JPH08242140A - Sawフィルタ - Google Patents

Sawフィルタ

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JPH08242140A
JPH08242140A JP7336327A JP33632795A JPH08242140A JP H08242140 A JPH08242140 A JP H08242140A JP 7336327 A JP7336327 A JP 7336327A JP 33632795 A JP33632795 A JP 33632795A JP H08242140 A JPH08242140 A JP H08242140A
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トールヴァルドソン トール
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    • H03H9/64Filters using surface acoustic waves
    • H03H9/6423Means for obtaining a particular transfer characteristic
    • H03H9/6433Coupled resonator filters
    • H03H9/6483Ladder SAW filters

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動通信用のSAWフィルタを提供する。 【解決手段】 第1の櫛形トランスジューサ及び第2の
櫛形トランスジューサは第1の櫛形トランスジューサの
音響ポートが第2の櫛形トランスジューサの音響ポート
に直面するように配置される。各々の櫛形トランスジュ
ーサの第1の電気端子は、一緒に電気的接続される。第
1及び第2の櫛形トランスジューサは、異なる周波数応
答を有し、音響結合することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面音波(SA
W)フィルタに係り、より詳細には、移動通信用のSA
Wフィルタに係る。
【0002】
【従来の技術】SAW技術は、電子及びRF技術に多数
の用途があるとが分かっている。SAWの波長は、一般
に、対応する周波数を有する電磁波よりも105 倍も短
いことから、SAW技術は、小型化が重要又は所望され
る場合に特に適用される。このような用途の1つは、無
線電話にSAWフィルタを使用することであり、典型的
に小型で軽量のSAWフィルタは、セラミックフィル
タ、誘電体フィルタ、及び静磁気波を用いたフィルタの
ような従来の技術よりも非常に効果的である。一般に、
このようなSAWフィルタは、ロスが小さく、典型的
に、挿入ロスがRF用途で1ないし5dBであることが
必要であるが、IFフィルタの場合には、5ないし13
dBの若干高い挿入ロスを受け入れることができる。更
に、SAWフィルタは、停止帯域において良好な形状フ
ァクタ及び高い抑制レベルを有することが望ましい。通
常、停止帯域の抑制は、30ないし40dBより良好で
なければならない。又、2ワットまでの電力取扱容量も
所望される。
【0003】従来のSAWフィルタの典型例は、SAW
エネルギーが2つの離間された櫛形トランスジューサ
(IDT)間に転送されるようなSAWフィルタであ
る。このIDTは、2組の等離間された金属ストリップ
(電極フィンガ)を備え、これらは圧電基板の表面に形
成される。各組の電極フィンガは、通常はバスバーによ
り互いに電気的接続され、そして互いに他の組の電極フ
ィンガと差し挟まれる(指を組むようにされる)。この
構成は、電極フィンガの組間に高周波数電気信号を印加
したときに各電極フィンガを横切る両方の方向にSAW
を発生することができると共に、SAWが電極フィンガ
に入射するときに電圧を発生することもできる。これら
のプロセスは、SAWの周波数が次のようであるとき、
即ち各組の電極フィンガの周期性がSAW波長に近いか
又は同じであるか或いはこの周波数の何倍かであるとき
に最も効率がよい。IDTの最も簡単な形態において
は、1組の電極フィンガの隣接する電極フィンガ間の間
隔が1SAW波長であり、即ち各組の電極において周期
当たり1電極フィンガである。従って、2組の電極フィ
