JPH08239141A - 自動原稿搬送装置 - Google Patents

自動原稿搬送装置

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JPH08239141A
JPH08239141A JP4315195A JP4315195A JPH08239141A JP H08239141 A JPH08239141 A JP H08239141A JP 4315195 A JP4315195 A JP 4315195A JP 4315195 A JP4315195 A JP 4315195A JP H08239141 A JPH08239141 A JP H08239141A
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JP
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thickness
original
downstream side
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JP4315195A
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English (en)
Inventor
Toshio Baba
利夫 馬場
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 確実に1枚ずつ原稿を原稿読み取り部に搬送
することができる自動原稿搬送装置を提供する。 【構成】 画像形成装置に取り付けられ、原稿テーブル
1上に載置された原稿13を1枚ずつ自動的に搬送する
自動原稿搬送装置において、原稿搬送開始位置に近い原
稿分離部(分離コロ4)の下流側近傍に原稿13の有無
及び厚さを検知する2つのセンサ10を、原稿13の幅
方向に所定の間隔を置いて配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置に取り付
けられ、原稿テーブル上に載置された原稿を1枚ずつ自
動的に搬送する自動原稿搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上述した自動原稿搬送装置にあっては、
原稿テーブルに積載された原稿を確実に1枚ずつ、画像
形成装置の画像読み取り位置であるコンタクトガラス上
に搬送しなければならないため、各種のセンサを備えて
いる。例えば、特開昭59-203031号公報、特開平3-13440
号公報、特開平5-170376号公報、実開昭64-49932号公報
では、綴じ原稿搬送による原稿破損、ジャム防止用とし
て磁性体綴じ具を対象とした金属検知手段を設けてい
る。また、実開昭62-86351号公報には原稿のスキュー
(斜め送り)を検出する機構が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来技術の
うち、前者においては、近年普及してきているプラスチ
ック等の非磁性綴じ具に対応できないという問題があ
る。また、後者においては、原稿の重送検知は不可能で
あり、コピー完了品の頁欠如、原稿破損、ジャム等が発
生するおそれがあった。
【0004】本発明の第1の目的は、2つのセンサによ
って非磁性綴じ具を使用していても、綴じ原稿の有無、
更にスキューの有無、重送原稿の有無を具体的に検出す
ることができるから、搬送異常によるトラブルを未然に
防止することができ、信頼性の高い原稿搬送制御を行う
ことができ、また、人手を煩わせなくてもジャムを未然
に防止することができて原稿あるいは搬送機構の損傷を
未然に防ぐことができ、さらにオペレータに注意を促す
ことができ、効率的なジャム処理を行うことができる自
動原稿搬送装置を提供することにある。
【0005】本発明の第2の目的は、綴じ原稿に関して
は、原稿搬送開始直後に綴じ原稿の有無の判断を行うこ
とができて、綴じ原稿の損傷防止効果をさらに高めるこ
とができる自動原稿搬送装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的は、画像
形成装置に取り付けられ、原稿テーブル上に載置された
原稿を原稿搬送手段により1枚ずつ自動的に搬送する自
動原稿搬送装置において、前記原稿搬送手段による原稿
搬送開始位置に近い原稿分離部の下流側近傍に原稿の厚
