JPH10323652A - 生ごみ処理方法と、その方法を実施するための生ごみ処理装置 - Google Patents

生ごみ処理方法と、その方法を実施するための生ごみ処理装置

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JPH10323652A
JPH10323652A JP9150160A JP15016097A JPH10323652A JP H10323652 A JPH10323652 A JP H10323652A JP 9150160 A JP9150160 A JP 9150160A JP 15016097 A JP15016097 A JP 15016097A JP H10323652 A JPH10323652 A JP H10323652A
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JP
Japan
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garbage
tank
water
stirring tank
effluent
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JP9150160A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Hashiguchi
裕昭 橋口
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Original Assignee
PURIO KK
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生ごみを悪臭を発生させずに効率良く処理す
る方法と、その装置を提供する。 【解決手段】 底面に通水用小孔群を設けた生ごみ攪拌
槽内に有機微生物担体を相当量収納しておき、その中に
随時生ごみを投入し、その上から水を掛けると共に生ご
みと微生物担体とを攪拌混合し、攪拌槽底面の小孔群か
ら流下する流出水を固形の微生物活性剤に接触流過させ
た後に培養槽に蓄え、その培養槽内において流出水を微
細気泡散気装置によりエアレ−ションして酸素濃度を高
めることによって好気性微生物の増殖を促進させ、その
多量の微生物を含む流出水を攪拌槽内に戻して生ごみと
混合して生ごみを分解処理する方法と、底面3aに小孔
群2を貫設した攪拌槽3の下方に微生物活性剤5を収納
した通水容器14を設け、その下方に散気管15を配設
した培養槽6を設け、培養槽6内の流出水4をポンプ1
7で攪拌槽3内に送れるようにした生ごみの処理装置で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は家庭、学校、病院、
給食センタ−、老人ホ−ム、ホテル、デパ−ト、飲食店
などに発生する生ごみを微生物学的に効率良く分解処理
する方法とその方法に用いる生ごみの処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】家庭用及び業務用の生ごみを処理する従
来の装置は、生ごみと粉又は粒状の微生物担体や土を混
合攪拌によって生ごみ固体の減縮処理するものであっ
て、その排出基準値以下に処理をして土壌に廃棄する
か、又は粉体や粒体が肥料として利用がなされている。
このような技術では、生ごみを完全に消滅させることは
できず、最終的に装置内に残渣物が残されて蓄積し、蓄
積の程度をみながら適時にこれを排出除去せさざるを得
ない難点があった。また、それら従来の処理装置におい
ては処理効率が悪く、悪臭の発生が避けられなかった。
そのため発生する悪臭の除去についてはオゾンを用いた
り脱臭剤を使用したり排気管から別の場所に放出してい
るが実態である。
