JPH0999031A - 血行促進器具 - Google Patents

血行促進器具

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JPH0999031A
JPH0999031A JP7258963A JP25896395A JPH0999031A JP H0999031 A JPH0999031 A JP H0999031A JP 7258963 A JP7258963 A JP 7258963A JP 25896395 A JP25896395 A JP 25896395A JP H0999031 A JPH0999031 A JP H0999031A
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JP
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blood circulation
circulation promoting
acupressure
foot
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JP7258963A
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Rieko Moto
利枝子 基
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 足とか手の疲れを積極的に癒す。磁気的刺激
と力学的刺激の両方を同時に行うことを可能にする。 【解決手段】 人間の足10或いは手20に装着される
血行促進器具としてのサポーター1の本体2をリング状
に形成する。本体2を弾力性を有する材料で形成すると
共に、本体2の周方向の1箇所に本体2を拡開可能にす
る開閉部5を設ける。本体2の内周面に磁気を帯びた磁
気部材6及び指圧部7を突設させる。本体2を仰向けに
寝た姿勢で例えば足首10Aに装着したり、或いはワー
プロ、コンピュータ等のキーボード操作の際に例えば手
首20Aに装着したりして、手足の疲れを癒す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、人間の手足に装
着したり、或いは人間の首とか背中、腰、手、足を載置
して疲れを積極的に治癒するために用いられる血行促進
器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】人間にとって足は体重を支えるものであ
るから疲れが溜まり易く、足を大切にするためには一日
の疲れをその日のうちに癒しておくのが理想的である。
しかしながら、一日中、歩き回ったり、立ち仕事をした
り、或いはスポーツをした後は、足にうっ血やむくみが
発生して、長時間安静にしても足の疲れがその日のうち
にとれないことが多く、また足の疲れが残ったまま睡眠
に入っても、寝心地が悪く、安眠できないものである。
【0003】また、最近は職場をはじめ、家庭、学校内
においてワープロ、コンピュータを使用する機会が増え
ているが、1日何時間もキーボードを操作すると指が酷
使され、またキーボード操作を安定させるために手首を
机に乗せているため、手首と机とが圧接して手首に無理
がかかり、この結果、大切な手が腱鞘炎にかかるという
問題もある。
【0004】そこで、従来より、手足が疲れている場合
には、例えば磁気部材を疲れた箇所に貼着して、ツボを
磁気的に刺激したり、或いは指圧で手足のツボを力学的
に刺激して疲れを積極的に癒すことが試みられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、足の疲れを
とる場合、仰向けに寝た姿勢で足を真っ直ぐに伸ばす
と、足首やふくらはぎの部分がどうしても低くなり、足
に血液が溜まり、うっ血やむくみが癒され難いものであ
る。一方、キーパンチャーのように1日何時間もキーボ
ードを操作する人にとって手首の腱鞘炎はいわゆる職業
病であり、専門的な治療を必要とするものであり、特に
女性の場合には、手首が細いために腱鞘炎にかかり易
く、たとえ磁気部材を手首の箇所に貼着してツボを磁気
的に刺激するだけではなかなか疲れがとれないという問
題がある。このことは足の疲れにおいても同様である。
また、指圧で手足のツボを力学的に刺激する場合は、あ
る程度の治療効果を期待できるが、例えば仰向けに寝た
