JPH08238081A - 鮮度保持剤 - Google Patents
鮮度保持剤Info
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- JPH08238081A JPH08238081A JP7070834A JP7083495A JPH08238081A JP H08238081 A JPH08238081 A JP H08238081A JP 7070834 A JP7070834 A JP 7070834A JP 7083495 A JP7083495 A JP 7083495A JP H08238081 A JPH08238081 A JP H08238081A
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- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 酸素吸収効率が良好で、乾燥条件下や0℃以
下でも酸素吸収能力を有し、食品の性状毎に使い分ける
必要がなく、しかも清潔感のある鮮度保持剤を提供す
る。 【構成】 本発明の鮮度保持剤は、アルミニウムを主体
とする合金からなる粉末を通気性を有する包装材料に収
納して成り、上記アルミニウムを主体とする合金は、た
とえば、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウ
ム、セシウム、ベリリウム、マグネシウム、ストロンチ
ウム、カルシウム、バリウム等の元素をアルミニウムに
添加した合金である。
下でも酸素吸収能力を有し、食品の性状毎に使い分ける
必要がなく、しかも清潔感のある鮮度保持剤を提供す
る。 【構成】 本発明の鮮度保持剤は、アルミニウムを主体
とする合金からなる粉末を通気性を有する包装材料に収
納して成り、上記アルミニウムを主体とする合金は、た
とえば、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウ
ム、セシウム、ベリリウム、マグネシウム、ストロンチ
ウム、カルシウム、バリウム等の元素をアルミニウムに
添加した合金である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品類の鮮度保持剤に
関するものである。
関するものである。
【0002】
【従来の技術】食品類の品質変化を生じる各種現象に
は、酸素が関与している場合が多い。そのため従来か
ら、真空包装、ガス置換包装が一般的に行われており、
さらには、脱酸素剤、ガス置換剤等の鮮度保持剤の利用
により、前者は包装体内に残存する空気中の酸素を除
き、後者では包装体内の酸素を炭酸ガス等のガスに置き
換えることにより、食品類の鮮度を保持することが可能
となった。
は、酸素が関与している場合が多い。そのため従来か
ら、真空包装、ガス置換包装が一般的に行われており、
さらには、脱酸素剤、ガス置換剤等の鮮度保持剤の利用
により、前者は包装体内に残存する空気中の酸素を除
き、後者では包装体内の酸素を炭酸ガス等のガスに置き
換えることにより、食品類の鮮度を保持することが可能
となった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来利
用されている鮮度保持剤類は、次のような欠点を有して
おり、それぞれの食品の性状毎に使い分ける必要があっ
た。
用されている鮮度保持剤類は、次のような欠点を有して
おり、それぞれの食品の性状毎に使い分ける必要があっ
た。
【0004】たとえば、食品の水分活性により酸素との
反応が変化するため、食品の水分活性値に応じて、低水
分系、高水分系というように使い分ける必要があった。
反応が変化するため、食品の水分活性値に応じて、低水
分系、高水分系というように使い分ける必要があった。
【0005】さらに、低水分系食品(Aw0.5以下の
乾燥食品)は、反応に必要な水分が食品に吸収されて反
応が進まなかったり、食品を吸湿させてしまうといった
欠点も有していた。
乾燥食品)は、反応に必要な水分が食品に吸収されて反
応が進まなかったり、食品を吸湿させてしまうといった
欠点も有していた。
【0006】またさらに、従来の鮮度保持剤は、鉄粉の
酸化反応を利用しているものがほとんどであるため、そ
の反応は温度に依存し、0℃以下ではほとんど反応せ
ず、冷凍食品の酸化防止用としての使用は困難であっ
た。
酸化反応を利用しているものがほとんどであるため、そ
の反応は温度に依存し、0℃以下ではほとんど反応せ
ず、冷凍食品の酸化防止用としての使用は困難であっ
た。
【0007】また、従来の鉄粉系の鮮度保持剤は、酸化
反応後に酸化鉄を生成するため、鉄さび臭の発生は避け
難く、香気性を重視する食品には好ましいものではなか
った。
反応後に酸化鉄を生成するため、鉄さび臭の発生は避け
難く、香気性を重視する食品には好ましいものではなか
った。
【0008】本発明は上記従来の問題点に鑑み為された
