JPH08241142A - 電子計算機 - Google Patents

電子計算機

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JPH08241142A
JPH08241142A JP7042729A JP4272995A JPH08241142A JP H08241142 A JPH08241142 A JP H08241142A JP 7042729 A JP7042729 A JP 7042729A JP 4272995 A JP4272995 A JP 4272995A JP H08241142 A JPH08241142 A JP H08241142A
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JP
Japan
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computer
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JP7042729A
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Inventor
Tatsuo Matsumoto
竜男 松本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明に係る電子計算機は、複数の使用者が
1台の電子計算機を共用する場合にあっても、個人別に
レジューム停止機能を使用することが可能としている。 【構成】 本発明に係る電子計算機は、記憶装置23−
1〜23−n,22−1〜22−nを着脱自在に保持す
るための着脱部12,21と、計算機内に備えられ、揮
発性領域を有し、プログラムおよびデータが格納される
計算機内記憶装置2と、レジューム停止の際に、前記計
算機内記憶装置2の揮発性領域に記憶されているプログ
ラムおよびデータを前記着脱部12,21を介して接続
されている記憶装置23−1〜23−n,22−1〜2
2−nに退避させる退避手段13と、レジューム停止か
らの起動の際に、前記着脱部12,21を介して接続さ
れている記憶装置23−1〜23−n,22−1〜22
−nに退避させられたプログラムおよびデータを、前記
計算機内記憶装置2にロードして停止時の状態に復旧さ
せる復旧手段14とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、所謂レジューム停止
機能を備えて構成されたワークステーション、パーソナ
ルコンピュータ、ワードプロセッサ、その他の電子計算
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータシステムにおいて
は、停止後に再度起動し素早く元の状態から処理を行う
ことが可能なように、レジューム機能が備えられてい
る。このレジューム機能としては、主記憶装置の容量が
少ないものでは、システムの停止後もバッテリにより主
記憶装置及びその他の揮発性記憶装置のデータの揮発を
防ぐ手法が知られている。しかしながら、近年のソフト
ウエアの大容量化等により、ワードプロセッサやパーソ
ナルコンピュータにおいても、主記憶装置の容量が大き
くなってきている。この様な大容量の主記憶装置を有す
る装置においては、装置の停止時に主記憶装置のデータ
を磁気ディスク装置等の補助記憶装置に退避させ、再度
の起動時に上記補助記憶に退避させられたデータを再び
主記憶装置の同一領域に読み出して、前記停止時と同一
状態を再現するようになっている。
【0003】一方、ワードプロセッサやパーソナルコン
ピュータの使用環境を考えると、1使用者に1台という
環境になりつつあるが、まだ、1台を複数の使用者で共
用する場合も多く、特に高機能なワークステーション等
の電子計算機となると、この傾向が顕著である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、レジューム
停止機能は、1装置において1状態であり、複数の使用
者が1台の装置を共用する場合でも、ある使用者Aがレ
ジューム停止を行った場合には、使用者A以外の使用者
が次の立ち上げを行った場合でも、使用者Aが停止した
時の状態が再生される。このため、複数の使用者が1台
の電子計算機を共用する場合には、実際上、レジューム
停止機能を使用することができず不便であるという問題
点が生じていた。
【0005】本発明は上述した従来のレジューム停止機
