JP3487399B2 - 余剰汚泥の最終処理方法 - Google Patents
余剰汚泥の最終処理方法Info
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- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/20—Sludge processing
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生活汚水・雑排水
が一次的に処理されて発生した余剰汚泥を最終的に処理
する方法及びその装置に関する。 【0002】 【従来の技術】生活汚水・雑排水の汚水処理技術におい
て、現在の技術ではいかに処理しようとしても余剰汚泥
が必ず発生する。その一次的な処理で発生する余剰汚泥
は、通常、水に高分子化合物を含む有機化合物が約3%
混濁状態で処理場から放出されている。その放出された
余剰汚泥は、さらに処理されて廃棄物として乾燥焼却さ
れたり、埋立処理場に廃棄によって最終的な処理がなさ
れている。それらの乾燥焼却や埋立廃棄のいずれの方法
においても、処理コストは高額なもので、その上、処理
した結果は埋立廃棄すると土壌汚染に、乾燥焼却すると
大気汚染を引き起こすになる虞がある。 【0003】一方、農村集落においては、乾燥焼却や埋
立廃棄すらなされずに余剰汚泥をそのまま農業用水や河
川に排出しているのが実態である。その量は、普通1人
につき生活排水が7m3/月程度発生する。例えば人口
700人/175戸の農村集落の例をとると、4900
m3/月となり、これは小学校の25mプ−ル(300
m3)に換算すると16杯分/月となる。この排水処理
は一次的に浄化槽で処理されたとしても、余剰汚泥(水
分約97%、汚泥分約3%)が汚水として処理できず発
生するのである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる実情に
鑑みてなされたもので、生活汚水・雑排水を一次的に処
理しても必ず発生する余剰汚泥を生物学的に殆ど分解消
化させることによって乾燥焼却や埋立廃棄を必要としな
い最終的な処理方法を提供するものである。 【0005】 【課題を解決する手段】上記課題を解決するために、本
発明は、生活汚水・雑排水の一次的処理により発生した
余剰汚泥Dを沈殿分離槽1内に入れ、貯まっている余剰
汚泥Dを沈殿分離槽1内で約一週間以上攪拌曝気し、攪
拌曝気停止後その沈殿分離槽1の底部に汚泥を沈殿さ
せ、上澄液Lは前記一次的処理により発生した余剰汚泥
Dに戻し入れる。 【0006】 そして、沈殿汚泥は引き抜いてその引き
抜き汚泥Eを、複数個の独立槽2を有し微生物の増殖に
最適な含水率60〜65%、温度35〜45℃に設定し
た雰囲気に保つオガクズ担体M入りの攪拌醗酵槽3の中
に一独立槽2毎にそれぞれ汚泥処理終了までの期間は新
たな投入をすることなく終了後の各独立槽2に順次交番
して投入し、前記攪拌醗酵槽3を連続的又は間欠的に遅
速攪拌混合させつつ前記引き抜き汚泥Eとオガクズ担体
Mの均一換気を図る。 【0007】 そして、各独立槽2内には、混合攪拌す
るとそのオガクズ担体M自体の分解消化による減少によ
り、汚泥が団子状態に固まって生物学的処理が不能に至
る以前に、前記オガクズ担体Mを随時追加投入し、処理
汚泥の排出を一切することなく半永続的な微生物学的汚
泥処理を可能とする余剰汚泥の最終処理方法である。 【0008】 【発明の実施の形態】本発明の実施例を以下図で説明す
る。本発明は、図1のフロ−図に示すように、生活汚水
・雑排水を一次的に処理して発生する余剰汚泥Dは殆ど
が水であり、少しの固形分を含む汚水として排出され
る。この余剰汚泥Dの水分と固形分を分離するために、
その処理量に応じた容量の沈殿分離槽1内で二週間以上
攪拌曝気し、攪拌曝気停止後その沈殿分離槽1の底部に
汚泥を沈殿させ、上澄液Lは前記一次的処理により発生
した余剰汚泥Dに戻し入れる。前記沈殿分離槽1の数
は、図2では三槽の場合を示しているが、単独槽であっ
てもまた複数槽でも良い。複数槽の場合には流入する処
理量に対する分配の融通ができ、また次の工程へ柔軟に
