JPH10337595A - 余剰汚泥の最終処理方法 - Google Patents

余剰汚泥の最終処理方法

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JPH10337595A
JPH10337595A JP16200797A JP16200797A JPH10337595A JP H10337595 A JPH10337595 A JP H10337595A JP 16200797 A JP16200797 A JP 16200797A JP 16200797 A JP16200797 A JP 16200797A JP H10337595 A JPH10337595 A JP H10337595A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 余剰汚泥の最終処理方法を提供する。 【解決手段】 生活汚水などにより発生した余剰汚泥を
沈殿分離槽1内に入れ、沈殿分離槽1内で約2週間攪拌
曝気し、攪拌曝気停止後その沈殿分離槽1の底部に汚泥
を沈殿させ、上澄液は前記余剰汚泥に戻し入れ、沈殿汚
泥は引き抜いてその引抜汚泥を複数個の独立槽2を有す
る、微生物の増殖に最適な雰囲気に保つオガクズ担体入
りの攪拌醗酵槽3の中に一独立槽2毎にぞぞれ汚泥処理
終了までの期間は新たな投入をすることなく終了後の各
独立槽2に順次投入し、攪拌醗酵槽3を連続的又は間欠
的に遅速攪拌混合させつつ引抜汚泥とオガクズ担体の均
一換気を図り、各独立槽2内には、混合攪拌するとその
オガクズ担体自体の分解消化による減少により混合攪拌
すると汚泥が団子状態に固まって微生物学的処理不能に
至る以前に前記オガクズ担体を随時追加投入し、処理汚
泥を排出しない微生物学的汚泥処理方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生活汚水・雑排水
が一次的に処理されて発生した余剰汚泥を最終的に処理
する方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】生活汚水・雑排水の汚水処理技術におい
て、現在の技術ではいかに処理しようとしても余剰汚泥
が必ず発生する。その一次的な処理で発生する余剰汚泥
は、通常、水に高分子化合物を含む有機化合物が約3%
混濁状態で処理場から放出されている。その放出された
余剰汚泥は、さらに処理されて廃棄物として乾燥焼却さ
れたり、埋立処理場に廃棄によって最終的な処理がなさ
れている。それらの乾燥焼却や埋立廃棄のいずれの方法
においても、処理コストは高額なもので、その上、処理
した結果は埋立廃棄すると土壌汚染に、乾燥焼却すると
大気汚染を引き起こすになる虞がある。
【0003】一方、農村集落においては、乾燥焼却や埋
立廃棄すらなされずに余剰汚泥をそのまま農業用水や河
川に排出しているのが実態である。その量は、普通1人
につき生活排水が7m3/月程度発生する。例えば人口
700人/175戸の農村集落の例をとると、4900
3/月となり、これは小学校の25mプ−ル(300
3)に換算すると16杯分/月となる。この排水処理
は一次的に浄化槽で処理されたとしても、余剰汚泥(水
分約97%、汚泥分約3%)が汚水として処理できず発
生するのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる実情に
鑑みてなされたもので、生活汚水・雑排水を一次的に処
理しても必ず発生する余剰汚泥を生物学的に殆ど分解消
化させることによって乾燥焼却や埋立廃棄を必要としな
い最終的な処理方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、生活汚水・雑排水の一次的処理により発
