JPH08243444A - 装飾板の模様付け方法及びその装置 - Google Patents

装飾板の模様付け方法及びその装置

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JPH08243444A
JPH08243444A JP5124995A JP5124995A JPH08243444A JP H08243444 A JPH08243444 A JP H08243444A JP 5124995 A JP5124995 A JP 5124995A JP 5124995 A JP5124995 A JP 5124995A JP H08243444 A JPH08243444 A JP H08243444A
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JP
Japan
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pattern
layer
coating
paint
coated
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Pending
Application number
JP5124995A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuyoshi Otokura
堅 乙倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Okayama Sekisui Industry Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Okayama Sekisui Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd, Okayama Sekisui Industry Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP5124995A priority Critical patent/JPH08243444A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】柄模様の境界が不明確な状態にて表れる意匠性
に優れた柄模様を形成することができる装飾板の製造方
法を提供する。 【構成】被塗装物2上に柄出し塗料を塗布して柄塗装層
31を形成し、その塗装直後の柄塗装層31を覆うよう
に上塗り塗料を塗布して上塗り塗装層32を形成すると
ともに、上塗り塗装層32に柄塗装層31′を界面が不
明確な状態にて溶け出させるか浮き上がらせる工程と、
柄塗装層31′及び上塗り塗装層32を一体硬化させる
工程とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、壁材、天井板、床板等
の建材用として主として使用される装飾板の製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建材用に使用される装飾板の製造
方法としては、例えば、特開平6─444号公報に記載
の如く、色と色との境界が人工的な仕上がりにならず
に、自然な感じのするように仕上げるために、複数の塗
料の1つを選択、或いは選択混合して、振動機を付設し
た塗装ガンに供給し、この塗装ガンを被塗装物に対して
振動させながら移動させて、上記塗装物に塗料を吹き付
けるようにした複数色塗装方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如き従来の方法では、柄は塗装ガンの振動させながら移
動させる動きそのものにより形成されるので、界面が明
確な固い感じを受ける柄模様を有する装飾板しか得るこ
とができないという問題点があった。
【0004】本発明は、上記の如き従来の問題点を解消
し、柄模様の境界が不明確な状態にて表れる意匠性に優
れた柄模様を形成することができる装飾板の製造方法を
提供することを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の装飾板の模様付
け方法は、被塗装物上に柄出し塗料を塗布して柄塗装層
を形成し、その塗装直後の柄塗装層を覆うように上塗り
塗料を塗布して上塗り塗装層を形成するとともに、上塗
り塗装層に柄塗装層を界面が不明確な状態にて溶け出さ
せるか浮き上がらせる工程と、柄塗装層及び上塗り塗装
層を一体硬化させる工程とからなる方法である。
【0006】本発明の装飾板の模様付け装置は、柄塗装
ガンと上塗り塗装ガンとが、この順にて、被塗装物上に
塗料を順次塗布可能に連設されているものである。
【0007】本発明において、被塗装物としては、塩化
ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、メチルメタクリレート
系樹脂、ポリカーボネート、スチレン系樹脂等の樹脂材
料、繊維強化樹脂(FRP)、珪酸カルシウム等の無機
質材に樹脂コートされた複合材料などからなる板状体等
が挙げられる。
【0008】本発明において、柄出し塗料としては、例
えば、帯柄、石目柄、花柄等の柄模様、市松等の幾何学
模様の柄出し塗料である汎用のものが使用される。本発
明において、上塗り塗料としては、柄出し塗料とは異な
る種類の塗料、例えば、ベース色調塗料等が使用され
る。
【0009】本発明において、上塗り塗装層に柄塗装層
を界面が不明確な状態にて溶け出させたり浮き上がらせ
たりするため、被塗装物上に柄出し塗料を塗布して柄塗
装層を形成し、その塗装直後の柄塗装層を覆うように上
塗り塗料を塗布して上塗り塗装層を形成してそれらの自
重による拡幅力を利用するようにする。
【0010】上塗り塗料は、柄塗装層上に塗装する際の
粘度が、被塗装物上に形成され未硬化で流動性がある段
階の柄塗装層よりも低い粘度を有するようにするのが好
ましい。
【0011】本発明によれば、例えば、天然材料である
石目調の模様は勿論、天然にないバラエティに富んだ綺
麗な模造模様を形成することができる。
【0012】
【作用】本発明の装飾板の模様付け方法は、被塗装物上
に柄出し塗料を塗布して柄塗装層を形成し、その塗装直
後の柄塗装層を覆うように上塗り塗料を塗布して上塗り
