JPH08239430A - 含フッ素硬化性組成物および撥水・撥油性材料 - Google Patents

含フッ素硬化性組成物および撥水・撥油性材料

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JPH08239430A
JPH08239430A JP4203195A JP4203195A JPH08239430A JP H08239430 A JPH08239430 A JP H08239430A JP 4203195 A JP4203195 A JP 4203195A JP 4203195 A JP4203195 A JP 4203195A JP H08239430 A JPH08239430 A JP H08239430A
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acrylate
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Abstract

(57)【要約】 【構成】一般式CH2=C(X1)COO(Y1)OCOC(X
2)=CH2(X1,X2;−H,−CH3、Y1;−Fが2
個以上のC1〜14のフルオロアルキレン基、−Fが4
個以上のC3〜14のフルオロシクロアルキレン基又は
−C(Y2)HCH2−(Y2;−Fが3個以上のC1〜1
4のフルオロアルキル基又は−Fが4個以上のC3〜1
4のフルオロシクロアルキル基))で表される含フッ素
ジ(メタ)アクリル酸エステル100重量部に対して、
多官能(メタ)アクリレートを10〜90重量部含有す
る含フッ素硬化性組成物、この組成物を硬化した含フッ
素共重合体並びに撥水・撥油性材料。 【効果】前記組成物は、相溶性に優れ、前記共重合体
は、フッ素樹脂としての撥水・撥油性に優れ、また前記
撥水・撥油性材料は、優れた撥水・撥油性と共に、優れ
た耐擦傷性を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、優れた撥水、撥油性を
示し、耐擦傷性を有する撥水・撥油性材料、この材料を
構成する含フッ素共重合体、この共重合体の原料となる
含フッ素硬化性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】フッ素原子は、水素原子のような弱い相
互作用力(ファンデルワールス力)を有しないので、フ
ルオロカーボン類の分子間に働く相互作用は小さく、低
粘度で、高い揮発性を示す等の炭化水素系物質とは異な
った性質を示す。これらのフッ素原子に起因する特性
は、低分子物質ばかりでなく、高分子物質、即ちフッ素
原子を多数有する樹脂(フッ素樹脂)においても、フル
オロカーボン類と同様に発現する。特にフッ素樹脂の特
徴として、その低い表面エネルギーを利用して、撥水・
撥油剤として利用されている(特公昭47−40467
号公報、特開昭63−90588号公報)。しかしなが
ら、トリフルオロエチレン、フッ化ビニリデン、パーフ
ルオロエチレン重合体等の高分子鎖中にフッ素原子が導
入されている重合体は、耐熱性、化学的安定性に優れる
ものの、熱可塑性樹脂のような熱加工を必要とする材料
の処理に用いる場合には加工性に難があり、また有機溶
媒に対する溶解性に劣るという問題がある。更には金
属、プラスチック、ガラス、木材等の材料の表面を、前
記フッ素樹脂でコーティングして表面処理する場合、一
旦前記フッ素樹脂を加熱溶融した後、機械的に圧着する
という操作が必要であり、そのため複雑な形状を有する
基材にはコーティングすることができず、またガラスの
ように機械的に脆い基材には不適である等、コーティン
グできる基材が限定されるという問題がある。
【0003】そこで、このような熱加工性の改良、有機
溶剤に対する可溶性の改良を目的として、パーフルオロ
エチレンモノマーと、他のモノマーとを共重合させた共
重合体が提案されているが、高分子主鎖中にメチレン基
を有するために耐熱性が悪く、有機溶剤への溶解性も満
足するものではない。
【0004】また、側鎖にパーフルオロアルキル基を有
する重合性モノマー、例えばアクリル酸含フッ素アルキ
ルエステルやメタクリル酸含フッ素アルキルエステルを
含む重合体あるいは含フッ素アルキルスチレンを含む重
合体も提案されている。しかしながら、含フッ素アルキ
ルスチレン等を含む重合体は、有機溶剤に対する溶解性
は改善されているものの、芳香族基が紫外線を吸収して
劣化反応が進むため長期の安定性(耐候性)に劣るとい
う問題点がある。一方前記(メタ)アクリル酸含フッ素
アルキルエステルは、高い撥水・撥油性を示すものの、
被処理品に対してのなじみが悪いこと、膜強度が弱いこ
と等のために、擦るとすぐに剥離するという問題点があ
る。
【0005】これらの問題点を解決するために、単官能
(メタ)アクリル酸含フッ素アルキルエステルに多官能
