JPH08233395A - 瞬間冷房装置 - Google Patents

瞬間冷房装置

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Publication number
JPH08233395A
JPH08233395A JP7039926A JP3992695A JPH08233395A JP H08233395 A JPH08233395 A JP H08233395A JP 7039926 A JP7039926 A JP 7039926A JP 3992695 A JP3992695 A JP 3992695A JP H08233395 A JPH08233395 A JP H08233395A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
porous body
water
air
cooling device
internal space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7039926A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsukasa Yamaguchi
口 司 山
Yutaka Momose
瀬 豊 百
Takeshi Osugi
杉 武 司 大
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP7039926A priority Critical patent/JPH08233395A/ja
Publication of JPH08233395A publication Critical patent/JPH08233395A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型且つ安価であり、電源スイッチをONに
すると直ぐに冷風が得られる瞬間冷房装置の提供を目的
とする。 【構成】 吸気口11及び吹き出し口12が設けられ且
つ吸気口と吹き出し口とを連通する内部空間13を有し
たハウジング10と、内部空間内に配設され、吸気口側
と吹き出し口側とに開口し空気が通過するための貫通孔
20aを有した多孔体20と、多孔体に水を供給する水
供給手段22と、吸気口から吸い込んだ空気を吹き出し
口より吹き出させる送風手段15と、送風手段のON・
OFFを行う電源スイッチ16とを備えたことを特徴と
する瞬間冷房装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、瞬間冷房装置に関し、
トイレ室内等の小空間の冷房用として利用できる。
【0002】
【従来の技術】従来より、夏場や梅雨時でのトイレの使
用は、高温高湿度であるために非常に不快であった。そ
こで、1994年に株式会社富士通ゼネラルより発売さ
れた商品「マイティー・コンパクト」シリーズの総合カ
タログに開示されるような、一般的な冷房装置を設置す
れば良い。これは、室内の空気を室内機内に配設された
熱交換器に通し、熱交換器にて冷却された空気をファン
にて再び室内に送り出すものである。
【0003】このような一般的な冷房装置は、冷媒の熱
を奪うための室外機が必要であって、この室外機は、フ
ァンからの送風によって冷房の熱を奪うものであって、
このための熱交換手段や、冷媒を室内機と室外機とに循
環させるためのコンプレッサが設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような冷房装置をトイレ空間のような比較的狭いとこ
ろに設置するには、余りにも大き過ぎると共に、高価で
あるといった問題がある。又、トイレに使用する場合、
電源スイッチをONにしたらすぐに冷風が得られること
が要求されるが、上記のような従来の冷房装置において
は、室外機にて冷却された冷房が室内機にまで供給され
るとようやく冷風が得られる構成であるために、電源ス
イッチをONにしてから冷風がえられるまでに時間が掛
かるといった問題がある。
【0005】本発明は、小型且つ安価であり、電源スイ
ッチをONにすると直ぐに冷風が得られる瞬間冷房装置
の提供を技術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した技術的課題を解
決するため請求項1の発明において講じた技術的手段
は、吸気口及び吹き出し口が設けられ且つ吸気口と吹き
出し口とを連通する内部空間を有したハウジングと、内
