JP2009299058A - 液体洗剤組成物及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
還元性漂白剤から発生する可能性のある悪臭の発生を予防することによって、還元漂白によって除去可能な汚れを取り去ることができる液体洗剤組成物を提供する。
【解決手段】
本発明の液体洗剤組成物は、界面活性剤と亜硫酸アルカリ金属塩とグリセリンと水とを含む組成物であって、界面活性剤の含有量が1乃至40重量部であり、亜硫酸アルカリ金属塩を当モルの亜硫酸2ナトリウムの重量に換算した亜硫酸アルカリ金属塩の重量と、グリセリンの重量と、水の重量と、の和を100重量部とした場合(重量部は以下同じ)、亜硫酸アルカリ金属塩の含有量が1乃至30重量部であり、グリセリンの含有量が7乃至49・5重量部であり、水の含有量が35乃至89・1重量部であり、且つ組成物のpHが3.5乃至9である。

【選択図】 なし

Description

本発明は液体洗剤組成物に係り、より詳しくは、還元性漂泊剤を含有する液体洗剤組成物及びその製造方法に関する。
洗濯物に付着し、洗剤では洗い落とすことができない汚れを分解して洗い落とす目的で、洗剤と共に漂白剤が用いられることがある。漂白剤は、酸化作用を有する酸化性漂白剤と、還元作用を有する還元性漂白剤とに分けることができる。
洗剤と共に用いられる酸化性漂白剤の代表的なものとして、次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸カルシウムなどの塩素系の漂白剤と、過炭酸塩、過ホウ酸塩など酸素系の漂白剤と、がある。塩素系の漂白剤は強い漂泊作用を示し、多くの有機物汚れに対して漂白作用を有するが、染料まで脱色してしまうことがある。酸素系の漂白剤は、塩素系の漂白剤より緩和な漂白作用を示し、染料の脱色の程度は低いが、漂白作用も中程度である。酸化性漂白剤は、木綿や麻などの植物性繊維でできた生地を漂白するのには適しているが、絹や羊毛などの動物性繊維、及びポリアミドなどの化学性繊維でできた生地を傷めるので、これらの洗濯に用いることには限界がある。また酸化性漂白剤は、一般的にアルカリ性が高いので、絹や羊毛などの動物性繊維でできた生地を傷め、これらの洗濯に用いることには限界がある。さらに酸化性漂白剤は、ワインによる汚れや茶渋などに対しては効力が弱い。
洗剤と共に用いられる還元性漂白剤の代表的なものとして、チオ亜硫酸ナトリウムと二酸化チオ尿素を挙げることができる。還元性漂白剤は、木綿、麻などの植物性生地も、絹・羊毛などの動物性生地も、ポリアミドなどの化学繊維生地も同時に洗うことができる。また、還元性漂白剤は、ワインによる汚れや茶渋など、生地に着いた後に酸化された汚れの付着した衣類、及び水道水に投入された塩素と鉄分又は/及びたんぱく質汚れとで黄ばんでしまった衣類を漂白するのにも適している。一方、チオ亜硫酸ナトリウムと二酸化チオ尿素との還元性漂白剤は、染料に影響を与えるので色物の衣類の選択には使えないという欠点、特有の硫黄臭を有するという欠点、及び空気中の酸素によって酸化されて活性が低下しやすいという欠点を有し、一般家庭用の洗濯用洗剤に加えて使用することができなかった。
還元剤特有の残香がなく、マイルドで染料を脱色しない還元漂白剤として亜硫酸塩を含む化合物がある。
亜硫酸塩を3.1〜10重量%含有する粒状洗剤組成物が開示されている(例えば特許文献1を参照)。しかし、亜硫酸塩は洗濯水が酸性になると刺激臭を有する亜硫酸ガスを発生し、更に、亜硫酸塩は空気中の酸素によって徐々に分解されるという欠点を有する。このために、単に界面活性剤と亜硫酸塩とを加えただけの組成物は一般家庭用の還元漂白性を有する洗濯用洗剤として用いることには問題があった。
また、亜硫酸塩は溶液状態では固体状態より不安定であるので、亜硫酸塩を含有する液体洗剤は知られていない。一方、液体洗剤は粉末洗剤にない利点を有し需要が高い。
特開平09−78099号公報