【0003】さらに、分解処理効率を高めるために、生
ごみ処理容器内の温度管理機構を設けたものが提案され
ている。そして通常その管理される温度は40〜70゜
Cの比較的高い温度域で行なわれる。この温度域でなさ
れる処理は、生ごみ分解効率においては優れてはいる
が、生ごみを微生物が発酵させて分解する処理となるの
で分解生成された悪臭(臭気性ガス)が発生してしま
う。
【0004】また、ごみの含水量が減少すると分解が進
まなくなるので、適宜散水が行なわれているが、水温は
通常10〜15゜Cなので散水によって温度が下がる。
その温度を上げるためにヒ−タ−のエネルギ−消費量が
増えることになる。このためにできるだけ散水量は少な
くさせたり、投入する生ごみの水切りを行なうなどの配
慮されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みてなされたもので、生ごみからの悪臭を発生させず
に、投入した生ごみを効率良く消滅させる微生物による
生ごみ処理方法と、その方法を実施するための優れた能
力を有するコンパクトな生ごみ処理装置を提供するもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の生ごみ処理方法については、底面3aに通
水用小孔群2を設けた生ごみ攪拌槽3内に難分解性の有
機微生物担体1を相当量収納しておき、その中に随時生
ごみを投入し、その上から多量の水を掛けると共に生ご
みと前記微生物担体1とを攪拌混合し、攪拌槽3底面の
小孔群2から流下する流出水4を固形の微生物活性剤5
の表面に接触流過させた後に微生物の培養槽6に蓄る。
そして、その培養槽6内において前記流出水4を微細気
泡散気装置7によりエアレ−ションして酸素濃度を高め
ることによって好気性微生物の増殖を促進させ、その多
量の微生物を含む流出水4を前記攪拌槽3内に戻して生
ごみと混合し、多量に増殖させた微生物により効率良く
生ごみを分解処理することを特徴とするものである。
【0007】また、上記構成の方法において、エアレ−
ションするためのエア−取入口8を攪拌槽3内の空間に
開口して空気と共に生ごみの悪臭を流出水4内に導き入
れ、悪臭を培養槽6内で無臭化処理することを特徴とす
るものである。
【0008】また、上記方法を実施するための生ごみ処
理装置については、ケ−ス9内に設けた攪拌槽3の略中
央対向側壁3bに軸受を設けてその軸受に攪拌板10を
備えた回転軸11を軸承し、その攪拌板3の底面3aを
前記攪拌板10の先端辺縁10aが近接状態となる半筒
状に形成し、その底面3aに難分解性の有機微生物担体
1の粒よりも僅か小さい小孔群2を貫設し、前記回転軸
11をその攪拌槽3に隣設したモ−タ−12により伝達
機構13を介して間欠的な緩慢回転ができるようにす
る。
【0009】また前記攪拌槽3の小孔群2の直下方に流
出水4が表面を通過できる固形の微生物活性剤5を収納
した通水容器14を設け、さらにその通水容器14の下
方に流出水4を受け入れる微生物の培養槽6を設ける。
その培養槽6内の底部に散気管15を配設した微細気泡
散気装置7を設け、前記攪拌槽3の開口部3cに送水用
ノズル16を配設し、前記培養槽6内の流出水4をポン
プ17を介して送水パイプ18により攪拌槽3内に誘導
できるようにし、制御盤19により前記モ−タ−12、
ポンプ17の稼働制御が行なえるようにする。
【0010】そして、攪拌槽3内に難分解性の有機微生
物担体1を相当量収納しておいて随時生ごみを投入し、
水を掛けると共にモ−タ−12で微生物担体1と生ごみ
を間欠的な緩慢回転により攪拌混合し、小孔群2から微
生物活性剤5に接触して流出し、培養槽6内に蓄えられ
多量に増殖した微生物を含む流出水4を攪拌槽3内に戻
して効率よく生ごみを分解処理するものである。
【0011】また上記構成の装置において、前記微細気
泡散気装置7のエア−取入口8を攪拌槽3内の空間に開
