JPH06316980A - パネルの接合構造 - Google Patents

パネルの接合構造

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JPH06316980A
JPH06316980A JP10779693A JP10779693A JPH06316980A JP H06316980 A JPH06316980 A JP H06316980A JP 10779693 A JP10779693 A JP 10779693A JP 10779693 A JP10779693 A JP 10779693A JP H06316980 A JPH06316980 A JP H06316980A
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JP
Japan
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panel
panels
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Application number
JP10779693A
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English (en)
Inventor
Masanori Noguchi
昌敬 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パネル同士を接合するにあたり、接着剤での
み接合することができるパネルの接合構造を提供するこ
と。 【構成】 パネル1の合板1A,1Bのそれぞれの側端
部間の芯材3の両側面に段差30A、30Bが設けら
れ、該段差30Aとパネル1の合板1Aの側端部とで溝
部31Aを、前記段差30Bとパネル1の合板1Bの側
端部とで溝部31Bを形成している。同様にパネル2の
合板2Aと2Bのそれぞれの側端部間の芯材4の両側面
に段差40A、40Bが設けられ、該段差40Aとパネ
ル2の合板2Aの側端部とで溝部41Aを、前記段差4
0Bとパネル2の合板2Bの側端部とで溝部41Bを前
記パネル端面20にそれぞれ形成している。そして前記
溝部31Aに脚部50Aを、前記溝部31Bに脚部50
Bを、前記溝部41Aに脚部51Aを、前記溝部41B
に脚部51Bをそれぞれ填込むことができるパネル連結
材5を介してパネル端面10,20間を接合している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、木質系プレファブ家
屋組立工事においてパネルとパネルとを接合するパネル
の接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】木質系プレファブ家屋組立工事におい
て、パネル同士を接合するにあたり、従来はそれらパネ
ルの端面に接着剤を塗布して相互に接着し、一方のパネ
ル側端部から他方のパネル側端部に釘が打ち込めるよう
に釘を斜めに打ってパネル同士を接合していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来のパネルの
接合構造では釘打ちによりパネルを傷つけたり、釘打ち
作業によりパネル端面間にずれが生じたり、隙間が生じ
たりする等の問題があった。またパネル端面のずれや間
隙等が生じないような釘打ち作業は相当の熟練を要する
というのも問題であった。そこで本発明はパネル同士を
接合するにあたり、接着剤でのみ接合することができる
パネルの接合構造を提供し、釘打ち作業による問題点を
解消しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明に係るパネルの接合構造は、対向する一対の面材
のそれぞれの側端部に、上下方向に延びる芯材の側面が
取り付けられてなるパネルの端面間を接合する接合構造
において、前記芯材両側面にそれぞれ段差を設けること
により、それらの段差と前記面材側端部とでパネル端面
に2条の溝部を形成し、該溝部にそれぞれ填込むことが
できる脚部を形成したパネル連結手段を設け、該パネル
連結手段の脚部を前記溝部にそれぞれはめ込んで前記パ
ネル連結手段を介してパネル端面間を接合するように構
成した。上記構成において前記パネル連結手段の平断面
形状をH字状に構成した。
【0005】また本発明に係るパネルの接合構造におい
て、前記芯材両側面の段差を芯材の上下端を除いた芯材
中間部に設けることにより、それらの段差と前記面材側
端部とでパネル端面に形成される前記溝部が芯材中間部
に設けられるようにしてもよい。
