕機で処理した排水 含有厨芥を処理する場合は、直接投入すると微生物担体の水分が過剰となり好気 的条件が保てず、嫌気的発酵が促進し好気的発酵が阻害されるため、排水含有厨 芥を固液分離する手段が必要である。 又、大量の厨芥を処理する大型装置では撹拌装置が複雑になる。 更に、微生物担体は徐々に性能が劣化するため定期的に交換する必要があると いう問題があった。
【0008】 上記点より本考案は、厨芥を粉砕した排水含有厨芥を固液分離することなく好 気的条件下で酸化分解し、排水を既存の下水処理施設の処理能力範囲内に処理す る排水含有厨芥処理装置を提供しようとするものである。
【0009】
上記課題を解決するため本考案装置は、厨芥を粉砕した排水含有厨芥を好気的 条件下で分解するための保温手段、送気手段、撹拌手段を有する水中分解槽と、 水中分解槽からの排水を好気分解処理する排水処理槽とを備えたことを特徴とす るものである。
【0010】 又、本考案装置は、前記水中分解槽での排水含有厨芥の分解過程で発生する臭 気を前記水中分解槽より前記排水処理槽へ排気するエアー配管が具備されている ことを特徴とするものである。 又、本考案装置は、前記排水処理槽で排水処理後に発生した余剰汚泥を前記排 水処理槽より前記水中分解槽へ移送する返送手段が具備されていることを特徴と するものである。
【0011】 上記構成を有する本考案は、水中分解槽では、温度調整・送気・撹拌手段によ って高温の好気性微生物群を主体とした好気分解が促進され、厨芥を粉砕機で粉 砕した排水含有厨芥は固液分離する事がなく分解される。 又、分解過程で発生する臭気は、排水処理槽へ排気することで、排水処理装置 内に存在する微生物によって生物脱臭される。 更に、排水処理後に発生した余剰汚泥は、返送管を通じて水中分解槽へ返送さ れ再び好気処理されるため、汚泥の回収が不要となる。
【0012】
以下、本考案の一実施の形態を図面に基づき説明する。 図1は本考案排水含有厨芥処理装置の構成図、図2は従来の排水含有厨芥処理 装置の要部断面図である。図1において、1は粉砕機で厨房2内のシンク3に設 置されている。粉砕機1で粉砕処理された排水含有厨芥は、移送配管4を通じて 水中分解槽5に流入する。 水中分解槽5は、繊維強化プラスチック等の合成樹脂や金属又は漏水防止処理 を施したコンクリート等で製造され、排水含有厨芥を好気的微生物群により好気 分解処理するものである。
【0013】 又、水中分解槽5の内底部に散気管6が配置され、ブロワ7により送気管8を 通じて槽内を常時エアレーションすると同時に、撹拌もするようになっている。 水中分解槽5内に設置されたヒーター等の加温機9は、槽内に設置された温度 センサー10と温度コントローラー11により、槽内を25〜60℃になるよう に制御するようになっている。 以上の条件下では、排水含有厨芥は、好気的微生物群による分解作用が効率よ く働き、水や炭酸ガス等の分子レベルにまで分解される。 又、厨芥と同時に水中分解槽5に流入した排水は、移流管12を通じて、排水 処理槽13の曝気室14に流入する。
【0014】 排水処理槽13は、曝気室14と沈澱室15に区画され、繊維強化プラスチッ ク等の合成樹脂や金属又は漏水防止処理を施したコンクリート等で製造され、曝 気室14は排水中の有機物成分を好気的に処理する処理槽であり、曝気室14の 内底部には散気管16が配置され、ブロワ17により送気管18を通じて曝気室 14内を常時エアレーションしている。 曝気室14に流入した排水は、好気性微生物群によって排水中の有機物を酸化 分解されることにより浄化処理された後、移流管19を通じて沈澱室15に導入 される。沈澱室15内では、未分解固形分や曝気室14内で発生した余剰汚泥が 底部に沈澱し、上澄みが放流管20を通じて外部へ放流される。
【0015】 沈澱室15に沈澱した余剰汚泥は、返送管21及びポンプ22を通じて水中分 解槽5に返送される。返送された余剰汚泥は、水中分解槽5で再度好気分解処理 されるので、汚泥の回収等が不要である。 水中分解槽5で発生するガスの主成分は、炭酸ガスであるが、アンモニア、メ ルカプタン類等の悪臭成分も発生する。発生した悪臭成分は、ブロワ17により 空気とともにエアー配管である移送管23に吸い込まれ、送気管18を通じて散 気管16より曝気室14にエアレーションされ、曝気室14内を好気的状態に保 つ。 又、悪臭成分は曝気室14内の処理水中に溶解もしくは好気性微生物群の体表面 に吸着され生物脱臭処理される。
【0016】
本考案よれば、粉砕機により粉砕された排水含有厨芥を固液分離する事なく分 解処理し、排水を浄化処理した後に放流することができ、排水を既存の下水処理 施設の処理能力範囲内に処理できる効果がある。 又、排水処理過程で発生した余剰汚泥も水中分解槽へ返送し分解するため、余 剰汚泥の回収等の処理を不要とすることができメンテナンスが容易になるという 効果がある。 更に、水中分解槽で発生する悪臭は排水処理槽へのエアレーションによって好 気的微生物群による脱臭を行うことができるという効果がある。
【図1】本考案排水含有厨芥処理装置の一実施の形態を
示す構成図である。
示す構成図である。
【図2】従来の排水含有厨芥処理装置の要部断面図であ
る。
る。
1 粉砕機 2 厨房 3 シンク 4 移送配管 5 水中分解槽 6 散気管 7 ブロワ 8 送気管 9 加温機 10 温度センサー 11 温度コントローラー 12 移流管 13 排水処理槽 14 曝気室 15 沈殿室 16 散気管 17 ブロワ 18 送気管 19 移流管 20 放流管 21 返送管 22 ポンプ 23 移送管
Claims (3)
- 【請求項1】 厨芥を粉砕した排水含有厨芥を好気的条