能付き電子計算機の問題点を解決せんとしてなされたも
ので、その目的は、複数の使用者が1台の電子計算機を
共用する場合にあっても、個人別にレジューム停止機能
を使用することが可能な電子計算機を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本願の請求項1
に記載の電子計算機は、記憶装置を着脱自在に保持する
ための着脱部と、計算機内に備えられ、揮発性領域を有
し、プログラムおよびデータが格納される計算機内記憶
装置と、レジューム停止の際に、前記計算機内記憶装置
の揮発性領域に記憶されているプログラムおよびデータ
を前記着脱部を介して接続されている記憶装置に退避さ
せる退避手段と、レジューム停止からの起動の際に、前
記着脱部を介して接続されている記憶装置に退避させら
れたプログラムおよびデータを、前記計算機内記憶装置
にロードして停止時の状態に復旧させる復旧手段とを具
備することを特徴とする。
【0007】本願の請求項2に記載の電子計算機では、
着脱部を介して接続される記憶装置が、カード型増設メ
モリであることを特徴とする。
【0008】本願の請求項3に記載の電子計算機では、
着脱部を介して接続される記憶装置が、パック型ディス
ク装置であることを特徴とする。
【0009】本願の請求項4に記載の電子計算機では、
2箇所に着脱部が設けられ、一方の着脱部を介してカー
ド型増設メモリが接続され、他方の着脱部を介してパッ
ク型ディスク装置が接続されることを特徴とする。
【0010】本願の請求項5に記載の電子計算機は、不
揮発性の記憶装置と、計算機内に備えられ、揮発性領域
を有し、プログラムおよびデータが格納される計算機内
記憶装置と、前記不揮発性の記憶装置を複数の退避領域
に分割して管理すると共に、レジューム停止の際に、指
示に応じて前記複数の退避領域の区分された1つを選択
し、前記計算機内記憶装置の揮発性領域に記憶されてい
るプログラムおよびデータを前記不揮発性の記憶装置に
退避させる退避手段と、前記不揮発性の記憶装置を複数
の退避領域に分割して管理し、レジューム停止からの起
動の際に、指示に応じて前記複数の退避領域の区分され
た1つを選択し、当該領域に退避させられているプログ
ラムおよびデータを、前記計算機内記憶装置にロードし
て停止時の状態に復旧させる復旧手段とを具備すること
を特徴とする。
【0011】本願の請求項6に記載の電子計算機では、
使用者の識別情報を入力するための入力手段が備えら
れ、退避手段及び復旧手段は、前記入力手段から入力さ
れる識別情報に基づく指示に応じて前記複数の退避領域
の区分された1つを選択することを特徴とする。
【0012】
【作用】本願の請求項1に記載の電子計算機は、以上の
通りに構成されるので、レジューム停止の際には、計算
機内記憶装置の揮発性領域に記憶されているプログラム
およびデータが、着脱部を介して接続されている記憶装
置に退避させられ、また、レジューム停止からの起動の
際には、前記着脱部を介して接続されている記憶装置に
退避させられたプログラムおよびデータが、前記計算機
内記憶装置にロードされ、レジューム停止時の状態に復
旧させるように働き、着脱される記憶装置毎で、データ
の退避が行われ、これを用いてレジューム停止時の状態
への復旧がなされる。
【0013】本願の請求項2に記載の電子計算機は、以
上の通りに構成されるので、着脱部を介して接続される
カード型増設メモリ毎に、データの退避が行われ、これ
を用いてレジューム停止時の状態への復旧がなされる。
【0014】本願の請求項3に記載の電子計算機は、以
上の通りに構成されるので、着脱部を介して接続される
パック型ディスク装置毎に、データの退避が行われ、こ
れを用いてレジューム停止時の状態への復旧がなされ
る。
【0015】本願の請求項4に記載の電子計算機は、以
上の通りに構成されるので、2箇所の着脱部の一方を介
して接続されるカード型増設メモリと、他方を介して接
続されるパック型ディスク装置とに対し、それぞれ所要
のデータの退避が行われ、これを用いてレジューム停止
時の状態への復旧がなされる。
【0016】本願の請求項5に記載の電子計算機は、以
上の通りに構成されるので、レジューム停止の際には、
指示に応じて複数の退避領域の区分された1つを選択
し、計算機内記憶装置の揮発性領域に記憶されているプ
ログラムおよびデータが不揮発性の記憶装置に退避させ
られ、レジューム停止からの起動の際に、指示に応じて
前記複数の退避領域の区分された1つを選択し、当該領
域に退避させられているプログラムおよびデータが、前
