JPH0823733B2 - 移動体用ナビゲーション装置 - Google Patents

移動体用ナビゲーション装置

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JPH0823733B2
JPH0823733B2 JP1277542A JP27754289A JPH0823733B2 JP H0823733 B2 JPH0823733 B2 JP H0823733B2 JP 1277542 A JP1277542 A JP 1277542A JP 27754289 A JP27754289 A JP 27754289A JP H0823733 B2 JPH0823733 B2 JP H0823733B2
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一浩 横内
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Mitsubishi Electric Corp
Matsuda KK
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、自動車等の移動体に装備されるナビゲー
ション装置に係り、特に、ブラウン管等の表示器に地図
および自動車の現在装置、走行軌跡等を表示して、運転
者に走行情報を提供する移動体用ナビゲーション装置に
関する。
〔従来の技術〕
自動車等の移動体に装備されるナビゲーション装置
は、一般に全国地図や複数に分割された地域地図等を地
図情報として地図記憶手段に記憶しておき、操作者の要
求に応じて上記地図情報を読出して、ブラウン管等の表
示器に表示することにより、走行のための地図を提供す
るようになっている。
また、車両の走行距離を検出する距離センサと、進行
方位を検出する方位センサからの検出信号に基づいて、
車両の現在位置を演算によって求めることにより、表示
器に表示した地図上に車両の現在位置を示す三角マーク
や走行軌跡を連続した複数の点で表示し、画面の地図上
における自動位置を視認できるようになされている(例
えば、特開昭58−53711号公報、特公昭59−39800号公
報、特開昭60−16511号公報参照)。
上記従来の装置においては、車両の走行に際し、機能
キーのキー操作を行うと、車両の走行に伴って現在位置
を示す地図が画面上に表示され、走行のために必要な情
報が提供されるものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来の装置は、車両の走行時において、
キー操作してから所望の地図が画面に表示されるまでの
時間が長くかかり、発進までに待ち時間が伴うという不
具合があった。
すなわち、車両の出発地点を所定の地理上の座標、例
えば自宅に設定したい場合、まずキー操作によって広域
地図から詳細地図を選択して画面に表示し、この詳細地
図から所望の地区地図を選び出した後、画面の中心に地
理上の座標の中心を設定しておく必要がある。このとき
は、画面に表示される地図を見ながら所望の地図を選択
するのであるが、詳細な地区地図は、画面に対応して複
数の地図ブロックに分割されて記憶されており、地図記
憶手段から読出されて表示器の画面に表示される際は、
各地図ブロックが順次描画されることになるため、全て
の地図ブロックが描画完了するまでに数十秒間を要して
いた。
また、車両の走行後にエンジンを停止し、キースイッ
チをオフにすると、停車直前に画面に表示されていた現
在地を示す地図が消去される。そして、再び運転を開始
する場合、現在位置を示す地図を表示するには、上記の
如く全地図ブロックの描画が完了するまで長い待ち時間
を伴うので、運転者に苛立ちを与える要因となってい
た。
この発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、地図
記憶手段から地図データ等を読出して表示器の画面に描
画させる時間を高速化して、画面の中心に地理上の座標
の中心を設定する際の待ち時間を大幅に短縮すると共
に、地図選択や現在位置の設定操作を簡略化して取扱い
の容易な移動体用ナビゲーション装置を提供することを
目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る移動体用ナビゲーション装置は、地図
