JPH08231335A - 含水化粧料の変臭・変色防止方法 - Google Patents
含水化粧料の変臭・変色防止方法Info
- Publication number
- JPH08231335A JPH08231335A JP31961695A JP31961695A JPH08231335A JP H08231335 A JPH08231335 A JP H08231335A JP 31961695 A JP31961695 A JP 31961695A JP 31961695 A JP31961695 A JP 31961695A JP H08231335 A JPH08231335 A JP H08231335A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- odor
- salt
- reducing agent
- containing cosmetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 アミノ酸及びその塩、Ｎ−アシルアミノ酸及
びその塩、ペプチド、タンパク質から選ばれる一種又は
二種以上と、グリセリン及び／又はジグセリンとを含有
する含水化粧料において、経時的な変臭、変色を防止す
る。 【解決手段】 アミノ酸及びその塩、Ｎ−アシルアミノ
酸及びその塩、ペプチド、タンパク質から選ばれる一種
又は二種以上と、グリセリン及び／又はジグセリンとを
含有する含水化粧料において、経時的な変臭、変色を防
止する為、水溶性還元剤及び／又はキレート剤を配合し
た含水化粧料の変臭・変色防止方法。
びその塩、ペプチド、タンパク質から選ばれる一種又は
二種以上と、グリセリン及び／又はジグセリンとを含有
する含水化粧料において、経時的な変臭、変色を防止す
る。 【解決手段】 アミノ酸及びその塩、Ｎ−アシルアミノ
酸及びその塩、ペプチド、タンパク質から選ばれる一種
又は二種以上と、グリセリン及び／又はジグセリンとを
含有する含水化粧料において、経時的な変臭、変色を防
止する為、水溶性還元剤及び／又はキレート剤を配合し
た含水化粧料の変臭・変色防止方法。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、含水化粧料の変臭、変
色防止方法に関し、更に詳細には、水溶性還元剤及び／
又はキレート剤を用いることにより、アミノ酸及びその
塩、Ｎ−アシルアミノ酸及びその塩、ペプチド、タンパ
ク質から選ばれる一種以上とグリセリン及び／又はジグ
リセリンとを含有する含水化粧料の変臭・変色を防止す
る方法に関する。
色防止方法に関し、更に詳細には、水溶性還元剤及び／
又はキレート剤を用いることにより、アミノ酸及びその
塩、Ｎ−アシルアミノ酸及びその塩、ペプチド、タンパ
ク質から選ばれる一種以上とグリセリン及び／又はジグ
リセリンとを含有する含水化粧料の変臭・変色を防止す
る方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、化粧料にはその目的や用途に応じ
て各種美容成分が配合されてきた。例えば、動植物等か
ら抽出される天然由来物質や微生物産生物質、あるいは
化学合成物質等が多方面から種々検討され、製品への配
合が試みられている。これらの中で、アミノ酸及びその
塩、Ｎ−アシルアミノ酸及びその塩、ペプチド及びタン
パク質は、保湿効果のある美容成分として知られてお
り、また、グリセリンや１，３−ブチレングリコール等
の水溶性多価アルコールは、保湿性に優れる化粧品原料
として汎用されてきた。
て各種美容成分が配合されてきた。例えば、動植物等か
ら抽出される天然由来物質や微生物産生物質、あるいは
化学合成物質等が多方面から種々検討され、製品への配
合が試みられている。これらの中で、アミノ酸及びその
塩、Ｎ−アシルアミノ酸及びその塩、ペプチド及びタン
パク質は、保湿効果のある美容成分として知られてお
り、また、グリセリンや１，３−ブチレングリコール等
の水溶性多価アルコールは、保湿性に優れる化粧品原料
として汎用されてきた。
【０００３】
【本発明が解決しようとする課題】しかしながら、アミ
ノ酸及びその塩、Ｎ−アシルアミノ酸及びその塩、ペプ
チド及びタンパク質は、グリセリンやジグリセリンを含
有する含水化粧料に配合すると、経時的に、特に高温条
件下において、内容物が変臭して特異な臭いを発した
り、褐色に着色するという安定性上の問題点があった。
そこで、これを防止する対策として、香料等を用いて変
臭をマスキングする方法、バッファー剤の配合によりｐ
Ｈ調整する方法等が挙げられるが、その効果は充分なも
のではなく、配合禁忌とも言える処方上の制約を有して
いるのが実情であった。従って、グリセリンやジグリセ
リンを含有する含水化粧料にアミノ酸及びその塩、Ｎ−
アシルアミノ酸及びその塩、ペプチド又はタンパク質を