記計算機内記憶装置にロードされ、レジューム停止時の
状態に復旧されるように働き、前記不揮発性の記憶装置
の複数の退避領域毎に、データの退避が行われ、これを
用いてレジューム停止時の状態への復旧がなされる。
【0017】本願の請求項6に記載の電子計算機は、以
上の通りに構成されるので、入力手段から入力される識
別情報に基づく指示に応じて複数の退避領域の区分され
た1つの選択がなされ、選択された領域に、データの退
避が行われ、これを用いてレジューム停止時の状態への
復旧がなされる。
【0018】
【実施例】以下添付図面を参照して本発明の実施例に係
る電子計算機を説明する。各図において同一の構成要素
には同一の番号を付して重複する説明を省略する。図1
には本発明の第1の実施例に係る電子計算機のブロック
図が示されている。この電子計算機は、装置全体を統括
制御するプロセッサ1を中心として構成され、このプロ
セッサ1には、システムバス3を介して主記憶装置2が
接続されている。この主記憶装置2はROM4とRAM
5とから構成されている。また、システムバス3には、
計算機に必要な入出力装置または記憶装置を接続するた
めに、磁気ディスク制御部6、プリンタ制御部7、キー
ボード制御部8、マウス制御部9、CRT制御部10、
回線インタフェース制御部11が接続されている。磁気
ディスク制御部6にはデータを記憶するための磁気ディ
スク装置20が接続され、プリンタ制御部7には印字を
行うためのプリンタ19が接続され、キーボード制御部
8にはデータをキー入力するためのキーボード18が接
続され、マウス制御部9にはポインティングディバイス
であるマウス17が接続され、CRT制御部10にはデ
ータを可視表示するためのCRT16が接続され、回線
インタフェース制御部11には回線を介してデータ通信
を行うための回線インタフェース15が接続されてい
る。
【0019】更に、本実施例に係る電子計算機において
は、システムバス3にカード型増設メモリ23を着脱自
在に接続するためのカード型増設メモリ着脱部12が接
続されている。カード型増設メモリ23は、データのリ
ードライトが可能であり、不揮発性な数バイトのメモリ
である。本実施例に係る電子計算機は、複数の使用者が
共用するため、各使用者はそれぞれ、カード型増設メモ
リ23−1〜23−nを有して使用する。
【0020】また、磁気ディスク制御部6には、パック
型ディスク装置22を着脱自在に接続するためのパック
型ディスク装置着脱部21が接続されている。本実施例
に係る電子計算機は、複数の使用者が共用するため、各
使用者はそれぞれ、パック型ディスク装置22−1〜2
2−nを有して使用する。24は電源部であり、各部に
電力を供給するものである。また、キーボード18等に
は電源スイッチが付設されており、この電源スイッチの
操作により、電子計算機の起動停止の指示が与えられ
る。起動の指示の場合には、電源部24が直ちに電力の
供給を開始するが、停止の指示の場合には、プロセッサ
1がレジューム停止がセットされているか否かにより、
レジューム停止の処理を行った後、又は、直ちに電源断
とされる。
【0021】プロセッサ1は、主記憶装置2に記憶され
ているプログラム及びデータに基づき退避手段13及び
復旧手段14として機能する。即ち、退避手段13とし
て、レジューム停止の際に、電子計算機内の記憶装置の
揮発性領域に記憶されているプログラムおよびデータ
を、カード型増設メモリ着脱部12を介して接続されて
いるカード型増設メモリ23に退避させ、また、パック
型磁気ディスク着脱部21を介して接続されているパッ
ク型磁気ディスク装置22に退避させる。また、復旧手
段14として、レジューム停止からの起動の際に、着脱
部12、21、を介して接続されているカード型増設メ
モリ23またはパック型磁気ディスク装置22に退避さ
せられたプログラムおよびデータを、計算機内の記憶装
置にロードして停止時の状態に復旧させる。
【0022】本実施例のカード型増設メモリ23、パッ
ク型磁気ディスク装置22は、装置の使用に際して、対
応の着脱部に装着される。そして、図2に示すように、
主記憶装置2では、ROM4とRAM5の記憶領域にカ
ード型増設メモリ23の領域連続し、その記憶領域が拡
張される。但し、カード型増設メモリ23の領域中の一
部は退避領域23Aとして定義(設定)され、また、レ
ジューム停止時の情報管理のためのテーブルの領域23
Bが用意されている。更に、パック型磁気ディスク装置
22の記憶領域の一部も退避領域とされ、同じく、レジ
ューム停止時の情報管理のためのテーブルの領域23C
