JP3097413U - 顎および/または頬の弛み矯正具 - Google Patents

顎および/または頬の弛み矯正具 Download PDF

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Abstract

【課題】顎および/または頬を上方に吊り上げて、その弛みを矯正する矯正具の提供。
【解決手段】顎および頬を覆うように中間部1が上端部2および下端部3に比べて幅広に形成された一対の本体4と、一対の本体4の下側を連結する下部連結体5と、上側を連結する上部連結体6とを有し、それらの少なくとも一方が伸縮自在に調整される。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、顎および/または頬の弛みを矯正する矯正具に関する。
【0002】
【従来の技術】
頬の弛みを矯正するために、顔面の皮膚を伸ばすバンドが提案されている。(例えば、特許文献1参照。)。
これは、顔面の額上部から後頭部付近にかけてヘアーバンド状に取付けることができる伸縮自在な第1の帯状体と、左右何れか一方を耳たぶ付近に固定し、顎部分を介して他方の耳たぶ付近で着脱できる伸縮自在な第2の帯状体とを有する。そして、第1の帯状体の額上方中心から後頭部衿付近にかけて着脱自在に伸縮可能な第3の帯状体を設け、顔面を上下および左右両側方向から引っ張って皮膚を張り詰めた状態に保ち、その結果、顔面の皮膚を伸ばして弛みを矯正するものである。
【0003】
【特許文献1】
特開昭60−83608号公報
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記の顔面皮膚のばし用バンドは、頬の一部を上方に引き伸ばす効果はあるものの、頬全体を持ち上げることができず、バンドとそれ以外の部分にかえって皺が生じるおそれがある。
そこで本考案は、顎および/または頬の弛みを確実に矯正することができる矯正具を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本考案は、夫々顎および頬を覆うように中間部(1) が上端部(2) および下端部(3) に比べて幅広に形成された一対の本体(4) と、
一対の前記本体(4) の顎側間を連結する下部連結体(5) と、
一対の前記本体(4) の頭側間を連結する上部連結体(6) と、
を具備し、
下部連結体(5) と上部連結体(6) との少なくとも一方の長さが伸縮自在に調整される顎および/または頬の弛み矯正具である。
【0006】
請求項2に記載の本考案は、請求項1において、
前記本体(4) は、顎および頬の外周にほぼそった凹曲面形状を有する顎および/または頬の弛み矯正具である。
【0007】
請求項1または請求項2において、
夫々の前記本体(4) の内面に弾力性のあるパット(7) が配置される顎および/または頬の弛み矯正具である。
【0008】
【考案の実施の形態】
次に、図面に基づき本考案の実施の形態を説明する。
図1は本考案の顎および/または頬の弛み矯正具の使用状態を示す側面図であり、図2はその正面図、図3は同矯正具に用いられる一方の本体4であり、図4は他方の本体4である。また、図5は一対の本体4の内部に保持されるパット7である。
この弛み矯正具は、一対の本体4と、その一対の本体4の顎側間を連結する下部連結体5と、頭側間を連結する上部連結体6と、一対の本体4内に保持されるパット7とを有する。
【0009】
一対の本体4は図3および図4に示す如く、左右対称形に形成され、夫々片方づつの顎および頬の外周にほぼそった凹曲面形状を有する。その各横断面は図3(B)〜(D)の如く形成される。即ち、夫々は図3(A)のB−B,C−C,D−D,E−E断面図である。これは、顎や頬を抱持するに十分な幅および形状を有し、本体4の中間部1がその上端部2および下端部3よりも幅広に形成されている。そして上端部2,下端部3の端部に夫々スリット4aが設けられ、そこに下部連結体5,上部連結体6が係止される。
このような本体4は、ある程度の剛性と可撓性とを有する皮材やゴム材・プラスチック材等から形成することができる。
【0010】
次に、上部連結体6は図1および図2に示す如く、頭の頂部を保持するように形成され、その一端が一方の本体4の上側スリット4aに係止され、他方の端部が他方の本体4の上側スリット4aに挿通され、公知の面ファスナを介し上部連結体6の長さを調節自在に形成する布ベルトからなる。即ち、上部連結体6の少なくとも一方には面ファスナ付きバンド9が形成されている。この面ファスナは公知のものであり、それを折り返したとき、対向面の一方側に多数の小さなフック状の係合部が設けられ、他方側にそれを係止する多数の輪状の小さな係止部が設けられているものである。