姿勢で自らの足を指圧するのは態勢的に困難であり、一
方、自らの手で手首を指圧することも刺激の点では限界
があり、いずれの場合も家族や友人などに頼んで指圧を
してもらう必要があるなど、一人では指圧による十分な
ツボ治療ができないという問題がある。なお、指圧の専
門家に頼む場合には自宅に居ながらにして治療ができ
ず、特に忙しい主婦とか、仕事を持っている人の場合
は、治療のための時間を割くのは難しいのが実情であ
る。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、脚または足の疲れ回復に使用でき、またキーボード
操作時に指、手、腕にかかる負担を柔らげるために使用
でき、さらに首とか背中、腰、手足などを乗せて使用で
き、人体の疲れを自宅に居ながらにして積極的に治癒す
ることができ、そのうえ磁気的刺激と力学的刺激の両方
を同時に行うことが可能な血行促進器具を提供すること
を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、人間の足10とか手20に装着される血
行促進器具であって、足10或いは手20の外周部を覆
うことができる大きさを有するリング状の本体2を備
え、該リング状の本体2は弾力性を有する材料で形成さ
れると共に、該本体2の周方向の1箇所に本体2を拡開
可能にする開閉部5が設けられて成ることを特徴として
おり、このように構成することで、血行促進器具を例え
ば仰向けに寝た姿勢で足首10Aに装着すると、足首1
0Aが持ち上げられ、足先に溜まっている血液を心臓に
戻す手助けになり、血行が良くなり、うっ血やむくみの
解消に役立ち、安静或いは安眠が促されると共に、本体
2は弾力性を有するが故に安定性が良くなる。またキー
ボード操作をする際には手首20Aに装着することで、
手首20Aにかかる負担を柔らげて、腱鞘炎予防に最適
となるうえに、フィット感が得られ、違和感なく長時間
の使用できる。そのうえ、本体2は開閉部5によって自
由に拡開できるので、手首20Aとか足首10Aに容易
に装着できるので、結果として手足のどの部分の疲れに
も十分に対応できるようになる。
【0008】また前記本体2の周方向の一部を厚肉部3
とし、他の部分を薄肉部4とし、厚肉部3又は薄肉部4
のいずれか一方を下側に位置させることにより、本体2
内面の高さ位置を変更自在とするのが好ましく、この場
合、使用者の体型、治療する箇所に応じて自由に高さを
変えることができる。また前記本体2の内周面に磁気を
帯びた磁気部材6を突設させるのが好ましく、この場
合、手足のツボの位置に合わせて磁気部材6を位置させ
ることで、磁気的治療による効用で血行が促進される。
【0009】また前記本体2の内周面に指圧部7を突設
させるのが好ましく、この場合、手足のツボの位置に合
わせて指圧部7を位置させることで、力学的治療による
指圧効果で血行が一層促進される。さらに本発明は、人
間の首とか背中、腰、手、足などが載置される血行促進
器具であって、少なくとも下面31aが平坦面となった
弾力性を有する材料で形成された本体31の上面部31
bに磁気を帯びた磁気部材6を突設させたことを特徴と
しており、このように構成することで、例えば仰向けに
寝た姿勢で首40(或いは背中、腰、手、足等)を本体
31の上面部31bに乗せるだけで、本体31の上面部
31bに突設させた磁気部材6を首40の疲れが溜まっ
ている箇所とか、首40のツボに押し付けることがで
き、磁気的治療による効用で血行が促進される。しかも
本体31の下面31aは平坦面に形成されているので、
本体31が弾力性を有していても安定性が良く、磁気部
材6が首等にくい込むこともないので睡眠中とか安静中
に快適に使用できるものである。
【0010】また前記本体31の上面部31bに指圧部
7を突設させるのが好ましく、この場合、指圧部7に首
40とか背中、腰、手、足などのツボを押し付けること
で、力学的治療による指圧効果で血行が一層促進され
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を説明する。本実施形態では、血行促進器具としてのサ
ポーター1を人間の足首10Aに装着し、仰向けに寝た
姿勢で足首10Aを上方に持ち上げて安静或いは安眠を
促すために用いる場合を説明する。
【0012】サポーター1の本体2は、図1に示すよう
に、足首10A(ふくらはぎ10B等も含む)の外周部
を覆うことができる大きさを有するリング状に形成され