を複数の領域に分割し、この分割された領域の線図を複
数の地点データとこの各地点間を結ぶ線の種類を示す線
種データとに分解して地図情報として記憶した地図情報
記憶手段、上記地図情報により地図を画面に表示する表
示手段、指令信号による地理上の座標を上記画面上に設
定する手段、上記指令信号による地理上の座標を示すマ
ークを上記画面上に描画する手段、上記指令信号による
地理上の座標を含む領域及びこの領域に隣接する領域の
地図情報を上記地図情報記憶手段から読出して格納する
一時記憶手段、上記指令信号による地理上の座標を含む
領域の地図情報の地点データ及び線種データにより地図
を復元し上記画面に描画させる第1描画手段、この第1
描画手段の動作終了後、上記隣接する領域の地図情報の
地点データ及び線種データにより地図を復元し上記画面
に描画させる第2描画手段を備えたものである。また、
指令信号による地理上の座標は画面の略中央に設定され
るものである。また、指令信号による地理上の座標は移
動体の現在位置であるものである。
〔作用〕
この発明においては、所望の地図を選択する操作を行
うと、地図記憶手段から、まず表示器の画面の中心に描
画される地図ブロックおよびこの地図ブロックに隣接す
る地図ブロックの地図情報が読出される。これに伴っ
て、この地図に対応する線図が復元されて、画面に地図
ブロックと共に表示されるが、このとき画面に表示され
る地図の地理上の所定の座標を含む領域の地図がまず、
第1描画手段により描画される。よって、操作を開始し
てから表示器に地図が表示されるまでの時間が大幅に短
縮される。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は移動体用ナビゲーション装置の全体構成図、
第2図は表示器の正面図、第3図は本発明の原理を説明
するための概略構成図である。
図において、(1)は制御部であって各種I/O回路
(2)、(3)、(4)および入出力ポート(5)、
(6)を含み、CPU(7)やCRTコントローラ(以下、CR
T・Cと略記する。)(9)等が車載バッテリから定電
圧回路を介して安定化電源の供給を受けて作動し、各種
の機器を制御するようになっている。
(2)は第1のI/Oインタフェース回路であり、車両
の走行を案内するナビゲーション(11)、道路状況を受
信する交通情報(12)、自動車用の無線電話(13)、室
内空調用のエアコン(14)、映像音響源であるテレビ
(15)、ラジオ(16)、テープ(17)およびCD(18)等
の各モードを、ファンクションスイッチ(SW1)〜(SW
8)を介して選択可能とするものである。このファンク
ションスイッチ(SW1)〜(SW8)は、第2図に示すCRT
(26)の前面パネル(26b)に配設されており、押圧操
作によって駆動信号をCPU(7)に与え、各機器を動作
させるようになっている。
また、第1のI/Oインターフェース回路(2)には、
アンテナを介して人工衛星からの電波を受信し、自動車
の現在位置や移動速度等を確認したり、決定できるGPS
装置(19)と、車両に固定されたフラックスゲート形の
地磁気検出器等によって地磁気を車両の進行方向成分
と、その垂直成分とに分解して検出し、これに対応する
信号を車両の進行方位θとして出力する方位センサ(2
0)とが接続されている。
(3)は第2のI/Oインターフェース回路であり、車
輪の回転を電磁ピックアップやリードスイッチ等によっ
て検出し、回転数に比例したパルス信号を出力する距離
センサ(21)が接続されている。なお、上記方位センサ
(20)および距離センサ(21)によって車両の現在位置
データを得ると共に、走行軌跡データを求め得る現在位
置検出手段が構成されるものである。
(4)は第3のI/Oインターフェース回路であり、テ
レビチューナ(22)、ラジオチューナ(23)、テープデ
ッキ(24)およびCDデッキ(25)等の映像・音響機器が
接続されている。このCDデッキ(25)には、地図記憶手
段であるCD・ROM(25a)が備えられており、上記ナビゲ
ーション(11)の選択時に後述の各種地図情報および線
図データ等が読出されてCRT(26)に表示可能とされて
いる。なお、上記CD・ROM(25a)としては、NIKKEI.ELE
CTRONICS.1987年11月26日号(NO434)に記載された地図