口して成るものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は生ごみの処理方法とその
方法を実施するための生ごみ処理装置に関するもので、
その実施の形態を以下図面で説明する。まず、本発明の
生ごみの処理方法について説明する。
【0013】本発明は、底面3aに通水用小孔群2を設
けた生ごみ攪拌槽3内に有機性の微生物担体1を相当量
収納しておき、図1のフロ−図に示すように、その中に
随時生ごみを投入し、その上から多量の水を掛けると共
に生ごみと前記微生物担体1とを攪拌混合し、攪拌槽3
底面の小孔群2から流下する流出水4を固形の微生物活
性剤5の表面に接触流過させた後に微生物の培養槽6に
蓄える。
【0014】そして、その培養槽6内において前記流出
水4を微細気泡散気装置7によりエアレ−ションして酸
素濃度を最大限高めることによって好気性微生物の増殖
を促進させ、その多量の微生物を含む流出水4を前記攪
拌槽3内に戻して生ごみと混合し、多量に増殖させた微
生物により効率良く生ごみを分解処理する。有機微生物
担体1は分解し難いものを使用するが、生ごみと一緒に
少しづつ減少するのでその減少分は適宜補っておく。
【0015】そして、図2の装置に示すように、エアレ
−ションするためのエア−取入口8を攪拌槽3内の空間
に開口してエア−パイプ29を介して攪拌槽3内にある
悪臭を流出水4内に導き入れ、悪臭を攪拌槽3外に排出
させずに培養槽6内で無臭化処理する。
【0016】次に本発明の上記の方法を実施するための
生ごみ処理装置について説明する。本発明の生ごみ処理
装置は図2に示すように、ケ−ス9内に設けた攪拌槽3
の略中央対向側壁3bに軸受を設けてその軸受に半径方
向に突出させた数枚(図2は攪拌板10が4枚の場合で
ある)の攪拌板10を角度間隔置きに備えた回転軸11
を軸承し、その攪拌槽3の底面3aを前記攪拌板10の
先端辺縁10aが近接状態となる半筒状に形成する。
【0017】そして、その底面3aに難分解性の有機微
生物担体1の粒よりも僅か小さい小孔群2を貫設し、前
記回転軸11をその攪拌槽3に隣設したモ−タ−12に
より駆動プ−リ−20a、従動プ−リ−20b及び駆動
ベルト21などの伝達機構13と減速機22などを介し
て間欠的な緩慢回転ができるようにする。
【0018】使用する有機性の微生物担体1としては、
微生物によって分解し難いもの、例えば籾殻やおがくず
が好適である。小孔群2の孔の大きさは籾殻1やおがく
ずの粒よりも僅か小さい1〜2mm径とし、その大きさ
の小孔を多数一面に配列して小孔群を形成する。前記攪
拌板10の先端辺縁10aが近接状態となっているの
で、攪拌板10の回転により小孔に引掛かった生ごみや
微生物担体1の微小片が先端辺縁10aにより外に押出
されそのまま小孔から微小片が落下して小孔の目詰りが
起こらず、常に流出水4の滴下通路が確保される。
【0019】また前記攪拌槽3の小孔群2の直下方に流
出水4が表面を通過できる固形の微生物活性剤5を収納
した通水容器14を設け、さらにその通水容器14の下
方に流出水4を受け入れる微生物の培養槽6を設ける。
【0020】流出水4を固形の微生物活性剤5に接触さ
せるのは微生物の生ごみ処理効率を高めるためである。
その微生物活性剤5として、例えば下記表1の成分表に
示される固形ペレットを使用すると効果的である。
【0021】
【表1】 含有物質 含有率(%) 水分 6.8 (有機物 34.5 T−C(ト−タル炭素) 15.0 T−N(ト−タルチッ素) 0.89 PH値 2.89 SiO2 50.5 Al23 7.4 Fe23 4.1 Na2O 0.7 K2O 0.5 CaO 1.2 MgO 1.9 その他 17.81 (C/N 15)
【0022】前記固形ペレットの微生物活性剤5を使用
した場合、その微生物活性剤5が水に接触すると表面か