ており、その材質には例えばポリエチレンフォームのよ
うに軽量で且つ弾力性のある素材が用いられる。また、
本体2の外周形状は楕円状に形成され、本体2の中心部
には円形の孔部2aが開口している。従って、この楕円
状の本体2は長軸方向の両側部分が厚肉部3となり、短
軸方向の両側部分が薄肉部4となり、この本体2を足首
10Aに装着した状態で下側に厚肉部3がくるようにす
れば、本体2内面の高さが高くなり、一方、本体2を回
して下側に薄肉部4がくるようにすれば、本体2内面の
高さが低くなり、これによって本体2内面に挿入される
足首10Aの高さ位置を容易に変更できる構造となって
いる。
【0013】また、リング状の本体2の周方向の1箇所
(本実施形態では薄肉部4の1箇所)には、本体2を拡
開可能にするための開閉部5が設けられている。この開
閉部5は、図3に示すように、簡単に切り離すことがで
きるように、本体2の厚み方向に沿って形成された凹凸
状の切れ目5a,5bから成り、この開閉部5を押し開
くことによって弾性材料から成る本体2が拡開して、足
首10A等に容易に装着できるものであり、且つ開閉部
5を閉じることによって凹凸状の切れ目5a,5bが互
いに噛み合ってリング状に保持され、足首10A等から
容易に離脱できない形状となるものである。
【0014】さらに、本体2の2箇所の厚肉部3のうち
の一方の厚肉部3の内周面には、図1(c)に示すよう
に、複数の磁気部材6が取外し自在に取着されており、
他方の厚肉部3の内周面には、図1(d)に示すよう
に、複数の指圧部7が突設されており、これら磁気部材
6と指圧部7は足首10Aの上下両側から押し付けられ
るようになっている。
【0015】ここで、本体2の内周面には、図2に示す
ように、多数の起毛9aが植設された起毛生地9が貼り
付けられると共に、本体2の厚肉部3における起毛生地
9の表面に、複数の磁気部材6が取外し自在に取着され
ている。この磁気部材6は、磁気を帯びた金属から成る
磁気球6aを基材6bの表面に配してある。この磁気球
6aは、手足のツボを効果的に刺激できるように丸みの
ある形状に形成されている。なお、磁気球6aは、丸み
のある形状以外に、例えば線状(帯状)であってもよ
く、またその形状、大きさは均一でなくてもよく、その
配列も一定間隔でなくてもよい。そして、磁気球6aの
上から孔あきカバー材6cを被せて磁気球6aを基材6
bとカバー材6cとの間に挟み込んだ状態で、カバー材
6cの孔部6dより磁気球6aの頂部を露出させてあ
る。さらに基材6bの裏面にはマジックテープ8が取付
けられており、このマジックテープ8を前記起毛生地9
の起毛9aに押し付けることで、マジックテープ8が起
毛9aに引っ掛かり、磁気部材6を起毛生地9の表面に
容易に着脱できるようになっている。また、クッション
性を高めるために、本体2と起毛生地9との間にスポン
ジ等のクッション層を介在させることも可能である。さ
らに本体2の内周面を含む表面全体を柔軟な起毛生地で
覆うことも可能である。
【0016】一方、図1(d)に示す指圧部7は、磁気
部材6と対面する位置に複数突設されている。各指圧部
7は足10のツボを効果的に刺激できる形状、例えば丸
みのある形状に形成されている。この指圧部7の形状、
大きさは均一でなくてもよく、その配列も一定間隔でな
くてもよく、さらに丸みのある形状以外に、例えば線状
(帯状)であってもよい。また指圧部7は本体2とつな
がるように型どられるのが容易であるが、その材質は、
例えば金属、或いは樹脂、硬質の発泡樹脂、その他固い
物質であってもよく、要するに足10のツボを押圧して
刺激でき、しかも本体2の内周面に接着固定できるもの
であればその材質は問わない。要するに、指圧部7は本
体2の内周面と一体に設けられてもよいが、両者2,7
を別部材とし、指圧部7を接着剤などで本体2内面に固
着できるようにしてもよい。
【0017】次に、サポーター1を使用するにあたって
は、リング状の本体2の開閉部5を押し開いて、使用者
の足首10Aに装着し、この状態で、ベッド(又は布
団、マットレス等)の上で仰向けに寝た姿勢で足10を
真っ直ぐ伸ばすと、図1(a)のように足首10Aが本
体2によって上方に持ち上げられ、足まくらとして使用
でき、従って、足首10Aに溜まっている血液を心臓に
戻す手助けをするので、うっ血やむくみの解消に役立
ち、安静或いは安眠が促される。
【0018】このとき、本体2はポリエチレンフォーム
のような弾力性を有する軽量素材で形成されているの