本発明は、還元性漂白剤から発生する可能性のある悪臭の発生を予防することによって、還元漂白によって除去可能な汚れを取り去ることができる液体洗剤組成物を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するための本発明の液体洗剤組成物は、界面活性剤と亜硫酸アルカリ金属塩とグリセリンと水とを含む組成物であって、
亜硫酸アルカリ金属塩を当モルの亜硫酸2ナトリウムの重量に換算した亜硫酸アルカリ金属塩の重量と、グリセリンの重量と、水の重量と、の和を100重量部とした場合(重量部は以下同じ)、界面活性剤の含有量が1乃至40重量部であり、亜硫酸アルカリ金属塩の含有量が1乃至30重量部であり、グリセリンの含有量が7乃至49.5重量部であり、水の含有量が35乃至89.1重量部であり、且つ組成物のpHが3.5乃至9であることを特徴とする。
また本発明は、亜硫酸アルカリ金属塩の含有量が2乃至20重量部であり、グリセリンの含有量が8乃至29.4重量部であり、水の含有量が56乃至88.2重量部であり、且つ組成物のpHが6乃至8であることがより好ましい。
また本発明は、組成物が、更に、pH調整剤を含むことが好ましい。
また本発明は、亜硫酸アルカリ金属塩が亜硫酸2ナトリウムであり、界面活性剤がアルキルポリグルコシドであり、pH調整剤がクエン酸又はクエン酸3ナトリウム若しくはそれらの混合物であることが好ましい。
また本発明は、アルキルポリグルコシドの含有量が1乃至40重量部であり、pH調整剤の含有量が0.1乃至10重量部であることが好ましい。
また本発明の液体洗剤組成物は、アルミニウムラミネート加工されたプラスチック容器に保存されることが好ましい。
また本発明は、界面活性剤と亜硫酸アルカリ金属塩とグリセリンと水とpH調整剤とを含む組成物であり、亜硫酸アルカリ金属塩を当モルの亜硫酸2ナトリウムの重量に換算した亜硫酸アルカリ金属塩の重量と、グリセリンの重量と、水の重量と、の和を100重量部とした場合、界面活性剤の含有量が1乃至40重量部であり、前記pH調整剤の含有量が、0.1乃至10重量部であり、亜硫酸アルカリ金属塩の含有量が1乃至30重量部であり、グリセリンの含有量が7乃至49.5重量部であり、水の含有量が35乃至89.1重量部であり、且つ前記組成物のpHが3.5乃至9である液体洗剤組成物の製造方法において、
亜硫酸アルカリ金属塩と界面活性剤とを水に溶解した溶液に、pH調整剤をグリセリンに溶解した溶液を加えることを特徴とする。
本発明の液体洗剤組成物は、還元漂泊作用を有し、洗濯物に付着した還元漂白によって脱色可能な汚れ、例えば赤ワインや渋茶等の植物由来の汚れや、鉄分やタンパク質が水道水中の塩素や酸化性漂白剤と反応して生じた黄ばみを除去若しくは軽減できる。本発明の液体洗剤組成物は還元漂泊作用を有し、pHも9以下であるので木綿や麻などの植物繊維の生地はもとより、絹や羊毛などの動物繊維の生地やポリアミドなどの化学繊維の生地も傷めないことが期待される。
本発明は、液体洗剤組成物のpHを制御することによって亜硫酸塩から亜硫酸ガスが発生するのを予防すると共に、グリセリンを配合することによって亜硫酸ガスを効果的に吸収し、仮に亜硫酸ガスが発生しても亜硫酸ガスが周囲に放出されるのを防ぎ、使用者や周囲の環境安全に貢献できる。
本発明の液体洗剤組成物に用いる界面活性剤は、洗剤に添加しても支障のないものであれば何れの界面活性剤も使用することができる。好ましい界面活性剤の例としてポリアルキルグルコシドを挙げることができる。ポリアルキルグルコシドは肌に優しく、過度の泡立ちを抑えた強力な洗浄力を有する。
本発明の液体洗剤組成物に配合されるポリアルキルグルコシドとグリセリンとは天然物を原料として製造され、生分解性に優れているので、排水に含まれて放出された場合でも速やかに分解される。また亜硫酸塩は空気による自動酸化または生態系の酵素によって容易に無害な硫酸イオンに酸化され、リン酸塩のような富栄養化成分も含んでいない。よって、本発明の液体洗剤組成物は、使用後に排水に放流されても環境に負担をかけることが少ない。
特許文献1に記載されているように、亜硫酸塩は非イオン性界面活性剤を含む組成物に含有される香料の安定性を増強させる。本発明の液体洗剤組成物は、添加された香料の劣化が少ないので、いつまでもフレッシュな香りを有する洗剤組成物として使用することができる。
