JPH0823757A - 脱穀装置 - Google Patents

脱穀装置

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Publication number
JPH0823757A
JPH0823757A JP18392994A JP18392994A JPH0823757A JP H0823757 A JPH0823757 A JP H0823757A JP 18392994 A JP18392994 A JP 18392994A JP 18392994 A JP18392994 A JP 18392994A JP H0823757 A JPH0823757 A JP H0823757A
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JP
Japan
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chamber
handling
processing
cutting blade
threshing
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP18392994A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichiro Takeuchi
賢一朗 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 脱穀精度および効率の向上。 【構成】 扱室3と処理室23内に、扱歯4および処理
歯32の回転軌跡と重合する作用位置と重合しない非作
用位置とに切替自在の扱室内切刃42および処理室内切
刃48を設ける。脱穀装置の負荷が小のときは扱室内切
刃42および処理室内切刃48のいずれも作用位置と
し、負荷が大のときは扱室内切刃42および処理室内切
刃48のいずれも非作用位置とし、負荷が中のときは扱
室内切刃42は作用位置とし、前記処理室内切刃48の
み非作用位置とするように構成した脱穀装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、脱穀装置に係るもので
ある。
【0002】
【従来技術】従来公知の、実開昭56−62038号公
報には、扱室の側部に該扱室と独立した処理室を形成
し、扱胴と処理胴とを対面部分においていずれも上昇回
転するようにした構成について記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、扱室と
処理室とが連通していないこと、切刃を設けていないこ
とから、扱室の負荷が大きくて、ロスが多いという課題
がある。
【0004】
【発明の目的】扱室および処理室の並設、脱穀・選別・
処理効率の向上および脱穀ロスの低下、小型高性能化。
【0005】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、外周
面に扱歯4を設けた扱胴5の主として下方側を扱網9に
より包囲して扱室3を形成し、該扱室3の側部に、前記
扱胴5と平行であって外周面に処理歯32を形成した処
理胴24の主として下方側を処理網25で包囲して前記
扱室3と一部連通する処理室23を形成し、前記扱胴5
と前記処理胴24とは対面部分においていずれも上昇回
転するようにし、前記扱室3および前記処理室23内に
は、前記扱胴5および前記処理胴24の軸心方向に所定
間隔を置いて複数の扱室内切刃42および処理室内切刃
48をそれぞれ設けた脱穀装置において、前記扱室内切
刃42および処理室内切刃48は、その先端が正面視扱
歯4および処理歯32の回転軌跡と重合する作用位置と
重合しない非作用位置とに切替自在に設け、前記脱穀装
置の負荷が小のときは扱室内切刃42および処理室内切
刃48のいずれも作用位置とし、前記負荷が大のときは
扱室内切刃42および処理室内切刃48のいずれも非作
用位置とし、前記負荷が中のときは扱室内切刃42は作
用位置とし、前記処理室内切刃48のみ非作用位置とす
るように構成した脱穀装置、および、脱穀装置の負荷
を、扱胴5および処理胴24の回転数または回転トルク
により検知する検知装置を設け、負荷検知装置と切替装
置とを制御部を介して接続し、脱穀装置の負荷の小から