配合して各々の持つ効果を発現し、かつ、変臭や変色の
発生を抑制する方法の開発が望まれていた。
ノ酸及びその塩、Ｎ−アシルアミノ酸及びその塩、ペプ
チド及びタンパク質は、グリセリンやジグリセリンを含
有する含水化粧料に配合すると、経時的に、特に高温条
件下において、内容物が変臭して特異な臭いを発した
り、褐色に着色するという安定性上の問題点があった。
そこで、これを防止する対策として、香料等を用いて変
臭をマスキングする方法、バッファー剤の配合によりｐ
Ｈ調整する方法等が挙げられるが、その効果は充分なも
のではなく、配合禁忌とも言える処方上の制約を有して
いるのが実情であった。従って、グリセリンやジグリセ
リンを含有する含水化粧料にアミノ酸及びその塩、Ｎ−
アシルアミノ酸及びその塩、ペプチド又はタンパク質を
配合して各々の持つ効果を発現し、かつ、変臭や変色の
発生を抑制する方法の開発が望まれていた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意研究した結果、水溶性還元剤及び／
又はキレート剤を配合することにより、アミノ酸及びそ
の塩、Ｎ−アシルアミノ酸及びその塩、ペプチド又はタ
ンパク質を含むグリセリン及び／又はジグリセリン含有
の含水化粧料を安定化し、変臭・変色の発生を防止する
ことを見いだし、発明を完成するに至った。すなわち本
発明は、アミノ酸及びその塩、Ｎ−アシルアミノ酸及び
その塩、ペプチド又はタンパク質を含むグリセリン及び
／又はジグリセリン含有の含水化粧料において、水溶性
還元剤及び／又はキレート剤を含有することを特徴とす
る含水化粧料の変臭・変色防止方法である。以下、詳細
に説明する。
を解決するため鋭意研究した結果、水溶性還元剤及び／
又はキレート剤を配合することにより、アミノ酸及びそ
の塩、Ｎ−アシルアミノ酸及びその塩、ペプチド又はタ
ンパク質を含むグリセリン及び／又はジグリセリン含有
の含水化粧料を安定化し、変臭・変色の発生を防止する
ことを見いだし、発明を完成するに至った。すなわち本
発明は、アミノ酸及びその塩、Ｎ−アシルアミノ酸及び
その塩、ペプチド又はタンパク質を含むグリセリン及び
／又はジグリセリン含有の含水化粧料において、水溶性
還元剤及び／又はキレート剤を含有することを特徴とす
る含水化粧料の変臭・変色防止方法である。以下、詳細
に説明する。
【０００５】本発明におけるアミノ酸は、特に限定され
ないが、例えば、グリシン、セリン、スレオニン、フェ
ニルアラニン、システイン、メチオニン、アスパラギ
ン、グルタミン酸、ヒスチジン、アルギニン、プロリ
ン、等の脂肪族及び芳香族の中性・酸性・塩基性アミノ
酸及びイミノ酸等が挙げられる。また、塩としては、ナ
トリウム塩、カリウム塩、トリエタノールアミン塩等が
挙げられる。本発明におけるＮ−アシルアミノ酸とは、
アミノ酸のアミノ基の水素原子がアシル基に置換された
もので、アシル基は炭素数１〜２０の飽和又は不飽和の
直鎖又は環状のものである。例えば、Ｎ−アセチルグル
タミン酸、Ｎ−ラウロイルグルタミン酸、Ｎ−ミリスチ
ルアラニン、Ｎ−オレイルスレオニン、Ｎ−シンナモイ
ルグリシン、Ｎ−ニコチノイルグルタミン酸等が挙げら
れる。また、塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、
トリエタノールアミン塩等が挙げられる。さらに、ペプ
チド、タンパク質は、これらのアミノ酸がペプチド結合
したもので、例えば、ペプチドとしては、グリシルグリ
シン、グルタチオン等のオリゴペプチド、キサンチンオ
キシダーゼやリパーゼ等の酵素、牛血清エキス、プラセ
ンタエキス等が、また、タンパク質としては、コラーゲ
ン、加水分解コラーゲン、ゼラチン、カゼイン等が挙げ
られる。
ないが、例えば、グリシン、セリン、スレオニン、フェ
ニルアラニン、システイン、メチオニン、アスパラギ
ン、グルタミン酸、ヒスチジン、アルギニン、プロリ
ン、等の脂肪族及び芳香族の中性・酸性・塩基性アミノ
酸及びイミノ酸等が挙げられる。また、塩としては、ナ
トリウム塩、カリウム塩、トリエタノールアミン塩等が
挙げられる。本発明におけるＮ−アシルアミノ酸とは、
アミノ酸のアミノ基の水素原子がアシル基に置換された
もので、アシル基は炭素数１〜２０の飽和又は不飽和の
直鎖又は環状のものである。例えば、Ｎ−アセチルグル
タミン酸、Ｎ−ラウロイルグルタミン酸、Ｎ−ミリスチ
ルアラニン、Ｎ−オレイルスレオニン、Ｎ−シンナモイ
ルグリシン、Ｎ−ニコチノイルグルタミン酸等が挙げら
れる。また、塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、
トリエタノールアミン塩等が挙げられる。さらに、ペプ
チド、タンパク質は、これらのアミノ酸がペプチド結合
したもので、例えば、ペプチドとしては、グリシルグリ
シン、グルタチオン等のオリゴペプチド、キサンチンオ