塗装層を形成するとともに、上塗り塗装層に柄塗装層を
界面が不明確な状態にて溶け出させるか浮き上がらせる
工程と、柄塗装層及び上塗り塗装層を一体硬化させる工
程とからなることにより、界面が不明確で柔らかい感じ
を受ける模様を形成することができるので、天然材料で
ある模様は勿論、天然にないバラエティに富んだ綺麗な
模造模様を有する装飾板を製造することができる。
【0013】本発明の装飾板の模様付け装置は、柄塗装
ガンと上塗り塗装ガンとが、この順にて、被塗装物上に
塗料を順次塗布可能に連設されていることにより、被塗
装物上に、柄塗装ガンより柄出し塗料を塗布して柄塗装
層を形成し、その塗装直後の柄塗装層を覆うように上塗
り塗装ガンより上塗り塗料を塗布して上塗り塗装層を形
成するとともに、上塗り塗装層に柄塗装層を界面が不明
確な状態にて溶け出させるか浮き上がらせた模様を形成
する模様付け装置として使用することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例により図面を参照して
説明する。図1は、本発明に使用する装飾板の模様付け
方法の一例の工程を説明する正面図である。1は加飾板
の模様付け装置であって、柄塗装ガン11と上塗り塗装
ガン12とが連結材13によりこの順で連設されてい
る。柄塗装ガン11には霧化用ノズルチップ111が装
着され、上塗り塗装ガン12には霧化ノズルチップ12
1が装着されている。
【0015】被塗装物2上に、その長手方向の一端部か
ら他端部に向けて(図1中、矢印Xにて示す)模様付け
装置1を移動させていって、順次、柄塗装ガン11の霧
化用ノズルチップ111から柄出し塗料を噴霧塗装して
細帯状の柄模様層31を形成し、その塗装直後の柄模様
層31を覆うようにして上塗りガン12の霧化用ノズル
チップ121から上塗り塗料を噴霧塗装して太帯状の上
塗り塗料層32を形成していき、上塗り塗装層32に柄
塗装層31′を界面が不明確な状態にて溶け出させるか
浮き上がらせる。次に、柄塗装層31′及び上塗り塗装
層32を乾燥室内にて一体硬化させて、被塗装物1上に
各部分の幅が不規則な細帯状の天然にない綺麗な造形模
様が形成された装飾板を得る。
【0016】図2は、本発明の装飾板の模様付け方法の
別の例の工程を説明する断面図である。模様付け装置1
は、柄塗装用ガン11に紐状吐出ノズル112が装着さ
れている以外は、図1を参照して説明したものと同じで
ある。
【0017】被塗装物2上に、その長手方向の一端部か
ら他端部に向けて(図2中、矢印Xにて示す)模様付け
装置1を移動させていって、順次、柄塗装ガン11の細
紐吐出ノズル112から柄出し塗料を吐出して細紐状の
柄模様層33を形成し、その塗装直後の柄模様層33を
覆うようにして上塗りガン12の霧化用ノズルチップ1
21から上塗り塗料を噴霧塗装して太帯状の上塗り塗料
層34を形成していき、上塗り塗装層34に柄塗装層3
3′を界面が不明確な状態にて溶け出させるか浮き上が
らせる。次に、柄塗装層33′及び上塗り塗装層34を
乾燥室内にて一体硬化させて、被塗装物1上に各部分の
幅が不規則な細帯状の天然にない綺麗な造形模様が形成
された装飾板を得る。
【0018】図3は、本発明の装飾板の模様付け方法の
更に別の例の工程を説明する断面図である。模様付け装
置1は、柄塗装用ガン11にリシン用ノズルチップ11
3が装着されている以外は、図1を参照して説明したも
のと同じである。
【0019】被塗装物2上に、その長手方向の一端部か
ら他端部に向けて模様付け(図3中、矢印Xにて示す)
装置1を移動させていって、順次、柄塗装ガン11のリ
シン用ノズルチップ113から柄出し塗料を吐出して水
玉状の柄模様層35を形成し、その塗装直後の柄模様層
35を覆うようにして上塗りガン12の霧化用ノズルチ
ップ121から上塗り塗料を噴霧塗装して太帯状の上塗
り塗料層36を形成していき、上塗り塗装層36に柄塗
装層35′を界面が不明確な状態にて溶け出させるか浮
き上がらせる。次に、柄塗装層35′及び上塗り塗装層
36を乾燥室内にて一体硬化させて、被塗装物1上に不
規則な散点状の天然にない綺麗な造形模様が形成された
装飾板を得る。
【0020】
【発明の効果】本発明の装飾板の模様付け方法は、上記
の如き構成とされているので、天然材料である模様は勿
論、天然にないバラエティに富んだ綺麗な模造模様を有
する装飾板を製造することができる。
【0021】本発明の装飾板の模様付け装置は、上記の
如き構成とされているので、被塗装物上に、上塗り塗装
層に柄塗装層を界面が不明確な状態にて溶け出させるか
浮き上がらせた模様を形成する模様付け装置として用い
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を説明する斜視図である。
【図2】本発明の別の例を説明する斜視図である。
【図3】本発明の更に別の例を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1 模様付け装置 2 被塗装物 11 柄塗装ガン 12 上塗り塗装ガン 31,33,35 柄塗装層 32,34,36 上塗り塗装層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被塗装物上に柄出し塗料を塗布して柄
    塗装層を形成し、その塗装直後の柄塗装層を覆うように
    上塗り塗料を塗布して上塗り塗装層を形成するととも
    に、上塗り塗装層に柄塗装層を界面が不明確な状態にて
    溶け出させるか浮き上がらせる工程と、柄塗装層及び上
    塗り塗装層を一体硬化させる工程とからなることを特徴
    とする装飾板の模様付け方法。
  2. 【請求項2】 柄塗装ガンと上塗り塗装ガンとが、こ
    の順にて、被塗装物上に塗料を順次塗布可能に連設され
    ていることを特徴とする塗装板の模様付け装置。
JP5124995A 1995-03-10 1995-03-10 装飾板の模様付け方法及びその装置 Pending JPH08243444A (ja)

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JPH08243444A true JPH08243444A (ja) 1996-09-24

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