JP2000210641A - 有機性廃棄物の処理装置および有機性廃棄物の処理方法 - Google Patents

有機性廃棄物の処理装置および有機性廃棄物の処理方法

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JP2000210641A
JP2000210641A JP1244199A JP1244199A JP2000210641A JP 2000210641 A JP2000210641 A JP 2000210641A JP 1244199 A JP1244199 A JP 1244199A JP 1244199 A JP1244199 A JP 1244199A JP 2000210641 A JP2000210641 A JP 2000210641A
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reaction tank
organic waste
suction
aeration
treatment
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Munehiko Kuwa
宗 彦 桑
Soichiro Kuwa
総一郎 桑
Masao Sato
藤 雅 央 佐
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/20Sludge processing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般家庭、レストラン、食品工場などから排
出される生ゴミ、食品工場などの廃水処理施設から排出
される汚泥などの多種多様の有機性廃棄物を処理する際
に、処理反応槽で発生する臭気ガスが開口箇所から外部
に漏洩することがなく、消臭効果が高い有機性廃棄物の
処理装置を提供する。 【解決手段】 生ゴミ、汚泥などの有機性廃棄物を反応
槽内で少なくとも好気性発酵処理を行って処理する有機
性廃棄物の処理装置において、反応槽内で発生する臭気
ガスなどの発生ガスを、吸引装置によって吸引する反応
槽に接続した吸引経路と、吸引経路の吸引装置と反応槽
との間に設けられ、吸引装置によって吸引した発生ガス
の臭気を消臭する消臭装置と、吸引装置によって吸引さ
れ、消臭装置で消臭された発生ガスを、吸引装置に接続
された送給装置によって、反応槽のばっ気装置に還流す
る還流経路とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機性廃棄物の処
理装置に関するもので、より詳細には、一般家庭、レス
トラン、食品工場などから排出される生ゴミ、食品工場
などの廃水処理施設から排出される汚泥などの有機性廃
棄物を、土壌菌などのバクテリアにより分解消滅させる
処理装置および処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般家庭、レストラン、食品工場
などから排出される生ゴミ、食品工場などの廃水処理施
設から排出される汚泥などの有機性廃棄物(以下、単に
これらを総称して「有機性廃棄物」と言う)は、焼却
法、活性汚泥法、ならびに堆肥化法などの種々の処理方
法によって処理している。
【0003】すなわち、焼却法では、固定床焼却炉、ロ
ータリンキルン焼却炉などの焼却炉を用いてこのような
有機性廃棄物を焼却処理する方法である。
【0004】この焼却法では、焼却の際に、ダイオキシ
ンや二酸化炭素などが発生し、大気汚染、環境汚染など
の原因となり、しかも焼却灰が発生するので、これを埋
め立て最終処分場などに運搬廃棄しなければならず、輸
送費がかかるとともに、環境汚染をきたすことになって
いる。また、この方法では、焼却のために重油やガスな
どの補助燃料が必要であり、処理費用がかさむことにも
なっている。
【0005】また、活性汚泥法は、有機性廃棄物をディ
スポーザー(粉砕機)にかけて、活性汚泥により有機性
廃棄物を分解処理する方法である。
【0006】この活性汚泥法では、活性汚泥に含まれる
微生物が有機性廃棄物を栄養源として増殖する際に消費
されるエネルギー分だけしかその固形分を減量できず
(15%程度)効率が良くなかった。また、この方法で
は、微生物を常に生存させるのが難しく、微生物が死滅
した場合には、取り替えなければならず操業効率が悪
い。しかも、大部分が活性汚泥に含まれる微生物の死
骸、すなわち、汚泥として残存するため、これを焼却処
分するか、発酵させて堆肥にする等の二次処理が必要と
なる。
【0007】さらに、堆肥化法(コンポスト化)は、有
機性廃棄物を微生物によって発酵させて、堆肥化して農
業肥料、園芸肥料などとする方法である。しかしなが
ら、昨今では、専業農家の数が減少してきており、その
需要が減少しているのが実状である。また、この堆肥化
法においては、生ゴミ、汚泥などの種類によっては処理
できないものもある。
【0008】このため、特公平2−34679号公報、
特公平2−30760号公報では、沈砂、最初沈殿池汚
泥、散水炉処理後の沈殿汚泥、活性汚泥処理後の余剰汚
泥、嫌気性消化汚泥、好気性消化汚泥などの各種汚泥
を、木質細片を含む微生物培養基材としての処理媒質を
含んだ処理槽にて、好気性処理と嫌気性処理を順に経時
的に反復して実施して、廃水中の生物化学的酸素要求量
(BOD)、化学的酸素要求量(COD)およびSS
(固形分、浮遊物質)を低減させる方法および処理装置
が開示されている。
【0009】また、特公平3−73358号公報、特公
平4−10398号公報には、家庭用雑廃水、産業廃
水、食品加工廃水等の各種廃水を、木質細片を含む微生
物培養基材としての処理媒質を含んだ処理槽にて微生物
処理する方法およびそのための撹拌機能付きの連続処理
槽が開示されている。
【0010】このため、特公平2−34679号公報、
特公平2−30760号公報では、沈砂、最初沈殿池汚
泥、散水炉処理後の沈殿汚泥、活性汚泥処理後の余剰汚
泥、嫌気性消化汚泥、好気性消化汚泥などの各種汚泥
を、木質細片を含む微生物培養基材としての処理媒質を
含んだ処理槽にて、好気性処理と嫌気性処理を順に経時
的に反復して実施して、廃水中の生物化学的酸素要求量
(BOD)、化学的酸素要求量(COD)およびSS
(固形分、浮遊物質)を低減させる方法および処理装置
が開示されている。
【0011】また、特公平3−73358号公報、特公
平4−10398号公報には、家庭用雑廃水、産業廃
水、食品加工廃水等の各種廃水を、木質細片を含む微生
物培養基材としての処理媒質を含んだ処理槽にて微生物
処理する方法およびそのための撹拌機能付きの連続処理
槽が開示されている。
【0012】しかしながら、上記の方法はいずれも汚泥
や廃水などの固形分が比較的少なく、そのサイズも小さ
く、微生物分解しやすいものを対象とするものである。
【0013】したがって、これらの方法および装置をそ
のまま、例えば、一般家庭、レストラン、食品工場など
から排出される生ゴミ、食品工場などの廃水処理施設か
ら排出される汚泥などの有機性廃棄物を処理しようとし
ても、生ゴミなどはその固形分が多く、そのサイズも大
きく、その種類も多岐にわたり、これらの有機性廃棄物
をほぼ完全に消滅させることは到底不可能である。
【0014】本発明者等は、このような実情に鑑み、一
般家庭、レストラン、食品工場などから排出される生ゴ
ミ、食品工場などの廃水処理施設から排出される汚泥な
どの多種多様の有機性廃棄物を、ほぼ完全に消滅させ、