キシダーゼやリパーゼ等の酵素、牛血清エキス、プラセ
ンタエキス等が、また、タンパク質としては、コラーゲ
ン、加水分解コラーゲン、ゼラチン、カゼイン等が挙げ
られる。
【０００６】本発明に用いられる水溶性還元剤として
は、亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、チオ硫酸塩、アスコルビ
ン酸塩、エリソルビン酸塩等であり、これらの塩として
はナトリウム塩、カリウム塩等が挙げられ、これらの一
種又は二種以上を適宜使用することができる。これらの
中でも、亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、チオ硫酸塩から選ば
れる一種又は二種以上を使用するのが好ましい。
は、亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、チオ硫酸塩、アスコルビ
ン酸塩、エリソルビン酸塩等であり、これらの塩として
はナトリウム塩、カリウム塩等が挙げられ、これらの一
種又は二種以上を適宜使用することができる。これらの
中でも、亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、チオ硫酸塩から選ば
れる一種又は二種以上を使用するのが好ましい。
【０００７】上記水溶性還元剤の含有量は、水溶性還元
剤の種類、アミノ酸及びその塩、Ｎ−アシルアミノ酸及
びその塩、ペプチド及びタンパク質の種類及び含有量な
どによって異なるが含水化粧料中０．００１〜２０重量
％、より好ましくは０．０１〜５重量％である。この範
囲で用いれば、本発明の効果が顕著に発現する。
剤の種類、アミノ酸及びその塩、Ｎ−アシルアミノ酸及
びその塩、ペプチド及びタンパク質の種類及び含有量な
どによって異なるが含水化粧料中０．００１〜２０重量
％、より好ましくは０．０１〜５重量％である。この範
囲で用いれば、本発明の効果が顕著に発現する。
【０００８】一方、本発明に用いられるキレート剤とし
ては、エチレンジアミン四酢酸（ＥＤＴＡ）、エチレン
グリコールビス（２−アミノエチルエーテル）四酢酸、
１−ヒドロキシエチリデン−１，１−ジホスホン酸（Ｈ
ＥＤＰ）、エチレンジアミンテトラ（メチレンホスホン
酸）、酒石酸、クエン酸、ポリリン酸、メタリン酸等が
挙げられ、また、塩としては、ナトリウム塩、カリウム
塩等が挙げられ、これらの一種又は二種以上を適宜使用
することができる。これらの中でも、エチレンジアミン
四酢酸、１−ヒドロキシエチリデン−１，１−ジホスホ
ン酸又はこれらの塩から選ばれる一種又は二種以上が好
ましい。
ては、エチレンジアミン四酢酸（ＥＤＴＡ）、エチレン
グリコールビス（２−アミノエチルエーテル）四酢酸、
１−ヒドロキシエチリデン−１，１−ジホスホン酸（Ｈ
ＥＤＰ）、エチレンジアミンテトラ（メチレンホスホン
酸）、酒石酸、クエン酸、ポリリン酸、メタリン酸等が
挙げられ、また、塩としては、ナトリウム塩、カリウム
塩等が挙げられ、これらの一種又は二種以上を適宜使用
することができる。これらの中でも、エチレンジアミン
四酢酸、１−ヒドロキシエチリデン−１，１−ジホスホ
ン酸又はこれらの塩から選ばれる一種又は二種以上が好
ましい。
【０００９】上記キレート剤の含有量は、キレート剤の
種類、アミノ酸及びその塩、Ｎ−アシルアミノ酸及びそ
の塩、ペプチド及びタンパク質の種類及び含有量などに
よって異なるが含水化粧料中０．００１〜２０重量％、
より好ましくは０．０１〜５重量％である。この範囲で
用いれば、本発明の効果が顕著に発現する。
種類、アミノ酸及びその塩、Ｎ−アシルアミノ酸及びそ
の塩、ペプチド及びタンパク質の種類及び含有量などに
よって異なるが含水化粧料中０．００１〜２０重量％、
より好ましくは０．０１〜５重量％である。この範囲で
用いれば、本発明の効果が顕著に発現する。
【００１０】本発明の方法は、上述した水溶性還元剤ま
たはキレート剤のどちらか一方のみを使用しても十分な
変臭・変色防止効果が得られるが、これらを併用するこ
とにより、更にその効果を向上することができる。ま
た、本発明の方法により内容物の変臭を防止することが
できるので、従来試みられていたように香料によるマス
キングをする必要がなく、従って、香料の配合量を低減
したり、又は香料を無添加とすることができる。これ
は、皮膚安全性の観点からより好ましいものである。
たはキレート剤のどちらか一方のみを使用しても十分な
変臭・変色防止効果が得られるが、これらを併用するこ
とにより、更にその効果を向上することができる。ま
た、本発明の方法により内容物の変臭を防止することが
できるので、従来試みられていたように香料によるマス
キングをする必要がなく、従って、香料の配合量を低減
したり、又は香料を無添加とすることができる。これ
は、皮膚安全性の観点からより好ましいものである。
【００１１】本発明の変臭・変色防止方法を用いる含水