が用意されている。
【0023】図3には、レジューム停止時の情報管理の
ためのテーブルの領域23B(C)の内容が示されてい
る。つまり、領域23B(C)には、レジューム停止を
行うか否かを示すためのレジューム停止フラグFと、退
避させたデータの原アドレス(主記憶装置2等における
アドレス)と当該カード型増設メモリ23、またはパッ
ク型磁気ディスク装置22のアドレスとの対応情報がセ
ットされる。この例では、主記憶(装置)の第1ページ
(P1)と当該カード型増設メモリ23、または、パッ
ク型磁気ディスク装置22の第1ページ(P1)とが対
応して記憶され、CRT制御部10内のVRAMの全デ
ータが当該カード型増設メモリ23、または、パック型
磁気ディスク装置22の第2ページ(P2)とが対応し
て記憶されていることを示す。
【0024】上述の退避手段13及び復旧手段14は、
それぞれ、図4、図5に示されるフローチャートに対応
する主記憶装置2内(ROM4)に記憶されたプログラ
ムをプロセッサ1が実行することにより実現される。そ
こで、上記フローチャートを参照して動作を説明する。
まず、起動後には、プロセッサ1は、図4に示されるよ
うに停止指示が到来するかを監視している(S41)。
この起動停止の指示入力は前述の通り電源スイッチの操
作によりなされる。停止指示を受けると、レジューム停
止フラグFを参照する(S42)。ここで、当該フラグ
Fはカード型増設メモリ23の領域23Bのテーブルに
存在する。なお、レジューム停止を行うか否かは、キー
ボード18等から使用者が設定でき、デフォルト値とし
てはレジューム停止を行うこと(フラグセット)が設定
されている。そして、プロセッサ1はレジューム停止フ
ラグFがセットされているか否かを判定する(S4
3)。この判定の結果、レジューム停止フラグFがセッ
トされていなければ、プロセッサ1は電源部24に指示
を与えて電源を断とする(S46)。
【0025】一方、ステップS43における判定の結
果、レジューム停止フラグFがセット状態にあれば、退
避処理を実行する(S44)。即ち、主記憶装置2のデ
ータ中、RAM5のデータ、CRT制御部10のVRA
Mのデータ等、装置の現状を再現するためのデータであ
って、揮発性の記憶装置に記憶されているデータは全て
カード型増設メモリ23の退避領域23Aに、更に、領
域が不足するとパック型磁気ディスク装置22の退避領
域に記憶し、かつ、図3の領域23B(C)のテーブル
を作成する。全てのデータの退避を確認し(S45)、
退避させるべき残りのデータがないときには、プロセッ
サ1は電源部24に指示を与えて電源を断とする(S4
6)。使用者は電源停止後、カード型増設メモリ23、
パック型磁気ディスク装置22を対応の着脱部12、2
1から取り外し保管する。
【0026】また、電源スイッチの操作により電源が投
入されると、プロセッサ1は電力の供給を受け、図5の
フローチャートのプログラムを起動する。使用者は電源
投入に先立って、カード型増設メモリ23、パック型磁
気ディスク装置22を対応の着脱部にセットする。プロ
セッサ1は、カード型増設メモリ23またはパック型磁
気ディスク装置22のレジューム停止フラグFを参照し
(S51)、当該フラグFがセットされているか否かを
判定する(S52)。ここで、フラグFがセットされて
いなければ、通常起動を行う(S55)。つまり、ログ
イン画面等の初期画面をCRT16に表示させ、使用者
からの入力を待つ。
【0027】上記に対し、レジューム停止フラグFがセ
ットされていた場合には、カード型増設メモリ23、パ
ック型磁気ディスク装置22に退避させられているデー
タを図3に示した領域23B(C)のテーブルを参照し
て元の記憶装置(RAM5、VRAM等)に、元通りの
アドレスに復旧させる(S53)。全てのデータのロー
ドを確認し(S54)、ロードさせるべき残りのデータ
がないときには、プロセッサ1は復旧した状態からの処
理へリターンする。斯して、本実施例によれば、使用者
がそれぞれ独自のカード型増設メモリ23−1〜23−
n、パック型磁気ディスク装置22−1〜22−nを持
ち、これをセットして電子計算機を使うことにより、そ
れぞれの使用者毎に、レジューム停止時の状態に復旧さ
せるために必要なデータを保持し、原状態からの操作が
可能となり極めて便利である。
【0028】なお、上記の実施例においては、使用者が
それぞれ独自のカード型増設メモリ23−1〜23−
n、パック型磁気ディスク装置22−1〜22−nを持
つこととしたが、一般には、記憶容量にもよるが、少な