ンガを考慮すると、周期当たり2つの電極フィンガとな
る。このような構成に対する公知技術での従来の表現
は、「周期当たり2電極」又は「波長当たり2電極」で
ある。しかしながら、SAW波長(周期)当たり2つ以
上のフィンガをもつこともできる。
【0004】IDT及び/又は反射格子のようなSAW
素子を構成する表面音波のための特定の経路は、トラッ
ク又は音響チャンネルとして知られている。
【0005】上記の挿入ロス及び停止帯域抑制を有する
既知のSAWフィルタは、一般に、2つの形式の一方で
ある。
【0006】第1の形式は、2ポート共振器構造のため
の図1に概略的に示した結合共振器フィルタ(CRF)
であり、これは、例えば、1993年のIEEE Tr
ans.on UFFC、第40巻、第5号、第438
−452ページに掲載された「消費者通信用のSAWデ
バイス(SAW devices for consumer communication appl
ication)」に説明されている。このCRFは、一般に、
小型であるが高い電力レベルで動作することができず且
つ通過帯域が比較的狭い。又、CRFは、比較的ロスが
大きく、これは、電極の抵抗率、体積波発生及び他のフ
ァクタによって決定される。
【0007】電極の抵抗率は重要である。というのは、
CRFは、多数の電極が存在するインピーダンス素子型
のフィルタに比して、比較的少数の長い電極をそれらの
トランスジューサに有しているからである。電極の抵抗
は、並列に接続されるので、多数の電極を有するデバイ
スに比して全抵抗値が大きいほど、小さくなる。
【0008】図1に示すCRFの2部分共振器構造は、
各バスバー108、110、112及び114に接続さ
れた電極フィンガ104で構成された2つの共振器10
2を備えている。バスバー110及び112は接地され
る。反射格子106は、構造体の各端において2つのト
ランスジューサ102間に配置されている。トランスジ
ューサのアパーチャはWであり、電極周期はp1であ
る。
【0009】第2の形式は、梯子型フィルタであり、1
989年のIEEE Trans.on UFFC、第
36巻、第5号、第531−539号に掲載された「新
たな周波数割り当てをもつ800MHzセルラー無線ポ
ータブル電話のためのSAW一体化モジュール(SAW int
egrated modules for 800MHz cellular radio portable
telephones with new frequency allocations) 」;1
993 IEEEウルトラソニック・シンポジウムの第
15−24ページに掲載された「梯子型SAW共振器結
合フィルタのための設計方法論及び合成技術(Design me
thodology andsynthetis techniques for ladder-type
SAW resonator coupled filters) 」;1992 IE
EEウルトラソニックProc、第111−114ペー
ジに掲載された「ハンドヘルド電話用のSAWフィルタ
を用いた小型アンテナデュープレクサの開発(Developme
nt of small antenna duplexer using SAW filters for
handheld phones) 」;ヨーロッパ特許出願05412
84A1;1994 IEEEフリケンシー・コントロ
ール・シンポジウムProcの第374−378ページ
に掲載された「インピーダンス素子SAWフィルタ(Imp
edance element SAWfilters) 」;出版予定の1994
IEEEウルトラソニックProc.に掲載された
「平衡ブリッジSAWインピーダンス素子フィルタ(Bal
anced bridge SAW impedance element filters) 」;及
び1988年6月のIEEE MTT、第36巻、第6
号に掲載された「セルラー無線システムに使用される8
00MHzポータブル電話用の小型SAWアンテナデュ
ープレクサ(Miniature SAW Antenna Duplexer for 800M
Hz Portable Telephone Used in Cellular Radio Syste
ms) 」と題する論文に説明されている。梯子型インピー
ダンス素子フィルタの等価回路が図2に示されており、