化粧料としては、グリセリン又はジグリセリンを含有す
るものであればその剤型は特に限定されず、液状、乳液
状、ゲル状、クリーム状、懸濁状のいずれでも構わな
い。また、スキンケア化粧料、メイクアップ化粧料、頭
髪化粧料、ボディ化粧料、手足化粧料、浴用剤等に用い
ることができる。
化粧料としては、グリセリン又はジグリセリンを含有す
るものであればその剤型は特に限定されず、液状、乳液
状、ゲル状、クリーム状、懸濁状のいずれでも構わな
い。また、スキンケア化粧料、メイクアップ化粧料、頭
髪化粧料、ボディ化粧料、手足化粧料、浴用剤等に用い
ることができる。
【００１２】
【実施例】以下に実施例を挙げて更に詳細に説明する
が、本発明はこれらによりなんら限定されるものではな
い。
が、本発明はこれらによりなんら限定されるものではな
い。
【００１３】実施例１〜７及び比較例１〜３：クリーム 下記表１に示す成分のクリームを製造し、変臭・変色防
止効果を評価した。
止効果を評価した。
【００１４】
【表１】
【００１５】（製造方法） Ａ：成分１〜６及び１５を加熱混合し、７０℃とする。 Ｂ：成分７、８、１２、１３及び１６を加熱混合し、７
０℃とする。 Ｃ：ＡにＢを添加混合した後、冷却して成分９〜１１、
１４を添加して均一に混合し、クリームを得た。
０℃とする。 Ｃ：ＡにＢを添加混合した後、冷却して成分９〜１１、
１４を添加して均一に混合し、クリームを得た。
【００１６】（評価方法）上記クリームを、５℃及び５
０℃の恒温槽に２週間放置した後、香料専門パネル１０
名を用いて、匂いの官能評価及び外観観察を行った。５
℃サンプルと比較して、５０℃サンプルが全く変化のな
いものを４点、ほとんど変化のないものを３点、やや変
化のあったものを２点、明らかに変化しているものを１
点と評価し、更にその平均点から以下のように判定し
た。 （平均点） ◎：３．５点以上 ○：３．０点以上３．５点未満 △：２．０点以上３．０点未満 ×：２．０点未満 上記評価方法から得られた結果を表１に示す。
０℃の恒温槽に２週間放置した後、香料専門パネル１０
名を用いて、匂いの官能評価及び外観観察を行った。５
℃サンプルと比較して、５０℃サンプルが全く変化のな
いものを４点、ほとんど変化のないものを３点、やや変
化のあったものを２点、明らかに変化しているものを１
点と評価し、更にその平均点から以下のように判定し
た。 （平均点） ◎：３．５点以上 ○：３．０点以上３．５点未満 △：２．０点以上３．０点未満 ×：２．０点未満 上記評価方法から得られた結果を表１に示す。
【００１７】表１の結果からも明らかなように、本発明
の方法を用いたものは、変臭・変色を生ずることがな
く、安定性に優れていた。さらに、水溶性還元剤とキレ
ート剤を併用したものについては、よりその効果が顕著
であった。一方、水溶性還元剤やキレート剤を使用しな
い比較例では変臭・変色を生じ、また、香料を配合して
も変臭を充分にマスキングすることはできなかった。
の方法を用いたものは、変臭・変色を生ずることがな
く、安定性に優れていた。さらに、水溶性還元剤とキレ
ート剤を併用したものについては、よりその効果が顕著
であった。一方、水溶性還元剤やキレート剤を使用しな
い比較例では変臭・変色を生じ、また、香料を配合して
も変臭を充分にマスキングすることはできなかった。
【００１８】 実施例８：化粧水 （成分） （重量％） １．ポリオキシエチレン（６０ＥＯ）硬化ヒマシ油 ０．２ ２．ミリスチン酸イソプロピル ０．０５ ３．防腐剤 ０．１ ４．エタノール １５．０ ５．加水分解コラーゲン ０．３ ６．１−ヒドロキシエチリデン−１，１−ジホスホン酸 ０．１ ７．ジグリセリン ３．０ ８．１，３−ブチレングリコール ５．０ ９．乳酸 ０．０５ １０．乳酸ナトリウム ０．１ １１．精製水 残量
【００１９】（製造方法） Ａ：成分１〜４を均一に混合する。 Ｂ：成分５〜１１を均一に混合し、これにＡを添加混合
して化粧水を得た。 実施例８は、経時安定性が良好で、保湿性に優れた化粧
水であった。
して化粧水を得た。 実施例８は、経時安定性が良好で、保湿性に優れた化粧
水であった。
【００２０】 実施例９：洗顔料 （成分） （重量％） １．ステアリン酸 １０．０ ２．パルミチン酸 ８．０ ３．ミリスチン酸 １２．０ ４．ラウリン酸 ４．０ ５．オレイルアルコール １．５ ６．ラノリン １．０ ７．グリセリン １８．０ ８．水酸化カリウム ６．０ ９．チオ硫酸ナトリウム ０．０３ １０．カゼイン ０．２ １１．セリン ０．３ １２．防腐剤 ０．１ １３．精製水 残量
【００２１】（製造方法） Ａ：成分１〜６及び１２を加熱混合し、７０℃とする。 Ｂ：成分７〜８及び１３を加熱混合し、７０℃とする。 Ｃ：ＡにＢを添加し、中和反応が終了後、冷却し成分９
〜１１を添加混合して洗顔料を得た。 実施例９は、経時的な変臭・変色がなく安定で、しっと