情報記憶用のメモリが採用され、全国地図から地方地
図、地域地図、さらには地区地図等の地図情報がベクト
ルデータとして記憶されている。また、本例では、地図
をそれぞれ縮尺の異なる広域、標準および詳細の3種類
としており、この地図情報は共通の領域を含むように記
憶されている。なお、上記地区地図はCRT(26)の画面
(26a)の4象限に対応して4つの領域に分割されてお
り、4地図ブロックを部分地図として、この部分地図の
一部である1地図ブロックの4倍がCRT(26)の画面(2
6a)の背景となるように、そのデータが地図情報として
上記CD・ROM(25a)に順次格納されている。また、この
地区地図上の地点間を結ぶ線図、例えば道路、川、橋等
を示す線図が線図データに分解されて記憶されると共
に、文字やシンボル等のキャラクタデータ、さらに、サ
ービスシンボルとしてホテルやゴルフ場等のサービスデ
ータも記憶されている。そして、上記道路、川、橋とい
った特定のアイテムについては、各種のカラーで表示す
るために複数の色コードで記憶している。また、この色
コード以外に上記アイテムを他のカラーでも表示可能と
するために多数のカラーパレット用色コードで記憶した
複数のメモリテーブルを有している。さらに、画面(26
a)にシャドーをかけるためのドットデータと、画面(2
6a)にタッチパターンであるアイコンを表示する領域に
もシャドーをかけるためのドットデータとがそれぞれ記
憶されている。
(7)はCPUであり、上記ファンクションスイッチ(S
W1)〜(SW8)の選択操作に基づいて映像・音響機器の
動作を制御すると共に、上記CD・ROM(25a)から地図情
報等を読出してCRT(26)の画面(26a)に表示させるた
めの制御信号をCRT・C(9)に与える。また、IRT(割
込回路)(7a)を介して上記距離センサ(21)からのパ
ルス信号、GPS装置(19)からのGPS信号および方位セン
サ(20)からX,Y成分のデジタル信号を受けて、演算処
理を実行し、走行経路情報である走行軌跡や現在位置を
求め、表示信号を出力するようになっている。
(8)は一時記憶手段である一時記憶用のRAMであっ
て、第3図の模式図に示すように、上記CPU(7)が演
算処理を行う過程で上記CD・ROM(25a)から読出された
データを一時的に蓄積し、かつ保持可能なように車載バ
ッテリから常時電源がバックアップされている。そして
地図情報が読出されるとき、線図データも読出され、所
望の地図が選択されると、その地図上に各種線図が重ね
られるようにデータが取り出される。また上記CRT(2
6)の画面(26a)に走行軌跡を表示するために、位置デ
ータを格納するメモリテーブルを備えており、本例では
上記CD・ROM(25a)に記憶された縮尺の異なる各地図の
地図情報に対応してエンドレスの複数のメモリテーブル
を有している。
(9)は表示制御手段であるCRT・C(CRTコントロー
ラ)であり、上記CPU(7)からの表示信号出力のため
のコマンドを受けて走行経路情報を表示用のRAM(10)
に展開すると共に、その展開された地図データやキャラ
クタデータおよび走行経路情報等をCRT(26)に表示さ
せるための映像信号および同期信号を出力するものであ
る。なお、上記CPU(7)は、CD・ROM(25a)に格納さ
れた上記4地図ブロックである部分地図情報や広域、標
準および詳細地図情報のうち、指定された一つの縮尺に
対応した地図情報と、この地図情報に対応する走行軌跡
情報とを上記RAM(8)のメモリテーブルから読出し
て、地図上の線図に走行軌跡を重ね表示するようになっ
ている。
(10)は表示用のRAMであり、地図番号や縮尺の種類
等の付加情報に加え、上記各種機器を駆動する操作キー
を画面(26a)上にタッチスイッチとして表示するため
のパターンデータが格納されている。このパターンデー
タとしては、CRT(26)の画面(26a)に三角形で表示さ
れる現在位置マーク(M)(第3図参照)、走行軌跡を
連続した複数の点(ドット)で表示するための第1モー
ドである軌跡表示パターン、表示された軌跡を画面(26
a)から消去するための第2モードである軌跡非表示パ
ターンが、上記CPU(7)に切替信号を与える切替手
段、すなわちタッチスイッチとして記憶されている。ま
た、図示は省略しているが、画面(26a)に表示された
地図を任意に移動させる地図移動手段を構成するスクロ