対応できるので好ましい。 【0009】そして、沈殿汚泥は引き抜いてその引抜汚
泥Eを偶数個の独立槽2を有する、有用微生物の増殖活
動最適条件である含水率60〜65%、温度35〜45
℃の雰囲気に保つオガクズ担体(粒径が0.1〜0.2
5mm)M入りの攪拌醗酵槽3の中に両槽に対して一週
間の差を設けて交番させて散水し、攪拌醗酵槽3を連続
的又は間欠的に遅速攪拌混合させつつ前記引抜汚泥Eと
オガクズ担体Mの均一換気を図る。一独立槽2毎にぞぞ
れ汚泥処理終了までの期間は新たな投入をせずに処理終
了後の各独立槽2に二週間毎に交番させて投入する。す
なわち、一独立槽2は次の新たな汚泥投入まで四週間の
処理期間が確保される。そしてその間においては汚泥が
完全に処理終了される。 【0010】用いるオガクズは針葉樹が最適で、95〜
97%が仮導管によって占められ、その仮導管には相互
間の水分や養分の通路となる有縁壁孔があり、多孔質を
形成する仮導管に吸水性及び通気性を備え、且つその多
孔質表面に微生物の餌となる汚泥を付着させ、酸素と水
分と栄養(汚泥分)を必要とする微生物にとってきわめ
て有効な生物担体として作用する。針葉樹のなかでも杉
材が仮導管が発達していて最も好ましい。その細胞壁は
セルロ−ス、ヘミセルロ−ス、ニグニンを主成分とし、
微生物による分解が比較的難しいので長持ちする優れた
担体となる。 【0011】また、木材は結合水に量の変化により収縮
と膨張が起こる。膨張すると有縁壁孔を通して空気を取
込み、収縮するとガスを排出する。この木材の呼吸は空
気を供給し炭酸ガス等を排出するので微生物にとって好
ましい。さらにオガクズは各粒子同士が固着せず常にサ
ラサラに分離状態を維持できて、攪拌に好都合である。
杉材等が大きな木片の場合は、木片芯の活用がなされ
ず、且つ微生物の活着できる表面積が小さいので効率が
よくない。また粉体の場合は、多孔質状の細胞まで破壊
されてしまい、吸水性及び通気性の確保ができない。上
記の吸水性及び通気性を有するオガクズを遅速攪拌混合
することによって多孔質に空気を供給し、微生物が汚泥
分解して発生した水蒸気や炭酸ガス等を排気する。 【0012】また、攪拌醗酵槽3の独立槽2内におい
て、汚泥分解する有用微生物は自然に繁殖するので、そ
れを待っても良いが、繁殖には相当な時間わ要するた
め、特に立上がり時に有用微生物群を予めオガクズに混
合植付けておけば、最初から効果的に処理が行なわれ
る。これに用いる有用な有用微生物群には、光合成菌、
乳酸菌、酵母菌、放線菌等多数の菌種を含む救世EM−
1((財)自然農法国際研究開発センタ−の商標名)、
ミノラ−ゼ(みのり産業株式会社の商標名)、マムパウ
ダ−(三井ホ−ム株式会社の商標名)等の各種好気性を
主として嫌気性微生物を含む混合菌群が極めて有効であ
る。 【0013】これらの各種の多様な微生物群が、最も効
果的に繁殖するには、環境を整えることが大切である。
そのために汚泥分と微生物担体としてのオガクズとの混
合物を攪拌醗酵槽3の独立槽2中で連続的又は間欠的に
遅速攪拌混合しつつ前記引抜汚泥Eとオガクズ担体M全
体の均一換気を行ない、含水率調節、温度調節及びオガ
クズ供給とを行なう。そして攪拌醗酵槽3の独立槽2内
を微生物の増殖活動最適条件である含水率60〜65
%、温度35〜45℃の雰囲気に保ち、その雰囲気中に
おいて各種微生物は極めて活発に汚泥を分解消化する。 【0014】そして、最終的には汚泥分を殆ど消滅し、
のみならずさらに長時間には分解されにくいオガクズ担
体M自体も徐々に分解消化により減少して行く。処理開
始当初は、攪拌するとフカフカとした状態であったの
が、そのまま続けるとオガクズ担体M自体が殆どなくな
り、最終的には混合攪拌すると団子状態に固まってしま
うようになる。このようになると生物学的に処理不能と
なって、追加投入した分の汚泥のボリュ−ムが減少せず
に増加したままになって、さらに追加投入すると独立槽
2から溢れてしまう。したがって処理不能になる前に、
前記オガクズ担体Mを随時又は逐次追加投入すれば、半
永久的に稼働し続け、汚泥分の殆どが分解消化され続け
る。そのオガクズ担体Mの追加投入のタイミングは、汚
泥Eの投入に較べると間隔を大きく取って一度に多量を
投入するか、前記汚泥Eの投入にと同時に微量づつ投入