り感のある洗顔料であった。
〜１１を添加混合して洗顔料を得た。 実施例９は、経時的な変臭・変色がなく安定で、しっと
り感のある洗顔料であった。
【００２２】 実施例１０：洗顔料 （成分） （重量％） １．Ｎ−ラウロイルグルタミン酸ナトリウム ２０．０ ２．グリセリン １５．０ ３．ポリエチレングリコール４００ １５．０ ４．ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド ３．０ ５．ラノリン １．０ ６．亜硫酸水素ナトリウム ０．０３ ７．防腐剤 ０．１ ８．精製水 残量
【００２３】（製造方法） Ａ：成分１〜５を加熱混合し、７０℃とする。 Ｂ：成分６〜８を混合溶解する。 Ｃ：ＡにＢを添加し、混合後、冷却して洗顔料を得た。 実施例１０は、経時的な変臭・変色がなく安定で、しっ
とり感のある洗顔料であった。
とり感のある洗顔料であった。
【発明の効果】以上の結果から明らかなように、本発明
の方法は、アミノ酸及びその塩、Ｎ−アシルアミノ酸及
びその塩、ペプチド又はタンパク質を含有し、且つ、グ
リセリン及び／又はジグリセリン含有の含水化粧料を安
定化し、変臭・変色の発生を抑制する効果的な方法であ
る。従って、従来の処方上の制約を受けることなく、経
時的に安定で、かつ、保湿効果に優れた含水化粧料を得
ることができる。
の方法は、アミノ酸及びその塩、Ｎ−アシルアミノ酸及
びその塩、ペプチド又はタンパク質を含有し、且つ、グ
リセリン及び／又はジグリセリン含有の含水化粧料を安
定化し、変臭・変色の発生を抑制する効果的な方法であ
る。従って、従来の処方上の制約を受けることなく、経
時的に安定で、かつ、保湿効果に優れた含水化粧料を得
ることができる。
Claims (3)
- 【請求項１】 アミノ酸及びその塩、Ｎ−アシルアミノ
酸及びその塩、ペプチド、タンパク質から選ばれる一種
又は二種以上と、グリセリン及び／又はジグリセリンと
を含有する含水化粧料において、水溶性還元剤及び／又
はキレート剤を用いることを特徴とする含水化粧料の変
臭・変色防止方法。 - 【請求項２】 水溶性還元剤が、亜硫酸塩、亜硫酸水素
塩、チオ硫酸塩から選ばれる一種又は二種以上であるこ
とを特徴とする請求項１記載の含水化粧料の変臭・変色
防止方法。 - 【請求項３】 キレート剤が、エチレンジアミン四酢
酸、１−ヒドロキシエチリデン−１，１−ジホスホン酸
又はそれらの塩類から選ばれる一種又は二種以上である
ことを特徴とする請求項１記載の含水化粧料の変臭・変
色防止方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31961695A JP3497932B2 (ja) | 1994-12-28 | 1995-11-14 | 含水化粧料の変臭・変色防止方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33944794 | 1994-12-28 | ||
| JP6-339447 | 1994-12-28 | ||
| JP31961695A JP3497932B2 (ja) | 1994-12-28 | 1995-11-14 | 含水化粧料の変臭・変色防止方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08231335A true JPH08231335A (ja) | 1996-09-10 |
| JP3497932B2 JP3497932B2 (ja) | 2004-02-16 |
Family
ID=26569780
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31961695A Expired - Lifetime JP3497932B2 (ja) | 1994-12-28 | 1995-11-14 | 含水化粧料の変臭・変色防止方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3497932B2 (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005032509A1 (ja) * | 2003-10-02 | 2005-04-14 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | 洗浄剤組成物 |
| JP2008063248A (ja) * | 2006-09-05 | 2008-03-21 | Shiseido Co Ltd | 化粧料 |
| JP2009299058A (ja) * | 2008-05-15 | 2009-12-24 | Nihon Wellness:Kk | 液体洗剤組成物及びその製造方法 |
| JP2012036118A (ja) * | 2010-08-05 | 2012-02-23 | Shiseido Co Ltd | 水中油型乳化組成物 |