1、2は、共振素子である。
【0010】既知のフィルタは、SAW共振器120と
して知られた形式の電気的にカスケード接続されたSA
W素子を使用しており、その1つの形式が図3に概略的
に示されている。典型的な梯子構造の等価回路が図4に
示されている。既知のフィルタについて説明された実際
の構造においては、多数の電極をもつが反射格子をもた
ないSAW共振器が使用されている。この構成におい
て、SAW共振器120は、実質的に互いに音響的に独
立しており、概念的には電気インピーダンス素子として
モデリングされ使用されている。SAW共振器120を
インピーダンス素子としてモデリングしそして使用する
ことができる理由は、SAW共振器120のようなSA
W素子は、その電気的インピーダンスが、SAW共振器
120の電極フィンガ104とSAWの機械的な振動と
の電気−音響相互作用によって一部左右されるからであ
る。SAW素子の中心周波数(即ち、隣接フィンガの分
離がλ/2であるような周波数)付近では、アドミッタ
ンスが強烈に変化し、最大の電気的アドミッタンス及び
最小の電気的アドミッタンスを達成する。明らかに、最
大及び最小の電気的アドミッタンスは、同じ周波数では
なく、中心周波数の付近又はそれに近いものである。こ
れらは、各々、SAW素子の電気的共振及び反共振周波
数である。電気的インピーダンスの大きな変化が所望さ
れるときには、電気−音響相互作用が高くなければなら
ない。従って、多数の電極フィンガ対をもつSAW素子
が使用される。多数の電極対をもつトランスジューサ1
24の両端に反射器106を有する従来のSAW共振器
120を使用することもできるし又は多数のフィンガ対
のみを有するトランスジューサを使用することもでき
る。既知のフィルタのSAW共振器120は、主として
集中インピーダンスとして使用されるので、それらをS
AWインピーダンス素子と称するのが便利である。SA
Wインピーダンス素子という用語は、以下、電気インピ
ーダンス特性の少なくとも一部分に使用されるSAW素
子(IDT、SAW共振器又は他のもの)を参照すると
きに使用される。
【0011】上記においては、図4に示すように、個々
のSAW共振器120をカスケード接続の集中インピー
ダンス素子として接続することができ、SAW共振器1
20のポートと接地点との間にキャパシタンスC(静容
量CST)が並列接続される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】一般に、インピーダン
ス素子フィルタは、CRFよりも通過帯域が広く且つロ
スが低いが、全ての素子が通常は異なる音響チャンネル
に位置されるので、フィルタ構造体によって占有される
領域が大きなものとなる。これは、小型化に適しておら
ず、このような装置の有用性を低減する。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、第1の
共振周波数を有する第1の櫛形トランスジューサと、第
2の共振周波数を有する第2の櫛形トランスジューサと
を備え、第1の櫛形トランスジューサの音響ポートが第
2の櫛形トランスジューサの音響ポートに直面して配置
された表面音波フィルタであって、第1の櫛形トランス
ジューサの第1の電気端子が第2の櫛形トランスジュー
サの第1の電気端子に電気的に接続された表面音波フィ
ルタが提供される。
【0014】これは、フィルタが折り曲げられるように
フィルタの各トランスジューサを互いに接近して配置で
き、これにより、フィルタにより占有される領域を減少
できるという点で効果的である。更に、第1と第2のト
ランスジューサ間には音響的統合の予期しない意外な相
乗効果があって、フィルタの挿入ロスを改善する。特
に、各音響ポートは同一直線であってもよい。
【0015】好ましい実施形態において、第1の共振周
波数は、第2の櫛形トランスジューサの反共振周波数に
実質的に対応する。従って、第1のトランスジューサの
共振周波数の信号は、第1のトランスジューサを経て結
合され、第2のトランスジューサを経て結合されるのが
禁止され、これにより、フィルタが形成される。
【0016】好ましくは、第1の櫛形トランスジューサ
の反共振周波数は、第1の共振周波数よりも高い周波数
にあり、そして第2の共振周波数は、第1の共振周波数
よりも低い周波数にあり、これにより、急激なスカート
