JPH0929723A - 板状建材の製造方法 - Google Patents

板状建材の製造方法

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JPH0929723A
JPH0929723A JP18160195A JP18160195A JPH0929723A JP H0929723 A JPH0929723 A JP H0929723A JP 18160195 A JP18160195 A JP 18160195A JP 18160195 A JP18160195 A JP 18160195A JP H0929723 A JPH0929723 A JP H0929723A
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JP
Japan
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primary
pattern
pressing step
plate
building material
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Pending
Application number
JP18160195A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasutoshi Kato
康敏 加藤
Kazuo Hashi
和男 橋
Kazuyuki Komatsu
和幸 小松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
  • Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複雑な色模様や凹凸模様を備えた板状建材を
形成できる板状建材の製造方法を提供する。 【構成】 水硬性スラリーから形成した生板材5の表面
に、プレスによって凹凸模様をつけるプレス工程を、一
次プレス工程と、二次プレス工程とに分離し、一次・二
次プレス工程の間に、一次プレス工程で一次凹凸模様を
形成した生板材5の表面に着色粒体6を散布して色模様
をつける着色工程を実施するところにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水硬性スラリーか
ら形成した生板材の表面に、プレスによって凹凸模様を
つけるプレス工程と、前記プレス工程によって模様をつ
けた前記生板材に表面塗装して板状建材を形成する塗装
工程とからなる板状建材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の板状建材の製造方法とし
ては、模様付きの平板プレスによって前記生板材の表面
に模様付けをした後、生板材の表面に一律に塗装する方
法をとっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の板状建
材の製造方法によれば、一回の平板プレスのみによって
生板材表面の凹凸模様が形成される上、その模様の上か
らは、一律に塗装するわけであるから、できあがった製
品は、模様としては、凹凸模様があるものの、色変化に
乏しくなり易く、外観上の高級感をだし難いという問題
点がある。
【0004】従って、本発明の目的は、上記問題点を解
消し、複雑な色模様や凹凸模様を備えた板状建材を形成
できる板状建材の製造方法を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の請求項1に係わる本発明の特徴構成は、水硬性スラリ
ーから形成した生板材の表面に、プレスによって凹凸模
様をつけるプレス工程を、一次プレス工程と、二次プレ
ス工程とに分離し、一次・二次プレス工程の間に、前記
一次プレス工程で一次凹凸模様を形成した前記生板材の
表面に着色粒体を散布して色模様をつける着色工程を実
施するところにあり、この特徴構成によれば、一次プレ
ス工程による一次凹凸模様と、二次プレス工程による二
次凹凸模様とが組合わさった複雑な凹凸模様をつけるこ
とができながら、一次凹凸模様がつけられた生板材表面
に、着色粒体を散布することによって、前記一次凹凸模
様の凹凸に前記着色粒体が入り込み、色の濃淡をつける
ことができ、更には、その上から、二次プレス工程によ
って二次凹凸模様をつけるから、前記色の濃淡分布と、
それとは異なった前記二次凹凸模様による凹凸分布とが
入り雑じった複雑な表面模様を形成することができる。
【0006】請求項2に係わる本発明の特徴構成は、前
記一次プレス工程での一次凹凸模様と、前記二次プレス
工程での二次凹凸模様とを異ならせてあるところにあ
り、この特徴構成によれば、より複雑な表面模様(色及
び凹凸による模様)の板状建材を形成することが可能と
なる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0008】ここに示す実施の形態は、セメント瓦(板
状建材の一例)Sの製造方法に、本発明方法を適用させ
たものである。
【0009】セメント瓦Sの製造方法は、セメント1、
及び、パルプ繊維2・シリカ3等からなる主材と、水4
とを混合してできた原料スラリー(水硬性スラリーの一
例)を、板状に整えて生板材5を形成し、その生板材5
の表面に、プレス装置Pによって凹凸模様をつけるプレ
ス工程と、前記プレス工程によって模様をつけた前記生
板材5に表面塗装をする塗装工程とを行ってセメント瓦
製品に仕上げるものである。そして、前記プレス工程の
詳細は、一次プレス工程と、二次プレス工程とに分けて
実施され、一次・二次プレス工程の間に、前記一次プレ
ス工程で一次凹凸模様を形成した前記生板材5の表面に
着色砂(着色粒体の一例)6を散布して色模様をつける
着色工程を実施するものである。
【0010】次に、図1に示したセメント瓦Sの製造ラ
インLについて説明する。前記製造ラインLは、前記生
板材5を形成する第一ライン8と、第一ライン8で形成
した生板材5に模様付けをする第二ライン9と、第二ラ
イン9で模様付けされた生板材5に塗装する第三ライン
10と、図には示さないが、第一・第二・第三各ライン
8,9,10を経て形成された生板材5を養生・パンチ
・オートクレーブ養生・上塗装するラインとから構成し