さを検知する2つのセンサを、原稿の幅方向に所定の間
隔を置いて配置し、前記2つのセンサの検知時間差が所
定時間と異なることでスキューと判定するスキュー判定
と、前記検知時間差が所定時間以上異なる、あるいはこ
の2つのセンサの検知厚さが異なることで綴じ原稿と判
定する綴じ原稿判定と、2つのセンサの検知厚さが同じ
で前給送原稿とは厚さが異なる、あるいは厚くなること
で重送と判定する重送判定とを行う原稿搬送異常検知手
段を設け、前記判定をした場合に前記原稿搬送手段を停
止する原稿搬送停止手段と、原稿搬送が異常であること
を表示する原稿搬送異常表示手段を具備した第1の手段
により達成される。
【0007】前記第2の目的は、第1の手段において、
前記2つのセンサを、原稿搬送開始位置に設けた呼出し
コロの下流側近傍と、さらにその下流側の分離コロの下
流側近傍の双方にそれぞれ配置した第2の手段により達
成される。
【0008】
【作用】前記第1の手段にあっては、2つのセンサによ
って非磁性綴じ具を使用していても、綴じ原稿の有無、
更にスキューの有無、重送原稿の有無を具体的に検出す
ることができるから、搬送異常によるトラブルを未然に
防止することができ、信頼性の高い原稿搬送制御を行う
ことができ、また、スキューの有無、綴じ原稿の有無、
重送原稿の有無が検出されると、自動的に原稿搬送が停
止されるようになっているので、人手を煩わせなくても
ジャムを未然に防止することができて原稿あるいは搬送
機構の損傷を未然に防ぐことができ、さらに異常表示を
行うようにすることで、オペレータに注意を促すことが
でき、効率的なジャム処理を行うことができる。
【0009】前記第2の手段にあっては、呼出しコロの
直後にも2つのセンサを設けることで、綴じ原稿に関し
ては、原稿搬送開始直後に綴じ原稿の有無の判断を行う
ことができるから、綴じ原稿の損傷防止効果をさらに高
めることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は第1の実施例に係る自動原稿搬送装置の模
式図、図2は原稿厚さセンサの各検知状態を示す説明
図、図3は原稿異常搬送判定を行うためのROMテーブ
ルを示す説明図、図4は原稿搬送異常検知制御のフロー
チャートである。なお、図1に示す自動原稿搬送装置は
その機能を判りやすく説明するため分解して示したもの
であり、実際の構成を示したものではない。
【0011】この自動原稿搬送装置は、図1に示すよう
に、原稿13を載置する原稿テーブル1と、原稿13が
セットされているか否かを検知するセット検知センサ2
と、原稿テーブル1上の原稿13を呼び出す(送り出
す)呼出しコロ3と、その下流側近傍に設けられた原稿
重送防止用の分離コロ4と、原稿送り方向のサイズを検
知するサイズ検知センサ5と、原稿13を搬送するプル
アウトローラ6と、レジスト検知センサ7と、原稿13
をコンタクトガラス上に導く搬送ベルト8と、読み取り
後の原稿13を収容する排紙トレイ9と、搬送異常表示
器14とを備えている。
【0012】さらに、本実施例では、原稿搬送異常検知
手段として、原稿搬送経路の分離コロ4の直後に原稿1
3の幅方向に所定の間隔(最小原稿サイズよりも狭い間
隔)で、原稿厚さセンサ10を2個配置している。
【0013】原稿テーブル1上に原稿13を載置するこ
とによってセット検知センサ2がオンすることで、コピ
ー可状態となる。図示しないコピースタートボタンの押
下で原稿13は呼出しコロ3により呼び出され、分離コ
ロ4により原稿13が1枚に分離され、さらに搬送され
るが、この分離コロ4の直後の位置で原稿厚さセンサ1
0により原稿搬送異常検知が行われる。
【0014】次に、原稿厚さセンサの各検知状態につい
て説明する。原稿厚さセンサ10は、図2に示すよう
に、2段階式の透過型フォトセンサ11と、検知フィラ
ー12で構成されており、原稿13がない時はパターン
(イ)の状態となり、フォトセンサ11の受光部A,Bは
透過している。また、原稿13が正常に1枚搬送されて
きた時はパターン(ロ)の状態となり、フォトセンサ11
の受光部Aのみが検知フィラー12によって遮断され
る。さらに、2枚以上の原稿13が重送されてきた時は
パターン(ハ)の状態となり、フォトセンサ11の受光部
A,B共に検知フィラー12により遮断されている。し
たがって、この原稿厚さセンサ10は原稿13の厚さの
みならず原稿13の有無も当然検出できるようになって
いる。なお、原稿厚さセンサ10としては、この他に例
