JP5218732B2 - 脱穀装置 - Google Patents
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Description
また、公知例は、搬送中の穀稈に回転体が直接接触して刺さり粒を回収する構成のため、搬送穀稈に与える負荷が大きくなって、穀稈が抜けたり、或いは、千切れたりして、脱穀室内の藁屑が増加し、その結果、扱胴と共回りする被処理物が増加して、この被処理物から落下する穀粒が刺さり込んで、刺さり粒が増加するという課題がある。
本願は、扱胴と共回りする被処理物の発生を抑制して、刺さり粒の発生を抑制すると共に、排塵処理装置への被処理物の移動を促進するように工夫し、脱穀の回収ロスを減少させたものである。
脱穀室12の終端側の扱胴11と排塵処理胴31の間には、軸心が扱胴11と平行の回転体50を設けているから、回転体50により脱穀室12の終端側で扱胴11の被処理物の共回りを抑制して、穀稈供給搬送装置13により搬送される脱穀済み穀稈に穀粒が刺さり込むのを抑制し、四番ロスを低減させる。
請求項2記載の発明は、前記回転体(50)を、少なくとも、前記扱胴(11)の扱胴軸(51)よりも上方に設けた請求項1記載の脱穀装置としたものであり、搬送穀稈は回転体50に直接接触せずに、扱胴11の下面側を移動する。
請求項3記載の発明は、前記回転体(50)を、回転胴(53)の回転軸(54)を脱穀室(12)の中板(34)と後板(17)との間に軸装し、回転胴(53)の外周に放射方向に突出する板体(55)を設けて構成し、前記回転軸(54)の先端回転軌跡が扱胴(11)の扱歯(10)の先端回転軌跡と軸心方向視で重なるように配置し、回転体(50)の回転胴(53)の円周方向および母線方向に前記板体(55)を所定間隔を置いて複数設けると共に、扱胴(11)の前後の扱歯(10)各間に夫々板体(55)が位置するように配置した請求項2記載の脱穀装置としたものであり、回転体50の板体55は扱歯10に引っ掛かって共回りする被処理物を除去し、また、回転体50の板体55の先端は扱歯10の基部に引っ掛かって扱胴11の外周面付近に存在する被処理物も除去し、また、扱胴11の前後の扱歯10各間の板体55が前後の扱歯10に引っ掛かっている被処理物を除去する。
請求項4記載の発明は、前記扱網(18)の存在しない脱穀室(12)の終端側の部分のうちの前側部分は排塵連通部(H)に形成し、排塵連通部(H)内に前記排塵連通口(33)を形成し、扱網(18)の存在しない脱穀室(12)の終端側の部分のうちの後側部分は刺さり粒回収部(S)に形成し、前記排塵連通部(H)および刺さり粒回収部(S)内に前記扱胴(11)の後部を延長して臨ませると共に、前記回転体(50)は、排塵連通部(H)および刺さり粒回収部(S)の両者に跨って設けた請求項1または請求項2または請求項3記載の脱穀装置としたものであり、排塵連通部Hでは回転体50により被処理物の共回りを抑制して排塵処理装置30への移行を促進させ、刺さり粒回収部Sでは脱穀済みの穀稈に穀粒が入り込む刺さり粒の発生を抑制すると共に刺さり粒の回収効率を向上させる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、搬送穀稈に回転体(50)が直接接触しないので、搬送穀稈の抜けや千切れを発生させることなく、刺さり粒の発生を抑制できる。
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明の効果に加えて、効率よく扱胴(11)の共回り被処理物を除去でき、刺さり粒の発生を抑制できる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1または請求項2または請求項3記載の発明の効果に加えて、排塵連通部(H)において回転体(50)により被処理物の共回りを抑制しつつ排塵処理装置(30)への移行を促進させ、刺さり粒回収部(S)では脱穀済みの穀稈に穀粒が入り込む刺さり粒の発生を抑制すると共に刺さり粒の回収効率を向上させることができる。
前記脱穀装置3は、上部に扱歯10を有する扱胴11を略水平に軸装した脱穀室12を設ける。脱穀室12の一側には前記刈取部4により刈り取った穀稈を供給搬送する穀稈供給搬送装置13の供給搬送チェン14を設けている。なお、理解を容易にするため、便宜的に前後左右等の方向を示して以下説明するが、これにより構成が限定されるものではない。