で、安定性が良く、着用時に足10がぐらつくこともな
く足10にしっかりフィットし、違和感なく長時間の使
用ができる。特に睡眠中に着用すれば、軽量であるので
寝返りも打ち易く、寝心地が良くなる。そのうえ本体2
の内周面が起毛生地9で覆われているので、肌とのフィ
ット感がより高められ、装着感が一層良くなるものであ
る。
【0019】また、図4(a)のように足首10Aの下
側に厚肉部3がくるように装着すれば、足首10Aの高
さを高くでき、また本体2を回して図4(b)のように
下側に薄肉部4がくるようにすれば、足首10Aの高さ
を低くできるので、自由に足10の高さ位置を変更でき
る。従って、使用者の体型、治療する箇所に応じて自由
に足10の高さを変えることができるので、使い心地が
良くなる。
【0020】さらに、本体2の両側の厚肉部3の内周
面には、磁気部材6と指圧部7とが対向配置されている
ので、足首10Aの下に厚肉部3がくるように本体2を
装着した場合、磁気部材6又は指圧部7の一方が足首1
0Aを下から押圧し、磁気部材6又は指圧部7の他方が
足首10Aを上から押圧することとなり、足10の体重
及び本体2の足首10Aに対する装着力を利用して、指
圧的治療と磁気的治療の両方を同時に行うことができ、
足10の疲れ回復に一層効果的となる。しかも、磁気部
材6はマジックテープ8で取付けられているので、自由
に取付け、取外しができ、磁気的な治療を必要する場合
と必要としない場合とを自由に選択できるうえに、磁気
部材6の取付け位置の変更も自由自在であるので、足1
0のツボの位置に合わせて磁気部材6を容易に配置でき
る。この結果、磁気部材6と指圧部7の効用で血行を促
進して、新陳代謝を活発にし、気持ち良く疲れをほぐす
ことができ、例えば一日中、歩き回ったり、立ち仕事や
スポーツの後の足10の疲れを効果的に癒すことができ
る。また、仰向けに寝た姿勢でサポーター1を使用でき
るので、自宅に居ながらにして足10の疲れをとること
ができ、さらに椅子に腰掛けてサポーター1を装着した
足10を前に投げ出した楽な姿勢をとりながら足10の
疲れを癒すこともできるので、自宅以外に、例えば職場
の事務所内でも使用可能であり、忙しい合間をぬって足
10を大切に保護できるという利点がある。
【0021】また、サポーター1の本体2は開閉部5に
よって自由に拡開できる構造となっているので、足首1
0Aのように細い部分は勿論、図5のようにふくらはぎ
10Bに装着できる。さらにひざ頭のような関節部分と
か、太股にも容易に装着でき、結果として、足10のど
の部分の疲れにも十分に対応できるものである。さら
に、本体2を足首10Aとか、ふくらはぎ10Bなどに
装着した状態で、足の外表面と本体2の内周面との間に
僅かな隙間が生じるような大きさに形成してもよい。こ
の場合、通気性が良くなり、特に夏場において、足10
の発汗が抑えられるので、蒸れる心配がない。更に通気
性を高めるために本体2の内周面をメッシュで形成して
もよい。
【0022】本発明の他の実施形態を図6及び図7に示
す。この実施形態では、サポーター1を手首20Aに装
着して、キーボード操作する場合を説明する。サポータ
ー1の本体2は、図6に示すように、手首20Aの外周
部を覆うことができる大きさを有する点、外周形状が円
形に形成されている点を除いて、他の構成は図1〜図5
の実施形態と同様である。従って、図7に示すように、
キーボード30の操作を行なうにあたっては、本体2の
開閉部5を押し開いて、使用者の手首20Aに装着して
キーボード30の上にを指を乗せた姿勢をとると、手首
20Aが本体2によって持ち上げられて机30に圧接さ
れなくなるので、手首20Aにかかる負担を軽減できる
と同時に、手首20Aが持ち上げられて、支えられるこ
とでキーボードが操作し易くなる。また本体2をポリエ
チレンフォームのような弾力性を有する軽量素材で形成
すれば、手首20Aの安定性が一層良くなるうえに弾力
性に加えて厚みもあるので、フィット感が得られ、違和
感なく長時間のキーボード操作を楽に行なうことができ
るようになる。また、本体2の内周面には、磁気部材6
と指圧部7とが対向配置されているので、キーボード操
作をしながら磁気部材6による磁気的治療と指圧部7に
よる力学的治療との両方を同時に行うことができるの
で、手20の血行が促進され、新陳代謝が活発化し、例
えば一日中、キーボード操作をした場合でも、苦痛を感
じることがなく、特にワープロとかコンピュータの操作