えば角度センサ等が代替可能である。
【0015】次に、原稿搬送異常判定について図3を参
照して説明する。図3のROMテーブルを示すように、
原稿搬送異常判定は、原稿厚さセンサ10の時間検知と
厚さ検知により行う。スキュー判定(Q1)においては、
2つの原稿厚さセンサ10の検知時間差ΔTが所定の時
間tより大きく、t+αの時間より小さい時、異常(ス
キューあり)と判定する。所定の時間tは、例えばスキ
ューの判定を規格と同じ1mm/100mmとし、原稿厚さセ
ンサ10の取付け幅を100mm、原稿搬送速度を100mm/秒
と設定した場合、0.01秒となる。また、時間αは綴じ原
稿13がスキューしても原稿13が綴じ具により破損し
ない程度、例えば上記原稿線速の場合、0.05秒位が適当
である。
【0016】綴じ原稿判定(Q2)においては、2つの原
稿厚さセンサ10の検知時間差ΔTが所定の時間t+α
以上の時、異常(綴じ原稿あり)と判定し、または2つ
の原稿厚さセンサ10の厚さ検知が前記図2のパターン
(ロ)と(ハ)の時に異常と判定する。
【0017】重送判定(Q3)においては、2つの原稿厚
さセンサ10の厚さ検知パターン(ハ)と(ハ)の組合せの
時、異常(重送あり)と判定する。
【0018】なお、スキュー判定Q1、あるいは綴じ原
稿判定Q2、重送判定Q3において、何れかが異常と判
定された時は、原稿搬送は直ちに停止され、表示器14
により原稿搬送が異常である旨の表示がなされる。
【0019】次に、原稿搬送異常検知制御について図4
のフローチャートを参照して説明する。上述したよう
に、セットされた原稿(S1でY)が搬送されると、スキ
ュー判定(S2)、綴じ原稿判定(S3)、重送判定(S4)
が、2つの原稿厚さセンサ10及びこの信号に基づくR
OMテーブルによりなされる。何れも異常でない場合の
みコピー動作が行われる(S5)。また何れか1つでも異
常であれば、原稿13の搬送が中止され(S6)、さらに
表示器14に搬送異常である旨表示される(S7)。
【0020】なお、本実施例の原稿搬送異常検知手段
は、スキュー判定手段、綴じ原稿判定手段、重送判定手
段の3種類に分別されているため、制御上、スキュー判
定の時に異常と判定した場合は原稿搬送の停止はせず、
別途その旨を表示することが可能である。この場合、ス
キューによる異常画像はそのままコピーされるが、綴じ
原稿や重送による原稿破損、ジャムによる搬送機構の損
傷のみを未然に防止することが可能となる。
【0021】このように構成された前記第1の実施例に
あっては、画像形成装置に取り付けられ、原稿テーブル
1上に載置された原稿13を原稿搬送手段(3)により1
枚ずつ自動的に搬送する自動原稿搬送装置において、原
稿搬送手段(3)による原稿搬送開始位置に近い原稿分離
部(10)の下流側近傍に原稿13の厚さを検知する2つ
のセンサ10を、原稿13の幅方向に所定の間隔を置い
て配置し、2つのセンサ10の検知時間差ΔTが所定時
間と異なることでスキューと判定するスキュー判定と、
検知時間差ΔTが所定時間以上異なる、あるいはこの2
つのセンサ10の検知厚さが異なることで綴じ原稿と判
定する綴じ原稿判定と、2つのセンサ10の検知厚さが
同じで前給送原稿とは厚さが異なる、あるいは厚くなる
ことで重送と判定する重送判定とを行う原稿搬送異常検
知手段を設け、判定をした場合に原稿搬送手段(3)を停
止する原稿搬送停止手段と、原稿搬送が異常であること
を表示する原稿搬送異常表示手段(14)を具備したた
め、2つのセンサ10によって非磁性綴じ具を使用して
いても、綴じ原稿の有無、更にスキューの有無、重送原
稿の有無を具体的に検出することができるから、搬送異
常によるトラブルを未然に防止することができ、信頼性
の高い原稿搬送制御を行うことができ、また、スキュー
の有無、綴じ原稿の有無、重送原稿の有無が検出される
と、自動的に原稿搬送が停止されるようになっているの
で、人手を煩わせなくてもジャムを未然に防止すること
ができて原稿13あるいは搬送機構の損傷を未然に防ぐ
ことができ、さらに異常表示を行うようにすることで、
オペレータに注意を促すことができ、効率的なジャム処
理を行うことができる。
【0022】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図5は第2の実施例に係る自動原稿搬送装置の要
部の模式図である。なお、前記第1の実施例と同一部分
