JPH08240271A - ダストカバー - Google Patents
ダストカバーInfo
- Publication number
- JPH08240271A JPH08240271A JP7044072A JP4407295A JPH08240271A JP H08240271 A JPH08240271 A JP H08240271A JP 7044072 A JP7044072 A JP 7044072A JP 4407295 A JP4407295 A JP 4407295A JP H08240271 A JPH08240271 A JP H08240271A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dust cover
- tie rod
- seal
- ball stud
- recess
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C11/00—Pivots; Pivotal connections
- F16C11/04—Pivotal connections
- F16C11/06—Ball-joints; Other joints having more than one degree of angular freedom, i.e. universal joints
- F16C11/0666—Sealing means between the socket and the inner member shaft
- F16C11/0671—Sealing means between the socket and the inner member shaft allowing operative relative movement of joint parts due to flexing of the sealing means
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C11/00—Pivots; Pivotal connections
- F16C11/04—Pivotal connections
- F16C11/06—Ball-joints; Other joints having more than one degree of angular freedom, i.e. universal joints
- F16C11/0619—Ball-joints; Other joints having more than one degree of angular freedom, i.e. universal joints the female part comprising a blind socket receiving the male part
- F16C11/0623—Construction or details of the socket member
- F16C11/0628—Construction or details of the socket member with linings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Sealing Devices (AREA)
- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、ボールスタッドにより連結される
第１の部材と第２の部材との間にボールスタッドを囲ん
で配置されるダストカバーに関し、シールリップの磨耗
を従来より大幅に低減することを目的とする。 【構成】 ボールスタッドにより連結される第１の部材
と第２の部材との間に前記ボールスタッドを囲んで配置
され、カバー本体の前記第１の部材側に形成されるシー
ル部を、前記第１の部材に当接してなるダストカバーに
おいて、前記第１の部材に、前記カバー本体のシール部
が挿入される凹部を形成し、前記シール部の端面に前記
凹部の底面に当接する荷重受け部を形成するとともに、
前記シール部の前記荷重受け部の外側に、前記凹部の内
周面に当接するシールリップを形成して構成する。ま
た、前記第１の部材および第２の部材が、自動車のフロ
ントアクスルに配置されるタイロッドアームおよびタイ
ロッドエンドとされる。
第１の部材と第２の部材との間にボールスタッドを囲ん
で配置されるダストカバーに関し、シールリップの磨耗
を従来より大幅に低減することを目的とする。 【構成】 ボールスタッドにより連結される第１の部材
