JP4141559B2 - 有機性廃棄物の処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、有機性廃棄物の処理装置に関するもので、より詳細には、一般家庭、レストラン、食品工場などから排出される生ゴミ、食品工場などの廃水処理施設から排出される汚泥などの有機性廃棄物を、土壌菌などのバクテリアにより分解消滅させる処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般家庭、レストラン、食品工場などから排出される生ゴミ、食品工場などの廃水処理施設から排出される汚泥などの有機性廃棄物(以下、単にこれらを総称して「有機性廃棄物」と言う)は、焼却法、活性汚泥法、ならびに堆肥化法などの種々の処理方法によって処理している。
【0003】
すなわち、焼却法では、固定床焼却炉、ロータリンキルン焼却炉などの焼却炉を用いてこのような有機性廃棄物を焼却処理する方法である。
この焼却法では、焼却の際に、ダイオキシンや二酸化炭素などが発生し、大気汚染、環境汚染などの原因となり、しかも焼却灰が発生するので、これを埋め立て最終処分場などに運搬廃棄しなければならず、輸送費がかかるとともに、環境汚染をきたすことになっている。また、この方法では、焼却のために重油やガスなどの補助燃料が必要であり、処理費用がかさむことにもなっている。
【0004】
また、活性汚泥法は、有機性廃棄物をディスポーザー(粉砕機)にかけて、活性汚泥により有機性廃棄物を分解処理する方法である。
この活性汚泥法では、活性汚泥に含まれる微生物が有機性廃棄物を栄養源として増殖する際に消費されるエネルギー分だけしかその固形分を減量できず(15%程度)効率が良くなかった。また、この方法では、微生物を常に生存させるのが難しく、微生物が死滅した場合には、取り替えなければならず操業効率が悪い。しかも、大部分が活性汚泥に含まれる微生物の死骸、すなわち、汚泥として残存するため、これを焼却処分するか、発酵させて堆肥にする等の二次処理が必要となる。
【0005】
さらに、堆肥化法(コンポスト化)は、有機性廃棄物を微生物によって発酵させて、堆肥化して農業肥料、園芸肥料などとする方法である。しかしながら、昨今では、専業農家の数が減少してきており、その需要が減少しているのが実状である。また、この堆肥化法においては、生ゴミ、汚泥などの種類によっては処理できないものもある。
【0006】
このため、特公平2−34679号公報、特公平2−30760号公報では、沈砂、最初沈殿池汚泥、散水炉処理後の沈殿汚泥、活性汚泥処理後の余剰汚泥、嫌気性消化汚泥、好気性消化汚泥などの各種汚泥を、木質細片を含む微生物培養基材としての処理媒質を含んだ処理槽にて、好気性処理と嫌気性処理を順に経時的に反復して実施して、廃水中の生物化学的酸素要求量(BOD)、化学的酸素要求量(COD)およびSS(固形分、浮遊物質)を低減させる方法および処理装置が開示されている。
【0007】
また、特公平3−73358号公報、特公平4−10398号公報には、家庭用雑廃水、産業廃水、食品加工廃水等の各種廃水を、木質細片を含む微生物培養基材としての処理媒質を含んだ処理槽にて微生物処理する方法およびそのための攪拌機能付きの連続処理槽が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このため、特公平2−34679号公報、特公平2−30760号公報では、沈砂、最初沈殿池汚泥、散水炉処理後の沈殿汚泥、活性汚泥処理後の余剰汚泥、嫌気性消化汚泥、好気性消化汚泥などの各種汚泥を、木質細片を含む微生物培養基材としての処理媒質を含んだ処理槽にて、好気性処理と嫌気性処理を順に経時的に反復して実施して、廃水中の生物化学的酸素要求量(BOD)、化学的酸素要求量(COD)およびSS(固形分、浮遊物質)を低減させる方法および処理装置が開示されている。
【0009】
また、特公平3−73358号公報、特公平4−10398号公報には、家庭用雑廃水、産業廃水、食品加工廃水等の各種廃水を、木質細片を含む微生物培養基材としての処理媒質を含んだ処理槽にて微生物処理する方法およびそのための攪拌機能付きの連続処理槽が開示されている。
【0010】