| JP2012036119A (ja) * | 2010-08-05 | 2012-02-23 | Shiseido Co Ltd | 水中油型乳化組成物 |
| US8257720B2 (en) | 2009-04-20 | 2012-09-04 | Conopco, Inc. | Stabilized cationic ammonium compounds and compositions comprising the same |
| US8324255B2 (en) | 2009-09-15 | 2012-12-04 | Conopco, Inc. | Chelator stabilized cationic ammonium compounds and compositions comprising the same |
| JP2015093844A (ja) * | 2013-11-11 | 2015-05-18 | 味の素株式会社 | グリセリンおよびグリシンを含む組成物 |
| JP2017193502A (ja) * | 2016-04-20 | 2017-10-26 | 株式会社ナリス化粧品 | 消臭化粧料 |
| JP2017193504A (ja) * | 2016-04-20 | 2017-10-26 | 株式会社ナリス化粧品 | 消臭化粧料 |
| WO2018186060A1 (ja) * | 2017-04-04 | 2018-10-11 | 味の素株式会社 | 化合物、組成物、および保湿剤 |
-
1995
- 1995-11-14 JP JP31961695A patent/JP3497932B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2005032509A1 (ja) * | 2003-10-02 | 2007-11-15 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | 洗浄剤組成物 |
| JP4716501B2 (ja) * | 2003-10-02 | 2011-07-06 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | 洗浄剤組成物 |
| US8425889B2 (en) | 2003-10-02 | 2013-04-23 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | Cleansing composition |
| WO2005032509A1 (ja) * | 2003-10-02 | 2005-04-14 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | 洗浄剤組成物 |
| JP2008063248A (ja) * | 2006-09-05 | 2008-03-21 | Shiseido Co Ltd | 化粧料 |
| JP2009299058A (ja) * | 2008-05-15 | 2009-12-24 | Nihon Wellness:Kk | 液体洗剤組成物及びその製造方法 |
| US8257720B2 (en) | 2009-04-20 | 2012-09-04 | Conopco, Inc. | Stabilized cationic ammonium compounds and compositions comprising the same |
| US8324255B2 (en) | 2009-09-15 | 2012-12-04 | Conopco, Inc. | Chelator stabilized cationic ammonium compounds and compositions comprising the same |
| US8765793B2 (en) | 2009-09-15 | 2014-07-01 | Conopco, Inc. | Compositions with skin benefit compounds and chelator stabilized cationic ammonium compounds |
| JP2012036119A (ja) * | 2010-08-05 | 2012-02-23 | Shiseido Co Ltd | 水中油型乳化組成物 |
| JP2012036118A (ja) * | 2010-08-05 | 2012-02-23 | Shiseido Co Ltd | 水中油型乳化組成物 |
| JP2015093844A (ja) * | 2013-11-11 | 2015-05-18 | 味の素株式会社 | グリセリンおよびグリシンを含む組成物 |