ら構成成分が溶け出し、その液は多量のSO4 2- の陰イ
オンを含有し且つPH値が約3である微生物活性化物質
となる。その微生物活性化物質の成分は下記イオンクロ
マトグラフによる分析表(表2)に示されようであっ
た。下記分析表(表2)は前記固形ペレットを粉末にし
て5倍重量の水に混合し、含まれる成分を水に抽出させ
て得られたものである。この表2に示されるように、S
4 2- が6310mgl-1と圧倒的に多く、この量は前
記固形ペレット中に含まれる量に換算すると35000
Kg-1となり全体構成比の3.4%となる。
【0023】
【表2】 イオンクロマトグラフによる分析表 陰イオン SO4 2- 6310mgl-1(35000kg-1:3.4%/ペレットに該当) 陽イオン Na+ 98mgl-1 NH4 150mgl-1 Mg 170mgl-1 Ca2+ 430mgl-1 (PH値 3 )
【0024】前記小孔群2から滴下する流出水4の中に
は籾殻等の有機微生物担体1と生ごみの微小片を多量に
含む。その流出水4は、前記小孔群2から滴下し前記固
形ペレットの微生物活性剤5に接触して溶出成分を含ま
せて、前記培養槽6内に溜まる。前記培養槽6内の底部
にエア−パイプ29を介して散気管15を配設した微細
気泡散気装置7を設けて前記流出水4をエアレ−ション
する。多量に増殖した微生物全体に供給できるだけの大
量の酸素が供給できないと微生物の大量増殖は実現でき
ない。そして、前記前記微生物活性化物質を含み且つ生
ごみや微生物担体1の微小片を含む流出水4は微生物の
培養槽6内において前記エアレ−ションによる高濃度の
酸素の供給とあいまって生ごみの微小片を餌とする好気
性微生物を大量に増殖させる。即ち、培養槽6は生ごみ
微小片の分解処理機能と、微生物に増殖培養槽としての
両機能を持ち、生ごみの完全処理のために重要な部分を
占めている。
【0025】好気性微生物をより多く増殖させるには酸
素の供給量を多くしなければならない。しかし通常の散
気管によるエアレ−ションでは水に酸素を大量に溶け込
ませることはできない。本発明に用いる微細気泡散気装
置7の散気管15は、気泡流による流出水4の攪拌を目
的にするものではなく、高濃度の酸素の供給能力を有す
るもの使用する。例えば従来の一般的な散気管15は、
せいぜい酸素溶解効率約3%程度であり不十分である。
現在全面曝気して27%と高性能のものが提供されてい
る。その能力を活かし酸素利用率を高めるために培養槽
6の深さを50cm以上にすることが望ましい。そして
バクテリアが盛んにフロツクを形成することができるよ
うになる。
【0026】また前記攪拌槽3の開口部3cに送水用散
水ノズル16を配設し、前記培養槽6内に溜まった流出
水4をポンプ17を介して送水パイプ18により攪拌槽
3内に誘導できるようにし、制御盤19により前記モ−
タ−12、ポンプ17の稼働制御が行なえるようにす
る。前記送水用散水ノズル16には制御弁23を介して
送水パイプ24を通して水を送り込めるようにする。図
2では送水用散水ノズル16を流出水4の散水と水の散
水とを共有させた場合の形態を示しているが別にそれぞ
れ独立させて設けてもよい。なお、図2中の符号25は
電源コ−ド、26は蓋、27は生ごみ投入口、28は配
線である。
【0027】前記モ−タ−12による攪拌板10の回転
速度は付属減速機22により散水された水分を微生物担
体1内に充分抱込むように1分間に1乃至2回程度のゆ
っくりとした回転数とすることが望ましい。前記モ−タ
−12、ポンプ17及び制御弁23の稼働制御は上記生
ごみ処理方法にタイミングに合わせ30分〜1時間置き
の間欠駆動及び送り量の調節制御を行なうようにする。
【0028】そして、攪拌槽3内に有機性の微生物担体
1を相当量収納しておいて随時生ごみを水切りせずに投
入し、水を掛けると共にモ−タ−12で微生物担体1と
生ごみを間欠的な緩慢回転により攪拌混合し、小孔群2