【0006】また本発明に係るパネルの接合構造におい
て、前記芯材両側面の段差を芯材の所定個所に複数個設
けることにより、それらの段差と前記面材側端部とでパ
ネル端面に形成される前記溝部が複数個設けられるよう
にしてもよい。
【0007】
【作用】本発明に係るパネルの接合構造ではパネル連結
手段の脚部を前記パネル端面に形成された溝部にそれぞ
れはめ込むことにより、パネル連結手段を介してパネル
端面間を接合することができるようになっている。この
ようにパネル端面同士がパネル連結手段によって強固に
接合されることになるので、接着剤のみで両パネルを接
着することができる。またパネル端面間にはパネル連結
手段が介装されているので隙間が生じることなく、また
端面にずれが生じることもない。またパネル端面に形成
される前記溝部が芯材中間部に設けられるような構成
や、パネル端面に形成される前記溝部が複数個設けられ
るような構成では、これらのパネル端面間に介装される
パネル連結手段によって、釘打ち作業を併用しても端面
に隙間が生じることなく、またずれが生じることもなく
なる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本願発明に係るパネ
ルの接合構造の実施例について説明する。図1は実施例
に係るパネルの接合構造によりパネルを接合する場合の
要部斜視図、図2は実施例に係るパネルの接合構造によ
り接着されたパネルの要部平断面図である。図1及び図
2において1,2はパネル、1A,1B、2A,2Bは
それぞれ面材としての合板、3,4はそれぞれ芯材、5
はパネル連結手段としてのパネル連結材、6、7はそれ
ぞれ横芯材である。
【0009】図1に示すように、パネル1、2は外壁パ
ネル、内壁パネル等の木質パネルであり、木質系プレフ
ァブ家屋組立工事においてパネル1,2のそれぞれの端
面10,20を突き合わせるようにしてパネル1,2間
の接合が行われるようになっている。実施例に係るパネ
ルの接合構造はパネル1,2端面間の接合に際し、パネ
ル連結材5を介して両パネルを接着剤のみで接着できる
構造となっている。以下、実施例に係るパネルの接合構
造の構成例を詳述する。
【0010】このパネルの接合構造においては、パネル
1の合板1A,1Bのそれぞれの側端部に介装される芯
材3の両側面に段差30A、30Bが設けられ、該段差
30Aと前記合板1Aの側端部とで溝部31Aを、前記
段差30Bと前記合板1Bの側端部とで溝部31Bを前
記パネル端面10にそれぞれ形成している。同様にパネ
ル2の合板2Aと2Bのそれぞれの側端部に介装される
芯材4の両側面に段差40A、40Bが設けられ、該段
差40Aと前記合板2Aの側端部とで溝部41Aを、前
記段差40Bと前記合板2Bの側端部とで溝部41Bを
前記パネル端面20にそれぞれ形成している。そして前
記溝部31Aに脚部50Aを、前記溝部31Bに脚部5
0Bを、前記溝部41Aに脚部51Aを、前記溝部41
Bに脚部51Bをそれぞれ填込むことができる、平断面
がH字状のパネル連結材5を介してパネル端面10,2
0間を接合している。
【0011】前記芯材3は前記合板1A,1Bの側端部
に沿って上下方向に延び、その高さが前記合板1A,1
Bの高さに一致するように作られており、また芯材4も
前記合板2A,2Bの側端部に沿って上下方向に延び、
その高さが前記合板2A,12Bの高さに一致するよう
に作られている。このような芯材3,4は木製で、それ
ぞれの両側面には、ルーター加工等により段差30A、
30B、40A、40Bがそれぞれ上下方向に延びるよ
うに設けられている。そして前記段差30A、30Bが
前記パネル1の端面10に臨むように、前記芯材3側面
を前記合板1Aと1Bのそれぞれの側端部に取り付ける
ことにより溝部31A,31Bが前記端面10に形成さ
れる。また前記段差40A、40Bが前記パネル2の端
面20に臨むように、前記芯材4側面を前記合板2Aと
2Bのそれぞれの側端部に取り付けることにより溝部4
1A,41Bが前記端面20に形成されるようになって
いる。
【0012】前記溝部31A、31B、41A、41B
は前記パネル連結材5の脚部50A、50B、51A、
51Bをそれぞれ受け入れるもので、これらの溝部の深
さや幅はパネル連結材5を介してパネル端面10,20
間を接合した場合に、接合強度が保てるように決定され
るようになっている。
【0013】前記パネル連結材5はパネル1,2のそれ
ぞれの端面10,20を接合する場合に、両パネル1,
2を連結するもので、平断面がH字状に成形されてい
る。そして前記パネル連結材5は木製で、ルーター加
工、プレーナー加工等を経て前記芯材3,4の高さに対
応した高さに作られている。前記パネル連結材5は脚部
50A、50B、51A、51Bと基部52とから構成
されていて、前記脚部50A、50B、51A、51B
は前記溝部31A、31B、41A、41Bにそれぞれ
填込むことができるように前記各溝部の形状に応じて成
形されている。前記各脚部50A、50B、51A、5
1B間やこれらの脚部と基部52とは一体に成形されて
おり、各脚部50A、50B、51A、51Bを前記各
溝部31A、31B、41A、41Bに填込むことによ
り両パネル1,2が強固に連結されるようになってい
る。なお、この実施例のパネル連結材5は木で作られて
いるが、接着剤との親和性があれば合成樹脂や金属で作
製してもよい。また前記パネル連結材5を平断面H字状
に成形しているが、櫛状に成形するようにし、この場合
芯材にもその櫛状に対応するような溝部を設けるように
してもよい。
【0014】図2に示すように前記パネル連結材5を介
装させて前記パネル1,2のそれぞれの端面10,20
を接合した場合に、前記合板1A端面と合板2A端面、
前記合板1B端面と合板2B端面がそれぞれ当接し、ま
た前記基部52が前記芯材3,4の接合面3A,4Aに
当接するように前記芯材3,4が前記パネル1,2にそ
れぞれ接着されている。
【0015】以上の説明はパネル1、2のそれぞれ一方
の端面(図1に示した10と20)間の接合構造であっ
たが、パネル1、2のそれぞれの他方の端面(図1,図
2には図示されていない)間の接合構造も同様に構成す
ることができる。
【0016】上記実施例に係るパネルの接合構造におい
て、前記パネル1,2の端面を接合する接合手順の一例
を説明する。まず、単位壁面分のパネル、例えばパネル
1,2を起こして並べ、それらの端面10,20の溝部
31A、31B、41A、41Bや芯材3,4の接合面
3A,4Aや各合板1A、1B、2A、2Bの端面に接
着剤をムラなく塗布する。また前記パネル連結材5の各
脚部や基部52にも接着剤を塗布する。そして前記溝部
31A、31Bに前記パネル連結材5の脚部50A、5
0Bを填込み、その後前記溝部41A、41Bに前記パ
ネル連結材5の脚部51A、51Bを填込み、両パネル
1,2を圧締めする。この実施例に係るパネルの接合構
造では、前記各脚部50A、50B、51A、51Bや
これらの脚部と基部52とは一体に成形されており、各
脚部50A、50B、51A、51Bを前記各溝部31
A、31B、41A、41Bに填込むことにより両パネ
ル1,2が強固に連結される。また接着剤によりその連
結の強度が高められてる。従って実施例に係るパネルの
接合構造では圧締め後の釘打ち作業は必要ではなく、釘
打ちによりパネルを傷つけたり、釘打ち作業によりパネ
ルの接合面にずれが生じたり、隙間が生じたりする等の
問題は発生しない。また釘打ち作業は不要であるので、
パネル接合に熟練を要するという問題も解消することが
できる。
【0017】次に図3に基づいて、本願発明に係るパネ
ルの接合構造の他の実施例(第2実施例)について説明
する。図3は第2実施例に係るパネルの接合構造により
パネルを接合する場合の要部概略図であり、この図にお
いて前記実施例(第1実施例)と同一の部材等について
は同一符号を付けてそれらの説明を省略する。この第2
実施例が前記第1実施例と異なる点は、前記芯材両側面
の段差70A(図示せず)、70B、80A、80Bを
芯材3,4のそれぞれの上下端を除いた芯材中間部に設
けた点であり、それらの段差と前記面材側端部とでパネ
ル端面に形成される前記溝部は芯材中間部に設けられる
ようになっている。そしてパネル連結材81は前記各溝
部に対応して作製されている。
【0018】次に図4に基づいて、本願発明に係るパネ
ルの接合構造の他の実施例(第3実施例)について説明
する。図4は第3実施例に係るパネルの接合構造により
パネルを接合する場合の要部概略図であり、この図にお
いても前記実施例(第1実施例)と同一の部材等につい
ては同一符号を付けてそれらの説明を省略する。この第
3実施例が前記第1実施例と異なる点は、図4に示すよ
うに前記芯材両側面の段差を所定個所に複数個(90
A、90B、90C、90D、100A、100B、1
00C、100D・・・)設けた点であり、それらの段
差と前記面材側端部とでパネル端面に形成される前記溝
部は複数個設けられるようになっている。この第3実施
例の場合にもパネル連結材82は前記各溝部に対応して
作製されている。
【0019】これら第2実施例、第3実施例によるパネ
ル接合手順では前記第1実施例のパネル接合手順に釘打
ち作業を併用することができるようになっている。この
場合、前記パネル連結材81の各脚部,82の各脚部を
前記各溝部に填込むことにより両パネル1,2が強固に
連結されるようなっており、両パネル1,2の接合位置
は変わることがない。従って図3による接合構造であれ
ば接着後に前記パネル1,2の上下端で釘打ち作業を行
なっても釘打ち作業による接合面のずれが生じないし、
また接合面で隙間が生じることを防ぐことができる。ま
た図4による接合構造であれば両パネルの接着後に釘打
ち作業を行なっても釘打ち作業による接合面のずれを防
ぐことができる。
【0020】
【発明の効果】請求項1乃至2に記載の発明に係るパネ
ルの接合構造ではパネル連結手段の脚部を前記パネル端
面に形成された溝部に填込むことにより、パネル連結手
段を介してパネル端面間を接合することができるように
なっている。このようにパネル端面同士がパネル連結手
段によって強固に連結されているので、接着剤のみで両
パネルを接着することができる。またパネル端面はパネ
ル連結手段が介装されているので隙間が生じることな
く、また端面にずれが生じることもない。従って釘打ち
作業が必要ではなくなり、釘打ちによりパネルを傷つけ
たり、釘打ち作業により壁パネルの接合面にずれが生じ
たり、隙間が生じたりする等の問題は発生しない。また
釘打ち作業は不要であるので、パネル接合に熟練を要す
るという問題も解消することができる。また請求項3に
記載の発明に係るパネルの接合構造では接着後に前記パ
ネル1,2の上下端で釘打ち作業を行なっても釘打ち作
業による接合面のずれが生じないし、また接合面で隙間
が生じることを防ぐことができる。また請求項4に記載
の発明に係るパネルの接合構造では両パネルの接着後に
釘打ち作業を行なっても釘打ち作業による接合面のずれ
を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るパネルの接合構造によりパネルを
接合する場合の斜視図。
【図2】実施例に係るパネルの接合構造により接着され
たパネルの要部平断面図。
【図3】第2実施例に係るパネルの接合構造の概略図。
【図4】第3実施例に係るパネルの接合構造の概略図。
【符号の説明】
1 2 パネル 1A 1B 2A 2B 面材 3 4 芯材 10 20 パネル端面 30A 30B 40A 40B 段差 31A 31B 41A 41B 溝部 50A 50B 51A 51B 脚部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する一対の面材のそれぞれの側端部
    に、上下方向に延びる芯材の側面が取り付けられてなる
    パネルの端面間を接合する接合構造において、 前記芯材両側面にそれぞれ段差を設けることにより、そ
    れらの段差と前記面材側端部とでパネル端面に2条の溝
    部を形成し、 該溝部にそれぞれはめ込むことができる脚部を形成した
    パネル連結手段を設け、 該パネル連結手段の脚部を前記溝部にそれぞれ填込んで
    前記パネル連結手段を介してパネル端面間を接合するパ
    ネルの接合構造。
  2. 【請求項2】 前記パネル連結手段は平断面形状がH字
    状であることを特徴とする請求項1に記載のパネルの接
    合構造。
  3. 【請求項3】 前記芯材両側面の段差を芯材の上下端を
    除いた芯材中間部に設けることにより、それらの段差と
    前記面材側端部とでパネル端面に形成される前記溝部は
    芯材中間部に設けられることを特徴とする請求項1に記
    載のパネルの接合構造。
  4. 【請求項4】 前記芯材両側面の段差を芯材の所定個所
    に複数個設けることにより、それらの段差と前記面材側
    端部とでパネル端面に形成される前記溝部は複数個設け
    られることを特徴とする請求項1に記載のパネルの接合
    構造。
JP10779693A 1993-05-10 1993-05-10 パネルの接合構造 Pending JPH06316980A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11060766B2 (en) * 2018-05-08 2021-07-13 Thomas S. Martin Smart roof system and method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11060766B2 (en) * 2018-05-08 2021-07-13 Thomas S. Martin Smart roof system and method

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