生した余剰汚泥Dを沈殿分離槽1内に入れ、貯まってい
る余剰汚泥Dを沈殿分離槽1内で約一週間以上攪拌曝気
し、攪拌曝気停止後その沈殿分離槽1の底部に汚泥を沈
殿させ、上澄液Lは前記一次的処理により発生した余剰
汚泥Dに戻し入れ、沈殿汚泥は引き抜いてその引抜汚泥
Eを、複数個の独立槽2を有し微生物の増殖に最適な雰
囲気に保つオガクズ担体M入りの攪拌醗酵槽3の中に一
独立槽2毎にそれぞれ汚泥処理終了までの期間は新たな
投入をすることなく終了後の各独立槽2に順次投入し、
前記攪拌醗酵槽3を連続的又は間欠的に遅速攪拌混合さ
せつつ前記引抜汚泥Eとオガクズ担体Mの均一換気を図
る。
【0006】そして、各独立槽2内には、混合攪拌する
とそのオガクズ担体M自体の分解消化による減少により
汚泥が団子状態に固まって微生物学的処理が不能に至る
以前に前記オガクズ担体Mを随時追加投入し、処理汚泥
の排出を一切することなく半永続的な微生物学的汚泥処
理を可能とする余剰汚泥の最終処理方法である。
【0007】また、上記構成において、前記攪拌醗酵槽
3内の微生物の増殖に最適な雰囲気を、含水率60〜6
5%、温度35〜45℃に設定とすることを特徴とする
ものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を以下図で説明す
る。本発明は、図1のフロ−図に示すように、生活汚水
・雑排水を一次的に処理して発生する余剰汚泥Dは殆ど
が水であり、少しの固形分を含む汚水として排出され
る。この余剰汚泥Dの水分と固形分を分離するために、
その処理量に応じた容量の沈殿分離槽1内で二週間以上
攪拌曝気し、攪拌曝気停止後その沈殿分離槽1の底部に
汚泥を沈殿させ、上澄液Lは前記一次的処理により発生
した余剰汚泥Dに戻し入れる。前記沈殿分離槽1の数
は、図2では三槽の場合を示しているが、単独槽であっ
てもまた複数槽でも良い。複数槽の場合には流入する処
理量に対する分配の融通ができ、また次の工程へ柔軟に
対応できるので好ましい。
【0009】そして、沈殿汚泥は引き抜いてその引抜汚
泥Eを偶数個の独立槽2を有する、有用微生物の増殖活
動最適条件である含水率60〜65%、温度35〜45
℃の雰囲気に保つオガクズ担体(粒径が0.1〜0.2
5mm)M入りの攪拌醗酵槽3の中に両槽に対して一週
間の差を設けて交番させて散水し、攪拌醗酵槽3を連続
的又は間欠的に遅速攪拌混合させつつ前記引抜汚泥Eと
オガクズ担体Mの均一換気を図る。一独立槽2毎にぞぞ
れ汚泥処理終了までの期間は新たな投入をせずに処理終
了後の各独立槽2に二週間毎に交番させて投入する。す
なわち、一独立槽2は次の新たな汚泥投入まで四週間の
処理期間が確保される。そしてその間においては汚泥が
完全に処理終了される。
【0010】用いるオガクズは針葉樹が最適で、95〜
97%が仮導管によって占められ、その仮導管には相互
間の水分や養分の通路となる有縁壁孔があり、多孔質を
形成する仮導管に吸水性及び通気性を備え、且つその多
孔質表面に微生物の餌となる汚泥を付着させ、酸素と水
分と栄養(汚泥分)を必要とする微生物にとってきわめ
て有効な生物担体として作用する。針葉樹のなかでも杉
材が仮導管が発達していて最も好ましい。その細胞壁は
セルロ−ス、ヘミセルロ−ス、ニグニンを主成分とし、
微生物による分解が比較的難しいので長持ちする優れた
担体となる。
【0011】また、木材は結合水に量の変化により収縮
と膨張が起こる。膨張すると有縁壁孔を通して空気を取
込み、収縮するとガスを排出する。この木材の呼吸は空
気を供給し炭酸ガス等を排出するので微生物にとって好
ましい。さらにオガクズは各粒子同士が固着せず常にサ
ラサラに分離状態を維持できて、攪拌に好都合である。