扱胴11は脱穀装置3の前板16と脱穀室後板17に軸装し、扱胴11の主として下方側は扱網18により包囲している。扱網18の下方には唐箕19の唐箕ケーシング20を設ける。前記脱穀室12の下方には前記唐箕19の送風により穀粒と異物とを風選し得る風選室21を形成し、風選室21内には、唐箕19の送風方向(前後方向)に往復揺動する揺動選別棚22により構成した揺動選別装置23を設ける。
移送棚部24の移送方向下手側にはグレンシーブ25を設ける。グレンシーブ25は、扱網18より落下した穀粒と異物とを選別するものであり、所定間隔をおいて揺動方向に複数並設する。グレンシーブ25は、薄い平板形状に形成し、移送方向の下手側(後側)が高くなるように傾斜させて設ける。
グレンシーブ25の下方から移送方向の下手側(後側)のストローラック26を設ける。揺動選別棚22の下方には一番コンベア27を設け、一番コンベア27の後側には二番コンベア28を設ける。
前記穀稈供給搬送装置13の設置側とは反対側の扱胴11の後部側方(終端側)には、排塵処理装置30を設ける。塵処理装置30は、扱胴11の軸心と略平行な排塵処理胴31を軸装し、脱穀室12の後部に設けた排塵連通口33により脱穀室12と連通させて構成する。排塵処理胴31の始端部は中板34に軸装し、中板34と脱穀室後板17との間に排塵連通口33を形成している。
前記縦桟36および排出孔37は、前記排塵連通口33と並ぶ位置に設け、縦桟36は、脱穀物排出口35に至った扱網18より落下しない脱穀物を、そのまま下方に落下排出させずに、落下の際の抵抗となって、扱網18より落下しない脱穀物が排塵連通口33から排塵処理装置30へ移行するのを補助し、脱穀室12の負荷を軽減させて、脱穀効率を向上させる。
即ち、脱穀物排出口35を開放構成とすると、脱穀物排出口35に至った扱網18より落下しない脱穀物がそのまま下方に落下して排塵処理装置30への移行効率が低下し、また、揺動選別装置23の負荷が増加するが、縦桟36を設けたので、扱網18より落下しない脱穀物のうち小さい被処理物だけ排出孔37から揺動選別装置23に落下させて負荷を減少させ、また、扱網18より落下しない脱穀物のうちの更に排出孔37から落下しない大きな被処理物は排塵処理装置30の排塵連通口33への移行効率を向上させ、全体として、選別精度および選別効率を向上させる。
二番処理装置42の二番処理胴44は、排塵処理胴31と同心状に配置する。二番処理装置42の二番処理胴44は、穀稈供給搬送装置13の搬送方向と反対に揺動選別棚22の始端部側上方に向けて被処理物を搬送するように構成し、扱網18の側方に位置している。
二番処理装置42の二番処理胴44の始端部側上方には二番還元装置45の先端を開口させ、二番還元装置45の基部は二番コンベア28の終端に接続している。
46は吸引排塵ファン、47は吸引排塵ファン46のケーシング、48は脱穀装置3の後側にはカッター装置である。
しかして、脱穀室12の終端側には、被処理物が扱胴11と共回りするのを抑制する回転体50を設ける(図2、なお、図2では理解を容易にするため、扱胴11と回転体50とを重ねて図示している)。
回転体50により脱穀室12の終端側で被処理物の共回りを抑制して、穀稈供給搬送装置13により搬送される脱穀済み穀稈に穀粒が刺さり込むのを抑制し、四番ロスを低減させる。
前記回転体50は、その軸心方向を、前記扱胴11の軸心方向と平行になるように設ける。
そのため、回転体50をコンパクトに設けられる。
前記回転体50は、少なくとも、前記扱胴11の扱胴軸51より上方に設ける。
前記扱胴11による脱穀は、扱胴11の下面側を穀稈を移動させて行う所謂「下扱き」であり、穀稈の搬送に回転体50の存在自体が影響を与えることはなく、しかも、回転体50を、少なくとも、扱胴11の扱胴軸51より上方に設けているので、被処理物の共回り抑制効果を向上させる。
また、回転体50は前記排塵連通口33の上方に臨ませているので、排塵処理装置30への取り込みを良好にする。
そのため、回転体50は脱穀室12内にコンパクトに設けられ、しかも、扱胴11の被処理物の共回りを抑制し、排塵処理装置30への取り込みを良好にして、扱胴11および排塵処理装置30の両者に良好に作用させられ、合理的構成となる。
回転体50は、回転胴53の回転軸54を中板34と脱穀室後板17に軸装し、回転胴53の外周に放射方向に突出する板体55を設けて構成する。
回転体50は中板34よりも後方に設けられているので、脱穀室12の前側や中間部での脱穀やこなし作用には影響せず、支障はない。更に、中板34より後方の脱穀室12の終端では、回転体50が被処理物の共回りを抑制するので、被処理物や搬送穀稈への穀粒の刺さり込むのを防止して、四番ロスの低減を効果的に行える。