モノマーを添加して膜強度を向上させるという方法が検
討されているが、そのままでは相溶せずにグラフト重合
等の煩雑な手法を用いる必要がある(特開平2−242
808号公報)。
【0006】そこで、多官能モノマーとの相溶性向上
と、膜強度の向上のために、枝分かれした含フッ素ジ
(メタ)アクリル酸エステルと、多官能モノマーとの共
重合体が提案されている(特開平3−111409号公
報)。
【0007】また本発明の請求項1に示す一般式(1)
に包含される含フッ素ジ(メタ)アクリル酸エステル
は、従来、光ファイバーのグラッド層の低屈折率材料と
しての用途が検討されているが(特開平4−32166
0号公報、特開平5−32749号公報)、撥水・撥油
性については検討されていないのが現状である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、各構
成成分が相溶性に優れ、硬化物が優れた撥水・撥油性と
耐擦傷性とを示す含フッ素硬化性組成物を提供すること
にある。本発明の別の目的は、優れた撥水・撥油性を示
し、且つ耐擦傷性も兼ね備えた撥水・撥油性材料、この
材料を構成する含フッ素共重合体並びにこの共重合体の
原料となる含フッ素硬化性組成物を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、一般式
(1) CH2=C(X1)COO(Y1)OCOC(X2)=CH2・・・(1) (式中X1及びX2は、同一若しくは異なる基であって、
水素原子又はメチル基を示し、Y1はフッ素原子を2個
以上有する炭素数1〜14のフルオロアルキレン基、フ
ッ素原子を4個以上有する炭素数3〜14のフルオロシ
クロアルキレン基又は−C(Y2)HCH2−(但しY
2は、フッ素原子を3個以上有する炭素数1〜14のフ
ルオロアルキル基又はフッ素原子を4個以上有する炭素
数3〜14のフルオロシクロアルキル基を示す)を示
す)で表される含フッ素ジ(メタ)アクリル酸エステル
(以下「含フッ素エステルA」と略す)100重量部に
対して、多官能(メタ)アクリレートを10〜90重量
部含有することを特徴とする含フッ素硬化性組成物(以
下「組成物A」と略す)が提供される。また本発明によ
れば、前記組成物Aを重合硬化してなる含フッ素共重合
体が提供される。更に本発明によれば、前記組成物Aを
重合硬化して得られた撥水・撥油性材料が提供される。
【0010】以下本発明を更に詳細に説明する。本発明
の組成物Aは、前記一般式(1)で表される含フッ素エ
ステルAと、多官能(メタ)アクリレートとを特定配合
割合で含有する。
【0011】前記含フッ素エステルAにおいて、Y1
はY2が、炭素数15以上のフルオロアルキル基、炭素
数15以上のフルオロシクロアルキレン基の場合には製
造が困難である。またそれぞれの基においてフッ素原子
の数が規定する下限値未満の場合には、所望の撥水・撥
油性が不十分となる。この含フッ素エステルAとして
は、例えば、ジ(メタ)アクリル酸−2,2,2−トリ
フルオロエチルエチレングリコール、ジ(メタ)アクリ
ル酸−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルエ
チレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸−2,2,
3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチルエチレング
リコール、ジ(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,
4,4,5,5,5−ノナフルオロペンチルエチレング
リコール、ジ(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,
4,4,5,5,6,6,6−ウンデカフルオロヘキシ
ルエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸−2,
2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,7−ト
リデカフルオロヘプチルエチレングリコール、ジ(メ
タ)アクリル酸−2,2,3,3,4,4,5,5,
6,6,7,7,8,8,8−ペンタデカフルオロオク
チルエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸−3,
3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−ト
リデカフルオロオクチルエチレングリコール、ジ(メ
タ)アクリル酸−2,2,3,3,4,4,5,5,
6,6,7,7,8,8,9,9,10,10,10−
ノナデカフルオロデシルエチレングリコール、ジ(メ