するか、或いは不規則的に減少量に見合う量を投入する
かいずれでも良い。またその際に、微生物は既に多量に
増殖活動しているので、新たに有用微生物群を追加投入
することは必要としない。 【0015】汚泥分を効率よく分解消化するためにその
処理装置を使用する。その装置について説明すると、図
2に示すように、余剰汚泥Dを導くの流入パイプ4の先
端4aから沈殿分離槽1に導き入れる。沈殿分離槽1内
には散気器5を配設しブロワ−6から送気管7を通して
余剰汚泥内にエア−を送り込む。ブロワ−6を停止する
と沈殿分離槽1内の上部には上澄液Lが、底には沈殿汚
泥Eが分離するので、上澄液Lは余剰汚泥Dに戻して、
沈殿汚泥Eはキャンバ−底部1aから液送パイプ8でイ
ンバ−タ−ポンプ9を介して攪拌醗酵槽3内へ導く。 【0016】前記インバ−タ−ポンプ9は、搾り出すよ
うに送り出す構造のポンプであり、髪の毛などの混入物
がそのまま抵抗なく送られ、装置内に絡まりつくことが
ないので好ましい。前記流入パイプ4及び前記液送パイ
プ8には適宜位置に仕切弁10、逆止弁11を装着す
る。 【0017】前記攪拌醗酵槽3の装置を具体的一例(攪
拌醗酵槽3はこれに限定するものではない)を用いてさ
らに詳しく説明すると、電気的指令によって沈殿分離槽
1のキャンバ−底部1aからインバ−タ−ポンプ9で自
動的に送られた汚泥Eは攪拌醗酵槽3に供給される。前
記攪拌醗酵槽3内には、オガクズ担体M及び汚泥Eを連
続的又は間欠的且つ遅速的に攪拌する均一攪拌手段Kを
備えた底面2bが略半円筒形の二個の独立槽2,2が設
けられている。前記独立槽2には二週間毎に汚泥Eを交
番して投入させる。 【0018】その独立槽2には、図3に示すように、微
生物が最も効果的に増殖活動するための環境を整えるた
めの、含水率調節するための散水ノズル12が装着さ
れ、温度調節するために温度センサ−13と回路接続さ
せたヒ−タ−14を装着してある。さらに、独立槽2の
上部に設けたホッパ−15内にオガクズMを備蓄し、電
気的指令によって自動的に独立槽2内にオガクズ担体M
を供給できるようにする。それらの稼働は、攪拌醗酵槽
3に付帯させた制御盤16によって、予め設定した数値
で電気的に指令制御する。(図中、配線省略) 【0019】前記均一攪拌手段Kは、独立槽2の底面2
bが略半円筒形の独立槽2の側壁2aの略中心位置に軸
承され、その略円筒形の中心方向に軸支された水平回転
軸17の中間部位に、間隔をおいて放射状に、略円筒形
の半径よりも少し短い長さの放射攪拌棒18を数本(容
器の大きさに合わせて本数を決める)突設し、独立槽2
外に突出させた水平回転軸の端部支持軸17aに従動ギ
ア−19を固着し、この従動ギア−19をモ−タ−20
に固着した駆動ギア−21に歯合させて、前記水平回転
軸17を駆動モ−タ−20で回転可能にする。前記放射
攪拌棒18には、前記水平回転軸17と平行に水平攪拌
棒22をその中央で固着し、水平攪拌棒22の両側に各
々8cm径の金属リング23を3個づつフリ−に挿通さ
せ、前記水平攪拌棒22の両端22a,22aには金属
リング23の脱落防止片24を固着する。 【0020】また前記水平回転軸17の上部に間隔を置
いてもう一つ平行に同様の放射攪拌棒18付きの水平回
転軸17を配設し、独立槽2外に突出させた水平回転軸
の端部支持軸17aに従動ギア−19を固着し、この従
動ギア−19をその下部の同じ歯数の前記従動ギア−1
9と歯合させて、前記下部の水平回転軸17と同周期で
回転するようにする。そして、前記上下の水平回転軸1
7,17に設けた放射攪拌棒18、水平攪拌棒22、金
属リング23とは常に相互接触をしないようにさせる。 【0021】また、汚泥の投入後にしばらくすると乾燥
が進み、独立槽2内の含水率が30〜40%に下がり、
微生物の活動が不活発となる。このため含水率センサ−
25を設けて乾燥が進んで含水率60%以下になった
ら、電気的指令によって自動的に水道の弁を開けて散水
ノズル26から散水するようする。さらに、温度を最適
温度である35〜45℃に保つために温度センサ−13
を設けて、設定範囲を越えて温度が低下したら、電気的
指令によって自動的にヒ−タ−14で加熱するように制