本発明の液体洗剤組成物による、うがい薬によって汚染された木綿生地の漂白試験の結果を示すグラフである。
本発明に係る液体洗剤組成物は、界面活性剤と、還元性漂白剤として添加した亜硫酸アルカリ金属塩と、亜硫酸アルカリ金属塩から発生する可能性のある亜硫酸ガスを吸収するグリセリンと、亜硫酸アルカリ金属塩を溶解する水と、を必須成分として含み、且つpH調整剤を配合してpHを調節し、さらにこれらの成分を規定範囲の割合で配合したものである。また、本発明に係る液体洗剤組成物は、上記必須成分に加えて、さらに必要に応じて適宜選択された他成分を加えたものも含まれる。
本発明に係る液体洗剤組成物のうち、グリセリンと水とはグリセリン水溶液を形成し、グリセリン水溶液の量と濃度とが亜硫酸塩の溶解性と亜硫酸ガスの吸収性とに関連する。従って、本発明に係る液体洗剤組成物の組成の検討は、亜硫酸塩の量と、グリセリン水溶液の量と、下式(1)で表すグリセリン水溶液濃度(重量%)と、の相関性を検討することによって行った。
Figure 2009299058
なお、亜硫酸アルカリ金属塩の重量とグリセリンの重量と水の重量との和を100重量部としたので、亜硫酸アルカリ金属塩の重量を決めれば、グリセリン水溶液の重量を決めることができる。従って、亜硫酸アルカリ金属塩の重量とグリセリン水溶液濃度(重量%)を決めれば、液体洗剤組成物の重量部組成を決めることができる。
請求項1に記載の液体洗剤組成物は、当モルの亜硫酸2ナトリウムの重量に換算した亜硫酸アルカリ金属塩の含有量が1乃至30重量部であり、式(1)で表すグリセリン水溶液濃度(重量%)が10乃至50重量%であり、且つ前記組成物のpHが3.5乃至9である液体洗剤組成物に相当する。請求項1に記載した組成式と、亜硫酸塩の量とグリセリン水溶液の量と濃度の関係を表1に示す。下線を付した数値が組成範囲の限界値である。
Figure 2009299058
請求項2に記載の液体洗剤組成物は、当モルの亜硫酸2ナトリウムの重量に換算した亜硫酸アルカリ金属塩の含有量が2乃至20重量部であり、グリセリン水溶液濃度が10乃至30重量%であり、且つ前記組成物のpHが6乃至8である液体洗剤組成物に相当する。請求項2に記載した組成式と、亜硫酸塩の量とグリセリン水溶液の量と濃度の関係を表2に示す。下線を付した数値が組成範囲の限界値である。
Figure 2009299058
以下の配合量の説明においては、より直接的な変数である亜硫酸2ナトリウムの重量に換算した亜硫酸アルカリ金属塩の含有量(重量部)と、グリセリン水溶液濃度(重量%)と、を用いて説明する。
(亜硫酸塩)
本発明の液体洗剤組成物に還元性漂白剤として配合する亜硫酸塩としては、亜硫酸2ナトリウム、亜硫酸2カリウム、亜硫酸水素ナトリウムなどのアルカリ金属塩の一種又は二種以上の混合物をすることができるが、これらの中で亜硫酸2ナトリウムが最も入手し易く好ましい。
亜硫酸2ナトリウムの配合量の下限は、亜硫酸2ナトリウムが還元性漂白剤として実用的な活性を示ことができる最低濃度であることが好ましく、上限はグリセリン水溶液に対する亜硫酸2ナトリウムの溶解性に依存することができる。
この見地から見れば、亜硫酸塩の使用量は、亜硫酸2ナトリウムに換算して1〜30重量部であることが好ましい。即ち、実施例5に示すように亜硫酸2ナトリウムの使用量が1重量部より少ないと、水道水中の塩素ガスや溶存水素で分解されて還元性漂白剤としての効果を示すことができないことがあり、実施例2に示すように、30重量部以上溶解させることは困難な場合がある。
亜硫酸2ナトリウムの使用量はより好ましくは2〜20重量部である。亜硫酸2ナトリウムの含有量が2重量部以上あれば強力な還元漂泊力を有し、20重量部以下であれば20重量%濃度のグリセリン水溶液に溶解させることができる。
実施例4に記載した脱色試験−1に示したように、赤ワイン、ソース、及び醤油で汚染された木綿布に対し、本発明の1実施例に係る還元性漂白剤として亜硫酸2ナトリウムを10重量部含有する液体洗剤組成物は、亜硫酸2ナトリウムを含まない比較例2の液体洗剤組成物よりも強い脱色作用を示した。
