JP2576473Y2 - 腰痛帯 - Google Patents
腰痛帯Info
- Publication number
- JP2576473Y2 JP2576473Y2 JP1992034002U JP3400292U JP2576473Y2 JP 2576473 Y2 JP2576473 Y2 JP 2576473Y2 JP 1992034002 U JP1992034002 U JP 1992034002U JP 3400292 U JP3400292 U JP 3400292U JP 2576473 Y2 JP2576473 Y2 JP 2576473Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- width
- main body
- auxiliary
- abdominal
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- Expired - Lifetime
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- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、腰痛の予防及び治療に
使用する腰痛帯に関するものである。
使用する腰痛帯に関するものである。
【0002】
【従来の技術】腰痛の治療にはいくつかの方法がある
が、その一つとして腰痛帯を腰に装着する方法がある。
腰痛は種々の原因により起こるが、その最大の原因は腰
椎と仙椎との間に生じるずれにある。このずれを防止
し、又ずれを元に戻すために、腰痛帯には次のような機
能が必要である。
が、その一つとして腰痛帯を腰に装着する方法がある。
腰痛は種々の原因により起こるが、その最大の原因は腰
椎と仙椎との間に生じるずれにある。このずれを防止
し、又ずれを元に戻すために、腰痛帯には次のような機
能が必要である。
【0003】 腰部全体を均等に圧迫し筋肉を緊張さ
せることにより腰椎、仙椎にかかる体重負荷を軽減す
る。 脊椎に支持ステーを密着させることにより腰椎、仙椎
の過度の背屈を背部より支える。 下腹部に圧迫力を加えることにより腹腔内の圧力を
高め、ずれを生じた腰椎を押し戻す。 骨盤を締めることにより仙椎を安定させる。 患部を保温することにより血行を良くし痛みを軽減
する。
せることにより腰椎、仙椎にかかる体重負荷を軽減す
る。 脊椎に支持ステーを密着させることにより腰椎、仙椎
の過度の背屈を背部より支える。 下腹部に圧迫力を加えることにより腹腔内の圧力を
高め、ずれを生じた腰椎を押し戻す。 骨盤を締めることにより仙椎を安定させる。 患部を保温することにより血行を良くし痛みを軽減
する。
【0004】従来の腰痛帯は、安静患者又は通院もしく
は入院患者が予防又は治療に用いるものであるが、腰の
動きを極力制限することで効果を高める重症用のもので
ある。この種の腰痛帯を装着すると、腰の動き及び腹式
呼吸が制限されるため、長期間の装着には違和感があ
り、社会復帰してからも装着を続けるとさらに日常活動
が制限され過ぎ、又スポーツ選手がリハビリ用として着
用すると前屈ができないため腹筋の訓練ができず好まし
いものではなかった。
は入院患者が予防又は治療に用いるものであるが、腰の
動きを極力制限することで効果を高める重症用のもので
ある。この種の腰痛帯を装着すると、腰の動き及び腹式
呼吸が制限されるため、長期間の装着には違和感があ
り、社会復帰してからも装着を続けるとさらに日常活動
が制限され過ぎ、又スポーツ選手がリハビリ用として着
用すると前屈ができないため腹筋の訓練ができず好まし
いものではなかった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案の目的は、腰痛
患者が社会復帰もしくはリハビリ訓練のため用いるのに
適する腰痛帯、又はスポーツ選手が予防もしくはリハビ
リ訓練に用いるのに適する腰痛帯で、腹式呼吸が自由に
でき、前屈を可能にし、背屈を制限し、腸骨及び骨盤を
安定化し、腹圧を加えることのできるものを提供するこ
とにある。
患者が社会復帰もしくはリハビリ訓練のため用いるのに
適する腰痛帯、又はスポーツ選手が予防もしくはリハビ
リ訓練に用いるのに適する腰痛帯で、腹式呼吸が自由に