| CN104622702A (zh) * | 2013-11-11 | 2015-05-20 | 味之素株式会社 | 含有丙三醇和甘氨酸的组合物 |
| US10695276B2 (en) | 2013-11-11 | 2020-06-30 | Ajinomoto Co., Inc. | Composition containing glycerol and glycine |
| JP2017193502A (ja) * | 2016-04-20 | 2017-10-26 | 株式会社ナリス化粧品 | 消臭化粧料 |
| JP2017193504A (ja) * | 2016-04-20 | 2017-10-26 | 株式会社ナリス化粧品 | 消臭化粧料 |
| WO2018186060A1 (ja) * | 2017-04-04 | 2018-10-11 | 味の素株式会社 | 化合物、組成物、および保湿剤 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3497932B2 (ja) | 2004-02-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5091193A (en) | Diaper rash treatment and compositions | |
| US5458881A (en) | N-acylated derivatives of mixtures of amino acids derived from hydrolysates of cereal proteins and their applications | |
| US3548056A (en) | Skin protecting composition containing a water - soluble partially degraded protein | |
| US4416873A (en) | Combined allantoin-hydrolyzed animal protein skin preparation | |
| KR910001912B1 (ko) | 프롤린, 히드록시프롤린 또는 콜라겐의 가수분해 생성물인 아미노산 혼합물의 유도체들을 함유한 화장품 조성물 | |
| JP3497932B2 (ja) | 含水化粧料の変臭・変色防止方法 | |
| JP2001072526A (ja) | 海洋深層水乾燥物及び／又は海洋深層水由来ミネラルを配合した化粧料 | |
| JP2907938B2 (ja) | 化粧品基剤 | |
| EP0062352B1 (en) | Soap composition | |
| JPH0532533A (ja) | 化粧料 | |
| US3590123A (en) | Human hair,skin and nail treatment with sulfosuccinate compositions | |
| US3694547A (en) | Anti-dandruff hair preparation | |
| JP2011046690A (ja) | 育毛剤組成物 | |
| JP3434635B2 (ja) | 含水化粧料の変臭・変色防止方法 | |
| JPS61145109A (ja) | 化粧料 | |
| JP3673424B2 (ja) | 化粧料 | |
| JPH041129A (ja) | 皮膚保湿剤 | |
| GB2150588A (en) | Shampoo for promoting growth of hair | |
| SU1528494A1 (ru) | Моющее средство дл тела | |
| JP2746691B2 (ja) | 界面活性剤の製造方法とそれを配合した化粧料 | |
| JPH10338620A (ja) | 毛髪化粧料 | |
| JP2002051770A (ja) | タンパク分解酵素安定化剤及び液状化粧料組成物 | |
| JPS624215A (ja) | 化粧料 | |
| JPH0570333A (ja) | 皮膚外用剤 | |
| EP0087374B1 (en) | Allantoin-hydrolyzed animal protein product |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121128 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121128 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141128 Year of fee payment: 11 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |