JPH0128343Y2 - - Google Patents

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JPH0128343Y2
JPH0128343Y2 JP13484984U JP13484984U JPH0128343Y2 JP H0128343 Y2 JPH0128343 Y2 JP H0128343Y2 JP 13484984 U JP13484984 U JP 13484984U JP 13484984 U JP13484984 U JP 13484984U JP H0128343 Y2 JPH0128343 Y2 JP H0128343Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車等車両の動力伝達軸にジヨイ
ントが取付けられる場合における、ジヨイントに
装着されるブーツの取付け構造に関する。
〔従来の技術〕 自動車等車両の動力伝達軸は、他の装置または
軸と等速ジヨイント等のジヨイントを介して連結
されることがある。この場合、ジヨイントにはゴ
ム製のブーツが装着されて、ジヨイント内のグリ
ースの漏出を防止したり、あるいは、ジヨイント
内への泥水等の異物の浸入の防止を図つている。
第3図は、従来の一般的なジヨイントへのブー
ツの取付け構造を示す。
第3図において、10はブーツ、12は等速ジ
ヨイント、14は動力伝達軸を示している。等速
ジヨイント12は図示例ではバーフイルドタイプ
とされており、周知の如く、アウタレース16、
インナレース18、ボール20、ケージ22とか
ら成つている。そして、等速ジヨイント12は、
インナレース18が動力伝達軸14と結合し、連
結されている。
ブーツ10はゴム製で蛇腹状に形成されてい
る。ブーツ10の両端部は装着部位30,40と
なつており、この装着部位30,40は筒状、普
通には円筒状に形成されている。装着部位30お
よび40は、軸部材である等速ジヨイント12の
アウタレース16および動力伝達軸14にクラン
プ24,26により締め付けられて取付けられて
いる。
ブーツ10の装着部位30,40の取付けは、
シール性を確保するため、次の様に構成されてい
る。
先ず、装着部位30の場合について説明する。
装着部位30の内周面には、断面凸状のシール部
32が周方向に設けられている。一方、軸部材で
ある動力伝達軸14の外周面には、断面凹状の溝
部34が設けられている。そして、溝部34にシ
ール部32が密着嵌合した状態でクランプ26に
より締め付けられ、シール性が確保されるように
なつている。
また、装着部位40についても、同様に、装着
部位40の内周面には断面凸状のシール部42が
設けられ、軸部材である等速ジヨイント12のア
ウタレース16の外周面には断面凹状の溝部44
が設けられており、溝部44のシール部42が密
着嵌合されてシール性が確保されるようになつて
いる。
なお、ブーツ10が軟質合成樹脂で形成される
場合には、シール性を確保するために、第3図に
示す装着部位30および40の内周側に、ゴム製
の別部材の密封部材を介在する技術が提案されて
いる(実開昭56−72963号公報)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、ブーツ10の装着部位30および40
の取付け構造が第3図に示すような取付け構造の
場合には、断面凹状の溝部34,44と断面凸状
のシール部32,42との密着嵌合により一応の
シール性は確保されるようになつているが、溝部
34,44とシール部32,42との間の密着嵌
合において、十分な接触面圧が得られないことが
あり、その結果、十分なシール性を確保すること
ができないという問題を生じることがある。この
ため、十分なシール性を確保することができない
場合には、ブーツ10内のグリースが外部に漏れ
たり、泥水等の異物がブーツ10内に浸入すると
いう問題を誘起することがある。
また、ブーツが軟質合成樹脂で形成され、装着
部位の内周側にゴム製の別部材の密封部材を介在
する構造のものにあつては、密封部材が別部材で
あることから、部品点数が増加すると共に、取付
け作業性が悪いという問題がある。
而して、本考案が解決しようとする問題点は、
取付け作業性を悪くすることなく、十分なシール
性を確保し、ブーツ内のグリースの漏れ、および
泥水等異物がブーツ内に浸入するのを防止するこ
とにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、部品点数を増加させることなく、凹
状の溝部と凸状のシール部との嵌合部に接触面圧
の高い部分を設けることにより、上述した問題点
の解決を図るものである。
具体的には、本考案は、上述したこの種のジヨ
イント用ブーツの取付け構造において、軸部材に
設けられた断面凹状の溝部には、溝部の深さより
小さい高さの凸部が設けられ、この凸部に対応し
て、ブーツの装着部位に設けられた断面凸状のシ
ール部にはシール部の高さより小さい深さの凹部
が設けられており、かつ、この凹部の断面積は前
記凸部の断面積より大きく形成されており、凸部
の頂部が凹部の底部に接触した嵌合状態で取付け
られる手段をとる。
〔作用〕
上述の手段によれば、ブーツの装着部位と軸部
材との間のシール性を確保するために設けられ
る、軸部材の断面凹状の溝部と、装着部位の断面
凸状のシール部との嵌合部には、別の小さい凸部
と凹部が設けられて、この凸部と凹部の嵌合は凸
部の頂部が凹部の底部に接触した状態となつてい
るため、この凸部と凹部の嵌合における接触面圧
は、他の嵌合部分おける接触面圧より高くなつて
おり、シール性が十分確保される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
なお、以下に説明する実施例において、上述し
た第3図に示す従来構造と同一または相当部分に
は、同一符号を付して示した。
第1図および第2図は本考案にかかるジヨイン
ト用ブーツの取付け構造の一実施例を示す。第1
図は動力伝達軸への取付け構造を示し、第2図は
等速ジヨイントへの取付け構造を示す。
先ず、第1図の動力伝達軸への取付け構造の場
合について説明する。
軸部材である動力伝達軸14の外周面には、断