と第２の部材との間に前記ボールスタッドを囲んで配置
され、カバー本体の前記第１の部材側に形成されるシー
ル部を、前記第１の部材に当接してなるダストカバーに
おいて、前記第１の部材に、前記カバー本体のシール部
が挿入される凹部を形成し、前記シール部の端面に前記
凹部の底面に当接する荷重受け部を形成するとともに、
前記シール部の前記荷重受け部の外側に、前記凹部の内
周面に当接するシールリップを形成して構成する。ま
た、前記第１の部材および第２の部材が、自動車のフロ
ントアクスルに配置されるタイロッドアームおよびタイ
ロッドエンドとされる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ボールスタッドにより
連結される第１の部材と第２の部材との間にボールスタ
ッドを囲んで配置されるダストカバーに関する。
連結される第１の部材と第２の部材との間にボールスタ
ッドを囲んで配置されるダストカバーに関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、トラック等の自動車では、前輪
荷重を支え、かつ操向を行うために、フロントアクスル
が配置されている。図４および図５は、この種のフロン
トアクスルを示しており、アクスル本体１１の両端に、
ディスクホイール１３を支持するナックル１５が配置さ
れている。
荷重を支え、かつ操向を行うために、フロントアクスル
が配置されている。図４および図５は、この種のフロン
トアクスルを示しており、アクスル本体１１の両端に、
ディスクホイール１３を支持するナックル１５が配置さ
れている。
【０００３】このナックル１５は、ステアリングアーム
１７の回動により揺動可能とされている。ナックル１５
側には、タイロッドアーム１９の一端が連結されてお
り、タイロッドアーム１９の他端が、ボールスタッド２
１により、タイロッド２３のタイロッドエンド２５に連
結されている。
１７の回動により揺動可能とされている。ナックル１５
側には、タイロッドアーム１９の一端が連結されてお
り、タイロッドアーム１９の他端が、ボールスタッド２
１により、タイロッド２３のタイロッドエンド２５に連
結されている。
【０００４】図６は、タイロッドアーム１９のタイロッ
ドエンド２５への連結部の詳細を示すもので、タイロッ
ドエンド２５には軸受部材２７が配置され、この軸受部
材２７によりボールスタッド２１のボール部２１ａが支
持されている。タイロッドアーム１９とタイロッドエン
ド２５との間には、ボールスタッド２１を囲んで、例え
ば、ゴム、樹脂等からなるダストカバー２７が配置され
ている。
ドエンド２５への連結部の詳細を示すもので、タイロッ
ドエンド２５には軸受部材２７が配置され、この軸受部
材２７によりボールスタッド２１のボール部２１ａが支
持されている。タイロッドアーム１９とタイロッドエン
ド２５との間には、ボールスタッド２１を囲んで、例え
ば、ゴム、樹脂等からなるダストカバー２７が配置され
ている。
【０００５】このダストカバー２７のカバー本体２９に
は、図７に示すように、シールリップ２９ａが形成さ
れ、シールリップ２９ａがタイロッドアーム１９に当接
されている。軸受部材２７は、エンドカバー３１により
支持されており、エンドカバー３１には、グリスを供給
するためのグリスニップル３３が配置されている。
は、図７に示すように、シールリップ２９ａが形成さ
れ、シールリップ２９ａがタイロッドアーム１９に当接
されている。軸受部材２７は、エンドカバー３１により
支持されており、エンドカバー３１には、グリスを供給
するためのグリスニップル３３が配置されている。
【０００６】一方、カバー本体２９のシールリップ２９
ａの外側には、グリスを排出するためのグリス排出穴２
９ｂが形成されている。上述した連結構造では、グリス
ニップル３３から供給されたグリスにより軸受部材２７
が潤滑され、グリスがダストカバー２７内に充満する
と、充満したグリスが、グリス排出穴２９ｂから外部に
排出される。
ａの外側には、グリスを排出するためのグリス排出穴２
９ｂが形成されている。上述した連結構造では、グリス
ニップル３３から供給されたグリスにより軸受部材２７
が潤滑され、グリスがダストカバー２７内に充満する
と、充満したグリスが、グリス排出穴２９ｂから外部に
排出される。
【０００７】また、ダストカバー２７のカバー本体２９
に形成されるシールリップ２９ａが、タイロッドアーム
１９に押圧状態で当接され、外部からの塵埃が軸受部に
侵入することが防止される。そして、上述した連結構造
では、ボールスタッド２１が転舵に伴い揺動および摺動