御されるようにする。 【0022】さらにまた、オガクズ担体M自体も分解さ
れて量的に減少し、汚泥Eに対しての混合のバランスが
崩れるので、ホッパ−15内にオガクズ担体Mを備蓄
し、減少量に応じて、電気的指令によって自動的に独立
槽2内に追加補充できるようにする。 【0023】 【発明の作用並びに効果】本発明は以上の構成なので、
処理方法によれば、生活汚水・雑排水を一次的に処理し
て発生した余剰汚泥が沈殿分離槽2内で微生物により処
理されると共に処理されなかった分が沈殿分離される。
そしてその沈殿分離した引抜汚泥が、攪拌醗酵槽3内に
おいて、含水率60〜65%、温度35〜45℃の雰囲
気に保たれてオガクズ担体Mと遅速攪拌されて空気を呼
吸し、有用微生物群が汚泥分(蛋白質、炭水化物、脂
肪、繊維質等)を餌にして活発に繁殖分解消化を繰返
し、その汚泥分を低分子化合物に分解して水蒸気、炭酸
ガス等の気体や熱エネルギ−として攪拌醗酵槽3の外に
放出して独立槽2内の固形分の殆どが分解消化されて減
少して行く。気体化されない微量物質は微生物の体内や
オガクズの細胞内に吸着されて蓄積される。 【0024】その際に、攪拌醗酵槽3内には独立槽2を
複数個設けて各独立槽2に汚泥の投入を順次に交番させ
ることによって、一独立槽2毎にぞぞれ汚泥処理終了ま
での期間は新たな投入は行なわず、この期間中に汚泥分
は微生物により分解消化されてその殆どが消滅し、毎回
確実に汚泥処理を終了させることができる。そして一度
投入した汚泥分の再排出は一切する必要はない。そのた
め、余剰汚泥の廃棄処理に伴う埋立廃棄による土壌汚
染、乾燥焼却による大気汚染などの問題が全て解決され
る。ランニングコストも電気代、水代及びオガクズ、木
炭の林産廃棄物が利用でき、ごく僅かである。また、装
置自体を小スペ−ス内に設置でき、従来の生活汚水・雑
排水の一次処理設備に容易に増設することもできる。
が一次的に処理されて発生した余剰汚泥を最終的に処理
する方法及びその装置に関する。 【0002】 【従来の技術】生活汚水・雑排水の汚水処理技術におい
て、現在の技術ではいかに処理しようとしても余剰汚泥
が必ず発生する。その一次的な処理で発生する余剰汚泥
は、通常、水に高分子化合物を含む有機化合物が約3%
混濁状態で処理場から放出されている。その放出された
余剰汚泥は、さらに処理されて廃棄物として乾燥焼却さ
れたり、埋立処理場に廃棄によって最終的な処理がなさ
れている。それらの乾燥焼却や埋立廃棄のいずれの方法
においても、処理コストは高額なもので、その上、処理
した結果は埋立廃棄すると土壌汚染に、乾燥焼却すると
大気汚染を引き起こすになる虞がある。 【0003】一方、農村集落においては、乾燥焼却や埋
立廃棄すらなされずに余剰汚泥をそのまま農業用水や河
川に排出しているのが実態である。その量は、普通1人
につき生活排水が7m3/月程度発生する。例えば人口
700人/175戸の農村集落の例をとると、4900
m3/月となり、これは小学校の25mプ−ル(300
m3)に換算すると16杯分/月となる。この排水処理
は一次的に浄化槽で処理されたとしても、余剰汚泥(水
分約97%、汚泥分約3%)が汚水として処理できず発
生するのである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる実情に
鑑みてなされたもので、生活汚水・雑排水を一次的に処
理しても必ず発生する余剰汚泥を生物学的に殆ど分解消
化させることによって乾燥焼却や埋立廃棄を必要としな
い最終的な処理方法を提供するものである。 【0005】 【課題を解決する手段】上記課題を解決するために、本
発明は、生活汚水・雑排水の一次的処理により発生した
余剰汚泥Dを沈殿分離槽1内に入れ、貯まっている余剰
汚泥Dを沈殿分離槽1内で約一週間以上攪拌曝気し、攪
拌曝気停止後その沈殿分離槽1の底部に汚泥を沈殿さ
せ、上澄液Lは前記一次的処理により発生した余剰汚泥
Dに戻し入れる。 【0006】 そして、沈殿汚泥は引き抜いてその引き
抜き汚泥Eを、複数個の独立槽2を有し微生物の増殖に
最適な含水率60〜65%、温度35〜45℃に設定し
た雰囲気に保つオガクズ担体M入りの攪拌醗酵槽3の中
に一独立槽2毎にそれぞれ汚泥処理終了までの期間は新