部を有する通過帯域フィルタが形成される。
【0017】第1の共振周波数は、ほぼフィルタを支持
する基板のΔV/Vパラメータの量だけ第2の共振周波
数から分離されるのが適当である。これは、フィルタの
通過帯域を定める。
【0018】通常、第1の櫛形トランスジューサの第1
の電気端子及び第2の櫛形トランスジューサの第1の電
気端子は、共通のバスバーを経て電気的に接続され、そ
して第2の櫛形トランスジューサの第2の電気端子は、
接地される。
【0019】第1の櫛形トランスジューサの第1及び第
2の電気端子は、各々、表面音波フィルタの入力又は出
力を形成し、これは、結合された電気端子又は独立した
電気端子において入力及び出力ポートを選択できるよう
に各トランスジューサの向きを変更できるという効果を
有する。
【0020】第1の櫛形トランスジューサは、第1共振
周波数を形成する第1の周期性を有する電極を備え、そ
して第2の櫛形トランスジューサは、第2共振周波数を
形成する第2の周期性を有する電極を備え、これは、各
トランスジューサの共振周波数を決定する便利な方法で
ある。共振周波数を変化する他の方法を用いることもで
きるし、電極の周期性を変えることと組み合わせること
もできる。
【0021】第1及び第2のトランスジューサの少なく
とも一方は、他方のトランスジューサから離れた端に反
射格子を備えている。これは、トランスジューサの端か
らのSAWロスを減少し、ひいては、挿入ロスを減少す
る。トランスジューサは、スペーサ、反射格子又は音響
アブソーバによって分離されてもよい。これは、音響結
合の量を変更したり又は完全に停止することもできるよ
うにする。
【0022】トランスジューサの電極及び/又は格子反
射器は、高密度材料で作ることができ、これは、電極の
反射率を改善する。
【0023】個々のフィルタをカスケード接続して複合
フィルタを形成することができ、幾つかの又は全ての個
々のフィルタが第2の櫛形トランスジューサの第2の電
気端子を接地させることができる。
【0024】本発明によるフィルタは、表面音波の使用
に限定されるものではなく、漏洩性表面音波、表面横
波、表面及び擬似表面音波の導波モード又は他の変更も
使用できる。
【0025】フィルタをカスケード接続してバランス型
入力/出力機構を形成することもできる。これは、通信
装置におけるバランス型ミクサに特に有用なバランス型
入力及び出力を設計できるという効果を有する。
【0026】複合フィルタにおいて、トランスジューサ
又は反射格子の少なくとも1つの電極は、音響チャンネ
ルの異なる側に配置されたバスバーを電気的に接続す
る。これは、コンパクトなトポロジカルレイアウトを維
持しながらバスバーを接続する便利な方法である。
【0027】フィルタは、梯子型フィルタと同様に機能
する。通過帯域周波数レンジにおいて、入力に印加され
る電圧は、ほぼ完全に出力に転送される。というのは、
第1トランスジューサの共振において、第1トランスジ
ューサのインピーダンスが低く、従って、入力が実際上
出力に直結されるからである。しかしながら、この共振
周波数においては、第2のトランスジューサは、高いイ
ンピーダンスを有し、出力への信号の転送に著しく影響
する。第1トランスジューサからの音響エネルギーの一
部分は第2トランスジューサへ通過し、フィルタのロス
を減少する。フィルタは、チャンネル間のスペーサSを
ほぼ1SAW波長にできるので、横方向(ほぼ2倍小さ
い)及び長手方向において小さなサイズを有する。
【0028】本発明によるフィルタは、CRF及びIE
Fの両方の幾つかの特徴を組み合わせている。本発明の
実施形態によれば、トランスジューサの電気的及び音響
の両方の結合が使用される。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照し、本発明
の実施形態を一例として説明する。図5は、2つの櫛形
トランスジューサ202及び204が同じ音響チャンネ
ル206に配置されて音響的に相互作用する本発明の実
施形態を示している。トランスジューサのアパーチャは
等しくできるが、必ずしもそうでなくてもよい。トラン
スジューサは、バスバー208によって電気的に接続さ
れる。第1のトランスジューサ202は、フィルタの第
1及び第2の端子t1及びt2に接続され、第2のトラ
ンスジューサ204は、フィルタの第2の端子t2に接