部空間内に配設され、吸気口側と吹き出し口側とに開口
し空気が通過するための貫通孔を有した多孔体と、多孔
体に水を供給する水供給手段と、吸気口から吸い込んだ
空気を吹き出し口より吹き出させる送風手段と、送風手
段のON・OFFを行う電源スイッチとを備えたことで
ある。
【0007】多孔体における空気の冷却効果を向上させ
るために、請求項2の発明において講じた技術的手段
は、内部空間内で多孔体の吸気口側に配設された除湿手
段を備えたことである。
【0008】除湿手段の除湿効果を長続きさせるため
に、請求項3の発明において講じた技術的手段は、除湿
手段が、水分吸着剤より構成されると共に、水分吸着剤
内にヒーター及び温度検知手段を配設したことである。
【0009】多孔体全体に均等に水を浸透させて高い冷
却効果を得るために、請求項4の発明において講じた技
術的手段は、多孔体に常時接触し且つ水供給手段に接続
された含水部材を備えたことである。
【0010】水供給手段を簡素な構成にすると共に、補
水が容易に行えるようにするため、請求項5の発明にお
いて講じた技術的手段は、水供給手段が、ハウジングに
脱着可能な水槽であることである。
【0011】本発明の冷房装置をトイレ室内に配設する
場合に、トイレ室内の空気を脱臭して快適性を確保する
ために、請求項6の発明においては、内部空間内に配設
された脱臭手段を備えたことである。
【0012】
【作用】請求項1の発明においては、電源スイッチをO
N操作して送風手段を作動させると、吸気口から内部空
間に空気を吸い込む。この空気は、多孔体に設けられた
貫通孔を通過して吹き出し口から吹き出される。
【0013】内部空間に吸い込まれた空気は、多孔体の
貫通孔を通るときに、多孔体に含まれている水分により
冷却されると共に、水分を空気中に含んだ状態で、吹き
出し口から吹き出される。
【0014】請求項2の発明においては、吸気口から内
部空間に吸い込まれた空気は、除湿手段にて除湿された
後に多孔体の貫通孔を通過するために、空気中に水分を
含み易くなり、多孔体における空気の冷却効果を向上さ
せることができる。
【0015】請求項3の発明においては、除湿を行って
水分吸着剤の除湿効果が衰えてきたら、ヒーターを作動
させて水分吸着剤に含まれている水分を蒸発させること
により、再び水分吸着剤の除湿効果を向上させることが
できるので、除湿効果を長続きさせることができる。
又、温度検知手段は、ヒーターが水分吸着剤を熱し過ぎ
ないようにするために設けられている。
【0016】請求項4の発明においては、多孔体と含水
部材とを常時接触させているために、多孔体全体に均等
に水を浸透させることができて、空気の冷却効果が高い
ものである。
【0017】請求項5の発明においては、水を多孔体に
供給するのに、ハウジングに脱着可能な水槽を用いたこ
とによって、水供給手段を簡素な構成にできる。
【0018】請求項6の発明においては、内部空間を通
る空気は脱臭手段により脱臭されて吹き出される。
【0019】
【実施例】次に、本発明に係る一実施例を図面に基づい
て説明する。
【0020】図1は本実施例の瞬間冷房装置のモデル
図、図2は本実施例の瞬間冷房装置の外観斜視図、図3
は図2中C方向矢示図、図4は図2のA−A断面矢示
図、図5は本実施例のB−B断面矢示図、図6は本実施
例の多孔体の外観斜視図である。
【0021】図において、ハウジング10には、空気の
吸気口11及び吹き出し口12と、空気の流路となる内
部空間13が設けられている。
【0022】内部空間13内には、上流側(吸気口11
側)から順に、除湿手段であるシリカゲル(水分吸着
剤)30、図6に示すような多孔体20、空気内の臭気
を取り除く脱臭フィルター(脱臭手段)14、送風手段
であるファン15が配設されている。
【0023】シリカゲル30が収容されている部分に
は、電源32及びスイッチ33によりON・OFF切り
換えされると共に、温度センサ(温度検知手段)34に
よってもON・OFF切り換えされる電熱線のヒーター
31が配設されている。
【0024】多孔体20は、図1中上面及び下面に開口
した貫通孔20aを有していて、吸気口11から吸い込
まれた空気がこの貫通孔20aを通過して吹き出し口1
2側に抜ける構成となっている。更に、多孔体20は、
含水部材である布21によって周囲が覆われている。こ
の含水部材21は、水供給手段である水槽22内と導通
管23を介して連通していて、水槽21内の水が常に布
21に供給される構成となっている。