でき、前屈を可能にし、背屈を制限し、腸骨及び骨盤を
安定化し、腹圧を加えることのできるものを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本考案においては、伸縮性素材からなる腹位部と非
伸縮性素材からなる背位部とから形成された本体ベルト
と、本体ベルトの背位部の中央上方位より左右にV字状
に突出し先端が腹位部に至る伸縮性の第1補助ベルト
と、本体ベルトの背位部の中央下方位より左右に突出し
腸骨の下方部位を締め付け得る第2補助ベルトとを備
え、本体ベルトの腹位部の幅を背位部の幅より狭く、し
かも背位部との連結端の上部から腹位部先端に向け順次
幅を狭くするものである。
め、本考案においては、伸縮性素材からなる腹位部と非
伸縮性素材からなる背位部とから形成された本体ベルト
と、本体ベルトの背位部の中央上方位より左右にV字状
に突出し先端が腹位部に至る伸縮性の第1補助ベルト
と、本体ベルトの背位部の中央下方位より左右に突出し
腸骨の下方部位を締め付け得る第2補助ベルトとを備
え、本体ベルトの腹位部の幅を背位部の幅より狭く、し
かも背位部との連結端の上部から腹位部先端に向け順次
幅を狭くするものである。
【0007】本体ベルトの腹位部の伸縮性素材として
は、柔軟で腰があり、長期間使用してもへたりが少な
く、通気性、吸湿性、伸縮性のあるもので、モジュラス
として20%伸び時0.8kg/inch以上、2.0
kg/inch以下が適しており、好ましくは1.0k
g/inch〜1.5kg/inchである。長さは左
右とも腸骨から腹部に向かって互いに重ね合わせられる
長さが好ましく、幅は20cm以下で好ましくは左右腸
骨から腹部中央に向かって徐々に狭くなり、最も狭い腹
部中央は8cm前後が適している。
は、柔軟で腰があり、長期間使用してもへたりが少な
く、通気性、吸湿性、伸縮性のあるもので、モジュラス
として20%伸び時0.8kg/inch以上、2.0
kg/inch以下が適しており、好ましくは1.0k
g/inch〜1.5kg/inchである。長さは左
右とも腸骨から腹部に向かって互いに重ね合わせられる
長さが好ましく、幅は20cm以下で好ましくは左右腸
骨から腹部中央に向かって徐々に狭くなり、最も狭い腹
部中央は8cm前後が適している。
【0008】本体ベルトの背位部の非伸縮性素材として
は、柔軟で腰があり、長期間使用してもへたりが少な
く、通気性、吸湿性があり非伸縮性のもので、長さは左
右腸骨間の背部側を被覆し得る長さが望ましく、幅は2
0cm以上、好ましくは25cm程度が適している。
は、柔軟で腰があり、長期間使用してもへたりが少な
く、通気性、吸湿性があり非伸縮性のもので、長さは左
右腸骨間の背部側を被覆し得る長さが望ましく、幅は2
0cm以上、好ましくは25cm程度が適している。
【0009】第1補助ベルトとしては、幅が3cm〜1
5cmで、比較的薄く、バックストレッチが高く、へた
りの少ないゴム織テープが適している。長さとしては、
背位部中央より左右の側腹を通り約15%伸ばしたとき
腹部前面のそれぞれ左右に至る長さとするのが望まし
い。
5cmで、比較的薄く、バックストレッチが高く、へた
りの少ないゴム織テープが適している。長さとしては、
背位部中央より左右の側腹を通り約15%伸ばしたとき
腹部前面のそれぞれ左右に至る長さとするのが望まし
い。
【0010】第2補助ベルトとしては、幅3cm以上
で、へたりの少ないベルトが好ましく、背位部中央より
延びるベルトの一方に長さ調整できるコキと他方のベル
トを通し得るリングを設け、他方のベルトの先端に面フ
ァスナーを設け、さらにこのベルトの適当な位置に、こ
のベルトを前述のベルトに設けたリングに通して折り返
した後先端の面ファスナーと結合できる面ファスナーを
設ける。長さは背位部中央より左右に延ばし腹部正面で
互に結合できる十分な長さにすることが望ましい。又第
2補助ベルトの一部に高モジュラスの伸縮ベルトを挿入
することは、ずれを防止し、又適度の固定力を維持する
上で有効である。
で、へたりの少ないベルトが好ましく、背位部中央より
延びるベルトの一方に長さ調整できるコキと他方のベル
トを通し得るリングを設け、他方のベルトの先端に面フ
ァスナーを設け、さらにこのベルトの適当な位置に、こ
のベルトを前述のベルトに設けたリングに通して折り返