たな投入をすることなく終了後の各独立槽2に順次交番
して投入し、前記攪拌醗酵槽3を連続的又は間欠的に遅
速攪拌混合させつつ前記引き抜き汚泥Eとオガクズ担体
Mの均一換気を図る。 【0007】 そして、各独立槽2内には、混合攪拌す
るとそのオガクズ担体M自体の分解消化による減少によ
り、汚泥が団子状態に固まって生物学的処理が不能に至
る以前に、前記オガクズ担体Mを随時追加投入し、処理
汚泥の排出を一切することなく半永続的な微生物学的汚
泥処理を可能とする余剰汚泥の最終処理方法である。 【0008】 【発明の実施の形態】本発明の実施例を以下図で説明す
る。本発明は、図1のフロ−図に示すように、生活汚水
・雑排水を一次的に処理して発生する余剰汚泥Dは殆ど
が水であり、少しの固形分を含む汚水として排出され
る。この余剰汚泥Dの水分と固形分を分離するために、
その処理量に応じた容量の沈殿分離槽1内で二週間以上
攪拌曝気し、攪拌曝気停止後その沈殿分離槽1の底部に
汚泥を沈殿させ、上澄液Lは前記一次的処理により発生
した余剰汚泥Dに戻し入れる。前記沈殿分離槽1の数
は、図2では三槽の場合を示しているが、単独槽であっ
てもまた複数槽でも良い。複数槽の場合には流入する処
理量に対する分配の融通ができ、また次の工程へ柔軟に
対応できるので好ましい。 【0009】そして、沈殿汚泥は引き抜いてその引抜汚
泥Eを偶数個の独立槽2を有する、有用微生物の増殖活
動最適条件である含水率60〜65%、温度35〜45
℃の雰囲気に保つオガクズ担体(粒径が0.1〜0.2
5mm)M入りの攪拌醗酵槽3の中に両槽に対して一週
間の差を設けて交番させて散水し、攪拌醗酵槽3を連続
的又は間欠的に遅速攪拌混合させつつ前記引抜汚泥Eと
オガクズ担体Mの均一換気を図る。一独立槽2毎にぞぞ
れ汚泥処理終了までの期間は新たな投入をせずに処理終
了後の各独立槽2に二週間毎に交番させて投入する。す
なわち、一独立槽2は次の新たな汚泥投入まで四週間の
処理期間が確保される。そしてその間においては汚泥が
完全に処理終了される。 【0010】用いるオガクズは針葉樹が最適で、95〜
97%が仮導管によって占められ、その仮導管には相互
間の水分や養分の通路となる有縁壁孔があり、多孔質を
形成する仮導管に吸水性及び通気性を備え、且つその多
孔質表面に微生物の餌となる汚泥を付着させ、酸素と水
分と栄養(汚泥分)を必要とする微生物にとってきわめ
て有効な生物担体として作用する。針葉樹のなかでも杉
材が仮導管が発達していて最も好ましい。その細胞壁は
セルロ−ス、ヘミセルロ−ス、ニグニンを主成分とし、
微生物による分解が比較的難しいので長持ちする優れた
担体となる。 【0011】また、木材は結合水に量の変化により収縮
と膨張が起こる。膨張すると有縁壁孔を通して空気を取
込み、収縮するとガスを排出する。この木材の呼吸は空
気を供給し炭酸ガス等を排出するので微生物にとって好
ましい。さらにオガクズは各粒子同士が固着せず常にサ
ラサラに分離状態を維持できて、攪拌に好都合である。
杉材等が大きな木片の場合は、木片芯の活用がなされ
ず、且つ微生物の活着できる表面積が小さいので効率が
よくない。また粉体の場合は、多孔質状の細胞まで破壊
されてしまい、吸水性及び通気性の確保ができない。上
記の吸水性及び通気性を有するオガクズを遅速攪拌混合
することによって多孔質に空気を供給し、微生物が汚泥
分解して発生した水蒸気や炭酸ガス等を排気する。 【0012】また、攪拌醗酵槽3の独立槽2内におい
て、汚泥分解する有用微生物は自然に繁殖するので、そ
れを待っても良いが、繁殖には相当な時間わ要するた
め、特に立上がり時に有用微生物群を予めオガクズに混
合植付けておけば、最初から効果的に処理が行なわれ
る。これに用いる有用な有用微生物群には、光合成菌、
乳酸菌、酵母菌、放線菌等多数の菌種を含む救世EM−
1((財)自然農法国際研究開発センタ−の商標名)、
ミノラ−ゼ(みのり産業株式会社の商標名)、マムパウ
ダ−(三井ホ−ム株式会社の商標名)等の各種好気性を
主として嫌気性微生物を含む混合菌群が極めて有効であ
る。 【0013】これらの各種の多様な微生物群が、最も効
果的に繁殖するには、環境を整えることが大切である。
