JPH10338620A - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

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JPH10338620A
JPH10338620A JP9150804A JP15080497A JPH10338620A JP H10338620 A JPH10338620 A JP H10338620A JP 9150804 A JP9150804 A JP 9150804A JP 15080497 A JP15080497 A JP 15080497A JP H10338620 A JPH10338620 A JP H10338620A
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JP
Japan
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oil
hair
surfactant
poe
ether
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JP9150804A
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English (en)
Inventor
Shunsuke Watabe
俊輔 渡部
Junichi Fukazawa
純一 深澤
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Kao Corp
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 (A)ポリアンテス属に属する植物のカ
ルス由来の酸性ヘテロ多糖類 0.001〜10重量%
及び、(B)油剤及び/又は界面活性剤を含有する水中
油型エマルション型毛髪化粧料。 【効果】 乳化系が安定で、毛髪に対する保護効果、平
滑性付与に優れるのみならず、塗布時及び乾燥時もべた
つかず使用感に優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、毛髪化粧料に関
し、更に詳しくは、毛髪に対する保護効果、平滑性付与
効果に優れ、塗布時及び乾燥中もべたつかず、かつ乳化
系の安定な水中油型エマルション型毛髪化粧料に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、トリートメントやスタイリングを
目的とする毛髪化粧料には、毛髪保護及び毛髪に平滑性
等を付与する目的で油剤が配合されており、その形態は
水中油型エマルションが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、毛髪保
護や毛髪に対する平滑性付与等の目的を充分に達成すべ
く油剤の配合量を増やすとべたつきが生じる、エマルシ
ョンの安定性が損なわれる等の問題がある。一般的に、
その様な場合シリコーンを添加することで、乾燥後のべ
たつき感を抑える工夫がなされているが、塗布時や乾き
際のべたつきを抑える効果は低く、また十分にべたつき
感を抑えようとするとシリコーンの感触が強くなり、本
来の設計とは違ったものになってくる。また、一般にシ
リコーンを配合した系のエマルションの安定化は難し
い。
【0004】一方、べたつきを軽減すべく油剤の量を減
らすと、良好な使用感が得られないという問題がある。
また、エマルションの安定性を向上すべく界面活性剤の
配合量を増やすと、毛髪乾燥中にべたつきを生じるとい
う問題があった。このような場合、例えば、マイクロエ
マルション系にすることで安定性かつ透明性を上げて、
ライトで高級感のある処方を設計することができるが、
界面活性剤に対して油分の配合量が限られており、特に
乾き際や乾燥時のべたつき感が問題になる。この様な場
合もシリコーンの配合が試みられている(特開平1−2
93191号)が、処方や製造法に制約があり、必ずし
も簡便に良好な目的組成物が得られるわけではない。
【0005】従って、本発明の目的は毛髪に対する保護
効果、平滑性付与効果に優れ、塗布時及び乾燥中もべた
つかず、かつ乳化系の安定な毛髪化粧料を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような実情に鑑み、
本発明者は鋭意研究を行った結果、油剤及び/又は界面
活性剤を含有する水中油型エマルション型毛髪化粧料に
おいて、ポリアンテス属に属する植物のカルス由来の酸
性ヘテロ多糖類を特定量配合すれば、油剤特有のべたつ
きや乾燥中における界面活性剤によるべたつきを防ぎ、
毛髪に対し、良好な感触を付与することのできる毛髪化