した後先端の面ファスナーと結合できる面ファスナーを
設ける。長さは背位部中央より左右に延ばし腹部正面で
互に結合できる十分な長さにすることが望ましい。又第
2補助ベルトの一部に高モジュラスの伸縮ベルトを挿入
することは、ずれを防止し、又適度の固定力を維持する
上で有効である。
【0011】
【作用】本考案においては、本体ベルトの腹位部が伸縮
性素材からなり且つ幅が背位部との連結端の上部から先
端下部に向かって順次狭く形成されていることにより本
体ベルトの腹部正面上に位置する部分の幅が極めて狭い
から、前屈運動が容易にでき、腹式呼吸も可能であり、
本体ベルトの背位部は非伸縮性素材からなり幅は大きく
形成されていることにより背屈に対する過度の動きは阻
止される。
性素材からなり且つ幅が背位部との連結端の上部から先
端下部に向かって順次狭く形成されていることにより本
体ベルトの腹部正面上に位置する部分の幅が極めて狭い
から、前屈運動が容易にでき、腹式呼吸も可能であり、
本体ベルトの背位部は非伸縮性素材からなり幅は大きく
形成されていることにより背屈に対する過度の動きは阻
止される。
【0012】
【実施例】次に本考案の実施例を図面について説明す
る。
る。
【0013】図1は本考案による腰痛帯の一例の正面図
である。本体ベルト1は、その両端にあり腰部に装着し
たとき腹の部分にくる腹位部2、3と、その中間にあり
腰部に装着したとき背の部分にくる背位部4とから形成
されている。背位部4は幅が大きくとられ腰部の背面の
広い面積の部分を覆うことができるようになっている。
背位部4の左右に続く腹位部分2、3の幅は背位部4の
幅より小さく選ばれ、かつ背位部4との連結端から先端
に向け幅が徐々に減少し、背位部4の最大幅bが例えば
25cmの場合、背位部4との連結部分における幅a1
は例えば15cm、先端における幅a2 は例えば9cm
にとられている。
である。本体ベルト1は、その両端にあり腰部に装着し
たとき腹の部分にくる腹位部2、3と、その中間にあり
腰部に装着したとき背の部分にくる背位部4とから形成
されている。背位部4は幅が大きくとられ腰部の背面の
広い面積の部分を覆うことができるようになっている。
背位部4の左右に続く腹位部分2、3の幅は背位部4の
幅より小さく選ばれ、かつ背位部4との連結端から先端
に向け幅が徐々に減少し、背位部4の最大幅bが例えば
25cmの場合、背位部4との連結部分における幅a1
は例えば15cm、先端における幅a2 は例えば9cm
にとられている。
【0014】一方の腹位部3の端には面ファスナー5が
設けられ、他方の腹位部2の上に重ね合わせて係合でき
るようになっている。背位部4のほぼ中央の上方位置の
左右にV字状の2つの第1補助ベルト6、7のVの字の
開いた方の端部8、9が固定され、Vの字のとがった方
はそれぞれ両端の腹位部2、3に向いており、そのとが
った方の端部10、11にはそれぞれ面ファスナー1
2、13が設けられている。背位部4のほぼ中央の下方
位置の左右、すなわち第1補助ベルト6、7の下方に
は、第2補助ベルト14、15が一端16、17で固定
され、一方の第2補助ベルト14には長さ調整用のコキ
18と端部にリング19が設けられ、他方の第2補助ベ
ルト15には端部に面ファスナー20、中間に面ファス
ナー20と対をなす面ファスナー21が取り付けられて
いる。
設けられ、他方の腹位部2の上に重ね合わせて係合でき
るようになっている。背位部4のほぼ中央の上方位置の
左右にV字状の2つの第1補助ベルト6、7のVの字の
開いた方の端部8、9が固定され、Vの字のとがった方
はそれぞれ両端の腹位部2、3に向いており、そのとが
った方の端部10、11にはそれぞれ面ファスナー1
2、13が設けられている。背位部4のほぼ中央の下方
位置の左右、すなわち第1補助ベルト6、7の下方に
は、第2補助ベルト14、15が一端16、17で固定
され、一方の第2補助ベルト14には長さ調整用のコキ
18と端部にリング19が設けられ、他方の第2補助ベ
ルト15には端部に面ファスナー20、中間に面ファス
ナー20と対をなす面ファスナー21が取り付けられて
いる。
【0015】背位部4のほぼ中央の左右にはステー2
2、23が上部を除いて周囲が縫製されたステーカバー
24、25で覆われ保持されている。
