JPH08236086A - ハロゲン電球及び照明装置 - Google Patents

ハロゲン電球及び照明装置

Info

Publication number
JPH08236086A
JPH08236086A JP7060116A JP6011695A JPH08236086A JP H08236086 A JPH08236086 A JP H08236086A JP 7060116 A JP7060116 A JP 7060116A JP 6011695 A JP6011695 A JP 6011695A JP H08236086 A JPH08236086 A JP H08236086A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
halogen bulb
bulb
film
color temperature
halogen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7060116A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3221272B2 (ja
Inventor
Yoshihiko Okumura
善彦 奥村
Koji Oda
孝治 小田
Osamu Mizuno
修 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ushio Denki KK
Ushio Inc
Original Assignee
Ushio Denki KK
Ushio Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=13132837&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH08236086(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Ushio Denki KK, Ushio Inc filed Critical Ushio Denki KK
Priority to JP06011695A priority Critical patent/JP3221272B2/ja
Publication of JPH08236086A publication Critical patent/JPH08236086A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3221272B2 publication Critical patent/JP3221272B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Light Sources And Details Of Projection-Printing Devices (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価で、製作しやすく、しかも使用寿命の短
縮のない、色ムラの生じない高色温度のハロゲン電球を
提供する。 【構成】 ハロゲン電球に於いて、フィラメントから放
射される光の内、赤色成分を含む波長範囲400nm〜
800nmを吸収する膜を具えた高シリカガラスを発光
管に採用する。或いは、透明石英管使用ハロゲン電球
に、フィラメントから放射される光の内、赤色成分を含
む波長400nm〜800nmを吸収する膜を具えた高
シリカガラスをアウターバルブ或いは前面ガラスとして
装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、色温度3400K以上
の高色温度自動車用ハロゲン電球又は色温度3200K
以上の高色温度照明用ハロゲン電球、その他ハロゲン電
球に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のハロゲン電球の色温度を上げる方
法としては、発光管表面に多層膜をコーティングし赤色
分光成分を反射させる方法、及び灯具の前面ガラス或い
はミラーを着色し赤色分光成分を反射又は吸収させる方
法、ランプの発光効率を向上させる方法が行われた。
【0003】発光管表面に多層膜反射コーティングを行
う方法としては、ディッピング、蒸着、CVD等の方法
がある。しかし、発光管表面が湾曲しているハロゲン電
球に色ムラの発生しないよう均一な膜厚で、付着させる
のは難しく、製作上良品率が悪く良品を取るため再度付
着する工程が必要で作業効率が悪いものであった。
【0004】また、灯具の前面ガラス、或いはミラーを
着色し3400K以上の高色温度を得る方法は、ハロゲ
ン電球より出る熱に耐える耐熱材料を使用する必要があ
り、高価な物となっていた。
【0005】また、他の方法としてハロゲン電球の発光
効率を向上させ、色温度を上げる方法が考えられるが、
効率を上げる事によりフィラメントからタングステンの
蒸発量が多くなり、その結果フィラメントのやせ細りが
早期に発生し、溶断までの時間は短くなり短寿命を引き
起こす。
【0006】更に、着色ガラスでは色抜けや温度が上が
る為、ガラスが割れる等の不具合が発生していた。
【0007】
【本発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情
にかんがみなされたものであって、その目的は安価で、
多層膜で行っていた物を単層膜ででき、製作しやすくし
かも使用寿命の短縮の無い、色ムラの生じない高色温度
のハロゲン電球を提供する事にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、以下に
述べる手段によって達成できる。すなわち、特定の元素
の膜を具えた発光管を使用したハロゲン電球として使用
する。膜の元素は酸化コバルト等の金属元素で、その結
果ハロゲン電球からの放射光は、フィラメントから放射
される光の内、赤色を中心とした波長400nm〜80
0nmの範囲の光を吸収した分光放射特性となる。この
膜を具えた高シリカガラスを使用した発光管を通ったフ
ィラメントからの放射光は、波長400nm〜800n
mの波長域で吸収が起こり、透過した光の色温度は透明
石英管使用ハロゲン電球と比較し、約150K上昇し3
400K以上の高色温度を示す結果となる。この膜を具
えた発光管をハロゲン電球に、または透明石英管使用ハ
ロゲン電球のアウターバルブ等に膜を具えたものを使用
する事により高色温度の光出力特性が得られる。
【0009】
【作用】図1と図2とを用いて説明する。図1は、黒白
電子複写機に使用されている原稿露光用ハロゲン電球の
分光放射分布の説明であって、発光管には透明石英管を
使用していて、(赤色成分/青色成分)の比の値の代表
値として、(695nm/470nm)を採用するとそ
の値は約4.02である。色温度は約3000Kであ
る。図2は、本発明のカラー用電子複写機に使用される
原稿露光用ハロゲン電球の分光放射分布の説明図であっ
て、発光管には酸化コバルトの膜を具えた高シリカガラ
ス管を使用していて、上記と同様に(695nm/47
0nm)の値は約3.46である。色温度は約3230
Kであって、従来よりも230K高い。従来よりも青色
成分が多く、カラー複写に適するハロゲン電球となる。
【0010】上記のように、赤色成分を抑制すると、色
温度で約200K高める事ができ、また、R(赤色成
分)、B(青色成分)との関係を整えることができる。