するため、ダストカバー２７がこの動きに追従するよう
に、ダストカバー２７のシールリップ２９ａには、適正
な締め代およびセット荷重が与えられ、この状態でダス
トカバー２７がタイロッドアーム１９とタイロッドエン
ド２５との間に組み付けられている。
に形成されるシールリップ２９ａが、タイロッドアーム
１９に押圧状態で当接され、外部からの塵埃が軸受部に
侵入することが防止される。そして、上述した連結構造
では、ボールスタッド２１が転舵に伴い揺動および摺動
するため、ダストカバー２７がこの動きに追従するよう
に、ダストカバー２７のシールリップ２９ａには、適正
な締め代およびセット荷重が与えられ、この状態でダス
トカバー２７がタイロッドアーム１９とタイロッドエン
ド２５との間に組み付けられている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のダストカバーでは、上述したセット荷重、摺
動等の影響、および経時変化によりシールリップ２９ａ
が磨耗し、磨耗量が予め定められた所定量を越えるとシ
ール性が損なわれる虞があるという問題があった。本発
明は、かかる従来の問題を解決するためになされたもの
で、シールリップの磨耗を従来より大幅に低減すること
ができるダストカバーを提供することを目的とする。
うな従来のダストカバーでは、上述したセット荷重、摺
動等の影響、および経時変化によりシールリップ２９ａ
が磨耗し、磨耗量が予め定められた所定量を越えるとシ
ール性が損なわれる虞があるという問題があった。本発
明は、かかる従来の問題を解決するためになされたもの
で、シールリップの磨耗を従来より大幅に低減すること
ができるダストカバーを提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】請求項１のダストカバー
は、ボールスタッドにより連結される第１の部材と第２
の部材との間に前記ボールスタッドを囲んで配置され、
カバー本体の前記第１の部材側に形成されるシール部
を、前記第１の部材に当接してなるダストカバーにおい
て、前記第１の部材に、前記カバー本体のシール部が挿
入される凹部を形成し、前記シール部の端面に前記凹部
の底面に当接する荷重受け部を形成するとともに、前記
シール部の前記荷重受け部の外側に、前記凹部の内周面
に当接するシールリップを形成してなることを特徴とす
る。
は、ボールスタッドにより連結される第１の部材と第２
の部材との間に前記ボールスタッドを囲んで配置され、
カバー本体の前記第１の部材側に形成されるシール部
を、前記第１の部材に当接してなるダストカバーにおい
て、前記第１の部材に、前記カバー本体のシール部が挿
入される凹部を形成し、前記シール部の端面に前記凹部
の底面に当接する荷重受け部を形成するとともに、前記
シール部の前記荷重受け部の外側に、前記凹部の内周面
に当接するシールリップを形成してなることを特徴とす
る。
【００１０】請求項２のダストカバーは、請求項１にお
いて、前記荷重受け部には、前記凹部の底面に当接する
摩擦低減部材が配置されていることを特徴とする。請求
項３のダストカバーは、請求項１または２において、前
記第１の部材および第２の部材は、自動車のフロントア
クスルに配置されるタイロッドアームおよびタイロッド
エンドであることを特徴とする。
いて、前記荷重受け部には、前記凹部の底面に当接する
摩擦低減部材が配置されていることを特徴とする。請求
項３のダストカバーは、請求項１または２において、前
記第１の部材および第２の部材は、自動車のフロントア
クスルに配置されるタイロッドアームおよびタイロッド
エンドであることを特徴とする。
【００１１】
【作用】請求項１のダストカバーでは、シール部の端面
に形成される荷重受け部に、適正な締め代およびセット
荷重が与えられ、一方、シール部の荷重受け部の外側に
形成されるシールリップによりシールが行われる。
に形成される荷重受け部に、適正な締め代およびセット
荷重が与えられ、一方、シール部の荷重受け部の外側に
形成されるシールリップによりシールが行われる。
【００１２】請求項２のダストカバーでは、荷重受け部
に摩擦低減部材が配置されるため、荷重受け部と第１の
部材との間の摩擦抵抗が低減される。請求項３のダスト
カバーでは、第１の部材および第２の部材が、自動車の
フロントアクスルに配置されるタイロッドアームおよび
タイロッドエンドとされる。
に摩擦低減部材が配置されるため、荷重受け部と第１の
部材との間の摩擦抵抗が低減される。請求項３のダスト
カバーでは、第１の部材および第２の部材が、自動車の