しかしながら、上記の方法はいずれも汚泥や廃水などの固形分が比較的少なく、そのサイズも小さく、微生物分解しやすいものを対象とするものである。
したがって、これらの方法および装置をそのまま、例えば、一般家庭、レストラン、食品工場などから排出される生ゴミ、食品工場などの廃水処理施設から排出される汚泥などの有機性廃棄物を処理しようとしても、生ゴミなどはその固形分が多く、そのサイズも大きく、その種類も多岐にわたり、これらの有機性廃棄物をほぼ完全に消滅させることは到底不可能である。
【0011】
本発明は、このような実情に鑑み、一般家庭、レストラン、食品工場などから排出される生ゴミ、食品工場などの廃水処理施設から排出される汚泥などの多種多様の有機性廃棄物を、ほぼ完全に消滅させ、生物化学的酸素要求量(BOD)、化学的酸素要求量(COD)およびSS(固形分、浮遊物質)を極めて低減することが可能な有機性廃棄物の処理装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述した課題および目的を達成するために発明なされたものであって、本発明の有機性廃棄物の処理装置は、生ゴミ、汚泥などの有機性廃棄物を処理するための処理装置であって、
多孔質微生物処理媒質と処理水と、投入された有機性廃棄物を収容し、攪拌機で攪拌しながら、ばっ気することにより好気性発酵を所定時間実施するとともに、前記ばっ気と攪拌を停止して嫌気性発酵を一定時間実施するように、交互に好気性発酵と嫌気性発酵を実施するように構成した第1の反応槽と、
前記第1の反応槽において分解した有機物を含む処理水をばっ気することにより好気性発酵を実施するばっ気処理槽と、
前記ばっ気処理槽で処理された有機物を含んだ処理水中に含まれる無機物、砂などを沈降分離する沈降処理槽と、
多孔質微生物処理媒質が底部に敷き詰められ、前記沈降処理槽で沈降分離処理された上層部の分解した有機物を含む上澄み液を、嫌気性発酵処理する第2の反応槽とを備えることを特徴とする。
【0013】
このように構成することによって、第1の反応槽に投入された生ゴミ、汚泥などの有機性廃棄物が、多孔質微生物処理媒質中に好気性および嫌気性の微生物が共存することになるので、これを攪拌しながらばっ気を行えば、好気性微生物によって、好気性微生物が栄養源とする有機性廃棄物が消化され、ばっ気と攪拌をを停止すれば、嫌気性微生物によって、好気性微生物が栄養源とする有機性廃棄物が分解され消化されることになる。
【0014】
そして、第1の反応槽で分解処理された有機物を含む処理水を、ばっ気処理槽にてばっ気処理することによって、好気性微生物によって、好気性微生物が栄養源とする有機性廃棄物がさらに分解され消化される。
【0015】
このばっ気処理槽にて分解され有機物を含んだ処理水は、沈降処理槽にて沈降分離処理が行われ、無機物、砂などが分離回収される。
さらに、沈降処理槽にて沈降分離された上層部の分解した有機物を含む上澄み液は、第2の反応槽底部に敷き詰められた多孔質微生物処理媒質に共存する嫌気性微生物によって、嫌気性発酵処理が行われ、ほぼ完全に生ゴミ、汚泥などの有機性廃棄物が消滅され、最終的に生物化学的酸素要求量(BOD)、化学的酸素要求量(COD)およびSS(固形分、浮遊物質)が排出基準レベルまで低下した水が得られることになる。
【0016】
また、本発明では、前記第2の反応槽で処理した処理水を、第1の反応槽に還流する還流経路が設けられていることを特徴とする。
これにより、処理水を再び利用することができるので、閉サイクルで使用でき、水資源の低減になる。
【0017】
さらに、本発明では、記第2の反応槽の上部が大気に開放されていることを特徴とする。
これによって、第2の反応槽の上方部分では、好気性発酵も同時に行われることになり、好気性微生物による消化分解が促進されるとともに、水が蒸発していくとともに微生物が浸入して、常に多孔質微生物処理媒質に棲息することになるので、微生物による分解、消化作用を常に維持することが可能である。
【0018】
また、本発明では、前記ばっ気処理槽と沈降処理槽との組み合わせが複数段設けられていることを特徴とする。
これにより好気性微生物による分解、消化、無機物、砂などの沈降分離処理が促進されることになるので、生物化学的酸素要求量(BOD)、化学的酸素要求量(COD)およびSS(固形分、浮遊物質)をより低減することが可能となる。
【0019】