そのために汚泥分と微生物担体としてのオガクズとの混
合物を攪拌醗酵槽3の独立槽2中で連続的又は間欠的に
遅速攪拌混合しつつ前記引抜汚泥Eとオガクズ担体M全
体の均一換気を行ない、含水率調節、温度調節及びオガ
クズ供給とを行なう。そして攪拌醗酵槽3の独立槽2内
を微生物の増殖活動最適条件である含水率60〜65
%、温度35〜45℃の雰囲気に保ち、その雰囲気中に
おいて各種微生物は極めて活発に汚泥を分解消化する。 【0014】そして、最終的には汚泥分を殆ど消滅し、
のみならずさらに長時間には分解されにくいオガクズ担
体M自体も徐々に分解消化により減少して行く。処理開
始当初は、攪拌するとフカフカとした状態であったの
が、そのまま続けるとオガクズ担体M自体が殆どなくな
り、最終的には混合攪拌すると団子状態に固まってしま
うようになる。このようになると生物学的に処理不能と
なって、追加投入した分の汚泥のボリュ−ムが減少せず
に増加したままになって、さらに追加投入すると独立槽
2から溢れてしまう。したがって処理不能になる前に、
前記オガクズ担体Mを随時又は逐次追加投入すれば、半
永久的に稼働し続け、汚泥分の殆どが分解消化され続け
る。そのオガクズ担体Mの追加投入のタイミングは、汚
泥Eの投入に較べると間隔を大きく取って一度に多量を
投入するか、前記汚泥Eの投入にと同時に微量づつ投入
するか、或いは不規則的に減少量に見合う量を投入する
かいずれでも良い。またその際に、微生物は既に多量に
増殖活動しているので、新たに有用微生物群を追加投入
することは必要としない。 【0015】汚泥分を効率よく分解消化するためにその
処理装置を使用する。その装置について説明すると、図
2に示すように、余剰汚泥Dを導くの流入パイプ4の先
端4aから沈殿分離槽1に導き入れる。沈殿分離槽1内
には散気器5を配設しブロワ−6から送気管7を通して
余剰汚泥内にエア−を送り込む。ブロワ−6を停止する
と沈殿分離槽1内の上部には上澄液Lが、底には沈殿汚
泥Eが分離するので、上澄液Lは余剰汚泥Dに戻して、
沈殿汚泥Eはキャンバ−底部1aから液送パイプ8でイ
ンバ−タ−ポンプ9を介して攪拌醗酵槽3内へ導く。 【0016】前記インバ−タ−ポンプ9は、搾り出すよ
うに送り出す構造のポンプであり、髪の毛などの混入物
がそのまま抵抗なく送られ、装置内に絡まりつくことが
ないので好ましい。前記流入パイプ4及び前記液送パイ
プ8には適宜位置に仕切弁10、逆止弁11を装着す
る。 【0017】前記攪拌醗酵槽3の装置を具体的一例(攪
拌醗酵槽3はこれに限定するものではない)を用いてさ
らに詳しく説明すると、電気的指令によって沈殿分離槽
1のキャンバ−底部1aからインバ−タ−ポンプ9で自
動的に送られた汚泥Eは攪拌醗酵槽3に供給される。前
記攪拌醗酵槽3内には、オガクズ担体M及び汚泥Eを連
続的又は間欠的且つ遅速的に攪拌する均一攪拌手段Kを
備えた底面2bが略半円筒形の二個の独立槽2,2が設
けられている。前記独立槽2には二週間毎に汚泥Eを交
番して投入させる。 【0018】その独立槽2には、図3に示すように、微
生物が最も効果的に増殖活動するための環境を整えるた
めの、含水率調節するための散水ノズル12が装着さ
れ、温度調節するために温度センサ−13と回路接続さ
せたヒ−タ−14を装着してある。さらに、独立槽2の
上部に設けたホッパ−15内にオガクズMを備蓄し、電
気的指令によって自動的に独立槽2内にオガクズ担体M
を供給できるようにする。それらの稼働は、攪拌醗酵槽
3に付帯させた制御盤16によって、予め設定した数値
で電気的に指令制御する。(図中、配線省略) 【0019】前記均一攪拌手段Kは、独立槽2の底面2
bが略半円筒形の独立槽2の側壁2aの略中心位置に軸
承され、その略円筒形の中心方向に軸支された水平回転
軸17の中間部位に、間隔をおいて放射状に、略円筒形
の半径よりも少し短い長さの放射攪拌棒18を数本(容
器の大きさに合わせて本数を決める)突設し、独立槽2
外に突出させた水平回転軸の端部支持軸17aに従動ギ
ア−19を固着し、この従動ギア−19をモ−タ−20
に固着した駆動ギア−21に歯合させて、前記水平回転
軸17を駆動モ−タ−20で回転可能にする。前記放射
攪拌棒18には、前記水平回転軸17と平行に水平攪拌