この場合、回転体50は、その板体55の先端回転軌跡が軸心方向視で扱胴11の扱歯10の先端回転軌跡と重なるように配置する。
そのため、回転体50の被処理物の共回り抑制効果を向上させる。
そのため、扱歯10の基部に引っ掛かって扱胴11の外周面付近に存在する被処理物までも、回転体50の板体55が除去するので、回転体50の被処理物の共回り抑制効果を向上させる。
板体55は、回転体50の回転胴53の円周方向および母線方向に所定間隔を置いて複数設けると共に、扱胴11の前後の扱歯10各間に夫々板体55が位置するように配置する。
そのため、各扱歯10間に位置する被処理物を確実に下方に導き、回転体50の被処理物の共回り抑制効果を向上させる。
回転体50は、扱胴11と同方向回転するように構成し、回転体50の板体55と扱胴11の扱歯10の重なる部分では互いに反対回転とする。
そのため、回転体50の被処理物の共回り抑制効果を向上させ、又、被処理物を回転体50は排塵処理胴31に向けて飛散させられ、好適である。
また、扱網18の存在しない脱穀室12の終端側の部分のうちの後側部分は刺さり粒回収部Sに形成し、前記排塵連通部Hおよび刺さり粒回収部S内に前記扱胴11の後部を延長して臨ませる。
そして、前記回転体50は、前記排塵連通部Hおよび刺さり粒回収部Sの両者に跨って設ける。
そのため、回転体50は、排塵連通部Hでは被処理物の共回りを抑制して排塵処理装置30への移行を促進させ、刺さり粒回収部Sでは脱穀済みの穀稈に穀粒が入り込む刺さり粒の発生を抑制すると共に刺さり粒の回収効率を向上させる。
この場合、排塵連通部Hと刺さり粒回収部Sの間に、縦の仕切り壁60を設ける。
仕切り壁60は、高速作業時の被処理物が増加しても、排塵処理装置30への移行を促進し、刺さり粒回収部Sへの被処理物の流れ込みを抑制し、四番ロス発生を軽減させる。
しかして、扱胴11の扱胴軸51の後端には中間伝動プーリ62を設け、中間伝動プーリ62の側方に中間出力プーリ63を設ける。中間出力プーリ63は中間出力軸64に固定し、中間出力軸64の一端には、カップリング65を介して前記回転体50の回転軸66を着脱自在に連結する。
中間出力軸64の他端は排藁入力ギヤケース67に軸装する。排藁入力ギヤケース67には排藁搬送装置68に回転伝達する排藁入力軸69の他端を軸装する。排藁入力軸69は排藁入力ギヤケース67内に設けた傘歯車により回転が伝達される。
排藁入力軸69の中間部は穂先側排藁搬送装置68Aを貫通させ、排藁入力軸69の他端には株元側排藁搬送装置68Bの排藁株元搬送チェン70の排藁搬送チェン駆動歯車を設けて、排藁搬送チェンを駆動させ、排藁搬送チェンの回転を穂先側排藁搬送装置68Aに伝達している。
したがって、回転体50は、排藁搬送装置68の回転伝達経路からの回転を伝達するので、回転伝達機構を簡素に構成できる。
走行装置2により走行し、刈取部4で刈り取った穀稈は穀稈供給搬送装置13の供給搬送チェン14により搬送されて、脱穀室12に供給され、脱穀室12の扱胴11で脱穀される。
脱穀された脱穀物は、扱網18より揺動選別棚22に落下し、揺動選別棚22の揺動と唐箕19からの送風により選別され、穀粒は揺動選別棚22の選別網から一番コンベア28に回収され、一番コンベア28により回収された穀粒はグレンタンク5に貯留される。
また、二番コンベア28に回収された二番物は二番還元装置45により二番処理装置42に還元され、二番処理装置42の二番処理胴44により再処理されて揺動選別棚22の始端部に拡散排出される。
また、揺動選別棚22上の処理物は風選室21で風選され、揺動選別棚22より落下しない処理物のうち藁屑・塵埃は吸引排塵ファン42により機外に吸引排出される。
しかして、脱穀室12の終端側には、被処理物が扱胴11と共回りするのを抑制する回転体50を設けているから、回転体50により脱穀室12の終端側で扱胴11の被処理物の共回りを抑制して、穀稈供給搬送装置13により搬送される脱穀済み穀稈に穀粒が刺さり込むのを抑制し、四番ロスを低減させる。
また、回転体50により被処理物が扱胴11と共回りするのを抑制するので、排塵処理装置30への取り込みを良好にし、脱穀室12の負荷を軽減させ、全体として脱穀処理および回収効率を向上させる。
回転体50は、少なくとも、扱胴11の扱胴軸51より上方に設けているから、扱胴11の下面側を移動する搬送穀稈の搬送に回転体50の存在自体が影響を与えることはなく、しかも、回転体50を、少なくとも、扱胴11の扱胴軸51より上方に設けているので、被処理物の共回り抑制効果を向上させる。
