JPH04330967A - 大理石調塗装方法及び塗装物 - Google Patents

大理石調塗装方法及び塗装物

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JPH04330967A
JPH04330967A JP12675591A JP12675591A JPH04330967A JP H04330967 A JPH04330967 A JP H04330967A JP 12675591 A JP12675591 A JP 12675591A JP 12675591 A JP12675591 A JP 12675591A JP H04330967 A JPH04330967 A JP H04330967A
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JP
Japan
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coating
coated
color
base color
marble
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JP12675591A
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English (en)
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Ichinosuke Yasuda
安田 一之助
Iwao Shimizu
清水 巖
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Individual
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属,樹脂等の各種被塗
装物に対して大理石調の模様を表出する大理石調塗装方
法及び塗装物に関する。
【0002】
【従来の技術】大理石調の模様を表出する方法として,
例えばプリント鋼板に典型的に見られる如く,印刷によ
る方法が知られており,例えば建材に広く用いられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】印刷による場合,精密
にして天然大理石の有する色調,風合を有するものとす
ることが可能である一方,材料を平板とすることが必要
であるため,例えば特定の形状を有するようにプレス加
工したり,射出成型加工したりしたものに大理石調の模
様を表出することは一般に困難であり,例えばプレス加
工を要するものは後加工とし,材料の延びを考慮したり
する必要があり,一方射出成型加工品にこの模様を表出
することは不可能とならざるを得ない。
【0004】本発明は,かかる事情に鑑みてなされたも
のであって,その目的とする処は,一般に望まれる大理
石調の模様を,可及的に天然の色調,風合を有するよう
にするとともに被塗物の形状を問わない大理石調塗装方
法及び塗装物を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は,ベース色の1
次塗装工程と,ベース色と異なる模様色の2次塗装工程
とを備え,2次塗装工程を,面内方向に凹凸面をなすと
ともに面内に多数の空隙孔を有する繊維絡み状多孔質の
凹凸スクリーンを介した吹付塗装としてなることを特徴
とする大理石調塗装方法(請求項1)に係り,また,こ
の請求項1の発明と利用分野及び構成に欠くことができ
ない事項の主要部を同一とする,1次塗装によるベース
色と,該ベース色と異なる2次塗装による模様色とを備
え,該模様色が,面内方向に凹凸面をなすとともに面内
に多数の空隙孔を有する繊維絡み状多孔質の凹凸スクリ
ーンを介した吹付塗装によって表出せしめてなることを
特徴とする大理石調塗装物(請求項2)に係り,これら
をそれぞれ発明の要旨として上記目的解決の手段として
なるものである。
【0006】本発明にあっては,凹凸スクリーンを介し
た吹付塗装が用いられるが,凹凸スクリーンは面内方向
に凹凸面をなすとともに面内に多数の空隙孔を有する繊
維絡み状多孔質のものとされる。
【0007】これに該当するものとして,海藻の茎,葉
部を乾燥板状とした市販のフノリ,くず繭を引伸して線
状とした市販の真綿等を好適に用いることができ,更に
これらに類する如くに,地表植物又はその部分,金属ワ
イヤー等適宜材料を絡めて,必要に応じた接着等を施し
て独自に作成することができる。
【0008】但し,例えば金属薄板に透孔を透設したも
のの如くに,凹凸面をなさないことによって,被塗物と