中への変化は処理胴24の回転負荷により検知し、脱穀
装置の負荷が中から大への変化は扱胴5の回転負荷を基
準とするとしたものである。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図面により説明すると、1
は脱穀装置の機体フレームであり、機体フレーム1の始
端側2の上部には扱室3を設け、扱室3内には外周に扱
歯4を形成した扱胴5を軸装する。扱胴5は扱室3の始
端側側板6と終端側側板7に扱胴軸8により軸装する。
扱胴5の主として下方側は扱網9により包囲して前記扱
室3を形成する。10は終端側、11は穀稈供給口、1
2は穀稈排出口、13は穀稈供給搬送チエンと挾扼杆に
より構成する穀稈供給搬送装置である(図2)。前記扱
網9の下方には前記穀稈の搬送方向に長く形成した風選
室15を形成する。風選室15の始端部側下方位置には
該風選室15に送風する送風唐箕16を設ける。風選室
15内には、前記送風唐箕16の送風方向に往復揺動す
る揺動選別装置17を設け、該揺動選別装置17の下方
の前記送風唐箕16側には一番コンベア18を設け、前
記一番コンベア18の終端には揚穀装置19を接続す
る。一番コンベア18の前記送風方向下手側には二番コ
ンベア20を設け、前記二番コンベア20の終端は二番
戻し装置21に接続する。
【0007】しかして、扱室3の側部には処理部22の
処理室23を設ける。処理室23は、正面からみて扱胴
5の斜め上側の側部に該扱胴5と平行な処理胴24を軸
装し、前記処理胴24の主として下側外周は略全長に亘
って処理網25により包囲し、前記扱胴5側には前記処
理胴24と平行な取付杆26を設け、取付杆26には、
所定間隔を置いて仕切部材27を設け、該仕切部材27
の間に始端側2より始端側連通口28と中間連通口29
と終端側連通口30を形成し、これらの連通口により処
理室23と扱室3とを連通させて形成する。前記処理胴
24の始端側2側の外周には、終端側10に処理物を移
送しうる螺旋状移送体31を設け、続いて処理歯32を
所定間隔を置いて複数設け、処理歯32の間の所定位置
には放射方向に突き出る軸状の処理棒33を設け、処理
歯32および処理棒33に続いて処理物を始端側2に戻
すように作用する戻し螺旋状移送体34を設ける。
【0008】しかして、前記扱胴5と前記処理胴24と
は対面部分においていずれも上昇回転させる。即ち、前
記扱胴5と前記処理胴24とは対面部分においていずれ
も上昇回転していることに加えて、扱胴5の回転による
遠心力が作用すること、前記処理室23の始端側連通口
28に臨む処理胴24の外周には終端側10に向けて移
送する螺旋状移送体31が設けてあってこの部分の処理
室23内の被処理物が移送されて少ないこと等の理由
で、扱室3内の被処理物は扱胴5の下面側から始端側連
通口28および中間連通口29を通って処理胴24の上
側の処理室23の始端側2に入る。また、処理室23の
終端側10には始端側2に戻すように作用する戻し螺旋
状移送体34があるので、処理物は停滞することになる
こと、処理胴24の遠心力の作用等の理由により、処理
胴24の下面側から終端側連通口30を通って扱胴5の
上側の扱室3に入り、扱室3内の脱穀物と合流する。し
たがって、正面視において、処理物は、横向き「8」の
ように扱室3と処理室23との間を移動し、被処理物の
移行が円滑であり、詰まりの発生がなく、扱室3および
処理室23内の処理の効率を向上させる。
【0009】しかして、前記扱胴5の終端よりやや始端
側の前記処理胴24の外周には軸心方向と交差する円板
形状の終端側仕切板36を設け、終端側仕切板36より
終端側10の処理胴24の周囲を包囲して前記扱室3の
終端と連通する排塵室37を形成する。即ち、一本の処
理胴24を処理胴と排塵胴とに兼用構成にする。前記排
塵室37の始端部は扱室3の終端部と平面視において重
合し、該重合部分となる排塵室37には排塵連通口38
を設け、排塵室37内であって排塵連通口38に臨む位
置の処理胴24(便宜上、処理胴と呼称するが、作用は
従来の排塵胴である)の外周には終端側10側に移送す
る螺旋状移送体39を設け、続く処理胴24の外周には
排塵処理歯40を設ける。したがって、処理部22は共
通の処理胴24を有し、終端側仕切板36までの間に前
記扱室3と連通する前記処理室23を形成し、前記終端
側仕切板36より終端側10に排塵室37を設けて構成