ールキーパターン、画面(26a)に表示された上記現在
位置マーク(M)の位置を修正する修正用位置マーク表
示手段である修正用位置マーク、移動した地図を元の位
置に戻す地図移動復帰手段である復帰パターンおよび上
記現在位置マーク(M)が移動したとき、上記修正用位
置マークの位置に移動させる現在位置マーク修正手段で
ある修正パターン等が記憶されている。さらに、図示は
省略しているが、地図の縮尺を選択する拡大、縮小パタ
ーン等も記憶されている。
(26)は表示器であるCRTであって、上記CRT・C
(9)からの映像信号と同期信号とによって特定地区の
地図、走行経路および現在位置等をカラー表示するもの
である。また、後述のタッチスイッチ部の各種操作キー
が所定のタッチエリヤに表示されるうえ、上記ファンク
ションスイッチ(SW5)の押圧操作によりテレビチュー
ナ(22)をオンしてテレビ映像の表示も可能となってい
る。
(27)、(29)は出力ポート(6)を介してCPU
(7)に接続された発光部、(28)、(30)は入力ポー
ト(5)を介してCPU(7)に接続された受光部であ
り、上記CRT(26)の表面に配設されていて、タッチス
イッチのタッチパネル部を構成するものである。なお、
このタッチパネル部は、図示省略しているが行方向と列
方向とでなるタッチエリヤを多数に分割しており、この
タッチエリヤのうち特定のタッチエリヤがタッチ操作さ
れたとき、行方向と列方向との交点を通過する赤外光が
しゃ断されて、各種の指示を与える駆動信号が出力され
るようになっている。具体的には、画面(26a)をタッ
チすると画面(26a)の内周部に上記操作パターンが表
示され、さらに、このパターンの何れかをタッチすると
各機器の動作開始や停止の設定、時間や数値等の設定を
行うことができるものである。
次に、上記のように構成された移動体用ナビゲーショ
ン装置の動作について、第4図、第8図ないし第12図に
示すフローチャートを参照しつつ説明する。
まず、自動車の運転開始時にキースイッチをオンする
と、車載バッテリからの電源供給を受けて各部の電気系
が作動状態となる。そして制御部(1)のCPU(7)が
パワーオンされると、安定化電源によって作動し、第4
図に示すフローチャートのステップS11において初期化
が行われ、同図のメインルーチンに示す演算処理が数10
msec程度の周期で繰り返される。次に、ステップS12で
ファンクションキー処理が行われ、続いて、ステップS1
3によりタッチスイッチの入力処理が行われる。この
際、ステップS14において、例えば操作者がラジオ(1
6)やエアコン(14)等のファンクションスイッチ(SW
6),(SW4)を押圧操作すると、ステップS15に進み、C
RT(26)の画面(26a)には、第5図に示すようなラジ
オモードのパターンまたは第6図に示すエアコンモード
のパターンが表示される。そして、各々のモードの表示
画面に設けられたスイッチパターンのエリヤをタッチす
ると、選択した機器を所望の設定通りに動作させること
ができる。なお、このような動作中においてもステップ
S16に進み、CPU(7)が現在位置演算処理等を実行す
る。まず、第8図のフローチャートに示すように、ステ
ップS21において距離センサ(21)により、車両の走行
距離が検出される。つぎに、ステップS22において距離
センサ(21)からのパルス信号を受けて、所定の時間間
隔で現在位置の割込演算が行われる。そして、ステップ
S23においては、この演算により求められた現在位置デ
ータや走行軌跡データが一時記憶用のRAM(8)に順次
格納される。これにより、自動車が走行を開始した場合
は、現在位置までの走行距離や走行軌跡等の走行経路情
報を得ることができる。
まず、自動車を走行させると、第9図のフローチャー
トに示されるように、距離センサ(21)からパルス信号
が出力され、上記IRT(7a)を介してCPU(7)に与えら
れる。そして、このCPUT(7)によりパルス数Nが加算
されて、現在までの走行距離が求められる(ステップS3
1)。
次に、自動車の走行に伴って、第10図のフローチャー
トに示す、割込処理ルーチンが開始される。まず、ステ
ップS41において、一定の時間、例えば1秒間隔で車速
センサからのパルス数Nを読む。つぎに、ステップS42
ではこのときのパルス数Nと、単位走行距離d、例えば