なお、上部連結体6自体を伸縮自在なゴムバンドから形成することもできる。
【0011】
次に、下部連結体5は比較的幅の狭いバンドからなり、その一方の端部に面ファスナ付きバンド9が設けられている。そして下部連結体5の一方側を一方の本体4の下側スリット4aに係止し、他方側の面ファスナ付きバンド9を他方の本体4の下側スリット4aに挿通し、面ファスナによって上部連結体6と同様にその長さを調節自在にするものである。なお、これらの連結体の長さ調節手段は、上記の例に限定されるものではなく、各種公知の長さ調節手段を採用できる。
【0012】
次に、パット7は柔軟な薄い発泡体またはゴム等からなり、好ましくはその弾性が弱、中、強の3種用意し、好みのものを用いることができる。また夏期においては、それを冷蔵庫等で冷却して使用することができ、冬季においては温めて使用することができる。そしてそれを顎および頬に接触させるこにより、血行を促し、新陳代謝を促進して顎や頬等の弛みを矯正することができる。また、発砲体等の弾性体でパット7を形成することにより、頬や顎全体を刺激し、それらの血行を促進することができる。さらには、パット7に化粧水を含ませてもよい。それにより肌を活性化させることができる。また、パット7に香り成分を塗布することにより、癒しの効果を期待することもできる。
なお、そのパット7の外周には布、特に絹布を被覆することができ、それにより肌触りのよいものとすることができる。
【0013】
このパット7は、その平面が図5(A)で、その横断面は図5(B)の如く形成される。即ち、平面において中央部がくびれ、両端部が膨らむメガネ状に形成されている。このパット7は一対の本体4内に図2の如く介装され、そのパット7の内面が直接顎および頬に接触するものである。
【0014】
【考案の作用・効果】
本考案の矯正具は、一対の本体4の中間部1がその上端部2,下端部3に比べて幅広に形成されているため、顎および頬を確実に抱持し、それを上方に持ち上げて筋肉を引締め、顎および/または頬の弛みを矯正することができる。
さらに下部連結体5と上部連結体6との少なくとも一方の長さが伸縮自在に調整されるものであるから、各人に合わせてそれを調整することができ、一対の本体4を最適位置に保持し、弛みの矯正効果を高めることができる。
【0015】
上記構成において、本体4の形状を顎および頬の外周にほぼそった凹曲面形状とすることができる。この場合には、さらに弛みの矯正効果が高い。
上記構成において、本体4の内面に弾力性のあるパット7を配置することができる。それにより、顎および頬に全体的により密着し、使い勝手の良い矯正具となり得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の顎および/または頬の弛み矯正具の使用状態を示す側面図。
【図2】同矯正具の正面図。
【図3】同矯正具に用いられる一方の本体4の平面図およひ各断面図。
【図4】同矯正具に用いられる他方の本体4の平面図。
【図5】同矯正具に用いられるパット7の平面図および断面図。
【符号の説明】
1 中間部
2 上端部
3 下端部
4 本体
4a スリット
5 下部連結体
6 上部連結体
7 パット
9 面ファスナ付きバンド

Claims (3)

  1. 夫々顎および頬を覆うように中間部(1) が上端部(2) および下端部(3) に比べて幅広に形成された一対の本体(4) と、
    一対の前記本体(4) の顎側間を連結する下部連結体(5) と、
    一対の前記本体(4) の頭側間を連結する上部連結体(6) と、
    を具備し、
    下部連結体(5) と上部連結体(6) との少なくとも一方の長さが伸縮自在に調整される顎および/または頬の弛み矯正具。
  2. 請求項1において、
    前記本体(4) は、顎および頬の外周にほぼそった凹曲面形状を有する顎および/または頬の弛み矯正具。
  3. 請求項1または請求項2において、
    夫々の前記本体(4) の内面に弾力性のあるパット(7) が配置される顎および/または頬の弛み矯正具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011081004A1 (ja) * 2009-12-28 2011-07-07 株式会社資生堂 美容方法及び美容用キット
CN109793338A (zh) * 2018-12-21 2019-05-24 刘维维 一种面肌提拉塑形装置

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