棒22をその中央で固着し、水平攪拌棒22の両側に各
々8cm径の金属リング23を3個づつフリ−に挿通さ
せ、前記水平攪拌棒22の両端22a,22aには金属
リング23の脱落防止片24を固着する。 【0020】また前記水平回転軸17の上部に間隔を置
いてもう一つ平行に同様の放射攪拌棒18付きの水平回
転軸17を配設し、独立槽2外に突出させた水平回転軸
の端部支持軸17aに従動ギア−19を固着し、この従
動ギア−19をその下部の同じ歯数の前記従動ギア−1
9と歯合させて、前記下部の水平回転軸17と同周期で
回転するようにする。そして、前記上下の水平回転軸1
7,17に設けた放射攪拌棒18、水平攪拌棒22、金
属リング23とは常に相互接触をしないようにさせる。 【0021】また、汚泥の投入後にしばらくすると乾燥
が進み、独立槽2内の含水率が30〜40%に下がり、
微生物の活動が不活発となる。このため含水率センサ−
25を設けて乾燥が進んで含水率60%以下になった
ら、電気的指令によって自動的に水道の弁を開けて散水
ノズル26から散水するようする。さらに、温度を最適
温度である35〜45℃に保つために温度センサ−13
を設けて、設定範囲を越えて温度が低下したら、電気的
指令によって自動的にヒ−タ−14で加熱するように制
御されるようにする。 【0022】さらにまた、オガクズ担体M自体も分解さ
れて量的に減少し、汚泥Eに対しての混合のバランスが
崩れるので、ホッパ−15内にオガクズ担体Mを備蓄
し、減少量に応じて、電気的指令によって自動的に独立
槽2内に追加補充できるようにする。 【0023】 【発明の作用並びに効果】本発明は以上の構成なので、
処理方法によれば、生活汚水・雑排水を一次的に処理し
て発生した余剰汚泥が沈殿分離槽2内で微生物により処
理されると共に処理されなかった分が沈殿分離される。
そしてその沈殿分離した引抜汚泥が、攪拌醗酵槽3内に
おいて、含水率60〜65%、温度35〜45℃の雰囲
気に保たれてオガクズ担体Mと遅速攪拌されて空気を呼
吸し、有用微生物群が汚泥分(蛋白質、炭水化物、脂
肪、繊維質等)を餌にして活発に繁殖分解消化を繰返
し、その汚泥分を低分子化合物に分解して水蒸気、炭酸
ガス等の気体や熱エネルギ−として攪拌醗酵槽3の外に
放出して独立槽2内の固形分の殆どが分解消化されて減
少して行く。気体化されない微量物質は微生物の体内や
オガクズの細胞内に吸着されて蓄積される。 【0024】その際に、攪拌醗酵槽3内には独立槽2を
複数個設けて各独立槽2に汚泥の投入を順次に交番させ
ることによって、一独立槽2毎にぞぞれ汚泥処理終了ま
での期間は新たな投入は行なわず、この期間中に汚泥分
は微生物により分解消化されてその殆どが消滅し、毎回
確実に汚泥処理を終了させることができる。そして一度
投入した汚泥分の再排出は一切する必要はない。そのた
め、余剰汚泥の廃棄処理に伴う埋立廃棄による土壌汚
染、乾燥焼却による大気汚染などの問題が全て解決され
る。ランニングコストも電気代、水代及びオガクズ、木
炭の林産廃棄物が利用でき、ごく僅かである。また、装
置自体を小スペ−ス内に設置でき、従来の生活汚水・雑
排水の一次処理設備に容易に増設することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の処理方法のフロ−図。
【図2】本発明の模式的システム構成図。
【図3】本発明に用いる攪拌醗酵槽の模式的縦断側面
図。 【符号の説明】 D 余剰汚泥 L 上澄液 E 汚泥 M オガクズ K 均一攪拌手段 1 沈殿分離槽 1a キャンバ−底部 2 独立槽 2a 独立槽の側壁 2b 独立槽の底面 3 攪拌醗酵槽 4 流入パイプ 5 散気器 6 ブロワ− 7 送気管 8 液送パイプ 9 インバ−タ−ポンプ 10 仕切弁 11 逆止弁 12 散水ノズル 13 温度センサ− 14 ヒ−タ− 15 ホッパ− 16 制御盤 17 水平回転軸 17a 水平回転軸の端部支持軸 18 放射攪拌棒 19 従動ギア− 20 モ−タ− 21 駆動ギア− 22 水平攪拌棒 22a 水平攪拌棒の両端 23 金属リング 24 脱落防止片 25 含水率センサ−
