JP4042012B2 - 生ごみ処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、家庭や小規模の飲食店等から出る生ごみをディスポーザで破砕した固形物懸濁液の処理に用いられ、特に加温を行い微生物の活性を高めて処理する生ごみ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ディスポーザで破砕した生ごみの固形物懸濁液は、し尿、その他雑排水の処理を行う合併処理浄化槽に導入させ処理させている。しかしながら、前記した合併処理浄化槽は、生ごみの固形物懸濁液が流入すると、汚濁負荷が高くなりすぎてしまい、処理性能が発揮されなかったり、また適性な汚濁負荷になるように設定すると合併処理浄化槽の槽容量が著しく大きくなってしまうなどの問題がある。このような観点から、特開平9−192624号公報に示されるように、生ごみの固形物懸濁液は、合併処理浄化槽とは別の装置を用いて処理を行わせ汚濁負荷の低減を図った上で、該処理装置の処理水を既設の合併処理浄化槽へ導入させたり、または下水道へ放流させるようにした生ごみ処理装置が提案されている。
【0003】
また、生ごみの破砕固形物の減量化を図るために、前記特開平9−192624号公報では、浸漬ろ床法の一つとして槽内に籾殻やぬかなどの微生物付着体を充填し、該付着体に付着した好気性微生物を用いて、且つ槽内を15〜23℃に水温を保持して好気性微生物の活性を高めて、生ごみの固形物懸濁液中の固形物を炭酸ガスと水に分解させ消滅させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、生ごみの固形物懸濁液の固形物を減量化する場合において、上記した特開平9−192624号公報に示されているような装置では、次のような課題があった。その一つには、籾殻やぬかなどに付着した好気性微生物を用いても、生ごみ処理装置の槽内温度が15〜23℃と低いため、通常採用される程度の処理時間では、前記生ごみの固形物懸濁液の固形物を炭酸ガスと水にまでは分解するに至らず、従って固形物の減量化を図ることが困難である。仮にこのような装置で分解を図るためには、処理時間を著しく長くする必要があり、結果的に処理装置の容量が大きくなってしまうことである。また、二つ目として、前記籾殻やぬかなどの微生物付着体は、有機物であるため長期的には微生物によって崩壊若しくは分解されてしまうため、新しい付着体を補充しなければならず、維持管理に負担をかけてしまうことである。
【0005】
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであり、耐久性のある微生物付着体を用いて固形物懸濁液の固形物の減量化を図り、合わせて処理水中の汚濁量(BODと略す)を低減させて、合併処理浄化槽の前処理装置、あるいは下水道へ放流するための前処理装置として、家庭規模で容易に取り付けができる生ごみ処理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成させるために、本発明は、ディスポーザで破砕した生ごみの固形物懸濁液を、生物処理が良好に機能するように先ず沈殿槽に導き、該沈殿槽で固形物の分離と固形物懸濁液の流量調整を行い、次に沈殿槽からの移流水を嫌気処理槽及び好気処理槽へ順次移流させ、SS(浮遊懸濁物質)の可溶化とBODの低減を図り、結果的に固形物の減量化を図って、処理装置外へ放流させるものである。また、嫌気処理槽及び/または好気処理槽には、前記の生物処理機能を向上させるためにヒーターを設けて加温するようにしている。また、前記嫌気処理槽に溜まった汚泥は、沈殿槽に戻して嫌気処理が良好に行われるようにしている。
【0007】