杉材等が大きな木片の場合は、木片芯の活用がなされ
ず、且つ微生物の活着できる表面積が小さいので効率が
よくない。また粉体の場合は、多孔質状の細胞まで破壊
されてしまい、吸水性及び通気性の確保ができない。上
記の吸水性及び通気性を有するオガクズを遅速攪拌混合
することによって多孔質に空気を供給し、微生物が汚泥
分解して発生した水蒸気や炭酸ガス等を排気する。
【0012】また、攪拌醗酵槽3の独立槽2内におい
て、汚泥分解する有用微生物は自然に繁殖するので、そ
れを待っても良いが、繁殖には相当な時間わ要するた
め、特に立上がり時に有用微生物群を予めオガクズに混
合植付けておけば、最初から効果的に処理が行なわれ
る。これに用いる有用な有用微生物群には、光合成菌、
乳酸菌、酵母菌、放線菌等多数の菌種を含む救世EM−
1((財)自然農法国際研究開発センタ−の商標名)、
ミノラ−ゼ(みのり産業株式会社の商標名)、マムパウ
ダ−(三井ホ−ム株式会社の商標名)等の各種好気性を
主として嫌気性微生物を含む混合菌群が極めて有効であ
る。
【0013】これらの各種の多様な微生物群が、最も効
果的に繁殖するには、環境を整えることが大切である。
そのために汚泥分と微生物担体としてのオガクズとの混
合物を攪拌醗酵槽3の独立槽2中で連続的又は間欠的に
遅速攪拌混合しつつ前記引抜汚泥Eとオガクズ担体M全
体の均一換気を行ない、含水率調節、温度調節及びオガ
クズ供給とを行なう。そして攪拌醗酵槽3の独立槽2内
を微生物の増殖活動最適条件である含水率60〜65
%、温度35〜45℃の雰囲気に保ち、その雰囲気中に
おいて各種微生物は極めて活発に汚泥を分解消化する。
【0014】そして、最終的には汚泥分を殆ど消滅し、
のみならずさらに長時間には分解されにくいオガクズ担
体M自体も徐々に分解消化により減少して行く。処理開
始当初は、攪拌するとフカフカとした状態であったの
が、そのまま続けるとオガクズ担体M自体が殆どなくな
り、最終的には混合攪拌すると団子状態に固まってしま
うようになる。このようになると生物学的に処理不能と
なって、追加投入した分の汚泥のボリュ−ムが減少せず
に増加したままになって、さらに追加投入すると独立槽
2から溢れてしまう。したがって処理不能になる前に、
前記オガクズ担体Mを随時又は逐次追加投入すれば、半
永久的に稼働し続け、汚泥分の殆どが分解消化され続け
る。そのオガクズ担体Mの追加投入のタイミングは、汚
泥Eの投入に較べると間隔を大きく取って一度に多量を
投入するか、前記汚泥Eの投入にと同時に微量づつ投入
するか、或いは不規則的に減少量に見合う量を投入する
かいずれでも良い。またその際に、微生物は既に多量に
増殖活動しているので、新たに有用微生物群を追加投入
することは必要としない。
【0015】汚泥分を効率よく分解消化するためにその
処理装置を使用する。その装置について説明すると、図
2に示すように、余剰汚泥Dを導くの流入パイプ4の先
端4aから沈殿分離槽1に導き入れる。沈殿分離槽1内
には散気器5を配設しブロワ−6から送気管7を通して
余剰汚泥内にエア−を送り込む。ブロワ−6を停止する
と沈殿分離槽1内の上部には上澄液Lが、底には沈殿汚
泥Eが分離するので、上澄液Lは余剰汚泥Dに戻して、
沈殿汚泥Eはキャンバ−底部1aから液送パイプ8でイ
ンバ−タ−ポンプ9を介して攪拌醗酵槽3内へ導く。
【0016】前記インバ−タ−ポンプ9は、搾り出すよ
うに送り出す構造のポンプであり、髪の毛などの混入物
がそのまま抵抗なく送られ、装置内に絡まりつくことが
ないので好ましい。前記流入パイプ4及び前記液送パイ
プ8には適宜位置に仕切弁10、逆止弁11を装着す
る。
【0017】前記攪拌醗酵槽3の装置を具体的一例(攪
拌醗酵槽3はこれに限定するものではない)を用いてさ
らに詳しく説明すると、電気的指令によって沈殿分離槽