している。しかして、前記扱室3内には、前記取付杆2
6と平行な横取付軸41を設け、該横取付軸41には扱
室内切刃42を所定間隔を置いて複数設ける。前記横取
付軸41は扱室3の始端側側板6と終端側側板7に回転
のみ自在に取付け、扱室内切刃42の位置を扱歯4の回
転軌跡と重合する作用位置と重合しない非作用位置とに
切替えるように構成する。
【0010】始端側側板6より突出する横取付軸41に
は、上側アーム43の基部を固定し、上側アーム43に
は連結ロッド44の上端を取付け、連結ロッド44の下
端はモーター45に設けた下側アーム46に取付ける。
また、前記処理室23内にも、取付杆26と平行な横取
付軸46を設け、該横取付軸46には処理室内切刃48
を所定間隔を置いて複数設け、前記横取付軸46は始端
側側板6と終端側側板7に回転のみ自在に取付け、始端
側側板6より突出する横取付軸46には、上側アーム4
9の基部を固定し、上側アーム49には連結ロッド50
の上端を取付け、連結ロッド50の下端はモーター51
に設けた下側アーム52に取付け、モーター51により
横取付軸46を回転させて、処理室内切刃48を処理室
23内に突き出る作用位置と、非作用位置とに切替え
る。扱室内切刃42および処理室内切刃48は内側に突
き出ると、回転する長穀稈を切断し、脱穀精度を向上さ
せるが、反面、扱室内切刃42および処理室内切刃48
は処理物の移動方向と交差する方向にあるので、移動の
抵抗となること、また、扱室内切刃42および処理室内
切刃48による切断抵抗により、脱穀装置の負荷を大き
くすることもある。そこで、脱穀装置の負荷を検出し
て、負荷が小のときは扱室内切刃42および処理室内切
刃48を作用位置とし、負荷が大のときは扱室内切刃4
2および処理室内切刃48を非作用位置に切替える(図
6)。
【0011】また、図7の実施例では、負荷が小のとき
の作用位置と負荷が大のときの非作用位置の間に脱穀装
置の負荷が中間の中間位置を設け、このときは詰まりや
すい処理室23内の処理室内切刃48のみ退避させて非
作用位置とし、扱室内切刃42は作用位置にしたもので
ある。前記脱穀装置の負荷は、扱胴5および処理胴24
の回転数または回転トルクを検知する検知装置や穀稈の
量を検知するセンサー等の任意構成の負荷検知装置によ
り検知する構成とし、該負荷検知装置と前記モーター4
5およびモーター51とを制御部を介して接続し、負荷
検知装置が検知した負荷により自動的に扱室内切刃42
および処理室内切刃48の位置を切替える。また、機体
所望位置に操作レバー53を設け、操作レバー53の基
部にポジションセンサー54を設け、ポジションセンサ
ー54により操作レバー53の位置を検知して前記モー
ター45、51を作動させ、手動操作により切替え可能
に構成している。この場合、操作レバー53は、一本の
ものにより扱室内切刃42および処理室内切刃48の両
方を切替える構成以外に、扱室内切刃42と処理室内切
刃48に対応させて操作レバー53を設けて独立して切
替えることも勿論可能である。55は排塵口、56は上
部カバー、57は揺動選別装置17の移送突起を有する
移送棚、58は同シーブ、59は同ストローラック、6
0は横断流吸引ファン、61はプーリー、62はギヤボ
ックスである。
【0012】
【作用】次に作用を述べる。穀稈供給搬送装置13が穀
稈を穀稈供給口11より供給して穀稈排出口12に搬送
させる間に、回転する扱胴5により脱穀し、扱網9より
漏れた脱穀物は揺動選別装置17の移送棚57上に落下
し、移送されて揺動するシーブ58上に至り、送風唐箕
16による送風とシーブ58の揺動により選別され、シ
ーブ58より落下した脱穀物は風選され、一番物は一番
コンベア18に落下して揚穀装置19に搬送され取出さ
れ、揺動選別装置17より落下しない藁屑等はストロー
ラック59に送られて機外に排出され、また、軽い塵埃
は横断流吸引ファン60により吸引排除され、揺動選別
装置17より落下した脱穀物のうち二番物は二番コンベ
ア20に入り、二番戻し装置21により揺動選別装置1
7の移送突起を有する移送棚57の始端側2に供給さ
れ、再び選別処理する。
【0013】しかして、扱室3の側部には、始端側連通
口28、中間連通口29により扱室3と連通している処
理室23を設けているので、扱室3内で発生した藁屑等
の脱穀物の一部は始端側連通口28、中間連通口29よ