もので、その目的とするところは、酸素吸収効率が良好
で、乾燥条件下や0℃以下でも酸素吸収能力を有し、食
品の性状毎に使い分ける必要がなく、しかも清潔感のあ
る鮮度保持剤を提供することにある。
もので、その目的とするところは、酸素吸収効率が良好
で、乾燥条件下や0℃以下でも酸素吸収能力を有し、食
品の性状毎に使い分ける必要がなく、しかも清潔感のあ
る鮮度保持剤を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の鮮度保持剤は、アルミニウムを主体とする
合金からなる粉末を通気性を有する包装材料に収納して
成ることを特徴としている。
に、本発明の鮮度保持剤は、アルミニウムを主体とする
合金からなる粉末を通気性を有する包装材料に収納して
成ることを特徴としている。
【0010】また、本発明の鮮度保持剤は、前記アルミ
ニウムを主体とする合金が、リチウム、ナトリウム、カ
リウム、ルビジウム、セシウム、ベリリウム、マグネシ
ウム、ストロンチウム、カルシウム、バリウムのうちの
少なくとも1種の元素をアルミニウムに添加した合金で
あることを特徴としている。
ニウムを主体とする合金が、リチウム、ナトリウム、カ
リウム、ルビジウム、セシウム、ベリリウム、マグネシ
ウム、ストロンチウム、カルシウム、バリウムのうちの
少なくとも1種の元素をアルミニウムに添加した合金で
あることを特徴としている。
【0011】以下、本発明の構成について詳しく説明す
る。
る。
【0012】上記のアルミニウムを主体とする合金は酸
素吸収物質として機能し、アルミニウムが酸素分子と接
触することにより酸化されて酸化アルミニウムに変わ
り、結果的に酸素ガスを吸収する役割を果たすことにな
る。
素吸収物質として機能し、アルミニウムが酸素分子と接
触することにより酸化されて酸化アルミニウムに変わ
り、結果的に酸素ガスを吸収する役割を果たすことにな
る。
【0013】アルミニウムを主体とする合金としては、
例えばリチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、
セシウム、ベリリウム、マグネシウム、ストロンチウ
ム、カルシウム、バリウム等のうちの少なくとも1種の
元素を添加剤(ドープ剤)としてアルミニウムに添加し
た合金である。本発明の鮮度保持剤は、その主用途が食
品用であるため、上記の添加剤の中ではカルシウムが最
も適当である。添加剤としてはここに例示したものに限
定されるものではなく、更に酸化反応を促進するため
に、金属の塩化物等を添加することも可能である。
例えばリチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、
セシウム、ベリリウム、マグネシウム、ストロンチウ
ム、カルシウム、バリウム等のうちの少なくとも1種の
元素を添加剤(ドープ剤)としてアルミニウムに添加し
た合金である。本発明の鮮度保持剤は、その主用途が食
品用であるため、上記の添加剤の中ではカルシウムが最
も適当である。添加剤としてはここに例示したものに限
定されるものではなく、更に酸化反応を促進するため
に、金属の塩化物等を添加することも可能である。
【0014】このアルミニウムを主体とする合金による
酸素吸収反応の原理は今のところ明らかではなく、あく
までも推測ではあるが、アルミニウム単体の場合には、
酸素と反応して表面に50オングストローム程度の酸化
アルミニウム層(不動体)を形成して、それ以上の酸化
反応は進まないのであるが、アルミニウムに添加剤(ド
ープ剤)を添加した合金の場合は、酸素と反応して表面
に出来る酸化アルミニウム層が膜にはならず、新たな酸
素分子は合金粒子の内部に吸収されて酸化反応が連続し
て進行するものと考えられる。
酸素吸収反応の原理は今のところ明らかではなく、あく
までも推測ではあるが、アルミニウム単体の場合には、
酸素と反応して表面に50オングストローム程度の酸化
アルミニウム層(不動体)を形成して、それ以上の酸化
反応は進まないのであるが、アルミニウムに添加剤(ド
ープ剤)を添加した合金の場合は、酸素と反応して表面
に出来る酸化アルミニウム層が膜にはならず、新たな酸
素分子は合金粒子の内部に吸収されて酸化反応が連続し
て進行するものと考えられる。
【0015】アルミニウムに対する上記添加剤(ドープ
剤)の添加量は、数%〜20%程度の範囲が好ましく、
特に10%程度が適当である。添加剤の量が少ないと、
酸素の吸収能力が不十分である。添加剤の量が多くなる
ほど酸素の吸収は早くなるが、添加剤の量が多すぎても
酸素吸収能力が劣化するので、上記の範囲が適当であ
る。
剤)の添加量は、数%〜20%程度の範囲が好ましく、
特に10%程度が適当である。添加剤の量が少ないと、
酸素の吸収能力が不十分である。添加剤の量が多くなる
ほど酸素の吸収は早くなるが、添加剤の量が多すぎても
酸素吸収能力が劣化するので、上記の範囲が適当であ
る。
【0016】酸素吸収物質として用いるこのアルミニウ