(グリセリン水溶液)
グリセリンは亜硫酸ガスを良好に吸収する。本発明の液体洗剤組成物は、グリセリンと水(=グリセリン水溶液)と界面活性剤と亜硫酸塩とpH調整剤とを含む液体洗剤組成物であって、亜硫酸塩から発生する可能性がある亜硫酸ガスをグリセリン水溶液に吸収させて悪臭の発生を未然に防止した点に特徴を有する。また、グリセリンは香料の水への溶解補助剤としての機能も有する。
グリセリンの配合量の下限は、グリセリン水溶液が亜硫酸ガスの吸収作用を示す最低濃度であり、上限は亜硫酸塩の溶解度に係る。本発明におけるグリセリン水溶液のグリセリン濃度は10〜50重量%であることが好ましい。
即ち、実施例1に示すように、グリセリンの濃度が10重量%より低いと、亜硫酸ガスの吸収力が不足することがある。グリセリン水溶液の濃度が高い方が亜硫酸ガスの吸収力が強いが、亜硫酸2ナトリウムに対する溶解度が低下する。実施例2に示すように、グリセリン水溶液の濃度が60重量%以上であると亜硫酸2ナトリウムに対して充分な溶解度が得られないことがある。
グリセリン水溶液の濃度は、より好ましくは10〜30重量%である。グリセリン水溶液の濃度が10重量%であれば、実施例2に示すように、略25gの亜硫酸2ナトリウムを溶解し、実施例1に示すように、亜硫酸ガスに対してpH5において亜硫酸ガスに対して吸収力を示すことができる。グリセリン水溶液の濃度が30重量%以下であれば亜硫酸2ナトリウムに対して略15重量%の溶解性を示し、亜硫酸ガスに対してpH3.5において吸収力を示すことができる。
(界面活性剤)
本発明の液体洗剤組成物に用いる界面活性剤は、洗濯用洗剤として用いることができるものであれば、陽イオン界面活性剤と、陰イオン界面活性剤と、非イオン界面活性剤と、それらの混合物と、の何れでもよい。本発明の液体洗剤組成物は亜硫酸塩を配合するので、イオン間の相互作用をを起こさない非イオン界面活性剤がより好ましい。界面活性剤の最も好ましい実例として、ポリアルキルグルコシドを挙げることができる。アルキルポリグルコシドは、下式(2)
Figure 2009299058
(ここでRはCないしC18の直鎖あるいは分枝鎖の、飽和あるいは不飽和のアルキル基を、nは0ないし5の整数を意味する)で表される化合物、またはその2以上の混合物であることができる。
界面活性剤の使用量は、液体洗剤組成物として通常の量で支障ないが、具体的に例示すれば、1〜40重量部であることが好ましい。界面活性剤の量が1重量%以下では、希釈して洗濯液として使用する場合に十分な洗浄力を示すことができず、40重量%以上では他の成分と均一に混和することが困難である。界面活性剤の使用量は、より好ましくは3〜30重量部であり、最も好ましくは、5〜20重量%である。
実施例3に示すように、本発明の1実施例に係るアルキルポリグルコシドを10重量部含有する液体洗剤組成物は、ごま油9部と炭末1部(重量比)とから成る通常汚れのモデル汚染物質によって汚染された木綿布に対して、比較例(市販品)の液体洗剤と同等以上の洗浄力を示した。
(pH調整剤)
本発明の液体洗剤組成物は、洗濯液が酸性になって亜硫酸ガスが発生したり、アルカリ性になって絹・羊毛などの動物性繊維の生地が傷んだりするのを防止する目的で、pHを中性付近に調節することが好ましい。本発明の液体洗剤組成物はpH3.5〜9の範囲に調節されることが好ましい。実施例1に示すように、pH3.5以下の酸性では亜硫酸ガスが発生して亜硫酸ガス臭が感知されることがあるが、pH3.5以上であれば30重量%濃度のグリセリン水溶液によって亜硫酸ガスを吸収する効果がみられる。亜硫酸ガスの発生を防ぐためにはpHが高い方が好ましいが、pH9以上では絹・羊毛などの動物性繊維の生地が傷むことがあり、好ましくない。
より好ましくは、液体洗剤組成物のpHはpH5〜8の範囲である。pH5以上であれば、グリセリン水溶液の濃度を上げれば亜硫酸ガスの発生を阻止でき、pH8以下であれば絹・羊毛などの動物性繊維の生地を傷めることが更に少ない。最も好ましくは、pH6〜8の範囲である。pH6以上であれば、更に確実に亜硫酸ガスの発生を防止できる。