を職業とするキーパンチャーにとって大切な手20を十
分に保護でき、特に女性の場合は手首が細く腱鞘炎にか
かり易いが、サポーター1の着用によって腱鞘炎予防に
きわめて有効となる。なおサポーター1の表面に色彩や
模様を施して美観性を高めるようにすれば、女性にとっ
てファッション感覚で使用でき、商品的な価値も高めら
れる。またキーボード操作以外に、硬い机の上での一般
的な事務仕事とか、勉強、読書などの際にも最適に使用
できるものである。さらに手首20Aに限らず、二の腕
とか、その他の手の箇所に装着してもよく、いずれの場
合も磁気部材6による磁気的治療と指圧部7による力学
的治療との両方を同時に行うことができるので、手20
の疲れをとるのに効果的である。
【0023】本発明の更に他の実施形態を図8及び図9
に示す。本実施形態では、開閉部5は突き合わせ構造と
なっており、開閉部5の内側付近に指圧部7が突設され
ており、リング状の本体2の周方向の略半分(この実施
形態では開閉部5を含む)が薄肉部4とされ、残りの略
半分が厚肉部3とされており、この厚肉部3と薄肉部4
とで高さ変更が自在となっている点、及び本体2の指圧
部7と対面する位置に複数の磁性を帯びた金属から成る
磁気部材6が突設され、磁気部材6と指圧部7の両方で
刺激できる点は図1〜図5の実施形態と同様である。ま
た、指圧部7はツボを効果的に刺激できる形状、例えば
丸みのある形状に形成されている。なお、指圧部7の形
状、大きさは均一でなくてもよく、また丸みのある形状
以外に、例えば線状(帯状)であってもよい。このこと
は磁気球6aにおいても同様である。さらに指圧部7の
材質は、例えば金属、樹脂、硬質の発泡樹脂、その他固
い物質であってもよく、要するにツボを押圧して刺激で
き、しかも本体2に接着固定できるものであればその材
質は問わない。従って、このサポーター1を例えば足首
に装着する場合、図1〜図5の場合と同様、足の疲れを
効果的に治癒できると共に、下側に厚肉部3がくるよう
に装着すれば足首の高さを高くでき、逆に下側に薄肉部
4がくるようにすれば、足首の高さを低くできるので、
自由に足首の高さ位置を変更できるものである。さら
に、本体2に厚肉部3と薄肉部4とを設けず、図6及び
図7の実施形態のように本体2の外周形状を円形にし、
且つ、手首に装着できる大きさに形成することも可能で
あり、この場合、図6及び図7の場合と同様、キーボー
ド操作をする際の手首にかかる負担を柔らげることがで
きるものである。
【0024】本発明の更に他の実施形態を図10に示
す。この実施形態の血行促進器具は、人間の首とか背
中、腰、手、足などを載置して使用されるマッサージャ
ー30であって、下面31aが平坦面となった略筒形の
本体31が弾力性を有する材料で形成され、この本体3
1の上面部31bの断面は略円弧状に形成され、この上
面部31bに磁気を帯びた磁気部材6を複数突設させて
ある。磁気部材6の構造は図1及び図2の実施形態と同
様である。しかして、ベッド32(又は布団、マットレ
ス等)の上に仰向けに寝た姿勢で、例えば図10(b)
に示すように、マッサージャー30の本体31の上面部
31bに首40を乗せるだけで、本体31の上面部31
bに突設させた磁気球6aを首40の疲れが溜まってい
る箇所、或いは首40のツボに押し付けることができ、
これにより磁気的治療による効用で血行が促進され、新
陳代謝を活発にし、疲れの治癒効果が一層高められる。
しかも本体31の下面31aは平坦面に形成されている
ので、本体31は弾力性を有していても安定性が良く、
しかも本体31の沈み込みによって磁気部材6が首40
にくい込むことがなく、特に睡眠中とか安静中において
長時間に亘って快適に使用できるものである。
【0025】また首40以外に、背中、腰、手、足を乗
せて使用することもできる。例えば本体31の上面部3
1aに足首を乗せたり、或いはワープロとかコンピュー
タの操作をする際に本体31の上面部31bに手首を乗
せたりすることで、手足の疲れや、手首にかかる負担を
軽減できるようになり、結果として人体のあらゆる箇所
の疲れを積極的に癒すことができるようになる。ここ
で、足、背中に使う場合と、腰に使う場合と、首に使う
場合とで本体31の大きさ(厚み)を異ならせることに
よって、それぞれの部位に適応したマッサージャーとし
ての機能を十分に発揮できるようになる。また本体31
の形状は少なくとも下面31aが平坦面となっていれば
よく、上面部31bの形状は円弧状に限らず、楕円状で
あってもよいものである。
【0026】さらに、本体31の上面部31bに複数の
指圧部(図示せず)を突設させてよい。指圧部の形状は
図1及び図2の実施形態と同様である。この指圧部を設
けるに際して、例えば本体31の中央から右側半分(或
いは左側半分)に複数の磁気部材6を突出させ、左側半
分(或いは右側半分)に複数の指圧部を突出させるよう
にしてもよく、この場合、磁気部材6による磁気治療の
みを施したい場合と、指圧部による力学的治療のみを施
したい場合とを自由に選択できるようになり、さらに筋
肉の疲れの程度などに応じて任意に使い分けができるよ
うになる。また磁気部材6を省略して指圧部のみを設け
るようにしてもよいし、また磁気部材6と指圧部の両方
を設けるようにしてもよい。このように指圧部を突設さ
せることによって人体のツボの位置に指圧部を押し付け
ることができるので、力学的治療による指圧効果で血行
が促進され、新陳代謝を活発にし、疲れの治癒効果を一
層高めることができるものである。なお、磁気部材6の
磁気球6a及び指圧部は、丸みのある形状以外に、例え
ば線状(帯状)であってもよく、またその形状、大きさ
は均一でなくてもよく、その配列も一定間隔でなくても
よい点は上記各実施形態の場合と同様である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明は、人間の足とか手に装着される血行促
進器具であって、足或いは手の外周部を覆うことができ
る大きさを有するリング状の本体を備え、該リング状の
本体は弾力性を有する材料で形成されると共に、該本体
の周方向の1箇所に本体を拡開可能にする開閉部が設け
られて成るから、例えば足の疲れをとる場合は、例えば
仰向けに寝た姿勢で足首に血行促進器具を装着すること
により、足首が上方に持ち上げられて足先に溜まってい
る血液を心臓に戻す手助けになり、血行が良くなり、う
っ血やむくみの解消に役立ち、安静或いは安眠が促され
ると共に、弾力性を有するが故に安定性が良く、着用時
に足がぐらつくことがなく、しっかりフィットして装着
感が良くなり、特に睡眠中に着用すれば、寝返りも打ち
易く、違和感なく長時間の使用ができる。一方、この血
行促進器具を例えばキーボード操作の際に手首に装着す
ることにより、手首が机に圧接されなくなるので、手首
にかかる負担を軽減できると同時に、手首が持ち上げら
れて、支えられることでキーボードが操作し易くなり、
しかも本体は弾力性を有するので、手首の安定性が良
く、違和感なく長時間のキーボード操作を楽に行なえる
ので、腱鞘炎予防に最適となる。
【0028】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の本体の周方向の一部を厚肉部とし、他の部分を薄肉部
とし、厚肉部又は薄肉部のいずれか一方を下側に位置さ
せることにより、本体内面の高さ位置を変更自在とした
から、請求項1記載の効果に加えて、例えば足首に本体
を装着した場合、足首の高さを自由に高さを変えること
ができるので、使い心地が一層良くなる。
【0029】また請求項3記載の発明は、請求項1記載
の本体の内周面に磁気を帯びた磁気部材を突設させたか
ら、請求項1記載の効果に加えて、手足のツボの位置に
合わせて磁気部材を位置させることで、磁気的治療によ
る効用で血行が促進され、新陳代謝を活発にし、手足の
疲れの治癒効果を一層高めることができる。また請求項
4記載の発明は、請求項1記載の本体の内周面に指圧部
を突設させたから、請求項1記載の効果に加えて、手足
のツボの位置に合わせて指圧部を位置させることで、力
学的治療による指圧効果で血行が促進され、新陳代謝を
活発にし、手足の疲れの治癒効果を一層高めることがで
きる。
【0030】また請求項5記載の発明は、人間の首とか
背中、腰、手、足などが載置される血行促進器具であっ
て、少なくとも下面が平坦面となった弾力性を有する材
料で形成された本体の上面部に磁気を帯びた磁気部材を
突設させたものであるから、例えば仰向けに寝た姿勢で
首(或いは背中、腰、手、足等)を本体の上面部に乗せ
るだけで、本体の上面部に突設させた磁気部材を首の疲
れが溜まっている箇所とか、首のツボに押し付けること
ができ、磁気的治療による効用で血行が促進され、新陳
代謝を活発にし、疲れの治癒効果が一層高められる。し
かも本体の下面は平坦面に形成されているので、本体が
弾力性を有していても安定性が良くなり、磁気部材が首