フロントアクスルに配置されるタイロッドアームおよび
タイロッドエンドとされる。
【００１３】
【実施例】以下、本発明の詳細を図面に示す実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
【００１４】図１は、本発明のダストカバーをタイロッ
ドアームとタイロッドエンドとの連結部に配置した一実
施例を示しており、図において符号４１は、タイロッド
アームを示している。このタイロッドアーム４１は、ボ
ールスタッド４３によりタイロッドエンド４５に連結さ
れている。
ドアームとタイロッドエンドとの連結部に配置した一実
施例を示しており、図において符号４１は、タイロッド
アームを示している。このタイロッドアーム４１は、ボ
ールスタッド４３によりタイロッドエンド４５に連結さ
れている。
【００１５】タイロッドエンド４５には、軸受穴４５ａ
が形成され、この軸受穴４５ａに、例えば、樹脂からな
る軸受部材４７が嵌挿されている。そして、この軸受部
材４７によりボールスタッド４３のボール部４３ａが支
持されている。軸受部材４７は、エンドカバー４９によ
り支持されており、エンドカバー４９には、グリスを供
給するためのグリスニップル５１が配置されている。
が形成され、この軸受穴４５ａに、例えば、樹脂からな
る軸受部材４７が嵌挿されている。そして、この軸受部
材４７によりボールスタッド４３のボール部４３ａが支
持されている。軸受部材４７は、エンドカバー４９によ
り支持されており、エンドカバー４９には、グリスを供
給するためのグリスニップル５１が配置されている。
【００１６】タイロッドアーム４１とタイロッドエンド
４５との間には、ボールスタッド４３を囲んで、例え
ば、ゴム、樹脂等からなる円筒状のダストカバー５３が
配置されている。このダストカバー５３のカバー本体５
５には、図２に示すように、タイロッドアーム４１側に
シール部５５ａが形成されている。
４５との間には、ボールスタッド４３を囲んで、例え
ば、ゴム、樹脂等からなる円筒状のダストカバー５３が
配置されている。このダストカバー５３のカバー本体５
５には、図２に示すように、タイロッドアーム４１側に
シール部５５ａが形成されている。
【００１７】このシール部５５ａは円筒状をしており、
タイロッドアーム４１に形成される円柱状の凹部４１ａ
に挿入されている。シール部５５ａの端面には、凹部４
１ａの底面４１ｂに当接する荷重受け部５５ｂが、円環
状に一体形成されている。この荷重受け部５５ｂの底面
４１ｂへの当接面積は、比較的大きくされており、底面
４１ｂに押圧状態で当接されている。
タイロッドアーム４１に形成される円柱状の凹部４１ａ
に挿入されている。シール部５５ａの端面には、凹部４
１ａの底面４１ｂに当接する荷重受け部５５ｂが、円環
状に一体形成されている。この荷重受け部５５ｂの底面
４１ｂへの当接面積は、比較的大きくされており、底面
４１ｂに押圧状態で当接されている。
【００１８】また、シール部５５ａの荷重受け部５５ｂ
の外側には、凹部４１ａの内周面４１ｃに当接するシー
ルリップ５５ｃが円環状に一体形成されている。このシ
ールリップ５５ｃは、凹部４１ａの内周面４１ｃに、例
えば、０．４〜０．５の締め代をもって嵌挿されてい
る。なお、この実施例では、カバー本体５５のシール部
５５ａの外側には、グリスを排出するためのグリス排出
穴５５ｄが形成されている。
の外側には、凹部４１ａの内周面４１ｃに当接するシー
ルリップ５５ｃが円環状に一体形成されている。このシ
ールリップ５５ｃは、凹部４１ａの内周面４１ｃに、例
えば、０．４〜０．５の締め代をもって嵌挿されてい
る。なお、この実施例では、カバー本体５５のシール部
５５ａの外側には、グリスを排出するためのグリス排出
穴５５ｄが形成されている。
【００１９】また、シール部５５ａには、補強用の芯金
５７が埋設されている。上述した連結構造では、ボール
スタッド４３が転舵に伴い揺動および摺動するため、ダ
ストカバー５３がこの動きに追従するように、ダストカ
バー５３の荷重受け部５５ｂには、適正な締め代および
セット荷重が与えられ、この状態でダストカバー５３が
タイロッドアーム４１とタイロッドエンド４５との間に
組み付けられる。
５７が埋設されている。上述した連結構造では、ボール
スタッド４３が転舵に伴い揺動および摺動するため、ダ
ストカバー５３がこの動きに追従するように、ダストカ
バー５３の荷重受け部５５ｂには、適正な締め代および
セット荷重が与えられ、この状態でダストカバー５３が
タイロッドアーム４１とタイロッドエンド４５との間に
組み付けられる。