本発明は、pH調整剤を、更に加えることが好ましい。pH調整剤を加えることによって、本発明に係る液体洗剤組成物から亜硫酸ガスが発生するのを阻止し、液体洗剤組成物を用いて調製した洗濯液のpHを調整して亜硫酸ガスの発生を阻止することができる。本発明で使用するpH調整剤は、pH3.5〜9の領域に於いてpH緩衝機能を有し、洗剤に添加して支障のないpH調整剤(緩衝剤)であれば何れのものも使用することができる。好ましいpH調整剤としてクエン酸及びクエン酸3ナトリウムを挙げることができる。クエン酸とクエン酸3ナトリウムとの混合物であるクエン酸1水素2ナトリウム及びクエン酸2水素1ナトリウムも本発明に含まれる。
本発明のpH調整剤の使用量は、0.1〜10重量部であることが好ましい。pH調整剤の使用量が0.1重量部より少ないとpHを調節することができないことがある。pH調整剤の使用量が多ければ洗濯液のpHを安定に保つことができるので好ましいが、10重量部以上加えてもそれ以上の効果が認められないので無駄であり、また液体洗剤組成物の製剤としての安定性が損なわれる。本発明のpH調整剤の使用量は、より好ましくは1〜7重量部であり、最も好ましくは、2〜5重量部である。
本発明では任意の香料を添加することができる。具体的には、脂肪族炭化水素、テルペン系炭化水素、などの炭化水素類、脂肪族アルコール、テルペンアルコール、芳香族アルコールなどのアルコール類、脂肪族エーテル、芳香族エーテルなどのエーテル類、アルデヒド類、ケトン類、アセタール類、ケタール類、脂肪族ラクトン類、エステル類、ニトロムスク類、ポリサイクリックムスク類、ニトリル類、含窒素芳香族化合物で構成される合成香料素材、及び、動物や植物から得られる天然香料素材から構成される香料素材の1以上によって調合された調合香料が挙げられる。
本発明の香料含有量は0.01〜1重量部、より好ましくは0.03〜0.5重量部であり、更に好ましくは、0.05〜0.3重量部である。
本発明の洗浄剤組成物には、上記必須成分に加えて、液体洗剤に用いるのに支障がない限り、種々の成分を含有させることができる。例えば、アニオン界面活性剤、キレートビルダー、酵素、再汚染防止剤、着色剤、蛍光剤等が挙げられる。
本発明の液体洗剤組成物に含有された亜硫酸塩は空気中の酸素によって酸化分解されることがある。このために保存は酸素を通さない容器中に密封して保存することが好ましい。この条件を満たす容器の材質としては、アルミニウムでラミネートされたプラスチック、金属、ガラスなどが挙げられるが、これらの内で、アルミニウムでラミネートされたプラスチックが保存や運搬が容易であり、安価であるので最も好ましい。
(製造方法)
本発明の液体洗剤組成物は、上記成分を含有する限り任意の方法で各成分を任意の順序で混合して製造することができる。例えば、亜硫酸塩の濃厚水溶液とアルキルポリグルコシドの濃厚水溶液とを所定の比率で混合した後に、混合液のpHをpH調整剤で調整し、水を加えて100重量部とすることによって製造することができる。
より好ましくは、水に亜硫酸2ナトリウムを加えて溶解させ、次いでアルキルポリグルコシドを加えて溶解させた溶液に、グリセリンにpH調整剤を加えて溶解した溶液を加える。この方法によって亜硫酸2ナトリウムと酸性のpH調整剤を加えると、pH調整剤を加える際に発生することがある亜硫酸ガスの発生を未然に防止することができる。
以下に、本発明の実施の形態を記載する。この記載は本発明を説明するためのものであって、この記載によって本発明の技術範囲を限定するものではない。
(グリセリン水溶液の濃度とpHと亜硫酸ガスの発生の関係)