タ)アクリル酸−3,3,4,4,5,5,6,6,
7,7,8,8,9,9,10,10,10−ヘプタデ
カフルオロデシルエチレングリコール、ジ(メタ)アク
リル酸−2−トリフルオロメチル−3,3,3−トリフ
ルオロプロピルエチレングリコール、ジ(メタ)アクリ
ル酸−3−トリフルオロメチル−4,4,4−トリフル
オロブチルエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸
−1−メチル−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプ
ロピルエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸−1
−メチル−2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオ
ロブチルエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸−
2,2,3,3−テトラフルオロブタンジオール、ジ
(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,4,4−ヘキサ
フルオロペンタジオール、ジ(メタ)アクリル酸−2,
2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロヘキサン
ジオール、ジ(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,
4,4,5,5,6,6−デカフルオロヘプタンジオー
ル、ジ(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,4,4,
5,5,6,6,7,7−ドデカフルオロオクタンジオ
ール、ジ(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,4,
4,5,5,6,6,7,7,8,8−テトラデカフル
オロノナンジオール、ジ(メタ)アクリル酸−2,2,
3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,
9,9−ヘキサデカフルオロデカンジオール、ジ(メ
タ)アクリル酸−2,2,3,3,4,4,5,5,
6,6,7,7,8,8,9,9,10,10−オクタ
デカフルオロウンデカンジオール、ジ(メタ)アクリル
酸−2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,
7,8,8,9,9,10,10,11,11−エイコ
サフルオロドデカンジオール、ジ(メタ)アクリル酸−
1,2,2,3,3−ペンタフルオロプロピルエチレン
グリコール、ジ(メタ)アクリル酸−1,2,2,3,
3,4,4−ヘプタフルオロシクロブチルエチレングリ
コール、ジ(メタ)アクリル酸−1,2,2,3,3,
4,4,5,5−ノナフルオロシクロペンチルエチレン
グリコール、ジ(メタ)アクリル酸−1,2,2,3,
3,4,4,5,5,6,6−ウンデカフルオロシクロ
ヘキシルエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸−
1,2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7
−トリデカフルオロシクロヘプチルエチレングリコー
ル、ジ(メタ)アクリル酸−1,2,2,3,3,4,
4,5,5,6,6,7,7,8,8−ペンタデカフル
オロシクロオクチルエチレングリコール、ジ(メタ)ア
クリル酸−3,3−ジフルオロシクロプロパンジオー
ル、ジ(メタ)アクリル酸−3,3,4,4−テトラフ
ルオロシクロブタンジオール、ジ(メタ)アクリル酸−
3,3,4,4,5,5−ヘキサフルオロシクロペンタ
ンジオール、ジ(メタ)アクリル酸−3,3,4,4,
5,5,6,6−オクタフルオロシクロヘキサンジオー
ル、ジ(メタ)アクリル酸−3,3,4,4,5,5,
6,6,7,7−デカフルオロシクロヘプタンジオー
ル、ジ(メタ)アクリル酸−3,3,4,4,5,5,
6,6,7,7,8,8−ドデカフルオロシクロオクタ
ンジオール、ジ(メタ)アクリル酸−3,3,4,4,
5,5,6,6,7,7,8,8,9,9−テトラデカ
フルオロシクロノナンジオール、ジ(メタ)アクリル酸
−3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,
9,9,10,10−ヘキサデカフルオロシクロデカン
ジオール、ジ(メタ)アクリル酸−3,3,4,4,
5,5,6,6,7,7,8,8,9,9,10,1
0,11,11−オクタデカフルオロシクロウンデカン
ジオール等を好ましく挙げることができ、使用に際して
は単独若しくは混合物として用いることができる。