図。 【符号の説明】 D 余剰汚泥 L 上澄液 E 汚泥 M オガクズ K 均一攪拌手段 1 沈殿分離槽 1a キャンバ−底部 2 独立槽 2a 独立槽の側壁 2b 独立槽の底面 3 攪拌醗酵槽 4 流入パイプ 5 散気器 6 ブロワ− 7 送気管 8 液送パイプ 9 インバ−タ−ポンプ 10 仕切弁 11 逆止弁 12 散水ノズル 13 温度センサ− 14 ヒ−タ− 15 ホッパ− 16 制御盤 17 水平回転軸 17a 水平回転軸の端部支持軸 18 放射攪拌棒 19 従動ギア− 20 モ−タ− 21 駆動ギア− 22 水平攪拌棒 22a 水平攪拌棒の両端 23 金属リング 24 脱落防止片 25 含水率センサ−
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 生活汚水・雑排水の一次的処理により発
生した余剰汚泥(D)を沈殿分離槽(1)内に入れ、貯
まっている余剰汚泥(D)を沈殿分離槽(1)内で約一
週間以上攪拌曝気し、攪拌曝気停止後その沈殿分離槽
(1)の底部に汚泥を沈殿させ、上澄液(L)は前記一
次的処理により発生した余剰汚泥(D)に戻し入れ、沈
殿汚泥は引き抜いてその引き抜き汚泥(E)を、複数個
の独立槽(2)を有し微生物の増殖に最適な含水率60
〜65%、温度35〜45°Cに設定した雰囲気に保つ
オガクズ担体(M)入りの攪拌醗酵槽(3)の中に一独
立槽(2)毎にそれぞれ汚泥処理終了までの期間は新た
な投入をすることなく終了後の各独立槽(2)に順次交
番して投入し、前記攪拌醗酵槽(3)を連続的又は間欠
的に遅速攪拌混合させつつ前記引き抜き汚泥(E)とオ
ガクズ担体(M)の均一換気を図り、各独立槽(2)内
には、混合攪拌するとそのオガクズ担体(M)自体の分
解消化による減少により、汚泥が団子状態に固まって生
物学的処理が不能に至る以前に、前記オガクズ担体
(M)を随時追加投入し、処理汚泥の排出を一切するこ
となく半永続的な微生物学的汚泥処理を可能とする余剰
汚泥の最終処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16200797A JP3487399B2 (ja) | 1997-06-03 | 1997-06-03 | 余剰汚泥の最終処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP16200797A JP3487399B2 (ja) | 1997-06-03 | 1997-06-03 | 余剰汚泥の最終処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10337595A JPH10337595A (ja) | 1998-12-22 |
JP3487399B2 true JP3487399B2 (ja) | 2004-01-19 |
Family
ID=15746280
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP16200797A Expired - Fee Related JP3487399B2 (ja) | 1997-06-03 | 1997-06-03 | 余剰汚泥の最終処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3487399B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103058476A (zh) * | 2012-12-31 | 2013-04-24 | 天津北洋百川生物技术有限公司 | 一种新型的剩余污泥的处理方法 |
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CN112897707B (zh) * | 2021-01-15 | 2023-03-28 | 四川渔光物联技术有限公司 | 一种尾水处理装置 |
-
1997
- 1997-06-03 JP JP16200797A patent/JP3487399B2/ja not_active Expired - Fee Related
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