25℃に於いて、40個の100mlのビーカーの各々に10.0gの亜硫酸2ナトリウムを取り、水39gを加えて溶解させ、次いでこの溶液にアルキルポリグルコシド10gを加えて溶解させた。ビーカー群を8個づつの5組に分け、各組は、夫々最終的に5、10、15、20、及び30重量%のグリセリン濃度になるような量のグリセリンを加え、次いで各組内のビーカーの夫々を飽和クエン酸水溶液でpH3、3.5、4、5、6、7、8、及び9に調整し、更に全ビーカーの全量が100gとなるように各ビーカーに水を加えて、表1に示す、グリセリン水溶液のグリセリン濃度と組成物のpHとを有する液体洗剤組成物を調製した。得られた組成物の香気を官能試験によって検査した。検査結果を以下に示す基準に基づいて評価した。
○ 亜硫酸ガスの匂いが全く認められない
△ 僅かに異臭を認める
× 亜硫酸ガスの匂いがする
結果を表3に示す。
Figure 2009299058
表3に示すように、グリセリン濃度が30重量%のグリセリン水溶液は、pH3.5で亜硫酸ガスの発生を抑制し、pH4で亜硫酸ガスの発生を完全に阻止した。10重量%グリセリン水溶液は、pH5において亜硫酸ガスの発生を抑制したが、5重量%グリセリン水溶液はpH5でも亜硫酸ガスの発生を抑制できなかった。pH6以上では亜硫酸ガスの発生は認められなかった。
(グリセリン水溶液の濃度と亜硫酸水素ナトリウムの溶解度の関係)
25℃に於いて、表示された濃度のグリセリン水溶液100gに対し、表2の[重量%]列に表示した亜硫酸2ナトリウムの含有量[重量%]になるように、添加量列に表示された[g]数の亜硫酸2ナトリウムを加え、更にクエン酸を加えてpH7とした場合の亜硫酸2ナトリウムの溶状を示す。試験結果を以下に示す基準に従って評価した。試験結果を表4に示す。
○ 完全に溶解する。
△ 大部分溶解し、少量の不溶解物が残る。
× 不溶解物が残る。
Figure 2009299058
表4に示すように、グリセリン濃度が50重量%のグリセリン水溶液は、略10重量%の亜硫酸2ナトリウムを溶解したが、60重量%のグリセリン水溶液は、略5重量%の亜硫酸2ナトリウムしか溶解しなかった。濃度が30重量%のグリセリン水溶液は、略15重量%の亜硫酸2ナトリウムを溶解し、濃度が10重量%のグリセリン水溶液は、20重量%の亜硫酸2ナトリウムを溶解した。
(洗濯力試験)
25℃に於いて、10gの亜硫酸2ナトリウムと水33gを100mlのビーカーに取って溶解させ、更にアルキルポリグルコシド10gを水17gに溶解した溶液を加えた。次いで、グリセリン24.0gを加えた後、18重量%のクエン酸水溶液を用いてpH7に調整し、全量が100gとなるように水を加えて、30重量%濃度のグリセリン水溶液を含む液体洗剤組成物を得た。
上記で製造した液体洗剤組成物を8倍に希釈した洗濯液と、24倍に希釈した洗濯液と、を用意した。
(比較例1)
界面活性剤として、アルキルオキシ硫酸ナトリウムと、脂肪酸アルカノールアミドと、アルキルベタインと、ポリオキシエチレンアルキルエーテルと、から構成される界面活性剤を合計で48重量%含む液体洗剤(市販品)を8倍に希釈した洗濯液を用意した。
ごま油9部と炭末1部とから成る成る通常汚れのモデル汚染物質を染み込ませた10cm×10cmの白色の木綿生地各10枚の白色度(w)を測定し、次いで、前記試験片10枚を、夫々8倍希釈した洗濯液と、24倍希釈した洗濯液と、8倍希釈の比較例洗濯液で、電気洗濯機を用いて所定時間洗濯し、その後通常の脱水とすすぎのサイクルを2回繰り返した後に脱水し、風乾した後に試験片の白色度(W)を測定した。
実施例3と比較例3の測定結果を次式に代入して洗濯力(%)を計算し10枚の試験片の測定結果を平均した。結果を表5に示す。
洗濯力(%)=[(W−w)/W]×100
測定機器:白色度計、コニカミノルタ社製 形式CR−14
Figure 2009299058
表5に示すように、実施例3で調製した洗濯液は、ごま油9部と炭末1部とから成る通常汚れのモデル汚染物質に対して、8倍希釈でも、24倍希釈でも、市販品の洗剤を用いて調製した比較例3の洗濯液より強い洗濯力を示した。
(脱色試験−1)
25℃に於いて、100mlのビーカーに10gの亜硫酸2ナトリウムと水33gを取って溶解させ、更にアルキルポリグルコシド12gに水17gに溶解した溶液を加えた後、グリセリン26.4gを加え、18重量%のクエン酸水でpH7に調整し、全量が100gとなるように水を加えることによって、本発明に係る30重量%濃度のグリセリン水溶液を含む液体洗剤組成物を得た。上記液体洗剤組成物を100重量倍に希釈して洗濯液とした。