【００２０】そして、ダストカバー５３のカバー本体５
５に形成されるシールリップ５５ｃが、タイロッドアー
ム４１の凹部４１ａの内周面４１ｃに押圧状態で当接さ
れ、外部からの塵埃が軸受部に侵入することが防止され
る。また、グリスニップル５１から供給されたグリスに
より軸受部材４７が潤滑され、グリスがダストカバー５
３内に充満すると、充満したグリスが、グリス排出穴５
５ｄから外部に排出される。
５に形成されるシールリップ５５ｃが、タイロッドアー
ム４１の凹部４１ａの内周面４１ｃに押圧状態で当接さ
れ、外部からの塵埃が軸受部に侵入することが防止され
る。また、グリスニップル５１から供給されたグリスに
より軸受部材４７が潤滑され、グリスがダストカバー５
３内に充満すると、充満したグリスが、グリス排出穴５
５ｄから外部に排出される。
【００２１】そして、以上のように構成されたダストカ
バーでは、シール部５５ａの端面に形成される荷重受け
部５５ｂに、適正な締め代およびセット荷重が与えら
れ、一方、シール部５５ａの荷重受け部５５ｂの外側に
形成されるシールリップ５５ｃによりシールが行われる
ため、シールリップ５５ｃにセット荷重等が直接作用す
ることがなくなり、シールリップ５５ｃの磨耗を従来よ
り大幅に低減することができる。
バーでは、シール部５５ａの端面に形成される荷重受け
部５５ｂに、適正な締め代およびセット荷重が与えら
れ、一方、シール部５５ａの荷重受け部５５ｂの外側に
形成されるシールリップ５５ｃによりシールが行われる
ため、シールリップ５５ｃにセット荷重等が直接作用す
ることがなくなり、シールリップ５５ｃの磨耗を従来よ
り大幅に低減することができる。
【００２２】図３は、本発明のダストカバーの他の実施
例を示すもので、この実施例では、カバー本体５５のシ
ール部５５ａの荷重受け部５５ｂには、円環状の凹溝５
５ｅが形成され、この凹溝５５ｅに、タイロッドアーム
４１の凹部４１ａの底面４１ｂに当接する摩擦低減部材
５９が挿入固定されている。この、摩擦低減部材５９
は、例えば、隣青銅，含油樹脂等からなる。
例を示すもので、この実施例では、カバー本体５５のシ
ール部５５ａの荷重受け部５５ｂには、円環状の凹溝５
５ｅが形成され、この凹溝５５ｅに、タイロッドアーム
４１の凹部４１ａの底面４１ｂに当接する摩擦低減部材
５９が挿入固定されている。この、摩擦低減部材５９
は、例えば、隣青銅，含油樹脂等からなる。
【００２３】この実施例のダストカバーでは、荷重受け
部５５ｂに摩擦低減部材５９が配置されるため、荷重受
け部５５ｂとタイロッドアーム４１との間の摩擦抵抗が
低減され、これにより、ダストカバー５３のボールスタ
ッド４３への追従性を向上することができる。なお、以
上述べた実施例では、カバー本体５５に荷重受け部５５
ｂを円環状に形成した例について説明したが、本発明は
かかる実施例に限定されるものではなく、例えば、所定
角度をおいて複数に分割して形成しても良い。
部５５ｂに摩擦低減部材５９が配置されるため、荷重受
け部５５ｂとタイロッドアーム４１との間の摩擦抵抗が
低減され、これにより、ダストカバー５３のボールスタ
ッド４３への追従性を向上することができる。なお、以
上述べた実施例では、カバー本体５５に荷重受け部５５
ｂを円環状に形成した例について説明したが、本発明は
かかる実施例に限定されるものではなく、例えば、所定
角度をおいて複数に分割して形成しても良い。
【００２４】また、以上述べた実施例では、カバー本体
５５のシールリップ５５ｃの外側に、グリスを排出する
ためのグリス排出穴５５ｄを形成した例について説明し
たが、本発明はかかる実施例に限定されるものではな
く、グリス排出穴は必ずしも必要ではない。さらに、以
上述べた実施例では、自動車のフロントアクスルに本発
明を適用した例について説明したが、本発明はかかる実
施例に限定されるものではなく、同様な構造を有する連
結部に広く適用することができる。
５５のシールリップ５５ｃの外側に、グリスを排出する
ためのグリス排出穴５５ｄを形成した例について説明し
たが、本発明はかかる実施例に限定されるものではな
く、グリス排出穴は必ずしも必要ではない。さらに、以
上述べた実施例では、自動車のフロントアクスルに本発
明を適用した例について説明したが、本発明はかかる実
施例に限定されるものではなく、同様な構造を有する連
結部に広く適用することができる。
【００２５】
【発明の効果】以上述べたように、請求項１のダストカ
バーでは、シール部の端面に形成される荷重受け部に、
適正な締め代およびセット荷重が与えられ、一方、シー