全面に亘る面接触をするに至るものは,本発明の凹凸ス
クリーンとして用いることができない。
【0009】2次塗装工程又はこれによる模様色の表出
は,この凹凸スクリーンを被塗物表面に載置状としたり
,被覆状としたりすることによって,被塗物との間に介
設せしめた状態で吹付塗装を施すことによればよい。 被塗物が湾曲したり,特異形状を有するときは,凹凸ス
クリーンをこれに合わせるように加工することによって
載置状,被覆状とすればよい。
【0010】吹付塗装は常法によって行えばよいが,凹
凸スクリーンの状態によっては,2次塗装の塗料が被塗
物に到達せず,部分的にベース色のみの模様空白部分が
生じたりすることもあるが,このような場合には凹凸ス
クリーンと被塗物との相対位置関係をずらしたりして,
該部分への再度の吹付塗装を行う如くにすればよく,相
対位置関係を変えることによって,凹凸スクリーンに起
因することある塗装不良を解消可能である。
【0011】なお,本発明にあって,2次塗装工程又は
模様色の表出には,凹凸スクリーンの再利用,必要ある
ときの相対位置関係変化の面から,バッチ的に行うこと
が好ましく,また塗料は自然乾燥型のもので乾燥時間の
短いものを選択して用いるのが好ましい。
【0012】1次塗装工程又はベース色の表出は,吹付
塗装も可能であるが,例えばカラー鋼板を被塗物とする
如くに予め1次塗装工程又はこれによるベース色を備え
たものを用いることももとより可能である。
【0013】
【作用】本発明にあっては,凹凸スクリーンの空隙孔か
ら,その形状に応じた塗料が供給されて,ベース色上に
模様色を表出する。
【0014】このとき,凹凸スクリーンは面内方向に凹
凸面をなすから,この凹凸スクリーンと被塗物の接触は
部分的に行われるとともに上記空隙孔が被塗物と非接触
状態となって,被塗物に対して離隔状になるため,吹付
塗装の塗料による模様やその輪郭が,この離隔度合に応
じて濃淡を呈する如くになって,天然大理石の色調,風
合に近似したものとなるに至る。
【0015】
【実施例】以下実施例を示す図面に従って,本発明塗装
方法及び被塗物を説明すれば,図1,図2はこの塗装方
法中,2次塗装工程を,図3,図4は塗物を示すもので
,図中1は被塗物,2は凹凸スクリーン,3はその空隙
孔,4は吹付塗装用スプレーガン,5は大理石調塗装を
有する塗装物をそれぞれ示す。
【0016】被塗物1は,本例において鋼板,アルミニ
ウム板等の金属平板を用い,塗装は個別のバッチ処理を
行うものとしてあり,図示した被塗物1は,脱脂,プラ
イマー塗装等の前処理後,例えば白色系,赤色系,黄色
系等適宜色よりなる天然大理石に見られるベース色の吹
付塗装を,例えばウレタン系塗料を用いて行い,その後
必要に応じた乾燥を施したものとしてある。
【0017】次いで,本例において上記ベース色と異な
る,例えば茶系,黒色系,緑色系等同じく天然大理石に
見られる模様色の2次塗装を施す。
【0018】この2次塗装も,本例においてウレタン系
塗料の吹付塗装により,図1,図2に示す如く,凹凸ス
クリーン2を介してこれを行うものとしてある。
【0019】凹凸スクリーン2は,面内方向に凹凸面を
なすとともに面内に多数の空隙孔3を有する繊維絡み状
多孔質のものとして,市販のフノリを用いたものとして
ある。この凹凸スクリーン2は凹凸状のまま,テーブル
上の上記被塗物1の塗装面に載置してこれを覆うように
し,必要に応じた位置ズレ防止の固定を施した上,スプ
レーガン3から凹凸スクリーン2を介した状態で噴霧塗
料を供給する如くに行うものとしてある。
【0020】この塗装後凹凸スクリーン2を外して被塗
物1上の模様を確認し,もし凹凸スクリーン2の目詰り
等に起因する模様の表出されない部分があれば,凹凸ス
クリーン2をずらして再度塗装を行い,必要に応じた乾
燥等を行う。なお更に透明塗料によるクリア塗装(トッ
プコ−ト)を施すことによって、ベ−ス色及び模様色に
色の深みを与え、天然大理石の色調、風合を向上させる
ことができるので、これを後工程に加えることが特に好
ましい。
【0021】図3,図4の被塗物5は,以上の塗装方法
に依るものであり,図3は白色系のベース色に,薄茶系
の模様色を,図4はピンク系のベース色に黒色系の模様
色によるものであるが,いずれも模様色は筋状乃至点状
にしてランダムに配置されるとともに濃淡色調のものと
なり,天然大理石の色調,風合を備えたものであった。
【0022】図5は,本発明による塗装物を適用した装
飾用に用いられる円筒状の飾り支柱10の例を示したも
ので,この飾り支柱10は,所定の金属製フレーム11
内に大理石調の淡透光製セラミックパネル12を嵌着し
,中空内部に図示を省略した多数にして高さ位置を変え