2、23が上部を除いて周囲が縫製されたステーカバー
24、25で覆われ保持されている。
【0016】本体ベルトの腹位部は、伸縮性、保形性、
通気性が高く、表面が面ファスナーの付着するようなル
ープ状の起毛を持った素材より成り、例えば伸縮ナイロ
ンパイル/ポリウレタン不織布/綿パイルの三層伸縮
布、伸縮ナイロンパイル/ネオプレン発泡体/伸縮ポリ
エステルの三層ラミネート物などがある。
通気性が高く、表面が面ファスナーの付着するようなル
ープ状の起毛を持った素材より成り、例えば伸縮ナイロ
ンパイル/ポリウレタン不織布/綿パイルの三層伸縮
布、伸縮ナイロンパイル/ネオプレン発泡体/伸縮ポリ
エステルの三層ラミネート物などがある。
【0017】本体ベルトの背位部は、非伸縮性、通気
性、保形性の高い素材より成り、例えばフレンチパイル
/ポリエステル不織布/綿パイル、ナイロンパイル/圧
縮ウレタン/ポリエステル物などがあげられる。
性、保形性の高い素材より成り、例えばフレンチパイル
/ポリエステル不織布/綿パイル、ナイロンパイル/圧
縮ウレタン/ポリエステル物などがあげられる。
【0018】第1補助ベルトは、強い伸縮性、特に本体
ベルトの背位部より強い伸縮力を持った素材より成り、
例えば平ゴムベルトで幅が5cm〜8cmのものが適し
ている。これは幅が5cmより狭いと体に食い込み痛み
を起こし、逆に広すぎると本体ベルトの腹位部の幅より
大きくなり、その結果面ファスナーが腹位部よりはみ出
してしまうためである。又第1補助ベルトの各2本のベ
ルトの合計の10〜50%時のモジュラスが1.8〜
4.0kg、好ましくは10〜30%時のモジュラスが
1.8〜3.0kgであることが好ましい。これは、伸
びが小さ過ぎると腰の周径変化に追従不足を起こし、大
き過ぎると大きな負荷が加わったとき急激なモジュラス
アップが得られず固定力が弱くなる。又モジュラス値は
この範囲以外では固定力不足や老人のパワーでは十分伸
ばすことができないという問題点がある。
ベルトの背位部より強い伸縮力を持った素材より成り、
例えば平ゴムベルトで幅が5cm〜8cmのものが適し
ている。これは幅が5cmより狭いと体に食い込み痛み
を起こし、逆に広すぎると本体ベルトの腹位部の幅より
大きくなり、その結果面ファスナーが腹位部よりはみ出
してしまうためである。又第1補助ベルトの各2本のベ
ルトの合計の10〜50%時のモジュラスが1.8〜
4.0kg、好ましくは10〜30%時のモジュラスが
1.8〜3.0kgであることが好ましい。これは、伸
びが小さ過ぎると腰の周径変化に追従不足を起こし、大
き過ぎると大きな負荷が加わったとき急激なモジュラス
アップが得られず固定力が弱くなる。又モジュラス値は
この範囲以外では固定力不足や老人のパワーでは十分伸
ばすことができないという問題点がある。
【0019】第2補助ベルトは、非伸縮性または多少伸
縮性のある素材で体にフィットするだけの柔軟性を持っ
たもので、例えば薄手のナイロンベルトなどが好まし
い。幅は3〜10cm、特に5〜7cmが好ましい。こ
れは3cmより狭いと体に食い込んで痛みを生じるおそ
れがあり、また10cmより広いと腸骨の下だけを締め
付けることが困難となるからである。
縮性のある素材で体にフィットするだけの柔軟性を持っ
たもので、例えば薄手のナイロンベルトなどが好まし
い。幅は3〜10cm、特に5〜7cmが好ましい。こ
れは3cmより狭いと体に食い込んで痛みを生じるおそ
れがあり、また10cmより広いと腸骨の下だけを締め
付けることが困難となるからである。
【0020】本考案による腰痛帯は、図2a、bに示す
ように、本体ベルト1の背位部4の内側(第1補助ベル
ト6、7、第2補助ベルト14、15を設けた側と反対
側)を背中に当て、第2補助ベルト14、15が腸骨に
位置するようにして腰部に巻き付け、本体ベルト1の腹
位部2の上にもう一方の腹位部3を重ね合わせ、締め付
けるようにして腹位部3の面ファスナー5を腹位部2の
上に固定する。次に第1補助ベルト6、7の両端10、
11を引張るようにして腹位部2、3上に巻き付け、そ
れぞれ面ファスナー12、13で腹位部2、3上に固定
する。第2補助ベルト14、15は腹位部2、3上に巻
き付け、第2補助ベルト14のリング19に第2補助ベ
ルト15の端部を通して折り返し、面ファスナー20を
面ファスナー21上に重ね合わせて固定する。なおコキ
18を利用してあらかじめ一方の第2補助ベルト14の
長さを調整する。
ように、本体ベルト1の背位部4の内側(第1補助ベル
ト6、7、第2補助ベルト14、15を設けた側と反対
側)を背中に当て、第2補助ベルト14、15が腸骨に
位置するようにして腰部に巻き付け、本体ベルト1の腹
位部2の上にもう一方の腹位部3を重ね合わせ、締め付
けるようにして腹位部3の面ファスナー5を腹位部2の
上に固定する。次に第1補助ベルト6、7の両端10、
11を引張るようにして腹位部2、3上に巻き付け、そ
れぞれ面ファスナー12、13で腹位部2、3上に固定
する。第2補助ベルト14、15は腹位部2、3上に巻
き付け、第2補助ベルト14のリング19に第2補助ベ
ルト15の端部を通して折り返し、面ファスナー20を
面ファスナー21上に重ね合わせて固定する。なおコキ
18を利用してあらかじめ一方の第2補助ベルト14の
長さを調整する。
【0021】先にも述べたように、腰痛の最大の原因は
腰椎と仙椎とのずれにあるが、本体ベルトと第1補助ベ
ルトにより腹部を圧迫し、腹圧を高めることで腰椎を押
し戻し、第2補助ベルトにより腸骨の位置で骨盤を締め
ることにより仙椎を安定させ、本体ベルトと両補助ベル
トでもって腰椎と仙椎相互間の変化を防ぐことができ
る。図3a、bは腰痛に関係する腰の骨の相互関係をそ
れぞれ正面及び側面から見た概念図であるが、通常5個
ある第1〜第5腰椎26〜30の内、特に第5腰椎26
と仙椎31との間の動きが最も大きく、ここに問題が起
こりやすい。本考案によれば、本体ベルト1により腰椎
26〜30と仙椎31とを含む腰部全体を圧迫固定して
実線矢印で示すような力を加え、第1補助ベルト6、7
により腹腔内の圧力を高め、前方にずれた腰椎を元に押
し戻す力を加えるとともに、第2補助ベルト14、15
を腸骨32の位置に締めて破線矢印で示すような力を加
えることにより腸骨32の下方部位に位置する仙椎31
に圧迫力が加えられることになるから、腰椎と仙椎間の
ずれを確実に防止すると共にずれを元に戻す効果を有す
る。
腰椎と仙椎とのずれにあるが、本体ベルトと第1補助ベ
ルトにより腹部を圧迫し、腹圧を高めることで腰椎を押
し戻し、第2補助ベルトにより腸骨の位置で骨盤を締め
ることにより仙椎を安定させ、本体ベルトと両補助ベル
トでもって腰椎と仙椎相互間の変化を防ぐことができ
る。図3a、bは腰痛に関係する腰の骨の相互関係をそ
れぞれ正面及び側面から見た概念図であるが、通常5個
ある第1〜第5腰椎26〜30の内、特に第5腰椎26
と仙椎31との間の動きが最も大きく、ここに問題が起
こりやすい。本考案によれば、本体ベルト1により腰椎
26〜30と仙椎31とを含む腰部全体を圧迫固定して
実線矢印で示すような力を加え、第1補助ベルト6、7
により腹腔内の圧力を高め、前方にずれた腰椎を元に押
し戻す力を加えるとともに、第2補助ベルト14、15
を腸骨32の位置に締めて破線矢印で示すような力を加
えることにより腸骨32の下方部位に位置する仙椎31
に圧迫力が加えられることになるから、腰椎と仙椎間の
ずれを確実に防止すると共にずれを元に戻す効果を有す
る。
【0022】
【考案の効果】本考案によれば、本体ベルトの背位部の
幅を広くし、両側背位より腹位部先端に向かって幅を極
度に狭くした構造とし、腹位部に伸縮性素材を使用した
ため、前屈は容易にでき、かつ運動による呼吸増加に対
しても容易に腹式呼吸が可能となり、背位部中央上方位
に取り付けた第1補助ベルトにより背位部は体に確実に
フィットし、非伸縮性素材よりなる背位部により背屈に
対しても十分対応できる支持力が得られ、過度の動きを
防止することができ、腰痛帯として必要な機能をすべて
備えると共に、社会復帰時やスポーツ時の前屈、腹式呼
吸を可能とするものである。
幅を広くし、両側背位より腹位部先端に向かって幅を極
度に狭くした構造とし、腹位部に伸縮性素材を使用した
ため、前屈は容易にでき、かつ運動による呼吸増加に対
しても容易に腹式呼吸が可能となり、背位部中央上方位
に取り付けた第1補助ベルトにより背位部は体に確実に
フィットし、非伸縮性素材よりなる背位部により背屈に
対しても十分対応できる支持力が得られ、過度の動きを
防止することができ、腰痛帯として必要な機能をすべて
備えると共に、社会復帰時やスポーツ時の前屈、腹式呼