から微生物活性剤5に接触して流出し、培養槽6内に蓄
えられ多量に増殖した微生物を含む流出水4を攪拌槽3
内に戻して効率よく生ごみを分解処理させる。なお、消
耗された籾殻等の微生物担体1の減少分は適宜補充す
る。
【0029】また、攪拌時に、混合された生ごみと籾殻
の上にさらに微生物活性物質を含む機能水を散水した
り、また微生物活性化物質を投入する点滴装置を設け、
攪拌時に混合された生ごみと籾殻の上にそれらを散水し
たりして効率を高める上でもよい結果をもたらす。
【0030】本発明においては、投入された通常の生ご
みは12時間〜24時間という短時間で殆ど処理され、
毎日生ごみを投入することができる。大量の水の散水に
より温度を下げて中温度域(20〜35゜C)が保た
れ、その温度域において分解処理されるので悪臭(腐敗
臭)は殆ど発生しない。従来の処理装置では高温度域
(40〜70゜C)が分解に適しているとして微生物自
身の発酵熱とヒ−タ−による加熱を利用して槽内を高温
度域に維持していて、その結果として悪臭(腐敗臭)を
発生させている。このため、そのような従来装置では脱
臭、消臭のための薬品の使用やそのための脱臭装置が不
可欠であった。しかし、本発明ではそのような脱臭、消
臭のための薬品や装置が全く不要である。
【0031】しかしながら、投入された時点ですでに生
ごみはそれ自体が持つ異臭(悪臭)を放つものがあるの
で、この臭いの対策として、前記微細気泡散気装置7の
エア−取入口8を攪拌槽3内の空間に開口し、前記異臭
(悪臭)を空気と共に培養槽6内に導き入れてその中で
無臭化させる。
【0032】また、培養槽6内に蓄えられた流出水4に
は、好気性有用微生物及び各種ミネラルをバランスよく
大量に含み、その好気有用微生物の増加は結果として編
性嫌気性細菌、大腸菌、サルモネラ菌、ビィ−ルス、ブ
ド−状球菌等に対する拮抗作用(病原菌の抑制、消滅作
用)が強化されることになる。そして生ごみや流出水4
の腐敗が起こらなくなる。このために装置内全体での高
い生物学的安全性を得ることが可能になる。
【0033】本発明の装置は地上から目立たないように
ケ−スをFRP製にして装置全体を地下に埋設すること
もできる。前記培養槽6内の流出水4は攪拌槽3に戻し
て散水して再利用するのであるが、BOD濃度は、60
0ppm(下水道の排出基準)以下になるので、培養槽
6内に貯まり着過ぎた場合にはオ−バ−フロ−させてそ
まま下水道に放流するか、さらに濃度を低レベルにまで
処理して河川に放流する。なお、攪拌槽3からの流出水
4のBOD値は3000〜4000ppmであり、下水
道の排出基準以上でありそのままでは放流できない。ま
たそのBOD値では一般の汚水処理装置に放流すると分
解処理能力を越えて処理装置が壊れるのでそこにも放流
できない。
【0034】また本発明の装置の稼働についてさらに詳
しく説明すると、生ごみの投入時と、その投入時から又
はその投入時とは無関係に約30分乃至1時間置きに微
生物担体1と生ごみを3乃至5分間程度ゆっくりと攪拌
混合し、その攪拌混合時に微生物担体1と生ごみの上か
ら流出水4が下から得られる程度に多量の水を散水して
温度を低下させて約35゜C以下でその温度に近い温度
域に維持すると共にその流出水4を蓄える。その蓄えら
れた流出水4を前記攪拌混合時に散水し、微生物の分解
によって消耗された微生物担体1の分量が相当量に減少
する以前において適宜に微生物担体1を投入して微生物
担体1分量を復元補充しつつ生ごみを分解処理する。発
生した生ごみは、その都度、水切りや切断せずにそのま
まの状態で攪拌槽3内に投入すれば良い。
【0035】前記攪拌槽3からの流出水4は、水の中に
微生物担体1と生ごみの微小片を多量に含む液体であ
り、その中には好気性微生物も多種多量に生息してい
る。そのような好気性微生物は、もともとは大気中や土
壌中などに多くの種が無数に存在し、また微生物担体1
自体にも付着している。そしてそれらの微生物に最適な
環境が整えば特定の有用微生物が大量に増殖される。好
気性有用微生物の増殖によって、生ごみが分解されて二
酸化炭素等の気体や熱エネルギ−として空気中に放出さ
れる。本発明ではこのように有機固形物はなくなり、そ
の意味で生ごみは全て消滅することになる。
【0036】その重要な鍵をにぎるのは、有機物即ち生
ごみと水、空気及び温度である。水は生ごみ中に大量に
含まれている(含水率:例えば野菜生ごみでは重量比約
95〜98%)。しかしこの量では短時間で乾燥してし
まう。特に微生物の分解過程で熱を出すので温度が上昇
する。すると同時に乾燥も促進される。殆どの微生物は
生ごみの細胞組織内の水分や生ごみ表面に付着している
水滴中において活発に活動する。それらの微生物は乾燥
中では活動が止まる。このため定期的な散水によって水
を常に保持できる状態を作らなければならない。
【0037】使用する籾殻やおがくず等の微生物担体1
は各粒内部に空洞を有し、その表面は細胞の凹凸が多く
保水性を確保し且つ微生物の繁殖場所を提供する点でも
非常に優れている素材である。また有機物でもあるので
最終的には生ごみと同じように微生物により分解処理さ
れ残らないが難分解性を有するので理想的な素材であ
る。
【0038】微生物が高効率に分解処理する最適な温度
は40〜70゜Cである。この温度域では腐敗発酵が起
こり、生ごみ投入物が例えば魚生肉や畜肉などの場合に
は強烈な悪臭が発生する。本発明者が実験で得られた悪
臭が発生しない(腐敗発酵が起こらない)最適な温度は
約35゜C以下である。したがつて、定期的な散水は微
生物に水分を供給するだけではなく、上がり過ぎた温度
を約35゜C以下でその温度に近い温度域に低下させる
効果がある。
【0039】この約35゜C以下でその温度に近い温度
域の温度域においては、40〜70゜Cの温度域よりは
若干分解処理速度が遅れる。特に植物セルロ−スを多量
に含む硬い難分解性の生ごみは、比較試験したところ、
40〜70゜Cの高温度域においては3〜5日で殆ど消
滅したが、約35゜Cの中温度域においては7〜10日
と2倍の時間を要した。しかしながら高温度域の処理の
場合には悪臭の発生があるのに対して中温度域の場合に
は悪臭が発生しなかった。
【0040】また、好気性有用微生物にとって空気(酸
素)の供給も環境が嫌気的な雰囲気にならないようにす
るために大切なことである。定期的な攪拌は生ごみに空
気(酸素)を供給し微生物から排出されたガスを放出す
るガス交換を強制的に行なうものである。これまでの方
法においては、湿らせる程度の散水であったので内部の
保水量が比較的少なく、保水性を有する微生物担体を混
合使用したとしても攪拌によってより乾燥が促進されて
乾燥状態に陥る部分ができていた。
【0041】本発明においては、籾殻等の有機物を保水
性を有する微生物担体1として使用し、上記のように攪
拌時に多量の吸水限度を越える水を散水し、その下から
流出水4が流出する状態となる程の量を使用する。
【0042】また、微生物担体1自体も有機質の素材
(即ち生ごみと同じもの)であるので、難分解性である
が頻繁に攪拌を繰り返すと生ごみと一緒に微生物担体1
自体も分解されて減少し消滅してしまうことになる。本
発明者が給食センタ−で実験したところ、微生物担体1
が籾殻の場合には追加補充は数ヵ月〜半年に一度の頻度
で行なえば充分な程度の消耗であった。また毎日の投入
量を集計したところ半年間で7トン余り生ごみを消滅処
理できた。そこで、できるだけ微生物担体1として長持
ちさせるためには攪拌を制限し生ごみと一緒に消滅する
ことを防止することが大切である。
【0043】攪拌を多くするとそれだけ微生物担体1の
消耗が激しくなる。本発明者は実験を繰り返すことによ
り、その攪拌の間隔は30分〜約1時間置きに3乃至5