また、本発明では、前記第1の反応槽、ばっ気処理槽、沈降処理槽、および第2の反応槽の組み合わせが複数段設けられていることを特徴とする。
これによって、有機性廃棄物の処理能力を向上することが可能となる。
【0020】
さらに、本発明では、前記第1の反応槽の投入口には、有機性廃棄物を粉砕する粉砕装置が配置されていることを特徴とする。
これによって、原型をある程度とどめたサイズの大きい有機性廃棄物のサイズを小さくできるので、このような物でも処理効率良く処理することが可能となる。
【0021】
また、本発明では、前記第2の反応槽の底部が下流側に傾斜していることを特徴とする。
これにより、常に多孔質微生物処理媒質が処理水に浸かっている状態になるので、これに微生物が棲息することが可能となり、微生物による分解、消化作用を常に維持することが可能である。
【0022】
また、本発明では、前記各処理槽との間で処理水を送給する送給装置が、エアーリフトポンプであることを特徴とする。
これによって、分解のあまり進んでいないサイズの大きい有機性廃棄物や、比重の大きい有機性廃棄物が次工程に送給されることがないので、各処理槽における反応を一定に維持することが可能となる。
【0023】
さらに、本発明では、前記多孔質微生物処理媒質が、木質細片、炭化木質細片、またはその両者を含むことを特徴とする。
これによって、多孔質微生物処理媒質への微生物の棲息率が高くなるので、処理効率が高くなる。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の有機性廃棄物の処理装置を示した平面図、図2は、図1のI−I線での縦断面図、図3は、図2のII−II線での断面図、図4は、図2のIII−III線での平面図、図5は、図4のIV−IV線での断面図、図6は、図4のV−V線での断面図、図7は、図4のVI−VI線での断面図である。
【0025】
図示しないが、一般家庭、レストラン、食品工場などから排出される、例えば、漬け物、スパゲッティー、米、野菜、残飯、その他の生ゴミ、食品工場などの廃水処理施設から排出される汚泥などの有機性廃棄物が、ゴミ収集車トラックなどで運搬され、本発明の有機性廃棄物の処理装置(以下、単に「処理装置」と言う)1の第1の反応槽10の上部壁11に配置された投入口12の開閉蓋14を開閉することにより、図示しないシュートによって、第1の反応槽10内に投入されるようになっている。
【0026】
第1の反応槽10は、図1に示したように、横方向に二列の第1反応槽から構成されており、一方の第1の反応槽10には、その投入口12の側部に、有機性廃棄物を粉砕する粉砕装置(ディスポーザー)16が配置されている。これによって、原型をある程度とどめたサイズの大きい有機性廃棄物のサイズを、例えば、最低φ25×30mm程度に小さく破砕することができ、このような物でも処理効率良く処理することができるようになっている。
【0027】
この第1の反応槽10内には、予め、多孔質微生物処理媒質Aが、処理水とともに導入されている。
この多孔質微生物処理媒質Aとしては、特公平2−34697号公報に開示されるような粒径0.2〜5mmの木質細片(チップ)、その炭化木質細片、ならびに、ゼオライト、多孔質セラミックなどが使用可能である。この中でも、例えば、杉などの針葉樹から作製した木質細片が、後述する微生物の棲息条件として好ましい。
【0028】
このような多孔質材料を用いることによって、好気性微生物および嫌気性微生物が共存して棲息し、交互に作用して、有機性廃棄物を分解、消化できるためである。
【0029】
また、前記処理水としては、後述する最終工程である第3の反応槽60で処理され、回収された処理水を還流して使用することができる。なお、ゴミ収集車トラックなどで運搬された有機性廃棄物が放水により投入口12から流し込まれるようになっており、この分の水も処理水として含まれる。さらに、この処理水が不足する場合には、別途、水道水などが添加される。
【0030】
さらに、第1の反応槽10内には、常時、例えば、約90トン程度の容量の処理水、有機性廃棄物、および多孔質微生物処理媒質Aが存在するように調整されている、その割合は、例えば、水分100:有機性廃棄物10:多孔質微生物処理媒質A20の割合で添加するのが望ましいが、これに特に限定されるものではなく、有機性廃棄物の種類によって適宜その割合を変更すればよい。