件下で分解するための保温手段、送気手段、撹拌手段を
有する水中分解槽と、水中分解槽からの排水を好気分解
処理する排水処理槽とを備えたことを特徴とする排水含
有厨芥処理装置。 - 【請求項2】 前記水中分解槽での排水含有厨芥の分解
過程で発生する臭気を前記水中分解槽より前記排水処理
槽へ排気するエアー配管が具備されていることを特徴と
する請求項1記載の排水含有厨芥処理装置。 - 【請求項3】 前記排水処理槽で排水処理後に発生した
余剰汚泥を前記排水処理槽より前記水中分解槽へ移送す
る返送手段が具備されていることを特徴とする請求項1
記載の排水含有厨芥処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996007095U JP3033082U (ja) | 1996-07-01 | 1996-07-01 | 排水含有厨芥処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996007095U JP3033082U (ja) | 1996-07-01 | 1996-07-01 | 排水含有厨芥処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3033082U true JP3033082U (ja) | 1997-01-17 |
Family
ID=43167972
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996007095U Expired - Lifetime JP3033082U (ja) | 1996-07-01 | 1996-07-01 | 排水含有厨芥処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3033082U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002192129A (ja) * | 2000-12-26 | 2002-07-10 | Clean Tec Kk | 厨芥含有汚水の処理方法及びその装置 |
JP2004113876A (ja) * | 2002-09-25 | 2004-04-15 | Takubo Industrial Corp | 生分解性素材および有機物の液中分解処理方法とその装置 |
-
1996
- 1996-07-01 JP JP1996007095U patent/JP3033082U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002192129A (ja) * | 2000-12-26 | 2002-07-10 | Clean Tec Kk | 厨芥含有汚水の処理方法及びその装置 |
JP2004113876A (ja) * | 2002-09-25 | 2004-04-15 | Takubo Industrial Corp | 生分解性素材および有機物の液中分解処理方法とその装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN107010788A (zh) | 一种规模化养猪场养殖废水处理系统及方法 | |
US6224646B1 (en) | Waste treatment system | |
CN109609559A (zh) | 高锰酸钾(KMnO4)提高污泥厌氧发酵产生短链脂肪酸的方法 | |
JP2003033780A (ja) | 排水処理方法 | |
JPH10235315A (ja) | 流動有機性廃棄物の処理方法 | |
CN112573781A (zh) | 利用餐厨垃圾水解酸化液进行低c/n污水脱氮除磷的协同处置系统及处理方法 | |
KR20220096414A (ko) | 분말 산화철을 이용한 수처리장치 | |
JP3033082U (ja) | 排水含有厨芥処理装置 | |
WO1998017583A1 (fr) | Cuve d'aeration pour liquide de dechets organiques et dispositif d'aeration utilisant ladite cuve | |
JP4199369B2 (ja) | 汚泥減容化処理方法 | |
JPH1177095A (ja) | 家畜ふん尿処理システム | |
KR200417043Y1 (ko) | 고온호기소화조와 중온혐기소화조 및 전기분해조를 이용한활성슬러지의 감량화장치 | |
JP2003340408A (ja) | メタン発酵処理システムと処理方法 | |
JP2004008843A (ja) | 有機性排水の処理方法 | |
JPH10337594A (ja) | 廃棄物処理装置 | |
CN215208983U (zh) | 利用餐厨垃圾水解酸化液进行低c/n污水脱氮除磷的协同处置系统 | |
JP2004041953A (ja) | 有機性排水の処理方法および装置 | |
KR102340961B1 (ko) | 분말 산화철을 이용한 수처리장치 | |
JP3409728B2 (ja) | 有機性廃棄物の処理方法 | |
JP4665693B2 (ja) | 有機性廃棄物の処理方法および処理装置 | |
JP2000189932A (ja) | 有機性廃棄物の処理装置 | |
JPH0810792A (ja) | 厨芥含有汚水処理装置 | |
JP2536810B2 (ja) | 高濃度有機排水処理方法 | |
CN206915947U (zh) | 一种规模化养猪场养殖废水处理系统 | |
JP2002219482A (ja) | 排水処理装置 |