てある。
【0011】前記第一ライン8は、セメント1・パルプ
繊維2・シリカ3・水4を混合して原料スラリーを製造
する原料混合装置11を設け、前記原料混合装置11か
らの原料スラリーを受けて搬送しながら、原料スラリー
の水分をある程度除去して薄板体5aに形成するエンド
レス濾布12を設け、前記エンドレス濾布12上である
程度の水分を除去されつつ搬送された薄板体5aを巻取
って複数層に積層させて前記生板材5を形成するメーキ
ングロール13を設けて構成してある。
【0012】前記第二ライン9は、前記第一ライン8で
形成された生板材5をプレスして圧密すると共に、表面
に一次凹凸模様を形成する前記一次プレス工程用の回転
ロールプレス装置P2を設け、前記回転ロールプレス装
置P2によってプレスされた生板材5の表面に着色砂6
を散布する着色工程用の散布装置Qを設け、前記散布装
置Qによって表面に着色砂6を散布された生板材5をも
う一度プレスして圧密すると共に、表面に前記一次凹凸
模様とは異なる二次凹凸模様を形成する前記二次プレス
工程用の平板プレス装置P1を設けて構成してある。
【0013】前記第三ライン10は、前記第二ライン9
によって、一次凹凸模様付け、及び、着色砂6の散布、
及び、二次凹凸模様付けを施した生板材5の表面に、順
次、塗料を塗装できるように塗装装置14を設けて構成
してある。
【0014】次に、上述の製造ラインLにおいて、セメ
ント瓦が製造される様子を詳しく説明する。
【0015】まず、原料混合装置11にセメント1・パ
ルプ繊維2・シリカ3・水4を投入して混合し、前記生
板材5を形成するための原料スラリーを製造し、そのス
ラリーを第一ライン8のエンドレス濾布12上に流動さ
せて薄板体5aを形成する。前記エンドレス濾布12と
共に第一ライン8を移動する原料スラリーは、ある程度
水分を除去された状態でメーキングロール13に巻取ら
れ、メーキングロール13の周面上に薄板体5aを複数
積層してなる生板材5が形成される。前記メーキングロ
ール13に巻き取られた生板材5は、ロール軸に沿う切
断面で切断及び展開されてメーキングロール13から第
二ライン9へ移される。
【0016】第二ライン9に移された生板材5は、回転
ロールプレス装置P2によってプレスされることによっ
て、余剰の水分が絞り出されて積層された各薄板体5a
どうしの結合が強まり、全体としての強度が向上すると
共に、表面には、図2に示すように、前記一次凹凸模様
が形成される。そして、生板材5の表面に、前記散布装
置Qによって着色砂6が散布される。その際、前記一次
凹凸模様の凹部と凸部によって、前記着色砂6の分布状
況に差が生じ、色模様としての濃淡をつけることが可能
となる(図2(ロ)参照)。その後、前記生板材5は、
平板プレス装置P1に移されて、プレス型面に前記一次
凹凸模様とは異なる二次凹凸模様を形成してある平板プ
レス型でプレスされる(図2(ハ)参照)。その結果、
前記着色砂6による色模様と、前記平板プレス装置P1
による二次凹凸模様とが、複雑に組合わさった変化のあ
る表面模様を生板材5表面に形成することが可能とな
り、高級感のあるセメント瓦をつくることが可能となる
(図2(ニ)参照)。尚、回転ロールプレス装置P2の
プレス圧(R)は、平板プレス装置P1のプレス圧
(H)未満で且つ(0.3×H)以上の値に設定して実
施される。
【0017】そして、その後、生板材5は、前記第三ラ
イン10に送られて、前記塗装装置14で表面塗装さ
れ、以後のライン(自然養生・パンチング・オートクレ
ーブ養生・上塗り塗装の各工程)を経て製品としてのセ
メント瓦が完成する。
【0018】ここに説明した板状建材の製造方法の実施
形態によれば、色の濃淡による色模様と凹凸模様とが組
合わさった表面模様のセメント瓦が得られ、今までにな
い、変化に富んだ美観性の高い製品を造ることが可能と
なる。そして、積層させた各薄板体5aどうしの一体性
も高いことから、凍害による剥離も生じ難く、且つ、強
度的にも高い製品とすることが可能となる。
【0019】〔他の実施の形態〕以下に他の実施の形態
を説明する。
【0020】〈1〉 前記水硬性スラリーは、先の実施
形態で説明したセメントを含んだ原料スラリーに限定さ
れるものではなく、例えば、石灰を含んだものや、石灰
とセメントとを混合したもの等であってもよく、また、
パルプ繊維2に替えてガラス繊維や炭素繊維、シリカ3
に替えて他の骨材を配合するものであってもよく、それ
らを組み合わせたものであってもよい。更には、混和材
等を含むものであってもよい。要するに水硬性を有する
材料であればよい。それらを含めて、水硬性スラリーと
総称する。 〈2〉 また、着色粒体は、先の実施形態で説明した着
色砂に限るものではなく、例えば、着色された合成樹脂
粒や、顔料そのものであってもよい。 〈3〉 前記プレス工程は、一次プレス工程を回転ロー
ルプレスで行い、二次プレス工程を平板プレスで行うも
のに限定されるものではなく、一次・二次プレス工程の
何れも回転ロールプレスや平板プレスで実施することが
可能である。 〈4〉 前記一次プレス工程での一次凹凸模様と、前記
二次プレス工程での二次凹凸模様とは、先の実施形態で
説明したように、それぞれ異ならせておくものに限るも
のではなく、例えば、同じ凹凸模様であっても、生板材
に接当させる位置をずらせてプレスするものであっても
よい。 〈5〉 前記生板材は、薄板体を複数層に積層させて形
成するものの他、単層に形成してあるものであってもよ
い。この場合は、前記メーキングロールを使用せずに生
板材を形成することができる。
【0021】
【発明の効果】従って、本発明の板状建材の製造方法に
よれば、色模様による平面的な広がりと、凹凸模様によ
る奥行きとを兼ね備えた板状建材を形成できるようにな
って、美観性が高く表情・高級感のある板状建材を提供
できるようになった。
【0022】尚、特許請求の範囲の項に、図面との対照
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】製造ラインを示す概念図
【図2】プレス工程を説明する生板材の断面図
【符号の説明】 5 生板材 6 着色粒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04D 1/04 E04D 1/04 A