39.25cmとが乗算されることにより、一定時間ごとの走
行距離Dが求められる。
そして、ステップS43において方位センサ(20)から
の方位θを読む。
続いて、ステップS44でこの方位θと上記走行距離D
とから車両の2次元座標上の位置を次式によって求め
る。
この後、ステップS45で上記演算された座標(△x,△
y)と出発点の座標(xo,yo)とから、車両の現在位置
(x,y)を次式によって求める。
これにより、刻々変化する現在位置までの走行距離D
が得られると共に、一定時間ごとに緯経度が確定されて
ゆき、現在位置(x,y)を知ることできる。なお、この
データは一時記憶用のRAM(8)に送られて順次記憶さ
れるが、このRAM(8)においては、現在位置(x,y)の
データが書き込まれる一方、古いデータは次々と消去さ
れてゆく、いわゆるエンドレス方式となっている。ま
た、自動車の走行を停止し、キースイッチをオフとして
も、現在位置(x,y)および走行距離Dのデータを保持
しておくことができるようになっている。
なお、ステップS46においては、パルス数Nのカウン
トがクリヤされる。続いて、ステップS47に進むと、上
記GPS装置(19)からGPS信号を受けて、GPS処理を行う
演算処理が実行される。これにより、一定時間、例えば
1秒毎に緯経度の絶対値が定まるので、走行経路情報の
修正を行うことができる。
ところで、自動車を出発させるに際しては、ナビゲー
ション(11)を作動させて出発地点を所定の地理上の座
標、例えば自宅を詳細地図である地区地図上に設定する
操作を行う。
今、ナビゲーション(11)のファンクションスイッチ
(SW1)が押圧操作されると、CRT(26)の画面(26a)
には、第7図に示すように、メニューが表示されて地図
選択と現在位置とのタッチエリヤである設定パターンが
表示される。
これにより、第11図のフローチャートに示す地図表示
モードが開始され、ステップS51において画面(26a)に
メニューが表示された時、地図選択の設定パターンがタ
ッチされると、ステップS52で地図選択か、現在位置か
の判断がなされる。なお、現在位置のパターンがタッチ
されると、ステップS53に進むが、このときは地図選択
が設定されているので、地図情報を記憶しているCD・RO
M(25a)から日本地図の地図情報が読出されて、第13図
(a)に示すように、CRT(26)の画面(26a)には、日
本地図が表示される(ステップS54)。つぎに、この日
本地図の中から地方の一部、例えば近畿のパターンを押
すと、ステップS55で地方地図の選択処理がなされ、画
面(26a)が切換えられる。これにより、ステップS56に
進み、第13図(b)の如く近畿地方の地図が表示され
る。続いて、ステップS57でこの地方地図の一部、例え
ば兵庫県を選びそのパターンを押すとステップS58に進
み、第13図(c)に示されるように、兵庫県を中央とし
た地域地図が画面(26a)に表示される。さらに、この
地域地図の中から所望の地区を選んで画面(26a)のエ
リヤをタッチすると、ステップS59に進み、地区地図の
選択処理が行われる。このとき、座標設定手段であるス
テップS60においてCPU(7)からCRT・C(9)に対し
指令信号が出力され、地理上の所定の位置である自宅の
座標がCRT(26)の画面(26a)の中心に設定されるよう
に指示する。
これにより、データ格納手段であるステップS61にお
いてCD・ROM(18)から上記座標を含む地図ブロックの
地図情報と、この地図ブロックに隣接する地図ブロック
の地図情報とが読出され、一時記憶用のRAM(8)に格
納される。これに伴ってステップS62に進み、上記地図
情報がCRT(26)に送られて画面(26a)には自宅の座標
が中心とされた地図ブロックと、これに隣接する地図ブ
ロックとの計4枚の地図が描画される。
ステップS63は第1描画手段であり、CD・ROM(25a)
から上記座標を含む地図ブロックの地点データおよび線
種データを読出し、一時的記憶用のRAM(8)に格納す
る。すると、このデータがCRT(26)に直ちに送られる
ので、画面(26a)には道路、川、橋等を示す線図とし
て復元される。
ステップS64は第2描画手段であり、上記CD・ROM(25
a)から上記隣接する地図ブロックの一部の地点データ
および線種データを読出し、一時記憶用のRAM(8)に