面凹状の溝部34が形成されている。断面凹状の
溝部34の軸方向の略中央位置には凸部36が設
けられている。この凸部36は周方向の全周に亘
つて設けられており、動力伝達軸14と一体に形
成されて設けられている。なお、凸部36は、断
面凹状の溝部34の深さより低く形成されてい
る。図示例の場合にはlだけ低く形成されてい
る。
ブーツ10の装着部位30の内周面には、断面
凸状のシール部32が形成されている。この断面
凸状のシール部32の軸方向の略中央位置には、
前述の溝部34に設けられた凸部36に対応し
て、凹部38が設けられている。したがつて、こ
の凹部38は、断面凸状のシール部32の高さよ
り小さい深さに形成されている。また、凹部38
はシール部32に直接形成されており、凹部38
はその断面積が、前述の凸部36の断面積より大
きく形成されている。したがつて、凸部36と凹
部38が嵌合した状態では、凸部36の頂部が凹
部の底部に接触した状態で嵌合される。
ブーツ10は、装着部位30のシール部32
が、動力伝達軸14の溝部34に嵌合した状態
で、クランプ26により締め付けられて取付けら
れる。クランプ26の締め付け位置は、凸部36
と凹部38との嵌合位置の外方位置とされてい
る。
ブーツ10における装着部位30のシール部3
2が、軸部材である動力伝達軸14の溝部34に
嵌合し、クランプ26で締め付けられて取付けら
れた状態にあつては、シール部32および溝部3
4に設けられた凹部38と凸部36の嵌合は、凸
部36の頂部が凹部38の底部に接触した状態に
あり、他の嵌合部分の接触面圧より高い接触面圧
で嵌合している。この凹部38と凸部36の高い
接触面圧の嵌合により十分なシール性が確保され
る。
次に、第2図の等速ジヨイントの取付け構造の
場合について説明する。
第2図の場合の取付け構造は、軸部材が等速ジ
ヨイント12の外殻部材となるのみで、基本的に
は第1図の場合と同じである。したがつて、概略
について説明する。なお、第2図の場合は、第3
図に示す従来技術の場合と異なり、等速ジヨイン
ト12はトリポード型となつている。
トリポード型の等速ジヨイント12の外殻部材
16の外周面には、断面凹状の溝部44が形成さ
れており、溝部44に凸部46が設けられてい
る。一方、ブーツ10の装着部位40の内周面に
は断面凸状のシール部42が形成されており、シ
ール部42に、前述の凸部48に対応して、凸部
48が設けられている。
ブーツ10の装着部位40のシール部42は、
外殻部材16の溝部44に嵌合した状態で、クラ
ンプ24により締め付けられて取付けられてい
る。この取付けられた状態において、凸部46と
凹部48の嵌合には、他の嵌合部分の接触面圧よ
り高い接触面圧が生じ、十分なシール性が確保さ
れる。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案によれば、軸部材
に形成される断面凹状の溝部と、ブーツの装着部
位に形成される凸状のシール部との嵌合部に、別
の小さい凸部と凹部が設けられ、この凸部と凹部
の嵌合により接触面圧の高い部分が設定され、十
分なシール性が確保されるため、ブーツ内のグリ
ースの漏れを確実に防止することができると共
に、逆に、泥水等異物のブーツ内への浸入を確実
に防止することができる。
また、ブーツの装着部位のシール部に設ける凹
部を、シール部の高さと同じがあるいはそれ以上
の大きい深さとするときには、ブーツの装着部位
の肉厚が薄くなり、ブーツの強度を極端に低下さ
せる恐れがある。しかし、本考案の場合には、凹
部の深さはシール部の高さより小さいものとされ
ているため、装着部位の肉厚の低下は少なく、そ
の結果、強度の低下を少なくすることができる。
また、本考案は、凸部および凹部は、軸部材の
断面凹状の溝部およびブーツの装着部位の断面凸
状のシール部に一体かつ直接に形成されるもので
あるため、部品点数の増加はなく、部品点数が増
加する場合に比べ、取付け作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案にかかるジヨイン
ト用ブーツの取付け構造の一実施例を示し、第1
図は動力伝達軸への取付け構造を示す断面図、第
2図は等速ジヨイントへの取付け構造を示す断面
図である。第3図は従来のジヨイント用ブーツの
取付け構造を示す断面図である。 符号の説明、10……ブーツ、14……動力伝
達軸(軸部材)、16……等速ジヨイントのアウ
タレース、または外殻部材(軸部材)、24,2
6……クランプ、30,40……装着部位、3
2,42……シール部、34,44……溝部、3
6,46……凸部、38,48……凹部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ゴム製のジヨイント用ブーツの、軸部材への装
    着部位は筒状に形成されており、この筒状の装着
    部位の内周面には断面凸状のシール部が周方向に
    設けられており、一方、ブーツが装着される軸部
    材の外周面には、ブーツの断面凸状のシール部が
    嵌合する、断面凹状の溝部が設けられており、軸
    部材の溝部にブーツのシール部が嵌合した状態で
    ブーツの装着部位の外周部からクランプにより締
    め付けてブーツを取付けるジヨイント用ブーツの
    取付け構造において、 前記軸部材に設けられた断面凹状の溝部には、
    溝部の深さより小さい高さの凸部が設けられ、こ
    の凸部に対応して、ブーツの装着部位に設けられ
    た断面凸状のシール部にはシール部の高さより小
    さい深さの凹部が設けられており、かつ、この凹
    部の断面積は前記凸部の断面積より大きく形成さ
    れており、凸部の頂部が凹部の底部に接触した嵌
    合状態で取付けられることを特徴とするジヨイン
    ト用ブーツの取付け構造。
JP13484984U 1984-09-05 1984-09-05 Expired JPH0128343Y2 (ja)

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Cited By (2)

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