には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0023】この第2の実施例は、2つで対になる原稿
厚さセンサ10を、呼出しコロ3の直後と、分離コロ4
の直後にそれぞれ配置したものである。原稿13はコピ
ースタート後、呼出しコロ3により搬送され、呼出しコ
ロ3の直後の原稿厚さセンサ10の位置で一時停止し、
スキュー判定及び綴じ原稿判定が行われる。自動原稿搬
送装置の生産性を損ねないように、事前確認動作とし
て、スキュー判定と綴じ原稿判定を通常の原稿搬送開始
タイミングと次の原稿搬送開始タイミングの間に実行す
る。なお、スキュー判定は分離コロ4の直後の原稿厚さ
センサ10で行ってもよい。
【0024】このように構成された前記第2の実施例に
あっては、2つのセンサ10を、原稿搬送開始位置に設
けた呼出しコロ3の下流側近傍と、さらにその下流側の
分離コロ4の下流側近傍の双方にそれぞれ配置したた
め、綴じ原稿に関しては、原稿搬送開始直後に綴じ原稿
の有無の判断を行うことができるから、綴じ原稿の損傷
防止効果をさらに高めることができる。
【0025】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、2つのセ
ンサによって非磁性綴じ具を使用していても、綴じ原稿
の有無、更にスキューの有無、重送原稿の有無を具体的
に検出することができるから、搬送異常によるトラブル
を未然に防止することができ、信頼性の高い原稿搬送制
御を行うことができ、また、スキューの有無、綴じ原稿
の有無、重送原稿の有無が検出されると、自動的に原稿
搬送が停止されるようになっているので、人手を煩わせ
なくてもジャムを未然に防止することができて原稿ある
いは搬送機構の損傷を未然に防ぐことができ、さらに異
常表示を行うようにすることで、オペレータに注意を促
すことができ、効率的なジャム処理を行うことができ
る。
【0026】請求項2記載の発明によれば、呼出しコロ
の直後にも2つのセンサを設けることで、綴じ原稿に関
しては、原稿搬送開始直後に綴じ原稿の有無の判断を行
うことができるから、綴じ原稿の損傷防止効果をさらに
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る自動原稿搬送装置
の模式図である。
【図2】原稿厚さセンサの各検知状態を示す説明図であ
る。
【図3】原稿異常搬送判定を行うためのROMテーブル
を示す説明図である。
【図4】原稿搬送異常判定制御のフローチャートであ
る。
【図5】本発明の第2の実施例に係る自動原稿搬送装置
の要部の模式図である。
【符号の説明】
1 原稿テーブル 3 呼出しコロ 4 分離コロ 10 原稿厚さセンサ 13 原稿

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置に取り付けられ、原稿テー
    ブル上に載置された原稿を原稿搬送手段により1枚ずつ
    自動的に搬送する自動原稿搬送装置において、 前記原稿搬送手段による原稿搬送開始位置に近い原稿分
    離部の下流側近傍に原稿の厚さを検知する2つのセンサ
    を、原稿の幅方向に所定の間隔を置いて配置し、 前記2つのセンサの検知時間差が所定時間と異なること
    でスキューと判定するスキュー判定と、前記検知時間差
    が所定時間以上異なる、あるいはこの2つのセンサの検
    知厚さが異なることで綴じ原稿と判定する綴じ原稿判定
    と、2つのセンサの検知厚さが同じで前給送原稿とは厚
    さが異なる、あるいは厚くなることで重送と判定する重
    送判定とを行う原稿搬送異常検知手段を設け、 前記判定をした場合に前記原稿搬送手段を停止する原稿
    搬送停止手段と、原稿搬送が異常であることを表示する
    原稿搬送異常表示手段を具備したことを特徴とする自動
    原稿搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、前記2つのセン
    サを、原稿搬送開始位置に設けた呼出しコロの下流側近
    傍と、さらにその下流側の分離コロの下流側近傍の双方
    にそれぞれ配置したことを特徴とする自動原稿搬送装
    置。
JP4315195A 1995-03-02 1995-03-02 自動原稿搬送装置 Pending JPH08239141A (ja)

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