即ち、本発明の請求項1は、図1に示すように、ディスポーザ2で破砕した生ごみの固形物懸濁液の固形物を分離し、且つ前記固形物懸濁液の流量調整を行う沈殿槽3と、該沈殿槽3から移流する移流水を嫌気処理する嫌気処理槽4と、該嫌気処理槽4から移流する移流水を好気処理する好気処理槽5と、該好気処理槽5の移流水を貯留する処理水槽6とからなる生ごみ処理装置1であって、前記嫌気処理槽4及び好気処理槽5に微生物の付着体7を設け、且つ嫌気処理槽4及び/または好気処理槽5にヒーター9を設けて加温を行い、前記処理水槽6に移送ポンプ8を設け、該移送ポンプ8により処理水を前記沈殿槽3に循環し、前記嫌気処理槽4の下部から前記沈殿槽3の下部へ通じる配管10に開閉弁11を設け、該開閉弁11を前記沈殿槽3に設けた水位センサー12からの信号により開閉して、前記開閉弁11が開のときに前記嫌気処理槽4の汚泥を前記沈殿槽3へ移流することを特徴とする。
【0008】
また、本発明の請求項2は、請求項1の生ごみ処理装置1において、少なくとも嫌気処理槽4及び好気処理槽5を40〜60℃にして処理することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明について、図1を参照して説明する。なお、図1は、本発明の生ごみ処理装置1の概要を示す断面図である。家庭や飲食店等で排出される野菜、果物、魚貝類、肉類等の生ごみは、流し台13に装着されたディスポーザ2により1〜2mm程度に破砕され、このとき水道水も加えられて固形物懸濁液となり、移流管14を通り生ごみ処理装置1の沈殿槽3に移流される。該沈殿槽3では、前記固形物懸濁液の固形物を沈殿分離させる。沈殿槽3で分離できなかった固形物を含んだ懸濁液は、沈殿槽3に設けた移送ポンプ15によりその定量が嫌気処理槽4へ移流される。
【0011】
該嫌気処理槽4では、嫌気性微生物の作用により、固形物の可溶化及び有機物の嫌気的分解が行われる。嫌気処理槽4で処理された固形物懸濁液は、自然流下により好気処理槽5に移流され、該好気処理槽5では、好気性微生物の作用により、さらに固形物の可溶化及び有機物の好気的分解が行われる。固形物懸濁液は、上記のように沈殿槽3、嫌気処理槽4、好気処理槽5を順次移流させて処理するので、固形物の減量化が行なわれ、また処理水を低BODにすることができる。低BODとなった処理水は、処理水槽6を経て該処理水槽6の上部に設けた放流管16より、生ごみ処理装置1外へ放流される。
【0012】
本発明をさらに詳しく説明する。移流管14には、ディスポーザ2により破砕された固形物懸濁液だけでなく、食器等の洗い水や手洗い水など汚濁度の低い排水も通ることになる。前記汚濁度の低い排水を固形物懸濁液と同様に生ごみ処理装置1に流入させると、該生ごみ処理装置1への水量負荷が高くなり、処理装置としての容量が大きくなってしまうという問題が生じる。そこで、生ごみ処理装置1への水量負荷を低減させるために、固形物をほとんど含まない従来の汚濁度の低い排水は、移流管14より分岐したバイパス管17より、直接合併処理浄化槽、下水道、場合によっては側溝等の生ごみ処理装置1外へ放流させることが好ましい。
【0013】
なお、このような場合には、前記バイパス管17にディスポーザ2と連動して作動する自動開閉弁18を設け、ディスポーザ2が作動しているときには前記自動開閉弁18を閉じて固形物懸濁液を生ごみ処理装置1へ流入させ、また、ディスポーザ2が停止しているときには前記自動開閉弁18を開いて、汚濁度の低い排水をバイパス管17より生ごみ処理装置1外へ放流させるようにすることが好ましい。
【0014】
生ごみ処理装置1の沈殿槽3は、固形物懸濁液の固形物を沈殿分離させ、後段の嫌気処理槽4、好気処理槽5への汚濁負荷を低減させるために設けている。特に前記固形物懸濁液に含まれる骨、貝殻、卵殻等の固形物は、生物分解が行われ難く、これらが後段の嫌気処理槽4、好気処理槽5に移流されると、後述する微生物の付着体7に付着して微生物処理の弊害となるほか、槽底部に堆積して処理水悪化の原因にもなるため、予め沈殿槽3で除去するものである。なお、前記沈殿槽3の底部に堆積した固形物は、維持管理の際に水中ポンプ等を用いて生ごみ処理装置1外に排出させるようにしている(図示省略)。
【0015】