た光源を吊持状に備えたものとして構成してある。本発
明塗装物は上記金属製フレーム11として用いられ,大
理石調セラミックパネル12を区画するように,これと
同様の調和ある大理石調のものとして併用してある。
【0023】なお,このフレーム11の水平部分,上方
の拡開部分は,上記凹凸スクリーンをこれら形状に合わ
せ,添設状とした上,2次塗装を施すようにした。
【0024】図示した例は以上のとおりとしたが,本発
明の実施に当っては,加熱乾燥型,自然乾燥型の双方の
塗料を用いること,塗料に合わせた工程を付加すること
,前工程,後工程を付加すること,被塗物を樹脂製,紙
製等とすることを含め,1次塗装工程又はこれによるベ
ース色,2次塗装工程又はこれによる模様色,これらの
塗料,凹凸スクリーン,被塗物の具体的形状,材質,構
造,用途等は様々に変更でき,上記に図示し説明したも
のに限る必要はない。
【0025】
【発明の効果】本発明は,以上のとおり,ベース色の1
次塗装工程と,ベース色と異なる模様色の2次塗装工程
とを備え,2次塗装工程を,面内方向に凹凸面をなすと
ともに面内に多数の空隙孔を有する繊維絡み状多孔質の
凹凸スクリーンを介した吹付塗装としてなることを特徴
とする大理石調塗装方法(請求項1)及び1次塗装によ
るベース色と,該ベース色と異なる2次塗装による模様
色とを備え,該模様色が,面内方向に凹凸面をなすとと
もに面内に多数の空隙孔を有する繊維絡み状多孔質の凹
凸スクリーンを介した吹付塗装によって表出せしめてな
ることを特徴とする大理石調塗装物(請求項2)とした
から,凹凸スクリーンを介することによって,1次塗装
工程によるベース色上に,2次塗装工程によるベース色
と異なる模様色を表出できるとともに,模様色に,凹凸
スクリーンの各部分の凹凸による離隔度合に応じた濃淡
を付与することができ,凹凸スクリーンの空隙孔に応じ
て,天然大理石に近似した色調,風合をもたせることが
できる。
【0026】また,本発明は,模様色を吹付塗装によっ
て表出するから,被塗物の形状の限度を受けることを回
避し,凹凸スクリーンをこれに添わせるようにすること
で,任意形状の被塗物表面に大理石調の模様を表出でき
る。
【0027】更に本発明は,凹凸スクリーンを介した吹
付塗装を,1次塗装のベース色上に施せばよいから,そ
の方法は簡易である上,上記天然石に近似した大理石調
の模様を確実に得られるから,効率的な生産を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
図12次塗装工程を示す分解斜視図図22次塗装工程を
示す部分拡大縦断面図図3塗装物の平面図図4塗装物の
平面図図5塗装物の使用例を示す正面図
【符号の説明】 1  被塗物 2  凹凸スクリーン 3  空隙孔 4  スプレーガン 5  塗装物 10  飾り支柱 11  金属製フレーム 12  セラミックパネル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ベース色の1次塗装工程と,ベース色
    と異なる模様色の2次塗装工程とを備え,2次塗装工程
    を,面内方向に凹凸面をなすとともに面内に多数の空隙
    孔を有する繊維絡み状多孔質の凹凸スクリーンを介した
    吹付塗装としてなることを特徴とする大理石調塗装方法
  2. 【請求項2】  1次塗装によるベース色と,該ベース
    色と異なる2次塗装による模様色とを備え,該模様色が
    ,面内方向に凹凸面をなすとともに面内に多数の空隙孔
    を有する繊維絡み状多孔質の凹凸スクリーンを介した吹
    付塗装によって表出せしめてなることを特徴とする大理
    石調塗装物。
JP12675591A 1991-04-30 1991-04-30 大理石調塗装方法及び塗装物 Pending JPH04330967A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000012250A (ko) * 1999-11-01 2000-03-06 이재춘 조명기구의 무늬 형성방법
KR100445721B1 (ko) * 2002-04-25 2004-08-25 주식회사 청광조명 조명등용 커버 및 이 커버의 제조방법
KR100852343B1 (ko) * 2007-02-16 2008-08-14 정성수 방화문의 대리석 질감 문양 도색 방법
CN106378291A (zh) * 2016-08-30 2017-02-08 章太平 大理石效果涂装工艺

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