吸を可能とするものである。
【図1】本考案の実施例の正面図である。
【図2】本考案の装着状態におけるaは正面図、bは背
面図である。
面図である。
【図3】本考案の作用を説明するための概念図である。
1 本体ベルト 2、3 腹位部 4 背位部 6、7 第1補助ベルト 14、15 第2補助ベルト
Claims (1)
- 【請求項1】 伸縮性素材からなる腹位部と非伸縮性素
材からなる背位部とから形成された本体ベルトと、本体
ベルトの背位部の中央上方位より左右にV字状に突出し
先端が腹位部に至る伸縮性の第1補助ベルトと、本体ベ
ルトの背位部の中央下方位より左右に突出し腸骨の下方
部位を締め付け得る第2補助ベルトとを備え、本体ベル
トの腹位部の幅を背位部の幅より狭く、しかも背位部と
の連結端の上部から腹位部先端に向け順次幅を狭くした
ことを特徴とする腰痛帯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992034002U JP2576473Y2 (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | 腰痛帯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992034002U JP2576473Y2 (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | 腰痛帯 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0584316U JPH0584316U (ja) | 1993-11-16 |
JP2576473Y2 true JP2576473Y2 (ja) | 1998-07-09 |
Family
ID=12402243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992034002U Expired - Lifetime JP2576473Y2 (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | 腰痛帯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2576473Y2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0956738A (ja) * | 1995-08-22 | 1997-03-04 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 腰痛矯正ベルト |
JP4026932B2 (ja) * | 1998-06-16 | 2007-12-26 | ウイズ株式会社 | 姿勢補整用被服 |
JP2009240738A (ja) * | 2008-04-01 | 2009-10-22 | Alcare Co Ltd | 腰部固定帯 |
KR200454555Y1 (ko) * | 2009-01-28 | 2011-07-12 | (주)오케이메디텍 | 척추 보조기 |
JP5618073B2 (ja) * | 2010-09-17 | 2014-11-05 | 日進医療器株式会社 | 骨盤ベルト |
JP2016054793A (ja) * | 2014-09-05 | 2016-04-21 | 中山式産業株式会社 | コルセット |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5421994U (ja) * | 1977-07-15 | 1979-02-13 | ||
JPS60171418U (ja) * | 1984-04-23 | 1985-11-13 | 株式会社東京衛材研究所 | 腰通帯 |
-
1992
- 1992-04-22 JP JP1992034002U patent/JP2576473Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0584316U (ja) | 1993-11-16 |
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