【0025】尚、多孔体20は、毛細管現象の起こる多
くの気泡を有する部材であればよく、本実施例ではレン
ガ又はセラミックスを用いる。又、含水部材は、布21
に限定する必要はなく、多孔体20と同様に毛細管現象
の起こる材質、例えばスポンジ等でもよい。
【0026】水槽22は、ハウジング10に脱着可能な
構成となっていて、水の補給が簡単にできるようになっ
ている。
【0027】ファン15は、電源スイッチ16のON・
OFF切り換えにより作動、非作動を繰り返すモータM
によって回転駆動される。
【0028】尚、図2中の符号17、18は吹き出し口
12からの風向きをそれぞれ冷房装置の前後方向又は左
右方向に換えるレバーを示す。
【0029】尚、本実施例の瞬間冷房装置においては、
電源スイッチ16によりモータMが作動するようになっ
ているが、人検知センサ等を設けて、人が来たら自動的
にON・OFF切換を行うようにしてもよい。
【0030】次に、本実施例の瞬間冷房装置の作動を説
明する。
【0031】電源スイッチ16をON操作すると、モー
タMが駆動されてファン15が回転する。ファン15が
回転すると、吸気口11から内部空間13に空気を吸い
込み始める。内部空間13に吸い込まれた空気は、多孔
体20に設けられた貫通孔20a、脱臭フィルター14
を通過して吹き出し口12から吹き出される。
【0032】空気は多孔体20の貫通孔20aを通ると
きに、多孔体20に含まれている水分により冷却される
と共に、水分を空気中に含んだ状態で、吹き出し口12
から吹き出されるものであって、従来技術に見られるよ
うな熱交換を行う室外機を必要としないので小型で、安
価な煉瓦やセラミックスを利用できるので装置も易く製
造でき、電源スイッチ16をONにすれば直ぐに冷風を
得ることができるものである。
【0033】又、本実施例においては、吸気口11から
内部空間13に吸い込まれた空気が、シリカゲル30に
て除湿された後に多孔体20の貫通孔20aを通過する
ために、空気中に水分を含み易くなり、多孔体20にお
ける空気の冷却効果を向上させることができる。
【0034】又、本実施例においては、除湿を行ってシ
リカゲル30の除湿効果が衰えてきたら、ヒーター31
を作動させてシリカゲル30に含まれている水分を蒸発
させることにより、再びシリカゲル30の除湿効果を向
上させることができるので、除湿効果を長続きさせるこ
とができる。更に、温度センサ34によりシリカゲル3
0の温度を検知しながらヒーター31をON・OFF制
御しているために、シリカゲル30を加熱し過ぎること
が防止できる。
【0035】又、本実施例においては、多孔体20に含
水部材である布21を巻きつけて常時接触させているた
めに、多孔体20全体に均等に水を浸透させることがで
き、空気の冷却効果が高いものである。
【0036】又、本実施例においては、水を多孔体20
に供給するのに、ハウジング10に脱着可能な水槽22
を用いたことによって、水供給手段を簡素な構成にでき
る。
【0037】しかしながら、特にこれに限定するもので
はなく、水道から直接供給するようにしてもよいし、多
孔体20の冷却効果が低下してきたら十分に水分を含ん
だ別の多孔体と入れ換える構成にしてもよく、要は多孔
体20に水分を含ませれる構成であればよい。
【0038】
【発明の効果】請求項1の発明においては、送風手段が
作動することによって内部空間に吸い込まれた空気は、
多孔体の貫通孔を通るときに、多孔体に含まれている水
分により冷却されると共に、水分を空気中に含んだ状態
で吹き出し口から吹き出されるものであって、従来技術
に見られるような熱交換を行う室外機を必要としないの
で小型で、安価な煉瓦やセラミックスを利用できるので
装置も安く、電源スイッチをONにすれば直ぐに冷風を
得ることができるものである。
【0039】請求項2の発明においては、吸気口から内
部空間に吸い込まれた空気は、除湿手段にて除湿された
後に多孔体の貫通孔を通過するために、空気中に水分を
含み易くなり、多孔体における空気の冷却効果を向上さ
せることができる。
【0040】請求項3の発明においては、除湿を行って
水分吸着剤の除湿効果が衰えてきたら、ヒーターを作動
させて水分吸着剤に含まれている水分を蒸発させること
により、再び水分吸着剤の除湿効果を向上させることが
できるので、除湿効果を長続きさせることができる。更
に、温度検知手段により水分吸着剤の温度を検知しなが
ら加熱するので、水分吸着剤を加熱し過ぎるのを防止で
きる。
【0041】請求項4の発明においては、多孔体と含水