一方、固形物懸濁液は、ディスポーザ2より不定期に排出され前記沈殿槽3へ移流されるため、該沈殿槽3に対しては前記固形物懸濁液が間欠で短時間に負荷されることになる。従って、このように大きな流量変動があると、沈殿槽3では固形物の分離が十分に行なわれず、また後段の嫌気処理槽4、好気処理槽5の処理性能も不安定になってしまう。そこで、固形物懸濁液の流入変動を吸収し、平均化して嫌気処理槽4、好気処理槽5へ固形物懸濁液を移流させるために、前記沈殿槽3には、流量調整機能を持たせている。即ち、前記沈殿槽3には、移送ポンプ15が設けてあり、該移送ポンプ15により固形物懸濁液の定量を後段の嫌気処理槽4の上部へ揚水し移流させ、流入量と移流量の差分を貯留できる容量を流量調整部(図1中、H.W.L.とL.W.Lとの間)として設けている。
【0016】
なお、上記した移送ポンプ15には、エアリフトポンプまたは電動ポンプを用いることができるが、本発明では、コストの安いエアリフトポンプが好ましく用いられる。前記エアリフトポンプには、該エアリフトポンプの上部に固形物懸濁液の移流量を例えば堰高さを変えることにより調整できる計量装置が設けてあり、揚水した固形物懸濁液を前記計量装置により、定量(一定量)を移流させ、過剰分を沈殿槽3に戻すようにしている。
【0017】
嫌気処理槽4には、該嫌気処理槽4内に大量の嫌気性微生物を保持させ、沈殿槽3より移流する固形物懸濁液中の固形物の可溶化とBODの分解を効率よく行わせるために、微生物の付着体7がろ床として形成されている。前記付着体7は、嫌気性微生物を大量に保持できる一方、ろ床の目詰まりを生じにくい形状のものが好ましく、例えば、網様円筒状、骨格様球状、へちま状、小円筒状、波板状、発泡体(スポンジ状)等が用いられる。また、前記付着体7には、ポリプロピレン、ポリカーボネート、フェノール樹脂等の合成樹脂製、セラミックス等、後述する水温40〜60℃に耐える材料が好ましく用いられる。
【0018】
上記の嫌気処理槽4で発生した汚泥は、槽上部にスカムとして浮上したり、また槽底部に堆積するが、特に槽底部に堆積した汚泥は、その量が多くなると移流水に混入して後段の好気処理槽5へ移流されてしまうため、その移流を防止させる手段を設けている。その手段として本発明は、前記嫌気処理槽4の底部から沈殿槽3の底部へ通じる配管10を設け、該配管10に開閉弁11を設けている。そして、前記開閉弁11を沈殿槽3に設けた水位センサー12からの信号により開閉させ、前記開閉弁11が開のときに嫌気処理槽4の底部にある汚泥を沈殿槽3に移流させるようにしている。
【0019】
さらに詳しく説明すると、沈殿槽3の水位は、嫌気処理槽4の水位より常時低い状態にある。そこで前記した開閉弁11を開にすると、高水位にある嫌気処理槽4から低水位にある沈殿槽3へ流れを生じ、前記嫌気処理槽4の底部に堆積している汚泥が沈殿槽3に移流されるものである。前記開閉弁11の開閉動作は、前記した水位センサー12により行わせ、そのタイミングは、沈殿槽3の水位が低水位(L.W.L)に達したら開閉弁11を開き、嫌気処理槽4からの移流水により水位が上昇し調整水位(C.W.L)に達したら開閉弁11を閉じるようにしている。従って、前記したような制御を組み込むことにより、嫌気処理槽4の底部に堆積している汚泥は、自動的に沈殿槽3へ排出させることができる。
【0020】
なお、上記沈殿槽3の調整水位(C.W.L)は、沈殿槽3を低水位(L.W.L)にして、また嫌気処理槽4を定常水位にした後、開閉弁11を開いて嫌気処理槽4の水を沈殿槽3に移流させ、該沈殿槽3と前記嫌気処理槽4との水位が平衡となる水位以下に設定している。これによって、開閉弁11が開のときに、固形物懸濁液が流入しても前記沈殿槽3の水位が嫌気処理槽4の水位より高くなることがなくなり、沈殿槽3の槽内水が配管10を通り嫌気処理槽4へ逆流することを防止できる。そして、上記した水位センサー12には、棒状電極式センサー、フロート式センサー等が用いられる。
【0021】
好気処理槽5には、該好気処理槽5に大量の好気性微生物を保持させ、嫌気処理槽4より自然流下で流入する嫌気処理水中に残留する固形物の可溶化とBODのさらなる分解を行わせるために、微生物の付着体7がろ床として形成されている。前記付着体7は、好気性微生物を大量に保持できる一方、ろ床の目詰まりを生じにくい形状のものが好ましく、例えば、網様円筒状、骨格様球状、へちま状、小円筒状、波板状、発泡体(スポンジ状)等が用いられる。また、前記付着体7には、ポリプロピレン、ポリカーボネート、フェノール樹脂等の合成樹脂製、セラミックス等、後述する水温40〜60℃に耐える材料が好ましく用いられる。