【0011】
【実施例】図3は、図2のデータを採取するのに設計さ
れたカラー用複写機のための原稿用ハロゲン電球であっ
て、電気定格はAC80V、300Wである。図1に示
す分光放射分布を有する従来のハロゲン電球をカラー用
電子複写機に使用すると、RとBとのバランスが悪く、
赤色カットフィルターを別途装着する必要が有ったが、
本発明のハロゲン電球ではRとBとのバランスがよいの
で、赤色カットフィルターは不要となる。
【0012】図4は自動車用ハロゲン電球の説明図であ
る。この電球に於いても、発光管として従来通りの透明
石英管を使用した場合の分光放射分布を図5に示す。他
方酸化コバルトを含有した膜を具えた発光管を使用した
本発明の電球の分光放射分布を図6に示す。電気定格は
DC12V、55Wであって、同一のフィラメント設計
でありながら、従来の電球の色温度が約3352Kに対
して本発明の電球では約3560Kとなり、結果とし
て、色温度が208K高い物となる。したがって自動車
ハロゲン電球として視認性の向上した自動車用ハロゲン
電球が提供できる。
【0013】図7は、ショーケース等に於ける照明用ハ
ロゲン電球の説明図である。電気定格はAC120V、
500Wであって、発光管として従来通りの透明石英管
を使用した場合の電球からの分光放射分布を図8に示
す。この従来電球の色温度は3000Kであって、同一
のフィラメント設計で発光管として酸化コバルトの膜を
具えた発光管を採用した本発明の電球の分光放射分布を
図9に示す。この分布特性で、その色温度は3206K
となり、従来電球よりも206K高く、白色光に近づく
ので、本発明の電球は、ショーケース内照明、店舗照明
に適する。同一電気定格、同一フィラメント設計であっ
て、従来電球よりも、陳列品の色がより鮮明な自然色と
なる。
【0014】図10は、透明石英管使用ハロゲン電球
に、酸化コバルトの膜を具えた高シリカガラス管をアウ
ターバルブとして被せた光源装置の説明図である。電気
定格はAC120V、500Wであって、透明石英管使
用ハロゲン電球自体の分光放射分布は図11にしめす通
りである。色温度は3050Kである。これに対して、
上記アウターバルブを被せた光源装置では、光源からの
分光放射分布が図12のようになる。色温度は3260
Kであって、電球自体の色温度よりも210K高くR,
G(緑色)、Bのバランスが改善されて照射物を自然色
に近い色でみる事が出きる。
【0015】図13は、透明石英管使用ハロゲン電球を
灯具の中に配置し、前面ガラスとして、酸化コバルトの
膜を具えた高シリカガラス板を使用して構成された光源
装置の説明図である。この光源装置も、前記の光源装置
と同様の技術効果を有する。
【0016】ところで、以上の実施例からも理解される
ように、普通市販されている透明石英使用のハロゲン電
球の分光放射分布は、図2、図5、図8、図11のよう
になって、(R/B)の値は大体4以上である。それに
対し、R(赤色成分)を中心に波長400nmから80
0nmの範囲を吸収する膜を具えたハロゲン電球は(R
/B)の値は4より小さくなり、同一の電気定格、同一
のフィラメント設計であれば色温度は200K以上高め
る事ができる。従って、自動車用ハロゲン電球に応用す
れば、視認性の良い物が得られ、一般照明用ハロゲン電
球に応用すれば、物を自然色に近い色でみる事ができ、
R,G,Bのバランス改善に利用すれば、カラー用電子
複写機のための良好な露光用ハロゲン電球が提供でき
る。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から理解できるように、本発
明によれば、安価で、製作しやすく、しかも使用寿命を
短くする事無く色ムラのない高色温度のハロゲン電球が
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】透明石英管使用電子複写機用ハロゲン電球の分
光放射分布の説明図である。
【図2】酸化コバルトの膜を具えた高シリカガラス管使
用電子複写機用ハロゲン電球の分光放射分布の説明図で
ある。
【図3】電子複写機用ハロゲン電球の説明図である。
【図4】自動車用ハロゲン電球の説明図である。
【図5】発光管が、透明石英管の場合に於ける自動車用
ハロゲン電球の分光放射分布の説明図である。
【図6】発光管が、酸化コバルトの膜を具えた高シリカ
ガラス管の場合に於ける自動車用ハロゲン電球の分光放
射分布の説明図である。
【図7】照明用ハロゲン電球の説明図である。
【図8】発光管が、透明石英管の場合に於ける照明用ハ
ロゲン電球の分光放射分布の説明図である。
【図9】発光管が、酸化コバルトの膜を具えた高シリカ
ガラス管をアウターバルブとして装着した光源装置の説
明図である。
【図10】透明石英管使用ハロゲン電球に、酸化コバル
トの膜を具えた高シリカガラス管をアウターバルブとし
て装着した光源装置の説明図である。
【図11】透明石英管使用ハロゲン電球の分光放射分布
の説明図である。
【図12】光源装置の分光放射分布の説明図である。
【図13】他の光源装置の説明図である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィラメントから放射される光の内、赤
    色成分を含む波長範囲400〜800nmを吸収する膜
    を具えた発光管を採用したことを特徴とするハロゲン電
    球。
  2. 【請求項2】 ハロゲン電球からの放射光に於いて、青
    色成分と赤色成分の相対強度比(赤色成分/青色成分の
    値)が透明石英管使用ハロゲン電球の相対強度比よりも
    小さい請求項1に記載のカラー複写機用のハロゲン電
    球。
  3. 【請求項3】 色温度が3400K以上の高色温度であ
    る請求項1に記載の自動車用のハロゲン電球。
  4. 【請求項4】 色温度が3200K以上の高色温度であ
    る請求項1に記載の照明用のハロゲン電球。
  5. 【請求項5】 透明石英管使用ハロゲン電球のフィラメ
    ントから放射される光の内、赤色成分を含む波長範囲4
    00〜800nmを吸収する膜を具えたアウターバルブ
    あるいは前面ガラスを装着した事を特徴とする照明装
    置。
  6. 【請求項6】 酸化硅素粉末と酸化コバルト粉末とを混
    合して加熱焼結(700〜1200℃約1時間)により
    真空排気中にて拡散しない程度の塊を作り、蒸着により
    高シリカガラス上に酸化硅素と酸化コバルトの混成膜を
    形成してなるガラス板。
JP06011695A 1995-02-24 1995-02-24 ハロゲン電球及び照明装置 Expired - Lifetime JP3221272B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06011695A JP3221272B2 (ja) 1995-02-24 1995-02-24 ハロゲン電球及び照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06011695A JP3221272B2 (ja) 1995-02-24 1995-02-24 ハロゲン電球及び照明装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08236086A true JPH08236086A (ja) 1996-09-13
JP3221272B2 JP3221272B2 (ja) 2001-10-22