(比較例2)
25℃に於いて、100mlをビーカーに水50mlを取ってアルキルポリグルコシド12gを溶解させ、クエン酸緩衝液でpH7に調整して、全量が100gとなるように水を加えることによって、30重量%濃度のグリセリン水溶液を含む記比較例2の液体洗剤組成物を得た。上記比較例2の液体洗剤組成物を100重量倍に希釈して比較例2の洗浄液とした。
(比較例3)
水を用いて実施例4と同様に各モデル汚染布を処理し、処理後の白色度(W)を測定した。
10cm×10cmの白色の木綿生地各10枚を、赤ワイン、ソース、及び醤油の夫々に浸漬し、乾燥させてモデル汚染布を作成した。
実施例4と比較例2、3とで調製した洗浄液を40℃に加温し、各洗浄液に各モデル汚染布を浸漬して緩やかに攪拌し、3分後にその内の5枚を取り出し、5分後に残りの5枚を取り出して、夫々を電気洗濯機を用いて通常の脱水と濯ぎのサイクルを2回繰り返した後に脱水し、風乾した後に試験片の白色度(W)を測定した。結果は表6に平均値で示す。
測定機器:白色度計、コニカミノルタ社製 形式CR−14
実施例4及び比較例2、3の結果を表6に示した。結果は平均値で示す。
Figure 2009299058
表6に示すように、本発明の実施例4に係る液体洗剤組成物から調整した洗濯液は、赤ワイン、ソース、醤油など酸化性漂白剤で落ちにくい汚れに対して還元性漂白による脱色効果を示した。特に、本発明に係る亜硫酸2ナトリウムを含む洗濯液は、赤ワインによる汚れに対し、比較例2の亜硫酸2ナトリウムを含まない洗剤及び比較例3の水洗に比較すると顕著な漂白力を示した。
(還元漂泊性試験−2)
25℃に於いて、表7に記載した試験例1〜7の液体洗剤組成物を調製した。即ち、各試験例夫々につき、表7に記載した重量から5g引いた重量の水を夫々の100mlのビーカーに取り、夫々の重量の亜硫酸2ナトリウムを加えて溶解させ、次いでアルキルポリグルコシド12gを加えて溶解させ、所定量のグリセリンを加え、飽和クエン酸水溶液でpH7に調整し、全量が100gとなるように水を加えて30重量%濃度のグリセリン水溶液を含む試験例1〜7の液体洗剤組成物を得た。上記液体洗剤組成物を100重量倍に希釈して洗濯液とした。
(比較例4)
25℃に於いて、100mlのビーカーに水55mlを取ってアルキルポリグルコシド12gを溶解させ、グリセリン26.4gを加えた後、pH7の緩衝液でpH7に調整し、全量が100gとなるように水を加えて比較例4の液体洗剤組成物を得た。上記比較例4の液体洗剤組成物を100重量倍に希釈して比較例4の洗浄液とした。
Figure 2009299058
10cm×10cmの白色の木綿生地各5枚を、ポビドンヨード70mg/mL(有効ヨード7mg/mL)から成るうがい薬に浸漬し、乾燥してモデル汚染布を作成した。
試験例1〜7の洗濯液及び比較例4の洗濯液夫々を40℃に加温し、各洗濯液にモデル汚染布を浸漬して緩やかに攪拌し、1分後に取り出し、夫々を電気洗濯機を用いて通常の脱水とすすぎのサイクルを2回繰り返した後に乾燥し、試験片の白色度(W)を測定した。
測定機器:白色度計、コニカミノルタ社製 形式CR−14
測定結果を表8に示す。
Figure 2009299058
図1は、本発明の液体洗剤組成物による、うがい薬によって汚染された木綿生地の漂白試験結果を示すグラフである。横軸は亜硫酸2ナトリウムの重量%であり、縦軸は脱色された木綿布の白色度である。垂直バーは分散するデータの範囲を示し、白丸内の点が平均値である。
図1及び表8に示すように、試験例1の亜硫酸2ナトリウムの含有量が0.5重量部である試験例1の洗剤で洗浄した試験片の白色度(W)は、亜硫酸2ナトリウムの含有量が10重量部である試験例7の洗剤で洗浄した試験片の白色度の約60%であり、還元漂泊作用が十分ではない。亜硫酸2ナトリウムの含有量は1重量部以上であることが好ましい。
亜硫酸2ナトリウムは漂白と自動酸化によって消費されるので、亜硫酸2ナトリウムの含有量は2重量部以上であることがより好ましい。
