JPH08232402A - 集成材による柱等の隅角部接続構造及び接続方法 - Google Patents

集成材による柱等の隅角部接続構造及び接続方法

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JPH08232402A
JPH08232402A JP3783995A JP3783995A JPH08232402A JP H08232402 A JPH08232402 A JP H08232402A JP 3783995 A JP3783995 A JP 3783995A JP 3783995 A JP3783995 A JP 3783995A JP H08232402 A JPH08232402 A JP H08232402A
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JP
Japan
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corner member
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JP3783995A
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English (en)
Inventor
Fumio Kashiwase
文男 柏瀬
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TENNEN KK
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TENNEN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 集成材を用いて隅角部を作成する場合の接続
構造及び接続方法を提供する。 【構成】 集成材10,11を直交して接続する隅角部
12において、直交すべき二つの集成材10,11の端
部をそれぞれ45度以下の角度に切断してその切断端面
が密着する斜辺部19を有する略台形断面のコーナー部
材13を切断端面間に介在させて接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、集成材による柱等の
隅角部接続構造及び接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】集成材の一つに、細い木材を接着剤を介
在し加圧して継ぎ合わせることにより板状に形成し、か
つ、該板体の表裏面にそれぞれ化粧板を接着剤にて貼着
してなるものがあり、これは家具用資材又は建築用資材
として広く利用されている。
【0003】この集成材にて例えば家具や中空角柱を作
成する場合、上記のように板状の集成材を直交し接続し
て隅角部を形成するに当たり、一般的には、図5に示す
ように、それぞれの集成材1,2の端部を約45度に切
断しこれらを互いに合わせて接着剤で接合するか、また
は、図6に示すように、一方の集成材1の端部に溝3を
形成し、他方の柱2の端部に溝3と係合する突起部4を
形成してこれら両者を係合させるとともに接着剤を介在
して接合することが行われる。
【0004】なお、集成材1,2はそれぞれ両面に化粧
板5が貼着されて素材としての細い木材6が外部から見
えないように被服されている。化粧板6は通例木板であ
って、木材5をサンドイッチ状に挟んで補強材として作
用するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、集成材
1,2の端部を約45度に切断しこれらを互いに合わせ
て接着剤で接合する図5の従来例では、接着面を加圧し
て接着剤を固化させる工程において、集成材1の化粧板
5を加圧し又は集成材2の化粧板5を加圧すると、接合
端面7が45度であるから、その接合端面7にスライド
する力が生じて集成材1,2が互いにずれ、隅角部8の
仕上げが不良となることが多い。
【0006】また、溝3と突起部4を係合させる図6の
例では、溝3を刻設し、突起部4を形成する加工が必要
であるほかに、突起部4を形成する一方の集成材1の外
側の化粧板5の端部を、他方の集成材2の肉厚Tと同じ
長さで残しておかなければならず、また、化粧板5の接
合端面9を45度に正確に切断しなければならないから
加工手間を要する欠点がある。
【0007】そこで、この発明は集成材を用いて隅角部
を作成する場合の接続構造及び接続方法を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる集成材
による柱等の隅角部接続構造は、請求項1によれば、集
成材を直交して接続する隅角部において、直交すべき二
つの集成材の端部をそれぞれ45度以下の角度に切断し
てその切断端面が密着する斜辺部を有する略台形断面の
コーナー部材を前記切断端面間に介在させて接着したこ
とを特徴とする。
【0009】また、請求項2によれば、請求項1の発明
に加え、前記集成材の端部の切断端面とコーナー部材の
斜辺部のいずれか一方に一又は複数の溝を刻設するとと
もに、他方に一又は複数の突起部を形成し、該突起部が
前記溝に係合していることを特徴とする。
【0010】さらに、請求項3によれば、前記コーナー
部材は集成材からなることを特徴とする。
【0011】そして、この発明にかかる集成材による柱
等の隅角部接続方法は、請求項4によれば、直交して接
続すべき二つの集成材の端部を45度以下の角度で切断
し、該切断端面間に斜辺部を有する略台形断面をしたコ
ーナー部材を介在させ、かつ、接着剤にて切断端面と斜
辺部とを接合することを特徴とする。
【0012】
【作用】直交して接合されるべき二つの集成材は、切断
端面間にコーナー部材が接着により介在しているため