粧料が得られることを見出し、本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明は、次の成分(A)及び
(B); (A)ポリアンテス属に属する植物のカルス由来の酸性
ヘテロ多糖類 0.001〜10重量% (B)油剤及び/又は界面活性剤 を含有することを特徴とする水中油型エマルション型毛
髪化粧料を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明において用いられる成分
(A)ポリアンテス属に属する植物のカルス由来の酸性
ヘテロ多糖類(以下「酸性多糖類」という)は、例えば
特開昭64−10997号公報記載の方法に従って、ポ
リアンテス属に属する植物から誘導されるカルスを培養
し、得られた培養物から採取することができる。また、
ポリアンテス属に属する植物としては、チューベローズ
(Polianthes tuberosa L.)が
好ましい例として挙げられる。
【0009】酸性多糖類の採取は、例えばチューベロー
ズの場合、以下の組織培養法に従って行うことができ
る。すなわち、チューベローズの花等の一部を外植片と
して、Linsmaier−skoogの基本培地に植
物ホルモンとして10-5Mのオーキシン及び10-6Mの
サイトカイニンを添加し、更に炭素源として3%のサッ
カロースを添加した培地を用いてカルスを誘導した後、
継代培養を行い、次いで上記カルス培養培地と同様の成
分からなる液体培地を用いて浸とう培養する。その後、
培養液から遠心分離又は濾過等によって細胞を除去し、
培養液をロータリーエバポレーター等を用いて濃縮し、
濃縮液にエタノール、アセトン等の溶媒を加えて沈殿さ
せ、沈殿物を凍結乾燥することにより、酸性多糖類を分
離、取得することができる。
【0010】このようにして得られた酸性多糖類は、一
種又は二種以上を組合わせて用いることができ、本発明
の毛髪化粧料全量中に0.001〜10重量%(以下単
に%で示す)配合され、0.1〜10%、特に0.1〜
5%配合すると使用感、乳化系の安定性の点で好まし
い。
【0011】本発明において用いられる成分(B)のう
ち油剤としては、通常化粧料に用いられる常温で液体で
あるもの又は毛髪化粧料中において溶解されて液体状で
存在するものであれば、特に制限されないが、例えばシ
クロヘキサン、流動パラフィン、スクワラン、スクワレ
ン、プリスタン、パラフィン、ワセリン等の炭化水素
類;ジヘプチルエーテル、ジオクチルエーテル、ジデシ
ルエーテル等のエーテル類等;エチレングリコールジブ
チルエーテル、エチレングリコールジオクチルエーテ
ル、エチレングリコールジノニルエーテルグリセリルジ
オレイルエーテル等のジエーテル類;オクタン酸セチ
ル、イソオクタン酸セチル、イソノナン酸イソドデシ
ル、カプリン酸エチル、ラウリン酸エチル、ミリスチン
酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パル
ミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ミリスチ
ン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、オレイン酸オレイ
ル等の高級脂肪酸のモノエステル類;セチルアルコー
ル、2−ヘプチルノナノール、イソステアリルアルコー
ル、オクチルドデカノール等の高級アルコール類;オレ
イルアルコール、ラノリンアルコール等の不飽和高級ア
ルコール類;イソミリスチン酸、イソステアリン酸、カ
プロン酸、エイコセン酸等の高級脂肪酸類;エチレング
リコールモノラウリルエーテル等のジアルコールモノエ
ーテル類;セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジ−
2−エチルヘキシル、アジピン酸ジブチル、アジピン酸
ジ−2−エチルヘキシル、アジピン酸ジ−2−ヘプチル
ウンデシル等のジエステル類;グリセロールモノオレイ
ルエーテル等のグリセリルモノエーテル類;ラウリン酸
ブチルアミド、ラウロイルラウリルアミン等の酸アミド
類;トリカプロイン等のトリグリセライド類;アボガド
油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウ
モロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄
油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、
ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、
大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナ
ギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、カカオ脂、ヤ
シ油等の植物、動物油脂類;メチルフェニルシリコー
ン、ジメチルシリコーン、アミノ変性シリコーン、アル
キル変性シリコーン、フッ素変性シリコーン等のシリコ
ーン油類等が挙げられ、これらのうち、高級脂肪酸のモ
ノエステル類、高級アルコール類、シリコーン油類が好
ましく、イソノナン酸イソトリデシル、セチルアルコー
ル、メチルフェニルシリコーンが特に好ましい。また、
これら油剤は、一種又は二種以上を組合わせて用いるこ
とができる。
【0012】本発明において用いられる成分(B)のう
ち界面活性剤としては、通常化粧料に用いられるもので
あれば、特に制限されないが、例えば、次のものが挙げ
られる。
【0013】(1)非イオン界面活性剤 ポリオキシエチレン(以下、POEという)ソルビタン
モノオレエート、POEソルビタンモノステアレート、
POEソルビタントリオレエート等のPOEソルビタン
脂肪酸エステル類;POEソルビットモノオレエート、
POEソルビットペンタオレエート、POEソルビット
モノステアレート等のPOEソルビット脂肪酸エステル
類;POEグリセリンモノステアレート、POEグリセ
リンモノイソステアレート、POEグリセリントリイソ
ステアレート等のPOEグリセリン脂肪酸エステル類;
POEモノオレエート、POEジステアレート、POE
ジオレエート等のPOE脂肪酸エステル類;POEオレ
イルエーテル、POEステアリルエーテル、POEベヘ
ニルエーテル、POE2−オクチルドデシルエーテル、
POE2−ヘキシルデシルエーテル、POE2−ヘプチ
ルウンデシルエーテル、POE2−デシルテトラデシル
エーテル、POE2−デシルペンタデシルエーテル、P
OEコレスタノールエーテル等のPOEアルキルエーテ
ル類;POEオクチルフェニルエーテル、POEノニル
フェニルエーテル等のPOEアルキルフェニルエーテル
類;POE・POPブロックコポリマー類;POE・P
OPセチルエーテル、POE・POP2−デシルテトラ
デシルエーテル、POE・POP水添ラノリン等のPO
E・POPアルキルエーテル類;POEヒマシ油等のP
OEヒマシ油又はPOE硬化ヒマシ油等のヒマシ油誘導
体;POEソルビットミツロウ等のPOEミツロウ・ラ
ノリン誘導体、ショ糖モノオレイン酸モノエステル等の
ショ糖脂肪酸エステル類;ポリグリセリンモノアルキル
エステル及びモノアルキルエーテル類、ジメチルシロキ
サン・メチル(POE)シロキサン共重合体、ジメチル
シロキサン・メチル(POE・POP)シロキサン共重
合体、ジメチルシロキサン・POE共重合体、ジメチル
シロキサン・POE・POP共重合体等のポリエーテル
変性シリコーン類等が挙げられる。
【0014】(2)陰イオン界面活性剤 ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸カリウム等の脂肪
酸セッケン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カ
リウム等の高級アルキル硫酸エステル塩、POEラウリ
ル硫酸トリエタノールアミン等のアルキルエーテル硫酸
エステル塩、ラウロイルサルコシンナトリウム等のN−
アシルサルコシン類、N−ミリストイル−N−メチルタ
ウリンナトリウム等の高級脂肪酸アミドスルホン酸塩、
POEオレイルエーテルリン酸ナトリウム、POEステ
アリルエーテルリン酸等のリン酸エステル塩、ジ−2−
エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム等のスルホコ
ハク酸塩、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノール
アミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸等のアルキ
ルベンゼンスルホン酸塩、N−ラウロイルグルタミン酸
モノナトリウム、N−ステアロイルグルタミン酸ジナト
リウム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸モノナト
リウム等のN−アシルグルタミン酸塩等が挙げられる。
【0015】(3)陽イオン界面活性剤 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリル
トリメチルアンモニウム等のアルキルトリメチルアンモ
ニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキ
ル四級アンモニウム塩、アルキルアミン塩等が挙げられ
る。
【0016】(4)両性界面活性剤 2−ウンデシル−N,N−(ヒドロキシエチルカルボキ
シメチル)−2−イミダゾリンナトリウム、2−ココイ
ル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボ
キシエチロキシ2ナトリウム塩等のイミダゾリン系両面
界面活性剤、2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル
−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラ
ウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイ
ン、アミドベタイン、スルホベタイン等のベタイン系界
面活性剤、N−ラウリルβ−アラニン、N−ステアリル
β−アラニン等のアミノ酸塩等が挙げられる。
【0017】これらのうち、界面活性剤としては、使用
感、安定性の点から非イオン界面活性剤が好ましく、特
にポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリエーテル変性
シリコーンが好ましい。これら界面活性剤は、一種又は
二種以上を組合わせて用いることができる。
【0018】これら成分(B)の油剤と界面活性剤はそ
れぞれ単独でも両者を併用してもよく、その配合量は、
その合計量で化粧料中0.01〜15%が好ましく、
0.1〜10%がより好ましく、1〜10%が特に好ま
しい。また油剤と界面活性剤を併用する場合の配合比
は、重量比で(界面活性剤)/(油剤)=1/0.01
〜1/10が好ましく、1/0.1〜1/10がより好
ましく、1/0.5〜1/5が特に好ましい。(界面活
性剤)/(油剤)の比が大きすぎる(油剤の量が少なす
ぎる)と界面活性剤によるべたつきが生じ、一方、その
比が小さすぎる(油剤の量が多すぎる)と油剤によりべ
たつきが生じたり、乳化系の安定性が損なわれる。
【0019】本発明毛髪化粧料には、更に成分(C)と
して水性基剤を配合することができる。かかる水性基剤
としては、グリセリン、1,3−ブタンジオール、エタ
ノール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、ソルビトール、1,3−プロパンジオール、イソプ
レングリコール、ポリグリセリン等が挙げられ、これら
のうち、グリセリン、1,3−ブタンジオール、エタノ
ールが特に好ましい。また、成分(C)は一種又は二種
以上を組合わせて用いることができ、毛髪化粧料全量
中、好ましくは0.1〜20%、更に好ましくは0.5
〜10%、特に好ましくは1〜5%配合される。
【0020】本発明の水中油型エマルション型毛髪化粧
料は、上記成分及び水、好ましくは精製水を用いて常法
により製造することができる。この場合、水は毛髪化粧
料全量中に好ましくは50〜99%、より好ましくは7
0〜95%、特に好ましくは80〜90%配合される。
【0021】本発明の水中油型エマルション型毛髪化粧
料には、前記成分のほか、通常の化粧料等に配合される
成分、例えば抗フケ剤、殺菌剤、ビタミン類等の薬効
剤;パラベン類等の防腐剤;染料及び顔料等の着色剤;
浸透促進剤、紫外線吸収剤、成分(A)以外の植物抽出
物、収れん剤、アミノ酸、蛋白質、蛋白質加水分解物、
血行促進剤、保湿剤、育毛剤、養毛剤、一重項酸素消去
剤、抗酸化剤、香料、色素、成分(B)以外の有機溶剤
などを、本発明の効果を損なわない範囲において、適宜
配合することができ、通常の方法に従って製造すること
ができる。
【0022】本発明の水中油型エマルション型毛髪化粧
料は、毛髪に適用される水中油型エマルション型の化粧
料のすべてを指し、この中には例えばプレシャンプー
剤、シャンプー、ヘアリンス、ヘアコンディショナー、
ヘアトリートメント、洗い流さないタイプのヘアトリー
トメント、ヘアローション、ブロースタイリングローシ
ョン、泡状スタイリング剤、ジェル状スタイリング剤、
ヘアクリーム等が含まれる。
【0023】
【発明の効果】本発明の水中油型エマルション型毛髪化
粧料は、乳化系が安定で、毛髪に対する保護効果、平滑
性付与に優れるのみならず、塗布時及び乾燥時もべたつ
かず使用感に優れるものである。
【0024】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれら実施例に何ら限定されるもの
ではない。
【0025】実施例1 表1記載の洗い流さないタイプのヘアトリートメントを
調製し、パネラー(女性)に約1.5gを毛髪全体にス
プレーすることにより使用してもらい、使用感及び外観
(安定性)を評価した。
【0026】(1)製法 (1)〜(5)を75℃にて攪拌し、(7)を転相する
までゆっくり滴下し、転相後(7)の残分を加え、最後
に(6)を加え、青みがかった透明度の高いO/W型の
エマルションを得た。
【0027】(2)評価方法 (a)ベタツキの無さ 塗布時及び乾燥時のベタツキの無さを以下の基準で評価
した。 ◎:ベタツキが無い ○:ベタツキがほとんど無い △:ややベタツキがある ×:強いベタツキがある
【0028】(b)滑らかさ及びしっとり感 乾燥後の毛髪について以下の基準で評価した。 ◎:極めて良好 ○:やや良好 △:やや不良 ×:不良
【0029】(c)透明度(安定性) 外観で透明度を評価した。 ◎:極めて良好 ○:やや良好 △:やや不良 ×:不良
【0030】
【表1】
【0031】表1より、比較品1は、界面活性剤
(1)、(2)に対して油剤(3)、(4)が少なく、
透明度は高い反面、界面活性剤由来のベタツキが生じる
が、本発明品1、2と(6)を加えていくことで改善さ
れる。また、比較品2、3と油剤を増加させることで、
感触が向上するが、透明度が低下し、ひいては安定性の
低下につながる。そこで、本発明品3のように適度な界
面活性剤と油剤のバランスがとれている中へ(6)を加
えることにより、感触も透明性も更に良好な組成物を得
ることができる。
【0032】実施例2 表2記載のヘアリンスを調製し、パネラー(女性)に毛
髪を洗浄後、ヘアリンスを約5g塗布後すすぐことによ
り使用してもらい、実施例1と同様にして使用感を評価
した。
【0033】(製法)(1)〜(5)を加熱溶解し、7
5℃に保温した(7)に攪拌しながら加え、45℃まで
冷却した後、(6)を加え、ヘアリンスを得る。
【0034】
【表2】
【0035】表2より、比較品4に比べ、油剤を増加し
た比較品5はしっとり感が向上する反面、ベタツキが発
生する。しかし、(6)を加えた本発明品4は油剤由来
のベタツキを抑え、同様にしっとり感も保つことができ
る。
【0036】実施例3 表3記載のヘアクリームを調製し、パネラー(女性)に
約2.5gを毛髪に塗布することにより使用してもら
い、実施例1と同様にして使用感を評価した。
【0037】(製法)(1)〜(5)を加熱溶解し、7
5℃に保温した(7)に攪拌しながら加え、45℃まで
冷却した後、(6)を加え、ヘアクリームを得る。
【0038】
【表3】
【0039】表3より、比較品6は、しっとり感に優れ
る反面、油剤及び界面活性剤由来のベタツキが発生す
る。しかし、(6)を加えた本発明品5は油剤由来のベ
タツキを抑え、同時にしっとり感も向上することがわか
る。
【0040】実施例4 常法に従って、表4記載のヘアローションを調製し、パ
ネラー(女性)に約5gを毛髪に塗布することにより使
用してもらい、下記の方法により使用感を評価した。
【0041】<評価方法> (a)ベタツキの無さ 実施例1と同じ (b)しっとり感の持続 乾燥後の毛髪のしっとり感の持続性について以下の基準
で評価した。 ◎:極めて良好 ○:やや良好 △:やや不良 ×:不良 (c)塗布しやすさ 塗布時の毛髪へののびを以下の基準で評価した。 ◎:極めて良好 ○:やや良好 △:やや不良 ×:不良
【0042】
【表4】
【0043】表4より、比較品7に比べ、比較品8、本
発明品6のように(5)を加えていくと塗布後のしっと
り感が持続するようになるが、比較品9(15%)まで
加えると塗布性能が低下し若干ベタツキも感じるように
なる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(A)及び(B); (A)ポリアンテス属に属する植物のカルス由来の酸性
    ヘテロ多糖類 0.001〜10重量% (B)油剤及び/又は界面活性剤 を含有することを特徴とする水中油型エマルション型毛
    髪化粧料。
  2. 【請求項2】 成分(B)を0.01〜15重量%含有
    する請求項1記載の毛髪化粧料。
  3. 【請求項3】 成分(A)のポリアンテス属に属する植
    物がチューベローズである請求項1又は2記載の毛髪化
    粧料。
JP9150804A 1997-06-09 1997-06-09 毛髪化粧料 Pending JPH10338620A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006232710A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Kao Corp 毛髪洗浄剤組成物
JP2009155313A (ja) * 2007-12-28 2009-07-16 Kao Corp 消毒剤組成物
JP2019214526A (ja) * 2018-06-12 2019-12-19 花王株式会社 水中油型乳化組成物
KR20230020203A (ko) * 2021-08-03 2023-02-10 주식회사 큐웰 두피 스트레스 완화 및 탈모유도 호르몬 억제를 통한 탈모억제 효과를 갖는 탈모억제용 조성물

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