生物化学的酸素要求量(BOD)、化学的酸素要求量
(COD)およびSS(固形分、浮遊物質)を極めて低
減することが可能な有機性廃棄物の処理装置を発明し
た。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者等が発明した有機性廃棄物の処理装置においても、ま
た上記した従来の方法においてもいずれも、処理反応槽
で発生する臭気ガスが、開口箇所から、特に、処理反応
槽へ汚泥や生ゴミを投入する際に投入口から外部に、ア
ンモニア、メルカプタンなどの臭気ガスが漏洩して、環
境汚染などの原因となっている。
【0016】特に、処理反応槽が好気性発酵を行うばっ
気処理を伴う場合には、処理反応槽内へばっ気処理のた
めの空気を導入しているため、処理反応槽内の圧力が上
昇しており、外部への臭気の漏洩が顕著である。
【0017】本発明は、このような実情に鑑み、一般家
庭、レストラン、食品工場などから排出される生ゴミ、
食品工場などの廃水処理施設から排出される汚泥などの
多種多様の有機性廃棄物を処理する際に、処理反応槽で
発生する臭気ガスが開口箇所から、特に、処理反応槽へ
汚泥や生ゴミを投入する際に投入口から外部に漏洩する
ことがなく、消臭効果が高い有機性廃棄物の処理装置を
提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した課題
および目的を達成するために発明なされたものであっ
て、本発明の有機性廃棄物の処理装置は、生ゴミ、汚泥
などの有機性廃棄物を反応槽内で少なくとも好気性発酵
処理を行って処理する有機性廃棄物の処理装置におい
て、前記反応槽内で発生する臭気ガスなどの発生ガス
を、吸引装置によって吸引する反応槽に接続した吸引経
路と、前記吸引経路の吸引装置と反応槽との間に設けら
れ、前記吸引装置によって吸引した発生ガスの臭気を消
臭する消臭装置と、前記吸引装置によって吸引され、消
臭装置で消臭された発生ガスを、前記吸引装置に接続さ
れた送給装置によって、前記反応槽のばっ気装置に還流
する還流経路とを備えることを特徴とする。
【0019】また、本発明の有機性廃棄物の処理方法
は、生ゴミ、汚泥などの有機性廃棄物を反応槽内で少な
くとも好気性発酵処理を行って処理する有機性廃棄物の
処理方法において、前記反応槽内で発生する臭気ガスな
どの発生ガスを反応槽に接続した吸引経路を介して吸引
し、前記吸引した発生ガスの臭気を消臭装置により消臭
し、前記消臭装置で消臭された発生ガスを還流経路を介
して反応槽に還流して反応槽のばっ気に用いることを特
徴とする。
【0020】このように構成することによって、反応槽
内で発生した臭気ガスを吸引して消臭装置によって消臭
して、これを還流経路を介して反応槽に還流して反応槽
のばっ気に用いるので、反応槽内の臭気ガスの臭気濃度
が希釈化され、臭気が低減されることになる。また、消
臭装置で消臭された発生ガスをリサイクルすることがで
きるため、ばっ気処理による好気性発酵を効率よく実施
することが可能である。
【0021】また、本発明の有機性廃棄物の処理装置
は、前記吸引装置による吸引量と、送給装置による還流
量とを制御して反応槽内が負圧状態となるように構成さ
れていることを特徴とする。
【0022】また、本発明の有機性廃棄物の処理方法
は、前記吸引量と、還流量とを制御して反応槽内が負圧
状態となるようにすることを特徴とする。
【0023】これにより、反応槽内が負圧の状態となる
ので、反応槽で発生する臭気ガスが開口箇所から、特
に、処理反応槽へ汚泥や生ゴミを投入する際に投入口か
ら外部に漏洩することがなく、周囲への環境汚染を防止
することが可能となる。
【0024】また、本発明の有機性廃棄物の処理装置
は、前記送給装置に空気を導入する空気導入経路を設け
て、前記還流する発生ガスとともに空気をばっ気装置に
導入するように構成したことを特徴とする。
【0025】さらに、本発明の有機性廃棄物の処理方法
は、前記還流経路を介して反応槽に還流する発生ガスと
ともに空気を導入して反応槽のばっ気に用いることを特
徴とする。
【0026】このように構成することによって、反応槽
内で好気性発酵によって消費された酸素を補ってばっ気
処理することが可能であるので、好気性発酵の効率が低
下することがなく効率よく処理を実施することが可能で
ある。
【0027】また、本発明の有機性廃棄物の処理装置
は、前記吸引装置で吸引された発生ガスを外部に排出す
る排出経路を設けたことを特徴とする。
【0028】このように構成することによって、消臭装
置で消臭された発生ガスを還流経路を介して、反応槽内
で必要とするばっ気量分だけ還流できるので反応槽内で
の好気性発酵を効率よく実施できる。また、消臭された
発生ガスの余剰分を排出経路を介して外部に排出するこ
とになるので、外部に排出するガス量を極力抑えること
ができるとともに、この外部へ排出されるガスは消臭装
置で消臭されているので、臭気による周囲の環境汚染を
防止することができる。
【0029】また、本発明の有機性廃棄物の処理装置
は、前記吸引経路の吸引装置と反応槽との間に、集塵装
置を設けたことを特徴とする。
【0030】これにより、消臭装置で消臭された発生ガ
ス中に含まれる塵埃を除去することが可能であり、これ
により、反応槽に還流するガス中に塵埃が含まれないの
で、ばっ気効率および好気性発酵の効率が向上するとと
もに、排出経路にて装置外部に排出される場合にもガス
中に塵埃が含まれないので、周囲の環境汚染を防止する
ことができる。
【0031】さらに、本発明の有機性廃棄物の処理装置
は、前記排出経路にさらに消臭装置を設けたことを特徴
とする。
【0032】これにより、排出経路を介して外部に排出
されるガスの臭気がさらに消臭され、臭気による周囲環
境汚染をさらに防止することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の有機性廃棄物の
処理装置を示した平面図、図2は、図1のI−I線での
縦断面図、図3は、図1のII−II線での断面図、図
4は、図2のIII−III線での平面図、図5は、図
4のIV−IV線での断面図、図6は、図4のV−V線
での断面図、図7は、図4のVI−VI線での断面図で
ある。
【0034】図示しないが、一般家庭、レストラン、食
品工場などから排出される、例えば、漬け物、スパゲッ
ティー、米、野菜、残飯、その他の生ゴミ、食品工場な
どの廃水処理施設から排出される汚泥などの有機性廃棄
物が、ゴミ収集車トラックなどで運搬され、本発明の有
機性廃棄物の処理装置(以下、単に「処理装置」と言
う)1の第1の反応槽10の上部壁11に配置された投
入口12の開閉蓋14を開閉することにより、図示しな
いシュートによって、第1の反応槽10内に投入される
ようになっている。
【0035】第1の反応槽10は、図1に示したよう
に、横方向に二列の第1の反応槽から構成されており、
一方の第1の反応槽10には、その投入口12の側部
に、有機性廃棄物を粉砕する粉砕装置(ディスポーザ
ー)16が配置されている。これによって、原型をある
程度とどめたサイズの大きい有機性廃棄物のサイズを、
例えば、最低φ25×30mm程度に小さく破砕するこ
とができ、このような物でも処理効率良く処理すること
ができるようになっている。
【0036】この第1の反応槽10内には、予め、多孔
質微生物処理媒質Aが、処理水とともに導入されてい
る。
【0037】この多孔質微生物処理媒質Aとしては、特
公平2−34697号公報に開示されるような粒径0.