分間程度ゆっくり(攪拌板の回転の場合、1分間に1乃
至2回程度の回転数で)行なうと微生物担体1が長持ち
し、且つ生ごみは殆ど分解されるので最もバランス的に
優れた効率が得られることを見い出した。それでも、微
生物担体1が1/3乃至1/2程度の相当量に減少する
以前に、この消耗された分の微生物担体1を数ヵ月置き
に適宜補充しなければならない。
【0044】また、水の中に微生物担体1と生ごみの微
小片を多量に含む流出水は、その中には好気性微生物が
多種多量に生息している。このような好気性微生物を含
む有用液を排出放棄せずに積極的に利用すべきであり、
本発明ではその有用な流出水4を攪拌時に、混合された
生ごみと微生物担体1の上に散水して生ごみ付着する好
気性微生物を増加させて処理効率を向上させるものであ
る。
【0045】好気性微生物はもともとは大気中や土壌中
などに多くの種が無数に存在し、また微生物担体1自体
にも付着している。そして流出水の循環により投入され
る生ごみの種類に最適な特定の有用微生物が選択されて
特に大量に増殖されることになる。処理装置の稼働立上
げ時の最初から有用好気性微生物(種菌)を植付ける方
法もあるが、有用好気性微生物の自然発生による増殖を
待つ場合、約7日間の稼働により菌の存在濃度が充分に
なる。また、稼働立上げ時や生ごみ処理容器の容量に比
較して生ごみが多い場合には、生ごみの処理効率を上げ
るための繁殖環境を最適に整える方法として次のような
各種方法を付加する形態がある。
【0046】その形態の一つとして、中温度域において
分解効率を高めるには、攪拌時間の間隔を短くすること
も方法である。しかし頻繁に攪拌散水することは温度低
下を招き逆に効率低下の原因になる。そして新たな生ご
みの投入も温度低下を引起こす。したがって、適度に約
35゜Cの温度をできるだけ保持して処理能力を上げる
には、攪拌散水する間隔時間を、新たな生ごみの投入が
ある昼間と生ごみの投入が行なわれない夜間とは異なる
設定を行ない、昼間は約1時間、夜間は約30分にする
と効果的である。また、昼間においても新たな生ごみの
投入停止時間が数時間できる業態での使用の場合におい
ては、その間だけに夜間に行なうのと同様に約30分置
きに攪拌混合すると処理効果を上げることができる。
【0047】
【発明の効果】本発明は以上のようで、生ごみは水切り
せず、また破切機で細かくする手間を要せずにそのまま
投入できる。従来は悪臭の除去が極めて厄介だったが、
本発明では生ごみの分解処理が速く、腐敗が起こらない
ので悪臭が発生しない。エアレ−ションするためのエア
−取入口7を攪拌槽3内の空間に開口した形態とすれば
投入時に一時的に発生する悪臭をも除去できる。このた
め、従来の装置には欠かせなかった脱臭材、脱臭装置、
排気管などが不要となる。
【0048】また高い分解能力のために、生ごみは貯め
置きをせずにて毎日何時でも生ごみを発生と同時にその
場で次々に投入することが可能なので清潔且つ衛生的で
ある。さらに装置の稼働においては僅かな電力や籾殻な
どの微生物担体1の追加補充の微々たる費用で済む。全
ての物質が処理されるので、処理後の廃棄物の発生がな
く、生ごみのための集積場所やごみ集配車が不要とな
り、さらに、これまでのような廃棄にともなう土壌汚
染、水質汚濁などの環境汚染は解決される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生ごみ処理工程を示すフロ−図。
【図2】生ごみ処理装置の縦断斜視図。
【符号の説明】