くとも一方を持っていれば、使用者毎にレジューム停止
を行い、更に、復旧して原状態からの操作が可能であ
る。なお、カード型増設メモリ23、パック型磁気ディ
スク装置22のいずれもセットされていない場合には、
レジューム停止または復旧は行わない。
【0029】図6には、本発明の第2の実施例に係る電
子計算機のブロック図が示されている。この電子計算機
の構成は、基本的に第1の実施例と等しい。本実施例に
係る電子計算機では、システムバス3にカードリーダ制
御部25が接続され、これにカードリーダ26が接続さ
れる。カードリーダ26によりID(磁気)カード27
に記憶されている使用者毎の識別情報(ID)を読み取
ることができる。また、磁気ディスク装置20Aの情報
退避領域30は、図に示されるように、各使用者毎のデ
ータを退避させる個別領域に区分されている。
【0030】そして、図7に示されるように、主記憶装
置2のRAM5には、カードリーダ26により読み取っ
たID(磁気)カード27に記憶されている使用者毎の
識別情報(ID)を記憶する領域A1と、レジューム停
止フラグFの領域A2とが設けられている。一方、磁気
ディスク装置20Aの情報退避領域30の区分された個
別領域には、使用者毎の識別情報(ID)が予め記憶さ
れている領域A3と、レジューム停止フラグFの領域A
4とが設けられている。また、図3に示したテーブルか
らレジューム停止フラグFを除いた情報のテーブルの記
憶領域A5が設けられている。
【0031】図6の実施例の退避手段13A及び復旧手
段14Aは、それぞれ、図8、図9に示されるフローチ
ャートに対応する主記憶装置2内(ROM4)に記憶さ
れたプログラムをプロセッサ1が実行することにより実
現される。そこで、上記フローチャートを参照して動作
を説明する。まず、起動後には、プロセッサ1は、図8
に示されるように停止指示が到来するかを監視している
(S61)。この起動停止の指示入力は前述の通り電源
スイッチの操作によりなされる。停止指示を受けると、
RAM5の領域A2のレジューム停止フラグFを参照す
る(S62)。レジューム停止を行うか否かは、使用者
が設定でき、デフォルト値としてはレジューム停止を行
うこと(フラグセット)が設定されている。そして、プ
ロセッサ1は領域A2のレジューム停止フラグFがセッ
トされているか否かを判定する(S63)。この判定の
結果、レジューム停止フラグFがセットされていなけれ
ば、プロセッサ1は電源部24に指示を与えて電源を断
とする(S67)。
【0032】一方、ステップS63における判定の結
果、レジューム停止フラグがセット状態にあれば、RA
M5の領域A1から識別情報を取り込む(S64)。こ
こに、識別情報はカードリーダ26により得るもので、
使用者が電子計算機の起動後にIDカード27を読み込
ませることにより、プロセッサ1がこれを得て領域A1
に書き込むものである。上記識別情報を取り込んだ後
に、プロセッサ1は磁気ディスク装置20Aの情報退避
領域30の区分された各個別領域の領域A3をサーチし
て当該識別情報の該当領域を得て、退避処理を実行する
(S65)。即ち、主記憶装置2のデータ中、RAM5
のデータ、CRT制御部10のVRAMのデータ等、装
置の現状を再現するためのデータであって、揮発性の記
憶装置に記憶されているデータは全て上記磁気ディスク
装置20Aの退避領域に記憶し、かつ、図3相当のテー
ブルを領域A4に作成すると共に領域A4にRAM5の
領域A1のフラグFをコピーする。全てのデータの退避
を確認し(S66)、退避させるべき残りのデータがな
いときには、プロセッサ1は電源部24に指示を与えて
電源を断とする(S67)。これにより、磁気ディスク
装置20Aの退避領域に必要なデータが全て退避させら
れたことになる。
【0033】また、電源スイッチの操作により電源が投
入されると、プロセッサ1は電力の供給を受け、図9の
フローチャートのプログラムを起動する。つまり、識別
情報の入力を促すアナウンス表示をCRT16において
行うようにする(S71)。例えば、プロセッサ1はR
OM4に用意してある「IDカード」を読み込ませて下
さい。」等の表示データをCRT制御部10に与え該当
の表示をCRT16において行わせる。そして、プロセ
ッサ1はIDの入力を監視し(S72)、入力がある
と、これを領域A1にセットすると共に、磁気ディスク
装置20Aの情報退避領域30の区分された各個別領域
の領域A3をサーチして該当領域を得て、領域A4のレ
ジューム停止フラグFを参照し(S73)、セット状態
か否かを検出する(S74)。ここで、フラグFがセッ