2〜5mmの木質細片(チップ)、その炭化木質細片、
ならびに、ゼオライト、多孔質セラミックなどが使用可
能である。この中でも、例えば、杉などの針葉樹から作
製した木質細片が、後述する微生物の棲息条件として好
ましい。
【0038】このような多孔質材料を用いることによっ
て、好気性微生物および嫌気性微生物が共存して棲息
し、交互に作用して、有機性廃棄物を分解、消化できる
ためである。
【0039】また、前記処理水としては、後述する最終
工程である第3の反応槽60で処理され、回収された処
理水を還流して使用することができる。なお、ゴミ収集
車トラックなどで運搬された有機性廃棄物が放水により
投入口12から流し込まれるようになっており、この分
の水も処理水として含まれる。さらに、この処理水が不
足する場合には、別途、水道水などが添加される。
【0040】さらに、第1の反応槽10内には、常時、
例えば、約90トン程度の容量の処理水、有機性廃棄
物、および多孔質微生物処理媒質Aが存在するように調
整されている、その割合は、例えば、水分100:有機
性廃棄物10:多孔質微生物処理媒質A20の割合で添
加するのが望ましいが、これに特に限定されるものでは
なく、有機性廃棄物の種類によって適宜その割合を変更
すればよい。
【0041】そして、第1の反応槽10内には、図2及
び図3に示したように、撹拌装置19が配置されてい
る。この撹拌装置19は、第1の反応槽10の底部近傍
に位置するプロペラ16と、プロペラ16に接続した駆
動シャフト18と、第1の反応槽10の上部壁11に配
置され駆動シャフト18に回転力を与えるモータ20か
ら構成されている。この撹拌装置19の回転数として
は、例えば、27rpmとすればよい。
【0042】また、第1の反応槽10内には、図4〜図
6に示したように、散気装置22が配設されている。こ
の散気装置22は、後述する図9に示したように、吸引
還流装置200の第1還流配管230を介して、図示し
ない空気供給源、送給装置224(ブロワーに)接続さ
れている。また、この散気装置22は、第1の反応槽1
0内を側壁13に沿って垂直に延びる散気管本管24
と、この散気管本管24から分岐して、第1の反応槽1
0の底壁15に沿って略コの字形状に延びる散気管26
とを備えており、この散気管26には図示しないが、多
数の散気孔が形成されている。
【0043】このように構成される第1の反応槽10で
は、投入口12から投入された有機性廃棄物が、処理水
と多孔質微生物処理媒質Aとともに、撹拌装置19のプ
ロペラ16によって撹拌され懸濁状態になるとともに、
散気装置22の散気管26の散気孔から空気(初期段階
では空気であるが、操業中には、後述する図9に示した
ように、吸引還流装置200を介して還流される分解消
臭された発生ガスと必要に応じて新鮮な空気)が、第1
の反応槽10内に供給されることによってばっ気され、
多孔質微生物処理媒質Aに棲息する好気性微生物の分
解、消化作用によって、好気性微生物が栄養源とする有
機性廃棄物が分解され消化される。
【0044】なお、この際、好気性微生物の分解、消化
作用だけでなく、僅かではあるが、嫌気性微生物の分
解、消化作用も生じている。
【0045】また、図中、多孔質微生物処理媒質Aは、
説明の便宜上、第1の反応槽10の底部にあるように図
示したが、この際には処理水中に懸濁状態(分散状態)
となっている(以下、ばっ気処理槽30においても同様
である)。
【0046】なお、この際のばっ気量としては、特に限
定されるものではなく、有機性廃棄物の種類によって適
宜その割合を変更すればよいが、例えば、3.57m3
/minとするのが望ましい。
【0047】そして、一定時間、例えば、2〜12時間
ばっ気処理を実施した後、散気装置22を停止して、第
1の反応槽10内へのばっ気を停止するとともに、撹拌
装置19を停止する。これにより、多孔質微生物処理媒
質Aに棲息する嫌気性微生物の分解、消化作用によっ
て、嫌気性微生物が栄養源とする有機性廃棄物が分解さ
れ消化される。
【0048】なお、この際、嫌気性微生物の分解、消化
作用だけでなく、僅かではあるが、好気性微生物の分
解、消化作用も生じている。
【0049】すなわち、上述したように、好気性微生物
の分解、消化作用が行われる際には僅かではあるが、嫌
気性微生物の分解、消化作用も生じており、逆に、嫌気
性微生物の分解、消化作用が行われる際には、僅かでは
あるが、好気性微生物の分解、消化作用も生じている。
【0050】なお、この際、撹拌装置19を停止せず
に、緩やかに回転しつづけて嫌気性発酵をうながすよう
にしても良い。
【0051】このように一定時間、例えば、2〜12時
間嫌気性処理を行った後、第1の反応槽10で分解処理
された有機物を含む処理水は、図1のの矢印で示した
ように、送給装置(図示せず)によって、第1の反応槽
10の上部壁11に形成された排出口17から、ばっ気
処理槽30の導入排出口32を介してばっ気処理槽30
内に送給されるようになっている。
【0052】なお、この場合、送給装置としては、通常
のポンプを用いることも可能であるが、図8に示したよ
うなエアーリフトポンプ装置70を用いるのが望まし
い。すなわち、エアーリフトポンプ装置70では、送気
管72と送気管72の先端74に接続した揚水管76と
から構成されている。そして、送気管72を介して空気
を別途図示しない空気供給源から揚水管76内に送給す
ると、先端74の位置より上方の揚水管76内の水が空
気と混合し、比重が軽くなるが、先端74の位置では浸
水深さに相当する水圧が加わっているので、この水圧に
よって、比重が軽くなった揚水管76内の水が上方に押
し上げられて、排水管78によって排出されるようにな
っている。
【0053】このようなエアーリフトポンプ装置を用い
ることによって、第1の反応槽10の分解のあまり進ん
でいないサイズの大きい生ゴミや比重の大きい生ゴミが
排出されないようになっている。
【0054】すなわち、第1の反応槽10内においてば
っ気と撹拌を停止して、処理水を静置することによっ
て、第1の反応槽10内において、SS(固形分、浮遊
物質)、SSを含まない上澄み液、および沈降物に分離
するため、このようなSSを、エアーリフトポンプ装置
を用いることによって極力吸い上げないようになってい
る。
【0055】なお、この第1の反応槽10の第1の反応
槽で分解処理された有機物を含む処理水をばっ気処理槽
30へ排出する排出量としては、ばっ気処理槽30の大
きさに従って設定すればよく、例えば、多いときで10
〜15トンである。
【0056】このように、第1の反応槽10の上部壁1
1に形成された排出口17から第1の反応槽で分解処理
された有機物を含む処理水がばっ気処理槽30へと排出
された後、第1の反応槽10の上部壁11に配置された
投入口12の開閉蓋14を開け、ゴミ収集車トラックな
どで運搬された新たな有機性廃棄物が投入されるととも
に、最終工程である第3の反応槽60で処理されて回収
された処理水が還流経路88によって還流されて第1の
反応槽10内に導入され、上記サイクルが繰り返される
ようになっている。
【0057】なお、この場合の追加量としては、ばっ気
処理槽30への排出量にもよるが、処理水も含めて、例
えば5トン程度であり、日に3回程度の追加が行われ
る。また、この追加の際には、ばっ気を停止して行って
もよいが、後述するように吸引還流装置200によっ
て、常に負圧の状態に維持されているので、投入口12
からの臭いが外部に流出して周囲への環境汚染とならな
いようにすなっている。
【0058】なお、最初に稼働する際には、予め第1の
反応槽10内に土壌菌を導入しておくのが多孔質微生物
処理媒質Aに好気性微生物および嫌気性微生物が棲息す
るためには望ましいが、いったん第1の反応槽10が稼
働した後には、これらの土壌細菌ならびに多孔質微生物
処理媒質Aを、常に追加する必要はなく、分解能力が低
下した際に適宜追加すればよい。
【0059】一方、ばっ気処理槽30には、図2に示し
たように、第1の反応槽10の多孔質微生物処理媒質A
と同様な多孔質微生物処理媒質Bが予め投入されてい
る。また、ばっ気処理槽30の底壁34の一部が傾斜し
た傾斜側壁36を構成するとともに、その一部が、後述
する沈降処理槽40に連通したオーバーフロー孔42を
形成している。
【0060】また、このばっ気処理槽30には、図4及
び図5に示したように、散気装置38が配設されてい
る。この散気装置38は、後述する図9に示したよう
に、吸引還流装置200の第2還流配管230を介し
て、図示しない空気供給源、送給装置224(ブロワ
ー)に接続されている。また、散気装置38は、ばっ気
処理槽30を側壁31に沿って垂直に延びる散気管33
を備えており、この散気管33には図示しないが、多数
の散気孔が形成されている。
【0061】このように構成されるばっ気処理槽30で
は、第1の反応槽10で分解処理された有機物を含む処
理水が投入されて、この処理水と多孔質微生物処理媒質
Bとともに、散気装置22の散気管26の散気孔から導
入される空気(初期段階では空気であるが、操業中に
は、後述する図9に示したように、吸引還流装置200
を介して還流される分解消臭された発生ガスと必要に応
じて新鮮な空気)の作用によって、ばっ気処理槽30内
で、図5の矢印Dに示したように撹拌され懸濁状態にな
りばっ気され、多孔質微生物処理媒質Bに棲息する好気
性微生物の分解、消化作用によって、好気性微生物が栄
養源とする有機性廃棄物が分解され消化される。
【0062】なお、この際、好気性微生物の分解、消化
作用だけでなく、僅かではあるが、嫌気性微生物の分
解、消化作用も生じている。
【0063】なお、この際のばっ気量としては、特に限
定されるものではなく、有機性廃棄物の種類によって適
宜その割合を変更すればよいが、例えば、3.57m3
/minとするのが望ましい。
【0064】そして、一定時間、例えば、2〜12時間
ばっ気処理を実施した後、ばっ気処理槽30で分解処理
された有機物を含む処理水は、図1のの矢印で示した
ように、ばっ気処理槽30の上壁部の導入排出口32か
ら、沈降処理槽40の上部壁44に形成された導入排出
口46から沈降処理槽40内へと送給装置(図示せず)
によって送給されるようになっている。
【0065】なお、この場合、送給装置としては、通常
のポンプを用いることも可能であるが、図8に示したよ
うなエアーリフトポンプ装置70を用いるのが望まし
い。
【0066】また、このばっ気処理槽30で分解処理さ
れた有機物を含む処理水を沈降処理槽40へ排出する排
出量としては、沈降処理槽40の大きさに従って設定す
ればよく、例えば、多いときで一度に5〜10トンであ
る。
【0067】一方、沈降処理槽40は、ばっ気処理槽3
0で分解処理された有機物を含む処理水が供給され、静
置することによって比重差によって、処理水中に含まれ
る例えば、無機物、砂などの不純物を沈降処理槽40の
底部48に堆積するように構成れている。なお、この場
合、沈降処理槽40で溢れた処理水は、図5に示したよ
うに、オーバーフロー孔42を介してばっ気処理槽30
に戻るようになっている。また、沈降処理槽40と第1
の反応槽10との間には、オーバーフロー孔47が設け
られており、沈降処理槽40処理水が一定レベル以上と
なれば、このオーバーフロー孔47を介して第1の反応
槽10へ戻されるようになっている。
【0068】なお、この沈降処理槽40の底部48に堆
積した無機物、砂などの不純物は、図示しないドレイン
孔から抜き出されて回収され、別途、農業用無機物肥料
などに利用されるようになっている。
【0069】そして、一定時間、例えば、4〜24時
間、沈降処理槽40にて沈降処理を実施した後、沈降処
理槽40で無機物、砂などの不純物が除去された有機物
を含む処理水は、図1のの矢印で示したように、送給
装置(図示せず)によって、沈降処理槽40の上壁部の
導入排出口46から、ばっ気処理槽30と並列に配置さ
れた第2のばっ気処理槽130に導入されるようになっ
ている。
【0070】なお、この第2のばっ気処理槽130の構
造は、ばっ気処理槽30と同様な構造を有し、同じばっ
気処理が行われるので、同じ構成部材に100を加えた
参照番号を付してその説明を省略する。
【0071】この第2のばっ気処理槽130ばっ気処理
槽30で分解処理された有機物を含む処理水は、図1の
の矢印で示したように、送給装置(図示せず)によっ
て、第2の沈降処理槽140の導入排出口46から第2
の沈降処理槽140内に送給されるようになっている。
【0072】なお、この第2の沈降処理槽140の構造
は、沈降処理槽40と同様な構造を有し、同じ沈降処理
が行われるので、同じ構成部材に100を加えた参照番
号を付してその説明を省略する。
【0073】このように、本実施例では、ばっ気処理槽
30、130、沈降処理槽40、140を複数段、本実
施例では二段設けてこれらの間で、有機物を含む処理水
のばっ気処理による分解処理、沈降処理による無機物、
砂などの不純物の除去をより促進するようにしたが、こ
れを一段とすることも、3段以上とすることも勿論可能
である。
【0074】この第2の沈降処理槽140において沈降
処理によって無機物、砂などの不純物の除去が行われた
有機物を含む処理水、すなわち上層部の上澄み液は、第
2の沈降処理槽140の導入排出口46から、図1の
の矢印で示したように、送給装置50によって第2の反
応槽60に送給されるようになっている。
【0075】すなわち、送給装置50は、図8に示した
ようエアーリフトポンプ装置70が接続されており、図
4、図5、及び図7に示したように、その揚水管52が
分岐(56)して、第2の反応槽60の長手方向に沿っ
て、第2の反応槽60の上部に配管された供給本管5
4、58に接続されている。そして、この供給本管5
4、58に、垂直方向下方に一定間隔供給本管54、5
8の長手方向にわたって離間した供給管51が配設され
ており、この供給管51には複数の供給孔53が形成さ
れている。
【0076】これにより、第2の沈降処理槽140にお
いて沈降処理によって無機物、砂などの不純物の除去が
行われた有機物を含む処理水、すなわち上層部の上澄み
液が、送給装置50の供給管51の供給孔53を介し
て、満遍なく第2の反応槽60内に導入されるようにな
っている。
【0077】一方、第2の反応槽60の底壁62上に
は、下流側に向かって傾斜するように、骨材に炭がらを
加えたシンダーコンクリート64が塗設されて、下流側
に傾斜する傾斜底面66が形成されており、この傾斜底
面66に多孔質微生物処理媒質Aと同様な多孔質微生物
処理媒質Cが、200〜500cm程度の厚さに敷き詰
められている。
【0078】また、第2の反応槽60の上部68は大気
に開放されており、植生用ネット(野芝)が張設されて
いる。これは、第2の沈降処理槽140において沈降処
理によって無機物、砂などの不純物の除去が行われた有
機物を含む処理水は、既に相当程度まで、生物化学的酸
素要求量(BOD)、化学的酸素要求量(COD)およ
びSS(固形分、浮遊物質)が低減されており、臭気が
ほとんどない状態であり、反応槽の上方部分では、好気
性発酵も同時に行われることになり、微生物による消化
分解が促進されるとともに、水が蒸発していくとともに
微生物が浸入して、常に多孔質微生物処理媒質に棲息す
ることになるので、微生物による分解、消化作用を常に
維持するようにするためである。
【0079】このように、第2の沈降処理槽140にお
いて沈降処理によって無機物、砂などの不純物の除去が
行われた有機物を含む処理水は、送給装置50の供給管
51の供給孔53を介して第2の反応槽60内に導入さ
れ、多孔質微生物処理媒質Cに棲息する嫌気性微生物の
分解、消化作用によって、嫌気性微生物が栄養源とする
有機性廃棄物が分解され消化される。また、第2の反応
槽60の上方部分では、好気性発酵も同時に行われるこ
とになり、好気性微生物による消化分解が促進される。
【0080】これによって、原水が第2の反応槽60内
の処理水は、生物化学的酸素要求量(BOD)、化学的
酸素要求量(COD)およびSS(固形分、浮遊物質)
が低くなった処理水が得られる。この場合、特に、原水
が一般汚水のように有機物の絶対濃度が比較的低く、水
分量が多い場合には、排水基準レベル(例えば、BOD
が排水基準レベルである20ppmを大きく下回る5.
5ppm以下)を下回る処理水が得られることになる。
【0081】そして、このように清浄化された処理水
は、図5及び図7に示したように、第2の反応槽60の
下流側に配設された複数のフィルター排出孔81が形成
された排出管82内に配設された排出ポンプ84を介し
て吸引され、排出本管86から還流経路88を介して還
流されて第1の反応槽10内に導入されるようになって
いる。
【0082】なお、この排出ポンプ84を介して吸引さ
れた清浄化された処理水は、余剰分が生じた場合には、
別途排出経路(図示せず)を介して排出したり、他の分
野、例えば、発電装置の冷却水用などに利用してもよ
い。
【0083】また、原水または最初に投入する汚泥や生
ゴミ中の有機物総量が多く(濃度が高く)、水分量が少
ない場合には、全工程で1週間の処理では、生物化学的
酸素要求量(BOD)が1000ppm前後もあるの
で、河川等の外部への排出基準に達しない。しかしなが
ら、本発明の処理装置では、第2の反応槽60で処理さ
れた処理水を第1の反応槽10に還流することになるの
で、外部に排出する必要がないので問題はない。また、
逆に第2の反応槽60の上部の開放部から水分の蒸発量
が多くなり、還流水が不足する場合には、別途図示しな
い補給水供給経路から補給水を供給するようにすればよ
い。
【0084】なお、本発明は、上記実施例に何ら限定さ
れるものではなく、例えば、第1の反応槽10、ばっ気
処理槽30、沈降処理槽40、および第2の反応槽60
を、上記実施例のように並列に二段とする他、複数段、
単数段とすることも勿論可能である。
【0085】ところで、このように構成される本発明の
処理装置1では、第1の反応槽10、ばっ気処理槽30
および沈降処理槽40のこれらの開口部から、特に、第
1の反応槽10の上部壁11に配置された投入口12の
開閉蓋14を開け、ゴミ収集車トラックなどで運搬され
た新たな有機性廃棄物を投入する際に、この投入口12
から、例えば、アンモニア、メルカプタンなどの臭気ガ
スが漏洩すれば、周囲の環境汚染などの原因となる。
【0086】このため、本発明の処理装置1では、図9
および図10に示したように、第1の反応槽10の上部
壁11から第1の反応槽10内で発生した臭気を含んだ
発生ガスを吸引して、第1の反応槽10のばっ気装置で
ある散気装置22、ならびにばっ気処理槽30の散気装
置38に還流する吸引還流装置200が設けられてい
る。
【0087】この吸引還流装置200は、図9に示した
ように、第1の反応槽10の上部壁11から、コンプレ
ッサー室202の内部に配置されたブロワーなどの吸引
装置201に至る吸引経路204を備えている。
【0088】この吸引経路204の途中には、第1の消
臭装置206が配設されている。この消臭装置206
は、相互に平行に配置された消臭装置208とこれに直
列に接続管210を介して接続された消臭装置212と
から構成されている。これらの消臭装置208、210
はそれぞれ、例えば、400mmφ×4000mmの塩
化ビニルなどの合成樹脂からなる円筒管のパイプの内部
に活性炭からなる粉炭を充填したものである。この場
合、粉炭の粒子サイズとしては、0.1〜10mmとす
るのが消臭除去効果からすれば望ましい。
【0089】そして、この中を第1の反応槽10内で発
生した臭気を含んだ発生ガスを通過させることによっ
て、臭気を活性炭に吸着させるとともに、この活性炭に
自然に発生し棲息する微生物によって、発生ガスの臭気
成分が分解・消臭されるようになっている。また、この
活性炭によって、発生ガス中に含まれる水分を除去する
除湿作用もある。このため、これらの消臭装置208、
210には、図示しないが、これらの消臭装置208、
210で除去された水分を排出するためのドレイン排出
口が設けられている。
【0090】なお、この場合、円筒管のパイプの内部に
活性炭からなる粉炭を充填したが、この活性炭ととも
に、第1の反応槽10で使用したと同様な多孔質微生物
処理媒質を用いてもよい。この場合には、活性炭粉炭と
微生物処理媒質の充填割合としては、3:1〜1:3
(体積)の割合で充填するのが、消臭効率からすれば望
ましい。
【0091】また、この消臭装置206の出口近傍に
は、集塵装置213が配設されており、これにより、消
臭装置206で消臭された発生ガス中に含まれる塵埃を
除去することが可能であり、これにより、反応槽に還流
するガス中に塵埃が含まれないので、ばっ気効率および
好気性発酵の効率が向上するとともに、後述する排出経
路にて装置外部に排出される場合にもガス中に塵埃が含
まれないので、周囲の環境汚染を防止することができ
る。なお、この集塵装置としては、濾布、フェルトから
なる集塵フィルター、多孔質濾過材などが使用可能であ
る。
【0092】なお、この集塵装置装置212と吸引装置
201との間には、図10に示したように、流量制御バ
ルブ214が設けられている。
【0093】吸引装置201の出口には、出口配管21
6が接続され、この出口配管216には、排出経路22
0が接続されている。一方、この出口配管216は、分
岐配管218によって分岐して、流量制御バルブ222
を介して、ブロワーなどの送給装置224に接続されて
いる。
【0094】そして、この送給装置224には、還流経
路226が接続されており、還流経路226は、流量制
御バルブ228から、第1還流配管230を介して、第
1の反応槽10の散気装置22に接続されているととも
に、流量制御バルブ232を介してから第2還流配管2
34を介して、ばっ気処理槽30の散気装置38に接続
されている。
【0095】また、分岐配管218の流量制御バルブ2
22の下流側には、図示しない空気供給源に接続された
空気供給配管236が接続され、この空気供給配管23
6には流量制御バルブ238が設けられており、還流経
路226を介して、第1の反応槽10およびばっ気処理
槽30に還流されるガスに、これらのばっ気処理、すな
わち好気性発酵に必要な新鮮な空気を補充するようにな
っている。
【0096】なお、この場合、空気供給配管236を介
して、新鮮な空気を導入したが、酸素を導入すること
も、また、第1の反応槽10およびばっ気処理槽30に
棲息する微生物に応じて、これらの空気若しくは酸素の
代わりに、または空気若しくは酸素とともに、例えば、
微生物の増殖、若しくは増殖抑制に有効となるその他の
気体若しくは成分を導入するようにすることも勿論可能
である。
【0097】一方、排出経路220には、その途中に第
2の消臭装置240が配設されている。この第2の消臭
装置240としては、例えば、図9および図11に示し
たように、地中や施設の地下部に埋設された円筒形状の
パイプ本体242に多数の小孔244が形成され、その
周囲に、第1の消臭装置206で用いたと同様な活性炭
からなる粉炭、および第1の反応槽10で使用したと同
様な多孔質微生物処理媒質からなる消臭材241をその
周囲に敷設して構成することができる。
【0098】この第2の消臭装置240は、第1の消臭
装置206において発生ガスの臭気成分が分解・消臭さ
れきれなかった臭気成分を、小孔244を介してこれら
の粉炭などによってさらに消臭して、外部に排出するた
めのものである。
【0099】さらに、この第2の消臭装置240のパイ
プ本体242の出口端は、図12に示したように、第3
の消臭装置250に接続されている。この第3の消臭装
置250は、第2の消臭装置240のパイプ本体242
の小孔244を介して外部に排出されなかった発生ガス
の臭気成分を分解・消臭して、最終的に第3の消臭装置
250に形成された排出口252を介して外部に排出す
るように構成されている。この第3の消臭装置250
は、円筒タワー形状のタワー本体254内に、上述した
第1の消臭装置206で用いたと同様な活性炭からなる
粉炭、および第1の反応槽10で使用したと同様な多孔
質微生物処理媒質からなる消臭材256を充填して構成
されている。この場合には、活性炭粉炭と微生物処理媒
質の充填割合としては、3:1〜1:3(体積)の割合
で充填するのが、消臭効率からすれば望ましい。
【0100】このように構成される吸引還流装置200
は、別途図示しない制御装置によって制御されて、以下
のように作動するようになっている。
【0101】すなわち、装置の初期稼働状態において、
第1の反応槽1内に投入口12から投入された有機性廃
棄物を、処理水と多孔質微生物処理媒質Aとともに、撹
拌装置19のプロペラ16を作動させることによって撹
拌して懸濁状態になるようにされる。
【0102】これと同時に、送給装置224を作動する
とともに、空気供給配管236の流量制御バルブ238
を制御して、図示しない空気供給源から還流経路226
の第2還流配管234を介して、散気装置22に第1の
反応槽10内に新鮮な空気を導入して、ばっ気処理にて
第1の反応槽10内で好気性発酵処理を実施する。
【0103】なお、この際には、ばっ気処理槽30への
第2還流配管234の流量制御バルブ232と、分岐配
管218の流量制御バルブ222、ならびに流量制御バ
ルブ214とは閉止されている状態である。
【0104】そして、流量制御バルブ214を開放する
とともに、吸引装置201を作動させて、第1の反応槽
10内で発生した臭気を含んだ発生ガスを吸引経路20
4を介して吸引する。
【0105】これによって、吸引された臭気を含んだ発
生ガスは、第1の消臭装置206を通過することによ
り、臭気を活性炭に吸着させるとともに、この活性炭に
自然に吸着し棲息する微生物によって、発生ガスの臭気
成分が分解・消臭される。
【0106】そして、臭気成分が分解・消臭された発生
ガスは、消臭装置206の出口近傍に配設された集塵装
置213によって、含まれる塵埃が除去される。
【0107】このように、第1の消臭装置206および
集塵装置213によって、臭気成分が分解・消臭され塵
埃が除去された発生ガスは、出口配管216を介して排
出経路220に排出される。
【0108】この際、流量制御バルブ222を調整する
ことによって、分岐配管218から送給装置224にそ
の一部が還流され、空気供給配管236からの新鮮な空
気とともに臭気が分解・消臭された発生ガスが、第1の
反応槽10内に還流されるようになっている。
【0109】この際には、図示しない制御装置によっ
て、空気供給配管236の流量調整バルブ238を調整
することによって、第1の反応槽10のばっ気処理に必
要な新鮮な空気の導入量が調整されるようなっている。
また、第1還流配管230の流量調整バルブ228、分
岐配管218の流量制御バルブ222、および流量制御
バルブ214を制御することによって、第1の反応槽1
0内が負圧、好ましくは、10〜100mmH2Oの負圧
となるように制御されており、これにより、第1の反応
槽10の開口部などから臭気が外部に漏洩しないように
なっている。特に、第1の反応槽10の上部壁11に配
置された投入口12の開閉蓋14を開け、ゴミ収集車ト
ラックなどで運搬された新たな有機性廃棄物を投入する
際に臭気が外部に漏洩しないようになっている。
【0110】そして、装置の稼働が進んで、上述するよ
うに、ばっ気処理槽30および沈降処理槽40における
それぞれの処理が行われる際には、第2還流配管234
の流量制御バルブ232を調整して、ばっ気処理槽30
の散気装置38への臭気が分解・消臭された発生ガスと
新鮮な空気が供給されるようになっている。なお、この
際には、第1の反応槽10、ばっ気処理槽30および沈
降処理槽40とは、オーバーフロー孔42およびオーバ
ーフロー孔47で連通しているので、吸引還流装置20
0によって、負圧となるように制御されており、これに
より、第1の反応槽10、ばっ気処理槽30および沈降
処理槽40の開口部などから臭気が外部に漏洩しないよ
うになっている。
【0111】一方、臭気成分が分解・消臭され塵埃が除
去された発生ガスの残部は、出口配管216を介して排
出経路220に排出される。すなわち、第2の消臭装置
240の小孔244を介して、その周囲活性炭からなる
粉炭、多孔質微生物処理媒質第によってその臭気が分解
・消臭されて外部に排出される。そして、第2の消臭装
置240を介して外部に排出されなかった発生ガスは、
第3の消臭装置250に供給されて、そのタワー本体2
54内に充填された活性炭からなる粉炭、多孔質微生物
処理媒質によってその臭気成分が分解・消臭され、排出
口252を介して外部に排出されるようになっている。
【0112】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明の吸引還流装置200を従来の処理装置のように単一
の反応槽からなる処理槽に適用しても良いことは勿論で
ある。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る有機
性廃棄物の処理装置および処理方法によれば、反応槽内
で発生した臭気ガスを吸引して消臭装置によって消臭し
て、これを還流経路を介して反応槽に還流して反応槽の
ばっ気に用いるので、反応槽内の臭気ガスの臭気濃度が
希釈化され、臭気が低減されることになる。また、消臭
装置で消臭された発生ガスをリサイクルすることができ
るため、ばっ気処理による好気性発酵を効率よく実施す
ることが可能である。
【0114】また、本発明では、吸引装置による吸引量
と、送給装置による還流量とを制御して反応槽内が負圧
状態となるように構成されているので、反応槽で発生す
る臭気ガスが開口箇所から、特に、処理反応槽へ汚泥や
生ゴミを投入する際に投入口から外部に漏洩することが
なく、周囲への環境汚染を防止することが可能となる。
【0115】また、本発明では、還流経路を介して反応
槽に還流する発生ガスとともに空気を導入して反応槽の
ばっ気に用いるため、反応槽内で好気性発酵によって消
費された酸素を補ってばっ気処理することが可能である
ので、好気性発酵の効率が低下することがなく効率よく
処理を実施することが可能である。
【0116】さらに、本発明では、吸引装置で吸引され
た発生ガスを外部に排出する排出経路を設けたので、消
臭装置で消臭された発生ガスを還流経路を介して、反応
槽内で必要とするばっ気量分だけ還流できるので反応槽
内での好気性発酵を効率よく実施できる。また、消臭さ
れた発生ガスの余剰分を排出経路を介して外部に排出す
ることになるので、外部に排出するガス量を極力抑える
ことができるとともに、この外部へ排出されるガスは消
臭装置で消臭されているので、臭気による周囲の環境汚