続されると共に、接地することのできる第3の端子t3
にも接続される。第1及び第2のトランスジューサ20
2、204は、各々異なる共振周波数fR,s 及びfR,p
を有し、これらは例えば電極構造体の異なる周期p1及
びp2を使用することにより達成できる。図6は、入力
と出力が交換された以外は同じフィルタを示している。
【0030】図7及び8は、図5及び6に示すフィルタ
の回路図である。
【0031】高周波信号のソースが図5ないし8に示す
フィルタの入力に接続されそしてその出力に負荷が接続
されたときには、両トランスジューサ202及び204
に表面音波(SAW)が発生される。図9に示すよう
に、共振周波数fR,s においては、第1のトランスジュ
ーサ202のアドミッタンス/インピーダンスが高/低
であり、従って、入力に印加される電圧の僅かな部分だ
けがトランスジューサの端子に現れる。入力電圧の主た
る部分は、負荷へ送られると共に、負荷に並列に接続さ
れた第2のトランスジューサ204にも接続される。第
2のトランスジューサは、共振周波数fR,s において反
共振周波数faR,Pを有し、faR,P≒fR,sとなるように
される。従って、トランスジューサ204に流れる電流
は非常に小さく、入力からの電流は実質的に完全に負荷
に接続される。従って、入力信号のエネルギーの主たる
部分が負荷に転送され、これは、共振周波数fRsに対応
する通過帯域において挿入ロスが低いことを意味する。
それより高い周波数においては、第1のトランスジュー
サの反共振faR,Sが生じ、第1のトランスジューサ20
2には実質的に電流が流れない。これは、通過帯域の右
側即ち高い方の周波数を制限するノッチを形成する。第
2トランスジューサ204の共振周波数fR,Pは、f
R,S より低い周波数において生じ、フィルタ特性に左側
即ち低い周波数のノッチを形成する。このように、通過
帯域特性が形成される。停止帯域においては、入力電圧
がトランスジューサ202、204の静キャパシタンス
間に分担され、出力信号は、静キャパシタンスの比で決
定されたレベルに減衰される。
【0032】典型的に、特に梯子型フィルタにおけるト
ランスジューサは、異なる(殆どの場合に並列の)音響
チャンネルに配置され、これは、フィルタの物理的なサ
イズを大きなものにする。本発明によれば、少なくとも
2つのトランスジューサが同じ音響チャンネルに配置さ
れる。これはフィルタの巾をほぼ1/2に減少する。
又、2つのトランスジューサを互いに接近して配置する
ことによりフィルタの長さも減少される。図5及び6に
示す特定のケースにおいては、各トランスジューサ間に
ほぼ1つの音響波長という非常に小さな間隔があり、1
つのトランスジューサの電極構造体を別のトランスジュ
ーサによって連続的に延長することができる。
【0033】図25、26は、図5に示すフィルタの性
能を、トランスジューサ202、204間に音響相互作
用がある場合とない場合について示している。フィルタ
は、64−LiNbO3 の基板を有し、各トランスジュ
ーサは、300個の電極と、周期p1=2.4μm、p
2=2.52μm及び約10波長のアパーチャとを有し
ている。音響相互作用がない場合のフィルタ特性が曲線
1401で示されており、そして音響相互作用がある場
合が曲線1402で示されている。図28の詳細である
図26から明らかなように、音響相互作用は、停止帯域
の性能にほとんど影響を与えず、挿入ロスを若干改善す
るだけである。
【0034】図27、28は、上記と同じ形式の4つの
カスケード接続された区分を含むフィルタの特性を示し
ている。音響相互作用がない場合のフィルタ特性が曲線
1501で示されており、そして音響相互作用がある場
合が曲線1502で示されている。同じ振る舞いが観察
され、即ち図27の詳細である図28に示されたよう
に、音響相互接続がない場合に比して、性能は停止帯域
において同一でありそして通過帯域において若干良好で
ある(0.2dBの改善)。前記したように、破線は、
音響相互作用をもつ応答を示し、実線は、音響相互作用
をもたない状態を示す。
【0035】図5ないし8に示したものよりも複雑な構
造体であって、フィルタの設計の融通性を改善するため
に反射格子、2つ以上のトランスジューサ及び大きなス
ペーサを含む構造体を導出することができる。図10な
いし14は、幾つかの考えられる設計を示しているが、