【0031】
そして、第1の反応槽10内には、図2及び図3に示したように、攪拌装置19が配置されている。この攪拌装置19は、第1の反応槽10の底部近傍に位置するプロペラ16と、プロペラ16に接続した駆動シャフト18と、第1の反応槽10の上部壁11に配置され駆動シャフト18に回転力を与えるモータ20から構成されている。この攪拌装置19の回転数としては、例えば、27rpmとすればよい。
【0032】
また、第1の反応槽10内には、図4〜図6に示したように、散気装置22が配設されている。この散気装置22は、図示しない空気供給源、ブロワーに接続され第1反応槽10内を側壁13に沿って垂直に延びる散気管本管24と、この散気管本管24から分岐して、第1反応槽10の底壁15に沿って略コの字形状に延びる散気管26とを備えており、この散気管26には図示しないが、多数の散気孔が形成されている。
【0033】
このように構成される第1の反応槽10では、投入口12から投入された有機性廃棄物が、処理水と多孔質微生物処理媒質Aとともに、攪拌装置19のプロペラ16によって攪拌され懸濁状態になるとともに、散気装置22の散気管26の散気孔から空気が第1の反応槽10内に供給されることによってばっ気され、多孔質微生物処理媒質Aに棲息する好気性微生物の分解、消化作用によって、好気性微生物が栄養源とする有機性廃棄物が分解され消化される。
【0034】
なお、この際、好気性微生物の分解、消化作用だけでなく、僅かではあるが、嫌気性微生物の分解、消化作用も生じている。
また、図中、多孔質微生物処理媒質Aは、説明の便宜上、第1の反応槽10の底部にあるように図示したが、この際には処理水中に懸濁状態(分散状態)となっている(以下、ばっ気処理槽30においても同様である)。
【0035】
なお、この際のばっ気量としては、特に限定されるものではなく、有機性廃棄物の種類によって適宜その割合を変更すればよいが、例えば、3.57m3/minとするのが望ましい。
【0036】
そして、一定時間、例えば、2〜12時間ばっ気処理を実施した後、散気装置22を停止して、第1反応槽10内へのばっ気を停止するとともに、攪拌装置19を停止する。これにより、多孔質微生物処理媒質Aに棲息する嫌気性微生物の分解、消化作用によって、嫌気性微生物が栄養源とする有機性廃棄物が分解され消化される。
【0037】
なお、この際、嫌気性微生物の分解、消化作用だけでなく、僅かではあるが、好気性微生物の分解、消化作用も生じている。
すなわち、上述したように、好気性微生物の分解、消化作用が行われる際には僅かではあるが、嫌気性微生物の分解、消化作用も生じており、逆に、嫌気性微生物の分解、消化作用が行われる際には、僅かではあるが、好気性微生物の分解、消化作用も生じている。
【0038】
なお、この際、攪拌装置19を停止せずに、緩やかに回転しつづけて嫌気性発酵をうながすようにしても良い。
このように一定時間、例えば、2〜12時間嫌気性処理を行った後、第1の反応槽10で分解処理された有機物を含む処理水は、図1の▲1▼の矢印で示したように、送給装置(図示せず)によって、第1反応槽10の上部壁11に形成された排出口17から、ばっ気処理槽30の導入排出口32を介してばっ気処理槽30内に送給されるようになっている。
【0039】
なお、この場合、送給装置としては、通常のポンプを用いることも可能であるが、図8に示したようなエアーリフトポンプ装置70を用いるのが望ましい。すなわち、エアーリフトポンプ装置70では、送気管72と送気管72の先端74に接続した揚水管76とから構成されている。そして、送気管72を介して空気を別途図示しない空気供給源から揚水管76内に送給すると、先端74の位置より上方の揚水管76内の水が空気と混合し、比重が軽くなるが、先端74の位置では浸水深さに相当する水圧が加わっているので、この水圧によって、比重が軽くなった揚水管76内の水が上方に押し上げられて、排水管78によって排出されるようになっている。
【0040】
このようなエアーリフトポンプ装置を用いることによって、第1反応槽10の分解のあまり進んでいないサイズの大きい生ゴミや比重の大きい生ゴミが排出されないようになっている。
【0041】