(製造例)
溶解槽に水50.3kgを取り、亜硫酸2ナトリウム10kgを加えて溶解させ、次いでアルキルポリグルコシド12kgを加えて攪拌溶解した。別の容器に、グリセリン23.4kgを取り、18%クエン酸水溶液4.3kgを加えて攪拌した。次いで、亜硫酸2ナトリウムとアルキルポリグルコシドとの水溶液に、攪拌しながら、クエン酸のグリセリン溶液を加えて本発明に係る液体洗剤組成物を製造した。
本実施例において、クエン酸をグリセリンに溶解させずに加えた場合は亜硫酸ガスが発生した。

Claims (10)

  1. 界面活性剤と亜硫酸アルカリ金属塩とグリセリンと水とを含む組成物であって、
    前記亜硫酸アルカリ金属塩を当モルの亜硫酸2ナトリウムの重量に換算した亜硫酸アルカリ金属塩の重量と、グリセリンの重量と、水の重量と、の和を100重量部とした場合(重量部は以下同じ)、前記界面活性剤の含有量が1乃至40重量部であり、前記亜硫酸アルカリ金属塩の含有量が1乃至30重量部であり、前記グリセリンの含有量が7乃至49.5重量部であり、前記水の含有量が35乃至89.1重量部であり、且つ前記組成物のpHが3.5乃至9であることを特徴とする液体洗剤組成物。
  2. 前記亜硫酸アルカリ金属塩の含有量が2乃至20重量部であり、前記グリセリンの含有量が8乃至29.4重量部であり、前記水の含有量が56乃至88.2重量部であり、且つ前記組成物のpHが6乃至8であることを特徴とする液体洗剤組成物。
  3. 前記亜硫酸アルカリ金属塩が、亜硫酸2ナトリウムであることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体洗剤組成物。
  4. 前記界面活性剤が、アルキルポリグルコシドであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の液体洗剤組成物。
  5. 前記アルキルポリグルコシドの含有量が、1乃至40重量部であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の液体洗剤組成物。
  6. 前記組成物が、更に、pH調整剤を含むことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の液体洗剤組成物。
  7. 前記pH調整剤が、クエン酸又はクエン酸3ナトリウム若しくはそれらの混合物であることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の液体洗剤組成物。
  8. 前記pH調整剤の含有量が、0.1乃至10重量部であることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の液体洗剤組成物。
  9. 前記液体洗剤組成物は、アルミニウムラミネート加工されたプラスチック容器に保存されたことを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の液体洗剤組成物。
  10. 界面活性剤と亜硫酸アルカリ金属塩とグリセリンと水とpH調整剤とを含む組成物であって、
    前記亜硫酸アルカリ金属塩を当モルの亜硫酸2ナトリウムの重量に換算した亜硫酸アルカリ金属塩の重量と、グリセリンの重量と、水の重量と、の和を100重量部とした場合(重量部は以下同じ)、前記界面活性剤の含有量が1乃至40重量部であり、前記pH調整剤の含有量が、0.1乃至10重量部であり、前記亜硫酸アルカリ金属塩の含有量が1乃至30重量部であり、グリセリンの含有量が7乃至49.5重量部であり、水の含有量が35乃至89.1重量部であり、且つ前記組成物のpHが3.5乃至9である液体洗剤組成物の製造方法において、
    前記亜硫酸アルカリ金属塩と前記界面活性剤とを前記水に溶解した溶液に、前記pH調整剤を前記グリセリンに溶解した溶液を加えることを特徴とする液体洗剤組成物の製造方法。
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