ル部の荷重受け部の外側に形成されるシールリップによ
りシールが行われるため、シールリップ部にセット荷重
等が直接作用することがなくなり、シールリップの磨耗
を従来より大幅に低減することができる。
バーでは、シール部の端面に形成される荷重受け部に、
適正な締め代およびセット荷重が与えられ、一方、シー
ル部の荷重受け部の外側に形成されるシールリップによ
りシールが行われるため、シールリップ部にセット荷重
等が直接作用することがなくなり、シールリップの磨耗
を従来より大幅に低減することができる。
【００２６】請求項２のダストカバーでは、荷重受け部
に摩擦低減部材が配置されるため、荷重受け部と第１の
部材との間の摩擦抵抗が低減され、これにより、ダスト
カバーのボールスタッドへの追従性を向上することがで
きる。請求項３のダストカバーでは、自動車のフロント
アクスルに配置されるタイロッドアームとタイロッドエ
ンドとの間に装着されるダストカバーのシールリップの
磨耗を従来より大幅に低減することができるという利点
がある。
に摩擦低減部材が配置されるため、荷重受け部と第１の
部材との間の摩擦抵抗が低減され、これにより、ダスト
カバーのボールスタッドへの追従性を向上することがで
きる。請求項３のダストカバーでは、自動車のフロント
アクスルに配置されるタイロッドアームとタイロッドエ
ンドとの間に装着されるダストカバーのシールリップの
磨耗を従来より大幅に低減することができるという利点
がある。
【図１】本発明のダストカバーの一実施例をタイロッド
アームとタイロッドエンドとの連結部に配置した状態を
示す断面図である。
アームとタイロッドエンドとの連結部に配置した状態を
示す断面図である。
【図２】図１のダストカバーを示す断面図である。
【図３】本発明のダストカバーの他の実施例を示す断面
図である。
図である。
【図４】自動車のフロントアクスルを示す上面図であ
る。
る。
【図５】図４の正面図である。
【図６】従来のダストカバーをタイロッドアームとタイ
ロッドエンドとの連結部に配置した状態を示す断面図で
ある。
ロッドエンドとの連結部に配置した状態を示す断面図で
ある。
【図７】図６のダストカバーを示す断面図である。
４１ タイロッドアーム ４１ａ 凹部 ４１ｂ 底面 ４１ｃ 内周面 ４３ ボールスタッド ４５ タイロッドエンド ５３ ダストカバー ５５ カバー本体 ５５ａ シール部 ５５ｂ 荷重受け部 ５５ｃ シールリップ ５９ 摩擦低減部材
Claims (3)
- 【請求項１】 ボールスタッドにより連結される第１の
部材と第２の部材との間に前記ボールスタッドを囲んで
配置され、カバー本体の前記第１の部材側に形成される
シール部を、前記第１の部材に当接してなるダストカバ
ーにおいて、 前記第１の部材に、前記カバー本体のシール部が挿入さ
れる凹部を形成し、前記シール部の端面に前記凹部の底
面に当接する荷重受け部を形成するとともに、前記シー
ル部の前記荷重受け部の外側に、前記凹部の内周面に当
接するシールリップを形成してなることを特徴とするダ
ストカバー。 - 【請求項２】 請求項１記載のダストカバーにおいて、 前記荷重受け部には、前記凹部の底面に当接する摩擦低
減部材が配置されていることを特徴とするダストカバ
ー。 - 【請求項３】 請求項１または２記載のダストカバーに
おいて、 前記第１の部材および第２の部材は、自動車のフロント
アクスルに配置されるタイロッドアームおよびタイロッ
ドエンドであることを特徴とするダストカバー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04407295A JP3425756B2 (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | ダストカバー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04407295A JP3425756B2 (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | ダストカバー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08240271A true JPH08240271A (ja) | 1996-09-17 |
| JP3425756B2 JP3425756B2 (ja) | 2003-07-14 |
Family
ID=12681435
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