トされていなければ、通常起動を行う(S78)。つま
り、ログイン画面等の初期画面をCRT16に表示さ
せ、使用者からの入力を待つ。
【0034】上記に対し、レジューム停止フラグFがセ
ットされていた場合には、磁気ディスク装置20Aの情
報退避領域30の区分された該当の個別領域に退避され
たデータを読み出し(S75)、領域A5のテーブルを
参照して元の記憶装置(RAM5、VRAM等)に、元
通りのアドレスに復旧させる(S76)。全てのデータ
のロードを確認し(S77)、ロードさせるべき残りの
データがないときには、プロセッサ1は復旧した状態か
らの処理へリターンする。斯して、本実施例によれば、
磁気ディスク装置20Aの情報退避領域30が、使用者
がそれぞれ独自のレジューム停止時の状態に復旧させる
ために必要なデータを保持する個別領域に区分されてい
るため、各自の該当データを該当個別領域に退避して電
子計算機を使うことにより、それぞれの使用者毎に、レ
ジューム停止時の状態に復旧させるために必要なデータ
を保持すること、原状態への復旧及び、復旧した原状態
からの操作が可能となり極めて便利である。
【0035】なお、本実施例では、カードリーダ26を
用いたが、使用者の識別情報を入力する入力であれば良
く、キーボード18は勿論、音声や文字読み取りによる
装置に到るまで、様々に変更可能である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本願の請求項1の発
明によれば、レジューム停止の際には、着脱される記憶
装置毎で、データの退避が行われ、また、レジューム停
止からの起動の際には、これを用いてレジューム停止時
の状態への復旧がなされるので、着脱される記憶装置を
使用者毎に持たせることにより、1台の電子計算機を複
数の使用者で共用する場合にも、個人毎にレジューム停
止時の状態に復旧させ、処理を継続でき便利である。
【0037】以上説明したように本願の請求項2の発明
によれば、着脱部を介して接続されるカード型増設メモ
リを使用者毎に持たせることにより、個人毎にレジュー
ム停止時の状態に復旧させ、処理を継続でき便利であ
る。
【0038】以上説明したように本願の請求項3の発明
によれば、着脱部を介して接続されるパック型ディスク
装置を使用者毎に持たせることにより、個人毎にレジュ
ーム停止時の状態に復旧させ、処理を継続でき便利であ
る。
【0039】以上説明したように本願の請求項4の発明
によれば、2箇所の着脱部の一方を介して接続されるカ
ード型増設メモリと、他方を介して接続されるパック型
ディスク装置を使用者毎に持たせることにより、個人毎
にレジューム停止時の状態に復旧させ、処理を継続でき
便利である。
【0040】以上説明したように本願の請求項5の発明
によれば、不揮発性の記憶装置の退避領域の区分された
領域毎に、データの退避が行われ、これを用いてレジュ
ーム停止時の状態への復旧がなされるので、個人毎にレ
ジューム停止時の状態に復旧させ、処理を継続でき便利
である。
【0041】以上説明したように本願の請求項6の発明
によれば、入力手段から入力される識別情報に基づく指
示に応じて複数の退避領域の区分された1つの選択がな
され、選択された領域に、データの退避が行われ、これ
を用いてレジューム停止時の状態への復旧がなされるの
で、個人毎にレジューム停止時の状態に復旧させ、処理
を継続でき便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る計算機システムの
構成図。
【図2】本発明の第1の実施例に係る計算機システムの
記憶装置の記憶領域構成図。
【図3】本発明の実施例に係る計算機システムにおいて
用いるテーブルを示す図。
【図4】本発明の第1の実施例に係る計算機システムの
動作を示すフローチャート。
【図5】本発明の第1の実施例に係る計算機システムの
動作を示すフローチャート。
【図6】本発明の第2の実施例に係る計算機システムの
構成図。
【図7】本発明の第2の実施例に係る計算機システムの
記憶装置の記憶領域構成図。
【図8】本発明の第2の実施例に係る計算機システムの
動作を示すフローチャート。
【図9】本発明の第2の実施例に係る計算機システムの
動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 プロセッサ 2 主記憶装
置 3 システムバス 4 ROM 5 RAM 6 磁気ディ
スク制御部 7 プリンタ制御部 8 キーボー
ド制御部 9 マウス制御部 10 CRT