ムを主体とする合金は、電気炉中でアルミニウムおよび
添加剤を加熱溶解し、その後、型内に流し出して合金の
形で容易に得られる。その後は、種々の方法で粉末また
は微粉末化されて本発明の使用に供される。粉末化の方
法は特に限定されない。
ムを主体とする合金は、電気炉中でアルミニウムおよび
添加剤を加熱溶解し、その後、型内に流し出して合金の
形で容易に得られる。その後は、種々の方法で粉末また
は微粉末化されて本発明の使用に供される。粉末化の方
法は特に限定されない。
【0017】このようにして得られる合金の粉末の粒径
は、特に限定されないが、本発明の酸素吸収物質として
用いる場合、0.1μm〜500μm程度が好ましい。
粒径が0.1μmより小さいと酸素吸収能力は優れる
が、粉塵爆発等のハンドリング上の問題があること、通
気性を有する袋に収納する際にすでに酸素吸収反応が開
始してしまうことがあり、実施態様としては好ましくな
い。また、粒径が500μmを越えると、酸素吸収能力
が低下するので好ましくない。
は、特に限定されないが、本発明の酸素吸収物質として
用いる場合、0.1μm〜500μm程度が好ましい。
粒径が0.1μmより小さいと酸素吸収能力は優れる
が、粉塵爆発等のハンドリング上の問題があること、通
気性を有する袋に収納する際にすでに酸素吸収反応が開
始してしまうことがあり、実施態様としては好ましくな
い。また、粒径が500μmを越えると、酸素吸収能力
が低下するので好ましくない。
【0018】本発明の鮮度保持剤は、酸素吸収物質であ
る上記のアルミニウムを主体とする合金の粉末を通気性
を有する包装材料に収納し密封した状態で実現される。
る上記のアルミニウムを主体とする合金の粉末を通気性
を有する包装材料に収納し密封した状態で実現される。
【0019】前述の如く、酸素吸収の速さは、アルミニ
ウムに添加する添加剤の量、合金の粉末の粒径に依存す
るが、その他、使用される通気性包装材料の透気度にも
依存する。透気度が大になるほど酸素吸収の速度が増す
ことが知られている。しかし、実際的な酸素吸収の速さ
の制御は、アルミニウムに添加する添加剤の量で行うこ
とが好ましい。
ウムに添加する添加剤の量、合金の粉末の粒径に依存す
るが、その他、使用される通気性包装材料の透気度にも
依存する。透気度が大になるほど酸素吸収の速度が増す
ことが知られている。しかし、実際的な酸素吸収の速さ
の制御は、アルミニウムに添加する添加剤の量で行うこ
とが好ましい。
【0020】本発明に用いる通気性を有する包装材料と
しては、必要な酸素の授受を確実に行いうる透気度を有
し、且つ中身の粉体が漏れ出て食品類と接触するような
ことがなければ、その材質は特に限定されない。
しては、必要な酸素の授受を確実に行いうる透気度を有
し、且つ中身の粉体が漏れ出て食品類と接触するような
ことがなければ、その材質は特に限定されない。
【0021】一般的には、ガーレー方式の透気度が、2
000〜10000秒/100cc程度の透気度を有す
る包装材料が好ましい。具体的には、開孔ポリエチレン
/紙基材からなる積層材等が好ましく用いられる。
000〜10000秒/100cc程度の透気度を有す
る包装材料が好ましい。具体的には、開孔ポリエチレン
/紙基材からなる積層材等が好ましく用いられる。
【0022】本発明の鮮度保持剤は、前述の如く、アル
ミニウムが酸化アルミニウムに酸化される反応を利用し
ているため、従来の鉄粉系の鮮度保持剤と比較して以下
のような有利な点を有している。 (1)酸化反応後の生成物が灰白色であり、酸化鉄の赤
褐色と比較して清潔感があり、鉄さび臭も発生しない。 (2)1g当たりの酸素吸収量が600ccと吸収効率
が良い。 (3)酸化反応には水分の介在を必要としないため、乾
燥条件下や氷点以下の温度でも酸素吸収能力を有する。
ミニウムが酸化アルミニウムに酸化される反応を利用し
ているため、従来の鉄粉系の鮮度保持剤と比較して以下
のような有利な点を有している。 (1)酸化反応後の生成物が灰白色であり、酸化鉄の赤
褐色と比較して清潔感があり、鉄さび臭も発生しない。 (2)1g当たりの酸素吸収量が600ccと吸収効率
が良い。 (3)酸化反応には水分の介在を必要としないため、乾
燥条件下や氷点以下の温度でも酸素吸収能力を有する。
【0023】
【作用】本発明の鮮度保持剤によると、アルミニウムを
主体とする合金からなる粉末を通気性を有する包装材料
に収納して成り、上記のアルミニウムを主体とする合金
は酸素吸収物質として機能する。すなわち、アルミニウ
ムが酸素分子と接触することにより酸化されて酸化アル
ミニウムに変わり、結果的に酸素ガスを吸収する役割を
果たす。したがって、酸素吸収効率が良好で、乾燥条件
下や0℃以下でも酸素吸収能力を有し、食品の性状毎に
鮮度保持剤を使い分ける必要がない。しかも、アルミニ
ウムの酸化反応後の生成物が灰白色であり、食品類に用
いたときに清潔感のある鮮度保持剤が得られる。
主体とする合金からなる粉末を通気性を有する包装材料