り処理室23内に入り、始端側連通口28の部分には処
理胴24の螺旋状移送体31を臨ませているので、強制
的に移送され、次に、処理歯32および処理棒33の作
用により処理され、穀粒は処理網25より漏れて風選室
15内に入って風選され、また、処理室23の終端側1
0まで至った処理物は終端側仕切板36の存在と始端側
2側に移送しようと作用する戻し螺旋状移送体34によ
り排塵室37に入るのが阻止されることにより終端側連
通口30から扱室3に全部戻され、扱室3内で再び脱穀
され、処理室23および扱室3内で発生した藁屑は排塵
連通口38から排塵室37に入り、排塵室37内で処理
された藁屑は排出される。
【0014】したがって、扱室3に処理室23を並設し
ているから、扱室3の負荷を減少させ、処理室23で処
理された処理物も扱室3に一旦戻して脱穀するので、穀
稈に付着している穀粒は少なく、藁屑とともに穀粒が排
出されるのを防止し、また、穀粒は風選室15に落下す
るが、藁屑は排塵室37より風選室15の終端側10に
排出されるので、機外に効率よく除去できるだけでな
く、風選効率も向上させ、脱穀ロスを防止する。
【0015】この場合、前記扱胴5と前記処理胴24と
は対面部分においていずれも上昇回転していること、扱
胴5の回転による遠心力が作用すること、前記処理室2
3の始端側連通口28に臨む処理胴24の外周には終端
側10に向けて移送する螺旋状移送体31が設けてあっ
てこの部分の処理室23内の被処理物が移送されて少な
いこと等の理由で、扱室3の被処理物は扱胴5の下面側
から始端側連通口28および中間連通口29を通って処
理胴24の上側の処理室23の始端側2に入る。
【0016】また、処理室23の終端側10には始端側
2に戻すように作用する戻し螺旋状移送体34があるの
で、処理物は停滞することになること、処理胴24の遠
心力の作用等の理由により、処理胴24の下面側から終
端側連通口30を通って扱胴5の上側の扱室3に入り、
扱室3内の脱穀物と合流する。したがって、正面視にお
いて、処理物は、横向き「8」のように扱室3と処理室
23との間を移動するので、被処理物の移行が円滑であ
り、詰まりの発生がなく、扱室3および処理室23内の
処理の効率を向上させる。
【0017】しかして、前記扱室3内には扱室内切刃4
2を、処理室23内には処理室内切刃48をそれぞれ設
けているから、扱室3および処理室23内の穀稈は、回
転する扱歯4および処理歯32と扱室内切刃42および
処理室内切刃48とにより切断されて細かくなり、脱穀
精度および選別精度を向上させる。この場合、扱室内切
刃42および処理室内切刃48は扱室3および処理室2
3内に突出しているので、詰まり発生の原因となる。即
ち、扱室内切刃42および処理室内切刃48は処理物の
移動方向と交差する方向にあるので、移動の抵抗となる
こと、また、扱室内切刃42および処理室内切刃48に
よる切断抵抗により、扱室3および処理室23の負荷を
大きくすることもある。
【0018】そこで、本発明では、扱室3内に横取付軸
41を、処理室23内には横取付軸46を回転のみ自在
にそれぞれ設け、横取付軸41と横取付軸46に扱室内
切刃42と処理室内切刃48を固定し、横取付軸41お
よび横取付軸46を回転させると、扱室内切刃42の先
端が扱胴5の扱歯4の回転軌跡と正面視重合する作用位
置と、重合しない非作用位置とに、また、処理室内切刃
48も、その先端が処理胴24の処理歯32の回転軌跡
と正面視重合する作用位置と、重合しない非作用位置と
に切替えることができ、効率よく作用させることができ
る。
【0019】即ち、脱穀装置の負荷が小のときは扱室内
切刃42および処理室内切刃48のいずれも作用位置と
するが、負荷が大になったときは扱室内切刃42および
処理室内切刃48のいずれも非作用位置に退避させ、処
理物等の移動を円滑にし、詰まり発生を防止し、扱室3
および処理室23は常時最適な状態で、効率よく作動さ
せることができ、脱穀精度と脱穀効率の両者を向上させ
る。また、前記脱穀装置負荷が大と小の間の「中」のと
きは、扱室内切刃42は作用位置とし、処理室内切刃4
8のみ非作用位置とするように構成しているから、詰ま
りが発生しやすい扱室3よりも処理室23を先に開放し
て詰まり発生防止し、扱室3では扱室内切刃42を作用
させて穀稈切断による処理効率の向上させるので、脱穀