染を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の有機性廃棄物の処理装置を示
した平面図である。
【図2】図2は、図1のI−I線での縦断面図である。
【図3】図3は、図1のII−II線での断面図であ
る。
【図4】図4は、図2のIII−III線での平面図で
ある。
【図5】図5は、図4のIV−IV線での断面図であ
る。
【図6】図6は、図4のV−V線での断面図である。
【図7】図7は、図4のVI−VI線での断面図であ
る。
【図8】図8は、エアーリフトポンプ装置を配置した状
態を示す第1の反応槽の断面図である。
【図9】図9は、本発明の有機性廃棄物の処理装置の吸
引還流装置を示した概略平面図である。
【図10】図10は、本発明の有機性廃棄物の処理装置
の吸引還流装置の要部概略説図である。
【図11】図11は、本発明の有機性廃棄物の処理装置
の吸引還流装置の第2の消臭装置の概略断面図である。
【図12】図12は、本発明の有機性廃棄物の処理装置
の吸引還流装置の第3の消臭装置の概略断面図である。
【符号の説明】
11 上部壁 12 投入口 13 側壁 10 第1の反応槽 14 開閉蓋 15 底壁 16 プロペラ 17 排出口 18 駆動シャフト 19 撹拌装置 20 モータ 22 散気装置 24 散気管本管 26 散気管 30 ばっ気処理槽 31 側壁 32 導入排出口 33 散気管 34 底壁 36 傾斜側壁 38 散気装置 40 沈降処理槽 42 オーバーフロー孔 44 上部壁 46 導入排出口 48 底部 50 送給装置 51 供給管 52 揚水管 53 供給孔 54 供給本管 60 第2の反応槽 62 底壁 64 シンダーコンクリート 66 傾斜底面 68 上部 70 エアーリフトポンプ装置 72 送気管 74 先端 76 揚水管 78 排水管 81 フィルター排出孔 82 排出管 84 排出ポンプ 86 排出本管 88 還流経路 200 吸引還流装置 201 吸引装置 202 コンプレッサー室 204 吸引経路 206 消臭装置 208 消臭装置 210 接続管 212 消臭装置 213 集塵装置 214 流量制御バルブ 216 出口配管 218 分岐配管 220 排出経路 222 流量制御バルブ 224 送給装置 226 還流経路 228 流量制御バルブ 228 流量調整バルブ 230 還流配管 232 流量制御バルブ 234 還流配管 236 空気供給配管 238 流量制御バルブ 238 流量調整バルブ 240 消臭装置 242 パイプ本体 244 小孔 250 消臭装置 252 排出口 254 タワー本体 A〜C 多孔質微生物処理媒質
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑 総一郎 東京都青梅市今井3−5−18 株式会社プ ラセラム内 (72)発明者 佐 藤 雅 央 東京都あきる野市秋川4−17−2 株式会 社フジ・プランナー内 Fターム(参考) 4D002 AB02 AC10 BA04 BA17 CA07 DA41 EA05 GB04 4D004 AA02 AA03 CA15 CA18 CA19 CA48 CB27 DA02 DA07 4D059 AA04 AA07 BA05 BA07 BA31 BA51 BJ06 BK02 BK16 CA16 CA21 EB08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ゴミ、汚泥などの有機性廃棄物を反応
    槽内で少なくとも好気性発酵処理を行って処理する有機
    性廃棄物の処理装置において、 前記反応槽内で発生する臭気ガスなどの発生ガスを、吸
    引装置によって吸引する反応槽に接続した吸引経路と、 前記吸引経路の吸引装置と反応槽との間に設けられ、前
    記吸引装置によって吸引した発生ガスの臭気を消臭する
    消臭装置と、 前記吸引装置によって吸引され、消臭装置で消臭された
    発生ガスを、前記吸引装置に接続された送給装置によっ
    て、前記反応槽のばっ気装置に還流する還流経路とを備
    えることを特徴とする有機性廃棄物の処理装置。
  2. 【請求項2】 前記吸引装置による吸引量と、送給装置
    による還流量とを制御して反応槽内が負圧状態となるよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    有機性廃棄物の処理装置。
  3. 【請求項3】 前記送給装置に空気を導入する空気導入
    経路を設けて、前記還流する発生ガスとともに空気をば
    っ気装置に導入するように構成したことを特徴とする請
    求項1又は2のいずれかに記載の有機性廃棄物の処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記吸引装置で吸引された発生ガスを外
    部に排出する排出経路を設けたことを特徴とする請求項
    1から3のいずれかに記載の有機性廃棄物の処理装置。
  5. 【請求項5】 前記吸引経路の吸引装置と反応槽との間
    に、集塵装置を設けたことを特徴とする請求項1から4
    のいずれかに記載の有機性廃棄物の処理装置。
  6. 【請求項6】 前記排出経路にさらに消臭装置を設けた
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の有
    機性廃棄物の処理装置。
  7. 【請求項7】 生ゴミ、汚泥などの有機性廃棄物を反応
    槽内で少なくとも好気性発酵処理を行って処理する有機
    性廃棄物の処理方法において、 前記反応槽内で発生する臭気ガスなどの発生ガスを反応
    槽に接続した吸引経路を介して吸引し、 前記吸引した発生ガスの臭気を消臭装置により消臭し、 前記消臭装置で消臭された発生ガスを還流経路を介して
    反応槽に還流して反応槽のばっ気に用いることを特徴と
    する有機性廃棄物の処理方法。
  8. 【請求項8】 前記吸引量と、還流量とを制御して反応
    槽内が負圧状態となるようにすることを特徴とする請求
    項7に記載の有機性廃棄物の処理方法。
  9. 【請求項9】 前記還流経路を介して反応槽に還流する
    発生ガスとともに空気を導入して反応槽のばっ気に用い
    ることを特徴とする請求項7又は8のいずれかに記載の
    有機性廃棄物の処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112028389A (zh) * 2020-08-20 2020-12-04 重庆大学 一种分散式农村生活污水景观化水处理系统
CN113526820A (zh) * 2021-08-30 2021-10-22 沈汉君 一种用于化粪池的负压防臭装置

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CN112028389B (zh) * 2020-08-20 2022-08-12 重庆大学 一种分散式农村生活污水景观化水处理系统
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