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水硬性スラリーから形成した生板材
    (5)の表面に、プレスによって凹凸模様をつけるプレ
    ス工程と、前記プレス工程によって模様をつけた前記生
    板材(5)に表面塗装して板状建材を形成する塗装工程
    とからなる板状建材の製造方法であって、 前記プレス工程を、一次プレス工程と、二次プレス工程
    とに分離し、一次・二次プレス工程の間に、前記一次プ
    レス工程で一次凹凸模様を形成した前記生板材(5)の
    表面に着色粒体(6)を散布して色模様をつける着色工
    程を実施する板状建材の製造方法。
  2. 【請求項2】前記一次プレス工程での一次凹凸模様と、
    前記二次プレス工程での二次凹凸模様とを異ならせてあ
    る請求項1に記載の板状建材の製造方法。
JP18160195A 1995-07-18 1995-07-18 板状建材の製造方法 Pending JPH0929723A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2191554A1 (es) * 2002-01-24 2003-09-01 Noro Franco Eusebio Metodo y equipo para decorar piezas ceramicas y producto obtenido.
WO2004014624A1 (es) * 2002-07-29 2004-02-19 Eusebio Moro Franco Método y equipo para decorar piezas cerámicas y producto obtenido
WO2012066166A1 (es) * 2010-11-15 2012-05-24 Eusebio Moro Franco Método y equipo para decorar piezas cerámicas y producto obtenido

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WO2004014624A1 (es) * 2002-07-29 2004-02-19 Eusebio Moro Franco Método y equipo para decorar piezas cerámicas y producto obtenido
WO2012066166A1 (es) * 2010-11-15 2012-05-24 Eusebio Moro Franco Método y equipo para decorar piezas cerámicas y producto obtenido
ES2384757A1 (es) * 2010-11-15 2012-07-12 Eusebio Moro Franco Método y equipo para decorar piezas cerámicas y producto obtenido.

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