【0012】前記含フッ素エステルAを調製するには、
例えば相当する含フッ素エポキシと、(メタ)アクリル
酸との通常の開環反応により容易に得ることができる
(メタ)アクリル酸エステルと、(メタ)アクリル酸と
を通常のエステル化反応させる方法、あるいは相当する
含フッ素−1,2−ジオールと、(メタ)アクリル酸と
を通常のエステル化反応させる方法等により容易に得る
ことができる。
【0013】一方本発明の組成物Aに用いる多官能(メ
タ)アクリレートとしては、例えば、ジペンタエリスリ
トールヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリ
トールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリ
トールテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリト
ールテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトー
ルトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ
(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテト
ラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパント
リ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンジ
(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メ
タ)アクリレート、1,1,1−トリス(アクリロイル
オキシエトキシエトキシ)プロパン、2,2−ビス(4
−アクリロイルオキシエトキシエトキシフェニル)プロ
パン、2,2−ビス(4−アクリロイルオキシエトキシ
エトキシシクロヘキシル)プロパン、2,2−ビス(4
−アクリロイルオキシエトキシエトキシフェニル)メタ
ン、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、
水添ジシクロペンタジエニル(メタ)アクリレート、ト
リス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリアクリ
レート、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート
ジアクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)ア
クリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アク
リレート、イソボニルジ(メタ)アクリレート、ポリエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリテトラメ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート等のポリアル
キレングリコールジ(メタ)アクリレート等を挙げるこ
とができる。
【0014】本発明の組成物Aにおいて、前記含フッ素
エステルAと、多官能(メタ)アクリレートとの配合割
合は、含フッ素エステルA100重量部に対して、多官
能(メタ)アクリレート10〜90重量部、特に30〜
50重量部が好ましい。多官能(メタ)アクリレートの
配合割合が10重量部未満の場合には、得られる硬化物
に耐擦傷性を付与することができず、90重量部を超え
ると得られる硬化物の撥水・撥油性が十分でない。
【0015】本発明の含フッ素共重合体及び撥水・撥油
性材料は、前記組成物Aを重合硬化して得ることができ
る。
【0016】前記重合硬化は、例えば組成物Aに必要に
応じて硬化開始剤を添加混合した後、通常行なわれる塗
布方法、例えばロールコート法、グラビアコート法、デ
ィップコート法、スピンコート法等の方法により基材
に、好ましくは1〜10μmとなるように塗布し、加熱
硬化又は紫外線、放射線等の活性エネルギー線の照射等
により重合硬化させる方法等により得ることができる。
前記加熱硬化は、好ましくは10〜100℃において、
1〜100時間加熱することにより行なうことができ、
また光重合させるには、公知の電子線照射機、高圧水銀
灯等を用いて行なうことができる。
【0017】前記硬化開始剤としては、例えば、アゾビ
スイソブチロニトリル、アゾビスシクロヘキサンカルボ
ニトリル、アゾビスバレロニトリル等のアゾ系のラジカ
ル重合開始剤;過酸化ベンゾイル、t−ブチルヒドロパ
ーオキシド、クメンパーオキシド、ジアシルパーオキシ
ド等の有機過酸化物系のラジカル重合開始剤;更に光重
合開始剤としては、ベンゾイン、ベンゾインメチルエー