【0022】
また、好気処理槽5には、付着体7のろ床下方に散気管19が設けてあり、ブロワ20から送られる空気を前記散気管19より吐出させ、好気処理槽5をばっ気するようにしている。
【0023】
上記した嫌気処理槽4及び好気処理槽5は、水温が高いほど微生物の活性が高くなるため、ヒーター9を取り付け、少なくとも前記嫌気処理槽4及び好気処理槽5が水温40〜60℃になるように設定(温度センサーの表示省略)している。なお前記水温が60℃を超えると、逆にその環境下で棲息できる微生物種が少なくなってしまい処理効率が向上せず、また加温に要する電力もかさんでしまう。また、前記水温が40℃未満であると、処理効率が低下してしまい、嫌気処理槽4及び好気処理槽5の槽容量が大きくなってしまう。
【0024】
一方、生ごみ処理装置1は、後述する移送ポンプ8により、処理水槽6の処理水を沈殿槽3に返送させるようにしてあり、即ち処理系内で一部槽内水を循環させているので、各処理槽の水温をほぼ一定にさせることができる。そのため、前記ヒーター9は、図1では好気処理槽5に設けているが、嫌気処理槽4に設けてもよく、好気処理槽5及び嫌気処理槽4に設けてもよい。
【0025】
処理水槽6は、該処理水槽6の底部が好気処理槽5から傾斜させた底部の最下点になるようにして形成させている。また、前記処理水槽6には、移送ポンプ8が取り付けてあり、該移送ポンプ8により処理水槽6の槽内水の一部を定量的に沈殿槽3へ循環させている。前記処理水の一部を定量的に沈殿槽3へ循環させることにより、低BODの処理水が安定して得られるとともに、固形物の減量化が促進され、また硝化された窒素も除去することができる。さらには、好気処理槽5のろ床から汚泥が剥離しても、該汚泥は処理水槽6の底部に移動し、前記した移送ポンプ8により、沈殿槽3へ排出させることができる。なお、前記移送ポンプ8には、エアリフトポンプまたは電動ポンプを用いることができるが、本発明では、コストの安いエアリフトポンプが好ましく用いられる。
【0026】
以上のように、生ごみの固形物懸濁液は、沈殿槽3、嫌気処理槽4、好気処理槽5へ順次移流させることにより、BODを十分に除去することができる。そして処理水は、処理水槽6の上部に設けた放流管16より生ごみ処理装置1外へ放流させることができる。
【0027】
【実施例】
上記のようにして運転される生ごみ処理装置1(鋼板製)を製作して、生ごみの固形物懸濁液の処理を行った。生ごみ処理装置1の全有効容量は120Lとし、そのうち、沈殿槽3=45L、嫌気処理槽4=30L、好気処理槽5=30L、処理水槽6=15Lとした。沈殿槽3に取り付ける水位センサー12には、ステンレス製の棒状電極式センサーを用い、開閉弁11が閉じる調整水位(C.W.L)は、沈殿槽3を低水位(L.W.L)にして、また嫌気処理槽4を定常水位にした後、開閉弁11を開けて沈殿槽3と嫌気処理槽4の水位が平衡となる水位より30mm下方に設定した。従って、開閉弁11は、低水位(L.W.L)で開き、調整水位(C.W.L)で閉じるようにした。
【0028】
沈殿槽3及び処理水槽6に取り付ける移送ポンプ15、8には、エアリフトポンプを用い、ブロワ20から分岐させた空気を該エアリフトポンプに供給した。また、前記2つのエアリフトポンプの上部には、移流量を調整する計量装置を設けた。そして、沈殿槽3のエアリフトポンプの計量装置から嫌気処理槽4へ移送させる時間当たりの移流量は、間欠で流入する固形物懸濁液量を24時間に平均化した時間当たりの流入量(Q)の4Q(4倍)に設定した。即ち、固形物懸濁液流入量1Qと、処理水槽6のエアリフトポンプから移送されてくる処理水の時間当たりの移流量3Qとを合せた4Qを移流させるようにした。なお、沈殿槽3の上部には流量調整部(H.W.LとL.W.Lとの間)を設けた。
【0029】
嫌気処理槽4及び好気処理槽5に充填する微生物の付着体7には、ポリプロピレン製の網様円筒状を用い、有効容量の70%分をろ床として形成させた。前記好気処理槽5は、ブロワ20からの空気を散気管19より吐出させ、ばっ気を行った。また、ステンレス製パイプ状のヒーター9は、好気処理槽5に取り付け、嫌気処理槽4及び好気処理槽5を40〜43℃に設定した。処理水槽6の移送ポンプ8には、前記したようにエアリフトポンプを用い、移流量を固形物懸濁液流入量Qの3Q(3倍)に設定して、連続的に循環させた。
【0030】
一方、ディスポーザ2で破砕した生ごみの固形物懸濁液は、1日当たり25Lを朝、昼、夜の3回に分けて生ごみ処理装置1へ移流させた。生ごみの固形物懸濁液は、BOD5,300mg/L、SS5,500mg/Lであった。なお、好気処理槽5には、別に40℃で馴養した好気性微生物(活性汚泥)を植種して運転を開始した。
【0031】
また、比較対照として上記したと同じ生ごみ処理装置1を用いて、水温18〜22℃(未調整)の運転を行った。なお、好気処理槽5には、別に20℃で馴養した好気性微生物(活性汚泥)を植種して運転を開始した。
【0032】
(試験例)
処理性能が定常状態になってからの処理水質及び好気処理槽5のBOD除去速度、生ごみ処理装置1における汚泥発生量としての汚泥転換量の測定結果を表1に示す。
【0033】
【表1】
【0034】
表1に示すように、加温を行った実施例は、加温を行わない比較例に対して処理水BOD、処理水SSが大きく低下しており、また好気処理槽5のBOD除去速度が大きく、生ごみ処理装置1における汚泥転換量が小さくなっている。即ち、本発明の生ごみ処理装置1によれば、固形物懸濁液のBODを著しく低下させ、また固形物の減量化を図ることができる。
【0035】
【発明の効果】
本発明は、ディスポーザで破砕した生ごみの固形物懸濁液の固形物を分離し、且つ前記固形物懸濁液の流量調整を行う沈殿槽と、該沈殿槽から移流する移流水を嫌気処理する嫌気処理槽と、該嫌気処理槽から移流する移流水を好気処理する好気処理槽と、該好気処理槽の移流水を貯留する処理水槽とからなる生ごみ処理装置であって、前記嫌気処理槽及び好気処理槽に微生物の付着体を設け、且つ嫌気処理槽及び/または好気処理槽にヒーターを設けて加温を行い、前記処理水槽に移送ポンプを設け、該移送ポンプにより処理水を前記沈殿槽に循環させるようにしたので、固形物懸濁液の固形物を大きく減量化させ、処理水のBODを大きく低下させることができる。また、これによって本発明の生ごみ処理装置を合併処理浄化槽の前処理装置、あるいは下水道へ放流するための前処理装置として用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す生ごみ処理装置の概略断面図。
【符号の説明】
1.生ごみ処理装置 2.ディスポーザ 3.沈殿槽 4.嫌気処理槽 5.好気処理槽 6.処理水槽 7.付着体 8.移送ポンプ 9.ヒーター 10.配管 11.開閉弁 12.水位センサー 13.流し台 14.移流管 15.移送ポンプ 16.放流管 17.バイパス管 18.自動開閉弁 19.散気管 20.ブロワ
Claims (2)
- ディスポーザで破砕した生ごみの固形物懸濁液の固形物を分離し、且つ前記固形物懸濁液の流量調整を行う沈殿槽と、該沈殿槽から移流する移流水を嫌気処理する嫌気処理槽と、該嫌気処理槽から移流する移流水を好気処理する好気処理槽と、該好気処理槽の移流水を貯留する処理水槽とからなる生ごみ処理装置であって、前記嫌気処理槽及び好気処理槽に微生物の付着体を設け、且つ嫌気処理槽及び/または好気処理槽にヒーターを設けて加温を行い、前記処理水槽に移送ポンプを設け、該移送ポンプにより処理水を前記沈殿槽に循環し、前記嫌気処理槽の下部から前記沈殿槽の下部へ通じる配管に開閉弁を設け、該開閉弁を前記沈殿槽に設けた水位センサーからの信号により開閉して、前記開閉弁が開のときに前記嫌気処理槽の汚泥を前記沈殿槽へ移流することを特徴とする生ごみ処理装置。
- 少なくとも嫌気処理槽及び好気処理槽を40〜60℃にして処理することを特徴とする請求項1に記載の生ごみ処理装置。
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