格納する。すると、このデータがCRT(26)に直ちに送
られるので、画面(26a)には、上記中央の地図ブロッ
クの線図に連続する線図が復元されて、第13図(d)に
示すように、地区地図上に描画され、所望の地区地図が
表示される。
このような描画は、地図情報および各種データがCD・
ROM(18)から読出されて、一時記憶用のRAM(8)に記
憶されると同時に、CRT(26)に転送されるので、地図
選択の設定操作を行ってから数秒間で画面(26a)に地
図が表示される。これにより、CRT(26)の画面(26a)
の中心に描画された地図の地理上の中心である自宅およ
び自車位置が設定される。
この後、自動車を発進させると、CD・ROM(18)から
順次地図情報が読出され、CRT(26)の画面(26a)に描
画される地図が進行方向に応じて自動的に切換わり、い
わゆるスクロールがなされて運転者に走行情報が提供さ
れる。
この状態で運転を停止し、キースイッチをオフすると
共にナビゲーション(11)のパワーをオフすると、この
ときの現在位置が一時記憶用のRAM(8)に記憶され
る。
次に、再び自動車の走行を開始するに際して、現在位
置を選択する操作について説明する。まず、キースイッ
チをオンにして、第1図に示すナビゲーション(11)の
ファンクションスイッチ(SW1)を押圧操作する。
つぎに、走行に先立って出発地点を現在位置とするた
め、CRT(26)の画面(26a)に表示される現在位置エリ
ヤの設定パターンを押すと、第12図に示すサブルーチン
の演算処理が実行される。
このとき、CRT(26)から指令信号が出力されて、CRT
・C(9)が座標設定手段であるステップS71におい
て、地理上の所定の位置となる自車の座標がCRT(26)
の画面(26a)の中心に設定されるように指示する。
これにより、データ格納手段であるステップS72にお
いて上記自車位置の座標を含む地図ブロックの地図情報
と、この地図ブロックに隣接する地図情報とが読出さ
れ、一時記憶用のRAM(8)に格納される。すると、ス
テップS73でこの地図情報がCRT(26)に送られて、画面
(26a)には自車の座標が中心とされた地図ブロック
と、これに隣接する地図ブロックとからなる地図が表示
される。
また、第1描画手段であるステップS74で一時記憶用
のRAM(8)から上記座標を含む地図ブロックの地点デ
ータおよび線種データを読出し、一時記憶用のRAM
(8)に格納する。このとき、このデータがCRT(26)
に直ちに送られるので、画面(26a)には、各種の線図
が復元される。
また、第2描画手段であるステップS75では、上記CD
・ROM(18)から上記隣接する地図ブロックの一部の地
点データおよび線種データを読出し、一時記憶用のRAM
(8)に格納する。すると、このデータがCRT(26)に
直ちに送られるので、画面(26a)には上記中央の地図
ブロックの線図に連続する線図が復元されて、地区地図
上に描画される。このような描画は、現在位置の設定操
作を行ってから数秒間でなされるので、画面(26a)に
表示された地図の中心に自車の現在位置が一致した状態
となり、この現在位置を出発点として自動車を発進させ
ることが可能となる。
以上のように、この実施例においては、詳細地図であ
る地区地図を4つの地図ブロックに分割して記憶すると
共に、この地図に対応する線図を分割してCD・ROM(1
8)に記憶しており、ナビゲーションの開始に際して、
地図選択または現在位置の設定操作を行うと、このCD・
ROM(18)から地図情報および各種データが読出され
て、一時記憶用のRAM(8)に格納され、かつCRT(26)
の画面(26a)に描画されるようになっている。従っ
て、設定操作してから画面(26a)に表示されるまでの
時間は数秒間となり、従来のように予め定められた画面
(26a)の象限を順を追って地図ブロックが描画される
ような待ち時間がなくなるので、自動車の走行に際して
画面(26a)に地図を表示させる時間が大幅に短縮され
る。また、画面(26a)に地図が描画されるときは、画
面(26a)の中心に現在位置を示す地図の座標が設定さ
れるので、自車位置を含む地図ブロックの描画が完了す
れば、自車位置を早く認識し、直ちに走行開始に移るこ
とができる。
また、CRT(26)の画面(26a)に地図が描画される際
は、指令信号に基づいて地理上の所定の座標(xo,yo)