に、直交部を面取りして平坦面を形成したこととなり、
その平坦面が化粧板の加圧に適することとなる一方、化
粧板の継目の切断端面を加工しなくともよいから、隅角
部の仕上がりが良好となり、歩留りが向上する。
【0013】
【実施例】以下この発明の実施例を図に基づき説明す
る。図1に示すように、集成材にて隅角部のある角柱な
どを作成するに当たり、芯部を中空として筒状の長尺体
を形成するのであるが、この場合、直交して結合すべき
集成材10,11の隅角部12にはコーナー部材13が
介在している。
【0014】集成材10,11はそれぞれ小さな複数の
木材14を継ぎ合わせて板状とし、両面に化粧板15を
接着剤にて貼着してなる従来同様のものであり、コーナ
ー部材13との切断端面16の角度θは45度以下、例
えば約22.5度に切断されている。しかしながら、2
2.5度に限定されるものではない。
【0015】コーナー部材13は、図2に示すように、
集成材10,11と同様に、小さな木材14を継ぎ合わ
せた集成材を断面台形に切り出したもので、化粧板15
を貼着した上底部17と下底部18及び二つの斜辺部1
9を有する。斜辺部19の傾斜角度は当然に前記切断端
面16の傾斜角度θと同じである。
【0016】したがって、集成材10,11とコーナー
部材13に貼着された化粧板15の切断端面もそれぞれ
22.5度に切断されていてそのまま接合でき、しか
も、コーナー部材13の化粧板15を直接に加圧できる
(矢示F)から、化粧板15の継目は良好に結合され
る。
【0017】この隅角部12の強度を向上させるため、
図3,4に示すように、集成材10,11の切断端面1
6に一又は複数の溝20を長手方向へ形成するととも
に、この溝に係合する突起部21をコーナー部材13の
斜辺部19に形成する。したがって、コーナー部材13
を集成材10,11と接合する際、切断端面16に接着
剤を塗布し、その溝20に突起部21を係合させて結合
し、集成材10,11及びコーナー部材13の化粧板1
5を外側からそれぞれ加圧(矢示F)して接着剤を固化
させ連結する。
【0018】なお、コーナー部材13の寸法を長くしこ
れを一辺とする断面八角形の柱を作成することも容易に
できる。また上記実施例では集成材を主体として説明し
たが、集成材が集成材でなく無垢生地であっても同等に
実施ができる。
【0019】かくして、集成材にて建材等を作成するに
際し、隅角部12の形成工程がきわめて簡素化され、し
かも、化粧板の継目の仕上がりが美麗となる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、集成材
にて形成する隅角部の構造が簡素化され、したがって複
雑な加工手間を省略でき、しかも化粧板の継目の仕上げ
が容易でかつ美麗となり、隅角部仕上げの歩留りが向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の要部断面平面図
【図2】図1の要部斜視図
【図3】この発明の他の実施例の要部断面平面図
【図4】図3の要部斜視図
【図5】従来例の要部断面平面図
【図6】従来例の要部断面平面図
【符号の説明】
10,11…集成材 12…隅角部 13…コーナー部材 14…木材 15…化粧板 16…切断端面 19…斜辺部 20…溝 21…突起部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集成材を直交して接続する隅角部におい
    て、直交すべき二つの集成材の端部をそれぞれ45度以
    下の角度に切断してその切断端面が密着する斜辺部を有
    する略台形断面のコーナー部材を前記切断端面間に介在
    させて接着したことを特徴とする集成材による柱等の隅
    角部接続構造。
  2. 【請求項2】 集成材の端部の切断面とコーナー部材の
    斜辺部のいずれか一方に一又は複数の溝を刻設するとと
    もに、他方に一又は複数の突起部を形成し、該突起部が
    前記溝に係合して接着していることを特徴とする請求項
    1記載の集成材による柱等の隅角部接続構造。
  3. 【請求項3】 コーナー部材が集成材からなることを特
    徴とする請求項1又2記載の集成材による柱等の隅角部
    接続構造。
  4. 【請求項4】 直交して接続すべき二つの集成材の端部
    を45度以下の角度で切断し、該切断端面間に斜辺部を
    有する略台形断面をしたコーナー部材を介在させ、か
    つ、接着剤にて切断端面と斜辺部とを接合することを特
    徴とする集成材による柱等の隅角部接続方法。
JP3783995A 1995-02-27 1995-02-27 集成材による柱等の隅角部接続構造及び接続方法 Pending JPH08232402A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012149490A (ja) * 2011-01-21 2012-08-09 Daiken Corp 化粧材の製造方法
KR20210064877A (ko) * 2019-11-26 2021-06-03 휴인 주식회사 내부 중공부를 갖는 구조용 목재지주 및 이의 제조방법과 이를 이용한 구조물

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5530064A (en) * 1978-08-23 1980-03-03 Toma Kohan Kk Pillarrlike material
JPS62275704A (ja) * 1986-05-26 1987-11-30 アミノ鉄工株式会社 多角形筒状体

Patent Citations (2)

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