部材とを常時接触させているために、多孔体全体に均等
に水を浸透させることができて、空気の冷却効果が高い
ものである。
【0042】請求項5の発明においては、水を多孔体に
供給するのに、ハウジングに脱着可能な水槽を用いたこ
とによって、水供給手段を簡素な構成にできる。
【0043】請求項6の発明においては、内部空間を通
る空気が脱臭手段により脱臭されて吹き出されるため
に、本発明の瞬間冷房装置をトイレ室内等の悪臭が発生
する場所に配置したときは、脱臭装置を兼ねることがで
きて有効なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る瞬間冷房装置のモデル図を示す。
【図2】本発明に係る瞬間冷房装置の外観斜視図を示
す。
【図3】図2のC方向矢示図を示す。
【図4】図2のA−A断面矢示図を示す。
【図5】図2のB−B断面矢示図を示す。
【図6】多孔体の外観斜視図を示す。
【符号の説明】
10・・・ハウジング 11・・・吸気口 12・・・吹き出し口 14・・・脱臭フィルター(脱臭手段) 15・・・ファン 16・・・電源スイッチ 20・・・多孔体 20a・・・貫通孔 21・・・布(含水部材) 22・・・水槽(水供給手段) 30・・・シリカゲル(水分吸着剤) 31・・・ヒーター 34・・・温度センサ(温度検知手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気口及び吹き出し口が設けられ且つ前
    記吸気口と前記吹き出し口とを連通する内部空間を有し
    たハウジングと、 前記内部空間内に配設され、前記吸気口側と前記吹き出
    し口側とに開口し空気が通過するための貫通孔を有した
    多孔体と、 該多孔体に水を供給する水供給手段と、 前記吸気口から吸い込んだ空気を前記吹き出し口より吹
    き出させる送風手段と、 前記送風手段のON・OFFを行う電源スイッチと、 を備えたことを特徴とする瞬間冷房装置。
  2. 【請求項2】 前記内部空間内で前記多孔体の前記吸気
    口側に配設された除湿手段を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の瞬間冷房装置。
  3. 【請求項3】 前記除湿手段は、水分吸着剤より構成さ
    れると共に、該水分吸着剤内にヒーター及び温度検知手
    段を配設したことを特徴とする請求項2記載の瞬間冷房
    装置。
  4. 【請求項4】 前記多孔体に常時接触し且つ前記水供給
    手段に接続された含水部材を備えたことを特徴とする請
    求項1から請求項3のいずれか1項記載の瞬間冷房装
    置。
  5. 【請求項5】 前記水供給手段は、前記ハウジングに脱
    着可能な水槽であることを特徴とする請求項1から請求
    項4のいずれか1項記載の瞬間冷房装置。
  6. 【請求項6】 前記内部空間内に配設された脱臭手段を
    備えたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれ
    か1項記載の瞬間冷房装置。
JP7039926A 1995-02-28 1995-02-28 瞬間冷房装置 Pending JPH08233395A (ja)

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JP7039926A JPH08233395A (ja) 1995-02-28 1995-02-28 瞬間冷房装置

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JPH08233395A true JPH08233395A (ja) 1996-09-13

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018165806A1 (zh) * 2017-03-12 2018-09-20 深圳市上羽科技有限公司 浴室专用的可防漏电且防水的冷暖空调

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Effective date: 20040712

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Effective date: 20040720

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041124