すなわち、第1反応槽10内においてばっ気と攪拌を停止して、処理水を静置することによって、第1反応槽10内において、SS(固形分、浮遊物質)、SSを含まない上澄み液、および沈降物に分離するため、このようなSSを、エアーリフトポンプ装置を用いることによって極力吸い上げないようになっている。
【0042】
なお、この第1反応槽10の第1の反応槽で分解処理された有機物を含む処理水をばっ気処理槽30へ排出する排出量としては、ばっ気処理槽30の大きさに従って設定すればよく、例えば、多いときで10〜15トンである。
【0043】
このように、第1反応槽10の上部壁11に形成された排出口17から第1の反応槽で分解処理された有機物を含む処理水がばっ気処理槽30へと排出された後、第1の反応槽10の上部壁11に配置された投入口12の開閉蓋14を開け、ゴミ収集車トラックなどで運搬された新たな有機性廃棄物が投入されるとともに、最終工程である第3の反応槽60で処理されて回収された処理水が還流経路88によって還流されて第1の反応槽10内に導入され、上記サイクルが繰り返されるようになっている。
【0044】
なお、この場合の追加量としては、ばっ気処理槽30への排出量にもよるが、処理水も含めて、例えば5トン程度であり、日に3回程度の追加が行われる。また、この追加の際には、ばっ気を停止して行うのは、投入口12からの臭いが外部に流出して周囲への環境汚染とならないようにするためである。
【0045】
なお、最初に稼働する際には、予め第1の反応槽10内に土壌菌を導入しておくのが多孔質微生物処理媒質Aに好気性微生物および嫌気性微生物が棲息するためには望ましいが、いったん第1の反応槽10が稼働した後には、これらの土壌細菌ならびに多孔質微生物処理媒質Aを、常に追加する必要はなく、分解能力が低下した際に適宜追加すればよい。
【0046】
一方、ばっ気処理槽30には、図2に示したように、第1反応槽10の多孔質微生物処理媒質Aと同様な多孔質微生物処理媒質Bが予め投入されている。また、ばっ気処理槽30の底壁34の一部が傾斜した傾斜側壁36を構成するとともに、その一部が、後述する沈降処理槽40に連通したオーバーフロー孔42を形成している。
【0047】
また、このばっ気処理槽30には、図4及び図5に示したように、散気装置38が配設されている。この散気装置38は、図示しない空気供給源、ブロワーに接続さればっ気処理槽30を側壁31に沿って垂直に延びる散気管33を備えており、この散気管33には図示しないが、多数の散気孔が形成されている。
【0048】
このように構成されるばっ気処理槽30では、第1反応槽10で分解処理された有機物を含む処理水が投入されて、この処理水と多孔質微生物処理媒質Bとともに、散気装置22の散気管26の散気孔から導入される空気の作用によって、ばっ気処理槽30内で、図5の矢印Dに示したように攪拌され懸濁状態になりばっ気され、多孔質微生物処理媒質Bに棲息する好気性微生物の分解、消化作用によって、好気性微生物が栄養源とする有機性廃棄物が分解され消化される。
【0049】
なお、この際、好気性微生物の分解、消化作用だけでなく、僅かではあるが、嫌気性微生物の分解、消化作用も生じている。
なお、この際のばっ気量としては、特に限定されるものではなく、有機性廃棄物の種類によって適宜その割合を変更すればよいが、例えば、3.57m3/minとするのが望ましい。
【0050】
そして、一定時間、例えば、2〜12時間ばっ気処理を実施した後、ばっ気処理槽30で分解処理された有機物を含む処理水は、図1の▲2▼の矢印で示したように、ばっ気処理槽30の上壁部の導入排出口32から、沈降処理槽40の上部壁44に形成された導入排出口46から沈降処理槽40内へと送給装置(図示せず)によって送給されるようになっている。
【0051】
なお、この場合、送給装置としては、通常のポンプを用いることも可能であるが、図8に示したようなエアーリフトポンプ装置70を用いるのが望ましい。
また、このばっ気処理槽30で分解処理された有機物を含む処理水を沈降処理槽40へ排出する排出量としては、沈降処理槽40の大きさに従って設定すればよく、例えば、多いときで一度に5〜10トンである。
【0052】
一方、沈降処理槽40は、ばっ気処理槽30で分解処理された有機物を含む処理水が供給され、静置することによって比重差によって、処理水中に含まれる例えば、無機物、砂などの不純物を沈降処理槽40の底部48に堆積するように構成れている。なお、この場合、沈降処理槽40で溢れた処理水は、図5に示したように、オーバーフロー孔42を介してばっ気処理槽30に戻るようになっている。
【0053】
なお、この沈降処理槽40の底部48に堆積した無機物、砂などの不純物は、図示しないドレイン孔から抜き出されて回収され、別途、農業用無機物肥料などに利用されるようになっている。
【0054】
そして、一定時間、例えば、4〜24時間、沈降処理槽40にて沈降処理を実施した後、沈降処理槽40で無機物、砂などの不純物が除去された有機物を含む処理水は、図1の▲3▼の矢印で示したように、送給装置(図示せず)によって、沈降処理槽40の上壁部の導入排出口46から、ばっ気処理槽30と並列に配置された第2のばっ気処理槽130に導入されるようになっている。
【0055】
なお、この第2のばっ気処理槽130の構造は、ばっ気処理槽30と同様な構造を有し、同じばっ気処理が行われるので、同じ構成部材に100を加えた参照番号を付してその説明を省略する。
【0056】
この第2のばっ気処理槽130ばっ気処理槽30で分解処理された有機物を含む処理水は、図1の▲4▼の矢印で示したように、送給装置(図示せず)によって、第2の沈降処理槽140の導入排出口46から第2の沈降処理槽140内に送給されるようになっている。
【0057】
なお、この第2の沈降処理槽140の構造は、沈降処理槽40と同様な構造を有し、同じ沈降処理が行われるので、同じ構成部材に100を加えた参照番号を付してその説明を省略する。
【0058】
このように、本実施例では、ばっ気処理槽30、130、沈降処理槽40、140を複数段、本実施例では二段設けてこれらの間で、有機物を含む処理水のばっ気処理による分解処理、沈降処理による無機物、砂などの不純物の除去をより促進するようにしたが、これを一段とすることも、3段以上とすることも勿論可能である。
【0059】
この第2の沈降処理槽140において沈降処理によって無機物、砂などの不純物の除去が行われた有機物を含む処理水、すなわち上層部の上澄み液は、第2の沈降処理槽140の導入排出口46から、図1の▲5▼の矢印で示したように、送給装置50によって第2の反応槽60に送給されるようになっている。
【0060】
すなわち、送給装置50は、図8に示したようエアーリフトポンプ装置70が接続されており、図4、図5、及び図7に示したように、その揚水管52が分岐(56)して、第2の反応槽60の長手方向に沿って、第2の反応槽60の上部に配管された供給本管54、58に接続されている。そして、この供給本管54、58に、垂直方向下方に一定間隔供給本管54、58の長手方向にわたって離間した供給管51が配設されており、この供給管51には複数の供給孔53が形成されている。
【0061】
これにより、第2の沈降処理槽140において沈降処理によって無機物、砂などの不純物の除去が行われた有機物を含む処理水、すなわち上層部の上澄み液が、送給装置50の供給管51の供給孔53を介して、満遍なく第2の反応槽60内に導入されるようになっている。
【0062】
一方、第2の反応槽60の底壁62上には、下流側に向かって傾斜するように、骨材に炭がらを加えたシンダーコンクリート64が塗設されて、下流側に傾斜する傾斜底面66が形成されており、この傾斜底面66に多孔質微生物処理媒質Aと同様な多孔質微生物処理媒質Cが、200〜500cm程度の厚さに敷き詰められている。
【0063】
また、第2の反応槽60の上部68は大気に開放されており、植生用ネット(野芝)が張設されている。これは、第2の沈降処理槽140において沈降処理によって無機物、砂などの不純物の除去が行われた有機物を含む処理水は、既に相当程度まで、生物化学的酸素要求量(BOD)、化学的酸素要求量(COD)およびSS(固形分、浮遊物質)が低減されており、臭気がほとんどない状態であり、反応槽の上方部分では、好気性発酵も同時に行われることになり、微生物による消化分解が促進されるとともに、水が蒸発していくとともに微生物が浸入して、常に多孔質微生物処理媒質に棲息することになるので、微生物による分解、消化作用を常に維持するようにするためである。
【0064】
このように、第2の沈降処理槽140において沈降処理によって無機物、砂などの不純物の除去が行われた有機物を含む処理水は、送給装置50の供給管51の供給孔53を介して第2の反応槽60内に導入され、多孔質微生物処理媒質Cに棲息する嫌気性微生物の分解、消化作用によって、嫌気性微生物が栄養源とする有機性廃棄物が分解され消化される。また、第2の反応槽60の上方部分では、好気性発酵も同時に行われることになり、好気性微生物による消化分解が促進される。
【0065】
これによって、原水が第2の反応槽60内の処理水は、生物化学的酸素要求量(BOD)、化学的酸素要求量(COD)およびSS(固形分、浮遊物質)が低くなった処理水が得られる。この場合、特に、原水が一般汚水のように有機物の絶対濃度が比較的低く、水分量が多い場合には、排水基準レベル(例えば、BODが排水基準レベルである20ppmを大きく下回る5.5ppm以下)を下回る処理水が得られることになる。
【0066】
そして、このように清浄化された処理水は、図5及び図7に示したように、第2の反応槽60の下流側に配設された複数のフィルター排出孔81が形成された排出管82内に配設された排出ポンプ84を介して吸引され、排出本管86から還流経路88を介して還流されて第1の反応槽10内に導入されるようになっている。
【0067】
なお、この排出ポンプ84を介して吸引された清浄化された処理水は、余剰分が生じた場合には、別途排出経路(図示せず)を介して排出したり、他の分野、例えば、発電装置の冷却水用などに利用してもよい。
【0068】
また、原水または最初に投入する汚泥や生ゴミ中の有機物総量が多く(濃度が高く)、水分量が少ない場合には、全工程で1週間の処理では、生物化学的酸素要求量(BOD)が1000ppm前後もあるので、河川等の外部への排出基準に達しない。しかしながら、本発明の処理装置では、第2の反応槽60で処理された処理水を第1の反応槽10に還流することになるので、外部に排出する必要がないので問題はない。また、逆に第2の反応槽60の上部の開放部から水分の蒸発量が多くなり、還流水が不足する場合には、別途図示しない補給水供給経路から補給水を供給するようにすればよい。
【0069】
本発明は、上記実施例に何ら限定されるものではなく、例えば、第1反応槽10、ばっ気処理槽30、沈降処理槽40、および第2の反応槽60を、上記実施例のように並列に二段とする他、複数段、単数段とすることも勿論可能である。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る有機性廃棄物の処理装置るによれば、第1の反応槽に投入された生ゴミ、汚泥などの有機性廃棄物が、多孔質微生物処理媒質中に好気性および嫌気性の微生物が共存することになるので、これを攪拌しながらばっ気を行えば、好気性微生物によって、好気性微生物が栄養源とする有機性廃棄物が消化され、ばっ気と攪拌をを停止すれば、嫌気性微生物によって、嫌気性微生物が栄養源とする有機性廃棄物が分解され消化されることになる。
【0071】
そして、第1の反応槽で分解処理された有機物を含む処理水を、ばっ気処理槽にてばっ気処理することによって、好気性微生物によって、好気性微生物が栄養源とする有機性廃棄物がさらに分解され消化される。
【0072】
このばっ気処理槽にて分解され有機物を含んだ処理水は、沈降処理槽にて沈降分離処理が行われ、無機物、砂などが分離回収される。
さらに、沈降処理槽にて沈降分離された上層部の分解した有機物を含む上澄み液は、第2の反応槽底部に敷き詰められた多孔質微生物処理媒質に共存する嫌気性微生物によって、嫌気性発酵処理が行われ、ほぼ完全に生ゴミ、汚泥などの有機性廃棄物が消滅され、最終的に生物化学的酸素要求量(BOD)、化学的酸素要求量(COD)およびSS(固形分、浮遊物質)が排出基準レベルまで低下した水が得られる。
【0073】
従って、一般家庭、レストラン、食品工場などから排出される生ゴミ、食品工場などの廃水処理施設から排出される汚泥などの多種多様の有機性廃棄物を、別途発酵熱を供給することなく、ほぼ完全に消滅させ、生物化学的酸素要求量(BOD)、化学的酸素要求量(COD)およびSS(固形分、浮遊物質)を極めて低減することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の有機性廃棄物の処理装置を示した平面図である。
【図2】図2は、図1のI−I線での縦断面図である。
【図3】図3は、図2のII−II線での断面図である。
【図4】図4は、図2のIII−III線での平面図である。
【図5】図5は、図4のIV−IV線での断面図である。
【図6】図6は、図4のV−V線での断面図である。
【図7】図7は、図4のVI−VI線での断面図である。
【図8】図8は、エアーリフトポンプ装置を配置した状態を示す第1の反応槽の断面図である。
【符号の説明】
10 第1の反応槽
11 上部壁
12 投入口
13 側壁
14 開閉蓋
15 底壁
16 プロペラ
17 排出口
18 駆動シャフト
19 攪拌装置
20 モータ
22 散気装置
24 散気管本管
26 散気管
30 ばっ気処理槽
31 側壁
32 導入排出口
33 散気管
34 底壁
36 傾斜側壁
38 散気装置
40 沈降処理槽
42 オーバーフロー孔
44 上部壁
46 導入排出口
48 底部
50 送給装置
51 供給管
52 揚水管
53 供給孔
54 供給本管
60 第2の反応槽
62 底壁
64 シンダーコンクリート
66 傾斜底面
68 上部
70 エアーリフトポンプ装置
72 送気管
74 先端
76 揚水管
78 排水管
81 フィルター排出孔
82 排出管
84 排出ポンプ
86 排出本管
88 還流経路
A〜C 多孔質微生物処理媒質

Claims (9)

  1. 生ゴミ、汚泥などの有機性廃棄物を処理するための処理装置であって、
    多孔質微生物処理媒質と処理水と、投入された有機性廃棄物を収容し、攪拌機で攪拌しながら、ばっ気することにより好気性発酵を所定時間実施するとともに、前記ばっ気と攪拌を停止して嫌気性発酵を一定時間実施するように、交互に好気性発酵と嫌気性発酵を実施するように構成した第1の反応槽と、
    前記第1の反応槽において分解した有機物を含む処理水をばっ気することにより好気性発酵を実施するばっ気処理槽と、
    前記ばっ気処理槽で処理された有機物を含んだ処理水中に含まれる無機物、砂などを沈降分離する沈降処理槽と、
    多孔質微生物処理媒質が底部に敷き詰められ、前記沈降処理槽で沈降分離処理された上層部の分解した有機物を含む上澄み液を、嫌気性発酵処理する第2の反応槽とを備えることを特徴とする有機性廃棄物の処理装置。
  2. 前記第2の反応槽で処理した処理水を、第1の反応槽に還流する還流経路が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の有機性廃棄物の処理装置。
  3. 前記第2の反応槽の上部が大気に開放されていることを特徴とする請求項1または2に記載の有機性廃棄物の処理装置。
  4. 前記ばっ気処理槽と沈降処理槽との組み合わせが複数段設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の有機性廃棄物の処理装置。
  5. 前記第1の反応槽、ばっ気処理槽、沈降処理槽、および第2の反応槽の組み合わせが複数段設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の有機性廃棄物の処理装置。
  6. 前記第1の反応槽の投入口には、有機性廃棄物を粉砕する粉砕装置が配置されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の有機性廃棄物の処理装置。
  7. 前記第2の反応槽の底部が下流側に傾斜していることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の有機性廃棄物の処理装置。
  8. 前記各処理槽との間で処理水を送給する送給装置が、エアーリフトポンプであることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の有機性廃棄物の処理装置。
  9. 前記多孔質微生物処理媒質が、木質細片、炭化木質細片、またはその両者を含むことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の有機性廃棄物の処理装置。
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