当業者には更に多くの可能性が明らかであろう。
【0036】図10は、2つの第2のトランスジューサ
204間に実質的に対称的に配置された第1トランスジ
ューサ202を示している。第2のトランスジューサの
電気出力端子は接地される。図11においては、図10
の逆の実施形態が示されている。図12は、トランスジ
ューサ202及び204の外端に反射格子210が配置
されたフィルタの実施形態を示している。反射格子は、
トランスジューサ202及び204の端からのSAWエ
ネルギーのSAWロスを禁止し、従って、フィルタの挿
入ロスが減少される。図13において、中央の反射格子
210は、2つのトランスジューサ202と204との
間の音響結合を禁止するように働く。音響結合が禁止さ
れる量は、格子の反射率を増加又は減少し、例えば、電
極の数又は格子の個々の電極の反射率を増加又は減少す
ることにより変更することができる。従って、音響結合
の量を制御することができる。図14において、音響ア
ブソーバ214が2つの隣接する同一直線上のトランス
ジューサ204と212との間に配置され、それらを互
いに実質的に音響的に分離する。
【0037】典型的に、SAWフィルタは、それらが通
常配置されるパッケージのピンにワイヤにより接続さ
れ、そしてあるインダクタンスがボンディングワイヤの
長さに基づいてフィルタの端子に直列に導入される。こ
れらのインダクタンスは、挿入ロス及びフィルタの通過
帯域の増加に関する限り有用である。というのは、フィ
ルタの整合を助けると共に、インピーダンス素子のイン
ピーダンスを便利に変更できるからである。図15は、
インダクタンス216がフィルタの端子の少なくとも1
つと直列に接続される場合を概略的に示している。ボン
ディングワイヤのインダクタンスの値が充分でない場合
には、集中インダクタンスに置き換えることもできるし
又は基板又はパッケージに配置されたインダクタンスに
置き換えることもできる。このようなインダクタンスの
組合せも使用できる。
【0038】既に述べたように、受け入れられる停止帯
域の抑制レベルを達成するために、個々のフィルタを異
なる仕方で接続することができる。1つの方法は、図1
6に概略的に示すように、それらを、共通の接地として
使用する端子の1つと一緒に端にカスケード接続するこ
とである。4つのフィルタを一緒にカスケード接続した
この場合の周波数応答が図27、28に示されている。
【0039】フィルタは、図17に示すように異なる方
法でカスケード接続して、バランス型入力/出力のため
のネットワークを形成することができる。このような区
分も所望の特性を得るようにカスケード接続することが
できる。
【0040】図5及び6に示されたフィルタのカスケー
ド接続は、各トランスジューサ202、204の間の共
通のバスバーを用いて行うことができる。3及び4区分
フィルタに対するこのようなレイアウトの例が図19及
び20に概略的に示されている。図20は、入力及び出
力が非対称的に配置されて、それらの間の距離を増加す
ると共に、直接的な電磁フィードスルーを減少する場合
を示している。図21は、図5に示された形式の簡単な
カスケード接続フィルタを示している。
【0041】図22ないし23は、2つのフィルタ区分
をカスケード接続するためのコンパクトなレイアウトを
有する別の実施形態を示しており、トランスジューサ2
04の電極207は、音響チャンネル206の異なる側
に配置されたバスバーの電気的接続に使用される。任意
であるが、複数の電極又は反射格子の電極を用いて、音
響チャンネルの両側でバスバーを電気的に接続すること
ができる。
【0042】図23は、図22に示した実施形態に対応
する等価集中素子回路である。
【0043】殆どの場合、フィルタは整合を必要としな
い。しかしながら、ある場合には、フィルタの通過帯域
を増加し及び/又はロスを減少するために整合を使用す
ることができる。フィルタの通過帯域は、基板のΔV/
Vによって実質的に決定されそして特にクオーツのよう
な弱い圧電材料に対して制限される。このような場合
に、フィルタの通過帯域の帯域巾を増加するためには、
フィルタのカスケード接続された区分及び/又は入力/
出力の間に直列又は並列のインダクタンス(又は一般的
には整合回路)を導入するのが有用である。このような
実施形態が図24に示されている。