精度と穀稈切断による処理効率の向上と相反する課題を
解決する。
【0020】前記脱穀装置の負荷は、実施例では、扱胴
5および処理胴24の回転数または回転トルクを検知す
る検知装置を設け、負荷検知装置と前記モーター45お
よびモーター51とを制御部を介して接続しているか
ら、処理胴24の回転負荷により脱穀装置の負荷が小か
ら中に変化したのを検知することにより、早期に処理室
23の詰まり発生を防止し、脱穀装置の負荷が中から大
への変化は扱胴5の回転負荷を基準とすることにより、
扱室内切刃42を充分に作用させて脱穀精度を向上させ
る。この点においても、脱穀精度と穀稈切断による処理
効率の向上と相反する課題を解決する。
【0021】しかして、機体所望位置に操作レバー53
を設け、操作レバー53の基部にポジションセンサー5
4を設け、ポジションセンサー54により操作レバー5
3の位置を検知して前記モーター45、51を作動さ
せ、手動操作により切替え可能に構成しているから、操
作レバー53を手動操作すると、この操作レバー53の
位置をポジションセンサー54が検知してモーター45
およびモーター51に通電し、これにより、下側アーム
46、52が回動し、この回動により連結ロッド44、
50を介して上側アーム43、49を回動させ、この回
動により横取付軸41および横取付軸46が回転して、
作用位置と非作用位置とに切替える。
【0022】この場合、操作レバー53は、一本のもの
により扱室内切刃42および処理室内切刃48の両方を
切替える構成以外に、扱室内切刃42と処理室内切刃4
8に対応させて操作レバー53を設けて独立して切替え
る構成にすると、肌理こまかい切替ができる。
【0023】
【効果】本発明は、外周面に扱歯4を設けた扱胴5の主
として下方側を扱網9により包囲して扱室3を形成し、
該扱室3の側部に、前記扱胴5と平行であって外周面に
処理歯32を形成した処理胴24の主として下方側を処
理網25で包囲して前記扱室3と一部連通する処理室2
3を形成し、前記扱胴5と前記処理胴24とは対面部分
においていずれも上昇回転するようにし、前記扱室3お
よび前記処理室23内には、前記扱胴5および前記処理
胴24の軸心方向に所定間隔を置いて複数の扱室内切刃
42および処理室内切刃48をそれぞれ設けた脱穀装置
において、前記扱室内切刃42および処理室内切刃48
は、その先端が正面視扱歯4および処理歯32の回転軌
跡と重合する作用位置と重合しない非作用位置とに切替
自在に設け、前記脱穀装置の負荷が小のときは扱室内切
刃42および処理室内切刃48のいずれも作用位置と
し、前記負荷が大のときは扱室内切刃42および処理室
内切刃48のいずれも非作用位置とし、前記負荷が中の
ときは扱室内切刃42は作用位置とし、前記処理室内切
刃48のみ非作用位置とするように構成した脱穀装置と
したものであるから、 正面視において、処理物は、横向き「8」のように
扱室3と処理室23との間を移動するので、被処理物の
移行が円滑であり、詰まりの発生がなく、扱室3および
処理室23内の処理の効率を向上させる。 また、扱室3および処理室23内に、扱室内切刃4
2および処理室内切刃48をそれぞれ設け、脱穀装置の
負荷が小のときは扱室内切刃42および処理室内切刃4
8のいずれも作用位置とするが、負荷が大になったとき
は扱室内切刃42および処理室内切刃48のいずれも非
作用位置に退避させ、処理物等の移動を円滑にし、詰ま
り発生を防止し、扱室3および処理室23は常時最適な
状態で、効率よく作動させることができ、脱穀精度と脱
穀効率の両者を向上させる。 また、前記脱穀装置負荷が大と小の間の「中」のと
きは、扱室内切刃42は作用位置とし、処理室内切刃4
8のみ非作用位置とするように構成しているから、詰ま
りが発生しやすい扱室3よりも処理室23を先に開放し
て詰まり発生防止し、扱室3では扱室内切刃42を作用
させて穀稈切断による処理効率の向上させるので、脱穀
精度と穀稈切断による処理効率の向上と相反する課題を
解決する。 また、脱穀装置の負荷を、扱胴5および処理胴24
の回転数または回転トルクにより検知する検知装置を設
け、負荷検知装置と切替装置とを制御部を介して接続
し、脱穀装置の負荷の小から中への変化は処理胴24の
回転負荷により検知し、脱穀装置の負荷が中から大への
変化は扱胴5の回転負荷を基準とすると、早期に処理室
23の詰まり発生を防止し、扱室内切刃42を充分に作