等にくい込むこともないので睡眠中とか安静中に長時間
に亘って快適に使用できるものである。
【0031】また請求項6記載の発明は、請求項5記載
の本体の上面部に指圧部を突設させから、請求項5記載
の効果に加えて、人体のツボの位置に指圧部を押し付け
ることにより、力学的治療による指圧効果で血行が促進
され、新陳代謝を活発にし、疲れの治癒効果を一層高め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示し、(a)はサポ
ーターの使用状態の説明図、(b)はサポーターの斜視
図、(c)は磁気部材を説明する斜視図、(d)は指圧
部を説明する斜視図である。
【図2】同上の磁気部材の取付け状態を説明する断面図
である。
【図3】(a)は同上のサポーターの本体の斜視図、
(b)は開閉部を説明する拡大図、(c)は本体の開い
た状態の斜視図である。
【図4】(a)(b)はサポーターの装着方向を変える
場合の説明図である。
【図5】同上のサポーターをふくらはぎに装着した場合
の説明図である。
【図6】本発明の他の実施形態を示し、(a)はサポー
ターの使用状態の説明図、(b)はサポーターの斜視
図、(c)は磁気部材を説明する斜視図、(d)は指圧
部を説明する斜視図である。
【図7】図6のサポーターの使用状態の一例を説明する
側面図である。
【図8】本発明の更に他の実施形態を示し、(a)は閉
じた状態の正面図、(b)は開いた状態の正面図であ
る。
【図9】図8のサポーターの装着方向を変える場合の説
明図である。
【図10】本発明の更に他の実施形態を示し、(a)は
マッサージャーの斜視図、(b)はマッサージャーの使
用状態の説明図である。
【符号の説明】
2 本体 3 厚肉部 4 薄肉部 5 開閉部 6 磁気部材 7 指圧部 10 足 20 手

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人間の足とか手に装着される血行促進器
    具であって、足或いは手の外周部を覆うことができる大
    きさを有するリング状の本体を備え、該リング状の本体
    は弾力性を有する材料で形成されると共に、該本体の周
    方向の1箇所に本体を拡開可能にする開閉部が設けられ
    て成ることを特徴とする血行促進器具。
  2. 【請求項2】 本体の周方向の一部を厚肉部とし、他の
    部分を薄肉部とし、厚肉部又は薄肉部のいずれか一方を
    下側に位置させることにより、本体内面の高さ位置を変
    更自在としたことを特徴とする請求項1記載の血行促進
    器具。
  3. 【請求項3】 本体の内周面に磁気を帯びた磁気部材を
    突設させたことを特徴とする請求項1記載の血行促進器
    具。
  4. 【請求項4】 本体の内周面に指圧部を突設させたこと
    を特徴とする請求項1記載の血行促進器具。
  5. 【請求項5】 人間の首とか背中、腰、手、足などが載
    置される血行促進器具であって、少なくとも下面が平坦
    面となった弾力性を有する材料で形成された本体の上面
    部に磁気を帯びた磁気部材を突設させたことを特徴とす
    る血行促進器具。
  6. 【請求項6】 本体の上面部に指圧部を突設させたこと
    を特徴とする請求項5記載の血行促進器具。
JP7258963A 1995-10-05 1995-10-05 血行促進器具 Pending JPH0999031A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI578980B (zh) * 2015-12-07 2017-04-21 Kun-Yan Zhong Carpal tunnel syndrome rehabilitation aids

Citations (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5351690A (en) * 1976-10-20 1978-05-11 Iritani Mikirou Bed digital pressure carpet utilizing magnetism
JPH04105649A (ja) * 1990-08-25 1992-04-07 Kiyoe Tsukuda 加圧ベルト
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