に収納して成り、上記のアルミニウムを主体とする合金
は酸素吸収物質として機能する。すなわち、アルミニウ
ムが酸素分子と接触することにより酸化されて酸化アル
ミニウムに変わり、結果的に酸素ガスを吸収する役割を
果たす。したがって、酸素吸収効率が良好で、乾燥条件
下や0℃以下でも酸素吸収能力を有し、食品の性状毎に
鮮度保持剤を使い分ける必要がない。しかも、アルミニ
ウムの酸化反応後の生成物が灰白色であり、食品類に用
いたときに清潔感のある鮮度保持剤が得られる。
【0024】
【実施例】以下、実施例により、本発明をさらに具体的
に説明する。
に説明する。
【0025】純度99%以上のアルミニウムとカルシウ
ムを重量比10/1の比率で、電気炉中で混合加熱溶解
後、所定の型に流し出し、アルミニウム/カルシウム合
金を得た。
ムを重量比10/1の比率で、電気炉中で混合加熱溶解
後、所定の型に流し出し、アルミニウム/カルシウム合
金を得た。
【0026】次に、得られた合金をボールミル法で粉末
化し、100メッシュ〜200メッシュの粒度の粉末状
のアルミニウム/カルシウム合金を得た。
化し、100メッシュ〜200メッシュの粒度の粉末状
のアルミニウム/カルシウム合金を得た。
【0027】得られた粉末状のアルミニウム/カルシウ
ム合金の0.1g、0.5g、1.0gをそれぞれ、開
孔ポリエチレン(50μm)/上質紙(45g/m2)
の積層材からなる50×70m/mサイズの袋に充填密
封し、それぞれをさらに、塩化ビニリデン塗工ポリプロ
ピレン(22μm)/ポリエチレン(50μm)の積層
材からなる200×300m/mサイズの袋に空気50
0ccとともに密封し、経時(25℃)で包装体内の酸
素ガス濃度を測定した。
ム合金の0.1g、0.5g、1.0gをそれぞれ、開
孔ポリエチレン(50μm)/上質紙(45g/m2)
の積層材からなる50×70m/mサイズの袋に充填密
封し、それぞれをさらに、塩化ビニリデン塗工ポリプロ
ピレン(22μm)/ポリエチレン(50μm)の積層
材からなる200×300m/mサイズの袋に空気50
0ccとともに密封し、経時(25℃)で包装体内の酸
素ガス濃度を測定した。
【0028】その結果を下記表1に示す。
【0029】なお、上記アルミニウム/カルシウム合金
粉末の代わりに、カルシウムを含まないアルミニウム粉
末だけを用いた以外はまったく同様にしてサンプルを作
製し、これを比較例とした。比較例についても、経時
(25℃)での包装体内の酸素ガス濃度を測定し、結果
を併せて表1に示した。
粉末の代わりに、カルシウムを含まないアルミニウム粉
末だけを用いた以外はまったく同様にしてサンプルを作
製し、これを比較例とした。比較例についても、経時
(25℃)での包装体内の酸素ガス濃度を測定し、結果
を併せて表1に示した。
【0030】
【表1】 表1の結果から明らかなように、本発明の鮮度保持剤
は、極めて少量でも十分な酸素吸収性能があることがわ
かる。
は、極めて少量でも十分な酸素吸収性能があることがわ
かる。
【0031】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の鮮
度保持剤によれば、アルミニウムを主体とする合金から
なる粉末を通気性を有する包装材料に収納して成り、上
記のアルミニウムを主体とする合金は酸素吸収物質とし
て機能し、アルミニウムが酸素分子と接触することによ
り酸化されて酸化アルミニウムに変わり、結果的に酸素
ガスを吸収する役割を果たすことが出来るので、したが
って、酸素吸収効率が良好であり、乾燥条件下や氷点以
下でも酸素吸収能力を有し、従来のように食品の性状毎
に鮮度保持剤を使い分ける必要がなく、しかも、アルミ
ニウムの酸化反応後の生成物が灰白色であるため、食品
類に用いたときに清潔感のある鮮度保持剤が得られると
いう優れた効果を奏する。
度保持剤によれば、アルミニウムを主体とする合金から
なる粉末を通気性を有する包装材料に収納して成り、上
記のアルミニウムを主体とする合金は酸素吸収物質とし
て機能し、アルミニウムが酸素分子と接触することによ
り酸化されて酸化アルミニウムに変わり、結果的に酸素
ガスを吸収する役割を果たすことが出来るので、したが
って、酸素吸収効率が良好であり、乾燥条件下や氷点以
下でも酸素吸収能力を有し、従来のように食品の性状毎
に鮮度保持剤を使い分ける必要がなく、しかも、アルミ
ニウムの酸化反応後の生成物が灰白色であるため、食品
類に用いたときに清潔感のある鮮度保持剤が得られると
いう優れた効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安東 英二 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 アルミニウムを主体とする合金からなる
粉末を通気性を有する包装材料に収納して成ることを特
徴とする鮮度保持剤。 - 【請求項2】 前記アルミニウムを主体とする合金は、
リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウ
ム、ベリリウム、マグネシウム、ストロンチウム、カル
シウム、バリウムのうちの少なくとも1種の元素をアル
ミニウムに添加した合金であることを特徴とする請求項
1記載の鮮度保持剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7070834A JPH08238081A (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | 鮮度保持剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7070834A JPH08238081A (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | 鮮度保持剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08238081A true JPH08238081A (ja) | 1996-09-17 |
Family
ID=13443005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7070834A Pending JPH08238081A (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | 鮮度保持剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08238081A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012105457A1 (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-09 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 酸素吸収剤およびその保存方法 |
US9199778B2 (en) | 2011-11-15 | 2015-12-01 | Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. | Oxygen absorbing resin composition, oxygen absorbing multilayered body, and oxygen absorbing hollow container |
JP2022075073A (ja) * | 2020-11-06 | 2022-05-18 | 株式会社東芝 | 太陽光発電設備点検システム |
-
1995
- 1995-03-03 JP JP7070834A patent/JPH08238081A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012105457A1 (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-09 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 酸素吸収剤およびその保存方法 |
CN103153452A (zh) * | 2011-01-31 | 2013-06-12 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 吸氧剂及其保存方法 |
JP5246384B2 (ja) * | 2011-01-31 | 2013-07-24 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 酸素吸収剤およびその保存方法 |
US9315383B2 (en) | 2011-01-31 | 2016-04-19 | Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. | Oxygen absorbing agent and method for storing the same |
US9199778B2 (en) | 2011-11-15 | 2015-12-01 | Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. | Oxygen absorbing resin composition, oxygen absorbing multilayered body, and oxygen absorbing hollow container |
JP2022075073A (ja) * | 2020-11-06 | 2022-05-18 | 株式会社東芝 | 太陽光発電設備点検システム |
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