用させて脱穀精度を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 側面図。
【図2】 平面図。
【図3】 背面図。
【図4】 図3の一部拡大図。
【図5】 処理胴の平面図。
【図6】 切刃の切替状態説明図。
【図7】 同他の実施例図。
【符号の説明】
1…フレーム、2…始端側、3…扱室、4…扱歯、5…
扱胴、6…始端側側板、7…終端側側板、8…扱胴軸、
9…扱網、10…終端側、11…穀稈供給口、12…穀
稈排出口、13…穀稈供給搬送装置、15…風選室、1
6…送風唐箕、17…揺動選別装置、18…一番コンベ
ア、19…揚穀装置、20…二番コンベア、21…二番
戻し装置、23…処理室、24…処理胴、25…処理
網、26…取付杆、27…仕切部材、28…始端側連通
口、29…中間連通口、30…終端側連通口、31…螺
旋状移送体、32…処理歯、33…処理棒、34…戻し
螺旋状移送体、36…終端側仕切板、37…排塵室、3
8…排塵連通口、39…螺旋状移送体、40…排塵処理
歯、41…横取付軸、42…扱室内切刃、43…上側ア
ーム、44…連結ロッド、45…モーター、46…下側
アーム、47…横取付軸、48…処理室内切刃、49…
上側アーム、50…連結ロッド、51…モーター、52
…下側アーム、53…操作レバー、54…ポジションセ
ンサー、55…排塵口、56…上部カバー、57…移送
棚、58…シーブ、59…ストローラック、60…横断
流吸引ファン、61…プーリー、62…ギヤボックス。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年9月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図5】
【図7】
【図2】
【図3】
【図4】
【図6】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に扱歯4を設けた扱胴5の主とし
    て下方側を扱網9により包囲して扱室3を形成し、該扱
    室3の側部に、前記扱胴5と平行であって外周面に処理
    歯32を形成した処理胴24の主として下方側を処理網
    25で包囲して前記扱室3と一部連通する処理室23を
    形成し、前記扱胴5と前記処理胴24とは対面部分にお
    いていずれも上昇回転するようにし、前記扱室3および
    前記処理室23内には、前記扱胴5および前記処理胴2
    4の軸心方向に所定間隔を置いて複数の扱室内切刃42
    および処理室内切刃48をそれぞれ設けた脱穀装置にお
    いて、前記扱室内切刃42および処理室内切刃48は、
    その先端が正面視扱歯4および処理歯32の回転軌跡と
    重合する作用位置と重合しない非作用位置とに切替自在
    に設け、前記脱穀装置の負荷が小のときは扱室内切刃4
    2および処理室内切刃48のいずれも作用位置とし、前
    記負荷が大のときは扱室内切刃42および処理室内切刃
    48のいずれも非作用位置とし、前記負荷が中のときは
    扱室内切刃42は作用位置とし、前記処理室内切刃48
    のみ非作用位置とするように構成した脱穀装置。
JP18392994A 1994-07-13 1994-07-13 脱穀装置 Withdrawn JPH0823757A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1071988C (zh) * 1996-02-29 2001-10-03 洋马农机株式会社 脱谷装置
JP2010051258A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Iseki & Co Ltd 脱穀装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN1071988C (zh) * 1996-02-29 2001-10-03 洋马农机株式会社 脱谷装置
JP2010051258A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Iseki & Co Ltd 脱穀装置

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