テル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロ
ピルエーテル等のベンゾイン系化合物;ベンジル、ベン
ゾフェノン、アセトフェノン、ミヒラーズケトン等のカ
ルボニル化合物、アゾビスイソブチロニトリル、アゾジ
ベンゾイル等のアゾ化合物;α−ジケトンと三級アミン
との混合物等が使用できる。前記硬化開始剤を用いる場
合の使用量は、組成物A100重量部に対して、0.0
1〜10重量部が好ましい。
【0018】また前記重合硬化に際して、組成物Aに、
更に例えば、イソアミルアクリレート、ラウリルアクリ
レート、ステアリルアクリレート、ブトキシエチルアク
リレート、エトキシジエチレングリコールアクリレー
ト、メトキシトリエチレングリコールアクリレート、メ
トキシジプロピレングリコールアクリレート、フェノキ
シエチルアクリレート、フェノキシポリエチレングリコ
ールアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレー
ト、イソボルニルアクリレート、2−ヒドロキシエチル
アクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、
2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレー
ト、2−アクリロイルオキシエチルコハク酸、2−アク
リロイルオキシエチルフタル酸、2−アクリロイルオキ
シエチル−2−ヒドロキシエチルフタル酸、2−アクリ
ロイルオキシエチルヘキサヒドロフタル酸、2−アクリ
ロイルオキシエチルアシッドフォスフェート等の単官能
(メタ)アクリレート等を混合させることもできる。
【0019】前記基材としては、特に限定されないが、
例えばガラス、石、コンクリート、タイル等の無機材
料;塩化ビニル樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リオレフィン樹脂、(メタ)アクリル樹脂、(メタ)ア
クリル酸エステル樹脂、フェノール樹脂、キシレン樹
脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、シリコ
ーン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、フラン樹脂、アミ
ノ樹脂、アルキド樹脂、ウレタン樹脂、ビニルエステル
樹脂、ポリイミド樹脂等の合成樹脂;鉄、アルミ、銅等
の金属、更に木、紙等を挙げることができる。
【0020】
【発明の効果】本発明の組成物Aは、含フッ素エステル
Aと多官能(メタ)アクリレートとを特定量配合したも
のであるので、相溶性に優れ、これを硬化重合した共重
合体は、フッ素樹脂としての撥水・撥油性に優れ、また
本発明の撥水・撥油性材料は、優れた撥水・撥油性と共
に、優れた耐擦傷性を備えている。
【0021】
【実施例】以下実施例及び比較例により更に詳細に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0022】実施例1〜4 ジアクリル酸−2,2,3,3,4,4,5,5,6,
6,7,7,8,8,9,9,9−ヘプタデカフルオロ
ノニルエチレングリコール(以下「F17EGDA」と略
す)と、トリメチロールプロパントリアクリレート(以
下「TMPTA」と略す)を、表1に示す組成で混合
し、含フッ素硬化性組成物を調製した。得られた含フッ
素硬化性組成物に、ジクロロペンタフロロプロパンを1
00重量部添加してコート液とし、ポリエチレンテレフ
タレートフィルム(以下「PET」と略す)にスピンコ
ート法により塗布した。次いで、乾燥後、電子線照射機
(岩崎電気(株)製)により、加速電圧175kV、ビ
ーム電流5mAで吸収線量30Mradの電子線を照射
して硬化させ、含フッ素塗膜を形成した。得られた膜の
撥水・撥油性を、純水とn−ドデカンに対する接触角を
接触角計(協和科学社製)により測定し、評価した。ま
た耐擦傷性をスチールウール硬度(以下「SW硬度」と
略す)を測定することによって、以下の評価基準によっ
て評価した。結果を表1に示す。
【0023】SW硬度評価基準; A:強くこすっても傷が付かない、 B:強くこするとわずかに傷が付く、 C:軽くこするとわずかに傷が付く、 D:軽くこすっても著しく傷が付く。
【0024】実施例5〜817EGDAと、テトラメチロールメタンテトラアクリ
レート(以下「TMMTA」と略す)を表1に示す組成
で混合して含フッ素硬化性組成物を調製した。得られた
含フッ素硬化性組成物に、硬化開始剤として1−(4−
イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチル
プロパン−1−オンを1重量部添加してコート液とし、
PETにスピンコート法により塗布した。次いで、80
W/cmの高圧水銀灯で2.6J/cm2の紫外線を照
