JPH082362B2 - 加圧ベルト - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明は、頭部、肩部、腰部に、それぞれの加圧ベル
トを巻きつけ加圧し体のコンディションを整えることに
関するものである。

【従来の技術】 従来、頭部に装着するものでは、環状バンダナなどが
あったが、これは毛髪が、額の下までおちてくるのを防
ぐためと、汗を吸い取る目的のものであった。又、実開
昭63-132606号で弾性芯体を布地で被覆するものはある
が、弾性芯体に凹凸部は無く、あくまでも頭髪の飾りと
髪止めであり、対象は毛髪で、頭部の加圧ベルトではな
い。 腰部に関しては、従来、腰痛のための腰部を固定するコ
ルセットはあったがコルセットを装着のままでは腰部の
運動はできない欠点があった。

【発明が解決しようとする課題】

そこで頭部においては、凹凸のあるベルトで頭部を締
め付け血行を促し、自動車の運転中、勉強中におきる眠
気を防ぐことを目的とし、腰部においては加圧ベルトを
尻部に当てて尻回りを締めて腰部を安定させながら、ど
のような運動も可能とすることを目的とする。

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するため本発明は、次のような手段
をとった。即ち、 1.太い輪ゴム（２）を複数個結び繋ぎ合わせ凹凸部を有
する弾力ある輪状のベルトにし、そのベルトを、ゆるみ
を持たせた被覆体（４）で包み込んだことを特徴とする
加圧ベルト。 2.織物状の広幅ゴム（６）を帯状に２枚（7a,7b）重ね
あわせ両端（8a,8b）を縫合し、該広幅ゴムの両端表裏
に面ファスナー（9a,9b）を設けたことを特徴とする腰
部の加圧ベルト。 以上1.2の加圧ベルトの技術をもって上記の課題を解決
した

【作用】

課題を解決するための手段1.に記載されている加圧ベ
ルトは、頭部に装着し、加圧ベルトの複数個ある凹凸部
を頭部のこめかみとうなじの部分に当てる、頭部の加圧
ベルトに太い輪ゴムを連結し加圧ベルトの輪を大きくす
ることによって、これを肩の加圧ベルトに使用できる。 課題を解決するための手段2.は二重に設けられている腰
用広幅ベルトの両端を両手で持ち、広幅ゴムは二重のま
ま尻部中央に当て、広幅ゴムを引き伸しながら結合部
（8a,8b）を体の前部の恥骨上で結合させ、広幅ゴムの
一枚（7a）を尻部下方に下ろし当てる。広幅ゴムの伸縮
によって腰部はかるく押さえられ骨盤の安定をはかると
ともに尻を下方より上に持ち上げているのでヒップアッ
プも同時にできる。

【効果】

頭部加圧ベルトについては 1.輪状の弾力材は太い輪のゴムを繋ぎ合わせてあるの
で、つなぎめの結合部の凹凸で、頭部にあるツボにあて
血行を促す。 2.自動車の運転中、試験勉強中などに眠気がさした時、
頭部加圧ベルトを頭部に装着することにより頭部の血行
を促し、眠気をさまし頭をはっきりさせる効果がある。 3.頭部の加圧ベルトに太い輪ゴムを連結し、形状を大き
くすることによって肩部に装着することができ、肩こり
を和らげ姿勢を正す効果がある。 腰部加圧ベルトについては 1.広幅ゴム（7a）で尻部下辺をささえ、広幅ゴム（7b）
で尻部外周を押さえているので腰部尻部を安定させる効
果がある。 2.広幅ゴム（7a）によって尻部の下方を上方に押し上げ
る形となるのでヒップアップの効果がある。 以上のように本発明の構造はきわめて簡単であるが効果
は非常に大きなものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の各部それぞれ異なる実施例の装着状態を示す説
明図

【図２】 本発明の一部（頭部）の断面斜視図

【図３】 本発明の一部（腰部）の斜視図

【符号の説明】

1.頭部加圧ベルト 2.輪状ゴム 3.輪状ゴム結合部 4.被覆体 5.肩部加圧ベルト 6.腰部加圧ベルト 7a,7b.広幅ゴム 8a,8b.結合部 9a,9b.面ファスナー

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】太い輪ゴム（２）を複数個結び繋ぎ合わせ
   凹凸部を有する弾力ある輪状のベルトにし、そのベルト
   を、ゆるみを持たせた被覆体（４）で包み込んだことを
   特徴とする加圧ベルト。
2. 【請求項２】織物状の広幅ゴム（６）を帯状に２枚（7
   a,7b）重ねあわせ両端（8a,8b）を縫合し、該広幅ゴム
   の両端表裏に面ファスナー（9a,9b）を設けたことを特
   徴とする腰部の加圧ベルト。