Family

ID=13132837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06011695A Expired - Lifetime JP3221272B2 (ja) 1995-02-24 1995-02-24 ハロゲン電球及び照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3221272B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006278086A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Harison Toshiba Lighting Corp 電球型ヒータ、密閉型灯具装置
JP2008524792A (ja) * 2004-12-17 2008-07-10 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 多目的照明ユニット

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008524792A (ja) * 2004-12-17 2008-07-10 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 多目的照明ユニット
JP2006278086A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Harison Toshiba Lighting Corp 電球型ヒータ、密閉型灯具装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3221272B2 (ja) 2001-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4315186A (en) Reflective lamp
US4839553A (en) Reflector lamp having complementary dichroic filters on the reflector and lens for emitting colored light
US5130904A (en) Automotive headlamp waving no ultraviolet output
JP3264671B2 (ja) 昼光スペクトル発生ランプ
CN105223760B (zh) 波长转换装置及投影机
EP0577196A1 (en) IR space heating luminaire
JPH08236086A (ja) ハロゲン電球及び照明装置
EP0728366B1 (en) Reflector lamp
HU180333B (en) Reflecting mirror for decreasing the luminous rays being in the infrared region
JP3262249B2 (ja) 自動車用ハロゲン電球
JP3221278B2 (ja) ハロゲン電球及び照明装置
EP0786799A1 (en) Incandescent reflector lamp with sun-like spectral output
JP2870100B2 (ja) 一般照明用反射鏡付き電球
US10008379B1 (en) Infrared recycling incandescent light bulb
JP2002056821A (ja) 小形白熱電球および照明装置
JPH0622824Y2 (ja) 液晶プロジェクター装置
JP2001160377A (ja) ハロゲン電球、自動車用ヘッドライトおよび照明装置
JPS644167Y2 (ja)
JPH0282403A (ja) 照明器具
JP2790468B2 (ja) ハロゲン電球の製造方法
JP3667374B2 (ja) 照明装置
JPH05157909A (ja) ネオジウム色投光多層膜反射鏡
JPH0636610A (ja) 照明装置
JPS6147063A (ja) ミラ−付電球
JPH01255153A (ja) ハロゲン電球