1 微生物担体 2 小孔群 3 攪拌槽 3a 攪拌槽の底面 3b 対向側壁 3c 攪拌槽の開口部 4 流出水 5 微生物活性剤 6 培養槽 7 微細気泡散気装置 8 エア−取入口 9 ケ−ス 10 攪拌板 10a 攪拌板の先端辺縁 11 回転軸 12 モ−タ− 13 伝達機構 14 通水容器 15 散気管 16 ノズル 17 ポンプ 18 送水パイプ 19 制御盤 20a 駆動プ−リ− 20b 従動プ−リ− 21 駆動ベルト 22 付属減速機 23 制御弁 24 送水パイプ 25 電源コ−ド 26 蓋 27 生ごみ投入口 28 配線 29 エア−パイプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面(3a)に通水用小孔群(2)を設
    けた生ごみ攪拌槽(3)内に難分解性の有機微生物担体
    (1)を相当量収納しておき、その中に随時生ごみを投
    入し、その上から多量の水を掛けると共に生ごみと前記
    微生物担体(1)とを攪拌混合し、攪拌槽(3)底面の
    小孔群(2)から流下する流出水(4)を固形の微生物
    活性剤(5)の表面に接触流過させた後に微生物の培養
    槽(6)に蓄え、その培養槽(6)内において前記流出
    水(4)を微細気泡散気装置(7)によりエアレ−ショ
    ンして酸素濃度を高めることによって好気性微生物の増
    殖を促進させ、その多量の微生物を含む流出水(4)を
    前記攪拌槽(3)内に戻して生ごみと混合し、多量に増
    殖させた微生物により効率良く生ごみを分解処理するこ
    とを特徴とする生ごみ処理方法。
  2. 【請求項2】 エアレ−ションするためのエア−取入口
    (8)を攪拌槽(3)内の空間に開口して空気と共に生
    ごみの悪臭を流出水(4)内に導き入れ、悪臭を培養槽
    (6)内で無臭化処理することを特徴とする請求項1に
    記載の生ごみ処理方法。
  3. 【請求項3】 ケ−ス(9)内に設けた攪拌槽(3)の
    略中央対向側壁(3b)に軸受を設けてその軸受に攪拌
    板(10)を備えた回転軸(11)を軸承し、その攪拌
    槽(3)の底面(3a)を前記攪拌板(10)の先端辺
    縁(10a)が近接状態となる半筒状に形成し、その底
    面(3a)に難分解性の有機微生物担体(1)の粒より
    も僅か小さい小孔群(2)を貫設し、前記回転軸(1
    1)をその攪拌槽(3)に隣設したモ−タ−(12)に
    より伝達機構(13)を介して間欠的な緩慢回転可能と
    し、また前記攪拌槽(3)の小孔群(2)の直下方に流
    出水(4)が表面を通過できる固形の微生物活性剤
    (5)を収納した通水容器(14)を設け、さらにその
    通水容器(14)の下方に流出水(4)を受け入れる微
    生物の培養槽(6)を設け、その培養槽(6)内の底部
    に散気管(15)を配設した微細気泡散気装置(7)を
    設け、前記攪拌槽(3)の開口部(3c)に送水用ノズ
    ル(16)を配設し、前記培養槽(6)内の流出水
    (4)をポンプ(17)を介して送水パイプ(18)に
    より攪拌槽(3)内に誘導できるようにし、制御盤(1
    9)により前記モ−タ−(12)、ポンプ(17)の稼
    働制御が行なえるようにし、攪拌槽(3)内に難分解性
    の有機微生物担体(1)を相当量収納しておいて随時生
    ごみを投入し、水を掛けると共にモ−タ−(12)で微
    生物担体(1)と生ごみを間欠的な緩慢回転により攪拌
    混合し、小孔群(2)から微生物活性剤(5)に接触し
    て流出し、培養槽(6)内に蓄えられ多量に増殖した微
    生物を含む流出水(4)を攪拌槽(3)内に戻して効率
    よく生ごみを分解処理することを特徴とする請求項1に
    記載の生ごみ処理方法を実施するための生ごみ処理装
    置。
  4. 【請求項4】 微細気泡散気装置(7)のエア−取入口
    (8)を攪拌槽(3)内の空間に開口して成る請求項3
    に記載の生ごみ処理装置。
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