1のキャンバ−底部1aからインバ−タ−ポンプ9で自
動的に送られた汚泥Eは攪拌醗酵槽3に供給される。前
記攪拌醗酵槽3内には、オガクズ担体M及び汚泥Eを連
続的又は間欠的且つ遅速的に攪拌する均一攪拌手段Kを
備えた底面2bが略半円筒形の二個の独立槽2,2が設
けられている。前記独立槽2には二週間毎に汚泥Eを交
番して投入させる。
【0018】その独立槽2には、図3に示すように、微
生物が最も効果的に増殖活動するための環境を整えるた
めの、含水率調節するための散水ノズル12が装着さ
れ、温度調節するために温度センサ−13と回路接続さ
せたヒ−タ−14を装着してある。さらに、独立槽2の
上部に設けたホッパ−15内にオガクズMを備蓄し、電
気的指令によって自動的に独立槽2内にオガクズ担体M
を供給できるようにする。それらの稼働は、攪拌醗酵槽
3に付帯させた制御盤16によって、予め設定した数値
で電気的に指令制御する。(図中、配線省略)
【0019】前記均一攪拌手段Kは、独立槽2の底面2
bが略半円筒形の独立槽2の側壁2aの略中心位置に軸
承され、その略円筒形の中心方向に軸支された水平回転
軸17の中間部位に、間隔をおいて放射状に、略円筒形
の半径よりも少し短い長さの放射攪拌棒18を数本(容
器の大きさに合わせて本数を決める)突設し、独立槽2
外に突出させた水平回転軸の端部支持軸17aに従動ギ
ア−19を固着し、この従動ギア−19をモ−タ−20
に固着した駆動ギア−21に歯合させて、前記水平回転
軸17を駆動モ−タ−20で回転可能にする。前記放射
攪拌棒18には、前記水平回転軸17と平行に水平攪拌
棒22をその中央で固着し、水平攪拌棒22の両側に各
々8cm径の金属リング23を3個づつフリ−に挿通さ
せ、前記水平攪拌棒22の両端22a,22aには金属
リング23の脱落防止片24を固着する。
【0020】また前記水平回転軸17の上部に間隔を置
いてもう一つ平行に同様の放射攪拌棒18付きの水平回
転軸17を配設し、独立槽2外に突出させた水平回転軸
の端部支持軸17aに従動ギア−19を固着し、この従
動ギア−19をその下部の同じ歯数の前記従動ギア−1
9と歯合させて、前記下部の水平回転軸17と同周期で
回転するようにする。そして、前記上下の水平回転軸1
7,17に設けた放射攪拌棒18、水平攪拌棒22、金
属リング23とは常に相互接触をしないようにさせる。
【0021】また、汚泥の投入後にしばらくすると乾燥
が進み、独立槽2内の含水率が30〜40%に下がり、
微生物の活動が不活発となる。このため含水率センサ−
25を設けて乾燥が進んで含水率60%以下になった
ら、電気的指令によって自動的に水道の弁を開けて散水
ノズル26から散水するようする。さらに、温度を最適
温度である35〜45℃に保つために温度センサ−13
を設けて、設定範囲を越えて温度が低下したら、電気的
指令によって自動的にヒ−タ−14で加熱するように制
御されるようにする。
【0022】さらにまた、オガクズ担体M自体も分解さ
れて量的に減少し、汚泥Eに対しての混合のバランスが
崩れるので、ホッパ−15内にオガクズ担体Mを備蓄
し、減少量に応じて、電気的指令によって自動的に独立
槽2内に追加補充できるようにする。
【0023】
【発明の作用並びに効果】本発明は以上の構成なので、
処理方法によれば、生活汚水・雑排水を一次的に処理し
て発生した余剰汚泥が沈殿分離槽2内で微生物により処
理されると共に処理されなかった分が沈殿分離される。
そしてその沈殿分離した引抜汚泥が、攪拌醗酵槽3内に
おいて、含水率60〜65%、温度35〜45℃の雰囲
気に保たれてオガクズ担体Mと遅速攪拌されて空気を呼
吸し、有用微生物群が汚泥分(蛋白質、炭水化物、脂
肪、繊維質等)を餌にして活発に繁殖分解消化を繰返