制御部 11 回線インタフェース 12 カード
型増設メモリ着脱部 13、13A 退避手段 14、14A
復旧手段 15 回線インタフェース 16 CRT 17 マウス 18 キーボ
ード 19 プリンタ 20、20A
磁気ディスク装置 21 パック型磁気ディスク装置着脱部 22−1〜22−n パック型磁気ディスク装置 23−1〜23−n カード型増設メモリ 24 電源部 25 カード
リーダ制御部 26 カードリーダ 27−1〜2
7−n IDカード

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶装置を着脱自在に保持するための着
    脱部と、 計算機内に備えられ、揮発性領域を有し、プログラムお
    よびデータが格納される計算機内記憶装置と、 レジューム停止の際に、前記計算機内記憶装置の揮発性
    領域に記憶されているプログラムおよびデータを前記着
    脱部を介して接続されている記憶装置に退避させる退避
    手段と、 レジューム停止からの起動の際に、前記着脱部を介して
    接続されている記憶装置に退避させられたプログラムお
    よびデータを、前記計算機内記憶装置にロードして停止
    時の状態に復旧させる復旧手段とを具備する電子計算
    機。
  2. 【請求項2】 着脱部を介して接続される記憶装置は、
    カード型増設メモリであることを特徴とする請求項1記
    載の電子計算機。
  3. 【請求項3】 着脱部を介して接続される記憶装置は、
    パック型ディスク装置であることを特徴とする請求項1
    記載の電子計算機。
  4. 【請求項4】 2箇所に着脱部が設けられ、一方の着脱
    部を介してカード型増設メモリが接続され、他方の着脱
    部を介してパック型ディスク装置が接続されることを特
    徴とする請求項1記載の電子計算機。
  5. 【請求項5】 不揮発性の記憶装置と、 計算機内に備えられ、揮発性領域を有し、プログラムお
    よびデータが格納される計算機内記憶装置と、 前記不揮発性の記憶装置を複数の退避領域に分割して管
    理すると共に、レジューム停止の際に、指示に応じて前
    記複数の退避領域の区分された1つを選択し、前記計算
    機内記憶装置の揮発性領域に記憶されているプログラム
    およびデータを前記不揮発性の記憶装置に退避させる退
    避手段と、 前記不揮発性の記憶装置を複数の退避領域に分割して管
    理し、レジューム停止からの起動の際に、指示に応じて
    前記複数の退避領域の区分された1つを選択し、当該領
    域に退避させられているプログラムおよびデータを、前
    記計算機内記憶装置にロードして停止時の状態に復旧さ
    せる復旧手段とを具備することを特徴とする電子計算
    機。
  6. 【請求項6】 使用者の識別情報を入力するための入力
    手段が備えられ、 退避手段及び復旧手段は、前記入力手段から入力される
    識別情報に基づく指示に応じて前記複数の退避領域の区
    分された1つを選択することを特徴とする請求項5記載
    の電子計算機。
JP7042729A 1995-03-02 1995-03-02 電子計算機 Withdrawn JPH08241142A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001037066A1 (fr) * 1999-11-16 2001-05-25 Fujitsu Limited Processeur d'informations et support lisible par ordinateur

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001037066A1 (fr) * 1999-11-16 2001-05-25 Fujitsu Limited Processeur d'informations et support lisible par ordinateur
US6851012B2 (en) 1999-11-16 2005-02-01 Fujitsu Limited Information processing system, information processing method and readable-by-computer recording medium

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