射して硬化させ、含フッ素塗膜を形成した。得られた膜
の撥水・撥油性及びSW硬度を実施例1〜4と同様に測
定した。結果を表1に示す。
【0025】実施例9〜1217EGDAと、ジペンタエリスリトールヘキサアクリ
レート(以下「ADP−6」と略す)を表1に示す組成
で混合して含フッ素硬化性組成物を調製した。得られた
含フッ素硬化性組成物に、ジクロロペンタフロロプロパ
ンを100重量部及び硬化開始剤として過酸化ベンゾイ
ル(以下「BPO」と略す)を1重量部添加してコート
液とし、PETにスピンコート法により塗布した。続い
て100℃、2時間加熱硬化させて含フッ素塗膜を調製
した。得られた膜の撥水・撥油性及びSW硬度を実施例
1〜4と同様に測定した。結果を表1に示す。
【0026】実施例13〜18 ジアクリル酸−2,2,3,3,4,4,5,5,6,
6,7,7,8,8,9,9,10,10,11,11
−エイコサフルオロドデカンジオール(以下「F20DO
DA」と略す)と、TMPTA、TMMTA又はADP
−6とを表1に示す組成で混合して含フッ素硬化性組成
物を調製した。得られた含フッ素硬化性組成物に、ジク
ロロペンタフロロプロパンを100重量部及び硬化開始
剤として1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒド
ロキシ−2−メチルプロパン−1−オンを1重量部添加
してコート液とし、PETにスピンコート法により塗布
した。続いて80W/cmの高圧水銀灯で2.6J/c
2の紫外線を照射して硬化させ、含フッ素塗膜を形成
した。得られた膜の撥水・撥油性及びSW硬度を実施例
1〜4と同様に測定した。結果を表1に示す。
【0027】比較例117EGDA100重量部に、硬化開始剤としてジクロ
ロペンタフロロプロパンを100重量部及び1−(4−
イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチル
プロパン−1−オンを1重量部添加してコート液とし、
PETにスピンコート法により塗布した。続いて80W
/cmの高圧水銀灯で2.6J/cm2の紫外線を照射
して硬化させ、含フッ素塗膜を形成した。得られた膜の
撥水・撥油性及びSW硬度を実施例1〜4と同様に測定
した。結果を表1に示す。
【0028】比較例2〜4 TMPTA100重量部(比較例2)、TMMTA10
0重量部(比較例3)又はADP−6 100重量部
(比較例4)に、ジクロロペンタフロロプロパンを10
0重量部及び硬化開始剤として1−(4−イソプロピル
フェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1
−オンを1重量部添加してコート液とし、PETにスピ
ンコート法により塗布した。続いて80W/cmの高圧
水銀灯で2.6J/cm2の紫外線を照射して硬化さ
せ、含フッ素塗膜を形成した。得られた膜の撥水・撥油
性及びSW硬度を実施例1〜4と同様に測定した。結果
を表1に示す。
【0029】比較例7〜9 ヘプタデカフルオロデシルアクリレート(以下「F
17A」と略す)と、TMPTAとを表1に示す組成で混
合したが、いずれも相溶せずに白濁した。
【0030】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09K 3/18 102 C09K 3/18 102

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) CH2=C(X1)COO(Y1)OCOC(X2)=CH2・・・(1) (式中X1及びX2は、同一若しくは異なる基であって、
    水素原子又はメチル基を示し、Y1はフッ素原子を2個
    以上有する炭素数1〜14のフルオロアルキレン基、フ
    ッ素原子を4個以上有する炭素数3〜14のフルオロシ
    クロアルキレン基又は−C(Y2)HCH2−(但しY
    2は、フッ素原子を3個以上有する炭素数1〜14のフ
    ルオロアルキル基又はフッ素原子を4個以上有する炭素
    数3〜14のフルオロシクロアルキル基を示す)を示
    す)で表される含フッ素ジ(メタ)アクリル酸エステル
    100重量部に対して、多官能(メタ)アクリレートを
    10〜90重量部含有することを特徴とする含フッ素硬
    化性組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の含フッ素硬化性組成物を
    重合硬化してなる含フッ素共重合体。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の含フッ素硬化性組成物を
    重合硬化して得られた撥水・撥油性材料。
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