しかして、回転体50は、正面視において、扱胴11と排塵処理胴31との中間に位置させているから、回転体50は脱穀室12内にコンパクトに設けられ、扱胴11の共回り抑制および排塵処理装置30への取込の両者に良好に作用させられ、合理的構成となる。
回転体50は、回転胴53の回転軸54を中板34と脱穀室後板17に軸装し、中板34よりも後方に回転体50が設けられているので、脱穀室12の前側や中間部での脱穀やこなし作用には影響せず、中板34より後方の脱穀室12の終端で、被処理物の共回りを抑制でき、被処理物や搬送穀稈への穀粒の刺さり込むのを防止して、四番ロスの低減を効果的に行える。
回転体50は、その板体55の先端回転軌跡が扱胴11の扱歯10の先端回転軌跡と重なるように配置してるので、扱歯10に引っ掛かって共回りする被処理物を、回転体50の板体55が除去することができ、回転体50の被処理物の共回り抑制効果を向上させる。
板体55は、回転体50の回転胴53の円周方向および母線方向に所定間隔を置いて複数設けると共に、扱胴11の前後の扱歯10各間に夫々板体55が位置するように配置しているので、前後の扱歯10に引っ掛かっている被処理物を、回転体50の板体55が除去して、確実に下方に導き、回転体50の被処理物の共回り抑制効果を向上させる。
回転体50は、回転体50の板体55と扱胴11の扱歯10の重なる部分において互いに反対駆動回転させているので、扱胴11との被処理物の共回りを抑制するとともに、被処理物は回転体50の回転軸54により排塵処理胴31に向けて飛散させられ、排塵処理装置30への移行を促進でき、好適である。
この場合、排塵連通部Hと刺さり粒回収部Sの間に、縦の仕切り壁60を設けているので、仕切り壁60は、高速作業時の被処理物が増加しても、排塵処理装置30への移行を促進し、刺さり粒回収部Sへの被処理物の流れ込みを抑制し、四番ロス発生を軽減させる。
11 扱胴
12 脱穀室
13 穀稈供給搬送装置
17 後板
18 扱網
30 排塵処理装置
31 排塵処理胴
33 排塵連通口
34 中板
50 回転体
51 扱胴軸
53 回転胴
54 回転軸
55 板体
62 中間伝動プーリ
63 中間出力プーリ
64 中間出力軸
65 カップリング
66 回転軸
67 排藁入力ギヤケース
68 排藁搬送装置
68A 穂先側排藁搬送装置
68B 株元側排藁搬送装置
69 排藁入力軸
70 排藁株元搬送チェン
H 排塵連通部
S 刺さり粒回収部
Claims (4)
- 穀稈供給搬送装置(13)によって搬送された穀稈を脱穀する扱胴(11)の下側に扱網(18)を設けて脱穀室(12)を形成し、前記穀稈供給搬送装置(13)の設置側とは反対側の脱穀室(12)の後部側方には、該脱穀室(12)と排塵連通口(33)により連通する排塵処理胴(31)を有する排塵処理装置(30)を設け、前記脱穀室(12)の後部の前記扱胴(11)と前記排塵処理胴(31)の間には、軸心が前記扱胴(11)と平行の回転体(50)を設けたことを特徴とする脱穀装置。
- 請求項1に記載された脱穀装置において、前記回転体(50)を、少なくとも、前記扱胴(11)の扱胴軸(51)よりも上方に設けたことを特徴とする脱穀装置。
- 請求項2に記載された脱穀装置において、前記回転体(50)を、回転胴(53)の回転軸(54)を脱穀室(12)の中板(34)と後板(17)との間に軸装し、回転胴(53)の外周に放射方向に突出する板体(55)を設けて構成し、前記回転軸(54)の先端回転軌跡が扱胴(11)の扱歯(10)の先端回転軌跡と軸心方向視で重なるように配置し、回転体(50)の回転胴(53)の円周方向および母線方向に前記板体(55)を所定間隔を置いて複数設けると共に、扱胴(11)の前後の扱歯(10)各間に夫々板体(55)が位置するように配置したことを特徴とする脱穀装置。
- 請求項1または請求項2または請求項3に記載された脱穀装置において、前記扱網(18)の存在しない脱穀室(12)の終端側の部分のうちの前側部分は排塵連通部(H)に形成し、排塵連通部(H)内に前記排塵連通口(33)を形成し、扱網(18)の存在しない脱穀室(12)の終端側の部分のうちの後側部分は刺さり粒回収部(S)に形成し、前記排塵連通部(H)および刺さり粒回収部(S)内に前記扱胴(11)の後部を延長して臨ませると共に、前記回転体(50)は、排塵連通部(H)および刺さり粒回収部(S)の両者に跨って設けたことを特徴とする脱穀装置。
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