【0044】上記説明に鑑み、当業者であれば、本発明
の範囲内で種々の変更がなされ得ることが明らかであろ
う。例えば、音響ポートは、インラインである必要がな
く、オフセットであってもよい。
【0045】以上、添付図面を参照して本発明を詳細に
説明したが、本発明は、これに限定されるものではな
く、本発明は、特許請求の範囲のみによって限定される
ものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の結合された共振器フィルタ及び梯子型イ
ンピーダンス素子フィルタを示す図である。
【図2】従来の結合された共振器フィルタ及び梯子型イ
ンピーダンス素子フィルタを示す図である。
【図3】従来の1ポート共振器を示す図である。
【図4】「セルラー無線システムに使用される800M
Hzポータブル電話のための小型SAWアンテナデュー
プレクサ(Miniature SAW Antenna Duplexer for 800MHz
Portable Telephone Used in Cellular Radio Syste
m)」に記載された構造の等価回路図である。
【図5】本発明による第1の実施形態を示す図である。
【図6】本発明による第2の実施形態を示す図である。
【図7】図5に示す実施形態の回路図である。
【図8】図6に示す実施形態の回路図である。
【図9】図5及び6に示された装置のインピーダンス対
周波数及び挿入ロス対周波数を示す図である。
【図10】3つのトランスジューサを備えたフィルタの
第3の実施形態を示す図である。
【図11】3つのトランスジューサを備えたフィルタの
第4の実施形態を示す図である。
【図12】図5ないし8の第1及び第2の実施形態と同
様であるが、トランスジューサの外端に付加的な反射器
を有する第5の実施形態を示す図である。
【図13】トランスジューサ間に配置された反射ゲート
を有するフィルタの図である。
【図14】音響アブソーバにより分離された2つのトラ
ンスジューサを有するフィルタを示す図である。
【図15】トランスジューサの端子の1つがインダクタ
ンスと直列に接続されたフィルタを示す図である。
【図16】カスケード接続されたフィルタの回路図であ
る。
【図17】バランス型ネットワークの実施形態を示す回
路図である。
【図18】バランス型ネットワークの第2の実施形態を
示す回路図である。
【図19】トランスジューサを隣接区分に電気的に接続
するための共通のバスバーを有する3区分フィルタを示
す図である。
【図20】トランスジューサを隣接区分に電気的に接続
するための共通のバスバーを有する4区分フィルタを示
す図である。
【図21】図5ないし8に示すフィルタより成るカスケ
ードフィルタを示す図である。
【図22】本発明の更に別の実施形態を示す図である。
【図23】本発明の更に別の実施形態を示す図である。
【図24】各区分間の整合回路を有する2区分フィルタ
を示す図である。
【図25】図5に示す本発明の第1の実施形態の周波数
特性を示す図である。
【図26】図5に示す本発明の第1の実施形態の周波数
特性を示す図である。
【図27】図25の結果を達成するのに用いるものと実
質的に同一の4つの区分より成るフィルタの周波数特性
を示す図である。
【図28】図26の結果を達成するのに用いるものと実
質的に同一の4つの区分より成るフィルタの周波数特性
を示す図である。
【符号の説明】
202、204 櫛形トランスジューサ 206 音響チャンネル 207 電極 208 バスバー 214 音響アブソーバ 216 インダクタンス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 セルギュエ エヌ コンドラティエ スイス ツェーハー2000 ヌーシャテール リュー ド ラ コート 64

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の共振周波数を有する第1の櫛形ト
    ランスジューサと、第2の共振周波数を有する第2の櫛
    形トランスジューサとを備え、第1の櫛形トランスジュ
    ーサの音響ポートが第2の櫛形トランスジューサの音響
    ポートに直面して配置された表面音波フィルタであっ
    て、第1の櫛形トランスジューサの第1の電気端子が第
    2の櫛形トランスジューサの第1の電気端子に電気的に