を画面(26a)の中心に設定できるから、自動車の走行
を停止した後、再び移動を開始する度に自己の位置を決
定し直す必要がなくなり、煩瑣であた取扱い操作から解
放される等の効果がある。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明は、指令信号による地理上の
座標を含む領域の地図が第1描画手段により画面に直ち
に描画されるので、操作を開始してから画面に地図が表
示されるまでの時間が大幅に短縮され、待ち時間を感じ
させることがなくなる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第13図は、この発明の一実施例を示し、第
1図は全体構成図、第2図は表示器の正面図、第3図は
本発明の原理を説明するための概略構成図、第4図は制
御部におけるメインルーチンの全体の演算処理を示すフ
ローチャート、第5図ないし第7図は表示器の画面に表
示された各種メニューの説明図、第8図はナビゲーショ
ンのメインルーチンの演算処理を示すフローチャート、
第9図は距離センサからの距離パルスに基づく演算処理
を示すフローチャート、第10図は距離センサからの距離
パルスおよび方位センサからの信号に基づく割込演算ル
ーチンを示すフローチャート、第11図は地図選択設定ル
ーチンの詳細な演算処理を示すフローチャート、第12図
は現在位置設定ルーチンの詳細な演算処理を示すフロー
チャート、第13図(a)〜(d)は表示器に描画される
地図の表示例を示すものである。 図において、(1)は制御部、(7)はCPU、(8)は
一時記憶手段(RAM)、(9)はCRT・C、(10)は表示
用のRAM、(11)はナビゲーション、(20)は方位セン
サ、(21)は距離センサ、(25a)は地図記憶手段(CD
・ROM)、(26)は表示器(CRT)である。 なお、図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳永 利道 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 横内 一浩 兵庫県三田市三輪2丁目3番33号 三菱電 機株式会社三田製作所内 (72)発明者 後藤 博文 兵庫県三田市三輪2丁目3番33号 三菱電 機株式会社三田製作所内 (72)発明者 大川 克己 兵庫県三田市三輪2丁目3番33号 三菱電 機株式会社三田製作所内 (56)参考文献 特開 昭59−174713(JP,A) 特開 昭58−100178(JP,A) 特開 昭63−96690(JP,A) 特開 昭61−290477(JP,A)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地図を複数の領域に分割し、この分割され
    た領域の線図を複数の地点データとこの各地点間を結ぶ
    線の種類を示す線種データとに分解して地図情報として
    記憶した地図情報記憶手段、上記地図情報により地図を
    画面に表示する表示手段、指令信号による地理上の座標
    を上記画面上に設定する手段、上記指令信号による地理
    上の座標を示すマークを上記画面上に描画する手段、上
    記指令信号による地理上の座標を含む領域及びこの領域
    に隣接する領域の地図情報を上記地図情報記憶手段から
    読出して格納する一時記憶手段、上記指令信号による地
    理上の座標を含む領域の地図情報の地点データ及び線種
    データにより地図を復元し上記画面に描画させる第1描
    画手段、この第1描画手段の動作終了後、上記隣接する
    領域の地図情報の地点データ及び線種データにより地図
    を復元し上記画面に描画させる第2描画手段を備えた移
    動体用ナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】指令信号による地理上の座標は画面の略中
    央に設定されることを特徴とする請求項1記載の移動体
    用ナビゲーション装置。
  3. 【請求項3】指令信号による地理上の座標は移動体の現
    在位置であることを特徴とする請求項1記載の移動体用
    ナビゲーション装置。
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