し、その汚泥分を低分子化合物に分解して水蒸気、炭酸
ガス等の気体や熱エネルギ−として攪拌醗酵槽3の外に
放出して独立槽2内の固形分の殆どが分解消化されて減
少して行く。気体化されない微量物質は微生物の体内や
オガクズの細胞内に吸着されて蓄積される。
【0024】その際に、攪拌醗酵槽3内には独立槽2を
複数個設けて各独立槽2に汚泥の投入を順次に交番させ
ることによって、一独立槽2毎にぞぞれ汚泥処理終了ま
での期間は新たな投入は行なわず、この期間中に汚泥分
は微生物により分解消化されてその殆どが消滅し、毎回
確実に汚泥処理を終了させることができる。そして一度
投入した汚泥分の再排出は一切する必要はない。そのた
め、余剰汚泥の廃棄処理に伴う埋立廃棄による土壌汚
染、乾燥焼却による大気汚染などの問題が全て解決され
る。ランニングコストも電気代、水代及びオガクズ、木
炭の林産廃棄物が利用でき、ごく僅かである。また、装
置自体を小スペ−ス内に設置でき、従来の生活汚水・雑
排水の一次処理設備に容易に増設することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の処理方法のフロ−図。
【図2】本発明の模式的システム構成図。
【図3】本発明に用いる攪拌醗酵槽の模式的縦断側面
図。
【符号の説明】
D 余剰汚泥 L 上澄液 E 汚泥 M オガクズ K 均一攪拌手段 1 沈殿分離槽 1a キャンバ−底部 2 独立槽 2a 独立槽の側壁 2b 独立槽の底面 3 攪拌醗酵槽 4 流入パイプ 5 散気器 6 ブロワ− 7 送気管 8 液送パイプ 9 インバ−タ−ポンプ 10 仕切弁 11 逆止弁 12 散水ノズル 13 温度センサ− 14 ヒ−タ− 15 ホッパ− 16 制御盤 17 水平回転軸 17a 水平回転軸の端部支持軸 18 放射攪拌棒 19 従動ギア− 20 モ−タ− 21 駆動ギア− 22 水平攪拌棒 22a 水平攪拌棒の両端 23 金属リング 24 脱落防止片 25 含水率センサ−

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生活汚水・雑排水の一次的処理により発
    生した余剰汚泥(D)を沈殿分離槽(1)内に入れ、貯
    まっている余剰汚泥(D)を沈殿分離槽(1)内で約一
    週間以上攪拌曝気し、攪拌曝気停止後その沈殿分離槽
    (1)の底部に汚泥を沈殿させ、上澄液(L)は前記一
    次的処理により発生した余剰汚泥(D)に戻し入れ、沈
    殿汚泥は引き抜いてその引抜汚泥(E)を、複数個の独
    立槽(2)を有し微生物の増殖に最適な雰囲気に保つオ
    ガクズ担体(M)入りの攪拌醗酵槽(3)の中に一独立
    槽(2)毎にそれぞれ汚泥処理終了までの期間は新たな
    投入をすることなく終了後の各独立槽(2)に順次投入
    し、前記攪拌醗酵槽(3)を連続的又は間欠的に遅速攪
    拌混合させつつ前記引抜汚泥(E)とオガクズ担体
    (M)の均一換気を図り、各独立槽(2)内には、混合
    攪拌するとそのオガクズ担体(M)自体の分解消化によ
    る減少により汚泥が団子状態に固まって微生物学的処理
    が不能に至る以前に前記オガクズ担体(M)を随時追加
    投入し、処理汚泥の排出を一切することなく半永続的な
    微生物学的汚泥処理を可能とする余剰汚泥の最終処理方
    法。
  2. 【請求項2】 攪拌醗酵槽(3)内の微生物の増殖に最
    適な雰囲気を、含水率60〜65%、温度35〜45℃
    に設定とすることを特徴とする請求項1の余剰汚泥の最
    終処理方法。
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