    接続されたことを特徴とする表面音波フィルタ。
  2. 【請求項2】 第1の櫛形トランスジューサの音響ポー
    トは、第2の櫛形トランスジューサの音響ポートと実質
    的に同一平面である請求項1に記載の表面音波フィル
    タ。
  3. 【請求項3】 第1の共振周波数は、第2の櫛形トラン
    スジューサの反共振周波数に実質的に対応する請求項1
    又は2に記載の表面音波フィルタ。
  4. 【請求項4】 第1の櫛形トランスジューサの反共振周
    波数は、第1の共振周波数よりも高い周波数にあり、そ
    して第2の共振周波数は、第1の共振周波数よりも低い
    周波数にある請求項3に記載の表面音波フィルタ。
  5. 【請求項5】 第1の共振周波数は、フィルタを支持す
    る基板のほぼΔV/Vパラメータの量だけ第2の共振周
    波数から分離される請求項1ないし4のいずれかに記載
    の表面音波フィルタ。
  6. 【請求項6】 第1の櫛形トランスジューサの第1の電
    気端子及び第2の櫛形トランスジューサの第1の電気端
    子は、共通のバスバーを経て電気的に接続される請求項
    1ないし5のいずれかに記載の表面音波フィルタ。
  7. 【請求項7】 第1の櫛形トランスジューサの第1及び
    第2の電気端子は、表面音波フィルタの入力又は出力を
    各々形成する請求項1ないし6のいずれかに記載の表面
    音波フィルタ。
  8. 【請求項8】 第2の櫛形トランスジューサの第2の電
    気端子は接地される請求項1ないし7のいずれかに記載
    の表面音波。
  9. 【請求項9】 第1の櫛形トランスジューサは、第1の
    共振周波数を形成するための第1の周期性を有する電極
    を備え、そして第2の櫛形トランスジューサは、第2の
    共振周波数を形成するための第2の周期性を有する電極
    を備えている請求項1ないし8のいずれかに記載の表面
    音波フィルタ。
  10. 【請求項10】 第1及び第2のトランスジューサの少
    なくとも一方は、その他方のトランスジューサから離れ
    た端に反射格子を備えている請求項1ないし9のいずれ
    かに記載の表面音波フィルタ。
  11. 【請求項11】 第1及び第2のトランスジューサは、
    スペーサにより分離される請求項1ないし10のいずれ
    かに記載の表面音波フィルタ。
  12. 【請求項12】 第1及び第2のトランスジューサは、
    反射格子により分離される請求項1ないし11のいずれ
    かに記載の表面音波フィルタ。
  13. 【請求項13】 第1及び第2のトランスジューサは、
    音響アブソーバによって分離される請求項1ないし12
    のいずれかに記載の表面音波フィルタ。
  14. 【請求項14】 トランスジューサの電極及び/又は反
    射器は、高密度の金属で作られる請求項1ないし13の
    いずれかに記載の表面音波フィルタ。
  15. 【請求項15】 共通のバスバーは、トランスジューサ
    の電極とは異なる厚みの金属である請求項1ないし14
    のいずれかに記載の表面音波フィルタ。
  16. 【請求項16】 トランスジューサの電気端子の少なく
    とも1つは、インダクタンスと直列に接続される請求項
    1ないし15のいずれかに記載の表面音波フィルタ。
  17. 【請求項17】 第2の櫛形トランスジューサの第2の
    電気端子は接地される請求項1ないし16のいずれかに
    記載の直列カスケード接続フィルタより成るフィルタ。
  18. 【請求項18】 漏洩性表面音波、表面横波、表面及び
    擬似表面音波の導波モード又はたの変更を使用する請求
    項1ないし17のいずれかに記載の表面音波フィルタ。
  19. 【請求項19】 バランス型入力及び出力を形成する請
    求項1ないし6のいずれかに記載の2つの結合された表
    面音波フィルタより成るフィルタ。
  20. 【請求項20】 トランスジューサの少なくとも1つの
    電極又は反射格子は音響チャンネルの異なる側に配置さ
    れたバスバーを電気的に接続する請求項17又は19に
    記載のフィルタ。
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